JP2018158023A - 雌型ボタン、及び雌型ボタンと雄型ボタンの組み合わせ品 - Google Patents

雌型ボタン、及び雌型ボタンと雄型ボタンの組み合わせ品 Download PDF

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Abstract

【課題】雌型ボタンに対する雄型ボタンの柱部の挿入の有無に関わらず常にロック感覚を与えることは、雌型ボタンと雄型ボタンが結合していないにも関わらず雌型ボタンと雄型ボタンが結合したと誤認識してしまうおそれがある。【解決手段】雌型ボタン100は、回転子140が第1位置の時、雄型ボタン200の柱部210の挿脱が許容される非ロック状態にあり、回転子140が第2位置の時、雄型ボタン200の柱部210の挿脱が許容されないロック状態にある。第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に回転軸AXに向かう制止片110の変位を生じさせる隆起部170が制止片110又は弾性部材120に設けられ、前述の回転軸AXに向かう制止片110の変位が柱部210により阻止されるならば回転子140の回転抵抗が高められる。【選択図】図11

Description

本開示は、雌型ボタン、及び雌型ボタンと雄型ボタンの組み合わせ品に関する。
特許文献1の図17は、同じ文献の明細書の段落0085に記述のように、凸部70m5が凹部60m5に嵌合し、ロック感覚が得られることを説示する。
国際公開第2013/121650号
雌型ボタンに対する雄型ボタンの柱部の挿入の有無に関わらず常にロック感覚を与えることは、雌型ボタンと雄型ボタンが結合していないにも関わらず雌型ボタンと雄型ボタンが結合したと誤認識してしまうおそれがある。
本開示の一態様に係る雌型ボタンは、回転子(140)が第1位置の時、雄型ボタン(200)の柱部(210)の挿脱が許容される非ロック状態にあり、前記回転子(140)が第2位置の時、前記雄型ボタン(200)の柱部(210)の挿脱が許容されないロック状態にある雌型ボタン(100)であって、
前記雄型ボタン(200)の柱部(210)を制止するための少なくとも一つの制止片(110)にして、前記回転子(140)が前記第1位置の時、前記回転子(140)の回転軸(AX)の径方向外側への前記制止片(110)の変位が許容され、前記回転子(140)が前記第2位置の時、前記回転子(140)の回転軸(AX)の径方向外側への前記制止片(110)の変位が阻止される、少なくとも一つの制止片(110)と、
前記回転子(140)の回転軸(AX)に関して前記少なくとも一つの制止片(110)よりも径方向外側に配される少なくとも一つの弾性部材(120)を備え、
前記第2位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第2位置に到達する前に前記回転軸(AX)に向かう前記制止片(110)の変位を生じさせる隆起部(170)が前記制止片(110)又は前記弾性部材(120)に設けられ、前述の回転軸(AX)に向かう前記制止片(110)の変位が前記柱部(210)により阻止されるならば前記回転子(140)の回転抵抗が高められる。
幾つかの実施形態においては、前記第1位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第1位置に到達する前に前記回転子(140)の回転抵抗が高められる。
幾つかの実施形態においては、前記第1位置は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向において1箇所のみ在り、前記第2位置は、前記周方向において1箇所のみ在る。
幾つかの実施形態においては、前記少なくとも一つの制止片(110)として、前記柱部(210)を制止するための複数の制止片(110)を備える。
幾つかの実施形態においては、前記回転子(140)は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向において隣り合う各制止片(110)の端部から構成される凹部(110d)に嵌合する嵌合突起(142)を有する。
幾つかの実施形態においては、前記嵌合突起(142)は、前記第1位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第1位置に到達する前に前記弾性部材(120)を径方向外側に押圧する。
幾つかの実施形態においては、前記制止片(110)は、少なくとも一つの係合凸部(119)を有し、
前記弾性部材(120)は、前記係合凸部(119)が嵌合する少なくとも一つの係合凹部(129)を有する。
幾つかの実施形態においては、前記隆起部(170)は、前記係合凹部(129)に隣接して設けられる。
幾つかの実施形態においては、前記弾性部材(120)は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向に延び、前記非ロック状態において前記制止片(110)の径方向外側への変位を許容するべく前記回転軸(AX)の径方向において薄肉化された薄肉部(128)を有する。
幾つかの実施形態においては、前記弾性部材(120)は、樹脂バネである。
幾つかの実施形態においては、前記少なくとも一つの制止片(110)として、前記柱部(210)を制止するための一対の制止片(110)を備える。
幾つかの実施形態においては、前記回転軸(AX)を周囲する周方向において隣り合う各制止片(110)の端部と前記回転子(140)が嵌合する。
幾つかの実施形態においては、前記一対の制止片(110)は、前記一対の制止片(110)が結合した環状部材の分割により生じたものである。
本開示の一態様に係るボタンの組み合わせ品は、上記いずれかに記載の雌型ボタン(100)と、
前記雌型ボタンの前記制止片(110)により制止される前記柱部(210)を有する雄型ボタン(200)を備える。
本開示の一態様によれば、雌型ボタンと雄型ボタンが結合していないにも関わらず雌型ボタンと雄型ボタンが結合したと誤認識するおそれが低減される。本開示は、誤認を低減する他の手段とも併用を排除するものではない。
