JP2018149885A - ヘッドレスト支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドレストのガタつきを防止することができ、後突時のヘッドレスト性能を確保する。
【解決手段】ヘッドレスト支持構造11は、シートバック12の上端部に設けられた筒状の保持部16に挿入されるブッシュ20と、ブッシュ20に設けられた挿入口21に挿入されることによりヘッドレスト本体14を車両上下方向に移動可能とするヘッドレストステー15と、ブッシュ20に設けられた支持部30と、を備えている。支持部30は、ヘッドレストステー15の外周面に当接される固定部32と、固定部32とヘッドレストステー15を挟んで反対側に設けられ、かつブッシュ20が保持部16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20に挿入された場合にヘッドレストステー15の外周面に当接されるように撓むことが可能な撓み部32と、を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は乗員の頭部を支えるヘッドレスト支持構造に関する。
従来から、ヘッドレストをシートバックに固定する手段としては、シートバックに設けられた筒状の保持部にブッシュを挿入し、さらに、当該ブッシュの軸方向を貫通する孔にヘッドレストステーを挿入する構造が採られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
ここで、下記特許文献1に記載の構造では、ブッシュ(グロメット)の車両前方側であって、長手方向の中間部において、前方規制部としての凸部が設けられ、ブッシュの車両後方側であって、長手方向の両端部において、後方規制部としての一対の凸部が設けられている。このような構造のブッシュにヘッドレストステーが挿入されることにより、ヘッドレストは車両後方への曲げ剛性に比して車両前方への曲げ剛性が小さくなり、ヘッドレストは車両前方に大きく変位する。これにより、車両の後突時にヘッドレストが乗員の頭部に接触するまでの時間を短くすることを可能としている。
また、下記特許文献2に記載の構造では、保持部(ヘッドレストホルダ)及びブッシュ(ヘッドレストサポート)の下部において、車両後方側の壁面が開口している。すなわち、保持部及びブッシュでは、車両後方側の下端位置が車両前方側の下端位置よりも上方に位置させることにより、ヘッドレストステーを車両前方側に傾き易くして、ヘッドレストが乗員の頭部に接触するまでの時間を短くさせている。
特許第5762179号公報 特開2015−20703号公報
しかしながら、特許文献1記載の構造では、各規制部(前方規制部、後方規制部)において、ヘッドレストステーは車両前後方向から挟持されず、車両前後方向のいずれか一方が当接するのみであるため、ガタつきが生じるおそれがある。また、車両の後突時にヘッドレストに車両後方への入力が発生した場合、上側の後方規制部と前方規制部の2点でヘッドレストステーが支持されるが、この2点間の距離がブッシュの全長の半分程度の距離しかない。そのため、ブッシュの長さに対して、大きな曲げ剛性を確保することが難しい。
一方、特許文献2記載の構造では、車両の後突時にヘッドレストに車両後方への入力が発生した場合、ブッシュの車両後方側の上端と、車両前方側の下端でヘッドレストステーが支持される。つまり、2点間の距離がブッシュの全長とされるため、特許文献1記載の構造に比べて、十分な曲げ剛性を確保することができる。他方、ブッシュの車両後方側の下端において、保持部及びブッシュの壁面が開口しており、ヘッドレストに対する車両後方への入力が過大な場合は、保持部及びブッシュが変形するおそれが生じる。また、ヘッドレストステーの下方がブッシュにより挟持されていないため、ブッシュの上部の撓みに伴いヘッドレストがぐらついて、異音が発生する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、ヘッドレストのガタつきを防止することができ、後突時のヘッドレスト性能を確保することができるヘッドレスト支持構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造は、シートバックの上方に設けられ、乗員の頭部を支えるヘッドレスト本体と、前記シートバックの上端部に設けられた筒状の保持部に挿入されるブッシュと、上端部が前記ヘッドレスト本体に固定されるとともに下端部が前記ブッシュに設けられた挿入口に挿入されることにより前記ヘッドレスト本体を車両上下方向に移動可能とするヘッドレストステーと、前記ブッシュにおいて、前記ヘッドレストステーを支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記ヘッドレストステーの外周面に当接される固定部と、前記固定部と前記ヘッドレストステーを挟んで反対側に設けられ、かつ前記ブッシュが前記保持部に挿入され、前記ヘッドレストステーが前記ブッシュに挿入された場合に前記ヘッドレストステーの外周面に当接されるように撓むことが可能な撓み部と、を有している。
請求項1に係る本発明では、シートバックの上端部に筒状の保持部が設けられており、この保持部にはヘッドレストステーが支持されるブッシュが挿入されている。また、このブッシュには、ヘッドレストステーが支持される支持部が備えられており、この支持部は、ヘッドレストステーの外周面に当接される固定部と、ヘッドレストステーの外周面に当接されるように撓むことが可能な撓み部とを有している。また、固定部と撓み部はヘッドレストステーを挟んで対向している。ここで、「ヘッドレストステーの外周面に当接されるように撓む」とは、例えば、ヘッドレストステーの外周面と対向する部分が当該外周面に密着するように撓むことを意味する。
そして、ブッシュが保持部に挿入され、ヘッドレストステーがブッシュの挿入口に挿入された場合、ヘッドレストステーが固定部と撓み部により挟持されることにより、ヘッドレスト本体は上下方向に移動可能に支持される。したがって、請求項1に係る本発明によれば、ヘッドレストのガタつきを防止することができ、後突時のヘッドレスト性能を確保することができる。
請求項2記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造では、前記撓み部は、前記保持部の内壁面と対向する面に前記ヘッドレストステーの挿入方向に延びる凹部を備えている。
