JP2018145831A - ターボチャージャ用ハウジング及びその製造方法 - Google Patents

ターボチャージャ用ハウジング及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】デポジットの付着が防止されるとともに、組み付け作業性が良く、ダイカストにより容易に成形可能なターボチャージャ用ハウジングを提供する。【解決手段】ターボチャージャ用ハウジング1は少なくともスクロールピース2及びシュラウドピース3に分割されてなり、ディフューザ面34を冷却する冷媒流路5を有する。冷媒流路5は、スクロールピース2及びシュラウドピース3における互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部51と第2流路形成部52とにより区画形成された環状の空間部50からなる。冷媒流路5の内側面54の最外周部には上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とが互いに当接してなる当接部53が位置している。当接部53には冷媒流路5の内側面54を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部55が形成されている。溝部55には当接部53をシールするシール材56が充填されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ターボチャージャ用ハウジング及びその製造方法に関する。
自動車等の内燃機関に搭載されるターボチャージャは、コンプレッサインペラとタービンインペラとを有し、これらがハウジングに収容されている。コンプレッサインペラはハウジングの内部に形成された空気流路に配されている。空気流路には、コンプレッサインペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、コンプレッサインペラから吐出された圧縮空気が通過するディフューザ通路と、ディフューザ通路を通過した圧縮空気が流れ込む吐出スクロール室とを有する。吐出スクロール室は圧縮空気を内燃機関側へ吐出する
そして、自動車等の内燃機関には、クランクケース内に発生したブローバイガス(主に未燃焼ガス)を吸気通路に還流させ、クランクケース内やヘッドカバー内を浄化させるブローバイガス還流装置(以下、PCVという)を備えたものがある。この場合、ブローバイガスに含まれるオイル(オイルミスト)がPCVからターボチャージャにおけるコンプレッサの上流側の吸気通路に流出することがある。
このとき、コンプレッサの出口空気圧力が高いとその出口空気温度も高くなるため、PCVから流出したオイルが蒸発を起因とする濃縮・高粘度化によってターボチャージャ用ハウジングのディフューザ面やそれに対向する軸受ハウジングの表面等にデポジットとなって堆積することがある。そして、堆積したデポジットによってディフューザ通路が狭められ、ターボチャージャの性能低下を招き、さらには内燃機関の出力低下を招くおそれがある。
従来は、上述したようなディフューザ通路におけるデポジットの堆積を防止するため、コンプレッサの出口空気温度をある程度抑制していた。そのため、ターボチャージャの性能を充分に発揮することができず、また内燃機関の出力を充分に高めることができなかった。
特許文献1には、ディフューザ通路におけるデポジットの堆積を防止するために、ターボチャージャ用ハウジング内に冷媒流路を設けて当該冷媒流路に冷媒を流通させることにより、ハウジング内の空気流路を通過する圧縮空気の温度上昇を抑制する構成が開示されている。特許文献1に開示の構成では、ターボチャージャ用ハウジングを第1ピース、第2ピース及び第3ピースによって形成するとともに、当該両者の組付けによって冷媒流路が画定されるように構成されている。
特開2016−176353号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、冷媒流路の液密性を保つために、第1ピースと第2ピースとの間にシール部材としてのOリングを保持するための保持部を形成するとともに保持部にシール部材を嵌め込み、さらにシール部材を第1ピースと第2ピースとで挟持する必要がある。そのため、部品点数の増加によるコストの増加や、組み付け作業性の低下を招く。
また、特許文献1に開示の構成では、各ピースをダイカストで成形可能なように型抜きを考慮してアンダーカットのない形状としている。これに伴って、スクロール室の断面形状が円形と大きく異なる形状となっているため、給気の圧縮効率の低下を招く。
