JP2018158532A - 射出成形機の金型姿勢設定方法及び金型姿勢設定装置 - Google Patents

射出成形機の金型姿勢設定方法及び金型姿勢設定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金型交換時に金型の姿勢を簡単に能率的に設定可能な射出成形機の金型姿勢設定方法及び金型姿勢設定装置を提供する。【解決手段】射出成形機(1) の金型姿勢設定方法は、プラテン間空間(14)に金型セット(M) を搬入してプラテンの盤面(11a) に位置決め固定する際に金型セット(M) の姿勢を設定する金型姿勢設定装置(20)を予め準備する準備工程と、吊持手段(15)で吊持した金型セット(M) をプラテン間空間(14)に搬入し、金型セット(M) のロケートリング(13)を盤面の嵌合穴(11h) に嵌合させる金型搬入嵌合工程と、次に前記吊持手段(15)で金型セット(M) を吊持したまま、移動駆動手段(25)で案内手段(22)を介して型端規制部材(21)を金型セット(M) の方へ平行移動させて金型セット(M) の端面に面接触状に当接させ、金型セット(M) の姿勢を正規姿勢に設定する金型姿勢設定工程とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、射出成形機の金型姿勢設定方法及び金型姿勢設定装置に関する。
射出成形機の金型を天井クレーンを用いて交換する場合、図16に示すように、使用済みの金型セット(固定型と可動型とを含む)をプラテン間空間からクレーン等により搬出してから、クレーン等で吊持した使用予定の金型セットMをプラテン間空間に搬入し、その吊持状態のまま、金型セットMのロケートリングを固定側プラテン100の盤面100aの嵌合穴101に嵌合させる。そのとき、金型セットMのセンターは盤面100aのセンターに合致するが、金型セットMの姿勢が正規姿勢に揃っているとは限らず、ロケートリングの軸心回りに小角度回転した状態になっているケースが多い。尚、図16の例では、固定側プラテン100には磁力式クランプ装置102が設けられている。
そこで、軽量の金型セットの場合は、金型をクレーンで吊ったまま手で押すことにより、金型セットの姿勢を調整し、金型セットをその下端が水平となり且つ左右の両端が鉛直となる正規姿勢にしてから、可動側プラテンを型締めし、金型セットの固定型を固定側プラテンの盤面に複数のクランプ装置等で固定し、金型セットの可動型を可動側プラテンの盤面に複数のクランプ装置等で固定する。尚、大重量の金型の場合は、クレーン操作により金型の姿勢を正規姿勢に調整する。
このように、金型の姿勢を水平な正規姿勢に設定するのは、射出成形時の溶融合成樹脂の流動性を良くするためであり、また、多数個取りする成形品をロボットで掴む場合やインサート成形する際にインサート部材を金型内にセットする際に金型の位置精度が重要になるからである。
上記のように金型セットの回転姿勢を調整して金型セットを正規姿勢に調整する場合、通常、図17に示すように、例えば、金型セットMの右端面の上部と下部に差し金103を当て、金型セットMの右端面の上部の水平方向位置と下部の水平方向位置を測定しながら、金型セットMを正規姿勢に調整する。尚、上記の1対の差し金103の代わりに、金型セットMの上端に水準器104をセットし、この水準器104により金型の姿勢を正規姿勢に調整する場合もある。
他方、図18に示すように、固定側プラテン110の下部に、基準部材111を固定的に設け、この基準部材111の上端の中央部に金型112の金型基板112aの下端の凹部113に係合する凸部114を設け、金型基板112aの下端を基準部材111の上面に当接させ、金型基板112aの凹部113に凸部114を係合させることで、金型112の姿勢を正規姿勢に調整する技術も公知である。
ここで、特許文献1に示す成形機の金型位置決め装置においては、金型セットを交換する際に、金型セットをプラテン間空間に搬入してから金型位置決め装置を用いて金型セットの下端部を受け止めることで、金型セットの上下方向位置を決めると共に正規姿勢にする。
特許文献2に記載の物品位置決め機構では、前記金型(固定型)に外形が略正八角形の第1ロケートリングが装備され、プラテンには第1ロケートリングが嵌合可能な略正八角形の嵌合穴を有する第2ロケートリングが装備され、第1ロケートリングを第2ロケートリングに嵌合することで、金型の姿勢を正規姿勢に設定する技術が開示されている。但し、第1,第2ロケートリングを採用するため、金型とプラテンに改造を施さなければならないため、実用性と汎用性に欠ける。
特開2012−86492号公報 特開2010−99958号公報
前記のように、金型セットの回転姿勢を調整して金型セットを水平な正規姿勢に調整する作業は、差し金又は水準器で計測しながら行うため、多くの労力と時間がかかる。
