JP6953417B2 - スナップボタン取付用の取付部材側ダイ及び取付部材脚部矯正方法 - Google Patents

スナップボタン取付用の取付部材側ダイ及び取付部材脚部矯正方法 Download PDF

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Description

本発明は、スナップボタン取付用の取付部材側ダイ及び取付部材脚部矯正方法に関し、更に詳しくは、雄スナップ又は雌スナップであるスナップ部材と複数の脚部を有する取付部材とからなるスナップボタンを衣類等の生地に取り付ける際に、取付部材がセットされる側のダイと、取付部材の脚部の半径方向内側の曲がりを矯正するための方法に関する。
例えばベビー服等には、互いに着脱される一対の雄スナップ及び雌スナップ(スナップ部材)と取付部材とからなるスナップボタンが多用されている。図1は、スナップ部材としての雌スナップ10を、複数の脚部22を備える金属製の取付部材20を用いてベビー服等の生地1に取り付ける直前の状態を示す断面図である。図2は、雌スナップ10を生地1に取り付けた状態を示す断面図である。雌スナップ10は、例えば金属製の板を絞り加工等して形成され、雄スナップ(図示せず)の係合突起を受け入れてこれと着脱可能に係合するための中央筒部11と、中央筒部11の下端(雌スナップ10及び取付部材20について、上下は図1〜4の紙面に基づく。)から半径方向外側に延びるフランジ14とを備える。中央筒部11は、先端から半径方向内側に折り返された内側膨出部12と、複数のスリット13とを含む。複数のスリット13は、中央筒部11の周方向に並ぶように配置される。また、複数のスリット13の各々は、内側膨出部12の先端から中央筒部11の下方まで形成される。フランジ14は、中央筒部11の下端から半径方向外側へと上方に延び、次いで、下方かつ半径方向内側へとC字状に曲げられて終端する。フランジ14の末端14aと、半径方向内側のフランジ部分14b(フランジ14における中央筒部11の下端とつながる基端部14b)との間には、環状の間隔15が形成される。この間隔15は、後述するが生地1を貫通した取付部材20の脚部22をフランジ14の内部に受け入れる脚部受入口15となる。
取付部材20は、例えば金属製の板を絞り加工等して形成され、円環状の基部21と、基部21の半径方向内側端から連続的に上方に立ち上がる、一例として五つの脚部22とを備える。基部21は、円形の開口23を規定する。各脚部22は、基部21から先端22aへと幅が漸次狭まるように延び、先端22aは鋭利となる。雌スナップ10の生地1への取り付けに際しては、一般的に、上方ダイ30に雌スナップ10を保持させ、下方ダイ(取付部材側ダイ)40に取付部材20をセットし、更に取付部材20の上方に生地1を配した後、上方ダイ30を下方ダイ40に向けて降下させる。これにより、取付部材20の各脚部22は生地1を上方に貫通し、次いで雌スナップ10の脚部受入口15からフランジ14の内部に入り、フランジ14の内側面に沿って図2に示すように湾曲状に加締められる。これにより、雌スナップ10が生地1に固定される。図2は、雌スナップ10が生地1に正常に取り付けられた状態を示す。図示はしないが、雄スナップも雌スナップ10と同様のフランジを含み、すなわち、雄スナップも脚部受入口15を含むフランジ14を有する。そのため、雄スナップも同じ取付部材20を用いて生地に取り付けられる。
特にベビー服においては、スナップボタンが何らかの原因で正常に取り付けられていないと、赤ちゃんの肌を傷つけるおそれがあり、このような不良取り付けが生じないように万全を期す必要がある。スナップボタンが正常に取り付けられない一態様は、図3に示すように、取付部材20の一つ以上の脚部22bが図1に示す正常位置よりも半径方向内側に曲がっている場合に起こり得る。この場合、このような脚部22bは、生地1への雌スナップ10への取り付け時において、図4に示すように、生地1を上方に貫通した後(又は貫通せずに)、雌スナップ10の脚部受入口15からフランジ14内に入ることなく、中央筒部11の下端を越えて雌スナップ10の中心に向かって半径方向内側に曲げられる。
本発明の目的は、上述したような取付部材の脚部が正常位置よりも半径方向内側に曲がっている場合においてもスナップボタンを正常に取り付けることができるスナップボタン取付用の取付部材側ダイ及び取付部材脚部矯正方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面によれば、開口を規定する環状の基部と基部から延びる複数の脚部とを有する取付部材によりスナップ部材を生地に取り付ける際に前記取付部材がセットされるスナップボタン取付用の取付部材側ダイであって、前記取付部材を保持させる保持部と、前記保持部に保持された前記取付部材の基部の開口に通すための矯正部材と、前記矯正部材を、前記取付部材の基部の開口に通す通過方向に押して移動させるための押し部材と、前記矯正部材と前記押し部材との間に配置される第1のばねとを備え、前記矯正部材は、前記取付部材の脚部の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記取付部材の開口を通る時に前記非正常位置にある脚部を正常位置へと矯正することができ、前記押し部材が前記通過方向における最前方位置にある時、前記矯正部材は、前記第1のばねにより前記生地と接触可能な前記通過方向における最前方位置まで到達するスナップボタン取付用の取付部材側ダイが提供される。
