JP7229808B2 - 扉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、扉部材の回動により開口部を開閉する扉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるように、回動する扉体と、この扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備え、前記扉体における対象空間の外側の側面のうち戸尻側の部分に、二つの屈曲部を有する横断面折れ線形状の指はさみ防止部を突設し、前記戸尻側枠材には、先端部を突出させた召し合わせ部を設け、前記指はさみ防止部と前記召し合わせ部の先端部との間に指が挟まるのを阻むようにした扉がある。
特開2018-53636号公報
しかしながら、前記従来技術では、前記指はさみ防止部が、前記扉体の外側の側面(表面)のうち戸尻側の部分から戸厚方向へ突出している。言い換えれば、前記扉体の表面には、その戸尻寄りに、段状に突出する指はさみ防止部が設けられている。
このため、表面の全範囲が略平坦状である一般的な扉体と比較し、意匠上の体裁を損ねてしまうおそれがある。
また、扉体の表面と指はさみ防止部の間の段状部分に、塵や埃、異物等が縦線状に蓄積して汚れ易く、清掃回数の増加を招いたりするおそれもある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
支持軸を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉する扉体と、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備えた扉装置において、前記扉体の戸尻部に、戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜面部が設けられ、前記戸尻側枠材には、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向して突出する突出部が設けられ、この突出部は、前記扉体の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、前記傾斜面部に対し所定の間隔以下の隙間を確保して近接し、前記突出部の突端は、全閉位置における前記扉体の開放側表面よりも戸厚内側に位置することを特徴とすることを特徴とする扉装置。
また、本発明の他例としては、以下の構成を具備するものである。
支持軸を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉する扉体と、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備えた扉装置において、前記扉体の戸尻部に、戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜面部が設けられ、前記戸尻側枠材には、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向して突出する突出部が設けられ、この突出部は、前記扉体の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、前記傾斜面部に対し所定の間隔以下の隙間を確保して近接し、前記突出部は、前記戸尻側枠材に対し見込み方向へ位置調整可能に設けられていることを特徴とする扉装置。
本発明は、以上説明したように構成されているので、扉体表面の意匠性を損ねることなく、戸尻側における挟み込みを阻むことができる。
本発明に係る扉装置の一例を示す正面図である。 同扉装置の横断面図である。 同扉装置の要部拡大横断面図である。 同扉装置の開放動作を(a)~(e)に順次に示す要部横断面図である。 本発明に係る扉装置の一例を示す要部拡大横断面図である。 扉体の他例を(a)と(b)にそれぞれ示す要部拡大横断面図であり、内部構造を一部省略している。 扉体の他例を示す要部拡大横断面図であり、内部構造を一部省略している。 扉体の他例を(a)と(b)にそれぞれ示す要部拡大横断面図であり、内部構造を一部省略している。 突出部の他例を(a)と(b)にそれぞれ示す要部拡大横断面図である。 突出部の他例を(a)と(b)にそれぞれ示す要部拡大横断面図である。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第一の特徴は、支持軸を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉する扉体と、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備えた扉装置において、前記扉体の戸尻部に、戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜面部が設けられ、前記戸尻側枠材には、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向して突出する突出部が設けられ、この突出部は、前記扉体の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、前記傾斜面部に対し所定の間隔以下の隙間を確保して近接する(図1~図10参照)。
