JP2000213243A - 指詰め（吊元側）がない開き戸・窓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、開き戸の吊元側ではなんらかの隙間があ
り、吊元側での指詰め事故は一人のときはほとんど起こ
らないが、複数の人がいるとき起こる可能性があり、吊
元側であるが故に、てこの原理により、より大きな力が
作用し、ダメージが大きい。 【解決手段】開き戸・窓１を図１のように加工し、枠２
及び蝶板３を図１のように配置する。回転軸Ａを中心に
開き戸・窓が動くが、枠２（吊元側）との間には、いつ
でも同じ細い隙間しかなく、吊元側での指詰めはなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、開き戸の吊元側
での指詰めをなくすため、開き戸、枠及び蝶板の形状を
考え、それらの組合わせを考えたものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、開き戸の吊元側ではなんらかの隙
間がありました。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】開き戸の吊元側での指
詰め事故は一人のときはほとんど起こらないが、複数の
人がいるとき起こる可能性があり、吊元側であるが故
に、てこの原理により、より大きな力が作用しダメージ
が大きい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】開き戸１を図１のように
加工し、枠２及び蝶板３を図１のように配置する。回転
軸Ａを中心に開き戸１が動くが、枠２（吊元側）との間
には、いつでも同じ細い隙間しかない。図１において蝶
板３の形状は多種多様のものが考えられるが、要は矢印
Ｂから見たとき上から下まで金属板等で指等が入らない
ようにしなければならない。

【０００５】

【発明の実施の形態】（イ）開き戸、枠及び蝶板の形状
・その組み合わせを図１のようにすることにより、開き
戸がどの角度のときでも枠との間に指等が挟まれるよう
な、隙間ができない。 （ロ）屋外に面して取り付けたもので回転軸を屋内側に
したもの。 （ハ）室内の間仕切等、可動側（開き戸）と固定側（間
仕切パネル）の厚さがほぼ同じ位のもので、構造が簡単
なもの。

【０００６】

【発明の効果】本発明により、開き戸の吊元側での指詰
め事故がなくなる。また、屋外に面するものは、回転軸
を屋内側にすることにより、防犯上も有利であり、水密
性、気密性も高まる。また、室内の間仕切等に用いるも
のは、簡単な構造で頭初の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の基本となる平面図及び開き戸１が回転
軸Ａを中心に９０度動いた図（点線表示）

【図２】図１の吊元部分の拡大図

【図３】図２の開き戸１、枠２及び蝶板３の形状・材質
を替えたもの

【図４】蝶板３の一例（図２のもの）の斜視図

【図５】蝶板３及び単板７の一例（図３）の斜視図

【図６】屋外に面して取り付けたものの平面図

【図７】図６のＣ−Ｃ縦断面図

【図８】室内の間仕切等に取り付けたものの平面図

【図９】図８の正面図

【符号の説明】

１ 開き戸・窓 ２ 枠 ３ 蝶板 ４
額縁 ５ 構造体（柱等） ６ 壁（ボード等） ７ 単
板（金属板等） ８ ドアーチェック（９０度以上開かないようにするも
の） ９ 間仕切パネル Ａ 回転軸 Ｂ 見る方向を示す Ｃ−Ｃ 縦
断面位置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）可動側――開き戸・窓１（以下
   「窓」略）を図１のように加工する。 （ロ）固定側――枠２ 及び 蝶板３ を図１のように
   配置する。 （ハ）図１において 開き戸１が回転軸Ａを中心に動
   く。 （ニ）９０度開いた時でも枠２との間には最初と同じ細
   い隙間しかなく、指詰めが起こらない。
2. 【請求項２】図６は屋外に面して取り付けたもので回転
   軸を屋内側にしたもの。
3. 【請求項３】図８は室内の間仕切等、可動側（開き戸）
   と固定側（間仕切パネル）の厚さがほぼ同じ位のもので
   構造が簡単なもの