本発明に係るスナップボタン取付用の取付部材側ダイでは、押し部材により矯正部材を通過方向に押して取付部材の基部の開口に通すことにより、非正常位置にある脚部を正常位置へと矯正することができる。すなわち、非正常位置にある脚部は矯正部材により半径方向外側に向かって矯正される。
また、本発明では、押し部材が通過方向における最前方位置まで来ると、矯正部材は、第1のばねによって生地と接触可能な通過方向における最前方位置まで到達する。この点について、取付部材の全脚部が非正常位置にない場合(i)と、取付部材の一つ以上の脚部が非正常位置にある場合(ii)とで分けて説明する。(i)の場合、押し部材は第1のばねを介して矯正部材を取付部材の開口に通し、押し部材が通過方向における最前方位置に達すると同時に、矯正部材もその最前方位置に到達する。矯正部材はその最前方位置(図12において最上方位置)において、生地1と接触可能であり、すなわち、矯正部材の先端と生地との間に隙間が生じない。(ii)の場合、押し部材が第1のばねを介して矯正部材を通過方向に押すと、矯正部材が取付部材の非正常位置にある脚部と接して抵抗を受ける。この抵抗により、矯正部材は通過方向への移動が一時的に停止するか又は移動速度が低下する。これにより、第1のばねが一時的に圧縮される。次いで、押し部材が通過方向における最前方位置に達する際、矯正部材が取付部材の開口を通る(図10参照)。これにより、取付部材の非正常位置にある脚部が正常位置へと矯正され、これに伴い、圧縮していた第1のばねが復元して矯正部材を上記(i)と同じ最前方位置まで移動させる(図11及び12参照)。矯正部材はその最前方位置において生地1と接触し、矯正部材の先端と生地との間に隙間はない。これにより、取付部材において正常位置へと矯正された脚部がスプリングバックにより半径方向内側に戻ろうとするのを抑えることができる。
本発明の一実施形態において、前記矯正部材は、前記第1のばねの一端側を収容する第1ばね受け部を有し、前記押し部材は、前記第1のばねの他端側を収容する第2ばね受け部を有し、前記矯正部材が前記通過方向とは逆方向に力を受けていない非負荷状態において、前記第1のばねは前記通過方向において最も伸長する初期状態にあり、かつ前記矯正部材と前記押し部材との間に間隙が存在する。ここで、「前記矯正部材が前記通過方向とは逆方向に力を受けていない非負荷状態」とは、矯正部材が、通過方向への移動を妨げる抵抗や通過方向とは逆向きの荷重を受けていない状態をいい、例えば、矯正部材が取付部材の非正常位置にある脚部と接して抵抗を受けたり、取付部材の加締め時に上方ダイ側から通過方向とは逆向きの力を受けたりしていない状態である。この矯正部材の非負荷状態において第1のばねは通過方向において最も伸長する初期状態にあり、また、矯正部材と押し部材との間に間隙が存在する。矯正部材が通過方向とは逆方向の抵抗や力を受けると、第1のばねは、矯正部材と押し部材との間で初期状態から通過方向に圧縮され、これに伴い、矯正部材と押し部材との間の間隙も通過方向に縮小する。
本発明の一実施形態において、前記矯正部材は、前記非正常位置にある脚部に接すると、前記通過方向への移動が一時的に停止するか又は移動速度が低下し、これにより、前記第1のばねが前記通過方向において圧縮されると共に、前記間隙が縮小する。矯正部材が取付部材の非正常位置にある脚部に接すると、これが抵抗となって矯正部材の通過方向への移動が一時停止状態となるか又は移動速度が遅くなる。これに対し、押し部材の通過方向への移動は継続するため、矯正部材と押し部材との間で第1のばねが初期状態から圧縮され、また、矯正部材と押し部材との間の間隙も縮小する。
本発明の一実施形態において、前記第1のばねが前記通過方向において最も圧縮した最大圧縮状態となると、前記押し部材が、前記通過方向への移動が一時的に停止していた前記矯正部材を前記通過方向へと強制的に押して前記取付部材の開口に通す。矯正部材が取付部材の非正常位置にある脚部に接し、矯正部材の通過方向への移動が一時停止状態となった場合、移動を継続する押し部材との間で第1のばねが圧縮されるが、このばねの圧縮が最大となった場合(最大圧縮状態)、通過方向に移動し続ける押し部材が最大圧縮状態の第1のばねを介して矯正部材を強制的に通過方向に移動させる。これにより、矯正部材の一時停止状態は解除され、矯正部材が取付部材の開口を通過し、非正常位置にある脚部を正常位置へと矯正する。第1のばねの最大圧縮状態として、第1のばね自体がそれ以上圧縮できない状態にある場合と、矯正部材の第1ばね受け部に一端側が、押し部材の第2ばね受け部に他端側が収容された第1のばねについて、矯正部材と押し部材とが互いに接することによって、第1のばねがそれ以上圧縮する余地が無い状態にある場合とを含む。
本発明の一実施形態において、前記第1のばねの前記最大圧縮状態において、前記間隙は無くなり、前記矯正部材と前記押し部材とが接触する。この場合、矯正部材が取付部材の非正常位置にある脚部に接して一時停止状態となった際、第1のばねが最大圧縮状態となると、矯正部材と押し部材との間の間隙が無くなり矯正部材と押し部材とが接する。これにより、押し部材が直接矯正部材を通過方向に押して取付部材の開口に通す。
本発明の一実施形態において、前記通過方向に移動して前記保持部による前記取付部材の保持を解除すると共に、前記取付部材の脚部の加締め時に前記取付部材を支持する支持部材を備える。支持部材は、通過方向に移動しつつ保持部と係合して保持部から取付部材を解放させる。また、スナップ部材側ダイとの間でスナップ部材を生地に取り付けるために取付部材の脚部を加締める時に取付部材を支持する役割を果たす。この保持部による取付部材の解除は、矯正部材が取付部材の開口を通る時とほぼ同時に行われる。
