JP5859030B2 - ボタン取付装置及びボタン保持ダイ - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン取付装置及びボタン保持ダイに関し、更に詳しくは、スナップボタン等のボタン本体をボタン取付具を用いて生地に取り付ける際、ボタン取付具のポストを生地に貫通させ、次いでボタン本体の取り付け用開口に通した後、パンチで加締めるタイプのボタン取付装置と、そのようなタイプのボタン取付装置において、ボタン本体を保持させるボタン保持ダイに関する。
取り付け用開口を有するスナップボタン等のボタン本体を、ポストを有するボタン取付具を用いて生地に取り付ける場合、ボタン取付装置の第1ダイ(ボタン保持ダイ)にボタン本体を保持させ、ボタン取付装置の、一般に第1ダイの下方に配置される第2ダイにボタン取付具を保持させ、更にボタン本体とボタン取付具との間に生地を水平に配した後、第1ダイを第2ダイに向かって降下させる。これにより、ボタン本体のポストが生地を上方に貫通し、次いでボタン本体の取り付け用開口を通った後、該ポストが第1ダイのパンチにより加締められて、ボタン本体が生地に固定される。第1ダイは、ボタン取付具のポストが生地を下方から上方に突き抜ける時に、ボタン本体の取り付け用開口の周囲を上方から押さえる押さえ部を有する。このような構成の一例が特開昭59−51804号公報(文献1)に開示されている。文献1の図6及び7において、参照番号4はボタン本体(動作構成要素)、5はボタン取付具(固着要素)、6はボタン取付具のポスト(ピン)、8は生地(シート材)、39は第2ダイ(取付具)、43は第1ダイ(取付具)、46はパンチ(金床部分)、45は押さえ部(筒形部品)である。文献1の第1ダイ43において、押さえ部45の内径は、パンチ46の降下を許容しかつ加締め後のポスト6を収容するため、パンチ46の外径をわずかに上回るように設定される。
特開昭59−51804号公報
文献1の第1ダイ43では、押さえ部45の内径がパンチ46の外径をわずかに上回るように設定されるため、ボタン取付具5のポスト6が生地8を貫通する時、押さえ部45は、ボタン本体4における取り付け用開口17(文献1の図2参照)の周縁から半径方向外側に離れた環状部分を押さえる。そのため、ポスト6が生地8を上方に突き抜ける衝撃により、ボタン本体4の底部9(文献1の図2参照)における取り付け用開口14の周縁付近部分が上方に捲れる等、変形するおそれがある。このような変形を防ぐため、従来は、ボタン本体の底部の厚さを厚くしたり、高強度の材料を使用して製品強度を確保しているが、その分コストが嵩むという問題がある。また、ボタン本体の底部を厚くした場合、衣服上でボタン本体が必要以上に厚くなり、違和感を招き得るといった問題がある。
従って、本発明の目的は、ボタン取付具のポストが生地を貫通する時の衝撃によるボタン本体の底部の変形を防止して、ボタン本体の底部をコスト的に有利に薄肉化することを可能にするボタン取付装置及びボタン保持ダイを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、ボタン本体をボタン取付具を用いて生地に取り付ける際、ボタン取付具のポストを生地およびボタン本体の取り付け用開口に通した後、該ポストを加締めるようにするボタン取付装置であって、ボタン本体を保持させる第1ダイと、ボタン取付具を保持させる第2ダイとを備え、前記第1ダイは、ボタン取付具のポストが生地を貫通する時に、半径方向内側の第1位置(初期位置)にて、ボタン本体における取り付け用開口の周辺部分を押さえる押さえ部と、生地を貫通したポストを加締めるためのパンチとを含み、前記押さえ部は、前記パンチがポストを加締める時に、前記第1位置から半径方向外側の第2位置に変位するボタン取付装置が提供される。
本発明に係るボタン取付装置では、第2ダイに保持されたボタン取付具のポストが生地を貫通する時、第1ダイの押さえ部は、半径方向内側の第1位置にあって、第1ダイに保持されたボタン本体の底部における取り付け用開口の周辺部分を押さえる。次い生地を貫通した後のボタン取付具のポストをパンチで加締める時、第1ダイの押さえ部は、半径方向外側の第2位置に変位する。本発明の一実施形態では、前記押さえ部は、パンチにより押しのけられることにより、前記第1位置から第2位置に変位する。しかしながら、押さえ部の第1位置から第2位置への変位は、パンチがボタン取付具のポストを加締める時のポストの半径方向外側に拡張変形する部分が押さえ部を半径方向外側に押すことを利用して行うこともできる。