請求項2に係る本発明では、撓み部にヘッドレストステーの挿入方向に延びる凹部を備えることにより、撓み部をヘッドレストステーの外周面に沿って撓みやすくするとともに、凹部の幅を調整することで、撓み量やヘッドレストの操作力が調整可能とされている。
請求項3記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造では、前記支持部は、前記ブッシュの上方に設けられ、車両前方側の前記撓み部と、車両後方側の前記固定部により前記ヘッドレストステーを支持する第1支持部と、前記ブッシュの下方に設けられ、車両前方側の前記固定部と、車両後方側の前記撓み部により前記ヘッドレストステーを支持する第2支持部と、を有している。
請求項3に係る本発明では、ブッシュの上方の支持部については車両後方側に固定部を有し、ブッシュの下方の支持部については車両前方側に固定部を有している。ここで、車両の後突時、ヘッドレスト本体に頭部が接触することで車両後方に向かう力が発生した場合、ヘッドレストステーは車両後方に倒れようとするため、ブッシュの上方では車両後方に向かう力が発生し、ブッシュの下方では車両前方に向かう力が発生する。そして、ヘッドレスト本体に車両後方に向かう力が発生した場合、ブッシュの上下の支持部に設けられた固定部がこれらの力に対抗することでヘッドレストステーの車両後方への傾きが抑制される。つまり、後突時の曲げ剛性を確保することができる。
また、請求項3に係る本発明では、ブッシュの上方の支持部については車両前方側に撓み部を有し、ブッシュの下方の支持部については車両後方側に撓み部を有している。ここで、車両の後突時の反動でヘッドレスト本体に車両前方に向かう力が発生した場合、ヘッドレストステーは車両前方に倒れようとするため、ブッシュの上方では車両前方に向かう力が発生し、ブッシュの下方では車両後方に向かう力が発生する。そして、ヘッドレスト本体に車両前方に向かう力が発生した場合、ブッシュの上下の支持部に設けられた撓み部が撓むことでヘッドレストステーの車両前方への傾きが確保される。
請求項4記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造では、前記保持部及び前記ヘッドレストステーと組み合わされる前の前記ブッシュにおいて、前記挿入口はテーパ形状を有しており、前記第1支持部及び前記第2支持部の一方の前記支持部は、前記挿入口の車両前後方向の内径が最小であり、前記第1支持部及び前記第2支持部の他方の前記支持部は、前記挿入口の車両前後方向の内径が前記一方の前記支持部よりも大きく、前記他方の前記支持部は、前記撓み部において、前記ブッシュが前記保持部に挿入され、前記ヘッドレストステーが前記ブッシュに挿入された場合に前記撓み部を前記固定部側に押圧する凸部を備えている。
請求項4に係る本発明では、保持部及びヘッドレストステーと組み合わされる前のブッシュにおいて、挿入口はテーパ形状を有している。なお、挿入口の断面形状は円形に限らず楕円形でもよい。ここで、挿入口の車両前後方向の内径を基準にすると、挿入口は第1支持部から第2支持部に向けて拡径する場合と、第2支持部から第1支持部に向けて拡径する場合がある。
すなわち、保持部及びヘッドレストステーと組み合わされる前のブッシュにおいて、一方の支持部では、挿入口とヘッドレストステーとの間に隙間を生じない寸法であっても、他方の支持部では、挿入口とヘッドレストステーとの間に隙間を生ずる寸法となる。そして、請求項4に係る本発明では、他方の支持部の撓み部において、ブッシュが保持部に挿入され、ヘッドレストステーがブッシュに挿入された場合に撓み部を固定部側に押圧する凸部を備えている。つまり、他方の支持部では、凸部により、テーパによる隙間が詰められるので、ヘッドレストのガタつきが防止される。また、後突時のヘッドレスト性能が確保される。
請求項5記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造においては、前記他方の前記支持部は、車幅方向両側において、前記固定部と前記撓み部とを分割する溝部を備えている。
請求項5に係る本発明では、テーパにより挿入口とヘッドレストステーとの間に隙間を生ずる他方の支持部において、車幅方向両側に固定部と撓み部とを分割する溝部が備えられている。そして、ブッシュが筒状の保持部に挿入され、ヘッドレストステーがブッシュの挿入口に挿入された場合、溝部の幅が狭まる、換言すると固定部と撓み部とが近づく。すなわち、他方の支持部においては、撓み部において撓みが発生し、固定部側に近くことで、テーパによる隙間が詰められるので、ヘッドレストのガタつきが防止される。また、後突時のヘッドレスト性能が確保される。
請求項6記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造においては、前記他方の前記支持部は、前記第2支持部であり、前記ブッシュは、前記第2支持部の下方かつ、車幅方向両側において、前記ブッシュの外壁面から突出し、前記ブッシュを前記保持部に係止する係止部と、前記係止部を前記ブッシュの外壁面よりも内側に収容するために、車両側面視において前記係止部を囲むように設けられた他の溝部と、を備え、前記溝部は前記他の溝部に接続されている。
請求項6記載の本発明では、テーパにより挿入口とヘッドレストステーとの間に隙間を生ずる他方の支持部は、ブッシュの下方に設けられる第2支持部とされている。ここで、第2支持部の下方かつ、車幅方向両側には、ブッシュの外壁面から突出し、ブッシュを保持部に係止させる係止部が備えられている。この係止部は、ブッシュが保持部に挿入される際にブッシュの外壁面よりも内側に収容され、ブッシュの挿入が完了した際に、再度ブッシュの外壁面から突出される必要がある。そのため、ブッシュでは、車両側面視において係止部を囲むように他の溝部が設けられている。
請求項6記載の本発明によれば、固定部と撓み部とを分割する溝部は上記の他の溝部に接続されている。そのため、他の溝部のうち、溝部と同じ方向に形成された溝は、係止部をブッシュの外壁面よりも内側に収容させる機能だけでなく、固定部と撓み部とを近づける機能を有している。つまり、他の溝部に2つの機能を与えることにより、ブッシュに形成される溝の全長を短縮させることができるため、ブッシュの剛性を確保することができる。また、ブッシュにおいて、切削により溝を形成する場合、溝の全長が短縮されることにより、ブッシュの製造時間の短縮及び製造コストの抑制を図ることができる。