特に、3ton 以上の大重量の金型の場合、クレーン操作を介して金型の姿勢を正規姿勢に調整するため多くの労力と時間がかかる。
図18に示す技術では、基準部材111の位置を変更しない場合には、複数種類の金型112の金型基板112aのサイズ(上下寸法)を一定に設定する必要があるため、小型の金型112の場合には金型基板112aが必要以上に大型化するうえ、金型基板112aに凹部113を形成することが必要になる。
特許文献1の金型位置決め装置においては、金型セットの上下方向位置を正規位置に設定し且つ金型セットの姿勢を正規姿勢に設定する。この方法では、金型基板を最適な大きさにすることはできるが、金型に凹部を形成しなければならない。
本発明の目的は、金型交換時にロケートリングによる位置決めを基準にして金型の姿勢を簡単に能率的に設定可能な射出成形機の金型姿勢設定方法及び金型姿勢設定装置を提供することである。
請求項1の金型姿勢設定方法は、射出成形機のプラテン間空間に金型セットを搬入してプラテンの盤面に位置決め固定する際に金型セットの姿勢を設定する金型姿勢設定装置であって、金型セットの水平端面又は鉛直端面に面接触状に当接可能な型端規制部材と、この型端規制部材をこの型端規制部材と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内手段と、前記型端規制部材を平行移動させて金型の端面に当接させる移動駆動手段とを有する金型姿勢設定装置を予め準備する準備工程と、吊持手段で吊持した金型セットを前記プラテン間空間に搬入し、金型セットのロケートリングを前記盤面の嵌合穴に嵌合させる金型搬入嵌合工程と、次に前記吊持手段で金型セットを吊持したまま、前記移動駆動手段で前記案内手段を介して前記型端規制部材を金型セットの方へ平行移動させて金型の端面に面接触状に当接させ、金型セットの姿勢を正規姿勢に設定する金型姿勢設定工程とを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、金型セットのロケートリングを盤面の嵌合穴に嵌合させ、吊持手段で金型セットを吊持した状態で、移動駆動手段で案内手段を介して型端規制部材を金型セットの方へ平行移動させて金型の端面に面接触状に当接させ、金型セットの姿勢を正規姿勢に設定するため、移動駆動手段で型端規制部材を移動させるという簡単な操作で
能率的に金型セットの姿勢を正規姿勢に設定することができ、金型交換の作業能率を高めることができる。
請求項2の金型姿勢設定方法は、請求項1の発明において、前記金型セットは、固定側金型と可動側金型とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、固定側金型と可動側金型とを含む金型セットを金型セットのまま、正規姿勢に設定することができる。
請求項3の射出成形機の金型姿勢設定装置は、射出成形機のプラテン間空間に金型セットを搬入してプラテンの盤面に位置決め固定する際に金型セットの姿勢を設定する金型姿勢設定装置であって、金型セットの水平端面又は鉛直端面に面接触状に当接可能な型端規制部材と、この型端規制部材をこの型端規制部材と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内手段と、前記型端規制部材を平行移動させて金型セットの端面に当接させる移動駆動手段とを備え、吊持手段で吊持した金型セットを前記プラテン間空間に搬入し、金型セットのロケートリングを前記盤面の嵌合穴に嵌合させた状態において、前記移動駆動手段で前記案内手段を介して前記型端規制部材を金型セットの方へ平行移動させて金型の端面に面接触状に当接させ、金型セットの姿勢を正規姿勢に設定可能に構成したことを特徴としている。
上記の構成によれば、請求項1と同様に、移動駆動手段で型端規制部材を移動させるという簡単な操作で能率的に金型セットの姿勢を正規姿勢に設定することができ、金型交換の作業能率を高めることができる。
請求項4の射出成形機の金型姿勢設定装置は、請求項3の発明において、前記支持案内手段は、前記型端規制部材に対し金型セットと反対側に型端規制部材に平行に配置されて前記盤面に固定されたベース部材と、このベース部材を摺動自在に挿通して端部が前記型端規制部材に連結された1対の案内部材とを備えたことを特徴としている。
上記の構成によれば、前記案内手段が、盤面に固定されたベース部材と、このベース部材の両端部を摺動自在に挿通して端部が型端規制部材に連結された1対の案内部材とを備えているため、前記案内手段の構成を簡単化することができる。
請求項5の射出成形機の金型姿勢設定装置は、請求項4の発明において、前記移動駆動手段は、前記1対の案内部材の間に平行に配設された流体圧シリンダを有することを特徴としている。上記の構成によれば、流体圧シリンダからなる簡単な構成の移動駆動手段を実現することができる。