本開示の非限定の一態様に係る非ロック状態の雌型ボタンの概略的な断面図である。回転子が第1位置にあり、雄型ボタンの柱部の挿脱が許容される。図1は、図3のI−Iに沿う概略的な断面図である。 本開示の非限定の一態様に係るロック状態の雌型ボタンの概略的な断面図である。回転子が第2位置にあり、雄型ボタンの柱部の挿脱が許容されない。図2は、図3のII−IIに沿う概略的な断面図である。 本開示の非限定の一態様に係る非ロック状態の雌型ボタンにおいて制止片と弾性部材の位置関係を示す模式図である。弾性部材は、回転子の回転軸から制止片よりも径方向外側に配される。弾性部材は、制止片の径方向外側への変位を許容する。 本開示の非限定の一態様に係るロック状態の雌型ボタンにおいて制止片と弾性部材の位置関係を示す模式図である。弾性部材は、制止片の径方向外側への変位を阻止する。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンと組み合わせて用いられる雄型ボタンの概略的な断面図である。 雄型ボタンの生地への取り付け方法に関する参考図である。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンに含まれる制止片の概略斜視図である。雌型ボタンは、少なくとも一つの制止片として、柱部を制止するための一対の制止片を有する。一対の制止片は、一対の制止片が結合した環状部材の分割により生じたものである。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンに含まれる弾性部材の概略斜視図である。弾性部材は、樹脂バネである。弾性部材は、回転軸AXを周囲する周方向に延び、非ロック状態において制止片の径方向外側への変位を許容するべく回転軸AXの径方向において薄肉化された薄肉部を有する。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンに含まれる回転子の概略的な斜視図である。回転子の下部が斜視され、回転子の下部に設けられた制止片や弾性部材との係合構造が示される。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンに含まれる回転子の概略的な下面正面図である。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンにおいて第2位置に向かう回転子の回転に際して回転子が第2位置に到達する前に弾性部材に設けられた径方向内側に隆起した隆起部により回転軸に向けて制止片が押動されることを示す模式図である。なお、回転子が第2位置にある時、雌型ボタンはロック状態である。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンにおいて第2位置に向かう回転子の回転に際して回転子が第2位置に到達する前に弾性部材に設けられた径方向内側に隆起した隆起部により回転軸に向けて制止片が押動されるが、この制止片の変位が雄型ボタンの柱部により阻止され、結果として、回転子の回転抵抗が高められることを示す模式図である。 本開示の非限定の一態様に係る非ロック状態の雌型ボタンにおいて回転子に設けられた下向き突起と弾性部材の位置関係を示す模式図である。下向き突起は、回転軸AXを周囲する周方向において隣り合う各制止片の端部から構成される上向き凹部に嵌合する。 本開示の非限定の一態様に係るロック状態の雌型ボタンにおいて回転子に設けられた下向き突起と弾性部材の位置関係を示す模式図である。 本開示の非限定の一態様に係る雌型ボタンにおいて第1位置に向かう回転子の回転に際して回転子が第1位置に到達する前に下向き突起が弾性部材を回転軸の径方向外側に押圧することを示す模式図である。なお、回転子が第1位置にある時、雌型ボタンは非ロック状態である。 本開示の非限定の別態様に係る非ロック状態の雌型ボタンにおいて、弾性部材に設けられる隆起部が径方向外側に隆起したことを示す模式図である。回転子の回転に応じて制止片及び弾性部材が回転軸回りの周方向に動かされる。弾性部材は、金属又は樹脂製の板バネである。制止片及び弾性部材を収容する収容部材の内壁には径方向内側に突出する係合凸部が設けられる。 図16の雌型ボタンのロック状態を示す模式図である。 図16の雌型ボタンにおいて、第2位置に向かう回転子の回転に際して回転子が第2位置に到達する前に弾性部材に設けられた径方向外側に隆起した隆起部により回転軸に向けて制止片が押動されることを示す模式図である。なお、回転子が第2位置にある時、雌型ボタンはロック状態である。 図16の雌型ボタンの概略的な上面図である。 図19のIIX−IIXに沿う雌型ボタンの概略的な断面図である。 図16の雌型ボタンの弾性部材の概略斜視図である。 図16の雌型ボタンの制止片の概略上面図である。 図22のX23−X23に沿う制止片の概略断面図である。 本開示の非限定の更なる別態様に係るロック状態の雌型ボタンにおいて、隆起部が制止片に設けられ、径方向外側に隆起したことを示す模式図である。回転子の回転に応じて制止片が回転軸回りの周方向に動かされる。弾性部材は、金属又は樹脂製の板バネであり、回転子の回転に応じて回転軸回りに動かない。制止片及び弾性部材を収容する収容部材の内壁には径方向内側に突出する係合凸部が設けられる。
以下、図1乃至図24を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態例について説明する。開示の1以上の実施形態例及び実施形態例に包含される各特徴は、個々に独立したものではない。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態例及び/又は各特徴を組み合わせることができる。また、当業者は、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態例間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている場合がある。
