JP2018154809A - ゲル状組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1](A)式(I):
を含む組成物。
[2]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である[1]に記載の組成物。
[3]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである[1]に記載の組成物。
[4](B)の脂肪酸が、IOBが0.3以上の脂肪酸である[1]〜[3]のいずれかに記載の組成物。
[4−1](B)の脂肪酸が、乳酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−エチルヘキサン酸及びイソノナン酸からなる群から選択される少なくともひとつである[4]に記載の組成物。
[4−2](B)の脂肪酸が、ミリスチン酸及びイソステアリン酸からなる群から選択される少なくともひとつである[4]に記載の組成物。
[4−3](B)の高級アルコールが、イソステアリルアルコール、2−ヘキシルデシルアルコール及び2−オクチルドデカノールからなる群から選択される少なくともひとつである[1]〜[3]のいずれかに記載の組成物。
[5](A)1重量部に対して(B)を0.8〜20重量部含む[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
[5−1](A)1重量部に対して(B)を0.2〜20重量部含む[1]〜[4]のいずれかに記載の組成物。
[6]ゲル化剤である[1]〜[5]のいずれかに記載の組成物。
[7]再溶解温度が80℃以下である[1]〜[6]のいずれかに記載の組成物。
[8][1]〜[7]のいずれかに記載の組成物にさらに(C)油剤を含む組成物。
[8−1](C)油剤が、流動パラフィン、シクロペンタシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油及び合成ワックスからなる群から選択される少なくともひとつである[8]に記載の組成物。
[9]組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(B)0.1〜80重量%及び(C)1〜99.8重量%を含む[8]に記載の組成物。
[10]さらに(D)乳化剤を含む[8]又は[9]に記載の組成物。
[10−1](D)乳化剤がジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)及びイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油からなる群から選択される少なくともひとつである[10]に記載の組成物。
[11]組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(B)0.1〜80重量%、(C)1〜99.7重量%及び(D)0.1〜80重量%を含む[10]に記載の組成物。
[11−1]組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(B)0.01〜80重量%、(C)1〜99.79重量%及び(D)0.1〜80重量%を含む[10]に記載の組成物。
[12]ゲル状である[8]〜[11]のいずれかに記載の組成物。
[13]化粧品、香粧品、医薬部外品、芳香剤、トイレタリ製品、キャンドル又は画材用である[8]〜[12]のいずれかに記載の組成物。
[14]着色が抑制された[1]〜[13]のいずれかに記載の組成物。
[15]苦味が抑制された[1]〜[13]のいずれかに記載の組成物。
[16]以下の(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(B)を含む組成物の製造方法:
(A)式(I):
(B)炭素数3〜22の脂肪酸又は炭素数3〜22の脂肪酸及び炭素数8〜22の高級アルコール。
[17]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である[16]に記載の方法。
[18]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである[17]に記載の方法。
[19](B)が、IOBが0.3以上の脂肪酸である[16]〜[18]のいずれかに記載の方法。
[20](A)1重量部に対して(B)0.8〜20重量部に溶解する[16]〜[19]のいずれかに記載の方法。
[20−1](A)1重量部に対して(B)0.2〜20重量部に溶解する[16]〜[19]のいずれかに記載の方法。
[21](A)を(B)に溶解させた溶解物を(C)油剤に100℃以下で溶解する工程をさらに含む[16]〜[20]のいずれかに記載の製造方法。
[22]さらに(D)乳化剤を添加する工程を含む[21]に記載の製造方法。
[23]上記(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(B)を含む組成物の着色抑制方法。
[24]上記(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(B)を含む組成物の苦味抑制方法。
[25]上記(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程及び(A)を(B)に溶解した溶解物を(C)に100℃以下で混合する工程を含む、(A)、(B)及び(C)を含む組成物の着色抑制方法。
[26]上記(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程及び(A)を(B)に溶解した溶解物を(C)に100℃以下で混合する工程を含む、(A)、(B)及び(C)を含む組成物の苦味抑制方法。
[27](A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種、及び(E)N−アシルアミノ酸
を含む組成物。
[28]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である[27]に記載の組成物。
[29]式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである[27]に記載の組成物。
