JP2018158772A - 荷物保持用のハンド部 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物保持用のハンド部において、荷物の横壁部における開口部の位置が個々の荷物によって異なっていても、荷物を無理なく保持することができるハンド部を得る。【解決手段】荷物の横壁部の外側に沿う縦向き部14、縦向き部14の下部から荷物の横壁部側に延出されて荷物の横壁部の開口部に入り込む下側部15、荷物の横壁部の内側に沿うように下側部15から上側に延出される上延出部28、縦向き部14における下側部15が延出される側とは反対側の部分に設けられた持ち手部31、縦向き部14の上部に設けられたワイヤ接続部16を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、作業者に装着されるアシスト器具や、建物の天井部に支持されたウインチ等に使用されるもので、荷物を保持する為のハンド部に関する。
作業者に装着されて使用されるアシスト器具として、特許文献1に開示されているものがある。特許文献1では、作業者に取り付けられる本体部、本体部から上方に延出されたアーム部、アーム部から下方に延出されたワイヤ、ワイヤを巻き取り及び繰り出す昇降装置が備えられており、ワイヤにハンド部が接続されている。
作業者はハンド部を手で持ちながらハンド部により荷物を保持するのであり、昇降装置によって、ワイヤを巻き取ることによりハンド部を上昇させ、ワイヤを繰り出すことによりハンド部を下降させる。
特許文献1のハンド部では、特許文献1の図5及び図6に示すように、上下方向の横側部、横側部の下部から横側に延出される下側部、横側部の上部から下側部と同じ側の横側に延出される上側部が備えられている。
これにより、作業者は、ハンド部の上側部に親指を上側から当て、ハンド部の下側部に人差し指、中指、薬指及び小指を下側から当てるようにして、ハンド部を手で持つことが想定される。
特許文献1では、ビールケース等のように、荷物の横壁部の上部に開口部が備えられた荷物が想定されている。これにより、特許文献1の図5及び図6に示すように、ハンド部の下側部を荷物の開口部に挿入するのであり、ハンド部の上側部が荷物の上面部の上側に入り込んで、ハンド部に荷物が保持される。
特開2015−182832号公報
特許文献1では、ビールケース等のように、規格化された荷物が想定されているので、荷物の横壁部の決められた位置に開口部が配置された状態が想定されている。
これに対して、例えば段ボール箱等のように、荷物の横壁部に開口部は備えられているのであるが、荷物の横壁部における開口部の位置が、個々の荷物によって異なっていることがある。
例えば、荷物の横壁部の上下中間部や下部に開口部が備えられていた場合、特許文献1のハンド部により荷物を保持する為に、ハンド部の下側部を荷物の開口部に挿入しようとすると、ハンド部の上側部が荷物の横壁部の開口部の無い外面の部分に当たって、ハンド部の下側部を荷物の開口部にうまく挿入できないことがある。
本発明は、荷物保持用のハンド部において、荷物の横壁部における開口部の位置が個々の荷物によって異なっていても、ハンド部により荷物を無理なく保持することができるようにすることを目的としている。
本発明の特徴は、荷物保持用のハンド部において以下のように構成することにある。
荷物の横壁部の外側に沿う縦向き部と、
前記縦向き部の下部から荷物の横壁部側に延出されて荷物の横壁部の開口部に入り込む下側部と、
荷物の横壁部の内側に沿うように、前記下側部から上側に延出される上延出部と、
前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分に設けられた持ち手部と、
前記縦向き部の上部に設けられたワイヤ接続部とが備えられている。
本発明によると、縦向き部の上部のワイヤ接続部にワイヤが接続されて、ハンド部がワイヤにより吊り下げられた状態で使用される。
この場合、ハンド部において、縦向き部における下側部が延出される側とは反対側の部分、つまり縦向き部における荷物とは反対側の部分に持ち手部が設けられているので、縦向き部における荷物側の部分に、下側部及び上延出部が存在して、下側部及び上延出部以外は存在しない状態とすることができる。
これにより、荷物の横壁部に開口部が備えられた状態において、作業者はハンド部の持ち手部を持ちながら、ハンド部の下側部及び上延出部を荷物の開口部に挿入し、ハンド部の縦向き部を荷物の横壁部の外側に沿うようにしながら、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の縁部を掛けることによって、ハンド部に荷物を保持することができる。
この場合、ハンド部の持ち手部が荷物の横壁部の開口部の無い部分に当たって、ハンド部の下側部及び上延出部を荷物の開口部にうまく挿入できないというような状態は生じない。