一つの装置又は方法に関して記述される複数の特徴は、特徴の組み合わせとして理解される他、他の特徴とは独立した個別の特徴として理解される。個別の特徴は、開示された一つの装置又は方法に限られず、不開示の他の装置又は方法においても通用するものと理解される。個別の特徴は、他の1つ以上の別の特徴との組み合わせとしても理解される。特徴の全組合せを列挙することは、当業者には冗長であり、省略される。本明細書においては、個別の特徴は、「幾つかの実施形態において」、「幾つかの場合において」、「幾つかの例において」といった表現によって他の記述と明示的に区別され得る。
以下の記述においては回転子140の回転軸AXに対して平行な方向が上下方向として参照される。上下方向は、鉛直方向に一致する必要はない。径方向は、以下の記述の大部分において回転軸AXを基準として理解される。径方向内側は、回転軸AXに直交する平面において回転軸AXに向かう方向である。径方向外側は、回転軸AXに直交する平面において回転軸AXから離れる方向である。
図1は、非ロック状態の雌型ボタン100の概略的な断面図である。回転子140が第1位置にあり、雄型ボタン200の柱部210の挿脱が許容される。図1は、図3のI−Iに沿う概略的な断面図である。図2は、ロック状態の雌型ボタン100の概略的な断面図である。回転子140が第2位置にあり、雄型ボタン200の柱部210の挿脱が許容されない。図2は、図3のII−IIに沿う概略的な断面図である。図3は、非ロック状態の雌型ボタン100において制止片110と弾性部材120の位置関係を示す模式図である。弾性部材120は、回転子140の回転軸AXから制止片110よりも径方向外側に配される。弾性部材120は、制止片110の径方向外側への変位を許容する。図4は、ロック状態の雌型ボタン100において制止片110と弾性部材120の位置関係を示す模式図である。弾性部材120は、制止片110の径方向外側への変位を阻止する。図5は、雌型ボタン100と組み合わせて用いられる雄型ボタン200の概略的な断面図である。図6は、雄型ボタン200の生地10への取り付け方法に関する参考図である。
雌型ボタン100は、複数のパーツから構築され、様々な形状や大きさを有し得る。回転子140を第1位置と第2位置の間で切り替えることにより雌型ボタン100を非ロック状態とロック状態の間で切り替えることができる。幾つかの場合、回転軸AXを周囲する周方向において、第1位置が1箇所のみ在り、第2位置が1箇所のみ在るが、必ずしもこの限りではない。雌型ボタン100が非ロック状態の時、雌型ボタン100への雄型ボタン200(図5及び図6参照)の柱部210の挿入が可能であり、また、雌型ボタン100から雄型ボタン200の柱部210を抜き出すことが可能である。雌型ボタン100がロック状態の時、雌型ボタン100への雄型ボタン200の柱部210の挿入が許容されず、また、雌型ボタン100から雄型ボタン200の柱部210を抜き出すことが許容されない。かかる雌型ボタン100の採用により、様々な分野において様々な効果が見出され得る。例えば、介護分野において痴呆症の要介護者が衣服を勝手に脱いでしまうことが抑制される。例えば、鞄類や袋類が開いてしまうことが抑制され、物品の落下が抑制され、又は、防犯性が高められる。この他にも様々な用途において様々な効果が得られよう。
雄型ボタン200は、図5に示すように、柱部210と基部220を有し得る。柱部210は、首部211と頭部212を有する。頭部212は、首部211よりも拡径された部分であり、径方向外側に膨出した膨出部213を有する。基部220は、生地10に対する取り付けを確保するための部分である。図6は、雄型ボタン200が、下側部材201と上側部材202の組み合わせから構築される例を示す。下側部材201と上側部材202の間に生地10が挟まれることで生地10に対する雄型ボタン200の取り付けが達成される。
雌型ボタン100は、図1及び図2に示すように、一対の制止片110、弾性部材120、収容部材130、回転子140、及びキャップ150を有し得る。必ずしもこの限りではないが、回転子140の回転を容易化するためにキャップ150が設けられる。キャップ150を手で回すことにより回転子140が回転軸AX回りに回転される。キャップ150が回転子140に対して空転してしまうことをより確実に阻止するため、回転軸AXから径方向外側に離れた位置のキャップ150の下面に凸状の回転止め部150mが設けられる。凸状の回転止め部150mが嵌合する凹状の回転止め部が回転子140の上面に設けられる。凹状の回転止め部がキャップ150に設けられ、凸状の回転止め部が回転子140に設けられる形態も想定される。キャップ150は、回転子140に嵌合及び/又は接着により固着され、回転子140と一体化され得る。
キャップ150は、幾つかの場合、本体部151と外周部152を有する。本体部151と外周部152が、同一又は、異なる材料から成り得る。例えば、本体部151が金属製であり、外周部152が樹脂製である。外周部152に指先が当たる時の冷感が抑制される。外周部152と指先の間に生じる摩擦が高められ、キャップ150、ひいては回転子140の回転が円滑化され得る。本体部151は円板状部材であり、外周部152が環状部材である。本体部151が環状部材である例も想定される。外周部152にはその周方向に沿って凸凹が連続的又は断続的に設けられ、外周部152の外面上で指先が滑ってしまうことが抑制され得る。キャップ150が省略される形態も予期される。
幾つかの場合、キャップ150の回転が収容部材130により支持される。キャップ150は、後述の収容部材130の第3金属部材137の上板137aに接触する。キャップ150の回転が上板137aにより支持され、キャップ150の回転が安定化し得る。幾つかの場合、キャップ150の外周部152は、生地10に向かって垂下する垂下部152rを有する。キャップ150が生地10から捲られることが抑制される。
収容部材130は、少なくとも一対の制止片110と、弾性部材120を収容し、図示例を含む幾つかの場合、回転子140を更に収容する。幾つかの場合、収容部材130により生地10に対する雌型ボタン100の取り付けも確保される。収容部材130は、雄型ボタン200の柱部210が挿脱される開口OP5を有する。開口OP5は、雄型ボタン200の柱部210の頭部212の最大径以上の径を有する正円形状を有し得る。図示例を含む幾つかの場合、収容部材130は、合計3つの第1乃至第3金属部材131,134,137から構成されるが、必ずしもこれに限られるものではない。
