JP2018149976A - 車両の後方下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの上昇及び車両重量の増大を抑えながら、車両の後方下部における高い空力特性を実現できる車両の後方下部構造を提供する。
【解決手段】車両1の後方下部1aには、排気サイレンサ2と、アンダーカバ4と、リヤバンパ5と、が設けられている。排気サイレンサ2は、箱状のサイレンサ本体20を有する。アンダーカバ4は、排気サイレンサ2に対して+X側に配され、互い排気サイレンサ2とX方向に間隙をあけて配されている。リヤバンパ5は、排気サイレンサ2の−X側に配され、排気サイレンサ2とX方向に間隙をあけて配されている。排気サイレンサ2のサイレンサ本体20からは、Y方向の両側に向けてテールパイプ21,22が延出され、テールパイプ21,22は、−X側に曲折されている。サイレンサ本体20のY方向両側には、+Y側及び−Y側に向けて突出するウィングレット(整流部材)24,25が接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後方下部構造に関し、特に空気抵抗の低減技術に関する。
車両に対しては、環境負荷の低減のために、さらなる燃費の向上やCO等の削減が求められている。このため、車両の下面部の構造に関しても種々の研究・開発がなされている。
そのような研究・開発の一つとして、車両の後方下部における空気抵抗の低減を図る試みがなされている(例えば、特許文献1,2)。
特許文献1では、略三角形状の板部材を、排気サイレンサの下方を覆うように取り付けてなる車両が開示されている。この板部材は、一辺が車幅方向よりも少しだけ小さな、全体として大型の部材である。そして、板部材は、車両におけるフロアパネル及びリヤバンパに対して、ブラケットを介して取り付けられている。
特許文献2では、排気サイレンサ及びテールパイプを含む、車両の後方下部の全体を覆うように取り付けられてなるリヤアンダーカバを有する車両が開示されている。このリヤアンダーカバは、リヤフロアパンに対して、ボルト・ナットを用い固定されている。なお、リヤアンダーカバには、テールパイプに連通する開口部が設けられており、排気ガスは、開口部を通り外部に排出されるようになっている。
特開2006−282076号公報 特開平07−081440号公報
しかしながら、上記特許文献1,2で提案されている構造では、車両の後方下部に大型の部材を取り付けているので、製造コストの上昇及び車両重量の増大が避けられない。特に、組み立て工程においては、排気サイレンサなどを車体に組み付けた後に上記板部材や上記リヤアンダーカバを取り付ける必要があり、煩雑な作業が必要となり、生産性の低下、ひいては製造コストの上昇に繋がる。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、製造コストの上昇及び車両重量の増大を抑えながら、車両の後方下部における高い空力特性を実現できる車両の後方下部構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両の後方下部構造は、排気サイレンサと、当該排気サイレンサとの間に間隙をあけて車両前方側に配されたアンダーカバと、前記排気サイレンサとの間に間隙をあけて車両後方側に配されたリヤバンパと、を備える。前記排気サイレンサは箱状のサイレンサ本体を有し、前記サイレンサ本体からは、テールパイプが延出されている。そして、前記排気サイレンサ又は前記テールパイプには、前記サイレンサ本体の車幅方向外向きに突出する整流部材が接合されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、アンダーカバと排気サイレンサとの間に間隙を有し、また、排気サイレンサとリヤバンパとの間にも間隙を有するが、上記のように整流部材を設けることにより、排気サイレンサとともに、アンダーカバとリヤバンパとの間での空気の流れを整流することができる。よって、上記態様では、排気サイレンサを含む後方下部全体を覆う板部材を設けなくても、高い空力特性を実現することができる。
また、上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材が排気サイレンサ又はテールパイプに接合されている。このため、上記態様では、テールパイプが延出された排気サイレンサを車体へ組み付ける際に、整流部材も同時に組み付けることができ、上記特許文献1,2に開示の技術に比べて製造時の煩雑な作業を回避することができる。よって、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材がサイレンサ本体の車幅方向外向きに突出する構成としている。このため、排気サイレンサを含めて後方下部の大部分をリヤアンダーカバ等で覆う上記特許文献1,2の技術に比べて、整流部材を小サイズなものとすることができる。よって、上記態様では、部品コストの上昇を抑えることができるとともに、車両重量の増加を抑えることができる。