以上のように、本発明によると、荷物の横壁部における開口部の位置が個々の荷物によって異なっていても、これに関係なく、ハンド部の下側部及び上延出部を荷物の開口部に挿入し、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の縁部を掛けて、ハンド部に荷物を保持することができるようになって、ハンド部による荷物保持の汎用性の向上を図ることができる。
本発明において、
荷物の横壁部の内側に沿うように、前記下側部から下側に延出される下延出部が備えられていると好適である。
本発明によると、ハンド部の下側部及び上延出部を荷物の開口部に挿入して、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の縁部を掛けた状態において、荷物の開口部の上側の内側にハンド部の上延出部が沿い、荷物の開口部の下側の内側にハンド部の下延出部が沿う状態となる。
これにより、ハンド部が荷物の開口部から外れようとしても、ハンド部の上延出部及び下延出部が荷物の横壁部における開口部の上側及び下側の内側に当たるようにすることができ、ハンド部は荷物の開口部から容易に外れることが少なくなって、ハンド部による荷物の保持性能の向上を図ることができる。
本発明において、
前記下側部から前記上延出部の上端部までの長さよりも、前記下側部から前記下延出部の下端部までの長さが長いものに設定されていると好適である。
荷物の開口部は、ある程度の上下幅を備えたものに形成されている。
これにより、ハンド部の下側部及び上延出部を荷物の開口部に挿入して、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の縁部を掛けた状態において、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の上側の縁部が位置するのであり、ハンド部の下側部及び上延出部から下側に少し離れた位置に、荷物の開口部の下側の縁部が位置する。
本発明によると、ハンド部の下側部から上延出部の上端部までの長さよりも、ハンド部の下側部から下延出部の下端部までの長さが長いものに設定されており、ハンド部の下延出部が比較的長いものとなっている。
これにより、前述のように、ハンド部の下側部及び上延出部に荷物の開口部の縁部を掛けた状態において、ハンド部の下側部及び上延出部から下側に少し離れた位置に、荷物の開口部の下側の縁部が位置していても、ハンド部の下延出部が荷物の開口部の下側の縁部に届かないという状態が少なくなるのであり、ハンド部の下延出部が荷物の開口部の下側の内側に当たる可能性を高めることができて、ハンド部による荷物の保持性能の向上を図ることができる。
本発明において、
前記持ち手部に、
前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分の上部に設けられた上側部分と、
前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分の下部に設けられた下側部分とが備えられていると好適である。
本発明によると、作業者がハンド部を手で持つ場合、作業者は、手の親指を持ち手部の上側部分に上側から当て、手の人差し指、中指、薬指及び小指を持ち手部の下側部分に下側から当てることにより、ハンド部の持ち手部を手で握るようにして持つことができる。
これにより、ハンド部の持ち手部を持つ作業者の手が、ハンド部の縦向き部から荷物側に出ないようにしながら、作業者はハンド部を無理なく持つことができる。
本発明において、
前記上側部分の上面に、操作スイッチが備えられていると好適である。
アシスト器具やウインチ等に使用されるハンド部では、例えばハンド部の上昇及び下降や、その他の作動が行われるようにする操作スイッチを、ハンド部に備えることがある。
本発明によると、ハンド部の持ち手部の上側部分の上面に操作スイッチが備えられているので、前述のように、作業者がハンド部の持ち手部を手で持った場合、手の親指によって操作スイッチを容易に操作することができるようになって、作業性の向上を図ることができる。
本発明において、
前記操作スイッチの前記縦向き部側の位置に、ガード部が備えられていると好適である。
前述のように、ハンド部の持ち手部の上側部分の上面に操作スイッチが備えた場合、本発明によると、操作スイッチの下側がハンド部の持ち手部の上側部分により保護され、操作スイッチの荷物側(横側)がガード部によって保護される状態となるので、操作スイッチの破損を少なくすることができる。