第1金属部材131は、収容部材130の筒状本体である。第1金属部材131は、雄型ボタン200の柱部210が通過する開口OP5が設けられた底部131aと、底部131aの外周から上方に延びる周壁131bと、周壁131bの上端において外側に巻かれた丸縁131cを有する。図2乃至図4から分かるように、底部131aと周壁131bの結合部には弾性部材120の位置決め凹部に嵌合する位置決め凸部132が設けられ、これにより、第1金属部材131上における弾性部材120の位置決めが達成される。2つの位置決め凸部132が回転軸AXに関して対称に設けられるが、1つ或いは2以上の位置決め凸部が設けられる別例も想定される。
第2金属部材134は、第1金属部材131を生地10に対して取り付けるための部材である。第3金属部材137は、第1金属部材131の筒状本体を上方から閉鎖する部材であり、また第1金属部材131を生地10に対して取り付けるための部材である。第2金属部材134は、第1金属部材131の周壁131bに沿って延びる筒状の壁部134aと、壁部134aの上端において径方向外側に巻かれた丸縁134bと、壁部134aの下端において回転軸AXから径方向外側に延びる環状の下板134cを有する。第3金属部材137は、第1金属部材131の丸縁131c上に配される環状の上板137aと、上板137aの外周端から径方向外側に巻かれた曲げ縁137bを有する。上板137aの回転軸AX寄りの内側部分が回転子140上に配される。第1金属部材131の底部131aと第3金属部材137の上板137aの間で制止片110、弾性部材120、及び回転子140が保持され、制止片110、弾性部材120、及び回転子140が収容部材130内に収容される。回転子140は、第3金属部材137の上板137aから突出する突出上部140iを有する。上板137aに設けられた正円状の開口に突出上部140iが嵌合し、回転子140の回転が安定化される。
図示例を含む幾つかの場合、生地10に対して金属片15が植え付けられる。金属片15が第3金属部材137の曲げ縁137bと第2金属部材134の下板134cの間で挟まれ、生地10に対する収容部材130の取り付けが強化される。
図1及び図2では、塑性加工後の第1乃至第3金属部材131,134,137が示される。雌型ボタン100の製造方法について非限定の一例として次の製造方法が挙げられる。第1金属部材131の周壁131bの上端は塑性加工前に鋭利であり、生地10を貫通し、その後、塑性加工されて丸縁131cが形成される。第2金属部材134の壁部134aの上端は塑性加工前に鋭利であり、生地10を貫通し、その後、塑性加工されて丸縁134bが形成される。第1金属部材131の丸縁131cと第2金属部材134の丸縁134bが同時に形成され得る。第1金属部材131と第2金属部材134を生地10に対して取り付けた後、第1金属部材131内に制止片110、弾性部材120、及び回転子140を入れる。続いて、第3金属部材137を回転子140上に配置し、第3金属部材137に曲げ縁137bを形成する。最後に、回転子140に対してキャップ150を取り付ける。このようにして雌型ボタン100が製造され得る。制止片110として一対の制止片110が用いられる場合、一対の制止片110が環状を為すように結合した未分割の環状部材が第1金属部材131内に配置され、その後、第1金属部材131内でパンチ具により環状部材が一対の制止片110に分割される。
制止片110は、雄型ボタン200の柱部210を制止するための部材である。雌型ボタン100においては、回転子140が第1位置の時(図1及び図3参照)、回転子140の制止片110の径方向外側への変位が許容され、回転子140が第2位置の時(図2及び図4参照)、制止片110の径方向外側への変位が阻止される。
弾性部材120は、回転子140の回転軸AXに関して制止片110よりも径方向外側に配される。収容部材130内において弾性部材120が制止片110よりも径方向外側に配されることにより、柱部210の頭部212により回転軸AXから離れる方向に動かされた制止片110が弾性部材120により回転軸AXに近づく方向に戻されることが促進され得る。
限定の意図無く、図7乃至図10を参照して制止片110、弾性部材120、及び回転子140について更に詳細に記述する。図7は、雌型ボタン100に含まれる制止片110の概略斜視図である。雌型ボタン100は、少なくとも一つの制止片110として、柱部210を制止するための一対の制止片110を有する。必ずしもこの限りではないが、一対の制止片110は、一対の制止片110が結合した環状部材の分割により生じたものである。制止片110が環状部材の分割により生じたか否かは、制止片110の破断された端部を見れば一目瞭然であろう。一対の制止片110の一方のみが径方向において可動に設けられる形態も想定される。図8は、雌型ボタン100に含まれる弾性部材120の概略斜視図である。弾性部材120は、樹脂バネである。弾性部材120は、回転軸AXを周囲する周方向に延び、非ロック状態において制止片110の径方向外側への変位を許容するべく回転軸AXの径方向において薄肉化された薄肉部128を有する。図9は、雌型ボタン100に含まれる回転子140の概略的な斜視図である。回転子140の下部が斜視され、回転子140の下部に設けられた制止片110や弾性部材120との係合構造が示される。図10は、雌型ボタン100に含まれる回転子140の概略的な下面正面図である。
制止片110は、幾つかの場合、回転子140の回転軸AXを周囲する周方向に延びる。制止片110は、第1端部111と第2端部112の間を弧状に延びる。制止片110は、雄型ボタン200の柱部210の頭部212を支持する支持面114を有する。支持面114は、僅かにへこんだ面であり得る。制止片110は、少なくとも一つの第1上向き突起118を有する。幾つかの場合、一対の制止片110の各制止片110が少なくとも一つの第1上向き突起118を有する。第1上向き突起118が回転子140の溝148(図9又は図10参照)に嵌合する。制止片110の第1上向き突起118が制止片110の周方向長さの半分の位置に設けられる。第1上向き突起118と溝148の嵌合により回転子140と制止片110の連動、すなわち、回転子140の回転による制止片110の周方向移動が確保される。
