JP7215723B2 - 金型固定装置、およびそのクランププレートからの金型の分離方法 - Google Patents
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Description
少なくとも一方のクランププレートに、残留磁束による金型と固定面との吸着力よりも強い押圧力により金型を押圧し、可動盤の移動開始に連動して固定面と金型との間にエアギャップを自動的に形成するエアギャップ形成手段が設けられる。このエアギャップ形成手段は、クランププレートの凹部(収容穴)に捩じ込まれたボルトと、ボルトによりクランププレートの固定面からの突出量が規制された可動部材と、可動部材を突出方向に付勢する圧縮スプリングとを有する。
このような構成のエアギャップ形成手段により、クランププレートからの金型の分離を簡単に行うことができる、とのことである。
金型の取替えを繰り返し行うことにより圧縮スプリングがへたり(経年劣化)、やがて、エアギャップを形成できるだけの十分な押圧力が得られなくなることが懸念される。一方、圧縮スプリングのバネ定数が大きすぎると、金型を開いたときのクランププレートによる金型の保持に悪影響が出ることが懸念される。例えば、エアギャップ形成手段が設けられた側の金型が、クランププレートの固定面に対して傾いてしまうことが懸念される。
型開方向へ可動盤が移動させられた際、固定盤側の金型のフランジ部の側面が、固定盤側金型離脱部材の当接部に衝突し、この衝突による衝撃力により、可動盤側のクランププレートから一対の金型を強制的に離脱させることができる。
前記固定盤側金型離脱部材10は、前記固定盤1側から内側に向かって突出すると共に、先端に前記当接部12が取り付けられる支持部11を有し、前記固定盤側金型離脱部材10が間隔をあけて2つ設けられており、前記固定盤側金型離脱部材10の前記支持部材11のうち、一方の支持部材11aの長さが、他方の支持部材11bの長さよりも短くされている。
この構成によると、一対の金型をクランププレートから容易に離脱させることができる。
前記一対の金型Mのうちの前記可動盤2側の金型M2にもフランジ部Mbが設けられている。金型固定装置は、前記可動盤2側から内側に向かって突出する可動盤側金型離脱部材14であって、型開方向Z2へ前記可動盤2が移動させられた際に、前記可動盤2側の前記フランジ部Mbに当接可能な当接部16を先端に有する可動盤側金型離脱部材14をさらに備える。
この構成によると、型開方向へ可動盤が移動させられた際、可動盤側ではなく固定盤側のクランププレートに金型が吸着し続けた場合であっても、クランププレートから一対の金型を強制的に離脱させることができる。
この構成によると、固定盤と可動盤との間にこれらの側方から金型を出し入れしやすい。
ここで、固定盤、および可動盤は、磁力発生機構を有するクランププレートよりも、残留磁束の影響を受けにくい。上記構成によると、固定盤側金型離脱部材、および可動盤側金型離脱部材が、残留磁束の影響を受けにくくなるので、クランププレートから一対の金型をよりスムーズに離脱させることができる。
この構成によると、固定盤側の金型のフランジ部の側面と、固定盤側金型離脱部材の当接部との衝突による衝撃力により、可動盤側のクランププレートから一対の金型を強制的に離脱させることができる。
この構成によると、型開方向へ可動盤が移動させられた際、可動盤側のクランププレートに金型が吸着し続けた場合であっても、固定盤側のクランププレートに金型が吸着し続けた場合であっても、クランププレートから一対の金型を強制的に離脱させることができる。
図5は、金型固定装置の変形例を示す、図1Aに類似する図である。上記の実施形態では、金型離脱部材10(固定盤側金型離脱部材)は、固定盤1と可動盤2との間に配置された状態の金型Mの上方に位置させられている。これに代えて、図5に示すように、金型離脱部材10(固定盤側金型離脱部材)は、固定盤1と可動盤2との間に配置された状態の金型Mの側方に位置させられていてもよい。さらには、図示を省略するが、固定盤1と可動盤2との間に配置された状態の金型Mの上方、および側方の両方に、金型離脱部材10が配置されていてもよい。なお、金型Mの側方に金型離脱部材10を配置する場合、固定盤1と可動盤2との間に、その側方から、金型離脱部材10との干渉を避けて金型Mを搬出入するために、図2A等に示す搬送装置18は、金型離脱部材10とは反対側に設置される。これらは、金型離脱部材14(可動盤側金型離脱部材)についても同様である。
