JP6136013B2 - ドア - Google Patents

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本発明は、換気機能を有するドアに関する。
特許文献1には、ドアに設けられるドア用換気装置が開示されている。このドア用換気装置は、換気口を有する枠体と、換気口を開閉するルーバーを有している。ルーバーの回転軸は、枠体で挟まれて固定されている。
特開2005−336809号公報
ところで、特許文献1に示されるようなルーバーをスムーズに回動できるようにするには、枠体とルーバーとの間に僅かな隙間(クリアランス)を設けることが考えられる。しかし、このような隙間を設けた場合、ドアを前後方向から見たときに、ドアの反対側の光が前記隙間を通って漏れ出し、商品価値が低下する恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、通気開口部を開閉する開閉パネルをスムーズに回動することができ、しかも光漏れが生じ難いドアを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のドアは、ドア本体と開閉パネルを備え、前記ドア本体が、左右のドア材と、これら両ドア材の間において上下に離間して設けられて前記両ドア材を連結する複数の連結材とを有し、このドア本体に前記両ドア材と上下に離間した前記連結材とで囲まれた前後方向に貫通する通気開口部が設けられ、前記通気開口部に前記開閉パネルが前記通気開口部を閉じる閉位置と前記通気開口部を開く開位置との間で縦軸回りに回動自在に設けられたドアであって、前記連結材に前記通気開口部側に開口する凹部が設けられ、前記開閉パネルの上下方向における前記凹部側の端部に遮蔽部が設けられ、この遮蔽部が前記凹部内に挿入され、前記凹部の奥部とこの奥部に対向する前記遮蔽部の対向面部のうち、一方に軸受部が設けられ、他方に前記軸受部に対して縦軸回りに回動自在に支持される軸部が突出して設けられたことを特徴とする。
また、前記開閉パネルが、上下方向において前記遮蔽部よりも内側に位置するパネル部を有し、前記開閉パネルが前記開位置に配置されたとき、前記パネル部が前記ドア本体よりも前後方向の外側に突出することが好ましい。
また、前記遮蔽部に、前記凹部の内面に当たることで前記開閉パネルの回動範囲を規制する規制部が形成されることが好ましい。
また、前記通気開口部において所定開き角度まで閉じられた前記開閉パネルに付勢力を付与して前記閉位置まで回動させる付加ユニットを備え、この付加ユニットが前記連結材に内装されることが好ましい。
また、前記開閉パネルが前記閉位置に配置されたときに、前記開閉パネルと前記通気開口部の両側の内側面との間に隙間が形成されることが好ましい。
本発明にあっては、開閉パネルを開位置に配置することで通気開口部を通して部屋の換気を行い、開閉パネルを閉位置に配置することで通気開口部を塞ぐことができる。また、開閉パネルの遮蔽部と凹部の奥部の間に、僅かな隙間を設けて開閉パネルをスムーズに回動することができる。また、この隙間の前方部及び後方部を凹部の前方部及び後方部によって覆うことができ、開閉パネルの遮蔽部と凹部の奥部の間から光漏れが生じることを防止できる。
本発明の実施形態のドアの分解斜視図である。 同上のドアの正面図である。 同上のドアの上連結材及びその近傍部分を示す斜視図である。 同上のドアのドア材の上端部を示す斜視図である。 同上のドアの中間連結材を示す斜視図である。 同上のドアの固定具、付加ユニット、及びパネルユニットの分解斜視図である。 同上のドアの開閉パネルの斜視図である。 同上のドアの横枠材を示す斜視図である。 同上のドアの付加ユニットの斜視図である。 同上の付加ユニットの分解斜視図である。 同上のドアの固定具を取り付ける前の様子を示した斜視図である。 同上のドアの開閉パネルの下端部及びその近傍部分を示し、(a)は開閉パネルを閉位置に配置した状態を示す斜視図であり、(b)は開閉パネルを開位置に配置した状態を示す斜視図である。 同上のドアの開閉パネル部分における水平断面図であり、(a)は開閉パネルを閉位置に配置した状態を示し、(b)は開閉パネルを開位置に配置した状態を示している。 同上のドアの遮蔽部部分における水平断面図である。 同上の付加ユニットの動作を示す説明図であり、(a)は採光パネルが閉位置に配置されたときの状態を示し、(b)は採光パネルが閉位置と開位置の間に配置されたときの状態を示し、(c)は採光パネルが開位置に配置されたときの状態を示している。 他例のドアの遮蔽部部分における水平断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態につき説明する。図2は本実施形態のドア1の正面図である。
ドア1は、建物内に設けられる室内ドアであって、例えば部屋の出入口を開閉するために用いられる。ドア1は、図示しないドア枠により構成された建物開口部に回動自在に設けられる開き戸である。以下では、ドア1の厚み方向を前後方向、幅方向を左右方向として説明する。
ドア1は、ドア本体2と開閉パネル3を備えている。ドア本体2には、後述するパネルユニット5を設けることで、前後方向に貫通する通気開口部20が形成されている。開閉パネル3は通気開口部20に設けられ、通気開口部20を開閉する。
ドア本体2は、図1に示される左右のドア材21と、両ドア材21を連結する連結材22とを備えている。
各ドア材21は、いわゆるフラッシュ構造を有する板状のパネル材であって、正面視縦長矩形状に形成されている。各ドア材21は、図13に示されるように芯材23の表面を表面材24で被覆したものである。芯材23は木製であり、正面視矩形枠状に形成されている。
