JP2017155664A - 遠心圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】サージ現象の発生を抑制し、省スペース化を図ることが可能な遠心圧縮機を提供する。
【解決手段】遠心圧縮機100のコンプレッサハウジング10は、スクロール室13と吸入通路11とを、ディフューザ通路12を介さずに連通させる連通通路15を有する。コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接する位置には、冷却水を流通させる冷却水路16が貫設されている。バルブ機構50が閉状態を形成している場合、スクロール室13内を流れる圧縮空気は、スクロール室13の下流側に送り出される。バルブ機構50が開状態を形成している場合、スクロール室13内を流れる圧縮空気の一部は、連通通路15内を流れている間に冷却水によって冷却された状態で、吸入通路11に送り出される。
【選択図】図1
【解決手段】遠心圧縮機100のコンプレッサハウジング10は、スクロール室13と吸入通路11とを、ディフューザ通路12を介さずに連通させる連通通路15を有する。コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接する位置には、冷却水を流通させる冷却水路16が貫設されている。バルブ機構50が閉状態を形成している場合、スクロール室13内を流れる圧縮空気は、スクロール室13の下流側に送り出される。バルブ機構50が開状態を形成している場合、スクロール室13内を流れる圧縮空気の一部は、連通通路15内を流れている間に冷却水によって冷却された状態で、吸入通路11に送り出される。
【選択図】図1
Description
本発明は、遠心圧縮機に関する。
特開2012−241558号公報(特許文献1)に開示されているように、コンプレッサハウジング内のスクロール室に送られた圧縮空気の一部を吸入通路に還流させることで、サージ現象(サージングともいう)の発生を抑制することができる。
コンプレッサハウジング内の吸入通路からスクロール室に送られる空気は、ディフューザ通路を通過する際に圧縮されているため高い温度を有している。高温の圧縮空気が吸入通路に還流されると、圧縮効率の低下や燃費の低下等を招く可能性がある。スクロール室から吸入通路に還流される圧縮空気を冷却するための手段の一つとして、遠心圧縮機の外部に設けられたインタークーラー等の外部冷却手段を用いることが考えられる。
しかしながら、外部冷却手段を用いる場合には、遠心圧縮機と外部冷却手段とを接続する配管が必要となる。配管を用いる場合、圧縮空気が配管内を流れる際に圧損が生じたり、遠心圧縮機の周辺に設けられる機器にレイアウト上の制約が生じ、遠心圧縮機が搭載される車両等の大型化を招いたりする可能性がある。
本発明は、サージ現象の発生を抑制し、省スペース化を図ることが可能な遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明に基づく遠心圧縮機は、吸入通路と、上記吸入通路の下流に設けられたディフューザ通路と、上記ディフューザ通路の下流に設けられたスクロール室と、上記スクロール室と上記吸入通路とを上記ディフューザ通路を介さずに連通させる連通通路と、を有するコンプレッサハウジングと、上記コンプレッサハウジング内における上記吸入通路と上記ディフューザ通路との間に配置され、上記吸入通路から吸い込まれた空気を上記ディフューザ通路を通して上記スクロール室に圧送するインペラと、上記連通通路を開閉可能に設けられたバルブ機構と、を備え、上記コンプレッサハウジングのうちの上記連通通路に隣接する位置には、冷却水を流通させる冷却水路が貫設されており、上記バルブ機構が閉状態を形成している場合、上記スクロール室内を流れる圧縮空気は、上記スクロール室の下流側に送り出され、上記バルブ機構が開状態を形成している場合、上記スクロール室内を流れる圧縮空気の一部は、上記連通通路内を流れている間に上記冷却水によって冷却された状態で、上記吸入通路に送り出される。
上記遠心圧縮機において好ましくは、上記冷却水路は、上記インペラの回転半径方向において、上記スクロール室の内側の位置に設けられている。
上記遠心圧縮機において好ましくは、上記ディフューザ通路の内壁は、上記冷却水によって冷却されている。
上記遠心圧縮機において好ましくは、上記連通通路は、上記吸入通路に接続している第1通路と、上記スクロール室に接続している第2通路と、上記第1通路と上記第2通路との間に設けられ、上記バルブ機構によって開閉されるバルブ室と、を含み、上記インペラの回転軸に対して平行な方向から上記第1通路および上記吸入通路を見た場合、上記第1通路は、上記吸入通路の内壁の接線方向に沿って延びるように設けられている。