請求項7記載の本発明に係るヘッドレスト支持構造においては、前記支持部では、前記支持部と前記ヘッドレストステー及び前記支持部と前記保持部とが密着している。
請求項7に係る本発明によれば、支持部とヘッドレストステー及び支持部と保持部とが密着する点に特徴がある。すなわち、ヘッドレスト本体を支持する部材間に隙間が生じないため、ヘッドレストのガタつきを防止することができ、後突時のヘッドレスト性能を確保することができる。
以上説明したように、本発明に係るヘッドレスト支持構造は、ヘッドレストのガタつきを防止することができ、後突時のヘッドレスト性能を確保することができる。
本実施形態のヘッドレスト支持構造を示す斜視図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造を示す側面図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造であって、ブッシュの側面図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造であって、ブッシュの正面図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造であって、(A)第1支持部及びヘッドレストステーの底面断面図、(B)ホルダ、第1支持部、及びヘッドレストステーの底面断面図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造であって、(A)第2支持部及びヘッドレストステーの底面断面図、(B)ホルダ、第2支持部、及びヘッドレストステーの底面断面図である。 本実施形態のヘッドレスト支持構造であって、ブッシュにヘッドレストステーが挿入された状態を示す側面断面図である。 本実施形態の変形例のヘッドレスト支持構造であって、ホルダ、第2支持部、及びヘッドレストステーの底面断面図である。 比較例のヘッドレスト支持構造であって、ブッシュにヘッドレストステーが挿入された状態を示す側面断面図である。
図1〜図7を用いて、本発明の一実施形態のヘッドレスト支持構造について説明する。なお、車両前方側を矢印FRで示し、車幅方向右側を矢印RHで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。
図1に示されるように、ヘッドレスト13は、乗員が着座する車両用シート10のシートバック12の上方に設けられるものである。このヘッドレスト13は、乗員の頭部Hを支えるヘッドレスト本体14と、シートバック12に対してヘッドレスト本体14を上下方向に移動可能とするヘッドレストステー15と、を備えている。また、ヘッドレスト13が装着されるシートバック12は、シートバック12の骨格をなすシートバックフレーム18と、シートバックフレーム18の上端部に設けられた筒状のホルダ16と、ホルダ16に挿入されるブッシュ20と、を備えている。本実施形態のヘッドレスト支持構造11では、上述の構成のうち、ヘッドレスト本体14と、ヘッドレストステー15と、ホルダ16と、ブッシュ20と、を主要な構成要素としている。
(ヘッドレスト本体)
ヘッドレスト本体14は乗員の頭部Hを支えるものである(図2参照)。図1に示されるように、ヘッドレスト本体14は、車幅方向を長手方向として延在し、車両前後方向に扁平とされた樽型形状とされている。具体的には、ヘッドレスト本体14は、発泡ウレタンにより形成されたクッション材が布材やレザー等により形成された表皮材に被われることにより構成されている。また、クッション材には後述するヘッドレストステー15の上端側に固定されるための図示しない固定溝が形成されている。このクッション材がヘッドレストステー15の上端側に固定された後、クッション材に表皮材が取り付けられる構成である。
(ヘッドレストステー)
ヘッドレストステー15は、一例として鋼のパイプ材に曲げ加工が施されることにより形成されている。具体的には、図1及び2に示されるように、ヘッドレストステー15は、車両前方から見て略逆U字形状に形成されるとともに、車幅方向左側から見て、長手方向両端部を車両前方へ配置するように屈曲されている(図2参照)。また、ヘッドレストステー15の上端側(車幅方向の延出部分)は、ヘッドレスト本体14に固定されており、ヘッドレスト本体14から下方に向けて一対の支柱が延設されている。そして、ヘッドレストステー15の一対の支柱部分は、ブッシュ20の軸方向に設けられた挿入口21に挿入されている。一方、ブッシュ20はシートバック12の上端部に設けられたホルダ16に挿入される。このように、本実施形態のヘッドレスト13は、ブッシュ20を介してシートバック12に対して車両上下方向に移動可能に支持されている。
なお、以下の説明において、ヘッドレストステー15とは、支柱部分を指すこととする。本実施形態のヘッドレストステー15の一対の支柱部分は、直線状に形成されている。ヘッドレストステー15はブッシュ20のストッパ部26に設けられたロック機構(図示省略)によって車両上下方向への相対移動を阻止されている。そして、左右一対のブッシュ20の内、少なくとも一方のストッパ部26に設けられ、ロック機構を解除するボタン26A(図4参照)を操作することでヘッドレスト13は車両上下方向に移動が可能となる。
(シートバック)
シートバック12は、車両用シート10における図示しないシートクッションの端部に傾倒可能に立設されており、シートクッションに着座した乗員の背中を支える役割を担っている。詳述すると、シートバック12では、正面視で口字状に形成されたシートバックフレーム18に発泡ウレタンにより形成されたシートバックパッドが固定されている。そして、シートバックパッドの表面が布材やレザー等により形成された表皮材に被われている。
(シートバックフレーム)
シートバックフレーム18は、シートクッション内に設けられた図示しないシートクッションフレームに連結されている。シートバックフレーム18は、断面略U字形状に屈曲された一対のサイドフレーム18Aを備えており(図1では車幅方向左側のサイドフレーム18Aのみ示している)、サイドフレーム18Aの上方には、長尺パイプ状のアッパーフレーム18Bが備えられている。アッパーフレーム18Bは車両前方から見て略逆U字形状に屈曲されており、アッパーフレーム18Bの両端部が、一対のサイドフレーム18Aにそれぞれ固定されている。