Claims (7)
- 一対の金型(M)を両側から押圧して固定するための固定盤(1)、および可動盤(2)と、
前記固定盤(1)、および前記可動盤(2)にそれぞれ装着される一対のクランププレート(7、8)であって、前記金型(M)を固定する磁力を発生させる磁力発生機構(9)を有する一対のクランププレート(7、8)と、
を備える金型固定装置であって、
前記一対の金型(M)は、止め具(6)で連結されるものであり、
前記一対の金型(M)のうちの少なくとも前記固定盤(1)側の金型(M1)にはフランジ部(Ma)が設けられており、
前記固定盤(1)側から内側に向かって突出する固定盤側金型離脱部材(10)であって、型開方向(Z2)へ前記可動盤(2)が移動させられた際に、前記フランジ部(Ma)が当接可能な当接部(12)を先端に有する固定盤側金型離脱部材(10)を備え、
前記可動盤(2)に装着された前記クランププレート(8)の前記磁力発生機構(9)の残留磁束によって前記クランププレート(8)に吸着された、前記止め具(6)で連結された状態の前記一対の金型(M)が型開方向(Z2)に移動することで、前記フランジ部(Ma)が前記当接部(12)に衝突する、
金型固定装置。 - 請求項1の金型固定装置において、
前記固定盤側金型離脱部材(10)は、前記固定盤(1)側から内側に向かって突出すると共に、先端に前記当接部(12)が取り付けられる支持部(11)を有し、
前記固定盤側金型離脱部材(10)が間隔をあけて2つ設けられており、
前記固定盤側金型離脱部材(10)の前記支持部(11)のうち、一方の支持部(11a)の長さが、他方の支持部(11b)の長さよりも短い、
金型固定装置。 - 請求項1または2の金型固定装置において、
前記一対の金型(M)のうちの前記可動盤(2)側の金型(M2)にもフランジ部(Mb)が設けられており、
前記可動盤(2)側から内側に向かって突出する可動盤側金型離脱部材(14)であって、型開方向(Z2)へ前記可動盤(2)が移動させられた際に、前記可動盤(2)側の前記フランジ部(Mb)に当接可能な当接部(16)を先端に有する可動盤側金型離脱部材(14)をさらに備える、
金型固定装置。 - 請求項3の金型固定装置において、
前記固定盤側金型離脱部材(10)、および前記可動盤側金型離脱部材(14)が、前記固定盤(1)と前記可動盤(2)との間に配置された状態の前記一対の金型(M)の上方に位置する、
金型固定装置。 - 請求項3または4の金型固定装置において、
前記固定盤側金型離脱部材(10)、および前記可動盤側金型離脱部材(14)が、それぞれ、前記固定盤(1)、および前記可動盤(2)に取り付けられている、
金型固定装置。 - 請求項1から5のいずれかの金型固定装置におけるクランププレートからの前記一対の金型(M)の分離方法であって、
前記磁力発生機構(9)の作動を停止させた状態で、型開方向(Z2)へ前記可動盤(2)を移動させることで、前記固定盤(1)側の前記フランジ部(Ma)が、前記固定盤側金型離脱部材(10)の当接部(12)に衝突し、これにより、前記磁力発生機構(9)の残留磁束による吸着力に抗して、前記一対のクランププレート(7、8)から前記止め具(6)で連結された状態の前記一対の金型(M)を離脱させる、
クランププレートからの金型の分離方法。 - 請求項3から5のいずれかの金型固定装置におけるクランププレートからの前記一対の金型(M)の分離方法であって、
前記磁力発生機構(9)の作動を停止させた状態で、型開方向(Z2)へ前記可動盤(2)を移動させることで、前記固定盤(1)側の前記フランジ部(Ma)が、前記固定盤側金型離脱部材(10)の当接部(12)に衝突し、または、前記可動盤(2)側の前記フランジ部(Mb)に、前記可動盤側金型離脱部材(14)の当接部(16)が衝突し、これにより、前記磁力発生機構(9)の残留磁束による吸着力に抗して、前記一対のクランププレート(7、8)から前記止め具(6)で連結された状態の前記一対の金型(M)を離脱させる、
クランププレートからの金型の分離方法。
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