JP2011080401A - 遠心圧縮機のスワール生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インペラの部分から取り出した空気をインペラよりも上流側に旋回させて戻す遠心圧縮機のスワール生成装置の構成の簡素化を図る。
【解決手段】圧縮機ハウジング2内に、インペラ用吸込筒体6を設けると共に、その上流側に出口開閉用筒体9を軸方向移動可能且つ周方向回動可能に配置する。インペラ用吸込筒体6の上流端面と出口開閉用筒体9の下流端面とに、夫々周方向に沿ってジグザグ状に複数の段部9x、6xを形成する。出口開閉用筒体9を回動させることで、出口開閉用筒体9の各段部9xがインペラ用吸込筒体6の各段部6xに乗り上がって、出口開閉用筒体9が上流側に移動され、上流端面と前記下流端面との間に、周方向に間隔を隔てて複数の出口12が形成される。各段部6x、9xには、循環通路7から出口12を通って吸込通路5に流れる空気に旋回流を与える傾斜面6y、9yが形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧縮機ハウジング内に収容されたインペラの部分から取り出した空気をインペラよりも上流側に旋回させて戻す遠心圧縮機のスワール生成装置に関する。
遠心圧縮機は、圧縮機内へと流入する空気量が減少してくると、圧縮機特性曲線がサージ線を越えてサージング領域に入る特性がある。従って、このサージ線をより低流量側へ移動させることができれば、遠心圧縮機の作動領域を低流量側に拡大することができる。
遠心圧縮機の圧縮機ハウジング内に、インペラの部分から取り出した空気をインペラよりも上流側に戻す循環通路を設け、圧縮機に吸引される空気の一部を循環させることで、サージ線を低流量側へ移動させる作動域拡大手法が提案されている(特許文献1)。この手法では、圧縮機に吸い込まれた空気の流れは、回転するインペラの位置にて圧力が上昇してインペラの上流側や循環通路内よりも圧力が高くなるため、その静圧差に基づいて循環流が発生する。この循環流により、圧縮機に吸い込まれる見かけ上の流量が増すため、本来サージング領域に入るような低流量の運転状況であっても、サージング領域に入らない。すなわち、サージ線を低流量側へ移動させることができる。
ところで、かかる手法の場合、前記循環通路からインペラの吸込通路に戻される空気は、インペラの回転方向に沿う流れ、すなわち順旋回方向の流れとなる。このため、空気を循環させない場合と比べると作動領域を低流量側に拡大することができるものの、圧縮機入口から出口への流れ角の転向が小さくなるため、オイラーヘッド(単位質量流量あたりのエネルギ上昇)を低下させてしまうことになる。
オイラーヘッドを低下させることなく広作動領域化を実現するため、循環通路から流出する流れをルーバによりインペラ回転方向に対して逆旋回方向とする遠心圧縮機の作動域拡大装置が提案されている(特許文献2)。この装置では、循環通路に、そこからインペラの吸込通路へ流出する空気にインペラ回転方向に対して逆向きの流れを与える複数の固定ルーバを放射状に配置している。これら固定ルーバの導流作用によって吸込通路に戻される空気がインペラ回転方向に対して逆旋回方向の流れとなり、オイラーヘッドの低下が防止される。しかし、この装置では、循環流の流量調節ができない。
また、循環通路の出口に、そこからインペラの吸込通路へ流出する空気にインペラ回転方向に対して逆向きの流れを与えるための複数の可動ベーンを放射状に配置した遠心圧縮機が提案されている(特許文献3)。この遠心圧縮機では、可動ベーンの角度を変更することで、循環流の流量と旋回角度とを制御することができる。
特開平5−60097号公報 特許第3494118号公報 特開2007−255381号公報
ところで、文献3の遠心圧縮機では、複数の可動ベーンの角度を連動させて変更する必要があるので、その機構が複雑となってコストアップを招いてしまう。