請求項6の射出成形機の金型姿勢設定装置は、請求項4の発明において、前記移動駆動手段は、前記1対の案内部材の間に平行に配設されたネジ軸と、前記ベース部材に固定されたナットと、前記ネジ軸を回転駆動可能な電動モータを有することを特徴としている。 上記の構成によれば、前記移動駆動手段として、電動式の移動駆動手段を実現することができる。
請求項7の射出成形機の金型姿勢設定装置は、請求項3の発明において、前記盤面の中段部の左側部と右側部の少なくとも一方に、上下に離隔した上下1対の流体圧式クランプ装置を左右方向へ移動可能に設け、前記1対のクランプ装置の1対のクランプ本体が連結部材で連結され、前記型端規制部材が前記1対のクランプ本体で構成されたことを特徴としている。
上記の構成によれば、金型固定用の1対の流体圧式クランプ装置を有効活用して型端規制部材を構成できるため、金型姿勢設定装置の構成を簡単化することができる。
本願の発明によれば、前記のような種々の効果が得られる。
本発明の実施例1に係る射出成形機を操作側から視た図である。 固定プラテンと固定側副プラテンと金型姿勢設定装置(金型の姿勢設定前)の正面図である。 固定プラテンと固定側副プラテンと金型姿勢設定装置(金型の姿勢設定後)の正面図である。 固定側副プラテンと金型姿勢設定装置の平面図である。 固定側副プラテンと金型姿勢設定装置の右側面図である。 左端規制機構の斜視図である。 実施例2に係る金型姿勢設定装置の正面図である。 実施例3に係る金型姿勢設定装置の正面図である。 実施例4に係る金型姿勢設定装置の正面図である。 実施例5に係る金型姿勢設定装置の正面図である。 図11の金型姿勢設定装置と固定側プラテンの平面図である。 図11の金型姿勢設定装置と固定側プラテンの側面図である。 実施例6に係る金型姿勢設定装置の正面図である。 実施例7に係る固定プラテンと金型姿勢設定装置(金型の姿勢設定前)の正面図である。 図14の固定プラテンと金型姿勢設定装置(金型の姿勢設定後)の正面図である。 従来技術の射出成形機の金型セット搬入時に非正規姿勢の金型セットを示す正面図である。 従来技術の射出成形機の金型セット搬入時に金型セットを正規姿勢に調整する状態を示す正面図である。 従来技術の射出成形機に設けた基準部材で金型の姿勢を調整する状態を示す正面図である。
本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、射出成形機1について説明する。
図1に示すように、射出成形機1は、金型セットM(固定型M1と可動型M2)を固定する為の相対向する固定プラテン2及び可動プラテン3と、金型セットMの型締めと型開きを行う為に固定プラテン2に対して可動プラテン3を接近/離隔する方向に駆動する油圧シリンダ(又は駆動モータ)を有するプラテン駆動機構4と、可動プラテン3を接近/離隔方向に移動自在にガイド支持する4本のガイドロッド5と、金型セットM内のキャビティに溶融状態の合成樹脂を供給する為の射出筒6aを有する射出機構6と、可動型M2から成形品を取り出すエジェクト機構7と、固定プラテン2の盤面2aに固定された固定側副プラテン11と、可動プラテン3の盤面3aに固定された可動側副プラテン12と、プラテン2,3と副プラテン11,12間に装着された断熱板2b,3bと、固定側副プラテン11に装備された金型姿勢設定装置20を備えている。
後述するように、この射出成形機1では、金型を固定するための磁力式クランプ装置11mが設けられているため、固定側副プラテン11と可動側副プラテン12に金型落下防止装置30(図1では図示略)が設けられている。
この射出成形機1により射出成形を行う場合、プラテン駆動機構4により可動プラテン3が固定プラテン2に接近する方向に駆動されて、固定型M1に可動型M2が押圧された型締め状態となり、この状態で、射出筒6aの先端から金型セットM内に溶融状の合成樹脂が射出される。その後、プラテン駆動機構4により可動プラテン3が固定プラテン2から離隔する方向に駆動されて、可動型M2が固定型M1から離隔した型開き状態となる。この状態でエジェクト機構7により成形品が可動型M2からエジェクトされる。
エジェクト機構7は、エジェクターピン8と、このエジェクターピン8の基端部が連結されたエジェクター板8aと、このエジェクター板8aを介してエジェクターピン8を進退駆動する流体圧シリンダ8bとを備えている。尚、以下の説明において、図2の矢印Lは左方を示し、矢印Rは右方を示し、図2の紙面手前方向を前方とする。
次に、固定側副プラテン11について説明する。
図1、図2に示すように、固定側副プラテン11は、固定プラテン2とほぼ同サイズの鋼製厚板のプレートである。副プラテン11は、固定プラテン2の盤面2aに複数のボルト10aにより固定されている。固定プラテン2と副プラテン11とが「固定側プラテン」に相当する。
副プラテン11には、その表面の盤面11aに固定型M1を固定する為の磁力を発生させる磁力式クランプ装置11mが設けられている。副プラテン11の中央部分に射出ノズルを後方から挿入する挿入孔の端部に形成され且つ金型セットMのロケートリング13が嵌合される嵌合穴11hが形成されている。
