JP6322121B2 - ターボチャージャ用のコンプレッサ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボチャージャ用のコンプレッサ構造に関する。
自動車等のエンジンルームに搭載されるターボチャージャは、コンプレッサにおいて吸入した空気を圧縮して内燃機関へ向かって吐出するよう構成されている。すなわち、コンプレッサハウジングの内側に形成された空気流路には、インペラから吐出された圧縮空気が流れ込むスクロール室があり、該スクロール室は圧縮空気を吐出ポートへ導き、吐出ポートから圧縮空気を内燃機関側へ吐出するよう構成されている。
特許第4778097号公報
近年、自動車等のエンジンルームは小型化・狭小化している。そのため、ターボチャージャをエンジンルーム内に設置する際には、限られた空間内に搭載する必要がある。これに伴って、コンプレッサハウジングの吐出ポートの形状が複雑になる傾向がある。そして、かかる複雑な形状に対応するには、コンプレッサハウジングを重力鋳造や低圧鋳造により成形することが考えられる。これらの方法では、いわゆる中子を用いて鋳造を行うことができるため、形状自由度が高く、複雑な形状にも対応することができる。しかしながら、鋳造サイクルが長いため生産性が悪く、コストも高い。また、砂型等を用いると面粗度が大きくなるため、コンプレッサの効率が低下してしまうという問題もある。
これに対し、コンプレッサハウジングをダイキャストにより成形する方法がある。この場合には、重力鋳造や低圧鋳造に比べて鋳造サイクルが短いため生産性が良く、コストも安い。しかしながら、型抜き可能な形状(アンダーカットのない形状)でなければ成形することができないため、形状自由度が低く、複雑な形状に対応することができない。そこで、特許文献1に開示されているように、3つのピース、すなわち、スクロールピースとシュラウドピースと外周環状ピースとを互いに組み付けることにより構成したコンプレッサハウジングがある。これにより、各ピースをダイキャストによって成形しやすい形状としつつ、コンプレッサハウジングのスクロール室の形状自由度を確保している。
しかしながら、特許文献1に記載のコンプレッサハウジングには開示されていないが、従来、吐出ポートはスクロール室から周方向に延びるように設けられたり、スクロール室からロータシャフトの軸方向に対して傾斜する方向に屈曲する中間部を介して設けられたりしている。したがって、吐出ポートを有するスクロールピースを、ダイキャストによって成形するには、中子を利用する必要があったり、スクロール室を成形するダイキャスト型と吐出ポートを形成するダイキャスト型とを別に用意するとともに、型抜き時には両ダイキャスト型を異なる方向に引き抜く必要があったりする。そのため、製造コストが高くなるという問題がある。これに対して、コンプレッサハウジングを構成する各ピースをさらに分割することにより、型抜きを容易にすることも考えられるが、この場合には、部品点数が増えるとともに組み立て工程が煩雑となり、製造コストの増加を招くおそれがあるという問題が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用のコンプレッサ構造を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、インペラを収容可能に構成されているとともに、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成されるとともに、上記インペラから吐き出された空気を流通させるスクロール室と、該スクロール室を流通する空気を外部に排出する吐出ポートと、該吐出ポートと上記スクロール室とを連通させる中間部とを有する、ターボチャージャ用のコンプレッサ構造において、
互いに別部材として形成されたスクロールピース、シュラウドピース及びシールプレートを軸方向に組み付けてなり、
上記スクロールピースは、軸方向に貫通形成される上記吸気口と、該吸気口の外周側において、上記スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側壁面と、軸方向に貫通形成されるとともに吸気側の端部が上記吐出ポートを構成する貫通部と、上記吸気側壁面から軸方向に対して平行となるように吸気側に屈曲して延設されて上記吐出ポートに滑らかに繋がるとともに上記中間部の内壁面の一部を構成する第1中間壁面とを有し、
上記シュラウドピースは、上記吸気口内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側壁面と、上記インペラに対向するシュラウド面と、該シュラウド面から上記スクロール室に向かって延びるディフューザ面とを有し
上記シールプレートは、上記スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側壁面と、上記貫通部に軸方向に挿入されるように吸気側に突出形成された突出部とを有し、
上記突出部には、上記外周側壁面から軸方向に対して平行となるように吸気側に屈曲して延設されるとともに上記第1中間壁面と対向して上記中間部の内壁面の一部を構成する第2中間壁面が形成されていることを特徴とするターボチャージャ用のコンプレッサ構造にある。