[30](E)が、N−アシル中性アミノ酸である[27]〜[29]のいずれかに記載の組成物。
[31](E)が、N−デカノイルプロリン、N−ラウロイルサルコシン、N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニン、N−ヤシ油脂肪酸アシルバリン、N−ヤシ油脂肪酸アシルスレオニン及びN−オクタノイル−N−メチル−β−アラニンからなる群から選択される少なくともひとつである[30]に記載の組成物。
[32](A)1重量部に対して(E)を0.2〜20重量部含む[27]〜[31]のいずれかに記載の組成物。
[33]ゲル化剤である[27]〜[32]のいずれかに記載の組成物。
[34]再溶解温度が80℃以下である[27]〜[33]のいずれかに記載の組成物。
[35][27]〜[34]のいずれかに記載の組成物にさらに(C)油剤を含む組成物。
[36](C)油剤が、流動パラフィン、シクロペンタシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油及び合成ワックスからなる群から選択される少なくともひとつである[35]に記載の組成物。
[37]組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(E)0.01〜80重量%及び(C)1〜99.89重量%を含む[35]又は[36]に記載の組成物。
[38]さらに(D)乳化剤を含む[35]〜[37]のいずれかに記載の組成物。
[39](D)乳化剤がジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)及びイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油からなる群から選択される少なくともひとつである[38]に記載の組成物。
[40]組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(E)0.01〜80重量%、(C)1〜99.79重量%及び(D)0.1〜80重量%を含む[39]に記載の組成物。
[41]ゲル状である[35]〜[40]のいずれかに記載の組成物。
[42]化粧品、香粧品、医薬部外品、芳香剤、トイレタリ製品、キャンドル又は画材用である[35]〜[41]のいずれかに記載の組成物。
[43]着色が抑制された[27]〜[42]のいずれかに記載の組成物。
[44]苦味が抑制された[27]〜[42]のいずれかに記載の組成物。
[45]以下の(A)を(E)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(E)を含む組成物の製造方法:
(A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種
(E)N−アシルアミノ酸。
[46](A)を(E)に溶解させた溶解物を(C)油剤に100℃以下で溶解する工程をさらに含む[45]に記載の製造方法。
[47]さらに(D)乳化剤を添加する工程を含む[46]に記載の製造方法。
本発明により、汗かき現象(発汗現象)が抑制された安定性の高いゲル状組成物を提供することができる。
本発明により、高温で劣化する成分や香料等の高温で揮発する成分も化粧品等に配合することができる。
本発明により、成分の劣化による着色及び苦味の発現率が極めて低い組成物を提供することができる。
本発明によれば、伸びがよくべたつきもなく、また高温での粘度も低下しない化粧品を提供することができる。
組成物Iは、溶解性が悪い(A)を(B)と組み合わせて得られる組成物であって、再溶解温度が低くなるためハンドリング性に優れ、成分の劣化を低減できる組成物である。
本発明におけるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミド(A)は、式(I)で表される。
なかでも(A)として、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド(A1)及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミド(A2)が好ましい。(A1)及び(A2)を使用する場合、その重量比(A1):(A2)は、特に限定されないが、通常1:1000〜100:1であり、1:100〜20:1が好ましく、1:10〜10:1がより好ましく、2:3がさらに好ましい。
本発明における(B)は、炭素原子3〜22個を有する脂肪酸又は該脂肪酸に炭素数8〜22の高級アルコールを加えた混合物である。
脂肪酸の炭素原子の数は、処方の安定性、油剤との相溶性そして組成物の溶解温度を下げる観点から、通常3〜22個であり、3〜20が好ましく、8〜18が特に好ましい。
組成物の溶解温度を下げる観点からはIOB値は0.35以上が好ましく、0.4以上がより好ましい。上限は特に限定されないが、通常6以下であり、好ましくは5以下である。
IOB値は、化合物の分子構造から有機概念図の考えに基づいて計算することができる(甲田善生ほか著、“新版 有機概念図―基礎と応用”新版第1刷発行、日本、東京、三共出版株式会社、2008年10月、p.13−26)。
飽和脂肪酸としては、乳酸、ブタン酸、ペンタン酸、ヘキサン酸(カプロン酸)、ヘプタン酸、オクタン酸(カプリル酸)、ノナン酸、デカン酸(カプリン酸)、ドデカン酸(ラウリン酸)、テトラデカン酸(ミリスチン酸)、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸(パルミチン酸)、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸(ステアリン酸)、イコサン酸(アラキジン酸)、ヘンイコシル酸、ドコサン酸(ベヘン酸)などの直鎖飽和脂肪酸及びイソステアリン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、12−ヒドロキシステアリン酸などの分枝鎖飽和脂肪酸が挙げられる。なかでも乳酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸等が好ましく、乳酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸がより好ましく、カプリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、乳酸がさらに好ましく、ミリスチン酸、イソステアリン酸が特に好ましく、ミリスチン酸が最も好ましい。