次に、可動側副プラテン12について説明する。
図1に示すように、可動側副プラテン12は、可動プラテン3とほぼ同サイズの鋼製厚板のプレートであり、固定側副プラテン11と同様のものである。副プラテン12は、可動プラテン3の盤面3aに複数のボルト10bにより固定されている。可動プラテン3と副プラテン12とが「可動側プラテン」に相当する。副プラテン12には、その表面の盤面12aに可動型M2を固定する為の磁力を発生させる磁力式クランプ装置(図示略)が設けられている。
上記の副プラテン11には、金型セットMをプラテン間空間14に搬入して固定型M1から後方へ突出するロケートリング13を嵌合穴11hに嵌合させた状態で金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定する金型姿勢設定装置20が設けられている。
さらに、前記の磁力式クランプ装置11mが設けられたため、射出成形機の稼働中において型開き時やエジェクト時の衝撃により固定型M1が盤面11aから落下するのを防止する金型落下防止装置30も設けられている。
副プラテン12には、射出成形機の稼働中において型開き時やエジェクト時の衝撃により可動型M2が盤面12aから落下するのを防止する金型落下防止装置が設けられている。但し、この金型落下防止装置は、副プラテン11に設けた金型落下防止装置30と同様のものであるので、図示と説明を省略する。
次に、金型姿勢設定装置20について説明する。
図2、図4、図5に示すように、金型姿勢設定装置20は、副プラテン11,12の間のプラテン間空間14に金型セットMを搬入して固定側副プラテン11の盤面11aに位置決め固定する際に金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定するものである。
この金型姿勢設定装置20は、金型セットMの水平端面又は鉛直端面に面接触状に当接可能な型端規制部材21と、この型端規制部材21をこの型端規制部材21と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内機構22(案内手段)と、型端規制部材21を平行移動させて金型セットMの端面面接触状に当接させる移動駆動手段25とを備えている。
この金型姿勢設定装置20は、天井クレーン等の吊持手段15で吊持した金型セットMをプラテン間空間14に搬入し、金型セットMのロケートリング13を盤面11aの嵌合穴11aに嵌合させた状態において、移動駆動手段25で案内機構22を介して型端規制部材21を金型セットMの方へ平行移動させて金型セットM(固定型M1)の端面に面接触状に当接させ、金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定可能に構成されている。
前記案内機構22は、型端規制部材21に対し金型セットMと反対側に型端規制部材21と平行に配置されて盤面11aに固定されたベース部材23と、このベース部材23を摺動自在に挿通して端部が型端規制部材21に連結された1対の案内部材24とを備えている。移動駆動手段25は、1対の案内部材24の間に平行に配設された流体圧シリンダで構成されている。
前記ベース部材23は、左右方向に細長い直方体状の水平な部材であり、副プラテン11の盤面11aの下端側部分の左右方向中央部に複数のボルト26で固定されている。型端規制部材21は、ベース部材23の上側近傍に平行に配置された左右方向に細長い直方体状の水平の部材であり、型端規制部材21の上端部の前端部には、固定型M1の金型基板mの下端部を前方から係止可能な係止部21aが形成されている(図5参照)。
副プラテン11の下部中央にはT溝27が形成され、このT溝27内にT形部材21bが可動に収容され、型端規制部材21の中央部に装着されたボルト28によりT形部材21bが型端規制部材21に固着され、型端規制部材21はボルト28とT形部材21bにより副プラテン11に対して上下に移動可能に案内されている(図4参照)。
前記1対の案内部材24は、鉛直姿勢に配設されてベース部材23の摺動孔を夫々挿通し、それらの上端部が型端規制部材21に固着されている。
移動駆動手段25(流体圧シリンダ)は、鉛直姿勢に配置されてそのシリンダ本体25aが副プラテン11に固定され、そのピストンロッド25bがベース部材23の長さ方向中央部の開口穴を貫通して上方へ延び、その上端が型端規制部材21に連結されている。
次に、副プラテン11に設けた金型落下防止装置30について説明する。
図2〜図6に示すように、この金型落下防止装置30は、射出成形機の稼働中において、型開き時や成形品をエジェクトする時の衝撃により固定型M1が盤面11aから落下するのを防止するための装置である。この金型落下防止装置30は、前記の金型姿勢設定装置20からなる下端落下防止機構30Aと、左端落下防止機構30Bと、右端落下防止機構30Cとで構成されている。