上記遠心圧縮機において好ましくは、上記連通通路は、上記吸入通路に接続している複数の第1通路と、上記スクロール室に接続している第2通路と、上記第2通路と複数の上記第1通路との間に設けられ、上記バルブ機構によって開閉されるバルブ室と、を含む。
上記遠心圧縮機において好ましくは、上記連通通路は、上記連通通路から上記吸入通路に送り出された上記圧縮空気の一部が上記吸入通路内で上記インペラの回転方向と逆向きに流れるように、上記圧縮空気の一部を上記吸入通路内に送り出す。
上記の構成によれば、サージ現象の発生を抑制し、省スペース化を図ることができる。
実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(遠心圧縮機100)
図1は、実施の形態1における遠心圧縮機100を示す断面図である。遠心圧縮機100は、コンプレッサハウジング10、タービンハウジング20、軸受ハウジング30、シールプレート40、インペラ41、タービン42、シャフト43、バルブ機構50を備える。
(遠心圧縮機100)
図1は、実施の形態1における遠心圧縮機100を示す断面図である。遠心圧縮機100は、コンプレッサハウジング10、タービンハウジング20、軸受ハウジング30、シールプレート40、インペラ41、タービン42、シャフト43、バルブ機構50を備える。
シャフト43は、軸受ハウジング30およびシールプレート40により枢支される。シャフト43のタービンハウジング20側に位置する端部に、タービン42が取り付けられる。シャフト43のコンプレッサハウジング10側に位置する端部に、インペラ41が取り付けられる。
タービンハウジング20は、吐出通路21、スクロール室23、吸入口24を有する。スクロール室23と吐出通路21との間に、バルブ機構22およびタービン42が配置される。内燃機関からの排気ガスは、吸入口24、スクロール室23を通して導入される。排気ガスは、バルブ機構22によって流速を調節され、タービン42に供給される。タービン42によりエネルギーが回収された排気ガスは、吐出通路21を通して吐出される。
コンプレッサハウジング10は、吸入通路11、吸入通路11の下流に設けられたディフューザ通路12、ディフューザ通路12の下流に設けられたスクロール室13、スクロール室13の下流に設けられた吸気吐出口14、および連通通路15を有する。コンプレッサハウジング10内における吸入通路11とディフューザ通路12との間に、インペラ41が配置される。
内燃機関に供給するための空気は、吸入通路11を通して吸い込まれる。空気は、インペラ41により、ディフューザ通路12を通してスクロール室13に送られる。空気は、ディフューザ通路12を通過する際に圧縮される。バルブ機構50が閉状態を形成している場合(詳細は後述する)、圧縮された空気の略全ては、スクロール室13および吸気吐出口14を通過した後、内燃機関に過給される。
コンプレッサハウジング10に設けられた連通通路15は、ディフューザ通路12を介さずに、スクロール室13と吸入通路11とを連通させている。本実施の形態の連通通路15は、第1通路15A、第2通路15B、バルブ室15Cを含む。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。
図1および図2を参照して、第1通路15Aは、吸入通路11に接続しており、第1通路15Aの一方の開口端は吸入通路11に臨んでいる。第1通路15Aの他方の開口端は、バルブ室15Cに臨んでいる。第2通路15Bは、スクロール室13に接続しており、第2通路15Bの一方の開口端はスクロール室13に臨んでいる。第2通路15Bの他方の開口端は、バルブ室15Cに臨んでいる。
バルブ室15Cは、第1通路15Aと第2通路15Bとの間に設けられ、バルブ機構50(図1参照)によって開閉される。バルブ機構50は、アクチュエータ51、駆動軸52、弁体53を含む。バルブ室15Cと第2通路15Bとの間には、弁座(段差)が形成されている。図示しない制御部からアクチュエータ51が制御信号を受信することで、アクチュエータ51は駆動軸52を介して弁体53を移動させる。
(閉状態)
弁体53が弁座に接触することで、バルブ機構50は閉状態を形成する。第2通路15Bとバルブ室15Cとの間の連通が遮断され、スクロール室13内を流れる圧縮空気の略全てはスクロール室13の下流側に送り出され、吸気吐出口14を通して内燃機関に過給される。車両が安定した速度で走行している場合には、制御部はバルブ機構50を閉状態に設定する。
弁体53が弁座に接触することで、バルブ機構50は閉状態を形成する。第2通路15Bとバルブ室15Cとの間の連通が遮断され、スクロール室13内を流れる圧縮空気の略全てはスクロール室13の下流側に送り出され、吸気吐出口14を通して内燃機関に過給される。車両が安定した速度で走行している場合には、制御部はバルブ機構50を閉状態に設定する。