第二の特徴として、前記隙間を回動中に小さく維持するために、前記突出部は、全閉位置にある前記扉体の前記傾斜面部における戸厚内側の端部に近接して設けられている(図2及び図3,図5,図7~図10参照)。
第三の特徴として、扉体10が突出部26に干渉するのを防ぐために、前記突出部は、全閉位置にある前記扉体の戸尻端部に対し戸幅方向へ離れている(図3,図5,図7~図10参照)。
第四の特徴として、物体等が前記隙間の奥側へ侵入するのを阻むために、前記突出部は、その突端部から戸尻方向斜め戸厚内側へ延設されて、全閉位置にある前記扉体の前記傾斜面部に対し略平行する平行面部を有する(図3参照)。
第五の特徴として、意匠性を向上するとともに物体等の侵入を阻む心理的効果を得るために、前記突出部の突端が、全閉位置における前記扉体の開放側表面よりも戸厚内側に位置する(図3,図5,図7,図8参照)。
第六の特徴として、前記隙間等を適宜に調整できるように、前記突出部は、前記戸尻側枠材に対し見込み方向へ位置調整可能に設けられている(図5参照)。
第七の特徴として、扉体の開放限界角度を調整可能にするとともにメンテナンス性等を向上するために、前記突出部は、前記戸尻側枠材に対し着脱可能に設けられている(図5参照)。
第八の特徴として、既存製品への対応性やメンテナンス性等を向上するために、前記扉体は、扉本体部と、この扉本体部の戸尻部に接続された補助部材とを備え、前記傾斜面部が前記補助部材に形成されている(図6参照)。
第九の特徴として、挟み込みによる押圧力を軽減するために、前記扉体は、前記支持軸の軸方向へ連続する戸尻側骨材と、この戸尻側骨材を覆うとともに前記傾斜面部を有する表面板とを具備し、前記戸尻側骨材は、前記傾斜面部の内面との間に、前記傾斜面部の内部側への変形を可能にする空間を確保している(図7,図8参照)。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、戸尻側とは、扉体10の戸幅方向の一方側であって支持軸1(回転軸)を有する側(図1及び図2によれば右側)を意味し、戸先側とは、前記戸尻側に対する反対側を意味する。
また、開放側とは、全閉位置の扉体10の戸厚方向の一方側であって、扉体10が開放する方向側(図2によれば扉体10の下側)を意味し、反開放側とは、前記開放側に対する反対側(図2によれば扉体10の上側)を意味する。
前記開放側と前記反開放側は、それぞれ、屋外側としてもよいし屋内側としてもよい。例えば、前記開放側を屋外側とすれば、前記反開放側が屋内側となる。
また、戸厚内側とは、扉体10の戸厚方向において扉体10の戸厚内へ向かう方向の側を意味する。例えば、扉体10の開放側表面部16cを基準にすると、戸厚内側は反開放側(図2によれば上側)である。また、扉体10の反開放側表面部15cを基準にすると、戸厚内側は、開放側(図2によれば下側)である。
また、以下の説明において、戸幅方向とは、扉体10の横幅方向(図1及び図2の左右方向)を意味する。また、戸厚方向とは、扉体10の厚みの方向(図2及び図3の上下方向)を意味する。
図1は、本発明に係る扉装置Aを、戸厚方向における開放側(例えば屋外側)から視た図である。
この扉装置Aは、支持軸1を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉動作する扉体10と、扉体10によって開閉される開口部を囲む枠体20とを具備し、建造物100の開口部分に枠体20を固定するようにして設置される。
ここで、扉装置Aの設置対象である建造物100には、一般住宅や、集合住宅、オフィスビル、工場建屋、公共施設等を含む。さらに、この建造物100は、開口部分を有する車両や船舶等とすることも可能である。
図示例の建造物100は、外壁110及び内壁120を有する建築物であり、これら外壁及び内壁を貫通する開口に扉装置Aを設置している。
なお、上記全閉位置とは、枠体20内の開口部を塞いだ状態の扉体10の位置を意味する。
上記全開位置とは、扉体10が戸先側を略円弧状に回動させて開放した際に、最大限まで回動した位置を意味する。この全開位置は、開放方向へ回動した扉体10が、ドアストッパー(図示せず)に当接したり、ドアクローザー(図示せず)により規制されたりして停止する位置である。
本実施の形態の一例によれば、扉体10の全閉位置と全開位置の角度は、略90°に設定される。