作業者がアシスト器具を装着した状態での右側面図である。 作業者がアシスト器具を装着した状態での背面図である。 アシスト器具の全体斜視図である。 左のハンド部の分解斜視図である。 左のハンド部の正面図である。 左のハンド部の左側面図である。 左のハンド部を荷物の開口部に挿入する状態を示す正面図である。 左のハンド部により荷物を保持した状態を示す正面図である。 発明の実施の第1別形態における左のハンド部の斜視図である。
図1,2,3に、作業者に装着されて使用されるもので、作業者による荷物の昇降を補助するアシスト器具が示されている。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
(アシスト器具の全体構成及び本体部)
図1,2,3に示すように、アシスト器具には、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上方に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に備えられた右及び左の脚作用部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられている。
図1,2,3に示すように、本体部1は、右及び左の縦フレーム6、右及び左の縦フレーム6に亘って連結された支持板7等を備えて、枠状となっている。脚作用部3に取付ベルト4が取り付けられて、支持板7の前面の上部に肩ベルト5が取り付けられている。支持板7の後面の上部に昇降装置17が連結され、支持板7の後面の上下中間部に制御装置8が連結されており、支持板7の後面の下部にバッテリー9が取り付けられている。
図1及び図2に示すように、肩ベルト5に作業者の腕部(肩部)を入れ、取付ベルト4を作業者の腰部に巻き付けて固定することにより、作業者の背中部に本体部1が取り付けられる。
図1及び図2に示すように、アシスト器具及び荷物の重量が取付ベルト4を介して主に作業者の腰部に掛かることになるのであり、アシスト器具及び荷物の重量が作業者の腰部により安定して支持される。肩ベルト5は、主に本体部1が作業者の背中部から後方に離れようとする状態を止める機能を発揮する。
(脚作用部)
図1,2,3に示すように、右及び左の脚作用部3は、基部10、伝動ケース11、操作アーム12及び脚ベルト13等を備えている。支持板7の下部に左右方向にスライド自在に基部10が支持されており、基部10の外端部に伝動ケース11が前向きに連結されている。
図1及び図2に示すように、伝動ケース11の前部の左右方向の横軸芯P1周りに、操作アーム12が揺動自在に支持されており、幅広のベルト状の脚ベルト13が操作アーム12の端部に連結されている。複数の平ギヤにより構成された伝動部(図示せず)が伝動ケース11の内部に備えられ、電動モータ(図示せず)が基部10に内装されており、電動モータにより伝動部を介して操作アーム12が横軸芯P1周りに揺動駆動される。
前述のように、作業者の背中部に本体部1を取り付ける場合において、作業者が取付ベルト4を腰部に巻き付けて固定する際、取付ベルト4と一緒に、右及び左の脚作用部3(基部10)が支持板7に沿って左右方向に移動可能である。
これにより、取付ベルト4の腰部への巻き付け具合により、作業者の体格に合わせるように右及び左の脚作用部3の間隔が決まるのであり、取付ベルト4により右及び左の脚作用部3の位置が決められた状態となる。
この後、図1及び図2に示すように、作業者は脚ベルト13を太腿部に巻き付けて、面ファスナ(図示せず)(登録商標:マジックテープ)により、脚ベルト13を太腿部に取り付ける。
作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者の腰部の右側に右の脚作用部3(伝動ケース11)が位置し、作業者の腰部の左側に左の脚作用部3(伝動ケース11)が位置する。
(アーム部)
図1,2,3に示すように、右及び左の縦フレーム6の上部が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め前方の上方に延出されて、右及び左のアーム部2となっており、アーム部2の上端部にプーリー(図示せず)が回転自在に支持されている。
図1,2,3に示すように、昇降装置17から、右の2本のワイヤ18,19及び左の2本のワイヤ18,19が延出されている。支持板7の上部にアウター受け部21が備えられ、アーム部2の上部にアウター受け部22が備えられており、ワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部がアウター受け部21,22に接続されて、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが昇降装置17に接続されている。
図1,2,3に示すように、右のワイヤ18,19のインナー18a,19aが、右のアーム部2の上端部のプーリーに掛けられて下側に延出されており、右のワイヤ18,19のインナー18a,19aに、右のハンド部20が接続されている。左のワイヤ18,19のインナー18a,19aが、左のアーム部2の上端部のプーリーに掛けられて下側に延出されており、左のワイヤ18,19のインナー18a,19aに、左のハンド部20が接続されている。