従って、上記態様に係る車両の後方下部構造では、製造コストの上昇及び車両重量の増大を抑えながら、車両の後方下部における高い空力特性を実現できる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記整流部材は、前記サイレンサ本体の側部における車両前方側の部分に接合されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材がサイレンサ本体の側部における車両前方側の部分に接合されているので、サイレンサ本体の側方における高い整流効果を得ることができる。即ち、上記実施形態では、整流部材をサイレンサ本体の側部における車両後方側や中程の部分に接合する場合に比べて、高い車両下方を流れる空気の整流を効果的に行うことが可能となる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記サイレンサ本体の側部における車両前方側の部分には、内方に向けて凹入され、壁面が曲面で構成された凹部が形成され、前記整流部材は、前記曲面で構成された前記凹部の壁面に接合されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、凹部における曲面で構成された壁面に整流部材が接合されているので、溶接などでの接合に際して高い接合強度を実現できるとともに、溶接トーチの可動域を広くとることができる。よって、上記態様では、高い溶接強度と高い作業性を実現することができる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造であって、上記構成において、前記整流部材の上面に一端が接合された支持部材を更に備え、前記支持部材の他端は、前記排気サイレンサ又は前記テールパイプに接合されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材が支持部材を介しても、排気サイレンサ又はテールパイプに支持されているので、さらに高い支持剛性を得ることができる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記サイレンサ本体は、ともに椀状をした第1容器部材と第2容器部材とを有し、前記第1容器部材及び前記第2容器部材の各々は、有底筒状の容器部と、当該容器部の開口縁から前記容器部の深さ方向に対して交差する方向に拡がるフランジ部と、を有し、前記サイレンサ本体は、前記第1容器部材と前記第2容器部材とを、互いの開口部同士を向い合せとして、前記フランジ部同士を重ね合わせ、当該重ね合わせたフランジ部同士を接合することで構成されており、前記支持部材の他端は、前記第1容器部材と前記第2容器部材のフランジ部同士を重ね合わせてなる部分に接合されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、支持部材の他端が、サイレンサ本体におけるフランジ部同士を重ね合わせてなる部分に接合されているので、当該支持部材の他端を接合する際の高い作業性を実現することができる。即ち、車幅方向や車両の前後方向に張出したフランジ部に対しては、支持部材の接合に際して比較的高い作業性を確保することができる。よって、上記態様では、製造時における高い作業性を確保することで、製造コストの低減を図ることが可能となる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記整流部材の下面は、前記サイレンサ本体の下面と略面一となるよう設けられている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材の下面がサイレンサ本体の下面と略面一となるようにしているので、整流部材とサイレンサ本体との間で空気の流れが乱れ難い。よって、上記態様では、さらに高い空力性能を実現することができる。
なお、上記において「略面一」とは、完全に「面一」の場合だけでなく、空気の流れに実質的に乱れが生じない段差を有する場合も含む。例えば、10mm以内の段差であれば含まれる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記整流部材を車両側方側から側面視する場合に、前記整流部材の下面は、車両前方側へゆくほど車両下方側となる傾斜面となっている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材の下面を上記のような傾斜面としているので、当該下面に沿う空気の流れが、車両後方側に向けて斜め上方になる。これより、車両の後方において、車両の上方を流れてきた空気の流れに対して、車両の下方を流れてきた空気を、円滑に合流させることができる。よって、上記態様では、車両の空力特性をさらに向上させることが可能となる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記整流部材の車両前方側の前端部が、車両上方側に曲折された形状を有し、前記整流部材における前記前端部分の近傍には、上下面を貫通する孔部があけられている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材における前端部分の近傍に孔部をあけているので、当該整流部材の上部に水や泥が入り込んでも、孔部から下方に排出される。