尚、金型セットMをプラテン間空間14に搬入する際には、図2に示すように、下端落下防止機構30Aの型端規制部材21が退避位置(下限位置)に退避している。
金型姿勢設定装置20により金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定後、射出成形機1の稼働中には、型端規制部材21が固定型M1の下端に当接し、係止部21aが固定型M1の金型基板mの下端部に係合した状態に保持される。
図2、図5、図6に示すように、左端落下防止機構30Bは、左端規制部材31と、流体圧シリンダ32とで構成されている。左端規制部材31の右端部の前端部には、金型基板mの左端部を前方から係止可能な係止部31aが形成されている。盤面11aの左端側の中段位置には水平なT溝33が形成されており、左端規制部材31のT形脚部31bがT溝33内に左右に移動自在に収容されている。
流体圧シリンダ32のシリンダ本体の端部が盤面11aに固定され、ピストンロッドの端部が連結板34を介して左端規制部材31に連結されている。金型セットMをプラテン間空間14に搬入する際には、左端規制部材31が図2に示すように退避位置(左限界位置)にある。
金型セットMの搬入後、図3に示すように金型セットMの姿勢設定後には、左端規制部材31は金型セットMの左端に当接する位置まで移動させられ、係止部31aを金型基板mの左端部に係合させている。尚、右端落下防止機構30Cは、左端落下防止機構30Bと左右に対称のものであるので、説明を省略する。
次に上記の金型姿勢設定装置20の作用、効果と、その金型姿勢設定装置20を用いて金型の姿勢を設定する方法について説明する。
この金型姿勢設定方法は、上記の金型姿勢設定装置20を予め準備する準備工程と、吊持手段で吊持した金型セットMをプラテン間空間14に搬入し、金型セットMのロケートリング13を盤面11aの嵌合穴11hに嵌合させる金型搬入嵌合工程と、次に吊持手段で金型セットMを吊持したまま、移動駆動手段25で案内機構22を介して型端規制部材21を金型セットMの方へ平行移動させて金型セットMの端面に面接触状に当接させ、金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定する金型姿勢設定工程とを有する。
図2に基づいて詳しく説明すると、金型交換の際、使用済みの金型セットMはプラテン間空間14からクレーンにて吊持搬出され、使用予定の金型セットMが吊持手段にて吊持した状態で、プラテン間空間14に搬入される。このとき、流体圧シリンダ25のピストンロッド25bを収縮状態にして型端規制部材21がベース部材23に当接させた下限位置に保持される。
金型セットMのロケートリング13を嵌合穴11hに嵌合させ、型締め状態に近い状態まで型締めしたとき、図2に示すように、金型セットMがロケートリング13の軸心回りに微小角度回動した傾き姿勢になる場合が多い。その場合に、図3に示すように、流体圧シリンダ25のピストンロッド25bを伸長させて、型端規制部材21を上昇させて金型セットMの固定型M1の下端に面接触状に当接させることで、金型セットMをロケートリング13を中心として回動させてその下端が水平となる正規姿勢に設定する。
ここで、正規姿勢とは、金型セットMの下端が水平となる姿勢であり、このとき金型セットMの左端及び右端が鉛直となる。その後、型締め状態にしてから、固定型M1を磁力式クランプ装置11mで盤面11aに固定し、可動型M2を磁力式クランプ装置11mと同様の磁力式クランプ装置(図示略)で盤面12aに固定する。
このように、金型セットMのロケートリング13を盤面11aの嵌合穴11hに嵌合させ、吊持手段15で金型セットMを吊持した状態で、移動駆動手段25で案内機構22を介して型端規制部材21を金型セットMの方へ平行移動させて金型セットMの端面に面接触状に当接させ、金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定するため、移動駆動手段25で型端規制部材21を移動させるという簡単な操作で能率的に金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定することができ、金型交換の作業能率を高めることができる。
この実施例2は、前記金型姿勢設定装置20を部分的に変更した例を示すものであり、前記実施例1と同じものに同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、この金型姿勢設定装置20Aにおいては、移動駆動手段25Aとして、左右方向中央部に付設された1組のネジ機構40が採用されている。このネジ機構40は、上端部が型端規制部材21に連結された鉛直姿勢のネジ軸41と、ベース部材23に装備され且つネジ軸41が螺合したネジナット(図示略)と、副プラテン11又はその他の静止部材で回転不能且つ昇降自在に案内された電動モータ42であって、ネジ軸41の下端部に連結されてネジ軸41を回転駆動可能な電動モータ42とを備えている。