(開状態)
弁体53が弁座から離れることで、バルブ機構50は開状態を形成する。たとえば、車両が急減速した場合に、サージ現象が発生しやすい。制御部は、サージ現象の発生を抑制するために、バルブ機構50を開状態に設定する。第2通路15Bとバルブ室15Cとが連通し、スクロール室13内を流れる圧縮空気の一部は、連通通路15を通して吸入通路11に送出(還流)される。
弁体53が弁座から離れることで、バルブ機構50は開状態を形成する。たとえば、車両が急減速した場合に、サージ現象が発生しやすい。制御部は、サージ現象の発生を抑制するために、バルブ機構50を開状態に設定する。第2通路15Bとバルブ室15Cとが連通し、スクロール室13内を流れる圧縮空気の一部は、連通通路15を通して吸入通路11に送出(還流)される。
(冷却水路)
本実施の形態においては、コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接する位置に、冷却水を流通させるための冷却水路16が貫設されている。本実施の形態における冷却水路16は、インペラ41の回転半径方向において、スクロール室13の内側の位置に設けられている。インペラ41の回転半径方向に連通通路15および冷却水路16を見た場合、第2通路15Bは、冷却水路16に重なる位置に形成されている。さらに、インペラ41の回転軸に対して平行な方向から連通通路15および冷却水路16を見た場合、第1通路15Aは、冷却水路16に重なる位置に形成されている。
本実施の形態においては、コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接する位置に、冷却水を流通させるための冷却水路16が貫設されている。本実施の形態における冷却水路16は、インペラ41の回転半径方向において、スクロール室13の内側の位置に設けられている。インペラ41の回転半径方向に連通通路15および冷却水路16を見た場合、第2通路15Bは、冷却水路16に重なる位置に形成されている。さらに、インペラ41の回転軸に対して平行な方向から連通通路15および冷却水路16を見た場合、第1通路15Aは、冷却水路16に重なる位置に形成されている。
冷却水路16は、入口16A、出口16B(図2参照)を有しており、図示しない冷却装置(たとえばエンジンの冷却系)から冷却水を導入する。入口16Aからの冷却水は、コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接している部分(コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15を形成している内壁)の近傍を通過した後、出口16Bを通して冷却装置に戻される。この際、冷却水は、コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15に隣接している部分(コンプレッサハウジング10のうちの連通通路15を形成している内壁)を冷却する。
冒頭で述べたとおり、コンプレッサハウジング10内の吸入通路11からスクロール室13に送られる空気は、ディフューザ通路12を通過する際に圧縮されているため、高い温度を有している。高温の圧縮空気が連通通路15を通して吸入通路11に冷却されることなく還流されると、圧縮効率の低下や燃費の低下等を招く可能性がある。本実施の形態においては、圧縮空気は、連通通路15内を流れている間に冷却水によって(より具体的には、冷却水によって冷却された連通通路15の内壁面によって)冷却された状態で、吸入通路11に還流されることができる。
スクロール室13から吸入通路11に還流される圧縮空気を冷却するための手段の一つとして、遠心圧縮機100の外部に設けられたインタークーラー等の外部冷却手段を用いることも可能である。外部冷却手段を用いる場合には、圧縮空気を外部冷却手段に移送するために、遠心圧縮機100と外部冷却手段とを接続する配管が必要となる。配管を用いる場合、圧縮空気が配管内を流れる際に圧損が生じる可能性がある。これに対して本実施の形態においては、外部冷却手段を用いる場合に比べて圧縮空気は短い距離で吸入通路11に還流されるため、圧損が生じることもほとんどない。
圧縮空気が吸入通路11に還流される際の圧縮空気に要求される温度によっては、冷却水路16を流れる冷却水を冷却手段として用いることに加えて、遠心圧縮機100の外部に設けられたインタークーラー等の外部冷却手段を用いることも可能である。すなわち、上記の内容は、本願発明の範囲からインタークーラー等の外部冷却手段を用いることを積極的に排除しているものではない。