本発明におけるボタン本体としては、生地を貫通したボタン取付具のポスト(軸部)を取り付け用開口から受け入れ、該ポストが加締められることにより生地に固定される樹脂製又は金属製のあらゆる種類のボタン類が含まれ、具体例としては、スナップボタンの雌スナップや雄スナップ、ボタン穴に出し入れするタイプのボタン、装飾用ボタン等を挙げることができる。また、生地には、織物、布、不織布、フェルト、皮、樹脂シート等が含まれる。また、ボタン本体を生地に取り付ける際、一般に、上方の第1ダイが下方の第2ダイに向かって降下するが、これに限らず、上方の第2ダイが下方の第1ダイに向かって移動したり、あるいは第1ダイ又は第2ダイが第2ダイ又は第1ダイに向かって横方向に移動する場合もあり得る。
本発明において、前記押さえ部は、周方向において複数に完全に又は部分的に分割され得る。押さえ部が周方向に部分的に分割される場合は、例えば、押さえ部の、ボタン本体を押さえる側の端(図5において下端)から反対側(図5において上方)へとスリットが周方向に複数本入れられ得る。このようなスリットが上記反対側の端まで入れられると、押さえ部が完全に分割された状態となる。押さえ部の周方向における分割数は、少なくとも二つ、好ましくは三つもしくは四つであるが、それ以上であってもよい。押さえ部が部分的に分割される場合、押さえ部の初期位置から半径方向外側への変位は、弾性的な撓みであり得る。
本発明において、前記パンチの外周又は押さえ部の内周の一方には、加締め時のパンチの移動に伴い、押さえ部を第1位置から半径方向外側の第2位置に変位させるための傾斜面が設けられ得る。パンチの外周又は押さえ部の内周の傾斜面は、加締め時にパンチが移動する方向に次第に縮径するように傾斜し、加締め時におけるパンチの軸方向の移動を押さえ部の半径方向の移動に変換する役割を果たす。
本発明において、前記初期位置での押さえ部の内径は、前記取り付け用開口の直径と等しいかわずかに大きく設定され得る。これにより、押さえ部は、初期位置においてボタン本体の底部における取り付け用開口に近接もしくは隣接する周辺部分を押さえることができる。
別の本発明によれば、ボタン取付具のポストを生地およびボタン本体の取り付け用開口に通した後、該ポストを加締めることにより、ボタン本体を生地に取り付ける際に用いる、ボタン本体を保持させるボタン保持ダイであって、ボタン取付具のポストが生地を貫通する時に、半径方向内側の第1位置にて、ボタン本体における取り付け用開口の周辺部分を押さえる押さえ部と、生地を貫通したポストを加締めるためのパンチとを備え、前記押さえ部は、前記パンチがポストを加締める時に、前記第1位置から半径方向外側の第2位置に変位するボタン保持ダイが提供される。本発明に係るボタン保持ダイは、上記の本発明に係るボタン取付装置における第1ダイに相当する。本発明において、前記押さえ部は、パンチにより押しのけられることにより、前記第1位置から第2位置に変位し得る。また、前記押さえ部は、周方向において複数に完全に又は部分的に分割され得る。更に、前記パンチの外周又は押さえ部の内周の一方には、加締め時のパンチの移動に伴い、押さえ部を第1位置から半径方向外側の第2位置に変位させるための傾斜面が設けられ得る。更にまた、前記初期位置での押さえ部の内径は、前記取り付け用開口の直径と等しいかわずかに大きく設定され得る。
本発明では、ボタン取付具のポストが生地を貫通する時、第1ダイの押さえ部は、半径方向内側の第1位置にあって、ボタン本体の底部における取り付け用開口の周辺部分を押さえ、次いで、生地を貫通した後のボタン取付具のポストをパンチで加締める時、押さえ部は、半径方向外側の第2位置に変位する。そのため、ボタン取付具のポストが生地を貫通する時、第1位置の押さえ部が、ボタン本体の底部における取り付け用開口の周辺部分を確実に支持して、ボタン本体の底部の変形を防止することができ、また、ボタン本体の底部を、コストの嵩む高強度の材料を使用することなく薄肉化することが可能になる。
図1(a)は、本発明に係るボタン取付装置によって生地に取り付けられるボタン本体10の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視断面図である。 図2(a)は、ボタン本体を生地に取り付けるために用いるボタン取付具の平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B矢視断面図である。 図3は、ボタン本体がボタン取付具を用いて生地に取り付けられた状態を示す断面図である。 図4は、ボタン取付装置の概略側面図である。 図5は、雌スナップ及びボタン取付具をそれぞれ保持した状態の第1ダイ及び第2ダイの断面説明図である。 図6は、降下中の第1ダイが、保持している雌スナップが生地を介してボタン取付具のポストの上端に接する上下方向位置に来た時点を示す断面説明図であり、ポストが生地を貫通し始める直前の状態である。 