表面材24は、板材240と、板材240の表面に積層された化粧シート241で構成されている。化粧シート241は合成樹脂製であって、その表面には木目模様が施されている。板材240の裏面には折曲溝が形成されており、化粧シート241は折曲溝を境にして芯材23の外周面に沿って折り曲げられている。なお、ドア材21は、水平断面矩形状の板を芯材23としたものや、無垢材等であってもよい。
図2に示されるように、戸先側のドア材21は、ドア本体2の戸先側の端部を構成している。吊元側のドア材21は、戸先側のドア材21よりも幅が広く、ドア本体2の戸先側部分を除く過半部を構成している。
各ドア材21の上下両端面には、図4に示されるように、他方のドア材21側の側方に開口する嵌込溝部210が形成されている。各ドア材21の他方のドア材21側の側面には、縦長の差込溝部211が形成されている。差込溝部211は、ドア材21の嵌込溝部210が形成された上下両端部を除く部分に亘って形成されており、その上下両端は対応する嵌込溝部210に通じている。
図2に示されるように、両ドア材21の上端部同士、下端部同士、及び中間部同士は、連結材22によって連結されている。以下、特に区別する場合には、上側の連結材22、下側の連結材22、及びその間の連結材22を、夫々、上連結材220、下連結材222、及び中間連結材221と記載する。
ドア本体2の戸先側の上部には、両ドア材21、上連結材220、及び中間連結材221によって囲まれた通気開口部20が設けられる。ドア本体2の戸先側の下部には、両ドア材21、中間連結材221、及び下連結材222によって囲まれた通気開口部20が設けられる。
すなわち、本実施形態では、ドア本体2の戸先側にドア本体2の上下方向の略全長に亘るように通気開口部20が上下に2つ並べて設けられ、各通気開口部20に開閉パネル3が設けられる。このため、開閉パネル3を選択的に開くことで、プライベート性を確保しながら通気ができるようになっている。なお、本実施形態では、通気開口部20及び開閉パネル3をドア本体2の戸先側に設けたが、吊元側やドア本体2の幅方向中心部に設けてもよい。また、通気開口部20及び開閉パネル3は、ドア本体2に1つだけ設けてもよいし、3つ以上設けてもよい。
図5に示されるように、中間連結材221は、木製の板材40と、合成樹脂製の幕板材41とを有している。板材40は、縦長矩形状に形成されている。幕板材41は、板材40の前後面に取り付けられている。各幕板材41は、板材40の幅方向の両端部を除く部分を覆っている。各幕板材41の表面には、木目模様が施されている。このため、中間連結材221は、ドア材21に模した木目調の外観を成している。
各幕板材41の上下両端部は、板材40よりも上下方向の外側に向かって突出している。これにより、中間連結材221の上下両面には、板材40の端面と両幕板材41とで構成された左右方向に延びる凹部223が形成されている。なお、板材40は、木製に限られず、金属製や合成樹脂製であってもよい。また、中間連結材221は、板材40に幕板材41を取り付けたものに限られず、無垢材等であってもよい。
板材40には、その両側端面から突出したダボ42が上下方向に複数設けられている。板材40の両側端部は、対応するドア材21の差込溝部211(図1等参照)の長さ方向の中間部に嵌め込まれている。図示は省略するが、中間連結材221の各ダボ42は、対応する差込溝部211の溝奥部に形成されたダボ穴に嵌め込まれている。これにより、図2に示されるように、両ドア材21の上下方向の中間部同士が、中間連結材221によって連結されている。
中間連結材221の上下には、パネルユニット5が設けられている。以下、特に区別する場合には、上側のパネルユニット5を上側パネルユニット50と記載し、下側のパネルユニット5を下側パネルユニット51と記載する。
図1に示されるように、各パネルユニット5は、縦長の枠体6と、枠体6の内側に配置されて、枠体6に対して縦軸回りに回動自在に取り付けられた縦長の開閉パネル3とを有している。ここで、縦軸回りとは、開閉パネル3の回動軸方向が縦方向(上下方向)と平行であることを意味する。
このように、開閉パネル3を縦軸回りに回動自在にすることで、横軸回りに回動自在にする場合と比較して、開閉パネル3に埃やごみ等が付き難くなる。また、これにより開閉パネル3を透して部屋に光を取り入れるときに、開閉パネル3に積もった埃やごみ等が影となって映り難くなる。また、縦軸回りに回動自在な開閉パネル3を縦長にすることにより、開位置に配置された開閉パネル3と通気開口部20の両側面の間に形成される通気用の空間を大きくして十分な通気量を確保することもできる。
開閉パネル3は、透光性を有する採光パネルである。開閉パネル3は、図7に示されるように、透光性を有する縦長平板状の透光板30と、透光板30を囲んで保持するパネル枠31とで構成されている。
透光板30はガラス板である。詳しくは、透光板30は、合成樹脂膜を介して二枚の板ガラスを接着した合わせガラスである。合わせガラスは、帯電性が低い。このため、開閉パネル3には、埃やごみ等が付き難くなっている。透光板30は、縦長矩形状に形成されている。なお、透光板30は合わせガラスに限られず、一枚の板ガラスであってもよい。また、透光板30は、アクリル樹脂等のその他の透明な材料で形成されてもよい。
パネル枠31は、正面視矩形状に枠組みされた、左右の縦枠310及び上下の横枠311で構成されている。左右の縦枠310は、金属製であって、例えばアルミニウム製である。
