JP2018154301A - カメラユニット - Google Patents

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佑介 安江
Yusuke YASUE
佑介 安江
山本 武志
Takeshi Yamamoto
武志 山本
貴行 福田
Takayuki Fukuda
貴行 福田
督広 志賀
Masahiro Shiga
督広 志賀
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Abstract

【課題】カメラを容易に露出できるカメラユニットを提供する。【解決手段】カメラユニット1は、車両に設けられた開口部を閉鎖する格納位置と開口部を開放する展開位置との間において変位可能な開閉体10と、開閉体10が格納位置を取る状態において車両内に収容され、開閉体10が展開位置を取る状態において車両外を撮影できるように開閉体10に設けられるカメラ20と、展開位置に対応する第1位置と格納位置に対応する第2位置との間で変位可能であり、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位を許容するように開閉体10を変位させる出力部40と、出力部40を変位させる駆動部70とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、カメラユニットに関する。
車両後進時における車両後方の視界を確保するために、トランク又はバックドアに設けられたカメラによって車両後方の映像を撮影するカメラユニットが知られている。このカメラにより撮影された映像が車内モニタに映し出されるため、ユーザは車内モニタを通じて車両後方を確認しながら車両を後進できる。特許文献1は、従来のカメラユニットの一例を開示している。
特許文献1のカメラは、トランクに設けられた開口部を閉鎖する格納位置と開口部を開放する展開位置との間において変位可能な開閉体の裏側に取り付けられている。開閉体は、車両ギアがバックポジションに切り替えられたことによりモータが駆動して格納位置から展開位置に変位し、車両ギアがバックポジション以外に切り替えられたことによりモータが駆動して展開位置から格納位置に変位する。開閉体が展開位置を取る状態においてカメラが車両外に露出し、車両後方がカメラにより撮影される。
特開2001−58543号公報
カメラに汚れが付着した場合、車両後方の視界が良好な状態で確保されにくい。このため、カメラを車両外に露出させてカメラを清掃することが望ましい。一方、カメラを車両外に露出させるためには、車両ギアをバックポジションに切り替える必要がある。このため、カメラの清掃に手間がかかる。このように、カメラの露出に手間を要する。
上記課題を解決するカメラユニットは、車両に設けられた開口部を閉鎖する格納位置と前記開口部を開放する展開位置との間において変位可能な開閉体と、前記開閉体が前記格納位置を取る状態において前記車両内に収容され、前記開閉体が前記展開位置を取る状態において前記車両外を撮影できるように前記開閉体に設けられるカメラと、前記展開位置に対応する第1位置と前記格納位置に対応する第2位置との間で変位可能であり、前記格納位置から前記展開位置に向かう開方向への前記開閉体の変位を許容するように前記開閉体を変位させる出力部と、前記出力部を変位させる駆動部とを備える。
上記構成によれば、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体の変位が許容されているため、ユーザが手動で開閉体を変位させてカメラを車両外に露出させることができる。このため、カメラを容易に露出できる。
上記カメラユニットにおいて、前記展開位置から前記格納位置に向かう閉方向へ前記開閉体を付勢する付勢部をさらに備え、前記出力部が前記第2位置を取る状態において前記開閉体が前記格納位置を取る状態が保持される。
上記構成によれば、出力部が第1位置から第2位置に変位した場合において、付勢部により付勢された力によって開閉体が展開位置から格納位置に戻される。このため、ユーザがカメラを使用しない場合にカメラが車両内に適切に収容される。
上記カメラユニットにおいて、前記開閉体と連動するように設けられ、前記出力部と接触する接触部をさらに備える。
上記構成によれば、出力部が接触部を介して開閉体を格納位置から展開位置に変位させるため、出力部が開閉体から離れた位置に配置される場合であっても出力部を大型化させることなく開閉体の変位を実現できる。このため、車両内における出力部の配置に関する自由度が高められる。