本発明の一実施形態において、前記支持部材は円筒状の部材であり、前記矯正部材及び前記押し部材は、前記支持部材の内腔に少なくとも部分的に配置される。支持部材は円筒状の部材における環状の上端面で保持部と係合して取付部材を保持部から解放させ、また、前記環状の上端面で加締め時に取付部材を支持する。
本発明の一実施形態において、前記保持部は、一対の保持部材と、前記一対の保持部材を互いに近づく方向に付勢する弾性部材とを備え、前記一対の保持部材は、前記支持部材と係合することにより、前記弾性部材の付勢に抗して互いに離れる方向にずれる傾斜面を有する。支持部材が通過方向に移動しつつ一対の保持部材の傾斜面に接することにより、支持部材が一対の保持部材を、弾性部材の付勢に抗して互いに離れる方向にずらし、これにより、保持部から取付部材が解放される。
本発明の一実施形態において、前記押し部材を前記通過方向に移動させる後方部材と、前記矯正部材が前記最前方位置に到達可能となる時点で前記後方部材の前記通過方向への移動を制限するストッパーとを備える。押し部材は、後方部材によって通過方向に移動して矯正部材を通過方向に押す。後方部材がストッパーにより移動方向への移動が制限されると、押し部材が停止し、この時点で矯正部材は通過方向における最前方位置に来る。
本発明の一実施形態において、前記支持部材を前記通過方向に移動させるプランジャを備える。プランジャは下死点と上死点との間を往復移動することができる。プランジャの上死点にて支持部材は通過方向における最前方位置に来て、加締め時の取付部材を支持する。
本発明の一実施形態において、前記プランジャは、第2のばねを介して前記後方部材を前記通過方向に移動させる。
本発明の別の側面によれば、開口を規定する環状の基部と基部から延びる複数の脚部とを有する取付部材によりスナップ部材を生地に取り付ける際に、前記取付部材の脚部の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記非正常位置にある脚部を矯正する方法であって、前記取付部材を保持部に保持させる工程と、押し部材により矯正部材を、前記取付部材の基部の開口に通す通過方向に押して移動させる工程とを含み、前記矯正部材は、前記取付部材の脚部の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記取付部材の開口を通る時に前記非正常位置にある脚部を正常位置へと矯正する取付部材脚部矯正方法が提供される。
本発明の一実施形態において、前記矯正部材が前記非正常位置にある脚部に接すると、前記通過方向への移動が一時的に停止するか又は移動速度が低下すると共に、前記第1のばねが前記通過方向において圧縮される工程と、前記第1のばねが前記通過方向において最も圧縮した最大圧縮状態となると、前記押し部材が、前記通過方向への移動が一時的に停止していた前記矯正部材を前記通過方向へと強制的に押して前記取付部材の開口に通す工程とを含む。
本発明の一実施形態において、前記第1のばねの前記最大圧縮状態において、前記矯正部材と前記押し部材とが接触する。この場合、押し部材が直接矯正部材を通過方向に移動させて取付部材の開口に通す。
本発明の一実施形態において、前記最大圧縮状態となった第1のばねが復元することにより、前記矯正部材を、前記生地と接触可能な前記通過方向における最前方位置まで到達させる工程を含む。矯正部材はその最前方位置において生地1と接触し、矯正部材の先端と生地との間に隙間はない。これにより、取付部材において正常位置へと矯正された脚部のスプリングバックによる半径方向内側への戻りを抑えることができる。
本発明では、取付部材の一つ以上の脚部が正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合において、押し部材により矯正部材を通過方向に押して取付部材の基部の開口に通すことにより、非正常位置にある脚部を正常位置へと矯正することができる。また、押し部材が通過方向における最前方位置まで来ると、矯正部材は、第1のばねによって生地と接触可能な通過方向における最前方位置まで到達する。これにより、取付部材における正常位置へと矯正された脚部がスプリングバックにより半径方向内側に戻ろうとするのを抑えることができる。
図1は、生地に取り付ける直前の雌スナップと取付部材を示す断面図である。 図2は、生地に取り付けた状態の雌スナップと取付部材を示す断面図である。 図3は、正常位置よりも半径方向内側に曲がった非正常位置の脚部を有する取付部材により雌スナップを生地に取り付ける直前の断面図である。 図4は、図3に示す取付部材により雌スナップを生地に取り付けた状態の断面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るスナップボタン取付用の取付部材側ダイとしての下方ダイを示す断面図であり、上方及び下方構造体は最下方の初期位置ある。 図6は、図5の保持部付近の部分拡大断面図である。 図7は、図5の初期位置から矯正ピンが上昇して取付部材の非正常位置にある脚部に接して、矯正ピンが一時停止状態となった時点を示す断面図である。 図8は、図7の時点から押しピンが更に上昇して第1のばねが最大圧縮状態となり、矯正ピンと押しピン間の間隙が無くなった状態を示す断面図である。 図9は、図8の取付部材付近の部分拡大断面図である。 図10は、図8の時点から押しピンが矯正ピンを強制的に持ち上げて矯正ピンの上端部が取付部材の開口を通って非正常位置の脚部を矯正した状態を示す断面図である。 図11は、支持部材の上端が一対の保持部材の傾斜面と係合して一対の保持部材を互いから離れる方向にずらして保持部から取付部材が解放された状態を示す断面図であり、矯正ピンは最上方位置にある。 図12は、図11の取付部材付近の部分拡大断面図である。 図13は、矯正ピンが最上方位置にて加締め直前の取付部材を支持している状態を示す断面図である。 図14は、図13の取付部材付近の部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及び均等の範囲で変更等が可能である。