扉体10は、その上端部と下端部でそれぞれ戸幅方向へわたる横骨材11,12と、これら上下の横骨材11,12間をその戸先側で連結する戸先側骨材13と、上下の横骨材11,12間をその戸尻側で連結する戸尻側骨材14と、これら骨材を戸厚方向に挟むようにして覆う表面板15,16と、開閉操作のための取手17とを具備している。また、この扉体10は、必要に応じて、表面板15,16間の空間における戸先側骨材13と戸尻側骨材14の間に、芯材18(断熱材や遮音材等を含む)や、補強のための単数又は複数の骨材(図示せず)等を適宜に配設している。
横骨材11,12、戸先側骨材13、及び戸尻側骨材14は、金属等の硬質材料から連続する長尺状に形成される。
戸先側骨材13は、図2に示すように、反開放側の表面板15の内面に沿う反開放側片部13aと、反開放側片部13aの戸尻側端部から開放側へ向かう接続片部13bと、接続片部13bの開放側端部から戸先側へ向かい反開放側片部13aよりも戸先方向へ突出する開放側片部13cとを有する横断面略コ字状に形成される。この戸先側骨材13は、扉体10の上下方向の略全長にわたって連続している。
戸尻側骨材14は、図2及び図3に示すように、反開放側の表面板15の内面に沿う反開放側片部14aと、反開放側片部14aの戸先側端部から開放側へ向かう接続片部14bと、接続片部14bの開放側の端部から表面板16の内面に沿って戸尻側へ向かう開放側片部14cと、開放側片部14cの戸尻側の端部から戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜片部14dと、この傾斜片部14dの反開放側の端部からさらに反開放側へ向かう戸尻端片部14eとを有し、反開放側片部14aと戸尻端片部14eの間に開口14fを確保した横断面略C字状に形成される。この戸尻側骨材14は、扉体10の上下方向の略全長にわたって連続している。
また、表面板15,16は、それぞれ、硬質の平板状部材から形成され、図示例によれば、金属板(例えば、鉄板や、ステンレス板、アルミニウム合金板等)の戸幅方向の端部側を曲げ加工して構成される。
これら表面板15,16は、上下の横骨材11,12、戸先側骨材13及び戸尻側骨材14に対し、ネジやリベットを用いた止着手段、接着剤を用いた接着、溶接、嵌合等によって不動に固定される。
一方の表面板15は、上下の横骨材11,12、戸先側骨材13及び戸尻側骨材14を、反開放側から覆う略矩形平板状に形成され、その戸先方向の端部側が開放側へ曲げ加工され戸先側骨材13の反開放側片部13a及び接続片部13bを覆い、戸尻方向の端部側が開放側へ曲げ加工され戸尻側骨材14の開口14f及び戸尻端片部14eを覆う(図2及び図3参照)。
図中、符号15aは、戸尻側骨材14の開口14fを覆う反開放側傾斜面部15a、符号15bは、戸尻側骨材14の戸尻端片部14eを覆う戸尻端側片部、符号15cは、戸先側骨材13、戸尻側骨材14及び芯材18等を反開放側から覆う反開放側表面部である。
他方の表面板16は、上下の横骨材11,12、戸先側骨材13及び戸尻側骨材14を、開放側から覆う略矩形平板状に形成され、図2に示すように、その戸先方向の端部側が反開放側へ曲げ加工され開放側片部13cを覆い、戸尻方向の端部側が反開放側へ曲げ加工され戸尻側骨材14の傾斜片部14d及び戸尻端片部14eを覆うようにして、表面板15の戸尻端側片部15bに重ね合わせられる。
図中、符号16aは、戸尻側骨材14の傾斜片部14dを覆う開放側傾斜面部、符号16bは、戸尻端側片部15bに重なり合う戸尻端部、符号16cは、戸先側骨材13、戸尻側骨材14及び芯材18等を開放側から覆う開放側表面部である。
戸尻端側片部15bと戸尻端部16bの重ね合わせ部分は、戸尻側骨材14の戸尻端片部14eに対し、ネジやリベット等の止着具を用いた止着手段や、接着、溶接、嵌合等により固定される。
なお、他例としては、戸尻端側片部15bと戸尻端部16bの重ね合わせ部分を、前記のようにして固定しない構成とすることも可能であり、この場合には、前記重ね合わせ部分で捲れを生じ難いように、表面板15,16の材質及び肉厚等を適宜に選定すればよい。
一方の表面板15において、戸尻側骨材14の開口14fを覆う部分は、扉体10の反開放側表面部15cにおける戸尻寄り端部から戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう反開放側傾斜面部15aを形成している(図2及び図3参照)。反開放側傾斜面部15aは、枠体20側の気密部材25に沿うようにして、上下方向へ連続している。この反開放側傾斜面部15aは、扉体10が回動する際に、表面板15と気密部材25の間の摩擦抵抗を軽減する。
他方の表面板16において、戸尻側骨材14の傾斜片部14dを覆う部分は、扉体10の開放側表面における戸尻寄り端部から戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう開放側傾斜面部16aを形成している(図2及び図3参照)。この開放側傾斜面部16aは、枠体20側の突出部26に近接し沿うようにして、上下方向へ連続している。