図7は、第1ダイが図6の位置から更に降下して、ボタン取付具のポストが生地を上方に貫通した状態を示す断面説明図である。 図8は、図7の部分拡大図である。 図9は、図8のC−C矢視断面図である。 図10は、パンチによる加締めが終了した時点を示す断面説明図であり、生地押さえ部が半径方向外側に変位した状態を示す。 図11は、図10の拡大図であり、パンチ本体により押さえ部本体が半径方向外側に弾性変位している。 図12は、図11のD−D矢視断面図である。 図13は、パンチ本体により押さえ部本体及び押さえ部基部が撓むことなく半径方向外側にずれる例を示す図11と同様の拡大図である。 図14は、ボタン本体の別の例である樹脂製の雌スナップと、樹脂製のボタン取付具を生地の上下に示す断面説明図である。 図15は、ボタン取付具のポストが生地を上方に突き抜ける直前の状態を示す断面説明図である。 図16は、ボタン取付具のポストが生地を上方に貫通し、更に雌スナップの取り付け用開口を上方に通過した状態を示す断面説明図である。 図17は、パンチが降下してポストを加締めた状態を示す断面説明図であり、押さえ部本体が半径方向外側に変位している。 図18は、ボタン本体の別の例である樹脂製の雄スナップを、生地及びボタン取付具と共に示す断面説明図である。 図19は、ボタン本体の更に別の例である金属製の、ボタン穴に出し入れするタイプのボタンを、ボタン取付具で生地に取り付けた状態を示す断面説明図である。 図20は、押さえ部を半径方向外側に変位させるための傾斜面をパンチの外周に設けた例を概略的に示す断面説明図である。 図21は、第1ダイの変形例を示す図8と同様の部分拡大図である。 図22は、図21の状態からパンチが降下して、ボタン取付具のポストが変形し、この変形が押さえ部を半径方向外側に変位させた状態を示す。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しつつ説明するが、本発明はその実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲及びそれに均等な範囲内で変更等が可能であることが当業者には理解される。図1(a)は、本発明に係るボタン取付装置(図5等参照)によって生地1(図3参照)に取り付けられるボタン本体の一例である雌スナップ10の平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A矢視断面図である。図2(a)は、雌スナップ10を生地1に取り付けるために用いるボタン取付具20の平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B矢視断面図である。図3は、雌スナップ10がボタン取付具20を用いて生地1に取り付けられた状態を示す断面図である。雌スナップ10は、アルミニウム合金、胴合金等の金属製の板を絞り加工等して形成されるもので、円形の底部11と、底部11の半径方向外側端から立ち上がる周側部12と、周側部12の上端から半径方向内側に湾曲する湾曲部13とを備える。底部11の中央には、ボタン取付具20の後述するポスト22を受け入れるための取り付け用開口14が設けられる。雌スナップ10における底部11上でかつ周側部12の半径方向内側の空間は、図示しない雄スナップの係合突起を着脱可能に受け入れる突起受け入れ部15となる。湾曲部13は雄スナップの係合突起を受け入れる際に、半径方向外側に弾性的にわずかに撓んだ後、復元することにより、係合突起の突起受け入れ部15からの安易な離脱を防止する役割を果たす。ボタン取付具20もアルミニウム合金、胴合金等の金属板を絞り加工等して成り、円形のベース21と、ベース21から上方に突出する円筒状のポスト22とを備える。ベース21には、周方向三箇所にホームベース形状の切開部23があり、切開部23を切り開いた部分が折り曲げられてポスト22の下端開口を塞ぐ下端蓋部23aとされる。ポスト22の上端には、後述するボタン取付装置のピン部材36を受け入れるための上端開口24が設けられる。雌スナップ10の生地1への取り付けは、ボタン取付具20のポスト22を生地1に貫通させ、次いで雌スナップ10の取り付け用開口14に通した後、ポスト22を図3に示すように加締めることにより行われる。ポスト22が生地1を貫通する時、生地1から略円形の生地片1aが切り離され、この生地片1aが後述するボタン取付装置のピン部材36によりポスト22の上端開口24からポスト22内に押し込まれる。ポスト22内に入った生地片1aは下端蓋部23aにより下端開口から外部に排出されないため、ボタン取付作業後に散乱した生地片1aを集めて廃棄するような作業は不要である。