制止片110の第1端部111と第2端部112は、各々、上下方向において薄肉化されている。第1及び第2端部111,112の各上面は、制止片110の第1端部111と第2端部112の間を延びる中間部113の上面から段下げされている。第1端部111と中間部113の間には段差部115が設けられ、第2端部112と中間部113の間には段差部115が設けられる。回転軸AXを周囲する周方向において隣り合う各制止片110の端部111,112により上向き凹部110dが構成される。この上向き凹部110dには回転子140の下向き突起142が嵌合する。下向き突起142は、上向き凹部110dに嵌合する嵌合突起である。上向き凹部110dと下向き突起142の嵌合により、回転子140の回転に伴う制止片110の周方向移動が安定化される。幾つかの場合、回転子140の回転に際して回転子140の下向き突起142が段差部115、詳細には、その上下方向に延びる段差面115fを押圧する。
各制止片110は、金属又は樹脂部材であり得る。各制止片110は、ダイキャスト又は射出成形品であり得る。
幾つかの場合、弾性部材120は、回転子140の回転軸AXを周囲する周方向に延びる。弾性部材120は、制止片110を周囲する環状部材である。弾性部材120は、1カ所に隙間が形成された又は1カ所で分断された環状部材である。弾性部材120は、第1端部121と第2端部122の間を周方向沿いに延びる。弾性部材120は、少なくとも一つの第2上向き突起127を有する。図示例を含む幾つかの場合、複数の第2上向き突起127が(回転軸AXに関して)対称に設けられる。第2上向き突起127の一方が第1端部121寄りに設けられる。第2上向き突起127は、第2端部122寄りに設けられない。第2上向き突起127が回転子140の通路147(図9又は図10参照)に嵌合する。通路147の周方向長に応じた分だけ回転子140の回転が許容される。
弾性部材120は、雌型ボタン100がロック状態の時、制止片110の径方向外側への変位を阻止するべく回転軸AXの径方向において厚肉化された厚肉部126を有する。弾性部材120は、雌型ボタン100が非ロック状態の時、制止片110の径方向外側への変位を許容するべく回転軸AXの径方向において薄肉化された薄肉部128を有する。弾性部材120の周方向の異なる位置において1以上の厚肉部126と1以上の薄肉部128が設けられる。
複数(一対)の制止片110に対応して複数(一対)の厚肉部126が設けられる。複数(一対)の制止片110に対応して複数(一対)の薄肉部128が設けられる。弾性部材120の外周面と内周面が周方向沿いに延びるに応じて互いに離間し、これにより、厚肉部126が形成され得る。弾性部材120の外周面と内周面が周方向沿いに延びるに応じて互いに接近し、これにより、薄肉部128が形成され得る。厚肉部126の上面に第2上向き突起127が設けられる。厚肉部126の下面及び外周面に収容部材130の位置決め凸部132が嵌合する位置決め凹部が設けられる。
図示例を含む幾つかの場合、回転子140は、制止片110の第1上向き突起118が嵌合する少なくとも一つの溝148と、雄型ボタン200の柱部210の頭部212を収容する収容部140gを有する。一例では、溝148は、収容部140gの収容空間に連通しており、収容部140gの収容空間から径方向外側に延びる。別例では、溝148は、収容部140gの収容空間に対して空間連通せず、両者の間に壁部が設けられる。溝148と収容空間の空間連通は、雌型ボタン100の小型化を促進し得る。一対の制止片110の各制止片110の第1上向き突起118に対応して一対の溝148が(回転軸AXに関して)対称に設けられ得る。3つ以上の制止片110が設けられる場合、3以上の溝148が設けられ得る。
回転子140は、必ずしもこの限りではないが、幾つかの場合、回転軸AXを周囲する周方向において隣り合う各制止片110の端部111,112により構成される凹部110dに嵌合する下向き突起142を有する。この点の効果は上述したとおりである。幾つかの場合、下向き突起142は、周方向で隣接する2つの溝148の中間に設けられる。換言すれば、溝148は、周方向で隣接する2つの下向き突起142の中間に設けられる。
限定の意図なく、より詳細に回転子140の構造について記述する。回転子140は、回転軸AX沿いに延びる開口OP6が設けられた環状基部141と、環状基部141の下面に設けられた複数の弧状壁144と、環状基部141の下面に設けられた複数の停止部145を有する。環状基部141は、環状ではなく円板状に形成され得、従って、単に基部と呼ばれ得る。弧状壁144は、回転軸AXを周囲する周方向に延びる。複数(2つ)の弧状壁144によって雄型ボタン200の柱部210の頭部212(の上部)を収容する収容部140gが構築される。弧状壁144の下面には、下向き突起142が設けられる。周方向で隣接する弧状壁144の間には制止片110の第1上向き突起118が嵌合する溝148が設けられる。
回転子140と各制止片110が組み合わされる時、弧状壁144は、制止片110の第1上向き突起118の間を延びる。弧状壁144の径方向外側には、周方向に延びる通路147が設けられる。通路147には弾性部材120の第2上向き突起127が嵌合する。通路147の周方向長に基づいて回転子140の回転範囲が定められる。通路147には溝148が空間連通し、これにより、雌型ボタン100の小型化が促進され得る。停止部145は、弧状壁144の径方向外側に配され、また、周方向において通路147に隣接して配される。停止部145は、弾性部材120の第2上向き突起127に衝突する部分であり、回転子140の回転限界を定める。停止部145が省略され、通路147が周方向で環状に連続する形態も想定される。弾性部材120の第2上向き突起127が省略され、通路147が省略される形態も想定される。