図5は、本発明の一実施形態に係るスナップボタン取付用の取付部材側ダイとしての下方ダイ40の断面図である。図5において、下方ダイ40は後述する上方及び下方構造体50、60が最下方の初期位置にあり、また、取付部材20が後述する保持部70に保持されている。なお、取付部材20と共に生地1に取り付けられる雌スナップ10又は雄スナップは上方ダイ30(図1、13等参照)に保持される。以下、上下方向は図5〜14の紙面に基づく。
下方ダイ40は、円筒状のハウジングフレーム41と、ハウジングフレーム41内に上下移動可能に収容されるプランジャ51を含む下方構造体50と、下方構造体50によって上方(特許請求の範囲における「通過方向」)に持ち上げられる上方構造体60と、ハウジングフレーム41の上方開口に連結され、上方構造体60の上方への移動を案内する円筒状の上方ガイド42と、上方ガイド42の上面に取り付けられる、取付部材20を保持させる保持部70とを備える。ハウジングフレーム41と上方ガイド42は上下方向に移動しない静止構造体である。
上方構造体60は、取付部材20の基部21の開口23(図1参照)に上端部61aを通す矯正部材としての細長い円柱状の矯正ピン61と、円筒状もしくはコイル状の第1のばね62と、第1のばね62の下方に配置され、第1のばね62を介して矯正ピン61を上方に押し上げる押し部材としての細長い円柱状の押しピン63と、上端側を除く矯正ピン61と第1のばね62と押しピン63とを囲む円筒状の支持部材64とを備える。図5の初期位置において、矯正ピン61はその上方部分を除いて支持部材64の内腔に配置され、押しピン63は下端のわずかな部分を除いて支持部材64の内腔に配置される。矯正ピン61、第1のばね62、押しピン63、ハウジングフレーム41、プランジャ51等は共通の軸線を有する。以下、この軸線に沿う方向を軸方向といい、本実施形態において軸方向は上下方向と同義である。また、前記軸線に垂直な任意の面を水平という。図5の初期位置において、矯正ピン61の上端面は、上方ガイド42の上端面よりも若干下方にある。矯正ピン61は、その下端面61bから上方に円柱状に窪む第1ばね受け部としての上方ばね受け部61cを有する。押しピン63は、その上端面63aから下方に円柱状に窪む第2ばね受け部としての下方ばね受け部63bを有する。第1のばね62は、第1のばね62の上方部分が矯正ピン61の上方ばね受け部61cに収容され、下方部分が押しピン63の下方ばね受け部63bに収容される。図5の初期位置において、第1のばね62は上下方向(軸方向)に最も伸長する初期状態にあり、また、矯正ピン61の下端面61bと押しピン63の上端面63aとの間は間隙Cが存在する。第1のばね62は、矯正ピン61が通過方向(上方)とは逆方向(下方)に力を受けていない非負荷状態において初期状態を維持し、間隙Cの上下方向長さは最大となる。
矯正ピン61と押しピン63は同じ外径であり、この外径は、取付部材20の基部21の開口23の径よりもわずかに小さい。更に詳しくは、取付部材20の全脚部22が非正常位置にない場合、矯正ピン61の上端部61aは取付部材20の開口23を取付部材20と接することなく通過することができる。他方、取付部材20の一つ以上の脚部21が非正常位置にある場合、矯正ピン61の上端部61aが取付部材20の開口23を上方に通過する際、非正常位置の脚部22b(図9等参照)が上端部61aの外周面に接触した後、非正常位置の脚部22bを正常位置へと矯正する(図10参照)。換言すれば、非正常位置の脚部22bは、矯正ピン61により、半径方向外側に向って矯正される。矯正後においても、矯正ピン61の上端部61aは正常位置へと矯正された脚部(後述の22c)と接触し、この接触の摩擦によって取付部材20は上端部61aと共に上方に移動する(図11等参照)。また、支持部材64の内径は、取付部材20の基部21の開口23とほぼ同じであり、矯正ピン61及び押しピン63の外径よりもわずかに大きい。支持部材64の外径は上方ガイド42の内径よりもわずかに小さい。
押しピン63は、下方構造体50から持ち上げられることにより上昇し、第1のばね62を介して矯正ピン61を押し上げる。矯正ピン61は、スナップボタンの生地1への取付時に、保持部70に保持された取付部材20の基部21の開口23から上方に通す上端部61aを有する。上端部61aの上端面は水平に沿う円形な面である。上述したように、上端部61aを含む矯正ピン61の外径は、取付部材20の基部21の開口23よりもわずかに小さくなるように設定される。そのため、取付部材20の全脚部22が、図1に示す正常位置にある場合(及び、図示はしないが取付部材20の一つ以上の脚部22が正常位置よりも半径方向外側に曲がっている場合)、矯正ピン61の上端部61aは、脚部22から抵抗を受けることなく取付部材20の開口23を通過することができる。その一方、取付部材20の一つ以上の脚部22が正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合(図6等における脚部22b参照)、矯正ピン61の上端部61aが取付部材20の開口23を通過しようとする時、上端部61aの上端が非正常位置の脚部22bに接触し(図7参照)、これが上方へ移動しようとする矯正ピン61に対する抵抗として作用する。