上記構成によれば、扉体10の戸尻部は、上述した開放側傾斜面部16aと戸尻端部16bと反開放側傾斜面部15aとによって、横断面が略横向き台形の枠状に形成される(図3参照)。
開放側傾斜面部16aの開放側表面部16cに対する角度α(図3参照)は、120°以上150°未満に設定され、図示例では135°に設定している。
角度αが前記範囲よりも小さい場合、物体等が隙間sの奥側(反開放側)へ深く挿入される可能性が高くなる。また、角度αが前記範囲よりも大きい場合には、扉体10回動中の隙間sの大きさを適宜な間隔に維持し難くなる。
枠体20は、建造物100の外壁110及び内壁120等を貫通するようにして配設され、外壁110と内壁120の間の図示しない構造材(例えば、柱、梁、下地材等)に止着固定される。
この枠体20は、金属(例えば、鉄やステンレス、アルミニウム合金)等の硬質材料によって正面視矩形枠状に形成される(図1参照)。
そして、この枠体20は、扉体10の上方で戸幅方向へわたる上側枠材21と、扉体10の下方で戸幅方向へわたる下側枠材22と、全閉位置の扉体10の戸先部に対向する戸先側枠材23と、全閉位置の扉体10の戸尻部に対向する戸尻側枠材24と、全閉する際の扉体10に押圧されて弾性変形する気密部材25と、全閉位置の扉体10の戸尻部に対向して突出する突出部26とを一体的に具備している。
なお、枠体の他例としては、図示例の枠体20から下側枠材22部分を省いた正面視コ字枠状(門形状)の態様とすることも可能であり、この態様では、戸先側枠材23及び戸尻側枠材24の下端部を地面や床面等に立設する。
戸先側枠材23及び戸尻側枠材24は、それぞれ、曲げ加工された単数又は複数の板状部材により構成される。
戸先側枠材23は、扉体10の戸先部に対向する横断面段付き状の対向片部23aと、気密部材25を嵌合固定する凹状片部23bと、全閉位置の扉体10よりも反開放側で屋内へ向かって延設され内壁120を貫通する側片部23cとを有する(図2参照)。
戸尻側枠材24は、扉体10の戸尻部に対向する横断面段付き状の対向片部24aと、気密部材25を嵌合固定する凹状片部24bと、全閉位置の扉体10よりも反開放側で屋内へ向かって延設され内壁120を貫通する側片部24cと、対向片部24aの開放側へ突出する見付面部24dとを有する(図2及び図3参照)。
気密部材25は、ゴムやエラストマー樹脂等の弾性材料から長尺状に形成される。この気密部材25は、図2に示すように、戸先側枠材23と戸尻側枠材24に設けられ。さらに、図示を省略するが、上側枠材21と下側枠材22にも設けられる。
戸先側枠材23側の気密部材25は、戸先側枠材23の凹状片部23bに嵌合して上下方向へ連続しており、図2に横断面で示すように、その開放側の突端部を、扉体10の戸先側における反開放側の表面に圧接する。
戸尻側枠材24側の気密部材25は、戸尻側枠材24の凹状片部24bに嵌合して上下方向へ連続しており、図2に横断面で示すように、その開放側の突端部を、扉体10の戸尻側における反開放側の表面に圧接する。
より詳細に説明すれば、この気密部材25は、扉体10の反開放側表面部15cと反開放側傾斜面部15aとが交差する角部分に圧接される(図3参照)。
なお、他例としては、気密部材25を反開放側傾斜面部15aのみに圧接する態様や、気密部材25を反開放側表面部15cのみに圧接する態様とすることも可能であり、これらの態様では、気密部材25の形状や寸法を適宜に変更する。
突出部26は、戸尻側枠材24の対向片部24aにおける開放側に位置する(図2及び図3参照)。この突出部26は、図示例によれば、枠体20を構成する複数の金属板の一部に一体形成されるが、別部品を接続した態様とすることも可能であり、その場合は、例えば、鉄、アルミニウム、ゴム、合成樹脂等の硬質材料又は弾性材料から形成されたもの、あるいはこれらの複合材料から形成されたもの等とすればよい。
この突出部26は、戸尻側枠材24の対向片部24aから横断面略垂直状に突出する突片部26aと、突片部26aの突端から、扉体10の開放側傾斜面部16aに対し略平行にするように戸尻方向斜め戸厚内側へ延設された平行面部26bとを有する。
この突出部26は、扉体10の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、扉体10の開放側傾斜面部16aに対し所定の間隔w1以下の隙間sを確保して近接する(図4参照)。
間隔w1は、扉体10の戸尻部と、突出部26の突端部との間の最小の隙間sである。この間隔w1は、扉体10の回動に伴って変化し、図4に示す一例によれば、扉体10が開放方向へ約60°回動した時点(図4(d)参照)が最大であり、同扉体10が全開位置になった時点が最小である。
本実施の形態の好ましい一例によれば、この間隔w1は、0mmよりも大きく、且つ上限を7mm程度とした範囲内で変化し、より好ましくは前記上限を7mm以下とする。
前記範囲は、扉体10が全開時に突出部26に当接するのを阻み、且つ隙間sへの物体等の挟み込みを、効果的に阻むことが可能な範囲である。