各縦枠310の水平断面形状は、上下方向に亘って一様であって、図13(a)に示されるように透光板30側に開口した溝状(略C字状)である。各縦枠310には、透光板30側に開口する縦溝部312が上下方向に亘って形成されている。各縦枠310の縦溝部312には、透光板30の対応する側端部が嵌め込まれている。
図7に示されるように、各横枠311は、両縦枠310の上端部間及び下端部間に架け渡されている。各横枠311は、図8に示されるように、固定部314と遮蔽部315を有している。
固定部314は、遮蔽部315よりも透光板30側に位置し、透光板30の幅方向に長い。固定部314には、透光板30側に開口する横溝部316が形成されている。横溝部316は、固定部314の長さ方向に延びており、固定部314の長さ方向の両端部を除く部分に亘っている。
各横枠311の横溝部316には、図6に示されるように、透光板30の対応する長さ方向の端部が嵌め込まれている。各横枠311の両端部には、上下方向における透光板30と反対側からビス32が通されている。各横枠311は、これらビス32を対応する縦枠310にねじ込むことにより、両縦枠310に連結されている。このようにして形成されたパネル枠31は、透光板30を左右の縦枠310で挟み且つ上下の横枠311で挟んで保持している。
各横枠311の遮蔽部315は、平面視で透光板30の幅方向に対して傾斜する方向に長い。遮蔽部315は、その長さ方向の中間部が固定部314の長さ方向の中間部に対して一体に接続されており、固定部314に対して移動不能である。遮蔽部315の長さ方向の両端部は、固定部314の幅方向外側に突出している。遮蔽部315と固定部314は、正面視における左右長さが略同じである。
図7に示されるように、開閉パネル3において、上下方向の両端部に位置する遮蔽部315の間の部分、すなわち、透光板30、両縦枠310、及び両横枠311の固定部314で構成された部分は、略縦長板状のパネル部33となっている。両遮蔽部315とパネル部33(各横枠311の固定部314)は、正面から見たときの左右長さが略同じである。
遮蔽部315の長さ方向の中間部には、透光板30と反対側に向かって突出した軸部318が形成されている。軸部318は、開閉パネル3の回動軸となる。軸部318の軸心は、透光板30の幅方向の中間部に位置している。なお、本実施形態の軸部318の軸心は、透光板30の水平断面において中心を通る中心線と一致しているが、透光板30の幅方向において中心よりもやや外側にずれた位置にあってもよい。
図1に示されるように、開閉パネル3を囲む枠体6は、上下の横枠材60と、左右の縦枠材61とで構成されている。本実施形態では、枠体6の内側に形成された正面視縦長矩形状の開口部が、通気開口部20となっている。すなわち、通気開口部20は、両横枠材60と両縦枠材61で構成されている。
上側パネルユニット50の上側の横枠材60は、左右のドア材21の上端部同士を連結する上連結材220となっている。下側パネルユニット51の下側の横枠材60は、左右のドア材21の下端部同士を連結する下連結材222となっている。
上連結材220及び下連結材222(すなわち、各パネルユニット5の中間連結材221と反対側に位置する横枠材60)は、図6に示される金属製のフレーム62と合成樹脂製の幕板63を有している。
フレーム62は、例えばアルミニウム製の押出形材である。フレーム62は、左右方向に長い。フレーム62の断面形状は上下方向において開閉パネル3と反対側に開口する溝形(略U字状)に形成されている。図示は省略するが、断面溝形のフレーム62の底部における長さ方向の中間部には、上下に貫通する挿通孔が形成されている。
幕板63は、図1に示されるように、フレーム62の前後面に取り付けられている。各幕板63は、フレーム62の長さ方向の両端部を除く部分を覆っている。各幕板63の表面には、木目模様が施されている。このため、上連結材220及び下連結材222は、ドア材21に模した木目調の外観を成している。
各幕板63は、上下方向においてフレーム62よりも開閉パネル3側に向かって突出している。上連結材220及び下連結材222の夫々には、各幕板63の前記突出部分とフレーム62の底部で構成された、開閉パネル3側に開口する凹部223が形成されている。なお、フレーム62は、断面枠状の中空形材であってもよい。また、上連結材220及び下連結材222は、フレーム62と幕板63で構成されるものに限られず、例えば木製であってもよい。
上連結材220の凹部223には、上側の開閉パネル3の上側の遮蔽部315が挿入されている。下連結材222の凹部223には、下側の開閉パネル3の下側の遮蔽部315が挿入されている。また、これら遮蔽部315は、両幕板63よりも中間連結材221側に僅かに突出している。
上側の開閉パネル3の上側の軸部318は、上連結材220の前記挿通孔に通されている。下側の開閉パネル3の下側の軸部318は、下連結材222の前記挿通孔に通されている。これにより、上側の開閉パネル3の上側の軸部318は、上連結材220によって縦軸回りに回動自在に支持され、下側の開閉パネル3の下側の軸部318は、下連結材222によって縦軸回りに回動自在に支持されている。
各パネルユニット5の中間連結材221側に位置する横枠材60(すなわち、上側パネルユニット50の下側の横枠材60、及び下側パネルユニット51の上側の横枠材60)は、図6に示される左右に長いプレート64により構成されている。
プレート64の長さ方向の中間部には、上下に貫通する挿通孔640が形成されている。各開閉パネル3の中間連結材221側の軸部318は、対応するプレート64の挿通孔640に通されており、縦軸回りに回動自在に支持されている。すなわち、横枠材60の挿通孔640の周縁部は、開閉パネル3の中間連結材221側の軸部318を支持する軸受部となっている。