図4は、ボタン取付装置100の概略側面図である。ボタン取付装置100は、取り付け時に雌スナップ10を保持させる上方の第1ダイ(ボタン保持ダイ)30と、第1ダイ30の下方で、ボタン取付具20を保持させる第2ダイ50と、第1ダイ30を昇降させるための昇降機構(図示せず)とを備える。図5は、雌スナップ10及びボタン取付具20をそれぞれ保持した状態の第1ダイ30及び第2ダイ50の断面説明図である。第1ダイ30は、雌スナップ10を保持させる金属製又は樹脂製の環状のボタン保持部材31と、ボタン取付具20のポスト22が生地1を貫通する時に雌スナップ10の底部11を押さえる略円筒状の押さえ部41を下端部に有する金属製の下方部材40と、ボタン取付装置100の昇降機構(図示せず)に連結する金属製の上方部材33と、上方部材33と下方部材40との間に配置されるエラストマー製のスリーブ状のばね34と、上方部材33及び下方部材40の内側(中心部の空洞(33c、44)内)に収容される、ボタン取付具20のポスト22を加締めるための鋼製の略円筒状のパンチ35と、パンチ35の中空軸部(35e、35f)に配置される金属製又は樹脂製のピン部材36とを備える。パンチ35は、下方のパンチ本体35aと、パンチ本体35aよりも大きい外径を有する上方のパンチ基部35bと、パンチ本体35aとパンチ基部35bとの間で外径がパンチ基部35bよりも拡大するパンチ中間部35cとを有する。パンチ本体35aの底面35dは、ボタン取付具20のパンチ22を加締めるための面であり、上方にわずかに窪んでいる。パンチ本体35aの外周面と底面35dとの境界は角部35gとなる。パンチ35の中空軸部(35e、35f)は、パンチ本体35aからパンチ中間部35cの上下方向ほぼ中間に及ぶ比較的小径の下方中空軸部35eと、パンチ中間部35cの上下方向ほぼ中間からパンチ基部35bに及ぶ、下方中空軸部35eよりも大径の上方中空軸部35fとに区分される。下方部材40は、略円筒状の下方部材本体42と、下方部材本体42の下方部分から半径方向外側に突出する下方ばね受け部43とを含む。下方部材本体42は、その上端部42a及び下端部42bを除き、パンチ中間部35cの外径をわずかに上回る内径を有する。下方部材本体42の上端部42aは、パンチ基部35bの外径をわずかに上回る程度に内径が縮小する。下方部材本体42の下端部42bは、パンチ本体35aの外径をわずかに上回る程度に内径が縮小する。下方部材本体42の内部の上端部42aと下端部42b間には、パンチ中間部35cの上下の変位を許容及び制限する下方空洞44が形成される。
押さえ部41は、下方部材本体42の下端部42bの半径方向内側端部から下方に延びている。押さえ部41は、パンチ本体35aの外径をわずかに上回る内径の押さえ部基部41aと、押さえ部基部41aから下方へと内径が半径方向内側にわずかに縮小した後、同径にて下端まで延びる押さえ部本体41bと、押さえ部基部41aの下方部分から半径方向外側に突出する環状突起41cとを有する。押さえ部本体41bには、図9の水平断面に示すように、周方向120度間隔に三箇所のスリット41dが下端から上方へと軸線に平行に設けられている。なお、スリット41dは周方向に二つ又は四つ以上設けることができる。また、スリット41dを押さえ部41の全域に設けたり、下方部材40全体を周方向に分割することができる。押さえ部本体41bの内周は、下方へと半径方向内側にわずかに傾斜する傾斜面41eを含む。パンチ本体35aは、加締め時に降下する際、角部35gが押さえ部本体41bの傾斜面41e上をスライドしつつ押さえ部本体41bを半径方向外側に押しのける。これにより、パンチ本体35aは半径方向外側に弾性的に撓むように変位する。押さえ部本体41bの下端の内径は、パンチ本体35aが降下していない初期状態において、雌スナップ10の取り付け用開口14の直径と同じかそれよりもほんのわずかだけ大きくなるように設定される。
ボタン保持部材31は、雌スナップ10の周側部12及び湾曲部13にほぼ合致するボタン保持部31aを内周の下端に有し、ボタン保持部31aは、雌スナップ10の周側部12の外周を保持する。ボタン保持部材31の内周面の上方には、押さえ部41の環状突起41cと嵌合する環状凹部31bが設けられる。この環状突起41cと環状凹部31bの嵌合を含み、ボタン保持部材31の上端部は、下方部材42における下方部材本体42の下端部42bの底面と押さえ部基部41aの外周面とに合致して下方部材42に連結される。更に、ボタン保持部材31の外周には環状のコイルばね32が配置される。コイルばね32は、ボタン保持部材31を半径方向内側に弾性的に若干押して、ボタン保持部材31の下方部材40に対する連結状態を保つと共に、ボタン保持部31aによる雌スナップ10の保持を助長する役割を果たす。