不飽和脂肪酸としては、9−ヘキサデセン酸(パルミトレイン酸)、cis−9−オクタデセン酸(オレイン酸)、11−オクタデセン酸(バクセン酸)、cis,cis−9,12−オクタデカジエン酸(リノール酸)、9,12,15−オクタデカトリエン酸((9,12,15)−リノレン酸)、5,8,11,14−イコサテトラエン酸(アラキドン酸)などが挙げられる。なかでもリノール酸が好ましい。
(B)の高級アルコールとしては、炭素数8〜22のアルコールが挙げられるが、炭素数12〜18のアルコールが好ましい。
具体例としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデシルアルコール、イソステアリルアルコールなどが挙げられるが、イソステアリルアルコール、2−ヘキシルデシルアルコール、2−オクチルドデカノールなどが好ましく、2−ヘキシルデシルアルコール、2−オクチルドデカノールがより好ましい。
当該高級アルコールの含有量としては、通常炭素数3〜22の脂肪酸1重量部に対して0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜25重量部、より好ましくは0.5〜20重量部である。より好ましくは1.5重量部以上、さらに好ましくは2重量部以上である。
また別の組成物Iの具体例としては、(A)が(A1):(A2)=2:3及び(B)がミリスチン酸及びイソステアリン酸(未中和)から選択される少なくともひとつの脂肪酸及びイソステアリルアルコール、2−ヘキシルデシルアルコール及び2−オクチルドデカノールから選択される少なくともひとつの高級アルコールの混合物の場合に、組成物I総重量に対して、(A)の含有量が20重量%以上及び(B)脂肪酸の含有量が10〜20重量%及び高級アルコールの含有量が50重量%以上の組成物が好ましいものとして挙げられる。
本発明の(A)及び(B)を含む組成物Iの再溶解温度は、100℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは70℃以下、さらに好ましくは70℃未満、特に好ましくは65℃以下、最も好ましくは60℃以下である。下限は溶解することができれば特に限定されないが、通常20℃以上である。
本発明における(C)は、脂肪酸及び高級アルコール以外の通常化粧品や医薬品等に用いられる油剤であれば特に制約なく使用することができ、液状油剤、半固体状油剤、固体状油剤などが挙げられ、好ましくは液状油剤である。
具体的には、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、水添(水素添加)ポリイソブテン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分枝の炭化水素油;シア脂、アーモンド油、ホホバ油、オリーブ油、ホホバ種子油、トウモロコシ胚芽油、小麦胚芽油、メドウフォーム油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油等の植物油;液状ラノリン等の動物性油脂;ミリスチン酸イソプロピル、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン、トリエチルヘキサノイン等の脂肪酸エステル・多価アルコール脂肪酸エステル等のエステル油;ラウロイルサルコシンイソプロピル(エルデュウ(登録商標)SL-205)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、ミリストイルメチルアミノプロピオン酸ヘキシルデシル、ラウロイルグルタミン酸ジヘキシルデシル、ラウロイルグルタミン酸ジイソステアリル、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、ラウロイルグルタミン酸ビス(ヘキシルデシル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、ステアロイルグルタミン酸ジオクチルドデシルなどのアシルアミノ酸エステル類;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)などのフィトステロールエステル類;シクロペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン、ビスフェニルプロピルジメチコン等のシリコーン油、フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油等のシリコーン油などの液状油剤;
イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカダミアナッツ油脂肪酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)等のコレステロールエステル類;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、ミリストイルメチル−β−アラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル等のフィトステロールエステル類;ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット、ロジン酸ジペンタエリトリット等のジペンタエリトリット脂肪酸エステル類;トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)グリセリド等のトリグリセリド類;硬化油等の部分的に水素添加されたトリグリセリド類;ラノリン、ラノステロール類、ワセリン等の半固体状油剤;
動物性ワックス、植物性ワックス、鉱物性ワックス、合成ワックス等、具体的には、コメヌカロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、ゲイロウ、セレシン、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ポリオレフィンワックス等の固体状油剤が挙げられる。