(ホルダ)
図1及び2に示されるように、アッパーフレーム18Bの上端側(車幅方向の延出部分)かつ車両前方側の位置において、金属により製作された一対の保持部であるホルダ16が設けられている。このホルダ16は、略矩形筒状に形成されており、溶接によってアッパーフレーム18Bに固定されている。また、各ホルダ16の車両前方側の壁部には、上端から下方に向けてホルダ16の内壁面と外壁面とを貫通する溝16A(図5(B)参照)が形成されている。この溝16Aには、後述するガイド凸部28が挿通される。
(ブッシュ)
図1及び図2に示されるように、一対のホルダ16の筒内には、樹脂により成形された略矩形筒状のブッシュ20が挿入されている。図3及び図4に示されるように、このブッシュ20には、上端から下端に向けてヘッドレストステー15が挿入される挿入口21が設けられている。また、ブッシュ20は、その上部に、水平面に対して車両前方に傾斜された略円形板状のストッパ部26が設けられ、ストッパ部26の下方に筒状の胴部27が設けられている。さらに、胴部27の上端かつ車両前方側には、車両前方に向けて突出するガイド凸部28が設けられている。
本実施形態のブッシュ20は、成型時に金型からの抜き取りを容易にすべく、挿入口21がテーパ形状(抜きテーパ)を有している。具体的には、後述する第1支持部30Aの高さ位置(図3のH−H線)から上端に向かって拡径するとともに、下端に向かって拡径している。すなわち、本実施形態の挿入口21では、第1支持部30Aの高さ位置をパーティングラインとして、挿入口21を成型する金型が上下に抜かれるものとされている。ここで、挿入口21の車両前後方向の内径を基準にすると、図3に示されるように、第1支持部30Aの車両前後方向の内径D2が挿入口21において最小であり、ブッシュ20上端の内径D1及びブッシュ20下端の内径D3は、内径D2よりも大きい。
図3に示されるように、ブッシュ20の下部には、車幅方向左右の壁部をそれぞれ貫通する一対の溝部22が設けられている。この溝部22は、車両上下方向に形成された溝部としての第1溝部22Aと、逆L字型に形成された他の溝部としての第2溝部22Bを有している。第1溝部22Aの一端は、第2溝部22Bの車両前後方向に延びる溝に接続されている。ここで、第1溝部22Aは、車幅方向両端において、後述する固定部32Bと撓み部34Bとを分割するものである。また、第2溝部22Bは、車両側面視において係止部24を囲むように設けられている。係止部24はブッシュ20をホルダ16に係止するためのものであって、第2溝部22Bに囲まれた矩形状の領域において、上端がブッシュ20の外壁面29から外側に突出し、下方に向かうにつれ車幅方向内側に傾斜した傾斜面を有している(図4参照)。そして、係止部24は、第2溝部22Bにより上端側が車幅方向に撓むことが可能とされており、ブッシュ20がホルダ16に挿入される際、係止部24は、ブッシュ20の外壁面29よりも内側に収容される。
また、ブッシュ20の下端であって車両前方側の壁部では、下方に向かうにつれて車両後方に傾く斜面が形成されており、当該斜面によって壁面を切り欠いた部分に開口25が設けられている(図4参照)。この開口25は、上下略中央部分が車両後方側に向けてわずかに屈曲されたヘッドレストステー15を使用する場合に、当該ヘッドレストステー15がブッシュ20に挿入された際の干渉を防ぐためのものである。
ブッシュ20をシートバック12に装着する場合は、ブッシュ20を、ホルダ16の上端側から挿入することにより行う。ブッシュ20の挿入に際し、係止部24の傾斜面がホルダ16の上端部に接触することで、係止部24は車幅方向内側に撓みながら外壁面29よりも内側に収容されてホルダ16に挿入される。そして、挿入によりストッパ部26がホルダ16の上端に当接されると、ホルダ16の下端側から係止部24が車幅方向外側に突出する。そして、係止部24の上端に形成された壁面がホルダ16の下端面に係止されることにより、ブッシュ20はホルダ16内において、上下方向が拘束された状態で保持される。なお、ブッシュ20の向きを誤ってホルダ16に挿入すると、ガイド凸部28がホルダ16の上端に当接するため、ストッパ部26がホルダ16の上端に当接されるまで挿入することはできない。すなわち、ガイド凸部28が溝16Aに挿通可能とされる向きでしか、ブッシュ20を組み付けることができない。
(支持部)
本実施形態のブッシュ20には、挿入口21に挿入されたヘッドレストステー15を車両上下方向に移動可能に支持する支持部30が設けられている。図3及び図5に示されるように、この支持部30は、ヘッドレストステー15の外周面に当接される固定部32と、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合にヘッドレストステー15の外周面に沿うように撓むことが可能な撓み部34を有している。撓み部34は、固定部32とヘッドレストステー15を挟んで反対側に設けられている。すなわち、ヘッドレストステー15は、固定部32と撓み部34により挟持される構造とされている。ここで、ホルダ16の内壁面と対向する固定部32の外壁面には平坦部36が設けられている。また、ホルダ16の内壁面と対向する撓み部34の外壁面には、一対の突起部37と、突起部37に挟まれかつヘッドレストステー15の挿入方向に延びる溝である凹部38が設けられている。
本実施形態の撓み部34では、外壁面側に凹部38を設けたことにより、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された際に次のように撓む。すなわち、突起部37に対して内壁面側に力が加えられ、かつヘッドレストステー15から撓み部34の内壁面に対して力が加えられることにより、凹部38を起点に撓み部34がヘッドレストステー15の外周面に沿うように撓む。一方、固定部32は、撓み部34のようにヘッドレストステー15の外周面に沿うように撓むことはない。
本実施形態のブッシュ20では、支持部30として、上方に設けられた第1支持部30Aと、下方に設けられた第2支持部30Bと、を有している。詳しくは、第1支持部30Aは、挿入口21の車両前後方向の内径が最小となる位置に設けられ、第2支持部30Bは、挿入口21の車両前後方向の内径が第1支持部30Aよりも大きくなる下方の位置に設けられている。