ピン部材36は、パンチ35の下方中空軸部35eに配置される細長いピン本体36aと、パンチ35の上方中空軸部35fの下端部に配置される、中空軸部35eより大径で厚肉円板状のパンチ基部35bとを有する。パンチ基部35bは、上方中空軸部35fに収容されたコイルばね36cにより下方に付勢される。図5に示す初期状態において、ピン基部36bは、コイルばね36cの付勢により、上方中空軸部35fの下端(下方中空軸部35eとの境界)に押し付けられている。この時、ピン本体36aは、パンチ本体35aの底面35dよりも下方に突出し、その下端は、押さえ部本体41bの下端と同じ上下方向位置にある。上方部材33は、パンチ基部35bの上半部を上方空洞33cに保持する円筒部33aと、円筒部33aの上端から半径方向外側に突出する上方ばね受け部33bとを含む。ばね34は、上方及び下方ばね受け部43、33b間でかつ上方部材33の円筒部33a及び下方部材40の下方部材本体42の周囲に配置され、上方部材33の円筒部33aの下端面と下方部材40の下方部材本体42の上端面との間には所定の間隔が設定される。
第2ダイ50は、ボタン取付具20が上面に載置される略円柱状のダイ本体51と、ダイ本体51の周囲上方に配置される円筒状の生地支持部材52と、ダイ本体51の周囲下方に配置され、生地支持部材52を弾性的に支持するばね53とを含む。ダイ(本体)51は、ばね53の下端を受ける、半径方向外側に隆起するばね受け部51aを有する。図5の初期状態において、生地支持部材52の上端は、ダイ本体51上に置かれたボタン取付具20のポスト22の上端と同じ上下方向位置にある。
次に、ボタン取付装置100により、雌スナップ10をボタン取付具20を用いて生地1に取り付ける工程を説明する。まず、初期位置(図5参照)にある上方ダイ30のボタン保持部31a及び下方ダイ50のダイ本体51上に雌スナップ10及びボタン取付具20を保持させる。これは、雌スナップ10及びボタン取付具20それぞれの自動供給装置(図示せず)から上方及び下方ダイ30及び50に対して自動的に行われるが、作業者が手動で行う場合もある。更に、生地1が下方ダイ50の生地支持部材52上に配置される。次いで、図5の状態から作業者がボタン取付装置100の作動スイッチを入れることにより、ボタン取付装置100の昇降機構が第1ダイ30を上方部材33から降下させる。図6は、降下中の第1ダイ30が、保持している雌スナップ10が生地1を介してボタン取付具20のポスト22の上端に接する上下方向位置に来た時点を示す断面説明図であり、ポスト22が生地1を貫通し始める直前の状態である。図7は、第1ダイ30が図6の位置から更に降下して、ボタン取付具20のポスト22が生地1を上方に貫通した状態を示す断面説明図である。図8は図7の部分拡大図であり、図9は図8のC−C矢視断面図である。図6の状態から上方ダイ30が降下して生地1を下方に押すことにより、図7に示すように、ボタン取付具20のポスト22が生地1を上方に突き抜け、次いで雌スナップ10の取り付け用開口14を通って雌スナップ10の内部に入り込む(図7)。このようにポスト22が生地1を貫通する際、上方ダイ30における押さえ部41の押さえ部本体41bは、半径方向内側の初期位置(第1位置)にあり、押さえ部本体41bの下端の内径が雌スナップ10の取り付け用開口14の直径と同じかほぼ同じであるため、雌スナップ10の底部11における、取り付け用開口14の周辺部分(取り付け用開口14に近接する環状部分)を押さえる。そのため、ポスト22が生地1を上方に突き抜ける衝撃によって雌スナップ10の底部11における取り付け用開口14の周縁部が上方に捲れる等の変形が防止される。これにより、雌スナップ10の底部11の厚さを従来品に比べて薄くすることが可能となる。環状部分は、底部11上で、取り付け用開口14の外周縁と周側部12の内周の間で、取り付け用開口14寄りに位置している。また、ボタン取付具20のポスト22が生地1を上方に貫通する時、生地1から略円形の生地片1aが切り離され、この生地片1aが上方ダイ30のピン部材36のピン本体36aによりポスト22の上端開口24からポスト22内に押し込まれ、ポスト22内に留まる。上方ダイ30の降下に伴い、下方ダイ50の生地支持部材52はばね53の付勢に抗した下方に変位する。