なかでも、汎用性の観点から、ワセリン、固形パラフィン、流動パラフィン、水添(水素添加)ポリイソブテンなどの炭化水素油;エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリド、トリエチルヘキサノイン、トリイソステアリンなどの脂肪酸エステル油;シア脂、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ種子油、ホホバ油、オリーブ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油などの植物油;シクロペンタシロキサン、ビスフェニルプロピルジメチコンなどのシリコーン油;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)などのフィトステロールエステル類、ラウロイルサルコシンイソプロピルなどのアシルアミノ酸エステル油、合成ワックスなどが好ましく、流動パラフィン、シクロペンタシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油合成ワックス等がより好ましく、流動パラフィン、エチルヘキサン酸セチル、小麦胚芽油等がさらに好ましい。
本発明における乳化剤は、化粧品や医薬品等に使用されているものであれば特に限定されないが、ノニオン系乳化剤が挙げられる。
ノニオン系乳化剤の中でも、油との相溶性の観点から通常HLB5〜16又はHLB5〜17のノニオン系乳化剤が使用される。なかでも処方の汗かきを減らし安定性向上の観点からHLB8〜17の乳化剤が好ましく、HLB8〜16の乳化剤がより好ましく、HLB10〜16の乳化剤がさらに好ましい。また、油との相溶性の観点からHLB5〜8の乳化剤も好ましく使用される。
また、HLBの低いノニオン界面活性剤及びHLBの高い界面活性剤を混合して使用することも可能である。
HLB10〜16の乳化剤としては、テトラオレイン酸ソルベス−60(テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビット)、イソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG(ポリエチレングリコール)−7グリセリル、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−10、トリラウリン酸ポリグリセリル−10、トリカプリル酸ヘキサグリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−40グリセリル、イソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−40グリセリル、イソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−50水添(水素添加)ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE:自己乳化型)などが挙げられ、HLB17の乳化剤としてはステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−100が挙げられる。
HLB5〜10未満の乳化剤としてステアリン酸ポリグリセリル−2、オレイン酸ポリグリセリル−2、セスキカプリル酸ポリグリセリル−2、トリイソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−20グリセリル、イソステアリン酸PEG(ポリエチレングリコール)−15水添(水素添加)ヒマシ油、オレイン酸PEG(ポリエチレングリコール)−6ソルビタンなどが挙げられる。
なかでも、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、オレイン酸ポリグリセリル−2、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)、イソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油が好ましく、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)、イソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油がより好ましい。
組成物IIIは、溶解性が悪い(A)を(E)と組み合わせて得られる組成物であって、再溶解温度が低くなるためハンドリング性に優れ、成分の劣化を低減できる組成物である。
なお、不斉炭素原子を有するアミノ酸に関しては、光学活性体またはラセミ体のいずれでもよい。
本発明の(A)及び(E)を含む組成物IIIの再溶解温度は、100℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは70℃以下、さらに好ましくは70℃未満、特に好ましくは65℃以下、最も好ましくは60℃以下である。下限は溶解することができれば特に限定されないが、通常20℃以上である。
通常(A)1重量部に対して、20重量部以下、好ましくは10重量部以下、より好ましくは4重量部以下、通常0.8重量部以上、好ましくは1重量部以上、より好ましくは2重量部以上の(B)に溶解する。
溶解温度は通常100℃以下であり、98℃以下が好ましく、95℃以下がより好ましく、90℃以下がさらに好ましく、下限は通常20℃以上であり、40℃以上が好ましい。
溶解に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜90分、より好ましくは30〜60分である。必要に応じて撹拌する。また均一に溶解し得られた溶解液を冷却する工程を含んでもよい。
得られた組成物Iはゲル化剤として使用することができ、かかる組成物Iの再溶解温度は、100℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは70℃以下、さらに好ましくは70℃未満、特に好ましくは65℃以下、最も好ましくは60℃以下であり、下限は通常20℃以上である。各成分の定義等は既述に準じる。
(1)(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程