尚、前記ネジ軸41は、台形ネジ又は角ネジを形成したものであり、ネジナットも台形ネジ又は角ネジを形成したものである。
金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定するとき、実施例1と同様に、電動モータ42でネジ軸41を回転駆動し、型端規制部材21を上昇させて金型セットMの下端に面接触状に当接させて水平姿勢に設定する。この金型姿勢設定装置20Aも、実施例1と同様に、下端落下防止機構30Aとして活用することができる。
この実施例3は、前記金型姿勢設定装置20,20Aを部分的に変更した例を示すものであり、前記実施例1,2と同じものに同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、この金型姿勢設定装置20Bにおいては、移動駆動手段25Bとして、左端近傍部と右端近傍部材に付設された2組のネジ機構40が採用され、案内機構22Bとしてリニアガイド機構が採用されている。
各ネジ機構40は、上端部が型端規制部材21に連結された鉛直姿勢のネジ軸41と、ベース部材23に装備され且つネジ軸41が螺合したネジナットと、副プラテン11又はその他の静止部材で回転不能且つ昇降自在に案内された電動モータ42であって、ネジ軸41の下端部に連結されてネジ軸41を回転駆動可能な電動モータ42とを備えている。
尚、前記ネジ軸41は、台形ネジ又は角ネジを形成したものであり、前記ネジナットも台形ネジ又は角ネジを形成したものである。
前記リニアガイド機構は、ベース部材23に鉛直に付設されたリニアガイド溝形成部材43と、型端規制部材21に上端部が連結されてリニアガイド溝形成部材43のガイド溝に係合したリニアガイドロッド44とを備えている。
この金型姿勢設定装置20Bにより金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定する場合には、2組の電動モータ42を同期駆動して型端規制部材21を平行に上昇させ、金型セットMの下端に面接触状に当接させて金型セットMの下端を水平にする。この金型姿勢設定装置20Bも、実施例1と同様に、下端落下防止機構30Aとして活用することができる。
この実施例4は、前記金型姿勢設定装置20を付設する位置を変更した例を示すものであり、前記実施例1と同じものに同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、この金型姿勢設定装置20Cは、実施例1の金型姿勢設定装置20と同様の構造のものであるので簡単に説明する。
この金型姿勢設定装置20Cは、盤面11aの右端側部分の中段部に装備されて金型セットMの右端を鉛直姿勢に設定することで金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定するように構成されている。この金型姿勢設定装置20Cは、鉛直姿勢で鉛直方向に細長いベース部材45であって盤面11aに固定されたベース部材45と、このベース部材45の左側に平行に配設された鉛直方向に細長い型端規制部材46と、ベース部材45の上端近傍部と下端近傍部とを摺動自在に挿通する上下1対の水平な案内部材47と、1対の案内部材47の間の中間位置に配設された水平姿勢の流体圧シリンダ48とを備えている。
流体圧シリンダ48のシリンダ本体は盤面11aに固定され、ピストンロッドはベース部材45の開口穴を挿通して、その左端部が型端規制部材46に連結されている。
金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定する際、流体圧シリンダ48で型端規制部材46を左方へ平行移動させて、金型セットMの右端に面接触状に当接させて金型セットMの右端を鉛直に設定すると、金型セットMが正規姿勢になる。尚、金型姿勢設定装置20Cを盤面11aの左端側中段部に、図9の金型姿勢設定装置20Cを左右反転した状態に設けてもよい。
この実施例5は、前記実施例1の金型姿勢設定装置20の案内手段22を変更した例を示すものであり、図10〜図12に基づいて説明する。但し、前記実施例1と同じものに同じ符号を付して説明を省略する。尚、前記副プラテン11,12と磁力式クランプ装置11mは省略され、例えば複数の油圧式クランプ装置(図示省略)が設けられている。
クランプ装置が磁力式クランプ装置でないため金型落下防止装置は設けられていない。
この金型姿勢設定装置20Dは、固定プラテン2Dに直接装備されるものであり、型端規制部材21と、ベース部材23Dと、案内手段22Dと、移動駆動手段25とを有し、型端規制部材21と移動駆動手段25は実施例1と同様である。
ベース部材23Dは、短く形成されて後述する1対のT溝50の間に配置され、1対のボルト26Dにより固定プラテン2Dに固定されている。