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成で、循環流に旋回を与えつつ循環流の流量を調節できる遠心圧縮機のスワール生成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、圧縮機ハウジング内に収容されたインペラの部分から取り出した空気を前記インペラよりも上流側に旋回させて戻す遠心圧縮機のスワール生成装置において、前記圧縮機ハウジング内に設けられ、内部が前記インペラへ空気を導く吸込通路となるインペラ用吸込筒体と、該インペラ用吸込筒体の径方向外側にて前記インペラに対向する位置からそれよりも上流側にかけて形成された循環通路と、前記インペラに対向する位置で前記循環通路と前記吸込通路とを連通する入口と、前記インペラ用吸込筒体の上流側に、上下流方向に移動可能且つ上下流に沿った軸回りに回動可能に配設された出口開閉用筒体と、該出口開閉用筒体を前記インペラ用吸込筒体に対して前記軸回りに回動させるアクチュエータと、該アクチュエータで前記出口開閉用筒体を回動させた際、前記出口開閉用筒体の下流端面と前記インペラ用吸込筒体の上流端面との間に前記循環通路と前記吸込通路とを連通して形成され、前記循環通路から前記吸込通路に流れる空気に旋回流を与える出口と、を備えたものである。
前記出口開閉用筒体の下流端面と、前記インペラ用吸込筒体の上流端面とに、夫々、周方向に沿ってジグザグ状に複数の段部を形成し、前記出口が、前記アクチュエータで前記出口開閉用筒体を回動させた際、前記出口開閉用筒体の下流端面のジグザグ状の各段部が前記インペラ用吸込筒体の上流端面のジグザグ状の各段部に沿って移動して上記出口開閉用筒体が上流側に移動されることで、前記上流端面と前記下流端面との間に、周方向に間隔を隔てて複数形成されても良い。
前記インペラ用吸込筒体の上流端面のジグザグ状の各段部、前記出口開閉用筒体の下流端面のジグザグ状の各段部に、夫々、前記循環通路から前記出口を通って前記吸込通路に流れる空気に旋回流を与える傾斜面を形成してもよい。
前記傾斜面は、前記インペラの回転方向と反対方向に旋回流を与える向きに傾斜されてもよく、前記インペラの回転方向と同方向に旋回流を与える向きに傾斜されてもよい。
本発明に係る遠心圧縮機のスワール生成装置によれば、簡単な構成で、循環流に旋回を与えつつ循環流の流量を調節できる。
本発明の一実施形態を示す遠心圧縮機のスワール生成装置を示す概略側断面図である。 図1の要部拡大図であり、(a)は出口を閉じたとき、(b)は出口を開いたときを示す。 (a)は、図2(a)のIIIa線矢視図、(b)は、図2(b)のIIIb線矢視図である。 (a)は、図3(a)のIVa−IVa線矢視図、(b)は、図3(b)のIVb−IVb線矢視図である。 本発明の変形実施形態を示す遠心圧縮機のスワール生成装置の出口部分の断面図であり、(a)は、出口を閉じたとき、(b)は、出口を開いたときを示す。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、この遠心圧縮機1は、圧縮機ハウジング2内に収容されたインペラ3の部分から圧気の一部を取り出し、取り出した圧気(空気)をインペラ3よりも上流側に旋回させて戻すスワール生成装置4を備えている。
図2(a)、図2(b)に示すように、スワール生成装置4は、圧縮機ハウジング2内に設けられ、内部がインペラ3へ空気を導く吸込通路5となるインペラ用吸込筒体6と、インペラ用吸込筒体6の径方向外側にてインペラ3に対向する位置からそれよりも上流側にかけて形成された循環通路7とを有する。
インペラ用吸込筒体6は、圧縮機ハウジング2の内部に、圧縮機ハウジング2と一体的に設けられている。循環通路7は、インペラ用吸込筒体6の径方向外側にてリング状に形成された空間からなり、その外周側の通路壁が圧縮機ハウジング2に形成された壁面2aで区画され、内周側の通路壁がインペラ用吸込筒体6の外周面6aで区画される。
また、スワール生成装置4は、循環通路7と吸込通路5とをインペラ3に対向する位置で連通する入口8と、インペラ用吸込筒体6の上流側に、上下流方向に移動可能且つ上下流に沿った軸回りに回動可能に配設された出口開閉用筒体9と、出口開閉用筒体9をインペラ用吸込筒体6に対して軸回りに回動させるアクチュエータ10とを有する。
入口8は、インペラ用吸込筒体6の周方向に沿ってリング状に、或いは周方向に間隔を隔てて複数、形成されている。なお、入口8をリング状とした場合には、インペラ用吸込筒体6の外周面6aと圧縮機ハウジング2の壁面2aとの間に支持リブ(図示せず)を設け、インペラ用吸込筒体6が圧縮機ハウジング2から脱落しないようにする。
出口開閉用筒体9は、圧縮機ハウジング2内にインペラ用吸込筒体6と同芯的に形成された装着穴11に、上下流方向に移動可能且つ軸回りに回動可能に係合されている。出口開閉用筒体9の内周面は、インペラ用吸込筒体6の内周面と面一となっており、出口開閉用筒体9の外周面は、装着穴11に移動可能に嵌り、循環通路7の一部を区画する。