(2)(A)を(B)に溶解させた溶解物(固体、ゲル状又は液状の組成物I)を(C)に100℃以下で混合する(溶解する)工程。
この方法には、上記工程(1)の後に(A)を(B)に溶解させた溶解物(組成物I)を冷却後80℃以下で再溶解する工程を含んでもよい。
(2)において、通常(A)及び(B)の溶解物の合計量は、(A)、(B)及び(C)の総重量に対して、0.1〜70重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%である。
(2)における混合する(溶解する)際の温度は通常100℃以下であり、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、下限は通常20℃以上であり、30℃以上が好ましく、40℃以上がより好ましい。
混合(溶解)は、例えば混合物をオイルバスやヒーターを用いて加熱することにより行われる。
(2)における混合(溶解)に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜60分、より好ましくは30〜40分である。必要に応じて撹拌し、均一になれば、冷却して組成物を得る。
得られた組成物はゲル状組成物として使用することができる。各成分の定義等は既述に準じる。
通常(A)〜(D)を含む組成物の総重量に対して、(D)の量は0.1〜80重量%、好ましくは1〜68重量%、より好ましくは5〜50重量%である。
(D)を添加する時期は、上記(2)の前でも後でもよい。(C)に(D)を添加しても、(2)で得られた溶解物に(D)を添加してもよいが、(D)を(C)に添加する工程が好ましい。
(3)における混合(溶解)する際の温度は通常100℃以下であり、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、下限は通常20℃以上であり、30℃以上が好ましく、40℃以上がより好ましい。
(3)における混合(溶解)に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜60分、より好ましくは30〜40分である。必要に応じて撹拌し、均一になれば、冷却して組成物を得る。各成分の定義等は既述に準じる。
また本発明には、(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(B)を含む組成物の苦味を抑制する方法(組成物Iの苦味抑制方法)も含まれる。
各成分及び条件の定義等は既述に準じる。
また本発明には、(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程及び(A)を(B)に溶解した溶解物を(C)に100℃以下で混合する(溶解する)工程を含む、(A)〜(C)を含む組成物の苦味を抑制する方法(組成物IIの苦味抑制方法)も含まれる。
各成分及び条件の定義等は既述に準じる。
通常(A)1重量部に対して、20重量部以下、好ましくは10重量部以下、より好ましくは4重量部以下、通常0.8重量部以上、好ましくは1重量部以上、より好ましくは2重量部以上の(E)に溶解する。
溶解温度は通常100℃以下であり、98℃以下が好ましく、95℃以下がより好ましく、90℃以下がさらに好ましく、下限は通常20℃以上であり、40℃以上が好ましい。
溶解に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜90分、より好ましくは30〜60分である。必要に応じて撹拌する。また均一に溶解し得られた溶解液を冷却する工程を含んでもよい。
得られた組成物IIIはゲル化剤として使用することができ、かかる組成物IIIの再溶解温度は、100℃以下、好ましくは80℃以下、より好ましくは70℃以下、さらに好ましくは70℃未満、特に好ましくは65℃以下、最も好ましくは60℃以下であり、下限は通常20℃以上である。各成分の定義等は既述に準じる。
(1)(A)を(E)に100℃以下で溶解する工程
(2)(A)を(E)に溶解させた溶解物(固体、ゲル状又は液状の組成物I)を(C)に100℃以下で混合する(溶解する)工程。
この方法には、上記工程(1)の後に(A)を(E)に溶解させた溶解物(組成物I)を冷却後80℃以下で再溶解する工程を含んでもよい。
(2)において、通常(A)及び(E)の溶解物の合計量は、(A)、(E)及び(C)の総重量に対して、0.1〜70重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは5〜40重量%である。
(2)における混合する(溶解する)際の温度は通常100℃以下であり、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、下限は通常20℃以上であり、30℃以上が好ましく、40℃以上がより好ましい。
混合(溶解)は、例えば混合物をオイルバスやヒーターを用いて加熱することにより行われる。
(2)における混合(溶解)に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜60分、より好ましくは30〜40分である。必要に応じて撹拌し、均一になれば、冷却して組成物を得る。
得られた組成物はゲル状組成物として使用することができる。各成分の定義等は既述に準じる。
通常(A)、(E)、(C)及び(D)を含む組成物の総重量に対して、(D)の量は0.1〜80重量%、好ましくは1〜68重量%、より好ましくは5〜50重量%である。
(D)を添加する時期は、上記(2)の前でも後でもよい。(C)に(D)を添加しても、(2)で得られた溶解物に(D)を添加してもよいが、(D)を(C)に添加する工程が好ましい。
(3)における混合(溶解)する際の温度は通常100℃以下であり、90℃以下が好ましく、80℃以下がより好ましく、下限は通常20℃以上であり、30℃以上が好ましく、40℃以上がより好ましい。
(3)における混合(溶解)に要する時間は、均一になるまでに要する時間であり、通常10〜120分、好ましくは20〜60分、より好ましくは30〜40分である。必要に応じて撹拌し、均一になれば、冷却して組成物を得る。各成分の定義等は既述に準じる。
また本発明には、(A)を(E)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(E)を含む組成物の苦味を抑制する方法(組成物IIIの苦味抑制方法)も含まれる。