枠体6の左右の縦枠材61は、金属製であり、詳しくはアルミウム製である。各縦枠材61の水平断面形状は、上下方向に亘って一様である。なお、各縦枠材61は、金属製に限られず、例えば合成樹脂製であってもよいし、木製であってもよい。
図13に示されるように、戸先側の縦枠材61の開閉パネル3側の側面は、後方程開閉パネル3側に位置するように湾曲又は傾斜している。これにより当該縦枠材61の後側には、開閉パネル3側に突出した突部610が形成されている。吊元側の縦枠材61の開閉パネル3側の側面は、前方程開閉パネル3側に位置するように湾曲又は傾斜している。これにより、当該縦枠材61の前側には開閉パネル3側に突出した突部610が形成されている。
図6に示される上連結材220及び下連結材222の夫々のフレーム62の長さ方向の両側部分には、上下方向における開閉パネル3と反対側からビス(不図示)が通されている。上連結材220及び下連結材222は、これらビスを対応する縦枠材61にねじ込むことにより、両縦枠材61に連結されている。
各パネルユニット5のプレート64(中間連結材221側の横枠材60)の長さ方向の両側部分には、上下方向における開閉パネル3と反対側からビス(不図示)が通されている。各パネルユニット5のプレート64は、これらビスを対応する縦枠材61にねじ込むことで、両縦枠材61に連結されている。
前述したように、各開閉パネル3は、上下の軸部318が対応する横枠材60の挿通孔640に通されて縦軸回りに回動自在に支持されており、これにより開閉パネル3は縦軸回りに回動自在となっている。
図1に示されるように、上連結材220及び下連結材222の夫々のフレーム62の両側端部は、対応する縦枠材61よりも外側方に向かって突出した連結部65となっている。これら連結部65は、各パネルユニット5の枠体6の中間連結材221と反対側の端部から外側方に向かって突出している。
パネルユニット5は、中間連結材221の上方及び下方に位置し、左右のドア材21の間に配置されている。図13に示されるように、各パネルユニット5の両縦枠材61の開閉パネル3と反対側の端部は、対応するドア材21の差込溝部211に挿入され、嵌め込まれている。すなわち、本実施形態では、両ドア材21、上連結材220、及び中間連結材221で構成された前後方向に貫通する開口部分の両側面に、左右の縦枠材61が設けられている。また、両縦枠材61の大部分は、差込溝部211よりも内側(開閉パネル3側)に向かって突出している。また、両縦枠材61は、ドア本体2の厚み内に収められている。このため、両縦枠材61を目立ち難くすることができ、また、両縦枠材61を小さくして、材料コストを抑えることができる。また、図11に示されるように、各パネルユニット5の枠体6の左右の連結部65は、対応するドア材21の嵌込溝部210に嵌め込まれている。
各パネルユニット5は、例えば両ドア材21を中間連結材221で連結した後に、中間連結材221の上下に形成された、両ドア材21の間の空間に、上下方向における中間連結材221と反対側から挿入される。このとき、両縦枠材61は、対応する差込溝部211に中間連結材221と反対側から挿入される。また、左右の連結部65は、対応する嵌込溝部210に中間連結材221と反対側から挿入される。
左右の連結部65には、上下方向において開閉パネル3と反対側からビス71が通されている。これらビス71は、対応するドア材21にねじ込まれている。これにより上側パネルユニット50の上連結材220及び下側パネルユニット51の下連結材222は、両ドア材21に連結されている。
図6に示される各パネルユニット5のプレート64は、中間連結材221の対応する凹部223に挿入され、当該凹部223の奥面部に接触している。また、各パネルユニット5のプレート64に対向する遮蔽部315は、図14に示されるように中間連結材221の対応する凹部223に挿入されている。開閉パネル3が縦軸回りに回動されたとき、中間連結材221の凹部223に挿入された遮蔽部315は、図14に示されるように軸部318を中心に回動する。なお、これら遮蔽部315は、両幕板材41(凹部223)よりも透光板30側に向かって僅かに突出している。
図11に示されるように、上連結材220及び下連結材222の夫々のフレーム62には、付加ユニット8が内装されている。付加ユニット8は、断面溝形のフレーム62に収納され、フレーム62の底部に沿って配置されている。
図3に示されるように、上連結材220及び下連結材222の夫々のフレーム62には、付加ユニット8をフレーム62に固定するための固定具9が収納されている。各固定具9には、上下方向において開閉パネル3と反対側に突出した溝形(断面略U字状)の嵌込部90が形成されている。嵌込部90には付加ユニット8が嵌め込まれている。
固定具9の左右両端部には、開閉パネル3と反対側からビス72が通されている。これらビス72は、フレーム62を通して対応するドア材21にねじ込まれており、これにより固定具9は両ドア材21に固定されている。両ドア材21に固定された固定具9は、付加ユニット8を開閉パネル3側に押圧している。これにより、付加ユニット8は、フレーム62に対して固定されている。
上側の開閉パネル3の上側の軸部318は、上連結材220に設けられた付加ユニット8に回動自在に支持されている。下側の開閉パネル3の下側の軸部318は、下連結材222に設けられた付加ユニット8に回動自在に支持されている。
両付加ユニット8は、上下対称である。図9及び図10には、上連結材220に設けられる付加ユニット8が示されている。