コンプレッサハウジング10のうちのディフューザ通路12を形成している内壁は、冷却水路16を流れる冷却水によって冷却されるように構成されてもよい。コンプレッサハウジング10内の温度が上昇すると、吸入通路11から吸入される空気中の油成分が炭化する場合がある。炭化した油成分は、デポジットとしてコンプレッサハウジング10の内壁面に付着しやすい。コンプレッサハウジング10内において流路断面積が小さいディフューザ通路12においては、吸気の温度が上昇しやすく、デポジットが特に形成されやすい。
本実施の形態の冷却水路16は、コンプレッサハウジング10のうちのディフューザ通路12に隣接する位置に貫設されている。コンプレッサハウジング10のうちのディフューザ通路12を形成している内壁は、冷却水路16内の冷却水によって冷却される。ディフューザ通路12においてデポジットが形成されるのを抑制することができる。当該構成によれば、冷却水路16内を流れる冷却水は、連通通路15の内壁およびディフューザ通路12の内壁の双方を冷却する手段として機能し得る。
[実施の形態2]
図3を参照して、実施の形態2における遠心圧縮機101について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図2)と実施の形態2における遠心圧縮機101(図3)とは、以下の点において相違している。遠心圧縮機101においては、インペラ41の回転軸に対して平行な方向から第1通路15Aおよび吸入通路11を見た場合、第1通路15Aは、吸入通路11の内壁の接線方向に沿って延びるように設けられている。当該構成によれば、連通通路15から吸入通路11に送り出された圧縮空気は、吸入通路11の内壁に沿って円を描くようにして吸入通路11の中へと拡散することができる。
図3を参照して、実施の形態2における遠心圧縮機101について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図2)と実施の形態2における遠心圧縮機101(図3)とは、以下の点において相違している。遠心圧縮機101においては、インペラ41の回転軸に対して平行な方向から第1通路15Aおよび吸入通路11を見た場合、第1通路15Aは、吸入通路11の内壁の接線方向に沿って延びるように設けられている。当該構成によれば、連通通路15から吸入通路11に送り出された圧縮空気は、吸入通路11の内壁に沿って円を描くようにして吸入通路11の中へと拡散することができる。
好ましくは、連通通路15は、第1通路15Aから吸入通路11に送り出された圧縮空気が吸入通路11内でインペラ41の回転方向(矢印AR1)と逆向きに流れるように、圧縮空気を吸入通路11内に送り出すとよい(矢印AR2)。サージ現象が発生する際には、インペラ41の回転方向(矢印AR1)と同じ向きに流体の渦が発生する。第1通路15Aの延在方向およびインペラ41の回転方向が上記のように構成されることで、第1通路15Aから吸入通路11に送り出された圧縮空気は、流体の渦の発生を抑制することができ、ひいてはサージ現象の発生をより抑制することが可能となる。
[実施の形態3]
図4を参照して、実施の形態3における遠心圧縮機102について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図2)と実施の形態3における遠心圧縮機102(図4)とは、以下の点において相違している。
図4を参照して、実施の形態3における遠心圧縮機102について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図2)と実施の形態3における遠心圧縮機102(図4)とは、以下の点において相違している。
本実施の形態の連通通路15は、複数の第1通路15Aを含む。バルブ室15Cは、第2通路15Bと複数の第1通路15Aに設けられており、さらに、バルブ室15Cと複数の第1通路15Aとの間には、通路15Dが設けられている。インペラ41の回転軸に対して平行な方向に通路15Dおよび冷却水路16を見た場合、通路15Dは、冷却水路16に重なる位置に形成されている。当該構成によれば、吸入通路11に向けて複数の方向から圧縮空気が送り出され、圧縮空気は吸入通路11の中へと拡散することができる。
本実施の形態においても、上述の実施の形態2の場合と同様に、連通通路15は、第1通路15Aから吸入通路11に送り出された圧縮空気が吸入通路11内でインペラ41の回転方向と逆向きに流れるように、圧縮空気を吸入通路11内に送り出すとよい。
[実施の形態4]
図5を参照して、実施の形態4における遠心圧縮機103について説明する。実施の形態3における遠心圧縮機102(図4)と実施の形態4における遠心圧縮機103(図5)とは、以下の点において相違している。
図5を参照して、実施の形態4における遠心圧縮機103について説明する。実施の形態3における遠心圧縮機102(図4)と実施の形態4における遠心圧縮機103(図5)とは、以下の点において相違している。