上記カメラユニットにおいて、前記駆動部と接続され、前記出力部を回転可能に支持する回転軸をさらに備え、前記開閉体及び前記接触部は、回転により変位し、前記出力部が前記第1位置を取る状態において、前記出力部と前記接触部とがなす角度が直角、又は直角に準ずる角度である。
上記構成によれば、出力部が第1位置を取る状態において展開位置から格納位置に向かう閉方向への外力が開閉体に加えられた場合、その外力が回転軸の軸方向に対して垂直、又は垂直に近い角度で開閉体に加えられる。このため、外力に伴う回転軸の回転が抑制され、開閉体に加えられた外力が回転軸と駆動部とを連結する歯車等に伝達されにくい。
上記カメラユニットにおいて、前記開閉体が前記格納位置を取る状態において前記開閉体と前記車両との間に実質的に段差が形成されないように、前記展開位置から前記格納位置に向かう閉方向への前記開閉体の変位を規制する格納規制部をさらに備える。
上記構成によれば、開閉体が格納位置を取る状態における車両の意匠性が高められる。
上記カメラユニットにおいて、前記格納位置から前記展開位置に向かう開方向への前記開閉体の変位を規制する展開規制部をさらに備える。
上記構成によれば、開閉体を格納位置から展開位置に変位させる毎の開閉体が取る展開位置のずれが小さいため、車両に対するカメラの撮影領域がずれにくい。
上記カメラユニットによれば、カメラを容易に露出できる。
(a)カメラユニットが格納位置を取る状態を示すバックドアの正面図、(b)カメラユニットが展開位置を取る状態を示すバックドアの正面図。 カメラユニットの正面図。 カメラユニットの斜視図。 格納位置を取るカメラユニットの断面図。 展開位置を取るカメラユニットの断面図。 開閉体及びカメラを省略した状態を示すカメラユニットの斜視図。 図2のD7−D7線に沿う断面図。 カメラを手動で露出させた状態を示すカメラユニットの断面図。
<実施形態>
以下、カメラユニットの一実施形態について説明する。
図1に示されるように、カメラユニット1は、車両Cの後方開口部ORを開閉するバックドアBDに設けられている。具体的には、カメラユニット1は、バックドアBDに設けられる開口部OPを開閉可能に設けられている。図1(a)は開口部OPが閉鎖された状態を示し、図1(b)は開口部OPが開放された状態を示している。
図2及び図3を参照して、カメラユニット1の構成について説明する。
カメラユニット1は、開閉体10、カメラ20、本体30、出力部40、接触部50、付勢部60、及び駆動部70を備える。
開閉体10は、車両Cの開口部OPを閉鎖する格納位置(図4参照)と開口部OPを開放する展開位置(図5参照)との間において変位可能である。一例では、開閉体10は、本体30に対して回転可能に設けられ、本体30に対して回転することにより格納位置と展開位置との間を変位する。開閉体10は、蓋部11及び連結部12を含む。蓋部11の形状の一例は、カメラユニット1の正面視において左右方向に延びた楕円形状である。蓋部11の表面には、例えば会社名等の標章(図示略)が取り付けられている。連結部12は、例えば蓋部11の背面側において蓋部11と一体的に形成され、本体30に対して回転可能に本体30に支持されている。
カメラ20は、開閉体10が格納位置を取る状態において車両C内に収容され、開閉体10が展開位置を取る状態において車両C外を撮影できるように開閉体10に設けられている。カメラ20は、開閉体10の背面側に設けられている。一例では、カメラ20は、開閉体10が格納位置を取る状態において、レンズ21が下方を向くように連結部12に支持されている(図4参照)。
本体30は、第1格納部31、第2格納部32、及び支持機構33(図3参照)を含む。第1格納部31は、例えばカメラユニット1の正面視において左右方向に延びた楕円形状である。第2格納部32は、第1格納部31から上方に延びるように設けられている。支持機構33は、第1格納部31及び第2格納部32の背面側に設けられている。第1格納部31、第2格納部32、及び支持機構33は、例えば一体的に形成されている。
第1格納部31は、開閉体10の一部及びカメラ20を格納可能な第1格納空間31Aを含む。第2格納部32は、連結部12の一部を格納可能な第2格納空間32Aを含む。第1格納空間31A及び第2格納空間32Aは、本体30の上下方向において繋がっている(図6参照)。第1格納空間31Aは、蓋部11の形状と相似形状を有する第1空間31Bと、連結部12の一部及びカメラ20を格納可能な第2空間31Cとを含む。第1空間31B及び第2空間31Cは繋がっている。開閉体10が格納位置を取る状態において、開閉体10及びカメラ20が各格納空間31A,32Aに格納される。