この実施例特有の案内手段22Dについて説明する。
案内手段22Dは、型端規制部材21の両端寄り部位に対応する位置において固定プラテン2Dに鉛直向きに形成された1対のT溝50と、型端規制部材21に一体的に形成されてT溝50内に摺動自在に装着された1対のT形脚部21fとを有する。
移動駆動手段25により型端規制部材21を昇降させるとき、1対のT溝50内を摺動移動する1対のT形脚部21fにより型端規制部材21が水平姿勢に保持されたまま上下に平行移動するように構成されている。
尚、実施例1と同様に、副プラテン11,12及び複数の磁力式クランプ装置を設けることもできる。
この実施例6の金型姿勢設定装置20Cについて図13に基づいて説明する。
この金型姿勢設定装置20Cは、実施例4の金型姿勢設定装置20Cと同様のものである。そこで、同じ部材に同じ符号を付して説明を省略する。この金型姿勢設定装置20Cは、 右端落下防止機構を兼ねるものである。但し、金型姿勢設定装置20Cの代わりに、実施例5の金型姿勢設定装置20Dを採用してもよい。
さらに、この射出成形機では、実施例1の左端落下防止機構30Bと同様の左端落下防止機構30Bを備えている。そこで、同じ部材に同じ符号を付して説明を省略する。
この実施例7に係る射出成形機の複数の油圧式クランプ装置50と金型姿勢設定装置20Eについて図14、図15に基づいて説明する。
固定プラテン2の盤面2aの左寄り部の中段部と右寄り部の中段部に、夫々、金型姿勢設定装置20Eと1対の油圧式クランプ装置50が装備されている。
油圧式クランプ装置50は、例えばクランプ本体51と、クランプ本体に枢支されたクランプアームと、クランプアームを揺動駆動可能な油圧シリンダ等で構成されている。クランプ本体51は、T溝52内に移動自在に装着されたT形脚部を備えている。
左側の1対のクランプ装置50は、水平な1対のT溝52に沿って移動可能に構成されると共に、それらのクランプ本体51に鉛直な連結部材53の両端部が固着されている。 クランプ本体51の右端には盤面2aと直交する鉛直面が形成されている。連結部材53は上下方向に所定の長さを有し、その右端面には上下に細長い鉛直面であって盤面2aと直交する鉛直面が形成されている。連結部材53の右端面は、1対のクランプ本体51の右端面と同じ左右方向位置にある。
1対のクランプ装置50の間の中間位置には流体圧シリンダ54が水平姿勢に装備され、そのシリンダ本体が盤面2aに固定され、ピストンロッド54aの先端が連結部材53の中間部に連結され、この流体圧シリンダ54により連結部材53を介して1対のクランプ装置50を左右方向に進退移動可能に構成してある。
図14に示すように、金型セットMを搬入してそのロケートリングを固定プラテン2の中心の凹部に嵌合させた状態において、金型セットMが傾いた状態のとき、流体圧シリンダ54により1対のクランプ装置50を右方へ金型セットMの方へ移動させ、上下1対のクランプ本体51の右端の鉛直面を金型セットMの固定側の金型基板の左端面に当接させて右方へ押動すると、図15に示すように金型セットMの姿勢が正規姿勢に設定される。
この左側の金型姿勢設定装置20Eは、連結部材53で連結された1対のクランプ本体51(型端規制部材に相当する)と、これらクランプ本体51,51をクランプ本体51の右端の鉛直面と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内手段と、1対のクランプ本体51,51をそれらの右端の鉛直面と直交する方向へ平行移動させて金型セットMの端面に当接させる流体圧シリンダ54(移動駆動手段に相当する)とで構成されている。案内手段は、1対のクランプ装置50と1対のT溝52とで構成されている。
金型姿勢設定装置20Eは、1対のクランプ装置50を使用位置(図15)と退避位置(図14)に切換えるクランプ装置位置切換え機構としても機能する。このように、左側の金型姿勢設定装置20E単独でも、金型セットMの姿勢を正規姿勢に設定可能になっている。
右側の1対のクランプ装置50及び金型姿勢設定装置20Eは、左側の1対のクランプ装置50及び金型姿勢設定装置20Eと左右対称のものであるので、同じ部材に同一の符号を付して説明を省略する。
前記のように、左側の金型姿勢設定装置20E単独でも、また右側の金型姿勢設定装置20E単独でも、また左右1対の金型姿勢設定装置20Eによっても、金型の姿勢を設定可能である。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
(1)金型姿勢設定装置20における流体圧シリンダ25の代わりに次の構成を採用してもよい。T溝27内に配設したネジ軸と、T溝27内に移動自在に収容されて型端規制部材に連結されたT形部材であってネジ軸が螺合されたT形部材と、ネジ軸を回転駆動する電動モータを設け、電動モータによりネジ軸とT形部材を介して型端規制部材を移動可能に構成する。尚、実施例1と同様に、副プラテン11,12及び磁力式クランプ装置を設けることもできる。