(昇降装置)
図1及び図2に示すように、昇降装置17に、伝動機構(図示せず)を内装する上下向きの伝動ケース25、伝動ケース25の上部に横向きに連結された支持ケース26、伝動ケース25の下部に横向きに連結された電動モータ27、支持ケース26の内部で横向きの軸芯周りに回転自在に支持された4個のプーリー(図示せず)が備えられている。
図1及び図2に示すように、ワイヤ18,19のアウター18b,19bの端部がアウター受け部21に接続され、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが、支持ケース26の内部の4個のプーリーの各々に接続されている。
以上の構造により、図1及び図2に示すように、電動モータ27が作動すると、電動モータ27の動力が伝動ケース25の内部の伝動機構を介して、支持ケース26の内部のプーリーに伝達されるのであり、プーリーが巻き取り側及び繰り出し側に回転駆動される。
図1及び図2に示すように、電動モータ27によりプーリーが巻き取り側に回転駆動されると、ワイヤ18,19のインナー18a,19aがプーリーに巻き取られて、ハンド部20が上昇する。電動モータ27によりプーリーが繰り出し側に回転駆動されると、ワイヤ18,19のインナー18a,19aがプーリーから繰り出されて、ハンド部20が下降する。
電動モータ27に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられている。電動モータ27の作動時に電磁ブレーキは自動的に解除状態となり、電動モータ27の停止時及び非通電時に電磁ブレーキは自動的に制動状態となる。
(ハンド部の構造)
以下に、左のハンド部20について説明する。図1及び図2に示すように、右及び左のハンド部20は、左右対称の形状であり、同じ構造を備えている。
図4,5,6に示すように、ハンド部20には、縦向き部14、下側部15、上延出部28、下延出部29、持ち手部31、ワイヤ接続部16及びガード部30が備えられている。
図4,5,6に示すように、縦向き部14は平板状であり、縦向き部14の上部の前部が前方に延出されてガード部30となっている。縦向き部14の上部がワイヤ接続部16となっており、ワイヤ接続部16にワイヤ18,19のインナー18a,19aが接続される。縦向き部14の下部が横向きに折り曲げられて、下側部15となっている。
図4,5,6に示すように、下側部15の端部に、縦向き部14と同じ前後幅を備えた平板が連結されて、平板が下側部15から上側及び下側に延出されている。平板における下側部15から上側の部分が上延出部28であり、平板における下側部15から下側の部分が下延出部29である。下側部15から上延出部28の上端部までの長さL1よりも、下側部15から下延出部29の下端部までの長さL2が、長いものに設定されている。
図4,5,6に示すように、縦向き部14における下側部15が延出される側とは反対側の部分に、持ち手部31が連結されている。持ち手部31に、縦向き部14における下側部15が延出される側とは反対側の部分の上部に横向きに連結された上側部分32、上下向きの横側部分33、縦向き部14における下側部15が延出される側とは反対側の部分の下部に横向きに連結された下側部分34、下側部分34に連結された下側部分35が備えられている。
図4,5,6に示すように、持ち手部31において、上側部分32、横側部分33及び下側部分34は、平板を折り曲げて形成されている。上側部分32は、縦向き部14のガード部30の位置に連結されており、縦向き部14及びガード部30と同じ前後幅を備えている。
図4,5,6に示すように、持ち手部31において、下側部分34は縦向き部14の下側部15の位置に連結されている。下側部分35は、下側部分34の下面に連結されており、下側部分35の前部が縦向き部14の前辺部から前方に突出し、下側部分35の後部が縦向き部14の後辺部から後方に突出している。
図1,2,4,5に示すように、右のハンド部20において、持ち手部31の上側部分32の前部に、上昇操作スイッチ23(操作スイッチに相当)が取り付けられている。左のハンド部20において、持ち手部31の上側部分32の前部に、下降操作スイッチ24(操作スイッチに相当)が取り付けられている。上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24は、ハーネス(図示せず)を介して制御装置8に接続されている。