幾つかの場合、制止片110は、少なくとも一つの係合凸部119を有し、弾性部材120は、係合凸部119が嵌合する少なくとも一つの係合凹部129を有する。幾つかの場合、係合凸部119は、径方向外側に突出した部分であり、係合凹部129は、径方向外側に凹んだ部分であり得る。雌型ボタン100がロック状態の時、係合凸部119と係合凹部129が嵌合し、これにより、ロック状態が簡単に解除されることが抑制される。幾つかの場合、弾性部材120には一対の係合凹部129が設けられ、回転軸AXに対称に位置され、また形状付けられる。
本実施形態においては、第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に回転軸AXに向かう制止片110の変位を生じさせる隆起部170が弾性部材120に設けられる。回転軸AXに向かう制止片110の変位が雄型ボタン200の柱部210により阻止されるならば回転子140の回転抵抗が高められる。回転子140の回転抵抗が高められる場合、雌型ボタン100がロック状態になったことを知らせるロック感覚を操作者に与えることができる。雄型ボタン200の柱部210が雌型ボタン100に適切に挿入されていない状態では、隆起部170に押される制止片110が径方向内側に逃げることができるため、回転子140の回転抵抗が高められず、ロック感覚を操作者に与えることができない。他方、雄型ボタン200の柱部210が雌型ボタン100に適切に挿入されている場合、隆起部170に起因した制止片110の変位が雄型ボタン200の柱部210により阻止され、回転子140の回転抵抗が高められ、回転子140の回転に要求される力が増加する。これにより、ロック感覚が操作者に与えられる。雌型ボタン100に対して雄型ボタン200の柱部210が挿入されていない時にロック感覚を与えることが回避される。雌型ボタン100と雄型ボタン200が結合していないにも関わらず雌型ボタン100と雄型ボタン200が結合したと誤認識させるおそれが抑制される。回転抵抗は、回転子140を周方向に回転する際に受ける抵抗である。回転抵抗が高められる時、回転抵抗が高められる前よりも、回転子140の回転に要する力が大きくなる。回転抵抗が低くなる時、回転抵抗が低くなる前よりも、回転子140の回転に要する力が小さくなる。回転抵抗は、回転子140の回転に要する力で読み替えることができる。
必ずしもこの限りではないが、隆起部170は、径方向内側に隆起した部分である。隆起部170は、制止片110の係合凸部119に接触し、係合凸部119を径方向内側に押す。隆起部170は、弾性部材120に設けられる。隆起部170は、弾性部材120の厚肉部126に設けられる。隆起部170は、周方向において係合凹部129に隣接して設けられる。幾つかの場合、径方向内側に隆起した少なくとも一対の隆起部170が対向して設けられる。
隆起部170は、幾つかの場合、回転軸AXに向かって径方向内側に隆起し得る。回転軸AXを周囲する周方向において、隆起部170と回転軸AX間の間隔が徐々に変化し得る。例えば、周方向において隆起部170の頂点に近づくに応じて、隆起部170と回転軸AXの間隔が徐々に小さくなる。周方向において隆起部170の頂点から離れるに応じて、隆起部170と回転軸AXの間隔が徐々に大きくなる。
図3に示す非ロック状態の時、係合凸部119が薄肉部128に隣接して配置される。制止片110の第1端部111が厚肉部126の径方向内側に隣接して配置される。制止片110の第2端部112が厚肉部126の径方向内側に隣接して配置される。柱部210により径方向外側に押動される制止片110は、薄肉部128を径方向外側に押動させる。薄肉部128が収容部材130の内壁面に衝突する時、制止片110が回転軸AXから十分に離れており、柱部210の頭部212が制止片110の間を通過することができる。弾性部材120により制止片110が径方向内側に押され、柱部210の頭部212が制止片110の支持面114上に載置される。柱部210の頭部212の上部が回転子140の収容部140gに収容される。なお、図3に示すように、一対の制止片110は、楕円形状の開口OP7を画定するように設けられる。柱部210の頭部212の上面視形状は正円である。制止片110の径方向外側への動きがなければ、頭部212は、制止片110の間を通過することができない。
図4に示すロック状態の時、係合凸部119と係合凹部129が嵌合している。制止片110の第1端部111が薄肉部128の径方向内側に隣接して配置される。制止片110の第2端部112が薄肉部128の径方向内側に隣接して配置される。ロック状態の雌型ボタン100から雄型ボタン200の柱部210を抜き出そうとしても、柱部210の頭部212が制止片110により制止され、雌型ボタン100から雄型ボタン200の柱部210を抜き出すことが阻止される。弾性部材120の厚肉部126のために制止片110に許容される径方向外側への変位量が僅かである。
図11は、雌型ボタン100において第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に弾性部材120に設けられた径方向内側に隆起した隆起部170により回転軸AXに向けて制止片110が押動されることを示す模式図である。回転子140が第2位置にある時、雌型ボタン100はロック状態である。図12は、雌型ボタン100において第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に弾性部材120に設けられた径方向内側に隆起した隆起部170により回転軸AXに向けて制止片が押動されるが、この制止片110の変位が雄型ボタン200の柱部210により阻止され、結果として、回転子140の回転抵抗が高められることを示す模式図である。
図11の時、隆起部170により押動される制止片110が径方向内側に逃げることができ、回転子140の回転抵抗が高められず、ロック感覚が操作者に与えられない。図12の時、隆起部170により押動される制止片110が柱部210により径方向内側に逃げることができず、回転子140の回転抵抗が高められ、ロック感覚が操作者に与えられる。