各成分及び条件の定義等は既述に準じる。
また本発明には、(A)を(E)に100℃以下で溶解する工程及び(A)を(E)に溶解した溶解物を(C)に100℃以下で混合する(溶解する)工程を含む、(A)、(E)及び(C)を含む組成物の苦味を抑制する方法(組成物IVの苦味抑制方法)も含まれる。
各成分及び条件の定義等は既述に準じる。
グラスバイアルに成分(B)の適量を測り取り、成分(A)の適量を成分(B)に添加後、オイルバス中で加温、撹拌し成分(A)を成分(B)中に均一に溶解させた。均一に溶解した溶液を3時間以上室温において冷却した。固形またはゲル状の混合物をオイルバス中で加温・撹拌した際、再び均一な溶液になった温度を温度計で測り、再溶解温度として評価した。
成分(A)として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「GP−1」、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「EB−21」を使用し(以下同様)、GP−1:EB−21=3:2に調製した(試験例1)。
また、試験例2ではGP−1:EB−21=1:3〜1:4の割合で使用した。
試験例1及び試験例2では、再溶解温度が、
60℃以下の場合は、とても好ましい「A」
60℃を超えて70℃以下の場合は、好ましい「B」
70℃を超える場合は、好ましくない「C」
として評価した。
表1に記載の各種油剤のそれぞれ(2g)を別々の透明なグラスバイアルに測り取り、各油剤に溶剤である成分(B)の(1g)を添加し、60℃の設定のオイルバスにおいて1時間混合した。一日静置して外観を目視で判断した。
判定基準は下記の表中の6カテゴリーの油剤と溶剤の相溶性を
少なくとも3カテゴリー以上の油剤と分層する場合は、好ましくない「D」
少なくとも2カテゴリーの油剤と分層する場合は、あまり好ましくない「C」
1カテゴリーの油剤と分層する場合は、好ましい「B」
すべてのカテゴリーの油剤と均一に溶解する場合は、とても好ましい「A」
として評価をした。
表2−1、2−2及び2−3に記載の割合(重量%)の(A)及び(B)の混合物20gをグラスバイアルに入れ、上述のように溶解温度及び再溶解温度を測定し評価した。(B)の油剤との相溶性を上述のように評価した。結果は表2−1〜2−3に示した。
成分(A)として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「GP−1」、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「EB−21」を使用し(以下同様)、GP−1:EB−21=3:2に調製した。
表3に記載の割合(重量%)の(A)及び(B)の混合物20gをグラスバイアルに入れ、上述のように溶解温度及び再溶解温度を測定し評価した。また(B)の油剤との相溶性を上述のように評価した。結果は表3に示した。
表4に記載の割合(重量%)に従い、(A)〜(D)の混合物の合計量が20gになるように、グラスバイアルに成分(B)を測り取り、成分(A)を成分(B)に添加後、オイルバス中で加温、撹拌し成分(A)を成分(B)中に均一に溶解させた。均一に溶解した溶液を3時間以上室温において冷却した。冷却により、固形またはゲル状になった(A)及び(B)の均一混合物をオイルバス中で再溶解温度にて加温・撹拌し、再び均一な溶液にした。また、別の透明グラスバイアルに成分(C)または成分(C)及び成分(D)の混合物を測り取り、均一に混合・溶解した。最後に、(B)と(A)の混合溶液を成分(C)または成分(C)及び成分(D)の混合溶液に添加し80℃で撹拌して混合した。このように得られた(A)〜(D)混合物からなる各種組成物について以下の基準で評価した。80℃で撹拌しても混合しなかった場合、(A)〜(D)の混合物を更に高い温度で加温し、均一に混合させた。
加温・撹拌して均一にした溶液を3時間以上室温(25℃)において冷却し、グラスバイアル内の混合物の透明性を目視で確認(25℃)し、
透明の場合は、好ましい「A」
白濁のゲルの場合は、好ましくない「B」
として評価した。
加温・撹拌して均一にした溶液を3時間以上室温において冷却して得られた固形またはゲル状の混合物を−5℃から40℃のサイクルに連続的に温度を変えることができる装置内に3サイクル分の時間保管した。その後ゲル状の混合物を装置から取り出し、常温・常湿の環境に12時間保管した。そのゲル状混合物の表面を目視で観察(25℃)し、表面に液滴が
確認できた場合は、汗かきありとして、好ましくない「B」
確認できない場合は、汗かき無しとして、好ましい「A」
として評価した。
上記試験例3の方法において調製した(A)〜(D)の混合物を
80℃で均一に混合できた場合、好ましい「A」
80℃では均一に混合できず粒状や固形状のものが溶液中に確認できる場合、好ましくない「B」
として評価した。
結果を表4−1及び4−2に示す。
いっぽう、表4−2に示す通りポリオールの利用によりゲル状組成物の溶解温度を下げることができても、ポリオールは非極性油剤と相溶性が悪いため油に添加した際に油と相分離を起こす。そのため、ポリオールを溶剤として使用した場合、組成物の安定性が低下することがわかった(比較例3−2〜3−8)。
各種溶剤の極性の指標となるIOB値(無機性値/有機性値)を既存の方法により計算した(甲田善生ほか著、“新版 有機概念図―基礎と応用”新版第1刷発行、日本、東京、三共出版株式会社、2008年10月、p.13−26)。各溶剤のIOB値を表5に示す。
表6に示した処方(実施例5)の製造方法:
予め均一に溶解して調製した成分群iの固形状混合物を70℃で加熱して再溶解させた。成分群iiを別に80℃で加熱・混合した後、成分群iを成分群iiに加え、80℃で均一に混合した。予め溶解しておいたiiiと、ivを80℃で加熱混合した。iii+ivにi+iiをホモミキサーにて攪拌しながら加えた(3000rpm、80±3℃、3分間)。30℃まで冷却し、製品とした。
専門パネラー6名により、実施例5の伸びの良さ及びべたつきのなさを下記基準により評価してもらった。
1)伸びがとても良い・・・・・4点
2)伸びが良い・・・・・・・・3点
3)伸びがあまり良くない・・・2点
4)伸びが全く良くない・・・・1点