また、ターボチャージャ用ハウジング内に冷媒流路を成形する方法としては、砂中子を用いた重力鋳造が考えられる。この方法によれば、形状自由度が高く、複雑な形状にも対応できる。しかしながら、この方法では、鋳造サイクルが長く、砂中子を除去するための砂落とし作業や砂残りの検査作業が必要となるため、製造工数が増加して生産性が低下する。また、鋳巣欠陥により冷媒流路が外部と連通して冷媒が外部に漏れ出す恐れもある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、デポジットの付着が防止されるとともに、組み付け作業性が良く、ダイカストにより容易に成形可能なターボチャージャ用ハウジングを提供しようとするものである。
本発明の一実施形態は、コンプレッサインペラが収容されるターボチャージャ用ハウジングであって、
上記コンプレッサインペラを周方向に囲むとともに該コンプレッサインペラに対向するシュラウド面を有するシュラウド部と、
上記コンプレッサインペラの外周側において周方向に形成され、上記コンプレッサインペラから吐出される圧縮空気を通過させるディフューザ通路を形成するディフューザ部と、
上記ディフューザ通路を通過した圧縮空気を外部へ導くスクロール室を形成するスクロール室形成部と、
上記ディフューザ部に沿って周方向に形成されるとともに、上記ディフューザ部を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路と、
を有し、
上記ターボチャージャ用ハウジングは、少なくとも上記スクロール室形成部の一部を有するスクロールピースと、少なくとも上記スクロール室形成部の一部、上記ディフューザ部及び上記シュラウド部を有するとともに上記スクロールピースの内側に挿入されるシュラウドピースと、に分割されてなり、
上記冷媒流路は、上記スクロールピース及び上記シュラウドピースにおける互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部と第2流路形成部とにより区画形成された環状の空間部からなり、
上記冷媒流路の内側面における最外周部には、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とが互いに当接してなる当接部が位置しており、
該当接部には、上記冷媒流路の内側面を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部が形成されており、
該溝部には、上記当接部をシールするシール材が充填されている、ターボチャージャ用ハウジングにある。
上記一形態のターボチャージャ用ハウジングによれば、ターボチャージャ用ハウジングは分割形成されているとともに、冷媒流路はスクロールピース及びシュラウドピースにおける互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部と第2流路形成部とによって形成されている。冷媒流路の内側面における最外周部には、第1流路形成部と第2流路形成部とが互いに当接してなる当接部が位置しており、当接部には、冷媒流路の内側面を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部が形成されている。そして、溝部には当接部をシールするシール材が充填されている。これにより、溝部にシール材を充填するだけで、流路を形成する第1流路形成部と第2流路形成部との間をシールできるため、第1流路形成部と第2流路形成部との間にOリングを挟み込んだりする必要がなく、組み付け作業性がよい。また、Oリングも不要となるため、部品点数の削減も図れる。
さらに、ターボチャージャ用ハウジングは分割形成されて、スクロールピースとシュラウドピースとを有し、スクロール室は少なくとも両ピースを互いに組み付けて形成されている。これにより、スクロール室の断面形状を円形状にしつつ、スクロール室形成部を型抜き可能なアンダーカットのない形状にすることができる。その結果、給気の圧縮効率を向上できるとともに、ダイカストにより容易に成形することができる。
実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの断面図。 図1における、II-II線位置断面矢視図。 実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの断面図一部拡大図。 実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの製造方法を示すフロー図。 実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの製造方法を説明するための概念図。 実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの製造方法を説明するための他の概念図。 実施例1における、ターボチャージャ用ハウジングの製造方法を説明するための更に他の概念図。