図1,2,4,5に示すように、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24は復帰型となっている。作業者が上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24を押し操作していると、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24から操作信号が出力され、作業者が上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の操作信号が停止する。
図4及び図5に示すように、合成樹脂により一体的に成形されたカバー36が備えられている。カバー36は、上側部分36aと横側部分36bとを備えており、上側部分36aの前部に開口部36cが備えられている。
図4及び図5に示すように、カバー36の上側部分36aが、持ち手部31の上側部分32及び上昇操作スイッチ23(下降操作スイッチ24)を上側から覆い、カバー36の横側部分36bが、持ち手部31の横側部分33を横側から覆うように、カバー36がハンド部20に取り付けられるのであり、上昇操作スイッチ23(下降操作スイッチ24)がカバー36の開口部36cから上側に突出する。
(アシスト器具の作業形態)
例えば、床に置かれた荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんで床の荷物を手で持ち、次に手を下に延ばした状態で荷物を持ちながら立ち上がり、次に手で荷物を持ち上げて、荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
前述の状態において上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作に基づいて、制御装置8により脚作用部3及び昇降装置17が作動する状態について説明する。
図1及び図2に示すように、作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者が上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の両方を押し操作していないと、昇降装置17の電動モータ27は停止して、脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
作業者が歩行する場合や、作業者が膝部を曲げて腰部を落とす場合(しゃがむ場合)、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
次に作業者がしゃがんで床の荷物を手で持つ場合、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17において、電動モータ27が繰り出し側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、ハンド部20が下降する。下降操作スイッチ24の押し操作を止めると、電動モータ27が停止して、ハンド部20が停止する。これにより作業者は、ハンド部20により荷物を保持する。
前述のように、電動モータ27に電磁ブレーキ(図示せず)が備えられており、電動モータ27の停止時及び非通電時に、電磁ブレーキは自動的に制動状態となる。
これにより、電動モータ27が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するようにハンド部20に荷物の重量が掛かっても、ハンド部20が下降することはない。
次に作業者は、ハンド部20により荷物を保持した状態で、立ち上がることにより荷物を床から持ち上げる。この状態において、作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作すると、脚作用部3において、操作アーム12が下側に駆動され、作業者の太腿部が下側に操作されて、作業者の立ち上がりが補助される。このように、作業者が立ち上がる際において、前述の電動モータ27のブレーキ機能により、ハンド部20が下降することはない。
前述のように、作業者が上昇操作スイッチ23を押し操作した状態で立ち上がった後、脚作用部3において、操作アーム12が略真下に向く位置に達したことが検出されると、作業者が完全に立ち上がったと判断されて、脚作用部3の電動モータは停止状態(自由回転状態)となる。
次に昇降装置17において、電動モータ27が巻き取り側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが巻き取られて、ハンド部20が上昇する。所望の位置までハンド部20が上昇すると、上昇操作スイッチ23の押し操作を止めることにより、電動モータ27が停止してハンド部20が停止する。