本体30は、第1取付部34A、第2取付部34B、及び第3取付部34Cを含む。第1取付部34Aは、例えば支持機構33から上方に向かって延びるように設けられている。第2取付部34Bは、例えばカメラユニット1の正面視において第1格納部31から左方に向かって延びるように設けられている。第3取付部34Cは、例えばカメラユニット1の正面視において第1格納部31から右方に向かって延びるように設けられている。カメラユニット1は、ボルト等を含む締結具(図示略)が各取付部34A〜34Cを介して車両C内に取り付けられることによって開口部OP内に固定される。
図3に示されるように、出力部40は、例えば支持機構33の一方の側面33Aと対向するように配置され、回転軸41を介して駆動部70と接続されている。駆動部70の一例はアクチュエータである。回転軸41は、駆動部70と接続され、出力部40を回転可能に支持している。駆動部70は、例えば支持機構33に支持されている。出力部40の形状の一例は、先細りする棒形状である。出力部40は、展開位置に対応する第1位置と格納位置に対応する第2位置との間で変位可能である。
出力部40は、例えば駆動部70の駆動に応じて回転軸41が回転するとともに支持機構33に対して回転し、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位を許容するように開閉体10を変位させる。具体的には、出力部40は、開閉体10と連動して回転する接触部50(後述)を、開方向における後方から押すことによって開閉体10を回転させる。出力部40が接触部50を押すとき、両者は接触状態にある。このため、開閉体10及び接触部50は、出力部40に対して開方向への変位が許容される。図3は、出力部40が第1位置を取る状態を示している。
出力部40の第1位置は、開閉体10を展開位置に配置させる位置である。このため、出力部40が第1位置を取る状態において、開閉体10が展開位置に配置される。出力部40の第2位置は、開閉体10を格納位置に変位させることが可能な位置である。具体的には、出力部40が第2位置を取る状態において、開閉体10が格納位置と展開位置との間における変位が出力部40によって制限されない。このため、出力部40が第2位置を取る状態では、ユーザが手動で開閉体10を変位させることができる。
図4に示されるように、開閉体10の連結部12は、第1部分12A、第2部分12B、及び第3部分12Cを含む。第1部分12A、第2部分12B、及び第3部分12Cは、例えば一体的に形成されている。第1部分12Aは、例えば蓋部11の背面から支持機構33側に延びるように設けられている。第1部分12Aは、カメラ20を取り付け可能なカメラ取付機構(図示略)を含む。カメラ20は、カメラ取付機構に取り付けられることにより第1部分12Aに支持される。
第2部分12Bは、例えば開閉体10が格納位置を取る状態において第1部分12Aから上方に向けて延びるように設けられている。第1部分12A及び第2部分12Bは、全体として概ねL字状に形成されている。第3部分12Cは、例えば開閉体10が格納位置を取る状態において第2部分12Bから支持機構33側に向けて延びるように設けられている。第2部分12B及び第3部分12Cは、全体として概ねL字状に形成されている。連結部12のうちの第2部分12Bと第3部分12Cとの間の部分には、開閉体10及び接触部50を回転可能に支持する支持軸51が挿入されている。支持軸51は、本体30に対して回転可能に本体30に支持されている。開閉体10は、本体30に対して回転可能に支持軸51に支持されている。
接触部50は、例えば開閉体10と連動するように設けられている。開閉体10及び接触部50は、回転により連動して変位する。接触部50は、例えば支持機構33の側面33Aと対向するように支持軸51に支持されている。接触部50の形状の一例は棒形状である。接触部50の長さは、例えば出力部40の長さよりも長い。接触部50は、例えば展開位置から格納位置に向かう閉方向において、出力部40と接触するように付勢部60によって付勢されている。接触部50は、出力部40が第2位置を取る状態において、出力部40と接触していなくてもよい。
図2及び図3に示されるように、付勢部60は、例えば支持軸51に設けられている。付勢部60の一例はトーションスプリングである。付勢部60は、展開位置から格納位置に向かう閉方向へ開閉体10を付勢している。一例では、出力部40が第2位置を取る状態において開閉体10が格納位置を取る状態が保持されるように、開閉体10が付勢部60により付勢されている。
図5に示されるように、出力部40が第2位置から第1位置に変位することにより接触部50が開閉体10側に向けて押され、格納位置から展開位置に向かう開方向に向けて接触部50が支持軸51まわりに回転し、開閉体10が格納位置から展開位置に変位する。カメラ20は、開閉体10が展開位置を取る状態において、レンズ21が車両Cの後方側を向くように車両C外に露出する。このため、車両Cの後方がカメラ20によって撮影される。一例では、カメラ20により撮影された映像は、車内モニタ(図示略)に映し出される。