上記ターボチャージャ用のコンプレッサ構造は、スクロールピース、シュラウドピース及びシールプレートが互いに軸方向に組み付けられる。スクロールピースには軸方向に貫通する貫通部が形成されており、該貫通部の吸気側の端部が吐出ポートを構成している。そして、吐出ポートには、スクロール室を形成する吸気側壁面から軸方向に屈曲するように延設された第1中間壁面が滑らかに繋がっている。さらに、貫通部には、シールプレートにおいて組み付け方向と一致する軸方向に突出形成された突出部が挿入されている。突出部には、第1中間壁面に対向する第2中間壁面が形成されている。第1中間壁面及び第2中間壁面が吐出ポートとスクロール室とを連通させる中間部の内壁面を形成している。
これにより、当該吐出ポートを形成するスクロールピース及びシールプレートに、挿入方向、すなわち、軸方向において、型抜き可能な形状(アンダーカットのない形状)とすることができる。そのため、スクロールピースを、重力鋳造や低圧鋳造に替えて、ダイキャストにより成形することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、スクロール室を成形するダイキャスト型と吐出ポートを形成するダイキャスト型とを別に用意する必要がないことからも、製造コストの低減を図ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用のコンプレッサ構造を提供することができる。
実施例1におけるコンプレッサ構造の上面。 図1におけるII-II線位置断面図。 図1におけるIII-III線位置断面図。 実施例1におけるコンプレッサ構造の分解斜視図。 実施例1におけるコンプレッサ構造の分解斜視図。
上記ターボチャージャ用のコンプレッサ構造において「周方向」とは上記インペラの回転方向、「軸方向」とは上記インペラの回転軸の方向をいうものとする。また、「吸気側」とは、吸気口の開口側をいい、コンプレッサ構造に収納されるインペラの回転軸となるロータシャフトの軸方向において、コンプレッサ構造側をいうものとする。「吸気側の反対側」には、ロータシャフトを軸受けするセンターハウジングが位置することとなる。
上記第1中間壁面と上記第2中間壁面とは、上記中間部における流路方向に垂直な断面において互いに半円弧状に形成されるとともに、上記断面において上記中間部の内壁面が円形状となるように互い対向していることとすることができる。これにより、中間部は軸方向の断面が略円形となって、軸方向に延びるように形成されることとなる。
(実施例1)
上記ターボチャージャ用のコンプレッサ構造1の実施例につき、図1〜図5を用いて説明する。
図1、図2に示すように、ターボチャージャ用のコンプレッサ構造1は、インペラ10を収容可能に構成されており、吸気口11と、スクロール室12と、吐出ポート13とを有するとともに、図3に示すように、中間部14を有する。
吸気口11は、インペラ10に向けて空気を吸い込む。
スクロール室12は、インペラ10の外周側において周方向に形成されるとともに、インペラ10から吐き出された空気を流通させる。
吐出ポート13は、スクロール室12を流通する空気を外部に排出する。
中間部14は、図3に示すように、吐出ポート13とスクロール室12とを連通させる。
図4、図5に示すように、コンプレッサ構造1は、互いに別部材として形成されたスクロールピース20、シュラウドピース30及びシールプレート40を軸方向に組み付けてなる。
スクロールピース20は、図1〜図3に示すように、吸気口11、吸気側壁面21、貫通部22及び第1中間壁面23を有する。
吸気口11は、軸方向Yに貫通形成されている。
吸気側壁面21は、スクロール室12における吸気側Y1の壁面を構成している。
貫通部22は、軸方向Yに貫通形成されるとともに、吸気側Y1の端部が吐出ポート13を構成している。
第1中間壁面23は、吸気側壁面21から軸方向Yに対して平行となるように屈曲して延設されており、吐出ポート13に滑らかに繋がっている。換言すると、第1中間壁面23は、図3に示すように、軸方向Yとの平行な平面上において吸気側壁面21から吸気側Y1に屈曲するように延設されて、吐出ポート13に滑らかに繋がっている。そして、第1中間壁面23は、中間部14の内壁面14aの一部を構成している。
シュラウドピース30は、図2に示すように、シュラウド圧入部31、内周側壁面32、シュラウド面33及びディフューザ面34を有する。
シュラウド圧入部31は、筒状に形成され、吸気口11内に圧入される。
内周側壁面32は、スクロール室12における内周側の壁面を構成している。
シュラウド面33は、インペラ10に対向している。
ディフューザ面34は、シュラウド面33からスクロール室12に向かって延びている。
シールプレート40は、図3に示すように、外周側壁面41と、突出部42とを有する。
外周側壁面41は、スクロール室12における外周側の壁面を構成している。