本明細書において「周方向」とはコンプレッサインペラの回転方向、「軸方向」とはコンプレッサインペラの回転軸の方向、「径方向」とは、コンプレッサインペラの回転軸を中心とする仮想円の半径方向であって、径方向外側とは当該仮想円の中心から円周に向かって延びる直線の方向をいうものとする。
上記溝部は、該溝部の内側に上記コンプレッサインペラの軸心を中心とする仮想円が位置するように形成されていることが好ましい。この場合は、コンプレッサインペラの軸心を中心に回転させて生じる遠心力を利用して、上記溝部にシール材を均一に充填させることが容易となり、組付作業性が一層向上する。
上記溝部は、上記コンプレッサインペラの軸心を含む断面において、最深位置が上記第1流路形成部と上記第2流路形成部との境界位置となるように、径方向外方に向けてV字状に切り欠かれた形状を成していることが好ましい。この場合は、溝部に充填されたシール材が溝部に保持されやすくなるとともに、当接部において上記第1流路形成部と上記第2流路形成部との間に入り込みやすくなり、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部との間におけるシール性を一層高めることができる。
上記当接部において、上記スクロールピースと上記シュラウドピースとの間には両者の間をシールするシール材が介在していることが好ましい。この場合は、当接部におけるスクロールピースとシュラウドピースとの間のシール性を一層向上させることができる。
上記当接部において、上記スクロールピースにおける当接面と上記シュラウドピースにおける当接面はいずれも上記軸方向に垂直な面に平行であることが好ましい。この場合は、コンプレッサインペラの軸心を中心に回転させて生じる遠心力を利用して、上記溝部に充填されたシール材を当接部において第1流路形成部と第2流路形成部との間に入り込みやすくなり、第1流路形成部と第2流路形成部との間におけるシール性を一層向上することができる。
上述のターボチャージャ用ハウジングの製造方法は、上記スクロールピース及び上記シュラウドピースを準備する準備工程と、上記スクロールピースに上記シュラウドピースを圧入して組み付けて、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とを当接させて、環状の空間部からなる上記冷媒流路を形成する組付工程と、該組付工程後に上記冷媒流路に流動性を有するシール材を注入し、又は上記組付工程前に上記第1流路形成部及び上記第2流路形成部の少なくとも一方に流動性を有するシール材を塗布して、上記シール材を付与する付与工程と、互いに組み付けた上記スクロールピース及び上記シュラウドピースを上記コンプレッサインペラの軸心を中心に軸回転させて、上記シール材を上記溝部に充填させる充填工程と、上記溝部に充填させた上記シール材を硬化させる硬化工程と、を含むターボチャージャ用ハウジング製造方法とすることが好ましい。この場合には、充填工程において、容易にシール材を上記溝部に充填させることができる。
上記充填工程は上記シュラウド面を形成する旋盤加工とともに行うことが好ましい。この場合は、シュラウド面の形成とともにシール材の溝部への充填ができるため、製造工程を簡略化できる。
(実施例1)
以下、上記ターボチャージャ用ハウジングの実施例について説明する。
図1に示すように、ターボチャージャ用ハウジング1には、コンプレッサインペラ13が収容され、吸気口11、シュラウド部20、ディフューザ部30、スクロール室形成部120及び冷媒流路5が備えられる。
シュラウド部20は、コンプレッサインペラ13を周方向に囲むとともにコンプレッサインペラ13に対向するシュラウド面22を有する。
ディフューザ部30は、コンプレッサインペラ13の外周側において周方向に形成され、コンプレッサインペラ13から吐出される圧縮空気を通過させるディフューザ通路15を形成している。
スクロール室形成部120は、ディフューザ通路15を通過した圧縮空気を外部へ導くスクロール室12を形成している。
冷媒流路5は、ディフューザ部30に沿って周方向に形成されるとともに、ディフューザ部30を冷却する冷媒を流通させる。