(第1支持部)
第1支持部30Aは、ブッシュ20の上方に設けられ、車両前方側の撓み部34Aと、車両後方側の固定部32Aによりヘッドレストステー15を支持するものである。図5は、第1支持部30Aの底面断面図(図3のH−H断面図)である。ここで、図5(A)は、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前のブッシュ20とヘッドレストステー15との関係を示す図である。実際は、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前にヘッドレストステー15がブッシュ20に挿入されることはないが、図5(A)では、ブッシュ20とヘッドレストステー15との接触状態を確認するために両者の関係を図示している。また、図5(B)は、ホルダ16とブッシュ20とヘッドレストステー15とが組み合わされた際のホルダ16と、ブッシュ20と、ヘッドレストステー15との関係を示す図である。
図5(A)に示されるように、固定部32Aは、挿入口21を構成する円弧状の内壁面と、平坦部36Aを有する外壁面と、を備えている。また、撓み部34Aは、挿入口21を構成する円弧状の内壁面と、シート幅方向の両端に突起部37Aを有する外壁面と、を備えている。この突起部37Aに挟まれて、相対的に車両後方側に凹んでいる部分が凹部38Aとされている。なお、凹部38Aの車幅方向中央から車両前方に向けてガイド凸部28が突出形成されている。さらに、第1支持部30Aの車幅方向の側面には、それぞれ一対のリブ39が設けられている。
ここで、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前における、固定部32Aとヘッドレストステー15の状態、及び、撓み部34Aとヘッドレストステー15の状態は次のとおりである。すなわち、図5(A)に示されるように、固定部32Aでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが接触している。また、撓み部34Aでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが接触している。
一方、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合の固定部32Aとヘッドレストステー15の状態、及び、撓み部34Aとヘッドレストステー15の状態は次のとおりである。すなわち、図5(B)に示されるように、固定部32Aでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが密着している。また、固定部32Aでは、平坦部36Aと、ホルダ16の内壁面とが密着している。一方、撓み部34Aでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが密着している。また、撓み部34Aでは、突起部37Aと、ホルダ16の内壁面とが密着している。なお、第1支持部30Aの車幅方向の側面に設けられたリブ39は、その先端部がホルダ16の内壁面に当接している。
(第2支持部)
第2支持部30Bは、ブッシュ20の下方に設けられ、車両前方側の固定部32Bと、車両後方側の撓み部34Bによりヘッドレストステー15を支持するものである。なお、第2支持部30Bでは、固定部32Bと撓み部34Bとが第1溝部22Aにより分割されている。図6は、第2支持部30Bの底面断面図(図3のL−L断面図)である。ここで、図6(A)は、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前のブッシュ20とヘッドレストステー15との関係を示す図である。実際は、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前にヘッドレストステー15がブッシュ20に挿入されることはないが、図6(A)では、ブッシュ20とヘッドレストステー15との接触状態を確認するために両者の関係を図示している。また、図6(B)は、ホルダ16とブッシュ20とヘッドレストステー15とが組み合わされた際のホルダ16と、ブッシュ20と、ヘッドレストステー15との関係を示す図である。
図6(A)に示されるように、固定部32Bは、挿入口21を構成する円弧状の内壁面と、平坦部36Bを有する外壁面と、を備えている。また、撓み部34Bは、挿入口21を構成する円弧状の内壁面と、シート幅方向の両端に凸部としての突起部37Bを有する外壁面と、を備えている。ここで、本実施形態の突起部37Bは、外壁面29よりも突出している(図3参照)。また、突起部37Bに挟まれて、相対的に車両前方側に凹んでいる部分が凹部38Bとされている。なお、本実施形態では、平坦部36Bの下端に開口25が形成されている(図4参照)。
ここで、ブッシュ20がホルダ16に挿入される前における、固定部32Bとヘッドレストステー15の状態、及び、撓み部34Bとヘッドレストステー15の状態は次のとおりである。すなわち、図6(A)に示されるように、固定部32Bでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが接触しているか、わずかな隙間を生じている。また、撓み部34Bでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面との間に隙間を生じている。上述のとおり、本実施形態では、挿入口21が第1支持部30Aから下端(第2支持部30B)に向かう抜きテーパを有している。そのため、撓み部34Bの内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面との間に隙間が生じている。
