JP3193302U - ハンガー - Google Patents
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Abstract
【課題】モーメント荷重があらゆる方向に作用したとしても、内パイプを適切に保持可能なハンガーを提供する。【解決手段】外パイプ1内を上下方向にスライド可能な内パイプ2と、内パイプが外パイプ内を下方向にスライドするのをロックするロック機構と、を有する。ロック機構は、ロック解除動作(ボタン8の押し込み)に連動して下方向に移動可能な操作解除軸81と、操作解除軸の下端部に支持体22を介して取り付けられるロック部材21と、内パイプの下端部に固定され、下方向に行くにつれてパイプ中心軸に近づく傾斜面204が形成されたロック部材作用体20と、ロック部材が傾斜面に近づく方向に付勢するコイルバネ85と、を有する。ロック部材は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されており、傾斜面は、ロック部材に対応するパイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置されている。【選択図】図4
Description
本考案は、垂直姿勢に支持される左右一対の外パイプと、それぞれの外パイプ内を上下方向にスライド可能な左右一対の内パイプと、この左右一対の内パイプに連結される横パイプと、前記内パイプが前記外パイプ内を下方向にスライドするのをロックするロック機構と、このロック機構によるロックを解除するためのロック解除機構と、を備えたハンガーに関する。
かかるハンガーとして、特許文献1及び特許文献2に開示される伸縮パイプ装置を有するハンガーが知られている。これらハンガーは、スライド移動可能な内パイプを外パイプに対してスライドをロックする機構として、次の構成を備えている。
特許文献1には、解除操作レバーに連動して上下移動する軸部材の下端に、上端から下方に向けて拡径する支持面を有する支持部材を設けて内外パイプの隙間に介在させた球体を支持させ、解除操作に連動して軸部材が下降すると、球体による内外パイプ間の圧接が解除されて内パイプを外パイプに対して上下スライド自在としている。内外パイプの隙間は、上記支持部材の支持面と外パイプの間に形成される隙間と、外パイプの内部に保持されるガイド部材に形成されるガイド溝と外パイプの間に形成される隙間により構成されており、この隙間に球体が収容される。
特許文献2において、解除操作レバーに連動して上下移動する軸部材の下端に、ロック部材としての一対の円柱体を設け、ロック状態においては、円柱体が外パイプ内面と傾斜面により摩擦挟持されることで内パイプの移動が阻止され、ロック解除状態においては、円柱体が摩擦挟持から開放されることで内パイプの上下スライド移動を許容する。
しかしながら、上記特許文献では、一対の球体又は円柱体を用いているので、パイプを挟持する箇所が2箇所となる。モーメント荷重の作用する方向によっては挟持箇所以外に作用する荷重が大きくなり、適切に保持できないおそれがある。
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、モーメント荷重が円周方向に作用したとしても、内パイプを適切に保持可能なハンガーを提供することである。
本考案は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本考案のハンガーは、垂直姿勢に支持される外パイプと、前記外パイプ内を上下方向にスライド可能な内パイプと、前記内パイプが前記外パイプ内を下方向にスライドするのをロックするロック機構と、このロック機構によるロックを解除するためのロック解除機構と、を備えたハンガーであって、
前記ロック機構は、前記ロック解除機構によるロック解除動作に連動して下方向に移動可能な操作解除軸と、前記操作解除軸の下端部に支持体を介して取り付けられるロック部材と、前記内パイプの下端部に固定され、下方向に行くにつれてパイプ中心軸に近づく傾斜面が形成されたロック部材作用体と、前記ロック部材が前記傾斜面に近づく方向に付勢する付勢手段と、を有し、
ロック状態においては、前記ロック部材が前記外パイプ内面と前記傾斜面により摩擦挟持されることで前記内パイプの移動が阻止され、前記ロック解除状態においては、前記ロック部材が前記摩擦挟持から解放されることで前記内パイプの下方向へのスライドを許容し、
前記ロック部材は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されており、前記傾斜面は、前記ロック部材に対応するパイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置されていることを特徴とする。
前記ロック機構は、前記ロック解除機構によるロック解除動作に連動して下方向に移動可能な操作解除軸と、前記操作解除軸の下端部に支持体を介して取り付けられるロック部材と、前記内パイプの下端部に固定され、下方向に行くにつれてパイプ中心軸に近づく傾斜面が形成されたロック部材作用体と、前記ロック部材が前記傾斜面に近づく方向に付勢する付勢手段と、を有し、