すなわち、取付部材20の非正常位置にある一つ以上の脚部22bが、取付部材20の開口23を上方へと通過しようとする矯正部材61の上端部61aの上端と接触して、上端部61aの開口23の通過を一時的に阻止する。これにより、矯正ピン61の上方への移動が一時的に停止状態となる。なお、非正常位置の脚部22bの半径方向内側への曲がり程度によっては、矯正部材61の上端部61aが脚部22bに接して抵抗を受けても、停止することなく、上端部61aが開口23を通過する速度が(押しピン63の上昇速度に比べ)低下することもあるが、以下、矯正ピン61が取付部材20の非正常位置の脚部22bに接して抵抗を受けた場合、矯正ピン61の上方への移動が一時的に停止する例について説明する。
押しピン63は、第1のばね62を介して矯正ピン61を押し上げる。保持部70に保持された取付部材20の全脚部22が非正常位置にない場合、矯正ピン61と押しピン63は第1のばねを介して、矯正ピン61の上端が生地1に接する最前方位置である最上方位置(図11参照)まで実質的に同速度で共に上昇する。この場合、図5の初期位置から図11の最上方位置まで、矯正ピン61と押しピン63との間の間隙Cは軸方向にほとんど縮小することなく、ほぼ一定のままである。なお、押しピン63は後述するストッパー54がハウジングフレーム41の下端に接してそれ以上の上昇が制限される図11の位置まで上昇可能である。他方、保持部70に保持された取付部材20の一つ以上の脚部22が非正常位置にある場合、上述したように取付部材20の開口23を通過しようとする矯正ピン61が取付部材20の非正常位置にある脚部22bと接して(図7参照)該脚部22bから抵抗を受ける。これにより、矯正ピン61の上方への移動が一時停止状態となる。このように矯正ピン61の上昇が一時停止状態となった後も押しピン63は下方構造体50から持ち上げられて上昇し続ける。そのため、一時停止状態の矯正ピン61と上昇し続ける押しピン63との間で第1のばね62が初期状態から軸方向に次第に圧縮され、矯正ピン61の下端面61bと押しピン63の上端面63aとの間の間隙Cが次第に軸方向に縮小する。すなわち、第1のばね62は、矯正ピン61が取付部材20の非正常位置にある脚部22bから受ける抵抗によって圧縮するように設定される。次いで、図8に示すように、矯正ピン61の下端面61bと押しピン63の上端面63aとが接して、第1のばね62が最大圧縮状態となると共に間隙Cが無くなる。ここでの第1のばね62の「最大圧縮状態」とは、矯正ピン61と押しピン63とが接触したことにより、第1のばね62がそれ以上に圧縮されない状態にあることを意味する。これにより、下方構造体50から持ち上げられ上昇を続ける押しピン63が矯正ピン61を直接持ち上げ始める。これにより、矯正ピン61は押しピン63により強制的に上方に移動させられ、図10に示すように、上端部61aが非正常位置の脚部22bの抵抗に抗して取付部材20の開口23を通過する。この際、矯正ピン61の上端部61aが取付部材20の非正常位置にある脚部22bを正常位置へと矯正するように機能する。図10〜12において、非正常位置から正常位置へと矯正された脚部を参照番号22cで表す。また、後述するが、非正常位置にある脚部22bが矯正ピン61の上端部61aによって矯正された後、図10〜12に示すように、取付部材20は上端部61aとの間の摩擦によって上端部61aと共に持ち上げられる。
図6は、保持部70付近の拡大断面図である。保持部70は、左右(左右は図5、6等の紙面に基づく。)一対のほぼ円弧状の保持部材71と、これら保持部材71を互いに近づく方向に付勢する環状の弾性部材(図示せず)とを含む。各保持部材71は互いに向かい合う側に、取付部材20の基部21の一部を受け入れる溝部72と、上昇する支持部材64の上端と係合する傾斜面73とを有する。各傾斜面73は、下方へと漸次拡径するように傾斜する。上方ガイド42の上面には、保持部70以外に一対の生地支持部74も取り付けられる。各生地支持部74は、各保持部材71の前後及び上方をコ字状に囲み、各保持部材71の上面よりも高い生地支持面74aを有する。
支持部材64は、外径が拡大する下端部64aを有する。支持部材64は、下方構造体50のプランジャ51から持ち上げられ、上方ガイド42によって軸方向上方に案内される。支持部材64が上昇すると、その上端が一対の保持部材71の傾斜面73に接する(図10参照)。次いで、図11〜13に示すように、支持部材64の上端が各傾斜面73に接しながら上昇し続け、これにより、弾性部材の付勢に抗して一対の保持部材71を互いに離れる方向に移動させる。これにより一対の保持部材71間で保持されていた取付部材20が解放される。この保持部70から解放される直前(またはほぼ同時)に、全脚部22が正常位置にあるか又は一つ以上の脚部22が非正常位置にある取付部材20の開口23を矯正部材61の上端部61aが通過し、取付部材20が保持部70から矯正部材61の上端部61aに受け渡される。支持部材64は、図13に示す最上方位置まで上昇し、この位置にて、上方ダイ30側の雌スナップ10又は雄スナップに対し加締められる取付部材20を支持部材64の円環状の上端面で支持する。