出力部40が第1位置を取る状態において、出力部40と接触部50とがなす角度Aが直角、又は直角に準ずる角度である。具体的には、角度Aは、出力部40の第1中心線40Aと接触部50の第2中心線50Aとがなす角度である。第1中心線40Aは、例えば回転軸41の軸心と出力部40の先端とを繋ぐ仮想線である。第2中心線50Aは、例えば支持軸51の軸心と接触部50の先端とを繋ぐ仮想線である。角度Aの一例は直角である。
出力部40が第1位置を取る状態において展開位置から格納位置に向かう閉方向への外力が開閉体10に加えられた場合、その外力が回転軸41の軸方向に対して垂直、又は垂直に近い角度で開閉体10に加えられることが好ましい。これは、開閉体10に加えられた外力が回転軸41と駆動部70とを連結する歯車等に伝達されにくくすることに寄与する。角度Aが直角、又は直角に準ずる角度である場合、外力が回転軸41の軸方向に対して垂直、又は垂直に近い角度で開閉体10に作用する。直角に準ずる角度は、外力が回転軸41の軸方向に対して垂直に近い角度で開閉体10に作用する範囲内である。直角に準ずる角度の一例は、80度〜100度である。
出力部40が第1位置から第2位置に変位した場合、付勢部60による付勢により展開位置から格納位置に向かう閉方向に向けて接触部50が支持軸51まわりに回転し、開閉体10が展開位置から格納位置に変位する。図5の二点鎖線は、出力部40が第2位置を取る状態の出力部40及び接触部50の配置を示している。
図6に示されるように、カメラユニット1は、格納規制部81及び展開規制部82をさらに備える。格納規制部81は、開閉体10が格納位置を取る状態において開閉体10と車両CのバックドアBDとの間に実質的に段差が形成されないように、展開位置から格納位置に向かう閉方向への開閉体10の変位を規制している。格納規制部81は、第1格納空間31Aに設けられている。具体的には、格納規制部81は、開閉体10の第1部分12Aとの接触により開閉体10の変位が規制されるように、蓋部11と対向する第2空間31Cの対向面31Dに設けられている。格納規制部81の数の一例は2つである。
展開規制部82は、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位を規制している。展開規制部82は、第2格納空間32Aに設けられている。具体的には、展開規制部82は、開閉体10の第3部分12Cとの接触により開閉体10の変位が規制されるように、蓋部11と対向する第2格納空間32Aの対向面32Bに設けられている。
図7に示されるように、開閉体10が格納位置から展開位置に変位する過程において、開閉体10の第3部分12Cが展開規制部82と接触することにより、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位が規制される。開閉体10の変位が展開規制部82により規制された状態において、開閉体10が展開位置を取る状態を形成する。図7の二点鎖線は、開閉体10が展開位置を取る状態を示している。開閉体10が展開位置から格納位置に変位する過程において、開閉体10の第1部分12Aが格納規制部81と接触することにより、展開位置から格納位置に向かう閉方向への開閉体10の変位が規制される。開閉体10の変位が格納規制部81により規制された状態において、開閉体10が格納位置を取る状態を形成する。開閉体10が格納位置を取る状態において、開閉体10とバックドアBDとの間に実質的に段差が形成されない。
図4、図5、及び図8を参照して、カメラユニット1の作用について説明する。
カメラユニット1は、例えば車両Cに設けられた車両ギア(図示略)が操作されることに応じて駆動する。一例では、車両ギアがバックポジションに切り替えられた場合、駆動部70が駆動して出力部40が第2位置から第1位置に変位し、開閉体10が格納位置から展開位置に変位する(図5参照)。開閉体10が展開位置を取る状態においてカメラ20が車両C外に露出され、車両Cの後方がカメラ20によって撮影される。このため、ユーザは、車内モニタを通じて車両Cの後方を確認しながら車両Cを後進できる。一方、車両ギアがバックポジション以外に切り替えられた場合、駆動部70が駆動して出力部40が第1位置から第2位置に変位し、開閉体10が展開位置から格納位置に変位する(図4参照)。開閉体10が格納位置を取る状態においてカメラ20が車両C内に収容される。