次に作業者は荷物を置くべき高い棚やトラックの荷台等へ歩いて移動する。作業者が高い棚やトラックの荷台等に到着して、作業者が下降操作スイッチ24を押し操作すると、昇降装置17において、電動モータ27が繰り出し側に作動し、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されて、ハンド部20が下降する。これにより作業者は、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置いて、ハンド部20を荷物から取り外す。
このようにして、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るのであり、次の荷物に対して同様な操作を行う。
(ハンド部の持ち方)
前項の(アシスト器具の作業形態)に記載のように、ハンド部20により荷物を保持する場合のハンド部20の持ち方について、左のハンド部20により説明する。前述のように、右及び左のハンド部20は左右対称の形状で同じ構造を備えているので、右手による右のハンド部20の持ち方も、以下に説明する左手による左のハンド部20の持ち方と同じである。
図7及び図8に示すように、左手の親指A1をカバー36の上側部分36aに上側から当て、左手の手の平A2をカバー36の横側部分36bに当てながら、左手の人差し指、中指、薬指及び小指の指先A3を、持ち手部31の下側部分34,35の下面に下側から当てる。
これにより、図7及び図8に示すように、持ち手部31の上側部分32(カバー36の上側部分36a)及び下側部分34,35を、左手で握るようにして持つことができる。この状態において、左手の親指A1により下降操作スイッチ24を押し操作することができるのであり、左手が縦向き部14から下側部15が延出される側に出ることはない。
(ハンド部による荷物の保持)
前項の(アシスト器具の作業形態)に記載のように、ハンド部20により荷物を保持及び取り外す状態について説明する。この場合、図7及び図8に示すように、荷物が段ボール箱のような立方体形状であり、荷物の右及び左の横壁部61に開口部62が形成されていたとする。
前項の(ハンド部の持ち方)で説明したように、作業者が右手及び左手で右及び左のハンド部20を持ちながら、図7に示すように、ハンド部20を斜めにして、下延出部29の下端部を荷物の開口部62に挿入する。
下側部15及び上延出部28が荷物の開口部62に入り込む状態になると、図7から図8に示すように、ハンド部20を斜めの姿勢から鉛直姿勢に切り換えながら、ハンド部20を少し持ち上げて、下側部15及び上延出部28に荷物の開口部62の上側の縁部62aを入り込ませて掛けることにより、ハンド部20に荷物を保持する。
図7及び図8に示すように、ハンド部20において、縦向き部14における下側部15が延出される側とは反対側の部分に、持ち手部31が連結されていることにより、縦向き部14における荷物側には、下側部15、上延出部28及び下延出部29以外の部分が存在しない状態となっている。
これにより、図7及び図8に示すように、ハンド部20において、縦向き部14を荷物の横壁部61の外側に沿うようにすることにより、ハンド部20における下延出部29の荷物の開口部62への挿入、ハンド部20の斜めの姿勢から鉛直姿勢に切り換え、ハンド部20の持ち上げによる荷物の保持が無理なく行える。
図8に示すように、ハンド部20により荷物を保持した状態において、縦向き部14が荷物の横壁部61の外側に沿う状態となる。上延出部28が荷物の横壁部61における開口部62の上側の内側に沿う状態となり、下延出部29が荷物の横壁部61における開口部62の下側の内側に沿う状態となる。
これにより、図8に示すように、ハンド部20が荷物の開口部62から外れようとしても、上延出部28及び下延出部29が荷物の横壁部61における開口部62の上側及び下側の内側に当たるので、ハンド部20が荷物の開口部62から容易に外れることはない。
図5に示すように、ハンド部20において、下側部15から上延出部28の上端部までの長さL1よりも、下側部15から下延出部29の下端部までの長さL2が、長いものに設定されており、下延出部29が比較的長いものとなっている。
これにより、図8に示すように、下側部15及び上延出部28から(荷物の開口部62の上側の縁部62aから)、下側に少し離れた位置に、荷物の開口部62の下側の縁部62bが位置していても、下延出部29が荷物の開口部62の下側の縁部62bに届かないという状態が少なくなる。
荷物を高い棚やトラックの荷台等に置いた状態で、ハンド部20を荷物から取り外す場合、図8に示すように、下側部15及び上延出部28に荷物の開口部62の上側の縁部62aを入り込ませて掛けた状態から、ハンド部20を少し下げて、下側部15及び上延出部28を、荷物の開口部62の上側の縁部62aから下側に離す。