図13は、非ロック状態の雌型ボタン100において回転子140に設けられた下向き突起142と弾性部材120の位置関係を示す模式図である。図14は、ロック状態の雌型ボタン100において回転子140に設けられた下向き突起142と弾性部材の位置関係を示す模式図である。図15は、雌型ボタン100において第1位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第1位置に到達する前に下向き突起142が弾性部材120を回転軸AXの径方向外側に押圧することを示す模式図である。なお、回転子140が第1位置にある時、雌型ボタン100は非ロック状態である。
幾つかの場合、第1位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第1位置に到達する前に回転子140の回転抵抗が高められる。回転子140を第1位置に向けて回転させる際に回転子140の回転抵抗を高めることにより非ロック位置を操作者に伝達することができ、雌型ボタン100の利便性が高められる。
幾つかの場合、回転子140の下向き突起142は、第1位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第1位置に到達する前に回転軸AXの径方向外側に弾性部材120を押圧する。回転子140と弾性部材120といった既存のパーツを用いて回転子140の非ロック位置を操作者に伝達することができる。
回転子140を第2位置から第1位置に戻す時、下向き突起142は、弾性部材120の端部121,122を通過する。下向き突起142が弾性部材120の端部121,122の径方向内側を通過する時、下向き突起142が弾性部材120の端部121,122を径方向外側に押圧する。これにより回転子140の回転抵抗が高められ、回転子140の非ロック位置を操作者に伝達することができる。
幾つかの場合、弾性部材120の第1端部121に径方向内側に膨出した膨出部121bが設けられる。回転子140が第1位置に戻る時、回転子140の下向き突起142が弾性部材120の第1端部121の膨出部121bを径方向外側に押圧する。下向き突起142が膨出部121bを通過した後、弾性部材120の第1端部121が径方向内側の初期位置に復帰し得る。
冒頭で述べたように図示例には複数の個別の特徴が包含されており、各特徴が独立した一つの特徴として理解され得る。第1位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第1位置に到達する前に回転子140の回転抵抗が高められることは、柱部210が非挿入の時にロック感覚を与えないことの追加として理解される他、これとは独立した発明として理解される余地がある。他の個別の特徴についても同様である。なお、隆起部170は、弾性部材120と一体又は別体であり得る。
続いて、以下、隆起部170が弾性部材120に径方向外側に隆起して設けられる別例について記述する。図16は、非ロック状態の雌型ボタン100において、弾性部材120に設けられる隆起部170が径方向外側に隆起したことを示す模式図である。回転子140の回転に応じて制止片110及び弾性部材120が回転軸AX回りの周方向に動かされる。弾性部材120は、金属又は樹脂製の板バネである。制止片110及び弾性部材120を収容する収容部材130の内壁には径方向内側に突出する係合凸部131fが設けられる。図17は、図16の雌型ボタンのロック状態を示す模式図である。図18は、図16の雌型ボタン100において、第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に弾性部材120に設けられた径方向外側に隆起した隆起部170により回転軸AXに向けて制止片が押動されることを示す模式図である。なお、回転子140が第2位置にある時、雌型ボタン100はロック状態である。図19は、図16の雌型ボタンの概略的な上面図である。図20は、図19のIIX−IIXに沿う雌型ボタンの概略的な断面図である。図21は、図16の雌型ボタンの概略的な断面図である。図21は、図16の雌型ボタンの弾性部材の概略斜視図である。図22は、図16の雌型ボタンの制止片の概略上面図である。図23は、図22のX23−X23に沿う制止片の概略断面図である。
図16乃至図23から明らかなように、隆起部170が径方向外側に隆起して設けられる場合も隆起部170が径方向内側に隆起して設けられる場合と同様の効果が得られる。特に図16乃至図18から分かるように、第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に回転軸AXに向かう制止片110の変位を生じさせる隆起部170が弾性部材120に設けられる。回転軸AXに向かう制止片110の変位が雄型ボタン200の柱部210により阻止されるならば回転子140の回転抵抗が高められる。
幾つかの場合、隆起部170が弾性部材120の外周面に設けられる。幾つかの場合、一対の隆起部170が弾性部材120の外周面に設けられ、一対の隆起部170により係合凹部170fが構成される。ロック状態の時、一対の隆起部170から構成される係合凹部170fに収容部材130の内壁面に設けられた係合凸部131fが係合する。このようにしてロック状態が簡単に解除されることが抑制される。
幾つかの場合、弾性部材120が板バネ、例えば、金属製の板バネである。収容部材130内に収容される前の板バネは、図21に示す直線状であり得る。収容部材130内に板バネが収容されると、板バネは、弧状に湾曲される。弾性部材120は、制止片110に対して直接的又は間接的に結合され、又は結合されない。制止片110の上向き突起118と弾性部材120の上向き突起127’が回転子140の溝に嵌合され得る。回転子140の回転により制止片110及び弾性部材120が周方向に動かされ得る。回転子140の上面には治具、例えば、マイナスドライバが嵌め合わされる凹部が設けられ得る。回転子140は、治具により回転される。図16乃至図23から分かるように、制止片110や弾性部材120の各構成や両者の関係は様々に変更され得る。隆起部170は、金属部分又は樹脂部分であり得る。隆起部170は、弾性部材120と一体又は別体であり得る。