ロック状態においては、前記ロック部材が前記外パイプ内面と前記傾斜面により摩擦挟持されることで前記内パイプの移動が阻止され、前記ロック解除状態においては、前記ロック部材が前記摩擦挟持から解放されることで前記内パイプの下方向へのスライドを許容し、
前記ロック部材は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されており、前記傾斜面は、前記ロック部材に対応するパイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、ロック部材及び傾斜面による摩擦挟持が、パイプ中心軸を中心として放射状の複数箇所でなされるので、モーメント荷重が円周方向へ作用したとしても、内パイプを適切に保持可能となる。
具体的構成としては、前記ロック部材は、上方向に行くほど先細りとなるくさび部を有し、前記ロック部材作用体は、前記傾斜面がパイプ中心軸回りに周回して配置された円錐部を有することが挙げられる。
摩擦挟持状態と摩擦挟持の解除とを適切に切換可能にするためには、前記ロック部材は、前記くさび部の基端に括れ部を有し、当該括れ部及び前記支持体を介して前記操作解除軸に固定されていることが好ましい。
ロック力を向上させるためには、前記ロック部材は、ゴム又はシリコンからなる弾性体で形成されていることが好ましい。
周囲4方向へ向かうモーメント荷重を適切に受けるためには、前記ロック部材は、パイプ中心軸回りに少なくとも4つ設けられていることが好ましい。
本考案は、以上説明した構成であるから、ロック部材及び傾斜面による摩擦挟持が、パイプ中心軸を中心として放射状の複数箇所でなされ、モーメント荷重があらゆる方向へ作用したとしても、内パイプを適切に保持可能となる。
以下、本考案の一実施形態のハンガーを、図面を参照して説明する。
<ハンガーの外観構成>
図1に示すように、ハンガーHは、左右一対の外パイプ1と、同じく左右一対の内パイプ2と、左右の内パイプ2の上端部どうしを連結するための横パイプ3と、外パイプ1の下端部が固定されるベース4とを備えている。ベース4は、外パイプ1の下端部が連結される第1フレーム部材4aと、左右一対のフレーム部材4aどうしを連結するための2本のフレーム部材4bと、を備えている。第1フレーム部材4aの裏面側には、合計で4つのキャスター5が取り付けられている。
図1に示すように、ハンガーHは、左右一対の外パイプ1と、同じく左右一対の内パイプ2と、左右の内パイプ2の上端部どうしを連結するための横パイプ3と、外パイプ1の下端部が固定されるベース4とを備えている。ベース4は、外パイプ1の下端部が連結される第1フレーム部材4aと、左右一対のフレーム部材4aどうしを連結するための2本のフレーム部材4bと、を備えている。第1フレーム部材4aの裏面側には、合計で4つのキャスター5が取り付けられている。
外パイプ1の上端部にはブッシュ6がかぶせられている。内パイプ2は、外パイプ1よりも外径が小さく形成されており、外パイプ1内を上下スライド可能に構成されている。左右の内パイプ2の上端部には連結ブッシュ7を介して横パイプ3が連結される。この横パイプ3に洋服用、衣服用の小さなハンガー等を掛けることができる。
横パイプ3の高さを調整するために、内パイプ2が外パイプ1に対して上下スライド可能になっている。内パイプ2は外パイプ1に対して上下方向にスライドさせるためには、解除操作ボタン8による解除操作が必要である。解除操作ボタン8は、左右一対の内パイプ2の上端部近傍にそれぞれ設けられている。
従って、本考案のハンガーHは、内パイプ2が下方向にのみロックされるロック機構を採用しており、上方向にはロックされていない。ロック機構のロックを解除するために、解除操作ボタン8を備えたロック解除機構が設けられている。
<ロック機構およびロック解除機構>
次に、ロック機構およびロック解除機構について説明する。なお、外パイプ1と内パイプ2に関する構造は左右一対あるが、同じ構造であるので片方のみについて説明することとする。
次に、ロック機構およびロック解除機構について説明する。なお、外パイプ1と内パイプ2に関する構造は左右一対あるが、同じ構造であるので片方のみについて説明することとする。
図2において、内パイプ2の下端部2aには、ロック部材作用体20が一体的に結合されている。ロック部材作用体20は、円柱形状と円筒形状を結合した形状を基調としている。その最上部に円柱状のパイプ結合部200を有し、パイプ結合部200の直下に円錐部201を有する(図3参照)。パイプ結合部200は、内パイプ2の下端部2aから内パイプ2の内部に嵌合挿入されることで固定される。固定方法は、内パイプを内側にかしめることで固定されるが、圧入や接着等の適宜の方法を用いることができる。パイプ結合部200の外周には、かしめに対応するための溝が周方向に沿って形成されている。
パイプ結合部200の下部に円錐部201が一体的に形成される。円錐部201はその外周面が傾斜面204となっている。図2の断面図でもわかるように、傾斜面204は、下方向に行くほどパイプ中心軸に近づく形状をなし、傾斜面204がパイプ中心軸回りに周回して配置されている。これにより、傾斜面204は、パイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置される。