1)全くべたつかない・・・・・4点
2)べたつかない・・・・・・・3点
3)少しべたつく・・・・・・・2点
4)とてもべたつく・・・・・・1点
とても好ましい(A) :評価平均点3.5以上
やや好ましい(B) :評価平均点2.5以上3.5未満
あまり好ましくない(C):評価平均点1.5以上2.5未満
全く好ましくない(D) :評価平均点1.5未満
最終製品を40℃に加温しB型粘度計((Digital Viscometer, Tokyo Keiki社製、ローターNo.4、30rpm、30秒、25℃)を用いて粘度の低減を求めた。粘度の低減の範囲が常温の粘度の10%以内であれば処方の高温での粘度低下は好ましい(A)と判断し、粘度低減が10%よりも大きい場合、粘度低下は好ましくない(B)と判断した。結果は表7に示した。
成分の劣化の評価
グラスバイアルに成分(B)の適量を測り取り、成分(A)の適量を成分(B)に添加後、オイルバス中で加温、撹拌し成分(A)を成分(B)中に均一に溶解させた。均一に溶解した溶液を3時間以上室温において冷却した。その後、表8の各処方をそれぞれの再溶解温度で溶解させ3時間以上室温において冷却した。このような再溶解・冷却操作を5回繰り返して行った。溶解温度及び再溶解温度を測定し表8に示した。溶解成分(A)として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「GP−1」、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「EB−21」を使用し、GP−1:EB−21=3:2に調製した。得られた混合物に関しては専門パネラー6名により、表8の処方の着色を目視で確認し下記基準により評価した。また、表8の処方の3mg程度を舌に乗せ口の中にいれた。30秒後に感じられた苦味を下記基準により評価した。
1)着色が全くない・・・・・4点
2)着色がない・・・・・・・3点
3)少し着色がある・・・・・2点
4)非常に着色がある・・・・1点
1)全く苦味がない・・・・・4点
2)あまり苦味がない・・・・3点
3)少し苦味を感じる・・・・2点
4)かなり苦味を感じる・・・1点
とても好ましい(A) :評価平均点3.5以上
やや好ましい(B) :評価平均点2.5以上3.5未満
あまり好ましくない(C):評価平均点1.5以上2.5未満
全く好ましくない(D) :評価平均点1.5未満
表9に記載の割合(重量%)の(A)及び(E)の混合物20gをグラスバイアルに入れ、試験例1と同様に溶解温度及び再溶解温度を測定し評価した。(E)の油剤との相溶性を試験例1と同様に評価した。結果は表9に示した。
成分(A)として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「GP−1」、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミドは、味の素株式会社製のアミノ酸系ゲル化剤「EB−21」を使用し(以下同様)、GP−1:EB−21=3:2に調製した。
ナチュラルリップ処方:
ワセリンスティック処方:
リップティント処方:
クリアリップスティック処方:
サンケアスティック処方:
Claims (47)
- (A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種、及び(B)炭素数3〜22の脂肪酸又は炭素数3〜22の脂肪酸及び炭素数8〜22の高級アルコール
を含む組成物。 - 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の組成物。
- 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである請求項1に記載の組成物。
- (B)の脂肪酸が、IOBが0.3以上の脂肪酸である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- (B)の脂肪酸が、乳酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、2−ヘキシルデカン酸、2−エチルヘキサン酸及びイソノナン酸からなる群から選択される少なくともひとつである請求項4に記載の組成物。
- (B)の高級アルコールが、イソステアリルアルコール、2−ヘキシルデシルアルコール及び2−オクチルドデカノールからなる群から選択される少なくともひとつである請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
- (A)1重量部に対して(B)を0.2〜20重量部含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
- ゲル化剤である請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
- 再溶解温度が80℃以下である請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物にさらに(C)油剤を含む組成物。
- (C)油剤が、流動パラフィン、シクロペンタシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油及び合成ワックスからなる群から選択される少なくともひとつである請求項10に記載の組成物。
- 組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(B)0.01〜80重量%及び(C)1〜99.89重量%を含む請求項10又は11に記載の組成物。
- さらに(D)乳化剤を含む請求項10〜12のいずれか1項に記載の組成物。
- (D)乳化剤が、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)及びイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油からなる群から選択される少なくともひとつである請求項13に記載の組成物。
- 組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(B)0.01〜80重量%、(C)1〜99.79重量%及び(D)0.1〜80重量%を含む請求項13又は14に記載の組成物。