図7の時点で、上方ダイ30の下方部材40は、その押さえ部41の下端が、雌スナップ10の底部11、生地1及びボタン取付具20のベース21を介して、下方ダイ50のダイ本体51の上面に突き当たり、それ以上の降下が阻止される。その一方、上方部材33は、上方ばね受け部33bと下方部材40の下方ばね受け部43との間でばね34を圧縮しつつ降下し続ける。この上方部材33の降下に伴い、パンチ35が図7及び8の上下方向位置から降下して、図10に示すように、パンチ本体35aが底面35dでボタン取付具20のパンチ22を加締める。図10は加締めが完了した時点を示す。図11は図10の部分拡大図であり、図12は図11のD−D矢視断面図である。ボタン保持具20のポスト22を加締めるためにパンチ35が降下する際、パンチ本体35aの角部35gが押さえ部本体41bの傾斜面41e上を下方にスライドしつつパンチ本体35aが押さえ部本体41bの半径方向内側に入り込む。これにより、押さえ部本体41bが図12に示すように半径方向外側に押しやる。これにより、スリット41dを有する押さえ部本体41bは半径方向外側に撓むように第2位置に変位し、スリット41dの幅が図12に示すように拡大する。このように押さえ部本体41bが拡径することにより、パンチ本体35aの底面35d全域によるポスト22の加締めが可能となると共に、加締められて軸方向に潰れ半径方向に拡張したポスト22を収容する空間が押さえ部本体41bの半径方向内側に確保される。なお、スリット41dの無い押さえ部基部41aは、押さえ部本体41bの撓みに伴いわずかに変位する。なお、下方部材40全体を周方向に三分割した場合、パンチ本体35aの降下により、図13に示すように、押さえ部本体41bは撓むのではなく、押さえ部基部41aと共に半径方向外側に移動する(ずれる)。図10及び11の時点で上方部材33すなわち上方ダイ30の降下は停止し、次いで、上方ダイ30は上方の第1位置まで戻される。
図14は、ボタン本体の別の例である樹脂製の雌スナップ60と、樹脂製のボタン取付具70を生地1(既述した生地1と実質的に同じものであるため、同じ参照番号を付す)の上下に示す断面説明図である。雌スナップ60は、熱可塑性樹脂を射出成形した形成されるもので、円形の底部61と、底部61の半径方向外側端から立ち上がる周側部62と、周側部62の上端から半径方向外側に延びるフランジ部63とを備える。ボタン取付具70も熱可塑性樹脂を射出成形して成り、ほぼ円板状のベース71と、ベース71から上方に突出して先細るポスト72とを備える。雄スナップ60の底部61の中央には、ボタン取付具70のポスト72を通すための取り付け用開口74が設けられる。雌スナップ60における底部61上でかつ周側部62の半径方向内側の空間は、雄スナップの係合突起(図18の雄スナップ80の係合突起82参照)を着脱可能に受け入れる突起受け入れ部65となる。雌スナップ60及びボタン取付具70は、既述したボタン取付装置100を使用して雌スナップ10及びボタン取付具20と同様に生地1に取り付けることができる。図15〜17は、ボタン取付装置100により、雌スナップ60をボタン取付具70を用いて生地1に取り付ける工程を略示し、ここではボタン取付装置100における押さえ部41とパンチ35のみが概略的に表されている。この例にあっても、雌スナップ60の外側をボタン保持部(図示しない)が保持する。図15は、ボタン取付具70のポスト72が生地1を上方に突き抜ける直前の状態である。この時、押さえ部41の押さえ部本体41bは半径方向内側の第1位置にあって、雌スナップ60の底部61における取り付け用開口64に隣接する周辺部分を支持している。次いで、図16に示すように、ボタン取付具70のポスト72が生地1を上方に貫通し、更に雌スナップ60の取り付け用開口64を上方に通過する。次いで、図17に示すように、パンチ35(パンチ本体35a)が降下してポスト72を加締める。この加締め時において、パンチ35が押さえ部本体41bを半径方向外側の第2位置に変位させることにより、パンチ35によるポスト72の加締めが可能となると共に、加締められたポスト72を収容する空間が拡径した押さえ部本体41bの半径方向内側に確保される。
以上の実施形態では、ボタン本体の例として雌スナップを挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。図18は、既述したボタン取付装置100により生地1に取り付けることできるボタン本体の別の例である樹脂製の雄スナップ80を、生地1及びボタン取付具70(図14等に示す生地1及びボタン取付具70と実質的に同じものであるため、同じ参照番号を付す。)と共に示す断面説明図である。雄スナップ80は、底部81と、底部81から上方に突出し、雌スナップの突起受け入れ部(図14の雌スナップ60の突起受け入れ部65参照)と係合する円筒状の係合突起82とを備える。雄スナップ80の底部81の中央には、ボタン取付具70のポスト72を通すための取り付け用開口84が設けられる。