上記傾斜面204の下方に、ロック部材21が配置されている。図2及び図3に示すように、ロック部材21は上方向に行くほど先細りとなるくさび部を有する。くさび部の基端には括れ部21aが形成されており、当該括れ部21a及び支持体22を介して操作解除軸81に取り付けられている。ロック部材21は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されている。本実施形態では、パイプ軸回りに上下左右4つ(すなわち90度毎)設けられているが、3つ以上で放射状に配置されていればよい。各々のロック部材21は、各々の括れ部21aを介して支持体22に一体的に形成されている。ロック部材21、括れ部21a及び支持体22は、ゴム又はシリコンからなる弾性体で形成されている。操作解除軸81の下端部はネジ溝が形成されており、支持体22は2つのボルトvoで挟持される。
円錐部201の先端には、操作解除軸81を通す挿通孔が形成されている。解除操作ボタン8を操作(押し込む)と、操作解除軸81が下方向に移動する。ロック部材21は、常に傾斜面204に接触するように付勢される。このような付勢力は、ロック部材作用体20と操作解除軸81との間に設けられたコイルバネ85を用いた付勢手段85により得られる。付勢手段85により操作解除軸81が上方向へ付勢され、ロック部材21も上方向へ付勢される。図2に示すように、傾斜面204と外パイプ1の内面との間に形成される空間は、上方に行くほど狭くなる。したがって、ロック部材21は、付勢手段85(コイルバネ85)により、狭いほうの空間に向けて付勢される状態になり、ロック部材21は、外パイプ1の内面と傾斜面204に挟持される状態(ロック状態)になる。
次にロック解除機構について説明する。図2に示すように、内パイプ2の上端部近傍に、解除操作ボタン8が設けられている。解除操作ボタン8の内側には、クランク82が設けられ、解除操作ボタン8のパイプ径方向に沿った動きを、パイプ軸方向に沿った動きに変換し、操作解除軸81を上下動させる。解除操作ボタン8が押下されると、クランク82が支持軸82a回りに回転し、クランク82が可動軸支部80を介して操作解除軸81を下方向へ移動させる。なお、可動軸支部80は操作解除軸81に固定されていると共に、その外周面が内パイプ2の内周面と接触しながら上下にスライド移動可能に構成されている。
外パイプ1の上端部にはブッシュ6が被せられている。ブッシュ6の内部には段部6aが形成されており、この段部6aが外パイプ1の上端縁に当接した状態で組み込まれる。ブッシュ6の内径は、内パイプ2がスムーズに上下スライド可能な寸法に設定されている。
<作用説明1>
次に、本考案のハンガーHの作用について説明する。まず、図2において、解除操作ボタン8の解除を行わずに、内パイプ2を下げようとした場合の作用について説明する。
次に、本考案のハンガーHの作用について説明する。まず、図2において、解除操作ボタン8の解除を行わずに、内パイプ2を下げようとした場合の作用について説明する。
図2の状態では、コイルバネ85の作用により、ロック部材21は上方に付勢される。このとき、図5Aに示すように、ロック部材21は、傾斜面204と外パイプ1の内面に挟持された状態であり、内パイプ2が下方向に不用意に移動しないように固定される。
この状態で解除操作ボタン8の解除を行わずに、内パイプ2を下げようとすると、内パイプ2と共にロック部材作用体20(傾斜面204)も下方に移動しようとする。このとき、ロック部材21は、傾斜面204と外パイプ1の間の空間のより狭い方向に移動しようとすることになるため、くさび効果により、実際にはロック部材21は、これ以上、移動できない。
その結果、内パイプ2を下方向にスライドしようとしても、ロック部材21を摩擦挟持する力(くさび効果)により、内パイプ2は下方向に移動できない。
逆に、内パイプ2を上方にスライドさせる場合は、解除操作ボタン8による解除操作に関係なく行うことができる。内パイプ2を上方にスライドさせる場合は、上記くさび効果の作用はないので、そのままスライドさせることができる。
<作用説明2>
次に、ロック機構の解除操作に関して説明する。横パイプ3を下方に移動調整する場合は、解除操作ボタン8による解除を行う必要がある。解除した状態を図4および図5Bに示す。
次に、ロック機構の解除操作に関して説明する。横パイプ3を下方に移動調整する場合は、解除操作ボタン8による解除を行う必要がある。解除した状態を図4および図5Bに示す。
まず、解除操作ボタン8を押し込む。これにより、操作解除軸81が下方に移動する。このとき、操作解除軸81に結合されているバネ支持部材83がコイルバネ85を圧縮させ、コイルバネ85の復元力に抗して、操作解除軸81を下方に移動させる。操作解除軸81の下端部に取り付けられている支持体22と共に、ロック部材21も下方に移動する。なお、ロック部材作用体20は内パイプ2の下端部に固定されているので、解除操作ボタン8による解除操作ではロック部材作用体20は移動しない。