一方、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合の固定部32Bとヘッドレストステー15の状態、及び、撓み部34Bとヘッドレストステー15の状態は次のとおりである。すなわち、図6(B)に示されるように、固定部32Bでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが密着している。また、固定部32Bでは、平坦部36Bと、ホルダ16の内壁面とが密着している。一方、撓み部34Bでは、内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面とが密着している。また、撓み部34Bでは、突起部37Bと、ホルダ16の内壁面とが密着している。補足すると、本実施形態の第2支持部30Bでは、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合に、外壁面29よりも突出した突起部37Bが撓み部34Bを固定部32B側に押圧する。そのため、撓み部34Bの内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面との間に生じていた隙間が詰められて両者は密着する。
(作用効果)
本実施形態のヘッドレスト支持構造11は、以下の特徴点を有するとともに、当該特徴点に対応する作用効果を有している。
(特徴点1)
本実施形態のヘッドレスト支持構造11によれば、ヘッドレスト本体14に対して車両後方側への負荷が発生した場合の支持点同士の距離が長くなることが特徴点である。ここで、従来技術のヘッドレスト支持構造を比較例とし、比較例と本実施形態との対比において説明する。
図9は比較例としての従来技術のヘッドレスト支持構造である。なお、比較例において、本実施形態のヘッドレスト支持構造11と同じ構成には同じ符号を付している。図9(A)に示されるように、比較例のヘッドレストステー15Aは、上下略中央部分が車両後方側に向けてわずかに屈曲されている。また、ヘッドレストステー15Aが挿入されるブッシュ20Aは胴部27Aが筒状に形成され、胴部27Aの下部には係止部24Aが形成されている。そして、ヘッドレストステー15Aがブッシュ20Aに挿入されると、ブッシュ20Aでは、ヘッドレストステー15Aが3点で支持されることとなる。詳しくは、通常時においてヘッドレストステー15Aは、胴部27Aの車両前方側の上端部の支持点31A、胴部27Aの車両前方側の下端部の支持点31B、及び胴部27Aの車両後方側の上下略中央の支持点31Cの3点において支持されている(図9(A)の丸囲み部分参照)。ここで、車両の後突時にヘッドレスト本体14に対して車両後方への入力(図9(A)の矢印F参照)が発生した場合、ヘッドレストステー15Aは、支持点31Bと支持点31Cの2点で支持されることになる。このとき、支持点31Bと支持点31Cの2点間の垂直距離L2は、支持点31Aと支持点31Bの距離の半分であって、換言すると、胴部27Aの長さの略半分の距離となる。
これに対し、本実施形態のヘッドレスト支持構造11では、図7に示されるように、通常時においてヘッドレストステー15は、ブッシュ20の上部の固定部32A及び撓み部34A、並びにブッシュ20の下部の固定部32B及び撓み部34Bの計4か所で支持されている。ここで、車両の後突時にヘッドレスト本体14に対して車両後方への入力(図9(A)の矢印F参照)が発生した場合、ヘッドレストステー15は、固定部32Aと固定部32Bの2点で支持されることになる(図7の丸囲み部分参照)。このとき、固定部32Aと固定部32Bの2点間の垂直距離L1は、胴部27の長さにほぼ等しい。
本実施形態と比較例において、胴部27と胴部27Aの長さを揃えた場合、本実施形態の垂直距離L1は、比較例の垂直距離L2のほぼ2倍の距離となる。すなわち、本実施形態は比較例と比べて、ヘッドレストステーを支持する2点間の距離を長くとることができる。したがって、本実施形態は比較例と比べて曲げ剛性が大きく、車両の後突時にヘッドレスト本体14に頭部Hが接触することで発生する力により耐えることができる。
(特徴点2)
本実施形態では、ブッシュ20に設けた2か所の支持部30(第1支持部30A、第2支持部30B)に設けた固定部32と撓み部34により、ヘッドレストステー15を挟持することが特徴点である。また、本実施形態では、固定部32の外壁面に平坦部36を設け、撓み部34の外壁面に突起部37と凹部38を設けたことが特徴である。
ここで、ホルダ16とブッシュ20とヘッドレストステー15とが組み合わされる前においては、支持部30(固定部32、撓み部34)はヘッドレストステー15と接触しているものの(図5(A)及び図6(A)参照)、挟持していない。これに対して、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合においては、支持部30はヘッドレストステー15を挟持する(図5(B)及び図6(B)参照)。詳しく説明すると、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ブッシュ20の挿入口21にヘッドレストステー15が挿入された場合、撓み部34では、突起部37がヘッドレストステー15側に押し付けられる。これにより、凹部38を起点にヘッドレストステー15の外周面に沿うような撓みが発生する。このように、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ブッシュ20の挿入口2にヘッドレストステー15が挿入された場合は、撓み部34と固定部32とでヘッドレストステー15が挟持される。
以上、ヘッドレスト13の組立状態において、支持部30とヘッドレストステー15、及び、支持部30とホルダ16とを密着させることができる。そして、図7に示されるように、ヘッドレストステー15は、通常時においてブッシュ20上部の固定部32A及び撓み部34A、並びにブッシュ20下部の固定部32B及び撓み部34Bの計4か所で支持されるため、ヘッドレスト13にガタつきや撓みが発生しない。
ここで、図9の比較例のように、3点で支持されるヘッドレスト支持構造では、上下略中央部分が車両後方側に向けてわずかに屈曲されたヘッドレストステー15Aとブッシュ20Aとを組み合わせる必要がある。これは、支持点31Cではヘッドレストステー15Aの外周面とブッシュ20Aの内壁面とが当接する必要があるからである。これに対して、本実施形態では、ヘッドレストステー15をブッシュ20の上下で挟持することで支持することができる。そのため、上下略中央部分が車両後方側に向けてわずかに屈曲されたヘッドレストステーのみならず、本実施形態のように直線状に形成されたヘッドレストステー15を使用することができる。