- ゲル状である請求項10〜15のいずれか1項に記載の組成物。
- 化粧品、香粧品、医薬部外品、芳香剤、トイレタリ製品、キャンドル又は画材用である請求項10〜16のいずれか1項に記載の組成物。
- 着色が抑制された請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 苦味が抑制された請求項1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
- 以下の(A)を(B)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(B)を含む組成物の製造方法:
(A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種
(B)炭素数3〜22の脂肪酸又は炭素数3〜22の脂肪酸及び炭素数8〜22の高級アルコール。 - 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である請求項20に記載の方法。
- 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである請求項20に記載の方法。
- (B)が、IOBが0.3以上の脂肪酸である請求項20〜22のいずれか1項に記載の方法。
- (A)1重量部に対して(B)0.2〜20重量部に溶解する請求項20〜23のいずれか1項に記載の方法。
- (A)を(B)に溶解させた溶解物を(C)油剤に100℃以下で溶解する工程をさらに含む請求項20〜24のいずれか1項に記載の製造方法。
- さらに(D)乳化剤を添加する工程を含む請求項25に記載の製造方法。
- (A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種、及び(E)N−アシルアミノ酸
を含む組成物。 - 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドからなる群から選択される少なくとも1種である請求項27に記載の組成物。
- 式(I)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドが、N−2−エチルヘキサノイルグルタミン酸ジブチルアミド及びN−ラウロイルグルタミン酸ジブチルアミドである請求項27に記載の組成物。
- (E)が、N−アシル中性アミノ酸である請求項27〜29のいずれか1項に記載の組成物。
- (E)が、N−デカノイルプロリン、N−ラウロイルサルコシン、N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニン、N−ヤシ油脂肪酸アシルバリン、N−ヤシ油脂肪酸アシルスレオニン及びN−オクタノイル−N−メチル−β−アラニンからなる群から選択される少なくともひとつである請求項30に記載の組成物。
- (A)1重量部に対して(E)を0.2〜20重量部含む請求項27〜31のいずれか1項に記載の組成物。
- ゲル化剤である請求項27〜32のいずれか1項に記載の組成物。
- 再溶解温度が80℃以下である請求項27〜33のいずれか1項に記載の組成物。
- 請求項27〜34のいずれか1項に記載の組成物にさらに(C)油剤を含む組成物。
- (C)油剤が、流動パラフィン、シクロペンタシロキサン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸セチル、アーモンド油、小麦胚芽油、ホホバ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油、シクロペンタシロキサン及び合成ワックスからなる群から選択される少なくともひとつである請求項35に記載の組成物。
- 組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(E)0.01〜80重量%及び(C)1〜99.89重量%を含む請求項35又は36に記載の組成物。
- さらに(D)乳化剤を含む請求項35〜37のいずれか1項に記載の組成物。
- (D)乳化剤が、ジオレイン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸PEG−8グリセリル、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−10、ヤシ油脂肪酸ポリグリセリル−3、トリイソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−40グリセリル、イソステアリン酸PEG−50水添ヒマシ油、ポリソルベート60、テトラオレイン酸ソルベス−30、ステアリン酸グリセリル(SE)及びイソステアリン酸PEG−15水添ヒマシ油からなる群から選択される少なくともひとつである請求項38に記載の組成物。
- 組成物総重量に対して、(A)0.1〜30重量%、(E)0.01〜80重量%、(C)1〜99.79重量%及び(D)0.1〜80重量%を含む請求項39に記載の組成物。
- ゲル状である請求項35〜40のいずれか1項に記載の組成物。
- 化粧品、香粧品、医薬部外品、芳香剤、トイレタリ製品、キャンドル又は画材用である請求項35〜41のいずれか1項に記載の組成物。
- 着色が抑制された請求項27〜42のいずれか1項に記載の組成物。
- 苦味が抑制された請求項27〜42のいずれか1項に記載の組成物。
- 以下の(A)を(E)に100℃以下で溶解する工程を含む、(A)及び(E)を含む組成物の製造方法:
(A)式(I):
(式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素原子数1〜7の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、R3は炭素原子数3〜15の直鎖又は分枝鎖のアルキル基を示し、nは1又は2を示す)で表わされるN−アシル酸性アミノ酸ジアルキルアミドの少なくとも1種
(E)N−アシルアミノ酸。 - (A)を(E)に溶解させた溶解物を(C)油剤に100℃以下で溶解する工程をさらに含む請求項45に記載の製造方法。
- さらに(D)乳化剤を添加する工程を含む請求項46に記載の製造方法。
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