そして、ターボチャージャ用ハウジング1は、少なくともスクロール室形成部120の一部を有するスクロールピース2と、少なくともスクロール室形成部120の一部、ディフューザ部30及びシュラウド部20を有するとともにスクロールピース2の内側に挿入されるシュラウドピース3と、に分割されてなる。
冷媒流路5は、スクロールピース2及びシュラウドピース3における互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部51と第2流路形成部52とにより区画形成された環状の空間部50からなる。
冷媒流路5の内側面54における最外周部には、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とが互いに当接してなる当接部53が位置している。
当接部53には、冷媒流路5の内側面54を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部55が形成されている。
そして、溝部55には、図3に示すように、当接部53をシールするシール材56が充填されている。
以下、本例のターボチャージャ用ハウジング1について、詳述する。
図1に示すように、ターボチャージャ用ハウジング1は、互いに別部材として形成されたスクロールピース2、シュラウドピース3及び外周ピース4を軸方向Yに組み付けてなる。
スクロールピース2は、図1、図2に示すように、吸気口11、第1スクロール室形成部121、外周部125、第1流路形成部51を有する。吸気口11は、筒状をなすとともに軸方向Yに貫通形成された吸気口形成部110により形成されている。第1スクロール室形成部121は、スクロール室12における吸気側Y1の壁面を構成している。外周部125は、第1スクロール室形成部121の吸気側Y1と反対側Y2の部分であって、ターボチャージャ用ハウジング1の外周部を形成している。そして、外周部125には、外周ピース4が取り付けられている。外周ピース4は環状を成しており、外周部125に圧入される外周ピース挿入部41とスクロール室12における外周側の壁面を構成する第3スクロール室形成部123とを有している。
そして、図1に示すように、スクロールピース2における第1流路形成部51は、後述する第2流路形成部52とともに冷媒流路5を形成するように構成されており、吸気口形成部110のY2側に設けられている。図3に示すように、第1流路形成部51は、冷媒流路5における吸気側Y1の壁面である第1壁面511を有している。本例では、第1壁面511は径方向外側に進むにつれて吸気側Y1と反対側Y2に向かう傾斜面となっている。第1流路形成部51は、第1壁面511における径方向外側の端部に、径方向に平行な壁面である第1当接面531を有している。第1当接面531は後述するシュラウドピース3における第2当接面532と当接している。第1流路形成部51には、第1壁面511から第1壁面511と反対側の面に貫通する貫通孔513が形成されている。なお、図示しないが貫通孔513は2か所形成されている。
シュラウドピース3は、図1に示すように、シュラウド圧入部31、第2スクロール室形成部122、シュラウド部20、ディフューザ部30及び第2流路形成部52を有する。シュラウド圧入部31は、筒状に形成され、吸気口11内に圧入される。第2スクロール室形成部122は、スクロール室12における内周側の壁面を形成している。シュラウド部20は、コンプレッサインペラ13に対向するシュラウド面22を形成している。ディフューザ部30はシュラウド面22からスクロール室12に向かって延びるディフューザ面34を形成している。ディフューザ面34は、図示しない軸受ハウジングのシールプレートに形成された対向面と所定間隔をおいて対向しており、当該対向面とディフューザ面34との間の空間がディフューザ通路15となっている。
そして、図1に示すように、第2流路形成部52は、上述の第1流路形成部51とともに冷媒流路5を形成するように構成されており、シュラウド部20の径方向外側であってディフューザ部30の吸気口側Y1に設けられている。図3に示すように、第2流路形成部52は、冷媒流路5におけるY2側の壁面である第2壁面521を有している。本例では、第2壁面521はY2側に凹んだ凹状に形成されており、軸方向に平行な断面においてU字型を成しているとともに、図2に示すように、シュラウド面22の径方向外側において周方向に延びる環状の凹部を形成している。図1に示すように、第2流路形成部52は、第2壁面521の径方向外側の端部に、径方向に平行な壁面である第2当接面532を有している。第2当接面532は、スクロールピース2における第1当接面531と当接している。