押さえ部41の押さえ部本体41bは、図18に示す半径方向内側の第1位置から、パンチ35により半径方向外側の第2位置に変位可能である。なお、雄スナップ80は係合突起82に外側から係合するボタン保持部(図示しない)で保持する。図19は、既述したボタン取付装置100により生地1に取り付けることできるボタン本体の更に別の例である金属製の、ボタン穴に出し入れするタイプのジーンズ等に多用されるボタン90を、ボタン取付具70aで生地1に取り付けた状態を示す断面説明図である。ボタン90は、金属板を絞り加工等して成り、底部91と、周側部92と、周側部92の上端から半径方向外側に延びる頭部93とを備え、底部91の中央に取り付け用開口94が設けられる。ボタン取付具70aも金属板を絞り加工等して成り、ベース71aと、ポスト72aとを備える。ボタン取付具70aのポスト72は、生地1を貫通し、次いでボタン90の取り付け用開口94を通った後、加締められる。ボタン90を生地1に取り付ける場合も、ボタン取付装置100の押さえ部41の少なくとも押さえ部本体41bが半径方向内側の第1位置から半径方向外側の第2位置に変位する。この例にあっても、ボタン90の外側をボタン保持部(図示しない)が保持する。
上述した例では、パンチ35の軸方向下方への移動を押さえ部41の半径方向外側への変位に変換するための傾斜面41eを押さえ部41側に設けたが、そのような傾斜面(135c)を図20に示すようにパンチ135側に設けることができる。図20を参照して、パンチは、下方の小径部135aと、上方の大径部135bと、小径部135aの外周上端と大径部135bの外周下端との間に延びる傾斜面135cとを有する。押さえ部141は、小径部135aの外径をわずかに上回る内径の押さえ部下部141aと、大径部135bの外径をわずかに上回る内径の押さえ部上部141bと、押さえ部下部141aと押さえ部上部141bとの間を段状に連結する部分に連結部141cとを含み、連結部141cの内周に角部141dを有する。この例では、パンチ135が加締め時に降下する際、パンチ135の傾斜面135cが押さえ部141の角部141cに対してスライドしつつ、押さえ部下部141aを半径方向外側に変位させることができる。
以上の実施形態では、パンチ35、135が降下しつつ押さえ部41、141を第1位置から半径方向外側の第2位置へと押しやる態様を例示したが、本発明はそのような態様に限定されるものではない。図21は、第1ダイの変形例である第1ダイ130を示す図8と同様の部分拡大図である。第1ダイ130は、上述した第1ダイ30とは次の2点で異なる。すなわち、パンチ235のパンチ本体235aの外径が既述したパンチ本体35aの外径に比べて若干小さい点と、押さえ部141aの内径がその下端まで一定でかつパンチ本体235aの外径とほぼ同じである点である。これら以外の第1ダイ130の構成は第1ダイ30と実質的に同じであり、また、図21及び22において雌スナップ10、生地1、ボタン取付具20、及び下方ダイ50も図8等を共通する。また、パンチ本体235aの外周にも押さえ部141aの内周にも傾斜面は存在しない。図21の状態からパンチ本体235aが降下すると、図22に示すように、ボタン取付具20のポスト22が軸方向に潰れつつ半径方向外側に拡張する。このポスト22の半径方向外側に拡張する部分が押さえ部141aの内周面を半径方向外側に押すことにより、押さえ部141aを第1位置から半径方向外側の第2位置へと押しやる。
1 生地
10、60 雌スナップ(ボタン本体)
80 雄スナップ(ボタン本体)
90 ボタン(ボタン本体)
11、61、81、91 (雌スナップの)底部
14、64、84、94 取り付け用開口
20、70、70a ボタン取付具
22、72、72a ポスト
30、130 第1ダイ
31 ボタン保持部材
33 上方部材
34 ばね
35、135、235 パンチ
35a、135a パンチ本体
36 ピン部材
40 下方部材
41、141、141a 押さえ部
41b 押さえ部本体
41d スリット
41e、135c 傾斜面
50 第2ダイ

Claims (12)

  1. ボタン本体(10、60、80、90)をボタン取付具(20、70、70a)を用いて生地(1)に取り付ける際、ボタン取付具(20、70、70a)のポスト(22、72、72a)を生地(1)およびボタン本体(10、60、80、90)の底部(11、61、81、91)に設けられた取り付け用開口(14、64、84、94)に通した後、該ポスト(22、72、72a)を加締めるようにするボタン取付装置(100)であって、
    ボタン本体(10、60、80、90)を保持させる第1ダイ(30、130)と、
    ボタン取付具(20、70、70a)を保持させる第2ダイ(50)とを備え、