カメラ20のレンズ21等に汚れが付着した場合において、車両Cの後方の視界を良好な状態で確保するためには、カメラ20を車両C外に露出させてカメラ20を清掃することが望ましい。カメラユニット1によれば、例えば次の方法によりカメラ20が車両C外に露出される。
ユーザは、例えば開閉体10が格納位置を取る状態において、開閉体10が格納位置から展開位置に変位するように開閉体10を手動で変位させる。図8に示されるように、出力部40が第2位置を取る状態では、格納位置から展開位置に向かう開方向、及び展開位置から格納位置に向かう閉方向への開閉体10の変位が許容されるため、開閉体10を手動で変位させることができる。このため、ユーザが展開位置を取る状態まで開閉体10を変位させることによって、カメラ20が車両C外に露出される。そして、ユーザは、開閉体10が展開位置を取る状態を手で保持しながらカメラ20を清掃できる。
本実施形態に係るカメラユニット1は、以下の効果を奏する。
(1)カメラユニット1によれば、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位が許容されているため、ユーザが手動で開閉体10を変位させてカメラ20を車両C外に露出させることができる。このため、カメラ20を容易に露出できる。
(2)カメラユニット1によれば、出力部40が第1位置から第2位置に変位した場合において、付勢部60により付勢された力によって開閉体10が展開位置から格納位置に戻される。このため、ユーザがカメラ20を使用しない場合にカメラ20が車両C内に適切に収容される。また、開閉体10が展開位置から格納位置に変位する過程において、開閉体10とバックドアBDとの間に物体を挟み込んだとしても、接触部50と出力部40とが離間し、出力部40の回転が妨げられないため、駆動部70に負荷がかからない。
(3)カメラユニット1によれば、出力部40が接触部50を介して開閉体10を格納位置から展開位置に変位させるため、出力部40が開閉体10から離れた位置に配置される場合であっても出力部40を大型化させることなく開閉体10の変位を実現できる。このため、車両C内における出力部40の配置に関する自由度が高められる。
(4)カメラユニット1によれば、出力部40と接触部50とがなす角度Aが直角であるため、出力部40が第1位置を取る状態において展開位置から格納位置に向かう閉方向への外力が開閉体10に加えられた場合、その外力が回転軸41の軸方向に対して垂直、又は垂直に近い角度で開閉体10に加えられる。このため、外力に伴う回転軸41の回転が抑制され、開閉体10に加えられた外力が回転軸41と駆動部70とを連結する歯車等に伝達されにくい。
(5)カメラユニット1によれば、開閉体10が格納位置を取る状態において開閉体10と車両Cとの間に実質的に段差が形成されないように、展開位置から格納位置に向かう閉方向への開閉体10の変位が格納規制部81により規制される。このため、開閉体10が格納位置を取る状態における車両Cの意匠性が高められる。
(6)カメラユニット1によれば、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位が展開規制部82により規制されるため、開閉体10が格納位置から展開位置に変位させる毎の開閉体10が取る展開位置のずれが小さくなる。このため、車両Cに対するカメラ20の撮影領域がずれにくい。また、ユーザが手動で開閉体10を変位させる場合において、開閉体10が変位可能な範囲を超えて変位させられにくい。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・展開規制部82は、格納位置から展開位置に向かう開方向への開閉体10の変位を規制できればよく、その配置を任意に変更してもよい。一例では、展開規制部82は、接触部50との接触により開閉体10の変位が規制されるように、第1格納部31の背面又は支持機構33の側面33Aに設けられる。
・格納規制部81は、展開位置から格納位置に向かう閉方向への開閉体10の変位が規制できればよく、その配置を任意に変更してもよい。一例では、格納規制部81は、接触部50との接触により開閉体10の変位が規制されるように、支持機構33の側面33Aに設けられる。
・付勢部60は、展開位置から格納位置に向かう閉方向へ開閉体10を付勢できればよく、その形態を任意に変更してもよい。一例では、付勢部60は一対の磁石である。
・支持軸51は、本体30に固定されていてもよい。この例によれば、接触部50は、開閉体10と一体的に設けられる。開閉体10は、支持軸51に対して回転可能に支持軸51に支持される。
・出力部40と接触部50とがなす角度Aは、鋭角又は鈍角であってもよい。