本実施形態では、ブッシュ20の上方の第1支持部30Aについては車両後方側に固定部32Aを有し、ブッシュ20の下方の第2支持部30Bについては車両前方側に固定部32Bを有している。ここで、車両の後突時、ヘッドレスト本体14に頭部Hが接触することで車両後方に向かう力(図7の矢印F)が発生した場合、ヘッドレストステー15は車両後方に倒れようとするため、ブッシュ20の上方では車両後方に向かう力が発生し、ブッシュ20の下方では車両前方に向かう力が発生する。そして、ヘッドレスト本体14に車両後方に向かう力が発生した場合、ブッシュ20の上下の支持部30に設けられた固定部32がこれらの力に対抗することでヘッドレストステー15の車両後方への傾きが抑制される。つまり、後突時の曲げ剛性を確保することができる。
また、本実施形態では、ブッシュ20の上方の第1支持部30Aについては車両前方側に撓み部34Aを有し、ブッシュ20の下方の第2支持部30Bについては車両後方側に撓み部34Bを有している。ここで、車両の後突時の反動でヘッドレスト本体14に車両前方に向かう力が発生した場合、ヘッドレストステー15は車両前方に倒れようとするため、ブッシュ20の上方では車両前方に向かう力が発生し、ブッシュ20の下方では車両後方に向かう力が発生する。そして、ヘッドレスト本体14に車両前方に向かう力が発生した場合、ブッシュ20の上下の支持部30に設けられた撓み部34が撓むことでヘッドレストステー15の車両前方への傾きが確保される。
以上、本実施形態のブッシュ20における固定部32及び撓み部34の配置によれば、ヘッドレスト13は車両後方には撓みにくく、車両前方には撓みやすいため、後突時のヘッドレスト性能を確保することができる。
(特徴点3)
本実施形態では、ガタつき防止と成型加工の両立を図った点が特徴点である。具体的に本実施形態の挿入口21には、第1支持部30Aの高さ位置(図3のH−H線)から上端に向かって拡径するとともに、下端に向かって拡径する抜きテーパが形成されている。このような抜きテーパが形成されることにより、金型を抜く方向にある第2支持部30Bでは、ホルダ16とブッシュ20とヘッドレストステー15とが組み合わされる前の状態において、第2支持部30Bとヘッドレストステー15との間に隙間が発生する。一方、本実施形態では、ホルダ16にブッシュ20を挿入し、ブッシュ20の挿入口21にヘッドレストステー15を挿入することにより、第2支持部30Bとヘッドレストステー15との間の隙間が詰まる。すなわち、抜きテーパにより挿入口21が拡径された位置にある第2支持部30Bとヘッドレストステー15とを密着させることができる。特に本実施形態では、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合に、外壁面29よりも突出した突起部37Bが撓み部34Bを固定部32B側に押圧する。また、本実施形態の第2支持部30Bでは、車幅方向両側に固定部32Bと撓み部34Bとを分割する第1溝部22Aが備えられている。そのため、撓み部34Bが固定部32B側に押圧されると、第1溝部22Aの幅は狭まる、換言すると固定部32Bと撓み部34Bとが近づく。
以上のように、ブッシュ20がホルダ16に挿入され、ヘッドレストステー15がブッシュ20の挿入口21に挿入された場合、撓み部34Bが固定部32B側に押圧されることにより、両者が接近する。すなわち、撓み部34Bの内壁面(挿入口21)とヘッドレストステー15の外周面との間に生じていた隙間が詰められて密着し、撓み部34Bと固定部32Bとでヘッドレストステー15が挟持される。
ここで、図9(B)を用いて比較例と対比する。比較例の挿入口21は、支持点31Bにおいてヘッドレストステー15と接触しているものの、支持点31Bより下方においては抜きテーパによる隙間L3を生じている。そして、支持点31B周辺において、ヘッドレストステー15が車両前後方向で挟持されることはない。したがって、比較例ではブッシュ20Aの下方においてガタつきが生じやすい。これに対して、本実施形態では、挿入口21に抜きテーパがあっても、上述のように支持部30とヘッドレストステー15とを密着させることができ、ヘッドレストステー15は車両前後方向で挟持されるため、ヘッドレスト13にガタつきや撓みが発生しない。
(特徴点4)
本実施形態の撓み部34は、凹部38Aの幅を変更することにより、ヘッドレストステー15の挟持力及びヘッドレスト13の操作力を調整可能な点が特徴点である。図5(A)に示されるように、第1支持部30Aでは、凹部38Aの幅X1を設計変更することで、ヘッドレストステー15の挟持力及びヘッドレスト13の操作力を調整することができる。例えば、幅X1を広げた場合は撓み部34Aの撓み量が増え、撓み部34Aとヘッドレストステー15の挟持力が減るため操作力は下がる。一方、幅X1を狭めた場合は撓み部34Aの撓み量が減り、撓み部34Aとヘッドレストステー15の挟持力が増えるため操作力は上がる。また、図6(A)に示されるように、第2支持部30Bでは、凹部38Bの幅X2を設計変更することで、ヘッドレストステー15の挟持力及びヘッドレスト13の操作力を調整することができる。例えば、幅X2を広げた場合は撓み部34Bの撓み量が増え、撓み部34Bとヘッドレストステー15の挟持力が減るため操作力は下がる。一方、幅X2を狭めた場合は撓み部34Bの撓み量が減り、撓み部34Bとヘッドレストステー15の挟持力が増えるため操作力は上がる。
(特徴点5)
本実施形態では、図4に示されるように、車幅方向両端において、上端がブッシュ20の外壁面29から外側に突出し、ブッシュ20をホルダ16に係止する係止部24が備えられている。また、本実施形態では、図3に示されるように、車幅方向両端において、固定部32Bと撓み部34Bとを分割する第1溝部22Aと、車両側面視において係止部24を囲むように設けられた第2溝部22Bと、が備えられている。そして、第1溝部22Aの下端は、第2溝部22Bの車両前後方向に延びる溝に接続されている。そのため、本実施形態によれば、第2溝部22Bのうち、第1溝部22Aと同じ方向(上下方向)に形成された溝は、係止部24を外壁面29よりも内側に収容させる機能だけでなく、固定部32Bと撓み部34Bとを近づける機能を有している。つまり、第2溝部22Bに2つの機能を与えることにより、ブッシュ20に形成される溝の全長を短縮させることができるため、ブッシュ20の剛性を確保することができる。また、ブッシュ20において、切削により溝を形成する場合、溝の全長が短縮されることにより、ブッシュ20の製造時間の短縮及び製造コストの抑制を図ることができる。
(変形例)