図1に示すように、シュラウド圧入部31が、吸気口11内に圧入されることにより、シュラウド圧入部31の外周面311と吸気口11の内周面112とが隙間なく接するとともに、第2当接面532が第1当接面531に突き当たることとなる。これにより、第1当接面531と第2当接面532とが当接して当接部53が形成されるとともに、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間に環状の空間である冷媒流路5が形成される。そして、第1流路形成部51の第1壁面511と第2流路形成部52の第2壁面521とが冷媒流路5の内側面54を形成するとともに、図3に示すように、冷媒流路5の内側面54における最外周部に当接部53が位置している。
図1に示すように、当接部53には溝部55が形成されている。溝部55は、冷媒流路5の内側面54を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続して環状を成している。溝部55は、軸方向に平行な断面において、径方向外方に向けてV字状、すなわちくさび形状に切り欠かれた形状を成している。そして、溝部55の最深位置551が第1流路形成部51と第2流路形成部52との境界位置となっている。図2、図3に示すように、溝部55の内側には、コンプレッサインペラ13の軸心13aを中心とする仮想円16が位置している。
なお、本例では、溝部55を軸方向に平行な断面において径方向外方に向けてV字状に切り欠かれた形状としたが、これに替えて、軸方向に平行な断面において径方向外方に向けて、U字状、円弧状などに切り欠かれた形状としてもよい。この場合も、溝部55の最深位置551が第1流路形成部51と第2流路形成部52との境界位置となるようにすることが好ましい。また、本例では、第1流路形成部51及び第2流路形成部52の両方を切り欠いて溝部55を形成したが、これに限らず、いずれか一方のみを切り欠いて溝部55を形成してもよい。
溝部55には、シール材56が充填されている。シール材56の種類は特に限定されないが、速乾性を有するものが好ましい。例えば、液体ガスケットとして使用されるシール材を使用することができる。本例では、シール材56は、第1当接面531と第2当接面532との間にも侵入している。
本例では、図3に示すように、当接部53における第1流路形成部51と第2流路形成部52との境界である第1当接面531及び第2当接面532は軸方向に垂直な面に平行となっている。そして、当接部53の径方向外側において、スクロールピース2にはY2方向に突出してなる段差部57が形成されており、シュラウドピース3には段差部57の外形に沿って切り欠かれた段差対向部58が形成されている。なお、第1当接面531と第2当接面532とは互いに当接しているが、段差部57と段差対向部58とは当接していない。
次に、本例のターボチャージャ用ハウジング1の製造方法について説明する。
ターボチャージャ用ハウジング1の製造方法は、図4に示すように、準備工程S1、組付工程S2、付与工程S3、充填工程S4、硬化工程S5とを含む。
まず、準備工程S1では、スクロールピース2、シュラウドピース3及び外周ピース4を準備する。スクロールピース2、シュラウドピース3及び外周ピース4は個別にダイカストにより作製する。なお、図5に示すように、シュラウドピース3を作成する際にはまず、シュラウドピース3の粗材となるシュラウドピース前駆体3aをダイカスト成形する。シュラウドピース前駆体3aは、シュラウド面22及びシュラウド圧入部31の内側面312が成形されておらず、シュラウドピース前駆体3aの内側面22aは円筒状となっている。これを除いて、シュラウドピース前駆体3aのシュラウドピース3の外形を有する。
次に、組付工程S2では、図5において矢印Pで示すように、シュラウドピース前駆体3aにおけるシュラウド圧入部31を、スクロースピース2の吸気口形成部110の内側に圧入して、図6に示すように、スクロールピース2の第1当接面531に、シュラウドピース前駆体3aの第2当接面532を突き当てる。これにより、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間に環状の空間部からなる冷媒流路5を形成する。そして、スクロールピース2に形成された貫通孔513は冷媒流路5に連通することとなる。
その後、付与工程S3において、貫通孔513から冷媒流路5に流動性を有するシール材56を注入して、冷媒流路5にシール材56を付与する。付与工程S3においては、シール材56は冷媒流路5の底部に溜まった状態となっている。注入するシール材56の量は限定されないが、本例では溝部55の容積と同等としている。