続いて、以下、隆起部170が制止片110に設けられる別例について記述する。図24は、ロック状態の雌型ボタン100において、隆起部170が制止片110に設けられ、径方向外側に隆起したことを示す模式図である。回転子140の回転に応じて制止片110が回転軸AX回りの周方向に動かされる。弾性部材120は、金属又は樹脂製の板バネであり、回転子140の回転に応じて回転軸AX回りに動かない。
図24から明らかなように、隆起部170が制止片110に設けられる場合も隆起部170が弾性部材120に設けられる場合と同様の効果が得られる。図24から分かるように、第2位置に向かう回転子140の回転に際して回転子140が第2位置に到達する前に回転軸AXに向かう制止片110の変位を生じさせる隆起部170が制止片110に設けられる。回転軸AXに向かう制止片110の変位が雄型ボタン200の柱部210により阻止されるならば回転子140の回転抵抗が高められる。
上述の教示を踏まえると、当業者をすれば、各実施形態に対して様々な変更を加えることができる。請求の範囲に盛り込まれた符号は、参考のためであり、請求の範囲を限定解釈する目的で参照されるべきものではない。
100 雌型ボタン
200 雄型ボタン
210 柱部
211 首部
212 頭部

110 制止片
120 弾性部材
130 収容部材
140 回転子
170 隆起部

Claims (13)

  1. 回転子(140)が第1位置の時、雄型ボタン(200)の柱部(210)の挿脱が許容される非ロック状態にあり、前記回転子(140)が第2位置の時、前記雄型ボタン(200)の柱部(210)の挿脱が許容されないロック状態にある雌型ボタン(100)であって、
    前記雄型ボタン(200)の柱部(210)を制止するための少なくとも一つの制止片(110)にして、前記回転子(140)が前記第1位置の時、前記回転子(140)の回転軸(AX)の径方向外側への前記制止片(110)の変位が許容され、前記回転子(140)が前記第2位置の時、前記回転子(140)の回転軸(AX)の径方向外側への前記制止片(110)の変位が阻止される、少なくとも一つの制止片(110)と、
    前記回転子(140)の回転軸(AX)に関して前記少なくとも一つの制止片(110)よりも径方向外側に配される少なくとも一つの弾性部材(120)を備え、
    前記第2位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第2位置に到達する前に前記回転軸(AX)に向かう前記制止片(110)の変位を生じさせる隆起部(170)が前記制止片(110)又は前記弾性部材(120)に設けられ、前述の回転軸(AX)に向かう前記制止片(110)の変位が前記柱部(210)により阻止されるならば前記回転子(140)の回転抵抗が高められる、雌型ボタン。
  2. 前記第1位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第1位置に到達する前に前記回転子(140)の回転抵抗が高められる、請求項1に記載の雌型ボタン。
  3. 前記少なくとも一つの制止片(110)として、前記柱部(210)を制止するための複数の制止片(110)を備える、請求項1又は2に記載の雌型ボタン。
  4. 前記第1位置は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向において1箇所のみ在り、前記第2位置は、前記周方向において1箇所のみ在る、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の雌型ボタン。
  5. 前記回転子(140)は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向において隣り合う各制止片(110)の端部から構成される凹部(110d)に嵌合する嵌合突起(142)を有する請求項3に記載の雌型ボタン。
  6. 前記嵌合突起(142)は、前記第1位置に向かう前記回転子(140)の回転に際して前記回転子(140)が前記第1位置に到達する前に前記弾性部材(120)を径方向外側に押圧する、請求項5に記載の雌型ボタン。
  7. 前記制止片(110)は、少なくとも一つの係合凸部(119)を有し、
    前記弾性部材(120)は、前記係合凸部(119)が嵌合する少なくとも一つの係合凹部(129)を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の雌型ボタン。
  8. 前記隆起部(170)は、前記係合凹部(129)に隣接して設けられる、請求項7に記載の雌型ボタン。
  9. 前記弾性部材(120)は、前記回転軸(AX)を周囲する周方向に延び、前記非ロック状態において前記制止片(110)の径方向外側への変位を許容するべく前記回転軸(AX)の径方向において薄肉化された薄肉部(128)を有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の雌型ボタン。
  10. 前記少なくとも一つの制止片(110)として、前記柱部(210)を制止するための一対の制止片(110)を備える、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の雌型ボタン。
  11. 前記回転軸(AX)を周囲する周方向において隣り合う各制止片(110)の端部と前記回転子(140)が嵌合する、請求項10に記載の雌型ボタン。
  12. 前記一対の制止片(110)は、前記一対の制止片(110)が結合した環状部材の分割により生じたものである、請求項10又は11に記載の雌型ボタン。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の雌型ボタン(100)と、
    前記雌型ボタンの前記制止片(110)により制止される前記柱部(210)を有する雄型ボタン(200)を備えるボタンの組み合わせ品。
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