    前記第1ダイ(30、130)は、ボタン取付具(20、70、70a)のポスト(22、72、72a)が生地(1)を貫通する時に、半径方向内側の第1位置にて、ボタン本体(10、60、80、90)の底部(11、61、81、91)における取り付け用開口(14、64、84、94)の周辺部分を押さえる押さえ部(41、141、141a)と、生地(1)を貫通したポスト(22、72、72a)を加締めるためのパンチ(35、135、235)とを含み、
    前記押さえ部(41、141、141a)は、前記パンチ(35、135、235)がポスト(22、72、72a)を加締める時に、前記第1位置から半径方向外側の第2位置に変位することにより、第2位置の押さえ部(41、141、141a)の半径方向内側に、加締められたポスト(22、72、72a)を収容する空間を確保するボタン取付装置。
  2. 前記押さえ部(41、141)は、パンチ(35、135)により押しのけられることにより、前記第1位置から第2位置に変位する請求項1に記載のボタン取付装置。
  3. 前記押さえ部(41、141、141a)には、周方向に複数のスリット(41d)が、前記ボタン本体(10、60、80、90)の底部(11、61、81、91)を押さえる側の端から設けられる請求項1又は2に記載のボタン取付装置。
  4. 前記押さえ部(41、141、141a)は、周方向において複数に分割される請求項1又は2に記載のボタン取付装置。
  5. 前記パンチ(35、135)の外周又は押さえ部(41、141)の内周の一方には、加締め時のパンチ(35、135)の移動に伴い、押さえ部(41、141)を第1位置から半径方向外側の第2位置に変位させるための傾斜面(41e、135c)が設けられる請求項1〜のいずれか1項に記載のボタン取付装置。
  6. 前記第1位置での押さえ部(41、141、141a)の内径は、前記取り付け用開口(14、64、84、94)の直径と等しいかわずかに大きく設定される請求項1〜のいずれか1項に記載のボタン取付装置。
  7. ボタン取付具(20、70、70a)のポスト(22、72、72a)を生地(1)およびボタン本体(10、60、80、90)の底部(11、61、81、91)に設けられた取り付け用開口(14、64、84、94)に通した後、該ポスト(22、72、72a)を加締めることにより、ボタン本体(10、60、80、90)を生地(1)に取り付ける際に用いる、ボタン本体(10、60、80、90)を保持させるボタン保持ダイ(30、130)であって、
    ボタン取付具(20、70、70a)のポスト(22、72、72a)が生地(1)を貫通する時に、半径方向内側の第1位置にて、ボタン本体(10、60、80、90)
    底部(11、61、81、91)における取り付け用開口(14、64、84、94)の周辺部分を押さえる押さえ部(41、141、141a)と、
    生地を貫通したポスト(22、72、72a)を加締めるためのパンチ(35、135、235)とを備え、
    前記押さえ部(41、141、141a)は、前記パンチ(35、135、235)がポスト(22、72、72a)を加締める時に、前記第1位置から半径方向外側の第2位置に変位することより、第2位置の押さえ部(41、141、141a)の半径方向内側に、加締められたポスト(22、72、72a)を収容する空間を確保するボタン保持ダイ。
  8. 前記押さえ部(41、141)は、パンチ(35、135)により押しのけられることにより、前記第1位置から第2位置に変位する請求項に記載のボタン保持ダイ。
  9. 前記押さえ部(41、141、141a)には、周方向に複数のスリット(41d)が、前記ボタン本体(10、60、80、90)の底部(11、61、81、91)を押さえる側の端から設けられる請求項又はに記載のボタン保持ダイ。
  10. 前記押さえ部(41、141、141a)は、周方向において複数に分割される請求項7又は8に記載のボタン保持ダイ。
  11. 前記パンチ(35、135)の外周又は押さえ部(41、141)の内周の一方には、加締め時のパンチ(35、135)の移動に伴い、押さえ部(41、141)を第1位置から半径方向外側の第2位置に変位させるための傾斜面(41e、135c)が設けられる請求項10のいずれか1項に記載のボタン保持ダイ。
  12. 前記第1位置での押さえ部(41、141、141a)の内径は、前記取り付け用開口(14、64、84、94)の直径と等しいかわずかに大きく設定される請求項11のいずれか1項に記載のボタン保持ダイ。
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