次に図7に示すように、ハンド部20を鉛直姿勢から斜めの姿勢に切り換えながら、下側部15及び上延出部28を荷物の開口部62から外側に出し、ハンド部20を斜め上方に持ち上げて、下延出部29を荷物の開口部62から抜き出して、ハンド部20を荷物から取り外す。
図4,7,8に示すように、右及び左のハンド部20において、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の下側が、持ち手部31の上側部分32により保護され、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の荷物側(横側)が、ガード部30によって保護される状態となっている。
(発明の実施の第1別形態)
図4,5,6に示すハンド部20に代えて、図9に示すように、ハンド部20に、縦向き部14、下側部15、上延出部28、持ち手部31、ワイヤ接続部16及びガード部30、上昇操作スイッチ23(下降操作スイッチ24)、カバー36を備えて、図4,5,6に示す下延出部29を備えないようにしてもよい。
図9では、縦向き部14の下部が横向きに折り曲げられて下側部15となり、下側部15が上側に折り曲げられて、上延出部28となっている。
図9に示すハンド部20によると、図7に示すようにハンド部20を斜めにして、下延出部29の下端部を荷物の開口部62に挿入するというような操作を行わなくても、ハンド部20を鉛直姿勢に設定した状態で、下側部15及び上延出部28を、荷物の開口部62に挿入して、荷物の開口部62の上側の縁部62aを下側部15及び上延出部28に入り込ませて掛けることができる。
(発明の実施の第2別形態)
アシスト器具において、右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。
この構造によると、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部20を備え、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部20を備える。又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部20を備え、分岐部分の他方に左のハンド部20を備える。
アシスト器具において、右及び左の脚作用部3を備えないように構成してもよい。
アシスト器具において、昇降装置17を廃止して、ワイヤ18,19を本体部1やアーム部2に連結し、ハンド部20の位置を固定して、ハンド部20の昇降を行わないように構成してもよい。
本発明は、作業者に装着されるもので、作業者による荷物の保持を補助するアシスト器具に使用されるハンド部ばかりではなく、建物の天井部に支持されたウインチ等に使用されるハンド部にも適用できる。
14 縦向き部
15 下側部
16 ワイヤ接続部
23,24 操作スイッチ
28 上延出部
29 下延出部
30 ガード部
31 持ち手部
32 上側部分
34,35 下側部分
61 荷物の横壁部
62 荷物の横壁部の開口部
L1 下側部から上延出部の上端部までの長さ
L2 下側部から下延出部の下端部までの長さ

Claims (6)

  1. 荷物の横壁部の外側に沿う縦向き部と、
    前記縦向き部の下部から荷物の横壁部側に延出されて荷物の横壁部の開口部に入り込む下側部と、
    荷物の横壁部の内側に沿うように、前記下側部から上側に延出される上延出部と、
    前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分に設けられた持ち手部と、
    前記縦向き部の上部に設けられたワイヤ接続部とが備えられている荷物保持用のハンド部。
  2. 荷物の横壁部の内側に沿うように、前記下側部から下側に延出される下延出部が備えられている請求項1に記載の荷物保持用のハンド部。
  3. 前記下側部から前記上延出部の上端部までの長さよりも、前記下側部から前記下延出部の下端部までの長さが長いものに設定されている請求項2に記載の荷物保持用のハンド部。
  4. 前記持ち手部に、
    前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分の上部に設けられた上側部分と、
    前記縦向き部における前記下側部が延出される側とは反対側の部分の下部に設けられた下側部分とが備えられている請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の荷物保持用のハンド部。
  5. 前記上側部分の上面に、操作スイッチが備えられている請求項4に記載の荷物保持用のハンド部。
  6. 前記操作スイッチの前記縦向き部側の位置に、ガード部が備えられている請求項5に記載の荷物保持用のハンド部。
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