突出部42は、貫通部22に軸方向Yに挿入されるように吸気側Y1に突出形成されている。そして、突出部42には、第1中間壁面23と対向して中間部14の内壁面14aの一部を構成する第2中間壁面43が形成されている。第2中間壁面43は、外周側壁面41から軸方向Yに対して平行となるように吸気側Y1に屈曲して延設されている。換言すると、第2中間壁面43は、図3に示すように軸方向Yとの平行な平面上において外周側壁面41から吸気側Y1に屈曲するように延設されている。
コンプレッサ構造1の組み立て態様は以下の通りである。
まず、スクロールピース20にシュラウドピース30を組み付け、コンプレッサハウジング2(図2参照)を形成する。図示しないセンターハウジングに図示しない軸回り部品を組み付けた後、シールプレート40をセンターハウジングに組み付ける。その後、インペラ10、ロータシャフト15が取り付けられたタービンインペラ(図示せず)を組み付ける。センターハウジングに取り付けたシールプレート40にコンプレッサハウジング2を、吐出ポート13の位相を合わせながら組み付ける。これにより、コンプレッサ構造1が完成する。
すなわち、スクロールピース20、シュラウドピース30及びシールプレート40は、図4及び図5に示すように、軸方向Yに沿って組み付けられることとなる。図3に示すように、吸気側壁面21、内周側壁面32及び外周側壁面41により、インペラ10の外側に周方向にスクロール室12が形成される。
そして、これとともに、突出部42が貫通部22に挿入される。図4、図5に示すように、貫通部22は軸方向Yに沿って略円筒状に延びる円筒部22aにより形成されている。円筒部22aの吸気側Y1の端部は円形に開口しており、吐出ポート13を形成している。円筒部22aの吸気側Y1の反対であるY2側の端部近傍は、中心C側が切り欠かれている。貫通部22の内側には、図3に示すように、第1中間壁面23が形成されている。第1中間壁面23は、吐出ポート13から吸気側壁面21に滑らかに繋がるように、吐出ポート13の開口方向(軸方向Y)から、スクロール室12の形成方向(軸方向Yに直交する周方向)に屈曲している。
突出部42は、図4、図5に示すように、吸気側Y1に突出しており、突出部42の外周面421は軸方向Yに平行な面となっている。図3に示すように、外周面421は、貫通部22を形成する円筒部22aの内壁に沿う形状となっている。突出部42の内側には、第2中間壁面43が形成されている。第2中間壁面43は、吸気側Y1の端部から外周側壁面41に滑らかに繋がるように、軸方向Yから、軸方向Yに直交する周方向に屈曲している。
突出部42が貫通部22に挿入されることにより、第1中間壁面23と第2中間壁面43とが対向して、スクロール室12と吐出ポート13を連通する中間部14の内壁面14aが形成される。第1中間壁面23と第2中間壁面43とは、中間部14の流路方向に垂直な断面において互いに半円弧状となっており、両者が互いに対向配置されることにより、流路方向に垂直な断面において中間部14の内壁面14aが略円形状に形成される。これにより、中間部14が管状に形成されることとなる。
中間部14は、図3に示すように、第1中間壁面23及び第2中間壁面43が上述のごとき形状をなしていることにより、中間部14における吸気側Y1の先端部42aにおいて、吐出ポート13と連通しており、中間部14の基部(吸気側Y1と反対側Y2の端部)42aにおいて、周方向に形成されたスクロール室12と連通している。そして、中間部14は、吐出ポート13からスクロール室12に滑らかに繋がるように、吐出ポート13の開口方向(軸方向Y)から、スクロール室12の形成方向(軸方向Yに直交する周方向)に屈曲している。
吐出ポート13には、スクロール室12から吐出された圧縮空気を内燃機関に送る配管(図示せず)が接続されている。なお、当該配管と吐出ポート13との間に変形可能な材料からなる継手が介在していてもよい。
図3に示すように、スクロールピース20の外周には、スクロールピース20の全域を周方向に囲む外周部24が形成されている。外周部24の吸気側Y1と反対側Y2の端面である外周端面24aは平面となっている。
一方、シールプレート40の外縁には外周方向に突出したフランジ部44が形成されている。フランジ部44の吸気側Y1の面は平面状のシール面44aとなっている。スクロールピース20とシールプレート40との組み付け状態において、外周端面24aとシール面44aとが密接されて両者の間がシールされている。
シュラウドピース30には、図2に示すように、シュラウド圧入部31内に、吸気口11と連通する吸気通路35が形成されている。また、シュラウドピース30におけるディフューザ面34の反対側(吸気側Y1)の面は、軸方向Yにおいて、スクロールピース20に対向する対向面36となっている。一方、スクロールピース20には、図2に示すように、シュラウドピース30の対向面36を軸方向Yに当接させる当接部29が形成されている。そして、シュラウドピース30は、対向面36をスクロールピース20の当接部29に対して軸方向Yに当接させることにより、シュラウドピース30の軸方向Yの位置決めがなされている。
次に、本例のコンプレッサ構造1における作用効果について、詳述する。