下方構造体50は、図示しない駆動部から駆動されて上方に移動するほぼ円筒状のプランジャ51と、プランジャ51の円柱状の内腔に収容され、プランジャ51の上昇により、第2のばね52を介して上昇する後方部材としての細長い円柱状の下方ピン53と、図5の初期位置においてプランジャ51及びハウジングフレーム41から下方に突き出る下方ピン53の下端部に固定され、下方ピン53の上方への移動を制限するストッパー54とを備える。下方ピン53の上端部53aの外径は、押しピン63の外径よりも大きく、支持部材64の下端部64aを除く部分の外径とほぼ等しい。第2のばね52は下方ピン53の外周に配置される。ストッパー54の直径はハウジングフレーム41の内径よりも大きい。
プランジャ51は、支持部材64の下端部64aの底面を支持する上端面を有する。また、プランジャ51の下端面には、第2のばね52の下端を受ける円環状のばね受け板55が複数本のボルト56で固定される。ばね受け板55は、下方ピン53を通す中央孔55aを有する。また、ばね受け板55の直径はハウジングフレーム41の内径よりも小さい。第2のばね52の上端は、下方ピン53における上方へと段状に拡径する上端部53aの下端によって受けられる。
次に、以上のように構成された下方ダイ40を使用して、スナップボタンを生地1に取り付ける際に、取付部材20の非正常位置にある脚部22bを矯正する工程を説明する。以下の説明において、取付部材20は非正常位置にある脚部22bを一つ有するものとし、この脚部22bを「非正常脚部22b」という。
図5において、上方及び下方構造体60、50は最下方の初期位置にあり、かつ取付部材20が保持部70に保持されている。プランジャ51は図5の下死点と図13の上死点との間を上下動する。図示しない駆動部が初期位置のプランジャ51を駆動すると、プランジャ51が上昇し始める。これにより、図7に示すようにプランジャ51が支持部材64を上方に移動させる。また、プランジャ51の上昇に伴い、第2のばね52を介して下方ピン53も上昇し始める。これにより、押しピン63が持ち上げられ、押しピン63が第1のばね62を介して矯正ピン61を上方に押し上げる。そして、図7に示すように、矯正ピン61の上端が保持部70に保持された取付部材20の非正常脚部22bに接することにより抵抗を受け、矯正ピン61の上昇が一時的に停止する。
矯正ピン61の上昇が一時停止となった後もプランジャ51は上昇し続け、これにより支持部材64が引き続き上昇すると共に、下方ピン53による押しピン63の持ち上げも継続する。そのため、一時停止状態の矯正ピン61と上昇し続ける押しピン63との間で第1のばね62が軸方向に次第に圧縮され、矯正ピン61と押しピン63との間隙Cが縮小し、次いで、図8に示すように、矯正ピン61の下端面61bと押しピン63の上端面63aとが接触して間隙Cが無くなる。図9は図8の取付部材20付近の部分拡大図である。矯正ピン61と押しピン63との接触により、上昇を続ける押しピン63が矯正ピン61を直接持ち上げ始める。これにより、矯正ピン61は強制的に上方に移動させられ、上端部61aが非正常脚部22bの抵抗に抗して取付部材20の開口23を通過し続ける(図10参照)。この時、矯正ピン61の上端部61aが取付部材20の非正常脚部22bを正常位置へと矯正する(脚部22c参照)ように機能する。また、非正常脚部22bが矯正ピン61の上端部61aによって矯正された後、図10〜12に示すように、取付部材20は、上端部61aの外周面と矯正された脚部22cとの間の摩擦によって上端部61aと共に図11及び12の最上方位置まで持ち上げられる。なお、矯正ピン61の上端部61aが取付部材20の開口23を通過するとほぼ同時に、支持部材64により保持部70による取付部材20の保持が解除される。取付部材20の全脚部22が非正常位置にない場合は、取付部材20は、支持部材64によって保持部70から解放されると、支持部材64の上端面に載り、支持部材64によって上方へと持ち上げられる。図12は図11の取付部材20付近の部分拡大図である。矯正ピン61は図11及び図12において最上方位置にあり、この位置で取付部材20は各脚部22の先端22aが生地1に接する位置にある。
矯正ピン61の先端部61aが取付部材20の開口23を通過した図10の時点から矯正ピン61が最上方位置にある図11の時点において、圧縮状態にあった第1のばね62が復元して矯正ピン61と押しピン63との間に間隙Cが再び現れる。また、第1のばね62の復元力により、図10の位置から図11の位置への矯正ピン61の上昇は瞬時に行われる。取付部材20が非正常脚部22bを有していない場合、矯正ピン61は脚部22から抵抗を受けることなく最上方位置まで持ち上げられる。この場合、矯正ピン61と押しピン63との間の間隙Cはほぼ一定であり、矯正ピン61は押しピン63と共に上昇する。
矯正ピン61が最上方位置に到達する直前の図10の時点で、下方ピン53の下端部に固定されたストッパー54がハウジングフレーム41の下端に接して、下方ピン53の更なる上昇が制限される。これにより、押しピン63の上昇も止まる。すなわち、図10が押しピン63の最上方位置である。ストッパー54及び押しピン63の上昇が止まった図10の時点の直後、上述したように第1のばね62が復元して矯正ピン61が図11及び12に示す最上方位置へと瞬時に持ち上げられる。この際、取付部材20は、正常位置へと矯正された脚部22cは非正常位置へと戻ろうとする半径方向内側への力(スプリングバック)が生じ、この力により、取付部材20は矯正ピン61を保持しつつ矯正ピン61と共に最上方位置まで上昇する。この際、取付部材20の脚部22の先端22aは矯正ピン61の先端とほぼ同じ上下方向位置にある。矯正ピン61はその最上方位置で生地1に接する。第1のばね62は、押しピン63がその最上方位置にある時、矯正ピン61の先端が生地1を弱い力で押して生地1に接するように設定される。図12を参照して、矯正ピン61はその最上方位置で生地1に接し、矯正ピン61と生地1との間に隙間が生じない。これにより、取付部材20において正常位置へと矯正された脚部22cがスプリングバックにより半径方向内側に戻ることを抑えることができる。