そして、図7に示すように、充填工程S4において、互い組み付けたスクロ−ルピース2とシュラウドピース前駆体3aをコンププレッサインペラ13の軸心13aを中心に回転させる。これにより、シール材56に遠心力を作用させて、シール材56を冷媒流路5の内側における最外周に位置する溝部55に充填させる。充填工程S4は、冷媒流路5に注入したシール材56の略全量が溝部55に均一に充填されて、冷媒流路5内を流動するシール材56が実質的に無い状態となるまで実施する。本例では、充填工程S4は、シュラウドピース前駆体3aにシュラウド面22を形成するための旋盤加工とともに行う。当該旋盤加工では、シュラウドピース前駆体3aの内側面22aを切削するために、スクロ−ルピース2とシュラウドピース前駆体3aとの組み付け構造体をコンププレッサインペラ13の軸心13aを中心に回転させる。本例では、当該回転を利用して充填工程S4を実施する。
その後、硬化工程S5において、上記回転を継続してシール材56が溝部55に充填された状態を所定時間維持する。これにより、シール材56を溝部55に充填された状態で硬化させる。なお、シール材56として速乾性のものを使用することにより、上記旋盤加工中にシール材56を溝部55に充填された状態で硬化させることができる。そして、シール材56が硬化した後、外周ピース4をスクロースピース2に圧入することにより、ターボチャージャ用ハウジング1が製造される。
そして、ターボチャージャ用ハウジング1では、図1、図3に示す冷媒流路5に連通する貫通孔313に図示しない冷媒導入管及び冷媒排出管を接続して、これらを介して冷媒を冷媒流路5に流通させることにより、ディフューザ面34を冷却することができる。
なお、本例では、組付工程S2の後に付与工程S3において、冷媒流路5にシール材56を注入したが、これに替えて、組付工程S2の前に第1流路形成部51及び第2流路形成部52の少なくとも一方にシール材56を塗布する付与工程S3を実施してもよい。この場合は、付与工程S3後の組付工程S2における作業性を考慮して、シール材56として粘度の高いものを使用して、図5に示すように、第1流路形成部51又は第2流路形成部52における溝部55を形成する部分に塗布することが好ましい。また、組付工程S2前に実施する付与工程S3において、第1当接面531及び第2当接面532の少なくとも一方に、例えばFIPGなどのシール材を塗布してもよい。
次に、本例のターボチャージャ用ハウジングの作用効果について詳述する。
本例のターボチャージャ用ハウジング1によれば、ターボチャージャ用ハウジング1は分割形成されているとともに、冷媒流路はスクロールピース2及びシュラウドピース3における互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部51と第2流路形成部52とによって形成されている。冷媒流路5の内側面54における最外周部には、第1流路形成部51と第2流路形成部52とが互いに当接してなる当接部53が位置しており、当接部53には、冷媒流路5の内側面54を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部55が形成されている。そして、溝部55には当接部53をシールするシール材56が充填されている。これにより、溝部55にシール材56を充填するだけで、冷媒流路を形成する第1流路形成部51と第2流路形成部52との間をシールできるため、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間にOリングを挟み込んだりする必要がなく、組み付け作業性がよい。また、Oリングも不要となるため、部品点数の削減も図れる。
さらに、ターボチャージャ用ハウジング1は分割形成されて、スクロールピース2とシュラウドピース3とを有し、スクロール室12は少なくとも両ピースを互いに組み付けて形成されている。これにより、スクロール室12の断面形状を円形状にしつつ、スクロール室形成部120を型抜き可能なアンダーカットのない形状にすることができる。その結果、給気の圧縮効率を向上できるとともに、ダイカストにより容易に成形することができる。なお、本例では、ターボチャージャ用ハウジング1は、スクロースピース2、シュラウドピース3及び外周ピース4からなる3ピース構造としたが、スクロースピース2及びシュラウドピース3からなる2ピース構造においても同等の作用効果を奏する。