・出力部40は、車両Cの前後方向において支持機構33に対してスライドする構成であってもよい。この例によれば、第1位置は開閉体10に相対的に近い位置であり、第2位置は開閉体10から相対的に離れた位置である。
・開閉体10の蓋部11の形状は、適宜変更可能である。一例では、蓋部11の形状は、円形状又は四角形状である。なお、開口部OPの形状は、蓋部11の形状と相似形状であることが好ましい。
・カメラユニット1は、格納規制部81及び展開規制部82の少なくとも一方を省略してもよい。
・カメラユニット1は、付勢部60を省略してもよい。この例によれば、出力部40が第1位置から第2位置に変位した場合において、展開位置から格納位置に向かう閉方向に向けて開閉体10が自重等により変位する。
・カメラユニット1は、一対の出力部40及び一対の接触部50を備えていてもよい。一方の出力部40は、支持機構33の一方の側面33Aと対向するように配置され、回転軸41を介して駆動部70と接続される。他方の出力部40は、支持機構33の他方の側面と対向するように配置され、回転軸41を介して駆動部と接続される。回転軸41は、支持機構33を貫通するように設けられ、各出力部40を回転可能に支持する。一方の接触部50は、支持機構33の一方の側面33Aと対向するように支持軸51に支持される。他方の接触部50は、支持機構33の他方の側面と対向するように支持軸51に支持される。一方の出力部40が一方の接触部50と対応し、他方の出力部40が他方の接触部50と対応している。この例では、付勢部60はダブルトーションスプリングである。
・カメラユニット1は、接触部50を省略してもよい。この例によれば、出力部40が第2位置から第1位置に変位することにより開閉体10が押され、格納位置から展開位置に向かう開方向に向けて開閉体10が支持軸51まわりに回転し、開閉体10が格納位置から展開位置に変位する。
1…カメラユニット、10…開閉体、11…蓋部、12…連結部、12A…第1部分、12B…第2部分、12C…第3部分、20…カメラ、21…レンズ、30…本体、31…第1格納部、31A…第1格納空間、31B…第1空間、31C…第2空間、31D…対向面、32…第2格納部、32A…第2格納空間、32B…対向面、33…支持機構、33A…側面、34A…第1取付部、34B…第2取付部、34C…第3取付部、40…出力部、40A…第1中心線、41…回転軸、50…接触部、50A…第2中心線、51…支持軸、60…付勢部、70…駆動部、81…格納規制部、82…展開規制部、A…角度、BD…バックドア、C…車両、OP…開口部、OR…後方開口部。

Claims (6)

  1. 車両に設けられた開口部を閉鎖する格納位置と前記開口部を開放する展開位置との間において変位可能な開閉体と、
    前記開閉体が前記格納位置を取る状態において前記車両内に収容され、前記開閉体が前記展開位置を取る状態において前記車両外を撮影できるように前記開閉体に設けられるカメラと、
    前記展開位置に対応する第1位置と前記格納位置に対応する第2位置との間で変位可能であり、前記格納位置から前記展開位置に向かう開方向への前記開閉体の変位を許容するように前記開閉体を変位させる出力部と、
    前記出力部を変位させる駆動部とを備える
    カメラユニット。
  2. 前記展開位置から前記格納位置に向かう閉方向へ前記開閉体を付勢する付勢部をさらに備え、
    前記出力部が前記第2位置を取る状態において前記開閉体が前記格納位置を取る状態が保持される
    請求項1に記載のカメラユニット。
  3. 前記開閉体と連動するように設けられ、前記出力部と接触する接触部をさらに備える
    請求項1または2に記載のカメラユニット。
  4. 前記駆動部と接続され、前記出力部を回転可能に支持する回転軸をさらに備え、
    前記開閉体及び前記接触部は、回転により変位し、
    前記出力部が前記第1位置を取る状態において、前記出力部と前記接触部とがなす角度が直角、又は直角に準ずる角度である
    請求項3に記載のカメラユニット。
  5. 前記開閉体が前記格納位置を取る状態において前記開閉体と前記車両との間に実質的に段差が形成されないように、前記展開位置から前記格納位置に向かう閉方向への前記開閉体の変位を規制する格納規制部をさらに備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のカメラユニット。
  6. 前記格納位置から前記展開位置に向かう開方向への前記開閉体の変位を規制する展開規制部をさらに備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラユニット。
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