操作解除軸81の下方への移動に伴い、ロック部材21も一緒に下方へ移動する。これにより、ロック部材21は徐々に傾斜面204に沿って移動し、ロック部材21は摩擦挟持状態から解放される。すなわち、ロック部材21と外パイプ1の内面との間に隙間が形成される状態になる。この状態で内パイプ2をスムーズに下方向へスライドさせることができる。すなわち、左右両側の解除操作ボタン8を解除方向に操作しつつ、横パイプ3を下方に移動調整することができる。
希望の位置まで横パイプ3を下げることができれば、その位置で解除操作ボタン8から手を離す。コイルバネ85の弾性復元力により、ロック部材21は上昇し、図2に示す元の状態に復帰しようとする。これにより、解除操作ボタン8も元の初期位置に復帰する。
以上のように、本実施形態のハンガーは、垂直姿勢に支持される左右一対の外パイプ1と、それぞれの外パイプ1内を上下方向にスライド可能な左右一対の内パイプ2と、この左右一対の内パイプ2に連結される横パイプ3と、内パイプ2が外パイプ1内を下方向にスライドするのをロックするロック機構と、このロック機構によるロックを解除するためのロック解除機構と、を備える。ロック機構は、ロック解除機構によるロック解除動作に連動して下方向に移動可能な操作解除軸81と、操作解除軸81の下端部に支持体22を介して取り付けられるロック部材21と、内パイプ2の下端部に固定され、下方向に行くにつれてパイプ中心軸に近づく傾斜面204が形成されたロック部材作用体20と、ロック部材21が傾斜面204に近づく方向に付勢する付勢手段85と、を有する。ロック状態においては、ロック部材21が外パイプ1内面と傾斜面204により摩擦挟持されることで内パイプ2の移動が阻止される。ロック解除状態においては、ロック部材21が摩擦挟持から解放されることで内パイプ2の下方向へのスライドを許容する。ロック部材21は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されており、傾斜面204は、ロック部材21に対応するパイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置されている。
この構成によれば、ロック部材21及び傾斜面204による摩擦挟持が、パイプ中心軸を中心として放射状の複数箇所でなされるので、モーメント荷重が円周方向へ作用したとしても、内パイプ2を適切に保持可能となる。
本実施形態では、ロック部材21は、上方向に行くほど先細りとなるくさび部を有し、ロック部材作用体20は、傾斜面204がパイプ中心軸回りに周回して配置された円錐部201を有する。
この構成は、ロック部材21及び傾斜面204による摩擦挟持が、パイプ中心軸を中心とした放射状の複数箇所でなされる具体的な構成として好ましい。
さらに、本実施形態では、ロック部材21は、くさび部の基端に括れ部21aを有し、括れ部21a及び支持体22を介して操作解除軸81に固定されている。
この構成によれば、くさび部が揺動しやすくなり、摩擦挟持状態と摩擦挟持の解除とを適切に切換可能となる。
本実施形態では、ロック部材21は、ゴム又はシリコンなどの弾性体で形成されている。
この構成によれば、ゴムなどの弾性体であれば、荷重が作用することで発現する弾性反発力が挟持力となるので、ロック力を向上させることが可能となる。
本実施形態では、ロック部材21は、パイプ中心軸回りに少なくとも4つ設けられている。
この構成によれば、周囲4方向へ向かうモーメント荷重を適切に受けることができる。
以上、本考案の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
<別実施形態>
例えば、本実施形態では、ロック部材21をゴムで形成しているので、挟持状態(ロック状態)ではロック部材21が圧縮されており、ロック解除機構によりロックを解除しなければ横パイプを上方へ移動できない。ロック解除機構については、本実施形態のような押しボタン方式でなくてもよく、例えば、回転レバー方式やスライドレバー方式を採用してもよい。
例えば、本実施形態では、ロック部材21をゴムで形成しているので、挟持状態(ロック状態)ではロック部材21が圧縮されており、ロック解除機構によりロックを解除しなければ横パイプを上方へ移動できない。ロック解除機構については、本実施形態のような押しボタン方式でなくてもよく、例えば、回転レバー方式やスライドレバー方式を採用してもよい。
本実施形態において、ロック部材はくさび状に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、円柱体・球体・太鼓型・ラグビーボール型など種々の形状を採用することができる。
操作解除軸81と、ロック部材21を一体化させる構造は、本実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、ロック部材作用体20は、円錐部201を有するが、パイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向く傾斜面が形成されていれば、これに限定されるものではない。例えば、三角錐、四角錐等の多角形錘状が採用できる。
本実施形態では、内パイプ2及び外パイプ1が左右一対であるが、図6に示すように、内パイプ2及び外パイプ1がそれぞれ左右で対をなしていれば、各々を複数対設けても良い。図6の例では、2対設けている。また、内パイプ及び外パイプを左右で一組にせずに、単独で用いてもよい。