本例のコンプレッサ構造1によれば、スクロールピース20、シュラウドピース30及びシールプレート40が互いに軸方向Yに組み付けられる。スクロールピース20には軸方向Yに貫通する貫通部22が形成されており、貫通部22の吸気側Y1の端部が吐出ポート13を構成している。そして、吐出ポート13には、スクロール室12を形成する吸気側壁面21から軸方向Yに屈曲するように延設された第1中間壁面23が滑らかに繋がっている。さらに、貫通部22には、シールプレート40において組み付け方向と一致する軸方向Yに突出形成された突出部42が挿入されている。突出部42には、第1中間壁面23に対向する第2中間壁面43が形成されている。第1中間壁面23及び第2中間壁43面が吐出ポート13とスクロール室12とを連通させる中間部14の内壁面14aを形成している。
これにより、吐出ポート13を形成するスクロールピース20及びシールプレート40に、挿入方向、すなわち、軸方向Yにおいて、型抜き可能な形状(アンダーカットのない形状)とすることができる。そのため、スクロールピース20を、重力鋳造や低圧鋳造に替えて、ダイキャストにより成形することができ、製造コストの低減を図ることができる。また、スクロール室12を成形するダイキャスト型と吐出ポート13を形成するダイキャスト型とを別に用意する必要がないことからも、製造コストの低減を図ることができる。また、従来に比べて、部品点数が増えるものではなく、組み立て工程が煩雑化することもないため、製造コストが増加することもない。
また、本例では、第1中間壁面23と第2中間壁面43とは、流路方向に垂直な断面において互いに半円弧状に形成されるとともに、中間部14の内壁面14aが円形状となるように互い対向している。これにより、吐出ポート13は流路方向に垂直な断面が略円形となって、軸方向Yに延びるように管状に形成されることとなるため、吐出ポート13において圧縮空気の流通が阻害されることを抑制できる。
本例では、スクロールピース20及びシールプレート40はいずれもアルミダイキャスト製である。両者の材質が同一であるため、両者の熱膨張係数が一致することから、両者のシール部(外周端面23a及びシール面44a)に隙間が生じにくく、コンプレッサハウジング2の気密性を高めることができる。
以上のごとく、本例によれば、製造コストの低減が図られるターボチャージャ用のコンプレッサ構造1を提供することができる。
1 コンプレッサ構造
10 インペラ
11 吸気口
12 スクロール室
13 吐出ポート
14 中間部
20 スクロールピース
21 吸気側壁面
22 貫通部
23 第1中間壁面
24 外周部
30 シュラウドピース
31 シュラウド圧入部
32 内周側壁面
33 シュラウド面
34 ディフューザ面
40 シールプレート
41 外周側壁面
42 突出部
43 第2中間壁面

Claims (2)

  1. インペラを収容可能に構成されているとともに、上記インペラに向けて空気を吸い込む吸気口と、上記インペラの外周側において周方向に形成されるとともに、上記インペラから吐き出された空気を流通させるスクロール室と、該スクロール室を流通する空気を外部に排出する吐出ポートと、該吐出ポートと上記スクロール室とを連通させる中間部とを有する、ターボチャージャ用のコンプレッサ構造において、
    互いに別部材として形成されたスクロールピース、シュラウドピース及びシールプレートを軸方向に組み付けてなり、
    上記スクロールピースは、軸方向に貫通形成される上記吸気口と、該吸気口の外周側において、上記スクロール室における吸気側の壁面を構成する吸気側壁面と、軸方向に貫通形成されるとともに吸気側の端部が上記吐出ポートを構成する貫通部と、上記吸気側壁面から軸方向に対して平行となるように吸気側に屈曲して延設されて上記吐出ポートに滑らかに繋がるとともに上記中間部の内壁面の一部を構成する第1中間壁面とを有し、
    上記シュラウドピースは、上記吸気口内に圧入される筒状のシュラウド圧入部と、上記スクロール室における内周側の壁面を構成する内周側壁面と、上記インペラに対向するシュラウド面と、該シュラウド面から上記スクロール室に向かって延びるディフューザ面とを有し
    上記シールプレートは、上記スクロール室における外周側の壁面を構成する外周側壁面と、上記貫通部に軸方向に挿入されるように吸気側に突出形成された突出部とを有し、
    上記突出部には、上記外周側壁面から軸方向に対して平行となるように吸気側に屈曲して延設されるとともに上記第1中間壁面と対向して上記中間部の内壁面の一部を構成する第2中間壁面が形成されていることを特徴とするターボチャージャ用のコンプレッサ構造。
  2. 上記第1中間壁面と上記第2中間壁面とは、上記中間部における流路方向に垂直な断面において互いに半円弧状に形成されるとともに、上記断面において上記中間部の内壁面が円形状となるように互い対向していることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャ用のコンプレッサ構造。
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