よって、整流部材の腐食などを抑制することができる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記整流部材は、板材を加工することにより構成されており、前記前端部分における端部では、前記板材が折り返されてなる。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材における端部において、板材が折り返されてなるので、車体への排気サイレンサの組み付け等の作業の際に、作業者が板材のエッジで怪我などをするのを抑制することができる。よって、上記態様では、さらに高い作業性を実現することができる。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、前記テールパイプは、前記サイレンサ本体の側壁から車幅方向外向きに延出されており、車両上下方向において、前記整流部材は、前記テールパイプの延出に係る根元部分よりも下方に配されており、前記整流部材には、前記テールパイプの前記根元部分の上方に相当する箇所に、切欠き部が設けられている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材において、上記のような箇所に切欠き部が設けられているので、車体への排気サイレンサの組み付けの際に、テールパイプの根元部分を用いて排気サイレンサを持ち上げる場合に整流部材が邪魔にならない。よって、上記態様では、さらに高い作業効率を以って排気サイレンサの組み付けを実施可能である。
なお、上記において「切欠き部」とは、板材の一部を“後から”切削加工などで切り欠く場合に限らず、プレス加工などで切欠き部を含め、整流部材を一体に形成する場合も含む。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、車両下方から下面視する場合に、前記サイレンサ本体の幅は、前記アンダーカバにおける車両後方端の幅よりも狭い。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、サイレンサ本体の幅が、アンダーカバにおける車両後方端の幅よりも狭いが、サイレンサ本体の側部から車幅方向外側に整流部材が突設されているので、アンダーカバ後端での空気の流れが乱れるのを抑えることができる。よって、上記態様では、製造コストの上昇を抑えながら、高い空力特性を実現することが可能である。
本発明の別態様に係る車両の後方下部構造は、上記構成において、車両上下方向で、前記整流部材は、前記リヤバンパの下端よりも下方に配されている。
上記態様に係る車両の後方下部構造では、整流部材がリヤバンパの下端よりも下方に配されているので、車両の上方を流れてきた空気の流れに対して、車両の下方を流れてきた空気を、円滑に合流させることができるのに優位となる。
上記の各態様に係る車両の後方下部構造では、製造コストの上昇及び車両重量の増大を抑えながら、車両の後方下部における高い空力特性を実現できる。
実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造を、車両1の下方側から示す模式下面図である。 排気サイレンサ2の構造を、車両1の上方側から示す模式上面図である。 排気サイレンサ2の構造を、車両1の下方側から示す模式下面図である。 排気サイレンサ2の構造を、車両1の前方側から示す模式前面図である。 排気サイレンサ2の構造を、車両1の左方側から示す模式側面図である。 排気サイレンサ2におけるウィングレット25の部分を、車両1の斜め下方側から示す模式部分斜視図である。 排気サイレンサ2におけるウィングレット25の部分を、車両1の斜め上方側から示す模式部分斜視図である。 実施形態に係る車両1における後方下部1aでの空気の流れFlowを示す模式図である。 比較例に係る車両における後方下部での空気の流れFlow,Flowを示す模式図である。 ウィングレット25を接合する前の状態での排気サイレンサ2の構造を、車両1の斜め下方側から示す模式部分斜視図である。 サイレンサ本体20へのウィングレット25の接合形態を示す模式断面図である。 排気サイレンサ2におけるウィングレット25の部分を、車両1の斜め上方側から示す模式部分斜視図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一態様であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施形態]
1.車両1における後方下部1aの構造
本実施形態に係る車両1における後方下部1aの構造について、図1を用い説明する。図1は、車両1における後方下部1aを、車両1の下方側から見た模式下面図である。
図1に示すように、車両1における後方下部1aには、排気サイレンサ2と、アンダーカバ4と、リヤバンパ5と、が設けられている。排気サイレンサ2は、下側からの下面視において、角丸長方形状の箱形状を有するサイレンサ本体20を備えている。サイレンサ本体20のY方向での幅は、W20となっている。