ストッパー54がハウジングフレーム41の下端に接した後もプランジャ51の上昇は続き、これにより支持部材64も上方への移動を継続する。支持部材64は、図10の時点で上端が一対の保持部材71の傾斜面73に接する。次いで、支持部材64は、図11及び12に示すように、各傾斜面73に接しながら上昇する。これにより、一対の保持部材71は弾性部材(図示せず)の付勢に抗して互いに離れる方向に移動し(図12参照)、これにより、保持部70による取付部材20の保持が解除される。非正常位置の脚部22bを有する取付部材20は、一対の保持部材71間から解放されるや否や、取付部材20の開口23を通過する矯正ピン61の上端部61aの外周面に摩擦により受け取られる。非正常位置の脚部22bを有さない取付部材20の場合、一対の保持部材71間から解放されると、支持部材64の上端面に受け止められる。保持部70による取付部材20の保持を解除した後、支持部材64は図13の最上方位置まで更に上昇する。図14は図13の取付部材20付近の部分拡大図である。また、図13及び14において、雌スナップ10を保持した上方ダイ30の下方部分が示される。図14の時点で、取付部材20の脚部22(脚部22cを含む)は、生地1を上方へと貫通し、雌スナップ10の脚部受入口15に入る直前である。この後、取付部材20の脚部22は雌スナップ10の脚部受入口15からフランジ14の内部に入り、フランジ14の内側面に沿って図2に示すように湾曲状に加締められる。この加締め時において、図示はしないが、上方ダイ30から雌スナップ10及び生地1を介して矯正ピン61が下方に押され、これにより第1のばね62が軸方向に若干縮小すると共に、押しピン63が押し下げられて、第2のばね52も軸方向にわずかに縮小する。この第1及び第2のばね62、52の収縮により、加締め時に下方ダイ40にかかる負荷を吸収することができる。
以上では、矯正ピン61が非正常脚部22bに接して一時的に上昇が停止する場合について説明したが、非正常脚部22bの半径方向内側への曲がりがわずかな場合、矯正部材61の上端部61aが非正常脚部22cに接して抵抗を受けても、矯正部材61が停止することなく、上昇速度が多少低下しつつ上端部61aが取付部材20の開口23を通過する場合もある。この場合、第1のばね62は軸方向に多少圧縮されるが、矯正ピン61と押しピン63とが接する最大圧縮状態までには至らない場合も考えられる。この場合であっても、押しピンが第1のばね62を介して矯正ピン61を持ち上げ、矯正ピンの上端部61aが取付部材20の開口23を通ることにより、非正常脚部22bが正常位置へと矯正される。
10 雌スナップ(スナップ部材)
20 取付部材
21 基部
22 脚部
22b 非正常位置の脚部(非正常脚部)
23 開口
30 上方ダイ
40 下方ダイ
41 ハウジングフレーム
42 上方ガイド
50 下方構造体
51 プランジャ
52 第2のばね
53 下方ピン(後方部材)
54 ストッパー
60 上方構造体
61 矯正ピン(矯正部材)
61c 上方ばね受け部(第1ばね受け部)
62 第1のばね
63 押しピン(押し部材)
63b 下方ばね受け部(第2ばね受け部)
64 支持部材
70 保持部
71 保持部材
73 傾斜面
C 間隙

Claims (15)

  1. 開口(23)を規定する環状の基部(21)と基部(21)から延びる複数の脚部(22)とを有する取付部材(20)によりスナップ部材(10)を生地(1)に取り付ける際に前記取付部材(20)がセットされるスナップボタン取付用の取付部材側ダイ(40)であって、
    前記取付部材(20)を保持させる保持部(70)と、前記保持部(70)に保持された前記取付部材(20)の基部(21)の開口(23)に通すための矯正部材(61)と、前記矯正部材(61)を、前記取付部材(20)の基部(21)の開口(23)に通す通過方向に押して移動させるための押し部材(63)と、前記矯正部材(61)と前記押し部材(63)との間に配置される第1のばね(62)とを備え、
    前記矯正部材(61)は、前記取付部材(20)の脚部(22)の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記非正常位置にある脚部(22b)の抵抗に抗して前記取付部材(20)の開口(23)を通る時に前記非正常位置にある脚部(22b)を正常位置へと矯正することができ、
    前記押し部材(63)が前記通過方向における最前方位置にある時、前記矯正部材(61)は、前記第1のばね(62)により前記生地(1)と接触可能な前記通過方向における最前方位置まで到達するスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  2. 前記矯正部材(61)は、前記第1のばね(62)の一端側を収容する第1ばね受け部(61c)を有し、前記押し部材(63)は、前記第1のばね(62)の他端側を収容する第2ばね受け部(63b)を有し、前記矯正部材(61)が前記通過方向とは逆方向に力を受けていない非負荷状態において、前記第1のばね(62)は前記通過方向において最も伸長する初期状態にあり、かつ前記矯正部材(61)と前記押し部材(63)との間に間隙(C)が存在する請求項1に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  3. 