さらに、突出部26は、全閉位置にある扉体10の開放側傾斜面部16aにおける戸厚内側の端部に近接し、且つ、全閉位置にある扉体10の戸尻端部16bに対し戸幅方向へ間隔w2(図3参照)を置いて離れている。間隔w2は、各部の加工誤差や組立時の寸法誤差等に起因して、戸尻端部16bが突出部26に干渉するのを阻むように適宜に設定される。
突片部26aは、全閉状態の扉体10の開放側表面部16cと略平行に設けられる(図3参照)。この突片部26aは、戸尻側枠材24の開放側の見付面部24dよりも反開放側に位置し、さらに全閉位置における扉体10の開放側表面部16cよりも戸厚内側に間隔w3離れて位置する。間隔w3は、好ましくは、0mmよりも大きく且つ上限を3mm以内とした範囲内に設定される。なお、他例としては、間隔w3を戸厚内側の寸法範囲内とすることも可能であり、この場合、好ましくは、前記上限を25mm以内に設定するとよい。
この配置によれば、突出部26が開放側へ突出しないので、この突出部26及びその隙間sが目立たなくなる。このため、意匠上の体裁が良好なのは勿論のこと、隙間sに指や物等が挿入されるのをより効果的に阻む心理的効果を得ることができる。
また、平行面部26bは、突片部26aの突端から戸尻方向斜め戸厚内側へ延設され、その延設方向の端部を、対向片部24aに近接又は接触している。
この平行面部26bは、物体等が隙間sの奥側へ侵入するのを阻む。
上記構成の突出部26は、隙間sに指や物等が近づく可能性が比較的少ない高さ位置に上下方向へわたって設けられる。
すなわち、この突出部26は、少なくとも取手17の高さ位置を含むようにして扉体10の所定の上下範囲に設けられ、好ましくは、取手17を含む高さ位置から扉体10の下端までの範囲に設けられる。特に好ましい態様として、図1に示す一例では、突出部26を、扉体10の上下方向の全長に対応する範囲に設けている。
また、上記構成の扉体10を枠体20に対し回動自在に支持する支持軸1は、例えば、中心吊金物や、ピボットヒンジ等と呼称される軸状の支持具を用いればよい。この支持軸1は、図示例によれば、扉体10に戸厚方向の略中心部に設けられる。
次に、上記扉装置Aについて、扉体10を全閉位置から全開位置へ回動させた際の作用効果を詳細に説明する。
全閉位置にある扉体10は、その戸先側と戸尻側及び上下端側をそれぞれ気密部材25に圧接して、内外の気密性を保持する(図4(a)参照)。
扉体10が回動して全開位置まで開放動作する際中(図4(b)~(e)参照)、扉体10の戸尻部と、突出部26の隙間sの大きさが変化するが、この隙間sの大きさは、上述した所定の間隔w1以下に保持される。
よって、上記構成の扉装置Aによれば、戸尻側の隙間sを適宜に狭くして、隙間sへの挟み込みを阻むことができる上、扉体10の戸尻側の表面に突出する部材等を設けていないため、すっきり感のある意匠性を得ることができる。
しかも、段状部分に塵や埃、異物等が縦線状に蓄積する従来技術の課題を解消することができ、戸尻側の清掃性やメンテナンス性が良好である。
特に、図3に示す一例では、開放側傾斜面部16aの内側に、戸尻側骨材14の傾斜片部14dが重なり合っているため、開放側傾斜面部16aが物等に押圧されて変形し、隙間sが所定の間隔w1よりも大きくなるのを防ぐことができる。
<突出部を位置調整可能にした態様>
上記扉装置Aにおいて、戸尻側枠材24及び突出部26は、図5に例示する戸尻側枠材24’及び突出部26’に置換することが可能である。なお、以下の説明において、上記扉装置Aと略同様に機能する部分は、同様の符号を付けて重複する説明を省略し、主に相違する部分について詳述する。
突出部26’は、戸尻側枠材24’に対し、見込み方向へ位置調整可能であって、且つ着脱可能に装着されている。
具体的に説明すれば、戸尻側枠材24’の対向片部24a’には、見込み方向へ長尺な長孔24a1’が設けられる。
なお、他例としては、長孔24a1’に換えて、突出部26’における止着具26c’を挿通する部分を、見込み方向の長孔にしてもよい。
突出部26’は、戸尻側枠材24’とは別体に構成され、着脱可能な止着具26c’(例えば、ボルトとナット等)によって、戸尻側枠材24’の長孔24a1’に止着されている。
図5に示す態様によれば、止着具26c’を緩めて、突出部26’を見付け方向へ移動し、その位置を調整することができ、ひいては、例えば加工誤差や組立誤差等により隙間sの間隔が変動した場合でも、その隙間sの間隔を適宜に調整することができる。
また、突出部26’を外せば、扉体10の全閉位置が突出部26’との当接により規制されないようにすることができ、例えば、扉体10を90°以上の角度に開放することができる。
しかも、突出部26’を外した状態では、扉体10の戸尻部と戸尻側枠材24’との間に対するメンテナンスや清掃等も容易である。