各付加ユニット8は、ケーシング80、アーム81、ダンパー82、付勢部材83、押圧体84、及び可動体85を有している。アーム81、ダンパー82、付勢部材83、押圧体84、及び可動体85は、ケーシング80に内装されている。
付加ユニット8の外殻となるケーシング80は、左右に長い矩形箱状に形成されている。ケーシング80は、開閉パネル3側に位置する板状のベース800と、開閉パネル3側に開口した箱状でベース800に被せ付けられるカバー801とで構成されている。
図10に示されるように、ベース800の内面には、平面視略扇状の凹所802が形成されている。凹所802の内周面の一部は、水平断面形状が戸先側に開いた略V字状の回動規制面803になっている。凹部223の底部における吊元側の端部には、ベース800を上下に貫通する貫通孔804が形成されている。
上側の開閉パネル3の上側の軸部318は、上連結材220の前記挿通孔を通して上連結材220内の付加ユニット8の貫通孔804に通され、当該付加ユニット8の凹所802内に突出している。これにより、当該軸部318は、上側の付加ユニット8により回動自在に支持されている。すなわち、本実施形態では、上側の付加ユニット8の貫通孔804の周縁部と、上連結材220の前記挿通孔の周縁部とが、上側の開閉パネル3の上側の軸部318を受ける軸受部となっている。
下側の開閉パネル3の下側の軸部318は、下連結材222の挿通孔を通して下連結材222内の付加ユニット8の貫通孔804に挿通され、当該付加ユニット8の凹部223内に突出している。これにより、当該軸部318は、下側の付加ユニット8により回動自在に支持されている。すなわち、本実施形態では、下側の付加ユニット8の貫通孔804の周縁部と、下連結材222の挿通孔の周縁部とが、下側の開閉パネル3の下側の軸部318を受ける軸受部となっている。
ベース800の凹所802には、アーム81が配置されている。アーム81の一端部には、上下に貫通した連結孔810が形成されている。連結孔810には、開閉パネル3の中間連結材221と反対側の軸部318が挿入され、当該軸部318はアーム81に対して固定されている。これにより、アーム81は、開閉パネル3の軸部318と共に回動する。
アーム81の軸部318を中心とする回動の範囲は、凹所802の回動規制面803によって規制されている。これにより、開閉パネル3の回動範囲は、図13(a)に示される閉位置から図13(b)に示される開位置までの範囲に制限されている。
すなわち、開閉パネル3が閉位置に配置されたとき、アーム81は、図15(a)に示されるように回動規制面803の後側の面に当接し、それ以上後側に回動することができなくなる。また、開閉パネル3が開位置に配置されたとき、アーム81は、図15(c)に示されるように回動規制面803の前側の面に当接し、それ以上前側に回動することができなくなる。これにより、開閉パネル3は、通気開口部20を閉じる閉位置から通気開口部20を開放する開位置までの範囲でのみ回動できるようになっている。
図13(a)に示されるように、閉位置に配置された開閉パネル3は、ドア本体2の幅方向と平行になり、ドア本体2の厚みの範囲内に納められる。このように開閉パネル3を閉位置に配置することで、通気開口部20の略全体が開閉パネル3で閉塞される。この場合、通気開口部20による換気は行われない。また、このように開閉パネル3を閉位置に配置した場合、開閉パネル3の両側の側端部は、対応する縦枠材61の突部610と前後方向から見て重なる。このため、開閉パネル3を閉じた状態では、ドア1を前後方向から見たときに、通気開口部20を通してドア1の反対側が見え難くなっている。
なお、閉位置に配置された開閉パネル3と、通気開口部20の両側の内側面(両縦枠材61)の間には、隙間43が形成されるようになっている。なお、この隙間43は冷気が漏れない程度の僅かな隙間である。
図13(b)に示されるように、開位置に配置された開閉パネル3は、両縦枠材61の開閉パネル3側の側面と大略平行になり、ドア本体2の幅方向に対して傾斜する。このように開閉パネル3を開位置に配置することで、通気開口部20は開放され、通気開口部20を通じて部屋の換気が行われる。
図10に示されるように、アーム81の連結孔810と反対側の端部には、開閉パネル3と反対側に突出した連動部811が設けられている。連動部811は、開閉パネル3の回動中心よりも戸先側にずれた位置に配置されている。連動部811は円筒状に形成されており、水平断面円形の外周面を有している。連動部811は、開閉パネル3が縦軸回りに回動したとき、軸部318を中心にしてアーム81と共に縦軸回りに回動する。
図15に示されるように、付勢部材83は、連動部811の戸先側に配置されている。付勢部材83は、左右に長く伸縮方向が左右方向と平行になったコイルばねである。
付勢部材83の吊元側端部には、押圧体84が取り付けられている。押圧体84は、連動部811と左右方向において並べて配置されている。押圧体84は、左右方向に移動自在である。付勢部材83は、戸先側がカバー801によって支持されている。付勢部材83は、押圧体84を常時吊元側(連動部811側)にばね付勢する。
押圧体84の吊元側の面は、連動部811を押圧する押圧面840となっている。押圧面840は、第一面部841と第一面部841よりも前側の第二面部842とを有している。第一面部841は、後方程戸先側に位置するように傾斜している。第二面部842は、前方程戸先側に位置するように傾斜している。