また、本例のターボチャージャ用ハウジング1における冷媒流路5は、従来のターボチャージャ用ハウジングにおけるスクロースピースやシュラウドピースの基本構成を大幅には変える必要がないため、従来のターボチャージャ用ハウジングに適用しやすくなっている。
また、本例では、溝部55は、溝部55の内側にコンプレッサインペラ13の軸心13aを中心とする仮想円16が位置するように形成されている。これにより、コンプレッサインペラ13の軸心13aを中心に回転させて生じる遠心力を利用して、溝部55にシール材56を均一に充填させることが容易となり、組付作業性が一層向上する。
また、本例では、溝部55は、コンプレッサインペラ13の軸心13aを含む断面において、最深位置551が第1流路形成部51と第2流路形成部52との境界位置となるように、径方向外方に向けてV字状に切り欠かれた形状を成している。これにより、溝部55に充填されたシール材56が溝部55に保持されやすくなるとともに、シール材56が当接部53において第1流路形成部51と第2流路形成部52との間に入り込みやすくなり、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間におけるシール性を向上させることができる。
なお、第2流路形成部52の第2壁面512を溝部55に向けてなだらかに傾斜する傾斜面としてもよい。この場合には、充填工程S4において、シール材56が第2壁面512を伝って溝部55に到達しやすくなる。
また、当接部53において、スクロールピース2とシュラウドピース3との間には両者の間をシールするシール材56が介在しているようにしてもよい。この場合は、当接部53におけるスクロールピース2とシュラウドピース3との間のシール性を一層向上させることができる。
また、本例では、当接部53において、スクロールピース2における第1当接面531とシュラウドピース3における第2当接面532はいずれも軸方向に垂直な面に平行である。これにより、コンプレッサインペラ13の軸心13aを中心に回転させて生じる遠心力を利用して、溝部55に充填されたシール材56を当接部53において第1流路形成部51と第2流路形成部52との間に入り込みやすくなり、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間におけるシール性を一層向上することができる。
また、本例では、当接部53の径方向外側において、スクロールピース2にはY2方向に突出してなる段差部57が形成されており、シュラウドピース3には段差部57の外形に沿って切り欠かれた段差対向部58が形成されている。これにより、充填工程S4において、溝部55の最深部551から第1当接面531と第2当接面532との間に流入してきたシール材56が、スクロール室12内に抜け出ることを抑制することができる。その結果、シール材56が溝部55及び第1当接面531と第2当接面532との間に留まりやすくなるため、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間におけるシール性を一層向上することができる。なお、本例では、段差部57及び段差対向部58を一つずつ設けたが、段差部57を複数の凹凸を有する形状とするとともに、段差対向部58を当該複数の凹凸に沿った複数の凹凸を有する形状としてもよい。この場合は、シール材56がスクロール室12内に抜け出ることを一層抑制することができ、第1流路形成部51と第2流路形成部52との間におけるシール性を一層向上することができる。
また、本例におけるターボチャージャ用ハウジング製造方法では、スクロールピース2及びシュラウドピース3(シュラウドピース前駆体3a)を準備する準備工程S1と、スクロールピース2にシュラウドピース3(シュラウドピース前駆体3a)を圧入して組み付けて、第1流路形成部51と第2流路形成部52とを当接させて、環状の空間部からなる冷媒流路5を形成する組付工程S1と、組付工程S1後に冷媒流路5に流動性を有するシール材56を注入し、又は組付工程S1前に第1流路形成部51及び第2流路形成部52の少なくとも一方に流動性を有するシール材56を塗布して、シール材56を付与する付与工程S3と、互いに組み付けたスクロールピース2及びシュラウドピース3(シュラウドピース前駆体3a)をコンプレッサインペラ13の軸心13aを中心に軸回転させて、シール材56を上記溝部に充填させる充填工程S4と、溝部55に充填させたシール材56を硬化させる硬化工程と、を含む。これにより、充填工程S4において、容易にシール材56を溝部55に充填させることができる。
また、本例では、充填工程S4はシュラウド面22を形成する旋盤加工とともに行う。これにより、シュラウド面22の形成とともにシール材56の溝部55への充填ができるため、製造工程を簡略化できる。