前記矯正部材(61)は、前記非正常位置にある脚部(22b)に接すると、前記通過方向への移動が一時的に停止するか又は移動速度が低下し、これにより、前記第1のばね(62)が前記通過方向において圧縮されると共に、前記間隙(C)が縮小する請求項2に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  4. 前記第1のばね(62)が前記通過方向において最も圧縮した最大圧縮状態となると、前記押し部材(63)が、前記通過方向への移動が一時的に停止していた前記矯正部材(61)を前記通過方向へと強制的に押して前記取付部材(20)の開口(23)に通す請求項3に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  5. 前記第1のばね(62)の前記最大圧縮状態において、前記間隙(C)は無くなり、前記矯正部材(61)と前記押し部材(63)とが接触する請求項4に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  6. 前記通過方向に移動して前記保持部(70)による前記取付部材(20)の保持を解除すると共に、前記取付部材(20)の脚部(22)の加締め時に前記取付部材(20)を支持する支持部材(64)を備える請求項1に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  7. 前記支持部材(64)は円筒状の部材であり、前記矯正部材(61)及び前記押し部材(63)は、前記支持部材(64)の内腔に少なくとも部分的に配置される請求項6に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  8. 前記保持部(70)は、一対の保持部材(71)と、前記一対の保持部材(71)を互いに近づく方向に付勢する弾性部材とを備え、前記一対の保持部材(71)は、前記支持部材(64)と係合することにより、前記弾性部材の付勢に抗して互いに離れる方向にずれる傾斜面(73)を有する請求項6又は7に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  9. 前記押し部材(63)を前記通過方向に移動させる後方部材(53)と、前記矯正部材(61)が前記最前方位置に到達可能となる時点で前記後方部材(53)の前記通過方向への移動を制限するストッパー(54)とを備える請求項1〜8のいずれか1項に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  10. 前記支持部材(64)を前記通過方向に移動させるプランジャ(51)を備える請求項6〜8のいずれか1項に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  11. 前記押し部材(63)を前記通過方向に移動させる後方部材(53)と、前記矯正部材(61)が前記最前方位置に到達可能となる時点で前記後方部材(53)の前記通過方向への移動を制限するストッパー(54)とを備え、前記プランジャ(51)は、第2のばね(52)を介して前記後方部材(53)を前記通過方向に移動させる請求項10に記載のスナップボタン取付用の取付部材側ダイ。
  12. 開口(23)を規定する環状の基部(21)と基部(21)から延びる複数の脚部(22)とを有する取付部材(20)によりスナップ部材(10)を生地(1)に取り付ける際に、前記取付部材(20)の脚部(22)の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記非正常位置にある脚部(22b)を矯正する方法であって、
    前記取付部材(20)を保持部(70)に保持させる工程と、
    押し部材(63)により矯正部材(61)を、前記取付部材(20)の基部(21)の開口(23)に通す通過方向に押して移動させる工程とを含み、
    前記矯正部材(61)は、前記取付部材(20)の脚部(22)の少なくとも一つが正常位置よりも半径方向内側に曲がっている非正常位置にある場合に、前記非正常位置にある脚部(22b)の抵抗に抗して前記取付部材(20)の開口(23)を通る時に前記非正常位置にある脚部(22b)を正常位置へと矯正する取付部材脚部矯正方法。
  13. 前記矯正部材(61)が前記非正常位置にある脚部(22b)に接すると、前記通過方向への移動が一時的に停止するか又は移動速度が低下すると共に、第1のばね(62)が前記通過方向において圧縮される工程と、
    前記第1のばね(62)が前記通過方向において最も圧縮した最大圧縮状態となると、前記押し部材(63)が、前記通過方向への移動が一時的に停止していた前記矯正部材(61)を前記通過方向へと強制的に押して前記取付部材(20)の開口(23)に通す工程とを含む請求項12に記載の取付部材脚部矯正方法。
  14. 前記第1のばね(62)の前記最大圧縮状態において、前記矯正部材(61)と前記押し部材(63)とが接触する請求項13に記載の取付部材脚部矯正方法。
  15. 前記最大圧縮状態となった第1のばね(62)が復元することにより、前記矯正部材(61)を、前記生地(1)と接触可能な前記通過方向における最前方位置まで到達させる工程を含む請求項13又14に記載の取付部材脚部矯正方法。
JP2018544612A 2016-10-11 2016-10-11 スナップボタン取付用の取付部材側ダイ及び取付部材脚部矯正方法 Active JP6953417B2 (ja)

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