排気サイレンサ2のサイレンサ本体20からは、+Y側に向けてテールパイプ21が延出され、−Y側に向けてテールパイプ22が延出されている。テールパイプ21及びテールパイプ22は、それぞれ−X側(車両1の後方側)に向けて曲折されている。そして、テールパイプ21及びテールパイプ22は、リヤバンパ5の下部まで延びている。
排気サイレンサ2のサイレンサ本体20には、+X側に向けて入力パイプ23が延出されている。入力パイプ23には、エンジン(図示を省略。)の排気エキゾーストに繋がる排気パイプ3が接続されている。
また、排気サイレンサ2のサイレンサ本体20には、そのY方向の両側部における+X側(車両1の前方側)の部分にウィングレット(整流部材)24,25が接合されている。これについては、後述する。
アンダーカバ4は、排気サイレンサ2に対して間隙SPをあけた状態で、+X側(車両1の前方側)に配置されている。アンダーカバ4は、排気パイプ3が配設された部分を除き、車両1の下面を覆うように設けられている。なお、アンダーカバ4における−X側(車両1の後方側)の端におけるY方向での幅は、Wとなっている。そして、幅Wは、サイレンサ本体20の幅W20に対して、次の関係を有する。
[数1]W>W20
リヤバンパ5は、排気サイレンサ2に対して間隙SPをあけた状態で、−X側(車両1の後方側)に配置されている。リヤバンパ5は、−X側の外形線が曲線を以って構成されており、また、+X側の内形線が排気サイレンサ2におけるサイレンサ本体20の3方(Y方向の両側部と−X側の後部)を取り囲むよう構成されている。
2.排気サイレンサ2の構造
排気サイレンサ2の構造について、図2から図6を用い説明する。図2は、排気サイレンサ2を車両1の上方側から見た模式上面図であり、図3は、排気サイレンサ2を車両1の下方側から見た模式下面図であり、図4は、排気サイレンサ2を車両1の前方側から見た模式前面図であり、図5は、排気サイレンサ2を車両1の左方側(+Y側)から見た模式側面図であり、図6は、排気サイレンサ2におけるウィングレット25の部分を、車両1の斜め下方側見た模式部分斜視図である。
図2及び図3に示すように、サイレンサ本体20は、内方に空間が設けられた容器部20aと、容器部20aの外縁に設けられたフランジ部20bと、を有する。サイレンサ本体20は、ともに椀状をした2つの容器部材から構成されている。各容器部材は、図2及び図3の紙面に垂直な方向(Z方向)に深さを有する有底筒状の部分(容器部20aを構成する部分)と、その開口縁からX−Y面に沿って拡がるフランジ状の部分(フランジ部20bを構成する部分)とが一体形成されてなる。
サイレンサ本体20は、上記のような構造を有する2つの容器部材を、互いの開口部同士を向い合せとし、フランジ状の部分同士を重ね合わせて、互いを接合することにより構成されている。
なお、図3及び図4に示すように、サイレンサ本体20における容器部20aの下面側には、それぞれがX方向に延伸する凹状ビード部20cが設けられている。凹状ビード部20cは、サイレンサ本体20の下面部20dの一部が内方に向けて凹入され形成されている。
テールパイプ21は、サイレンサ本体20の+Y側の側部における、X方向の略中央部分から延出されている。同様に、テールパイプ22は、サイレンサ本体20の−Y側の側部における、X方向の略中央部分から延出されている。
図3に示すように、入力パイプ23は、サイレンサ本体20の+X側の部分(前部)から延出されている。入力パイプ23は、サイレンサ本体20の前部における、Y方向の中央部分から−Y側にオフセットした位置から延出されている。
入力パイプ23には、排気パイプ3との接続のためのフランジ部23aが設けられており、その開口部23bがサイレンサ本体20の内方空間に繋がっている。
図3に示すように、ウィングレット24,25は、テールパイプ21,22の各延出に係る根元位置よりも、+X側(車両1の前方側)に設けられている。ウィングレット24,25の各々には、+X側の前端部分の近傍に孔部24a,25aがあけられている。各孔部24a,25aは、板状をしたウィングレット24,25の厚み方向の表裏を貫通する。
また、ウィングレット24,25の各々には、−X側(車両1の後方側)に切り欠き部24b,25bが設けられている。図3に示すように、ウィングレット24,25の切欠き部24b、25bは、テールパイプ21,22の各延出に係る根元部分が、車両1の下面側に露出するようにするためのものである。
図2から図5に示すように、ウィングレット24,25には、支持部材であるブラケット28,29がそれぞれ接合されている。図4に示すように、ブラケット28,29は、その一端がウィングレット24,25におけるY方向の中程部分に接合されている。そして、図2に示すように、ブラケット28,29の他端は、サイレンサ本体20におけるフランジ部20bに接合されている。
なお、フランジ部20bへのブラケット28,29の接合は、例えば、栓溶接(プラグ溶接)により行われる。一方、ウィングレット24,25へのブラケット28,29の接合は、例えば、スポット溶接により行われる。