アクチュエータ10は、出口開閉用筒体9をインペラ用吸込筒体6に対して軸回りに所定角度範囲で回動させるリンク機構10a、リンク機構10aを作動させる電動シリンダ(図示せず)等を有する。リンク機構10aは、出口開閉用筒体9を回動させた際、出口開閉用筒体9が軸方向に移動することを許容する。なお、リンク機構10aには、出口開閉用筒体9の下流端面をインペラ用吸込筒体6の上流端面に押し付ける方向に付勢するバネ等の付勢部材が接続されている。
図3(a)、図3(b)に示すように、スワール生成装置4は、出口開閉用筒体9の下流端面と、インペラ用吸込筒体6の上流端面とに、夫々周方向に沿ってジグザグ状に形成された複数の段部9x、6xを有する。出口開閉用筒体9の各段部9xとインペラ用吸込筒体6の各段部6xとは、互いに密着するように、雄型形状と雌型形状とに形成されている。
また、スワール生成装置4は、出口開閉用筒体9を回動させた際、出口開閉用筒体9の下流端面のジグザグ状の各段部9xがインペラ用吸込筒体6の上流端面のジグザグ状の各段部6xに沿って動き、出口開閉用筒体9が上流側に移動されることで、上流端面と下流端面との間に周方向に間隔を隔てて複数形成される出口12を有する。各出口12は、図2(b)に示すように、循環通路7と吸込通路5とを連通する。
図4(a)、図4(b)に示すように、スワール生成装置4は、循環通路7から出口12を通って吸込通路5に流れる空気に旋回流を与える傾斜面6y、9yを有する。これら傾斜面6y、9yは、インペラ用吸込筒体6の上流端面のジグザグ状の各段部6x、出口開閉用筒体9の下流端面のジグザグ状の各段部9xに、夫々形成されている。傾斜面6yは、インペラ用吸込筒体6の内周面の接線に沿って傾斜され、傾斜面9yは、出口開閉用筒体9の内周面の接線に沿って傾斜されている。
傾斜面6y、9yは、本実施形態では、インペラ3の回転方向と反対方向に旋回流を与える向きに傾斜されているが、インペラ3の回転方向と同方向に旋回流を与える向きに傾斜されていても構わない。要は、インペラ3の回転方向と反対方向又は同方向に旋回流を与える傾斜面が存在していればよい。
例えば、ターボチャージャ等に用いられる比較的高い圧力比の遠心圧縮機の場合、本実施形態のようにインペラ3の回転方向と反対方向に旋回流を生成し、産業用圧気発生装置等に用いられる比較的低い圧力比の遠心圧縮機の場合、本実施形態とは逆にインペラ3の回転方向と同方向に旋回流を生成することが好ましい。
本実施形態に係る遠心圧縮機1のスワール生成装置4の作用を述べる。
図2(a)に示すアクチュエータ10により出口開閉用筒体9を回動させ、図3(a)に示すように、出口開閉用筒体9の下流端面の各段部9xをインペラ用吸込筒体6の上流端面の各段部6xに密着させると、図4(a)に示すように、出口開閉用筒体9の傾斜面9yがインペラ用吸込筒体6の傾斜面6yに密着し、循環通路7の出口12が閉じられた状態となるので、循環流は発生しない。
図2(b)に示すアクチュエータ10により出口開閉用筒体9を逆回りに回動させると、図3(b)に示すように、出口開閉用筒体9の各段部9xとインペラ用吸込筒体6の各段部6xとが筒体の軸方向に対して傾斜されているので、出口開閉用筒体9の各段部9xがインペラ用吸込筒体6の各段部6xに沿って動き、出口開閉用筒体9が軸回りに回動しつつ上流側に移動する。
すると、図4(b)に示すように、出口開閉用筒体9の傾斜面9yがインペラ用吸込筒体6の傾斜面6yから離間し、それら傾斜面9y、6yの間に出口12が形成される。出口12は、図3(b)に示すように、段部9x、6xの数に応じて、周方向に間隔を隔てて複数形成される。
この結果、図2(b)に示すように、インペラ3の部分から入口8を通って循環通路7に導かれた空気は、出口12から流出する際に傾斜面9y、6yによって旋回されつつ吸込通路5に戻される。
また、アクチュエータ10により出口開閉用筒体9の回動角度を調節することで、図3(b)に示す段部6x、9xの乗上り量が変わり、図4(b)に示す出口12の通路面積を変更できるので、循環流量の制御が可能となる。
このような、循環通路7から吸込通路5に戻される循環空気に旋回流を与える機能と、循環空気の循環流量を変更する機能とは、従来例のように複数の可動ベーンを出口12に設けてそれらの角度を連動させて変更するといった複雑な構成を用いることなく、極めて簡単な構成で達成している。
すなわち、本実施形態に係る遠心圧縮機1のスワール生成装置4は、圧縮機ハウジング2内に、インペラ用吸込筒体6を設けると共に、その上流側に出口開閉用筒体9を軸方向移動可能且つ周方向回動可能に配置し、インペラ用吸込筒体6の上流端面に段部6x及び傾斜面6yを設け、出口開閉用筒体9の下流端面に段部9x及び傾斜面9yを設け、出口開閉用筒体9を回動させるという極めて簡単な構成で、吸込通路5に戻される空気に旋回流を与え、且つ循環流量を変更できる。よって、コストダウン及び信頼性・耐久性を向上できる。