本発明は上記実施例及び変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施例及び変形例に適用することが可能である。
1 ターボチャージャ用ハウジング
2 スクロースピース
3 シュラウドピース
5 冷媒流路
20 シュラウド部
30 ディフューザ部
51 第1流路形成部
52 第2流路形成部
53 当接部
55 溝部
551 最深位置
56 シール材
120 スクロール室形成部

Claims (7)

  1. コンプレッサインペラが収容されるターボチャージャ用ハウジングであって、
    上記コンプレッサインペラを周方向に囲むとともに該コンプレッサインペラに対向するシュラウド面を有するシュラウド部と、
    上記コンプレッサインペラの外周側において周方向に形成され、上記コンプレッサインペラから吐出される圧縮空気を通過させるディフューザ通路を形成するディフューザ部と、
    上記ディフューザ通路を通過した圧縮空気を外部へ導くスクロール室を形成するスクロール室形成部と、
    上記ディフューザ部に沿って周方向に形成されるとともに、上記ディフューザ部を冷却する冷媒を流通させる冷媒流路と、
    を有し、
    上記ターボチャージャ用ハウジングは、少なくとも上記スクロール室形成部の一部を有するスクロールピースと、少なくとも上記スクロール室形成部の一部、上記ディフューザ部及び上記シュラウド部を有するとともに上記スクロールピースの内側に挿入されるシュラウドピースと、に分割されてなり、
    上記冷媒流路は、上記スクロールピース及び上記シュラウドピースにおける互いの対向部にそれぞれ形成された第1流路形成部と第2流路形成部とにより区画形成された環状の空間部からなり、
    上記冷媒流路の内側面における最外周部には、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とが互いに当接してなる当接部が位置しており、
    該当接部には、上記冷媒流路の内側面を径方向外方に凹ませるとともに周方向に連続してなる溝部が形成されており、
    該溝部には上記当接部をシールするシール材が充填されている、ターボチャージャ用ハウジング。
  2. 上記溝部は、該溝部の内側に上記コンプレッサインペラの軸心を中心とする仮想円が位置するように形成されている、請求項1に記載のターボチャージャ用ハウジング。
  3. 上記溝部は、上記コンプレッサインペラの軸心を含む断面において、最深位置が上記第1流路形成部と上記第2流路形成部との境界位置となるように、径方向外方に向けてV字状に切り欠かれた形状を成している、請求項1又は2に記載のターボチャージャ用ハウジング。
  4. 上記当接部において、上記スクロールピースと上記シュラウドピースとの間には両者の間をシールするシール材が介在している、請求項1〜3のいずれか一項に記載のターボチャージャ用ハウジング。
  5. 上記当接部において、上記スクロールピースにおける当接面と上記シュラウドピースにおける当接面はいずれも上記軸方向に垂直な面に平行である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のターボチャージャ用ハウジング。
  6. 上記請求項1〜5のいずれか一項に記載の、ターボチャージャ用ハウジング製造方法であって、
    上記スクロールピース及び上記シュラウドピースを準備する準備工程と、
    上記スクロールピースに上記シュラウドピースを圧入して組み付けて、上記第1流路形成部と上記第2流路形成部とを当接させて、環状の空間部からなる上記冷媒流路を形成する組付工程と、
    該組付工程後に上記冷媒流路に流動性を有するシール材を注入し、又は上記組付工程前に上記第1流路形成部及び上記第2流路形成部の少なくとも一方に流動性を有するシール材を塗布して、上記シール材を付与する付与工程と、
    互いに組み付けた上記スクロールピース及び上記シュラウドピースを上記コンプレッサインペラの軸心を中心に軸回転させて、上記シール材を上記溝部に充填させる充填工程と、
    上記溝部に充填させた上記シール材を硬化させる硬化工程と、
    を含む、ターボチャージャ用ハウジングの製造方法。
  7. 上記充填工程は上記シュラウド面を形成する旋盤加工とともに行う、請求項6に記載のターボチャージャ用ハウジングの製造方法。
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