押圧面840は、さらに中間面部843を有している。中間面部843は、水平断面形状が吊元側に突出した弧状であり、第一面部841と第二面部842を連続させている。第一面部841は、第二面部842よりも前後方向の長さが長く、中間面部843は、第一面部841、第二面部842、及び中間面部843で構成された押圧面840において前寄りの位置に形成されている。
開閉パネル3が閉位置に配置された状態では、アーム81の連動部811は、図15(a)に示されるように、第一面部841の後端部に当接する位置に配置される。この連動部811は、付勢部材83により付勢された押圧体84の第一面部841によって後側に押圧される。このため、アーム81は、回動規制面803の後側の面に押し付けられ、開閉パネル3は閉位置で保持される。
利用者が、閉位置に配置された開閉パネル3を開き方向(平面視左回り)に回動させると、アーム81は軸部318を中心にして前側に回動する。これに伴い、連動部811は押圧体84を付勢部材83の付勢力に抗して戸先側に押し込みながら前側に移動し、押圧体84の中間面部843を乗り越える。そして、開閉パネル3が開位置に配置された時点で、連動部811は図15(c)に示されるように第二面部842に当接する位置に配置される。このように開閉パネル3が開位置に配置された状態では、連動部811が付勢部材83により吊元側に付勢された押圧体84の第二面部842によって前側に押圧される。このため、アーム81は回動規制面803の前側の面に押し付けられ、開閉パネル3は開位置で保持された状態となる。
利用者が開位置に配置された開閉パネル3を閉じ方向(平面視右回り)に回動させると、アーム81は軸部318を中心にして後側に回動する。これに伴い、連動部811は押圧体84を付勢部材83の付勢力に抗して戸先側に押し込みながら後側に移動し、押圧体84の中間面部843を乗り越える。そして、開閉パネル3が所定開き角度まで閉じられた時点で、連動部811は第一面部841の前端部に当たる位置に至る。このように連動部811が第一面部841の前端部に至ると、付勢部材83により吊元側に付勢された押圧体84の第一面部841によって連動部811が後側に押し動かされ、アーム81は軸部318を中心に後側に回動する。この付勢部材83によるアーム81の回動は、連動部811が第一面部841の後端部に至ってアーム81が回動規制面803の後側の面に当たるまで、すなわち、開閉パネル3が閉位置に配置されるまで行われる。これにより、所定開き角度まで閉じられた開閉パネル3は、付勢部材83の付勢力によって閉位置まで自動的に回動する。
ここで、押圧体84、及び連動部811が設けられたアーム81は、付勢部材83のドア本体2の幅方向と平行な付勢力の向きを開閉パネル3の回動方向の成分を含む向きに変換した上で、付勢部材83の付勢力を開閉パネル3に伝える付勢力伝達手段となっている。このため、本実施形態のように付勢部材83としてドア本体2の幅方向に長いコイルばね等を利用した場合に、付勢部材83をドア本体2の厚みの範囲内に納めやすくなる。
ダンパー82は、連動部811の吊元側に配置されている。ダンパー82は、伸縮式のダンパー82である。詳しくは、ダンパー82は、ピストン820がシリンダー821側に押し込まれる方向に移動するときに減衰力を作用させ、且つ自動で原点に復帰する自動復帰機能を備えたワンウェイ式のオイルダンパーである。
ダンパー82は、ピストン820を戸先側に突出した状態で配置されている。ピストン820の先端部には、可動体85が取り付けられている。可動体85は、連動部811と左右方向において並べて配置されている。可動体85の戸先側の面は、連動部811が接触する接触面850となっている。接触面850は、前方程吊元側に位置するように傾斜している。
開閉パネル3が開位置に配置された状態では、図15(c)に示されるように、ダンパー82が伸長し、連動部811が可動体85の接触面850の前側に配置される。開位置に配置された開閉パネル3が利用者によって閉位置まで回動させられると、アーム81の回動に伴って連動部811が可動体85を吊元側に押し込みながら接触面850の後側に移動する。このとき、可動体85と共に吊元側に移動するピストン820に対して減衰力が作用し、これにより開閉パネル3の閉方向の回動動作が緩衝される。このため、開閉パネル3が閉じられるときには、開閉パネル3にダンパー82の減衰力が作用し、開閉パネル3はゆっくりと閉位置まで回動する。このため、開閉パネル3が勢いよく閉じられて大きな音が発生したり、開閉パネル3やこれを受ける部材が変形したり破損したりすることを防止できる。また、開閉パネル3が閉じられるときに、開閉パネル3と通気開口部20の側面の間に指等が強く挟まれることも防止することができる。
開閉パネル3が利用者によって開位置まで回動させられると、アーム81の回動に伴って連動部811が前側に移動する。この際、可動体85はダンパー82の復帰力によって連動部811に追従して戸先側に移動し、図15(c)に示す状態となる。
連動部811が設けられたアーム81及び可動体85は、開閉パネル3の回動動作をピストン820のドア本体2の幅方向と平行な動作に変換する動作変換手段となる。このため、本実施形態のようにドア本体2の幅方向に長いダンパー82を利用して、ダンパー82をドア本体2の厚みの範囲内に納めやすくなる。
なお、本実施形態では、連動部811を開閉パネル3の回動中心よりも戸先側に配置したが、吊元側に配置してもよい。すなわち、この場合は、各付加ユニット8が本実施形態のものと左右対称なものとなる。なお、付勢部材83はコイルばね以外の弾性体であってもよい。また、ダンパー82もオイルダンパーやシリンダーダンパーに限られるものではなく、ロータリーダンパー等、従来から知られている他のダンパーを用いてもよい。