本実施形態の撓み部34は、凹部38を設けることで撓むことが可能に形成されていた。本実施形態の変形例では、凹部38以外の構成で撓み部34が撓むことを可能としている。以下、第2支持部30Bにおける適用例を示す。なお、本実施形態と同じ構成には同じ符号を付している。
図8(A)は、変形例1のホルダ16、第2支持部30B、及びヘッドレストステー15の底面断面図である。変形例1の撓み部34Bは、凹部38Bに替えて長穴38Cを設けている。この長穴38Cは、撓み部34Bの車幅方向中央、かつ外壁面と内壁面との間に、ヘッドレストステー15の挿入方向に延設された穴である。変形例1によれば、ブッシュ20がホルダ16に挿入されて、突起部37Bに対して内壁面側に力が加えられた際に、長穴38Cを起点に撓み部34Bがヘッドレストステー15の外周面に沿うように撓むことが可能である。
図8(B)は、変形例2のホルダ16、第2支持部30B、及びヘッドレストステー15の底面断面図である。変形例2の撓み部34Bは、外壁面側の凹部38Bに替えて内壁面側に凹部38Dを設けている。この凹部38Dは、撓み部34Bの車幅方向中央の内壁面において、ヘッドレストステー15の挿入方向に延設された溝である。変形例2によれば、ブッシュ20がホルダ16に挿入されて、突起部37Bに対して内壁面側に力が加えられた際に、凹部38Dを起点に撓み部34Bがヘッドレストステー15の外周面に沿うように撓むことが可能である。
なお、本実施形態の変形例としては、上記の他、例えば、撓み部34の外壁面に対してヘッドレストステー15の挿入方向に沿って複数の溝を延設する場合を含む。また、撓み部34の内壁面に対してヘッドレストステー15の挿入方向に沿って複数の溝を延設する場合を含む。さらに、撓み部34の車幅方向中央、かつ外壁面と内壁面との間に、複数の穴を延設する場合を含む。
(その他の態様)
なお、本実施形態のヘッドレストステー15の一対の支柱部分は、直線状に形成されているが、これに限らず、上下略中央部分が車両後方側に向けてわずかに屈曲されていてもよい。
また、本実施形態の挿入口21における抜きテーパは、上端及び下端に向かって拡径しているがこれに限らない。例えば、上端から下端に向かって拡径する場合、下端から上端に向かって拡径する場合があってもよい。なお、前者の場合は、挿入口21を成型する金型が下から抜かれ、後者の場合は、挿入口21を成型する金型が上から抜かれる。また、挿入口21の断面形状は円形に限らず楕円形でもよい。挿入口21の断面形状が楕円形の場合でも、支持部30において車両前後方向に挟持可能に形成されていればよい。
以上、本発明の一実施形態及びその変形例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
11 ヘッドレスト支持構造
12 シートバック
14 ヘッドレスト本体
15 ヘッドレストステー
16 ホルダ(保持部)
20 ブッシュ
21 挿入口
22A 第1溝部(溝部)
22B 第2溝部(他の溝部)
24 係止部
29 外壁面
30 支持部
30A 第1支持部
30B 第2支持部
32 固定部
34 撓み部
37B 突起部37B(凸部)
38 凹部
H 頭部

Claims (7)

  1. シートバックの上方に設けられ、乗員の頭部を支えるヘッドレスト本体と、
    前記シートバックの上端部に設けられた筒状の保持部に挿入されるブッシュと、
    上端部が前記ヘッドレスト本体に固定されるとともに下端部が前記ブッシュに設けられた挿入口に挿入されることにより前記ヘッドレスト本体を車両上下方向に移動可能とするヘッドレストステーと、
    前記ブッシュにおいて、前記ヘッドレストステーを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    前記ヘッドレストステーの外周面に当接される固定部と、
    前記固定部と前記ヘッドレストステーを挟んで反対側に設けられ、かつ前記ブッシュが前記保持部に挿入され、前記ヘッドレストステーが前記ブッシュに挿入された場合に前記ヘッドレストステーの外周面に当接されるように撓むことが可能な撓み部と、を有するヘッドレスト支持構造。
  2. 前記撓み部は、前記保持部の内壁面と対向する面に前記ヘッドレストステーの挿入方向に延びる凹部を備える請求項1に記載のヘッドレスト支持構造。
  3. 前記支持部は、
    前記ブッシュの上方に設けられ、車両前方側の前記撓み部と、車両後方側の前記固定部により前記ヘッドレストステーを支持する第1支持部と、
    前記ブッシュの下方に設けられ、車両前方側の前記固定部と、車両後方側の前記撓み部により前記ヘッドレストステーを支持する第2支持部と、
    を有する請求項1又は2に記載のヘッドレスト支持構造。
  4. 前記保持部及び前記ヘッドレストステーと組み合わされる前の前記ブッシュにおいて、前記挿入口はテーパ形状を有しており、
    前記第1支持部及び前記第2支持部の一方の前記支持部は、前記挿入口の車両前後方向の内径が最小であり、
    前記第1支持部及び前記第2支持部の他方の前記支持部は、前記挿入口の車両前後方向の内径が前記一方の前記支持部よりも大きく、
    前記他方の前記支持部は、
    前記撓み部において、前記ブッシュが前記保持部に挿入され、前記ヘッドレストステーが前記ブッシュに挿入された場合に前記撓み部を前記固定部側に押圧する凸部を備える請求項3に記載のヘッドレスト支持構造。
  5. 前記他方の前記支持部は、
    車幅方向両側において、前記固定部と前記撓み部とを分割する溝部を備える請求項4に記載のヘッドレスト支持構造。
  6. 前記他方の前記支持部は、前記第2支持部であり、
    前記ブッシュは、
    前記第2支持部の下方かつ、車幅方向両側において、前記ブッシュの外壁面から突出し、前記ブッシュを前記保持部に係止する係止部と、
    前記係止部を前記ブッシュの外壁面よりも内側に収容するために、車両側面視において前記係止部を囲むように設けられた他の溝部と、を備え、
    前記溝部は前記他の溝部に接続されている請求項5に記載のヘッドレスト支持構造。
  7. 前記支持部では、前記支持部と前記ヘッドレストステー及び前記支持部と前記保持部とが密着している請求項1〜6のいずれか1項に記載のヘッドレスト支持構造。
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