なお、図5に示す一例によれば、止着具26c’を突出部26’の戸厚内側に設けたが、他例として、止着具26c’を突出部26’よりも開放側に設けて止着具26c’の移動や着脱等の作業性を向上することも可能である。さらに、他例としては、嵌合やその他の手段により、突出部26’を戸尻側枠材24’に対し、位置調整可能及び/又は着脱可能に構成することも可能である。
<傾斜面部を別体の部材に設けた態様>
上記実施態様において、開放側傾斜面部16aは、扉体10の戸尻部に一体に形成したが、他例としては、図6(a)(b)に示すように、後付けされる別体の補助部材10b,10b’に開放側傾斜面部を形成することも可能である。
図6(a)に要部を示す扉体10’は、正面視略矩形板状の扉本体部10aと、この扉本体部10aの戸尻側端部に接続された補助部材10bとを備える。
扉本体部10aは、上記扉体10と同様に、骨材、芯材、及びこれらを覆う表面板等によって構成され、その戸尻側端部を平坦面状に形成している。
補助部材10bは、上記扉体10の開放側傾斜面部16a、戸尻端部16b、反開放側傾斜面部15aにそれぞれ対応する開放側傾斜面部10b1、戸尻端部10b2及び反開放側傾斜面部10b3と、これらを扉本体部10aの開放側表面と反開放側表面に止着する止着片部10b4,10b5とを一体に有し、横断面略凹枠状に形成される(図6(a)参照)。この補助部材10bは、上下方向へ長尺状に連続している。
上記構成の補助部材10bは、扉本体部10aの戸尻方向の端部側に、凹凸状に嵌め合わせられ、止着片部10b4,10b5の部分で、止着具10c(例えば、ネジやボルト、リベット等)により扉本体部10aに止着固定される。
よって、扉体10’によれば、先に説明した扉体10と略同様に、意匠性が良好な上、隙間sへの挟み込みを阻むことができる。
また、既存の扉本体部10aに対し、補助部材10bを装着して開放側傾斜面部10b1を形成することも可能である。
また、扉本体部10aから補助部材10bを外せるので、戸尻側のメンテナンス性や清掃性等を向上することができる。
また、図6(b)に要部を示す扉体10”は、上記扉体10’に対し、補助部材10bを、補助部材10b’に置換したものである。
補助部材10b’は、上記扉体10の開放側傾斜面部16a、戸尻端部16b、反開放側傾斜面部15aにそれぞれ対応する開放側傾斜面部10b1、戸尻端部10b2及び反開放側傾斜面部10b3と、これらを扉本体部10aの戸尻側の端面に止着する止着片部10b6,10b7とを一体に具備する横断面略枠状に形成される。この補助部材10b’は、上下方向に長尺状に連続している。
止着片部10b6は、開放側傾斜面部10b1の開放側端部から戸厚内側へ延設されており、止着具10cによって扉本体部10aの戸尻側端面に止着される。同様に、止着片部10b7は、反開放側傾斜面部10b3の反開放側端部から戸厚内側へ延設されおり、止着具10cによって扉本体部10aの戸尻側端面に止着される。戸尻端部10b2には、止着具10cを遊挿するための貫通孔が設けられる。
よって、扉体10”によれば、先に説明した扉体10と略同様に、意匠性が良好な上、隙間sへの挟み込みを阻むことができる。
また、既存の扉本体部10aに対し、補助部材10bを装着して開放側傾斜面部10b1を形成することも可能である。
また、扉本体部10aから補助部材10b’を外せるので、戸尻側のメンテナンス性や清掃性等を向上することができる。
なお、扉体10’,10”の他例としては、扉本体部10aに対し、補助部材10b,10b’を溶接や接着、嵌合等によって固定することも可能である。
<傾斜面部を変形可能にした態様>
上記実施態様において、戸尻側骨材14は、表面板16の開放側傾斜面部16a内面に沿う傾斜片部14dを有するが、他例としては、図7に示す戸尻側縦骨材31のように、開放側傾斜面部16a内面との間に、開放側傾斜面部16aの内部側への変形を可能にする空間x1を確保してもよい。
図7に示す扉体30は、上記扉体10における戸尻側骨材14を、戸尻側縦骨材31に置換したものである。
戸尻側縦骨材31は、反開放側表面部15c内面に沿う反開放側片部31aと、反開放側片部31aに接続されるとともに反開放側傾斜面部15a内面に対し空間x2を確保するように内側へ屈曲した屈曲片部31bと、戸尻方向へ突出して戸尻端側片部15bの内面に接する凸片部31cと、凸片部31cの開放側に接続されるとともに開放側傾斜面部16a内面に対し空間x1を確保するように内側へ屈曲した屈曲片部31dと、屈曲片部31dに接続されるとともに開放側表面部16c内面に沿う開放側片部31eとを一体に有する横断面略凹枠状に形成される。この戸尻側縦骨材31は、上下方向へ長尺状に連続している。
よって、扉体30を用いた扉装置によれば、万が一、扉体30の戸尻部と突出部26の間に物体等が挟まれた場合に、開放側傾斜面部16aを内側の空間x1へ弾性変形させて、前記物体等が受ける押圧力を緩和することができる。
同様に、万が一、扉体30の戸尻部と気密部材25の間に物体等が挟まれた場合には、反開放側傾斜面部15aを内側の空間x2側へ弾性変形させて前記物体等が受ける押圧力を緩和することができる。