なお、上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…外パイプ
2…内パイプ
3…横パイプ
20…ロック部材作用体
201…円錐部
204…傾斜面
21…ロック部材
21a…括れ部
22…支持体
81…操作解除軸
85…コイルバネ(付勢手段)
2…内パイプ
3…横パイプ
20…ロック部材作用体
201…円錐部
204…傾斜面
21…ロック部材
21a…括れ部
22…支持体
81…操作解除軸
85…コイルバネ(付勢手段)
Claims (5)
- 垂直姿勢に支持される外パイプと、前記外パイプ内を上下方向にスライド可能な内パイプと、前記内パイプが前記外パイプ内を下方向にスライドするのをロックするロック機構と、このロック機構によるロックを解除するためのロック解除機構と、を備えたハンガーであって、
前記ロック機構は、前記ロック解除機構によるロック解除動作に連動して下方向に移動可能な操作解除軸と、前記操作解除軸の下端部に支持体を介して取り付けられるロック部材と、前記内パイプの下端部に固定され、下方向に行くにつれてパイプ中心軸に近づく傾斜面が形成されたロック部材作用体と、前記ロック部材が前記傾斜面に近づく方向に付勢する付勢手段と、を有し、
ロック状態においては、前記ロック部材が前記外パイプ内面と前記傾斜面により摩擦挟持されることで前記内パイプの移動が阻止され、前記ロック解除状態においては、前記ロック部材が前記摩擦挟持から解放されることで前記内パイプの下方向へのスライドを許容し、
前記ロック部材は、パイプ中心軸を中心として放射状になるように複数配置されており、前記傾斜面は、前記ロック部材に対応するパイプ中心軸回りの複数箇所にて径方向外側を向くように配置されていることを特徴とするハンガー。 - 前記ロック部材は、上方向に行くほど先細りとなるくさび部を有し、前記ロック部材作用体は、前記傾斜面がパイプ中心軸回りに周回して配置された円錐部を有する請求項1に記載のハンガー。
- 前記ロック部材は、前記くさび部の基端に括れ部を有し、当該括れ部及び前記支持体を介して前記操作解除軸に固定されている請求項2に記載のハンガー。
- 前記ロック部材は、ゴム又はシリコンからなる弾性体で形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のハンガー。
- 前記ロック部材は、パイプ中心軸回りに少なくとも4つ設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003750U JP3193302U (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014003750U JP3193302U (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | ハンガー |
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Family Applications (1)
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JP2014003750U Active JP3193302U (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | ハンガー |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107795814A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-13 | 昆山泓杰电子股份有限公司 | 锁紧机构 |
USD933656S1 (en) | 2018-12-10 | 2021-10-19 | Colebrook Bosson & Saunders (Products) Limited | Support structure |
US11598479B2 (en) | 2018-12-10 | 2023-03-07 | Colebrook Bosson & Saunders (Products) Limited | Display support structure |
TWI808877B (zh) * | 2022-08-25 | 2023-07-11 | 禾鉅工業有限公司 | 管體伸縮定位結構 |
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2014
- 2014-07-15 JP JP2014003750U patent/JP3193302U/ja active Active
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USD935458S1 (en) | 2018-12-10 | 2021-11-09 | Colebrook Bosson & Saunders (Products) Limited | Support structure |
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