図2に示すように、サイレンサ本体20には、+Y側及び−Y側のそれぞれに向けて突出するフック26,27が接合されている。フック26,27は、排気サイレンサ2を車体に取り付けるためのものである。
図4に示すように、排気サイレンサ2のサイレンサ本体20は、Z方向の高さが低く構成されており、扁平形状の箱体となっている。
図4及び図5に示すように、サイレンサ本体20の−Z側の下面部20dと、ウィングレット24,25の−Z側の下面部24c,25cとは、略面一となっている。ここで、「略面一」とは、完全に「面一」の場合だけでなく、空気の流れに実質的に乱れが生じない段差を有する場合も含む。例えば、10mm以内の段差であれば含まれる。
図5に示すように、サイレンサ本体20の下面部20dは、水平線L(X方向に沿った線)に対して、角度θだけ前傾姿勢で設けられている。即ち、サイレンサ本体20の下面部20dは、−X側(車両1の後方側)から+X側(車両1の先方側)へゆくほど、−Z側(車両1の下方側)となる傾斜面となっている。
なお、上述のように、ウィングレット24,25の下面部24c,25cは、サイレンサ本体20の下面部20dに略面一となっているので、当該ウィングレット24,25の下面部24c,25cも、−X側(車両1の後方側)から+X側(車両1の先方側)へゆくほど、−Z側(車両1の下方側)となる傾斜面となっている。
なお、図5における水平線Lは、排気サイレンサ2を車体に取り付けた状態で規定される。
図6の矢印Aの部分に示すように、ウィングレット24,25においては、孔部24a,25a(図6では、ウィングレット24の図示を省略。)が、前端部分(+X側の端部分)の近傍にあけられている。これは、図5を用い説明したように、ウィングレット24,25も前傾姿勢を以って設けられており、また、前端部分が+Z側に向けて曲折加工されている。このため、各ウィングレット24,25においては、前端部分の上面側に水や泥が溜まり易き傾向となるが、孔部24a,25aをあけることで、水や泥を下方へ排出させることができる。
3.ブラケット28,29の取り付け
サイレンサ本体20及びウィングレット24,25に対するブラケット28,29の取り付け形態について、図7を用い説明する。図7は、サイレンサ本体20及びウィングレット25と、ブラケット29とを示す模式斜視図である。
図7に示すように、支持部材であるブラケット29は、細長い帯状の板材がクランク形状に曲折加工されている。そして、ブラケット29は、一端がウィングレット25に接合され、他端がサイレンサ本体20のフランジ部20bに接合されている。
ウィングレット25に対するブラケット29の接合箇所は、ウィングレット25の+Z側の上面部であって、Y方向の中央よりも若干−Y側の箇所である。そして、ウィングレット25に対するブラケット29の接合は、上述のように、一例としてスポット溶接により行われている。
フランジ部20bに対するブラケット29の接合箇所は、フランジ部20bの+Z側の上面部である。そして、フランジ部20bに対するブラケット29の接合は、上述のように、一例として栓溶接(プラグ溶接)により行われている。
なお、ブラケット28についての説明を省略したが、ブラケット29と同様である。
4.車両1の後方下部1aにおける空気の流れ
車両1の後方下部1aにおける空気の流れFlowについて、図8及び図9を用い説明する。図8は、本実施形態に係る車両1の後方下部1aでの空気の流れFlowを示す模式図であり、図9は、比較例に係る車両の後方下部での空気の流れFlow,Flowを示す模式図である。
先ず、図8に示すように、アンダーカバ4の下方に沿って−X側に進んできた空気の流れFlowは、ウィングレット24が設けられていることによって、アンダーカバ4と排気サイレンサ2(図8では図示を省略。)との間の間隙SPに巻き込まれずに、リヤバンパ5の下方を通り車両1の後方へと導かれる。
ここで、排気サイレンサ2とリヤバンパ5との間にも間隙SPが存在するが、ウィングレット24により空気の流れFlowが整流されることにより、当該間隙SPにも空気は巻き込まれ難くなる。
なお、図8では、ウィングレット24が設けられた部分を図示しているが、ウィングレット25が設けられた部分でも、同様の空気の流れFlowを実現することができる。
また、車幅方向の中央部分では、排気サイレンサ2のサイレンサ本体20が存在するため、空気の流れFlowは、サイレンサ本体20の下面部20dに沿うこととなり、渦などが発生することが抑制される。
次に、図9に示すように、サイレンサ本体92にウィングレットのような整流部材が接合されていない場合には、アンダーカバ4の下方に沿って進んできた空気の流れFlowは、車両の両側部(排気サイレンサのサイレンサ本体92が存在しない部分)において、アンダーカバ4とリヤバンパ5との間の間隙SPに巻き込まれる(空気の流れFlow)。これにより、リヤバンパ5の前方において、渦流が発生し、空力特性の悪化を招くことがある。
5.効果
本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、排気サイレンサ2におけるサイレンサ本体20に対して、そのY方向の両側部に整流部材であるウィングレット24,25を設けることとしているので、サイレンサ本体20の両側部を通過する空気についても、ウィングレット24,25でリヤバンパ5の下方へと導くことができる。