なお、表面板15及び表面板16は、前記押圧力により弾性的に撓むように、その材質及び厚みが適宜に設定されている。
<傾斜面部を変形可能にした態様の他例>
図8(a)(b)は、それぞれ、表面板16戸尻側の傾斜面部を変形可能にしている。
図8(a)に示す扉体40は、上記扉体10について、上記戸尻側骨材14(図3参照)を戸尻側骨材14’に置換したものである。
戸尻側骨材14’は、上記戸尻側骨材14(図3参照)から傾斜片部14d及び戸尻端片部14eを省いたものである。
また、図8(b)に示す扉体50は、上記扉体10について、上記戸尻側骨材14(図3参照)を戸尻側骨材14”に置換したものである。
戸尻側骨材14”は、上記戸尻側骨材14から戸尻端片部14eを省き、傾斜片部14dを、戸尻側の長さが短い傾斜片部14d’に置換したものである。
図8(a)(b)に示す扉体40,50によれば、万が一、扉体40,50の戸尻側に物体等が挟まれた場合に、扉体40,50の戸尻側を部分的に内側へ弾性変形させて、前記物体等が受ける押圧力を緩和することができる。
<突出部形状の他例>
図9(a)(b)及び図10(a)(b)は、それぞれ、突出部形状を変更している。
図9(a)に示す態様は、上記戸尻側枠材24における突出部26(図3参照)を、突出部27に置換したものである。
突出部27は、戸尻側枠材24の扉体10側の片状部分を曲げ加工することで、対向片部24aから扉体10側へ略垂直に突出して二つ折りにされ重ね合わせられた横断面形状に形成される。前記曲げ加工は、ヘミング曲げと呼称される場合がある。
図9(b)に示す態様は、上記戸尻側枠材24における突出部26(図3参照)を、突出部27’に置換したものである。
突出部27’は、戸尻側枠材24の扉体10側の片状部分を曲げ加工することで、対向片部24aから扉体10側へ略垂直に突出して略U字状に曲げられた横断面形状に形成される。
図9(a)(b)に示す態様によれば、戸尻側の隙間sを適宜に狭くして、隙間sへの挟み込みを阻むことができること等、図3に示す態様と略同様の作用効果を得ることができる。
また、図10(a)に示す態様は、上記戸尻側枠材24’における突出部26’(図5参照)を、突出部28に置換したものである。
突出部28は、戸尻側枠材24’とは別体に構成される。
この突出部28は、対向片部24a’に重なり合う基片部28aと、該基片部28aから略垂直に突出する突片部28bとを一体に有する横断面略L字状に形成される。基片部28aは、着脱可能な止着具26c’(例えば、ボルトとナット等)によって、戸尻側枠材24’の長孔24a1’に止着されている。
図10(b)に示す態様は、上記戸尻側枠材24’における突出部26’(図5参照)を、突出部29に置換したものである。
突出部29は、戸尻側枠材24’とは別体に構成される。
この突出部29は、対向片部24a’に重なり合う基片部29aと、基片部29aから略垂直に突出する突片部29bとを一体に有する。
基片部29aは、着脱可能な止着具26c’(例えば、ボルトとナット等)によって、戸尻側枠材24’の長孔24a1’に止着されている。
突片部29bは、基片部29aから略垂直に突出した部分を曲げ加工することで、横断面略U字状に形成される。
図10(a)(b)に示す態様によれば、戸尻側の隙間sを適宜に狭くして、隙間sへの挟み込みを阻むことができる上、図5に示す態様と略同様に、突出部28,29の見込み方向の位置を変更して、隙間sの間隔を適宜に調整することができる。
なお、図9(a)(b)の突出部27,27’について、図10(a)(b)の位置調整構造を適用することも可能である。逆に、図10(a)(b)の突出部28,29について、図9(a)(b)のようにして、位置調整不能にすることも可能である。
<他の変形例>
上記実施態様によれば、開放側傾斜面部16aの基端部が扉体10の開放側表面部16cにおける戸尻寄り端部に一致するようにしたが(図3参照)、この開放側傾斜面部の他例としては、その傾斜面の基端部が、扉体10の開放側表面よりも戸厚内側の位置する態様としてもよい。すなわち、この開放側傾斜面部は、扉体10の開放側表面における戸尻寄り端部よりも戸厚内側へ離れた位置を基端部とし、該基端部から戸尻方向の斜め戸厚内側へ向かう。
また、上記実施態様によれば、支持軸1を扉体10の厚さ方向の略中心部に設けたが、他例としては、この支持軸1を前記中心部よりも開放側に設けてもよく、このようにすれば、扉体10における気密部材25側の回転半径が大きくなり、気密部材25との摩擦抵抗をより軽減することができる。
さらに、他例としては、支持軸1について、戸厚方向および/または戸幅方向の位置調整が可能なものを用いてもよく。この他例では、気密部材25との摩擦抵抗を調整したり、隙間sの間隔をより適切に調整したり等することが可能である。
また、上記実施態様によれば、戸先側骨材13及び戸尻側骨材14を覆う表面板を、反開放側の表面板15と開放側の表面板16の二枚から構成したが、他例としては、前記表面板を、単数又は三以上の板状部材から構成することも可能である。