戸先側のドア材21の前後両面には、取手として図2に示されるレバーハンドル73(レバー型ドアノブ)が設けられている。各レバーハンドル73は、戸先側のドア材21に取り付けられており、上下方向において両通気開口部20の境界部である中間連結材221と同じ位置にある。
レバーハンドル73は、一端部が戸先側のドア材21に対して前後軸廻りに回動自在となるレバー部730を有している。レバー部730を回動することで、ドア1を開く際にドア本体2に設けられたラッチ(不図示)を操作できるようになっている。
レバー部730は、図2に実線で示される非使用位置から図2に破線で示される回動位置までの範囲で回動自在となっている。
前記非使用位置に配置されたレバー部730は、水平になる。前記回動位置に配置されたレバー部730は、吊元側斜め下方に向かって突出する。また、レバー部730は、例えば付勢部材によって回動位置から非使用位置に自動的に復帰される。
レバー部730の回動範囲は、中間連結材221の上下幅内に納められている。このため、利用者が開閉パネル3を開閉する際に、レバーハンドル73が邪魔になり難い。
以上説明したドア1は、ドア本体2と開閉パネル3を備え、ドア本体2が、左右のドア材21と、両ドア材21の間において上下に離間して設けられて両ドア材21を連結する複数の連結材22とを有している。ドア本体2には、両ドア材21と上下に離間した連結材22とで囲まれた前後方向に貫通する通気開口部20が設けられている。通気開口部20には、開閉パネル3が通気開口部20を閉じる閉位置と通気開口部20を開く開位置との間で縦軸回りに回動自在に設けられている。連結材22には、通気開口部20側に開口する凹部223が設けられ、開閉パネル3の上下方向における凹部223側の端部には、遮蔽部315が設けられている。遮蔽部315が凹部223内に挿入されている。そして、凹部223の奥部とこの奥部に対向する遮蔽部315の対向面部のうち、一方に軸受部(挿通孔640、貫通孔804)が設けられ、他方に軸受部に対して縦軸回りに回動自在に支持される軸部318が突出して設けられている。
このドア1は、開閉パネル3を開位置に配置することで通気開口部20を通して部屋の換気を行い、開閉パネル3を閉位置に配置することで通気開口部20を塞ぐことができる。また、開閉パネル3の遮蔽部315と凹部223の奥部の間には、開閉パネル3の回動を許容するために僅かな隙間を設けて、開閉パネル3をスムーズに回動することができる。また、この隙間の前方部及び後方部を凹部223の前後の壁部(幕板材41や幕板63)によって覆うことができる。このため、開閉パネル3の遮蔽部315と凹部223の奥部の間から光漏れが生じることを防止できる。
また、開閉パネル3は、本実施形態のように、上下方向において遮蔽部315よりも内側に位置するパネル部33を有し、開閉パネル3が開位置に配置されたとき、パネル部33がドア本体2よりも前後方向の外側に突出することが好ましい。このようにすることで、開位置に配置された開閉パネル3を操作しやすくなる。また、開閉パネル3を開位置に配置したときに、通気開口部20を大きく開放して効率よく部屋の換気を行うことが可能になる。
また、ドア1は、本実施形態のように、通気開口部20において所定開き角度まで閉じられた開閉パネル3に付勢力を付与して閉位置まで回動させる付加ユニット8を備え、付加ユニット8が連結材22に内装されることが好ましい。このようにすることで、利用者によって、開閉パネル3が所定の開き角度まで閉じられると、開閉パネル3は付加ユニット8の付勢力によって閉位置まで自動的に回動する。このため、利用者は簡単に開閉パネル3を閉じることができる。また、付加ユニット8を連結材22で隠して目立ち難くすることができ、ドア1の外観を良くすることもできる。
また、開閉パネル3が閉位置に配置されたときには、本実施形態のように開閉パネル3と通気開口部20の両側の内側面との間に隙間43が形成されることが好ましい。このようにすると、パネルユニット5に多少の組立誤差が生じた場合でも、開閉パネル3を閉位置に配置したときに、高さ方向のいずれかの位置で縦枠材61(通気開口部20の側面)と開閉パネル3が当たり難くなる。このため、閉位置に配置された開閉パネル3を、ドア本体2の幅方向と平行な状態にすることができる。
なお、本実施形態では、各付加ユニット8のアーム81の回動範囲を規制することで、開閉パネル3の回動範囲を規制したが、その他の手段、又はその他の手段と回動規制面803による回動規制とにより開閉パネル3の回動範囲を規制しても構わない。
前記その他の手段としては、例えば図16に示されるように開閉パネル3の遮蔽部315を利用して、開閉パネル3の回動範囲を制限する方法があり、以下、これについて説明する。
図16に示されるように、遮蔽部315は、平面視でその長さ方向と平行な中心線に対して対称な六角形状に形成されている。遮蔽部315の長さ方向の両端部は、長さ方向の外側に行く程幅が徐々に小さくなっている。遮蔽部315の長さ方向の両端部の前後面は、平面視で遮蔽部315の長さ方向に対して傾斜した規制部319となっている。このうち、遮蔽部315の吊元側且つ前側の規制部319及び戸先側且つ後側の規制部319は、開閉パネル3が図13(a)に示される閉位置に配置されたときに、図16に実線で示されるようにドア本体2の幅方向と平行になる。また、遮蔽部315の戸先側且つ前側の規制部319及び吊元側且つ後側の規制部319は、開閉パネル3が図13(b)に示される開位置に配置されたときに、図16に破線で示されるように、ドア本体2の幅方向と平行になる。