よって、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、排気サイレンサ2を含む後方下部1a全体を覆う板部材を設けなくても、高い空力特性を実現することができる。
また、上記態様に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25が排気サイレンサ2のサイレンサ本体20に接合されている。このため、本実施形態では、テールパイプ21,22が延出された排気サイレンサ2を車体へ組み付ける際に、ウィングレット24,25も同時に組み付けることができ、上記特許文献1,2に開示の技術に比べて製造時の煩雑な作業を回避することができる。よって、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25がサイレンサ本体20の車幅方向(Y方向)外向きに突出する構成としているので、排気サイレンサ2を含めて後方下部1aの大部分をリヤアンダーカバ等で覆う上記特許文献1,2の技術に比べて、小サイズなサイズのウィングレット24,25で整流効果を得ることができる。よって、本実施形態では、部品コストの上昇を抑えることができるとともに、車両重量の増加を抑えることができる。
従って、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、製造コストの上昇及び車両重量の増大を抑えながら、車両1の後方下部1aにおける高い空力特性を実現できる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25が支持部材であるブラケット28,29を介しても、サイレンサ本体20のフランジ部20bに接合されているので、さらに高い支持剛性を得ることができる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ブラケット28,29の他端が、サイレンサ本体20におけるフランジ部20bに接合されているので、当該ブラケット28,29を接合する際の高い作業性を実現することができる。即ち、車幅方向や車両の前後方向に張出したフランジ部20bに対しては、ブラケット28,29の接合に際して比較的高い作業性を確保することができる。よって、本実施形態では、製造時における高い作業性を確保することで、製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25の下面部24c,25cがサイレンサ本体20の下面部20dと略面一となるようにしているので、ウィングレット24,25とサイレンサ本体20との間で空気の流れが乱れ難い。よって、本実施形態では、さらに高い空力性能を実現することができる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25の下面部24c,25cを図5に示すような傾斜面としているので、当該下面部24c,25cに沿う空気の流れFlowが、車両後方側(−X側)に向けて斜め上方になる。これより、車両1の後方において、車両1の上方を流れてきた空気の流れに対して、車両1の下方を流れてきた空気の流れFlowを、円滑に合流させることができる。よって、本実施形態では、車両1の空力特性をさらに向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25に孔部24a,25aをあけているので、当該ウィングレット24,25の上部に水や泥が入り込んでも、これら水や泥が孔部24a,25aを通して下方に排出される。よって、ウィングレット24,25の腐食などを抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、上記[数1]に示すように、サイレンサ本体20の幅W20が、アンダーカバ4における車両後方端の幅Wよりも狭いが、サイレンサ本体20の側部から車幅方向(Y方向)外側にウィングレット24,25が突設されているので、アンダーカバ4の後端での空気の流れFlowが乱れるのを抑えることができる。よって、本実施形態では、製造コストの上昇を抑えながら、高い空力特性を実現することが可能である。
また、本実施形態に係る車両1の後方下部1aの構造では、ウィングレット24,25がリヤバンパ5の下端よりも下方(−Z側)に配されているので、車両1の上方を流れてきた空気の流れに対して、車両1の下方を流れてきた空気と、円滑に合流させることができるのに優位となる。
6.サイレンサ本体20へのウィングレット24,25の取り付け
サイレンサ本体20へのウィングレット24,25の取り付けについて、図10から図12を用い説明する。図10は、ウィングレット25を接合する前の状態での排気サイレンサ2の構造を示す模式部分斜視図であり、図11は、サイレンサ本体20へのウィングレット25の接合形態を示す模式断面図であり、図12は、サイレンサ本体20にウィングレット25が取り付けられた状態を示す模式部分斜視図である。