本実施の形態の通路15Dには、複数のフィン15Eが設けられている。当該構成によれば、通路15Dの内壁と、通路15D内を流れる圧縮空気との熱交換効率を向上させることができる。
[実施の形態5]
図6を参照して、実施の形態5における遠心圧縮機104について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図1)と実施の形態5における遠心圧縮機104(図6)とは、以下の点において相違している。
図6を参照して、実施の形態5における遠心圧縮機104について説明する。実施の形態1における遠心圧縮機100(図1)と実施の形態5における遠心圧縮機104(図6)とは、以下の点において相違している。
本実施の形態の遠心圧縮機104は、冷却水路16に加えて、冷却水路16S,16Tを備えている。冷却水路16Sは、インペラ41の回転半径方向において、第2通路15Bの外側の位置に設けられている。インペラ41の回転軸に対して平行な方向から連通通路15および冷却水路16Tを見た場合、冷却水路16Tは、第1通路15Aに重なる位置に形成されている。当該構成によれば、吸入通路11に還流される圧縮空気の温度をより低くすることができる。冷却水路16,16S,16Tは、互いに連通していてもよいし、互いに独立していてもよい。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 コンプレッサハウジング、11 吸入通路、12 ディフューザ通路、13,23 スクロール室、14 吸気吐出口、15 連通通路、15A 第1通路、15B 第2通路、15C バルブ室、15D 通路、15E フィン、16,16S,16T 冷却水路、16A 入口、16B 出口、20 タービンハウジング、21 吐出通路、22,50 バルブ機構、24 吸入口、30 軸受ハウジング、40 シールプレート、41 インペラ、42 タービン、43 シャフト、51 アクチュエータ、52 駆動軸、53 弁体、100,101,102,103,104 遠心圧縮機、AR1,AR2 矢印。
Claims (6)
- 吸入通路と、前記吸入通路の下流に設けられたディフューザ通路と、前記ディフューザ通路の下流に設けられたスクロール室と、前記スクロール室と前記吸入通路とを前記ディフューザ通路を介さずに連通させる連通通路と、を有するコンプレッサハウジングと、
前記コンプレッサハウジング内における前記吸入通路と前記ディフューザ通路との間に配置され、前記吸入通路から吸い込まれた空気を前記ディフューザ通路を通して前記スクロール室に圧送するインペラと、
前記連通通路を開閉可能に設けられたバルブ機構と、を備え、
前記コンプレッサハウジングのうちの前記連通通路に隣接する位置には、冷却水を流通させる冷却水路が貫設されており、
前記バルブ機構が閉状態を形成している場合、前記スクロール室内を流れる圧縮空気は、前記スクロール室の下流側に送り出され、
前記バルブ機構が開状態を形成している場合、前記スクロール室内を流れる圧縮空気の一部は、前記連通通路内を流れている間に前記冷却水によって冷却された状態で、前記吸入通路に送り出される、
遠心圧縮機。 - 前記冷却水路は、前記インペラの回転半径方向において、前記スクロール室の内側の位置に設けられている、
請求項1に記載の遠心圧縮機。 - 前記ディフューザ通路の内壁は、前記冷却水によって冷却されている、
請求項2に記載の遠心圧縮機。 - 前記連通通路は、前記吸入通路に接続している第1通路と、前記スクロール室に接続している第2通路と、前記第1通路と前記第2通路との間に設けられ、前記バルブ機構によって開閉されるバルブ室と、を含み、
前記インペラの回転軸に対して平行な方向から前記第1通路および前記吸入通路を見た場合、前記第1通路は、前記吸入通路の内壁の接線方向に沿って延びるように設けられている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の遠心圧縮機。 - 前記連通通路は、前記吸入通路に接続している複数の第1通路と、前記スクロール室に接続している第2通路と、前記第2通路と複数の前記第1通路との間に設けられ、前記バルブ機構によって開閉されるバルブ室と、を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の遠心圧縮機。 - 前記連通通路は、前記連通通路から前記吸入通路に送り出された前記圧縮空気の一部が前記吸入通路内で前記インペラの回転方向と逆向きに流れるように、前記圧縮空気の一部を前記吸入通路内に送り出す、
請求項1から5のいずれか1項に記載の遠心圧縮機。
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