次に、遠心圧縮機1の運転状態に応じたスワール生成装置4の作動を述べる。
遠心圧縮機1の低流量運転時には、アクチュエータ10によって出口開閉用筒体9を回動させて出口12を広く開く。これにより、循環流量が大きくなり、サージングし難くなる。
遠心圧縮機1が低流量運転から中流量運転に移行するにつれて、アクチュエータ10によって出口開閉用筒体9を徐々に逆回りに回動させて出口12の通路面積を絞っていく。これにより、循環流量が徐々に小さくなっていく。遠心圧縮機1が低流量運転から中流量運転に移行するにつれて、サージングし難くなり、また、循環させることなくインペラ3を通過する流量を増やした方が、吹出風量を稼ぐことができ、効率がよいからである。
遠心圧縮機1が中流量運転から高流量運転に移行すると、アクチュエータ10によって出口開閉用筒体9を更に逆回りに回動させて出口12を完全に閉じる。これにより、循環流量が零となり、圧縮機1が吸い込んだ空気を全てインペラ3で加速して吹き出すことができる。また、高流量運転時に生じ易い、圧縮機1が吸い込んだ空気の一部が出口12から循環通路7を通って入口8からインペラ3に通り抜ける吹抜現象を、防止できる。
図5に本発明の変形実施形態を示す。
この変形実施形態は、インペラ用吸込筒体6の傾斜面6yと、出口開閉用筒体9の傾斜面9yとが、前実施形態のように平面ではなく、湾曲面となっている。傾斜面6y、9yを湾曲面とすることで、平面の場合よりも出口12を通過する際に圧力損失を小さくすることが可能となる。また、この変形実施形態は、傾斜面6y、9yが湾曲面であることを除き、前実施形態と同様の構成となっているので、前実施形態と同様の作用と効果を奏する。
1 遠心圧縮機
2 圧縮機ハウジング
3 インペラ
4 スワール生成装置
5 吸気通路
6 インペラ用吸込筒体
6x 段部
6y 傾斜面
7 循環通路
8 入口
9 出口開閉用筒体
9x 段部
9y 傾斜面
10 アクチュエータ
12 出口

Claims (5)

  1. 圧縮機ハウジング内に収容されたインペラの部分から取り出した空気を前記インペラよりも上流側に旋回させて戻す遠心圧縮機のスワール生成装置において、
    前記圧縮機ハウジング内に設けられ、内部が前記インペラへ空気を導く吸込通路となるインペラ用吸込筒体と、
    該インペラ用吸込筒体の径方向外側にて前記インペラに対向する位置からそれよりも上流側にかけて形成された循環通路と、
    前記インペラに対向する位置で前記循環通路と前記吸込通路とを連通する入口と、
    前記インペラ用吸込筒体の上流側に、上下流方向に移動可能且つ上下流に沿った軸回りに回動可能に配設された出口開閉用筒体と、
    該出口開閉用筒体を前記インペラ用吸込筒体に対して前記軸回りに回動させるアクチュエータと、
    該アクチュエータで前記出口開閉用筒体を回動させた際、前記出口開閉用筒体の下流端面と前記インペラ用吸込筒体の上流端面との間に前記循環通路と前記吸込通路とを連通して形成され、前記循環通路から前記吸込通路に流れる空気に旋回流を与える出口と、
    を備えたことを特徴とする遠心圧縮機のスワール生成装置。
  2. 前記出口開閉用筒体の下流端面と、前記インペラ用吸込筒体の上流端面とに、夫々、周方向に沿ってジグザグ状に複数の段部を形成し、
    前記出口が、前記アクチュエータで前記出口開閉用筒体を回動させた際、前記出口開閉用筒体の下流端面のジグザグ状の各段部が前記インペラ用吸込筒体の上流端面のジグザグ状の各段部に沿って移動して上記出口開閉用筒体が上流側に移動されることで、前記上流端面と前記下流端面との間に、周方向に間隔を隔てて複数形成された
    請求項1に記載の遠心圧縮機のスワール生成装置。
  3. 前記インペラ用吸込筒体の上流端面のジグザグ状の各段部、前記出口開閉用筒体の下流端面のジグザグ状の各段部に、夫々、前記循環通路から前記出口を通って前記吸込通路に流れる空気に旋回流を与える傾斜面を形成した請求項1または2に記載の遠心圧縮機のスワール生成装置。
  4. 前記傾斜面が、前記インペラの回転方向と反対方向に旋回流を与える向きに傾斜された請求項3に記載の遠心圧縮機のスワール生成装置。
  5. 前記傾斜面が、前記インペラの回転方向と同方向に旋回流を与える向きに傾斜された請求項3に記載の遠心圧縮機のスワール生成装置。
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