図10に示すように、ウィングレット25を取り付ける前の状態においては、サイレンサ本体20の側面部20eには、サイレンサ本体20の内方に向けて凹入され、壁面が曲面で構成された凹部20fが設けられている(矢印Bで指し示す部分)。
凹部20fは、サイレンサ本体20における側面部20eのコーナー部分に形成されている。これにより、ウィングレット25を取り付けた際にも、高い剛性を維持することができる。
次に、図11に示すように、ウィングレット25の内端側の先端部25dを、サイレンサ本体20の凹部20fの壁面に当接させて接合する(矢印Cで指し示す部分)。このとき、サイレンサ本体20の凹部20fの壁面を曲面で構成しているので、溶接トーチの作業領域(矢印Dで指し示す領域)を広くとることができ、高い作業性を実現することができる。
なお、図11では、ブラケット29を模式的に示しているが、ウィングレット25をサイレンサ本体20に接合する際には、一端とウィングレット25との接合、あるいは、他端をフランジ部20bとの接合は未だなされていない状態である。本実施形態では、一例として、ブラケット29の一端とウィングレット25との接合が未だなされていない。
なお、図11に示すように、サイレンサ本体20は、ともに椀状をした2つの容器部材(第1容器部材200と第2容器部材201)を接合することにより構成されている。そして、凹部20fは、−Z側となる第2容器部材201に形成されている。
また、ウィングレット25の−Y側の端部25eは、曲面を以って+Z側に曲折加工されており、その先端部分では、板材が折り返されている(図11の拡大部分)。これにより、排気サイレンサ2の組み付け作業時において、作業の安全性を確保することができる。
次に、図12に示すように、ウィングレット25とブラケット29の一端とをスポット溶接により接合する(矢印Fで指し示す部分)。
なお、本実施形態では、サイレンサ本体20のフランジ部20bとブラケット29の他端とを、予め栓溶接により接合することとしているが(矢印Eで指し示す部分)、これに限定されない。例えば、ウィングレット25とブラケット29の一端とを予め接合しておき、ウィングレット25をサイレンサ本体20に接合した後に、サイレンサ本体20のフランジ部20bとブラケット29の他端とを接合することとしてもよい。
あるいは、ウィングレット25をサイレンサ本体20に接合した後に、ウィングレット25とブラケット29の一端との接合、及び、サイレンサ本体20のフランジ部20bとブラケット29の他端との接合を行うこととしてもよい。
なお、図12に示すように、ウィングレット25における−Y側の端部であって、−X側の部分(外側後端部25f)は、曲面を以って+Y側(内側)に曲折されている。これにより、排気サイレンサ2を取り付ける作業時において、作業の安全性を確保することができる。
なお、上記では、サイレンサ本体20へのウィングレット25及びブラケット29の接合について説明したが、サイレンサ本体20へのウィングレット24の接合についても同様である。
[変形例]
上記実施形態では、排気サイレンサ2において、サイレンサ本体20の側部から車幅方向外側に向けてテールパイプ21,22が延出される形態を一例として採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、サイレンサ本体の後部から車両の後方に向けてテールパイプが延出する形態を採用することもできる。
なお、テールパイプが後方に向けて延出される形態を採用する場合にあっては、整流部材であるウィングレットに切り欠き部を設ける必要は必ずしもない。
また、上記実施形態では、ウィングレット24,25の下面部24c,25cが略平面であることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、車両の上下方向において、下向きに凸状、あるいは上向きに凸状(凹状)とすることもできる。空気の流れをどのように導くかを考慮して決めることができる。
また、上記実施形態では、ウィングレット24,25を、板材を加工してなる部材としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、筒状の部材を用いることもできるし、中実の立体形状の部材を用いることもできる。
また、上記実施形態では、サイレンサ本体20の+Y側に1つのウィングレット24を設け、−Y側に1つのウィングレット25を設けることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、サイレンサ本体の+Y側及び−Y側のそれぞれに、複数の整流部材を設けることとしてもよい。
また、上記実施形態では、ウィングレット24,25をサイレンサ本体20に接合することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、テールパイプに整流部材を取り付けることとしてもよい。
同様に、上記実施形態では、ブラケット28,29をサイレンサ本体20のフランジ部20bに接合することとしたが、本発明は、これにも限定を受けるものではない。例えば、ブラケットの他端をサイレンサ本体の容器部の外面に接合することとしてもよいし、テールパイプに接合することとしてもよい。