(2)左端規制機構30B及び右端規制機構30Cにおける流体圧シリンダ32の代わりに次の構成を採用してもよい。T溝33内に配設したネジ軸と、T溝33内に移動自在に収容されて型端規制部材に連結されたT形部材であってネジ軸が螺合されたT形部材と、ネジ軸を回転駆動する電動モータを設け、電動モータによりネジ軸とT形部材を介して左端規制部材31や右端規制部材31移動可能に構成する。
(3)前記実施例2,3,4,6の射出成形機1は、磁力式クランプ装置を装備していたが、磁力式クランプ装置の代わりに、複数の油圧式クランプ装置、又は複数のボルト式クランプ装置を採用する場合もある。
(4)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態をも包含するものである。
1 射出成形機
2 固定側プラテン
3 可動側プラテン
11,12 副プラテン
11a,12a 盤面
11h 嵌合穴
13 ロケートリング
14 プラテン間空間
15 吊持手段
20,20A〜20E 金型姿勢設定装置
21,46,53 型端規制部材
22,22B,22D 案内手段
23,23D,45 ベース部材
24,47 案内部材
25,25A,25B,48,54 移動駆動手段
41 ネジ軸
42 電動モータ

Claims (7)

  1. 射出成形機のプラテン間空間に金型セットを搬入してプラテンの盤面に位置決め固定する際に金型セットの姿勢を設定する金型姿勢設定装置であって、金型セットの水平端面又は鉛直端面に面接触状に当接可能な型端規制部材と、この型端規制部材をこの型端規制部材と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内手段と、前記型端規制部材を平行移動させて金型の端面に当接させる移動駆動手段とを有する金型姿勢設定装置を予め準備する準備工程と、
    吊持手段で吊持した金型セットを前記プラテン間空間に搬入し、金型セットのロケートリングを前記盤面の嵌合穴に嵌合させる金型搬入嵌合工程と、
    次に、前記吊持手段で金型セットを吊持したまま、前記移動駆動手段で前記案内手段を介して前記型端規制部材を金型セットの方へ平行移動させて金型の端面に面接触状に当接させ、金型セットの姿勢を正規姿勢に設定する金型姿勢設定工程と、
    を有することを特徴とする射出成形機の金型姿勢設定方法。
  2. 前記金型セットは、固定側金型と可動側金型とを含むことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の金型姿勢設定方法。
  3. 射出成形機のプラテン間空間に金型セットを搬入してプラテンの盤面に位置決め固定する際に金型セットの姿勢を設定する金型姿勢設定装置であって、
    金型セットの水平端面又は鉛直端面に面接触状に当接可能な型端規制部材と、
    この型端規制部材をこの型端規制部材と直交する方向へ平行移動可能に案内する案内手段と、
    前記型端規制部材を平行移動させて金型セットの端面に当接させる移動駆動手段とを備え、
    吊持手段で吊持した金型セットを前記プラテン間空間に搬入し、金型セットのロケートリングを前記盤面の嵌合穴に嵌合させた状態において、前記移動駆動手段で前記案内手段を介して前記型端規制部材を金型セットの方へ平行移動させて金型の端面に面接触状に当接させ、金型セットの姿勢を正規姿勢に設定可能に構成したことを特徴とする射出成形機の金型姿勢設定装置。
  4. 前記案内手段は、前記型端規制部材に対し金型セットと反対側に型端規制部材に平行に配置されて前記盤面に固定されたベース部材と、このベース部材を摺動自在に挿通して端部が前記型端規制部材に連結された1対の案内部材とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の射出成形機の金型姿勢設定装置。
  5. 前記移動駆動手段は、前記1対の案内部材の間に平行に配設された流体圧シリンダを有することを特徴とする請求項4に記載の射出成形機の金型姿勢設定装置。
  6. 前記移動駆動手段は、前記1対の案内部材の間に平行に配設されたネジ軸と、前記ベース部材に固定されたナットと、前記ネジ軸を回転駆動可能な電動モータを有することを特徴とする請求項4に記載の射出成形機の金型姿勢設定装置。
  7. 前記盤面の中段部の左側部と右側部の少なくとも一方に、上下に離隔した上下1対の流体圧式クランプ装置を左右方向へ移動可能に設け、前記1対のクランプ装置の1対のクランプ本体が連結部材で連結され、
    前記型端規制部材が前記1対のクランプ本体で構成されたことを特徴とする請求項3に記載の射出成形機の金型姿勢設定装置。
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