また、上述した突出部は、例えば、横断面矩形状や、横断面コ字状、横断面S字状、横断面半円状、横断面凸曲線状等、図示例以外の横断面形状にすることが可能である。
また、本発明において、扉体10の回動のための支持軸1は適宜箇所に配置すればよいが、特に好ましい具体例としては、図3、図5及び図8等に示すように、横断面視において、支持軸1を、扉体10における戸尻側の戸厚内に配置し、扉体10の戸尻側骨材14(14’又は14”)の少なくとも一部を、支持軸1よりも扉体10における戸幅方向の内側(戸幅中央寄り(図示の左寄り))に配置する。
この構成によれば、扉体10の支持軸1近傍を戸尻側骨材14(14’又は14”)によって効果的に補強することができ、ひいては、支持軸1周りのガタつきや変形等に起因して隙間sが変化してしまうようなことを防ぐことができる。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1:支持軸
10,10’,10”:扉体
10a:扉本体部
10b,10b’:補助部材
10b1:開放側傾斜面部
14:戸尻側骨材
15:表面板
16:表面板
16a:開放側傾斜面部
16b:戸尻端部
16c:開放側表面部
20:枠体
24,24’:戸尻側枠材
24a,24a’:対向片部
25:気密部材
26,26’,27,27’,28,29:突出部
26a:突片部
26b:平行面部
30:扉体
w1:間隔
s:隙間
x:空間
A:扉装置

Claims (8)

  1. 支持軸を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉する扉体と、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備えた扉装置において、
    前記扉体の戸尻部に、戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜面部が設けられ、
    前記戸尻側枠材には、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向して突出する突出部が設けられ、この突出部は、前記扉体の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、前記傾斜面部に対し所定の間隔以下の隙間を確保して近接し、
    前記突出部の突端は、全閉位置における前記扉体の開放側表面よりも戸厚内側に位置することを特徴とすることを特徴とする扉装置。
  2. 支持軸を中心に回動して全閉位置と全開位置の間を開閉する扉体と、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向する戸尻側枠材とを備えた扉装置において、
    前記扉体の戸尻部に、戸尻方向斜め戸厚内側へ向かう傾斜面部が設けられ、
    前記戸尻側枠材には、全閉位置の前記扉体の戸尻部に対向して突出する突出部が設けられ、この突出部は、前記扉体の全閉位置から全開位置までの回動範囲にて、前記傾斜面部に対し所定の間隔以下の隙間を確保して近接し、
    前記突出部は、前記戸尻側枠材に対し見込み方向へ位置調整可能に設けられていることを特徴とする扉装置。
  3. 前記突出部は、全閉位置にある前記扉体の前記傾斜面部における戸厚内側の端部に近接して設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の扉装置。
  4. 前記突出部は、全閉位置にある前記扉体の戸尻端部に対し戸幅方向へ離れていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の扉装置。
  5. 前記突出部は、その突端部から戸尻方向斜め戸厚内側へ延設されて、全閉位置にある前記扉体の前記傾斜面部に対し略平行する平行面部を有することを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の扉装置。
  6. 前記突出部は、前記戸尻側枠材に対し着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1~5何れか1項記載の扉装置。
  7. 前記扉体は、扉本体部と、この扉本体部の戸尻部に接続された補助部材とを備え、前記傾斜面部が前記補助部材に形成されていることを特徴とする請求項1~6何れか1項記載の扉装置。
  8. 前記扉体は、前記支持軸の軸方向へ連続する戸尻側骨材と、この戸尻側骨材を覆うとともに前記傾斜面部を有する表面板とを具備し、
    前記戸尻側骨材は、前記傾斜面部の内面との間に、前記傾斜面部の内部側への変形を可能にする空間を確保していることを特徴とする請求項1~6何れか1項記載の扉装置。
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