また、ブラケットなどの支持部材を省略することもできる。この場合には、例えば、整流部材とサイレンサ本体とを複数箇所で接合することが、支持剛性の確保という観点から望ましい。
1 車両
1a 後方下部
2 排気サイレンサ
3 排気パイプ
4 アンダーカバ
5 リヤバンパ
20 サイレンサ本体
20b フランジ部
20f 凹部
21,22 テールパイプ
24,25 ウィングレット(整流部材)
28,29 ブラケット(支持部材)

Claims (12)

  1. 排気サイレンサと、当該排気サイレンサとの間に間隙をあけて車両前方側に配されたアンダーカバと、前記排気サイレンサとの間に間隙をあけて車両後方側に配されたリヤバンパと、を備える車両の後方下部構造において、
    前記排気サイレンサは箱状のサイレンサ本体を有し、
    前記サイレンサ本体からは、テールパイプが延出されており、
    前記排気サイレンサ又は前記テールパイプには、前記サイレンサ本体の車幅方向外向きに突出する整流部材が接合されている、
    車両の後方下部構造。
  2. 請求項1記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材は、前記サイレンサ本体の側部における車両前方側の部分に接合されている、
    車両の後方下部構造。
  3. 請求項2記載の車両の後方下部構造であって、
    前記サイレンサ本体の側部における車両前方側の部分には、内方に向けて凹入され、壁面が曲面で構成された凹部が形成され、
    前記整流部材は、前記曲面で構成された前記凹部の壁面に接合されている、
    車両の後方下部構造。
  4. 請求項2又は請求項3記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材の上面に一端が接合された支持部材を更に備え、
    前記支持部材の他端は、前記排気サイレンサ又は前記テールパイプに接合されている、
    車両の後方下部構造。
  5. 請求項4記載の車両の後方下部構造であって、
    前記サイレンサ本体は、ともに椀状をした第1容器部材と第2容器部材とを有し、
    前記第1容器部材及び前記第2容器部材の各々は、有底筒状の容器部と、当該容器部の開口縁から前記容器部の深さ方向に対して交差する方向に拡がるフランジ部と、を有し、
    前記サイレンサ本体は、前記第1容器部材と前記第2容器部材とを、互いの開口部同士を向い合せとして、前記フランジ部同士を重ね合わせ、当該重ね合わせたフランジ部同士を接合することで構成されており、
    前記支持部材の他端は、前記第1容器部材と前記第2容器部材のフランジ部同士を重ね合わせてなる部分に接合されている、
    車両の後方下部構造。
  6. 請求項1から請求項5の何れか記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材の下面は、前記サイレンサ本体の下面と略面一となるよう設けられている、
    車両の後方下部構造。
  7. 請求項6記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材を車両側方側から側面視する場合に、前記整流部材の下面は、車両前方側へゆくほど車両下方側となる傾斜面となっている、
    車両の後方下部構造。
  8. 請求項7記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材において、車両前方側の前端部分が、車両上方側に曲折された形状を有し、
    前記整流部材における前記前端部分の近傍には、上下面を貫通する孔部があけられている、
    車両の後方下部構造。
  9. 請求項8記載の車両の後方下部構造であって、
    前記整流部材は、板材を加工することにより構成されており、
    前記前端部分における端部では、前記板材が折り返されてなる、
    車両の後方下部構造。
  10. 請求項1から請求項9の何れか記載の車両の後方下部構造であって、
    前記テールパイプは、前記サイレンサ本体の側壁から車幅方向外向きに延出されており、
    車両上下方向において、前記整流部材は、前記テールパイプの延出に係る根元部分よりも下方に配されており、
    前記整流部材には、前記テールパイプの前記根元部分の上方に相当する箇所に、切欠き部が設けられている、
    車両の後方下部構造。
  11. 請求項1から請求項10の何れか記載の車両の後方下部構造であって、
    車両下方からの下面視において、前記サイレンサ本体の幅は、前記アンダーカバにおける車両後方端の幅よりも狭い、
    車両の後方下部構造。
  12. 請求項1から請求項11の何れか記載の車両の後方下部構造であって、
    車両上下方向において、前記整流部材は、前記リヤバンパの下端よりも下方に配されている、
    車両の後方下部構造。
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