図16に示される遮蔽部315は、規制部319が対応する凹部223の内面に当接することで、軸部318回りの回動の範囲が規制される。すなわち、開閉パネル3が閉位置まで回動されると、遮蔽部315は、図16中実線で示されるように吊元側且つ前側の規制部319が凹部223の前面に当たり、戸先側且つ後側の規制部319が凹部223の後面に当たる。また、開閉パネル3が開位置まで回動されると、遮蔽部315は、図16中破線で示されるように戸先側且つ前側の規制部319が凹部223の前面に当たり、吊元側且つ後側の規制部319が凹部223の後面に当たる。同様に、各開閉パネル3の中間連結材221と反対側の横枠311が有する遮蔽部315も、規制部319が対応する連結材220、222の凹部223の内面に当たることで、その回動範囲が規制される。従って、開閉パネル3は、閉位置から開位置までの範囲でのみ回動できるようになる。
以上のように図16に示される例では、遮蔽部315に、凹部223の内面に当たることで開閉パネル3の回動範囲を規制する規制部319が形成されている。このようにすることで、光漏れが生じることを防止するための凹部223を利用して、開閉パネル3の回動範囲を規制することができる。
なお、各開閉パネル3は、上下の遮蔽部315が対応する凹部223によって回動範囲が規制されるものであってもよいし、上下いずれか一方の遮蔽部315のみが対応する凹部223によって回動範囲が規制されるものあってもよい。
また、前述した図14に示される例では、開閉パネル3が閉位置まで回動されると、遮蔽部315は、図14中実線で示されるように吊元側且つ前側の規制部319が凹部223の前面に僅かな隙間を介して対向する。この際、戸先側且つ後側の規制部319も凹部223の後面に僅かな隙間を介して対向する。また、開閉パネル3が開位置まで回動されると、遮蔽部315は、図14中破線で示されるように戸先側且つ前側の規制部319が凹部223の前面に僅かな隙間を介して対向する。この際、吊元側且つ後側の規制部319が凹部223の後面に僅かな隙間を介して対向する。従って、組立誤差等により開閉パネル3の位置に多少のばらつきが生じた場合にも、閉位置に配置された開閉パネル3をドア本体2の幅方向と平行に配置することが可能になる。
また、本実施形態では、開閉パネル3の上下の連結材22のうち、両連結材22に凹部223を設けたが、一方の連結材22にのみ凹部223を設けてもよい。また、本実施形態では、凹部223の奥部に軸受部を設け、遮蔽部315に軸部318を設けたが、凹部223の奥部に軸部を設け、これに対向する遮蔽部315の対向面部に軸受部を設けても構わない。また、開閉パネル3のパネル部33は、ドア本体2の厚みの範囲内で回動するようにしてもよい。また、遮蔽部315には、規制部319を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、開閉パネル3を、透光板30とパネル枠31で構成したが、パネル枠31を省略し、開閉パネル3を透光板30で構成してもよい。すなわち、この場合は、透光板30の上下両端部に軸部318が設けられることとなる。また、開閉パネル3は透光性を有さないものであってもよい。また、本実施形態のドア1は開き戸であるが、引き戸であってもよい。
また、この他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜設計変更可能である。
1 ドア
2 ドア本体
3 開閉パネル
8 付加ユニット
20 通気開口部
21 ドア材
22 連結材
43 隙間
223 凹部
315 遮蔽部
318 軸部
319 規制部
640 挿通孔(軸受部)
804 貫通孔(軸受部)

Claims (5)

  1. ドア本体と開閉パネルを備え、前記ドア本体が、左右のドア材と、これら両ドア材の間において上下に離間して設けられて前記両ドア材を連結する複数の連結材とを有し、このドア本体に前記両ドア材と上下に離間した前記連結材とで囲まれた前後方向に貫通する通気開口部が設けられ、前記通気開口部に前記開閉パネルが前記通気開口部を閉じる閉位置と前記通気開口部を開く開位置との間で縦軸回りに回動自在に設けられたドアであって、前記連結材に前記通気開口部側に開口する凹部が設けられ、前記開閉パネルの上下方向における前記凹部側の端部に遮蔽部が設けられ、この遮蔽部が前記凹部内に挿入され、前記凹部の奥部とこの奥部に対向する前記遮蔽部の対向面部のうち、一方に軸受部が設けられ、他方に前記軸受部に対して縦軸回りに回動自在に支持される軸部が突出して設けられたことを特徴とするドア。
  2. 前記開閉パネルが、上下方向において前記遮蔽部よりも内側に位置するパネル部を有し、前記開閉パネルが前記開位置に配置されたとき、前記パネル部が前記ドア本体よりも前後方向の外側に突出することを特徴とする請求項1に記載のドア。
  3. 前記遮蔽部に、前記凹部の内面に当たることで前記開閉パネルの回動範囲を規制する規制部が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドア。
  4. 前記通気開口部において所定開き角度まで閉じられた前記開閉パネルに付勢力を付与して前記閉位置まで回動させる付加ユニットを備え、この付加ユニットが前記連結材に内装されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のドア。
  5. 前記開閉パネルが前記閉位置に配置されたときに、前記開閉パネルと前記通気開口部の両側の内側面との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のドア。
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