JPH08284881A - 遠心式圧縮機 - Google Patents

遠心式圧縮機

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JPH08284881A
JPH08284881A JP9109495A JP9109495A JPH08284881A JP H08284881 A JPH08284881 A JP H08284881A JP 9109495 A JP9109495 A JP 9109495A JP 9109495 A JP9109495 A JP 9109495A JP H08284881 A JPH08284881 A JP H08284881A
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JP
Japan
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cover disk
centrifugal compressor
wall surface
seal member
suction port
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Pending
Application number
JP9109495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Inomata
昌寿 猪俣
Hideki Tsukuda
秀樹 佃
Tomio Sakamoto
富美夫 坂本
Toshiharu Harima
稔治 播磨
Toshihisa Shibata
俊久 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Kobe Steel Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
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Publication of JPH08284881A publication Critical patent/JPH08284881A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/18Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles
    • B01J8/1872Details of the fluidised bed reactor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂粉体を含有するガスを圧縮する場合で
も、カバーディスク内壁面又は外壁面に短期間のうちに
樹脂粉体が付着して堆積することはなく、長期に亘って
安定作動を継続する遠心式圧縮機を提供する。 【構成】 クローズドタイプのインペラーを有する遠心
式圧縮機1において、カバーディスク2の内壁面10の
吸込口近傍部10aを吐出口9方向に漸次拡開し、イン
ペラー軸4の軸心線に対して傾斜状とする。カバーディ
スク2の外壁面11の吸込口近傍部11aにはシール部
材を配設せず、吸込管7とカバーディスク2との接合部
にのみラビリンスシール15を固着したシール部材12
又はカバーディスク2に対向する平坦面18を有するシ
ール部材17を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気相重合法によりポリ
エチレンを生成するプラント等において、樹脂粉体を含
有するガスを圧縮して次工程へと流送する遠心式圧縮機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠心式圧縮機51は、図5に示すよう
に、吸込管52により流送されてきたガスAをインペラ
ー53の吸込口54より吸込み、ブレード55の回転に
より起生する遠心力によってガスAを圧縮し、吐出口5
6よりガスを吐出して次工程へと流送するものである。
ここで、上記従来の遠心式圧縮機51においては、カバ
ーディスク57の内壁面58の吸込口近傍部58aは、
インペラー軸59の軸線に対して平行状又は略平行状に
形成されていた。
【0003】又、吐出口56より吐出したガスは高圧で
あり、カバーディスク57の外壁面60に沿って逆流
し、吸込管52とカバーディスク57との接合部より吸
込口54に流入し、インペラー53の圧縮効率を低下さ
せる場合がある。これを防止するため、吸込管52とカ
バーディスク57との接合部及びカバーディスク57の
外壁面60の吸込口近傍部60aに、各々端面部シール
部材61及び外周部シール部材62が配設されていた。
さらに、プロセス上の観点から不純物の混入等を防止す
るため、上記端面部シール部材61及び外周部シール部
材62として潤滑油を含浸させたオイルシール等は使用
できず、いわゆるラビリンスシール63が使用されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遠心式圧縮
機51により樹脂粉体Bを含有するガスAを圧縮する場
合には、ブレード55の回転により起生する遠心力によ
って、ガスAは直径方向外方に押圧され、カバーディス
ク57の内壁面58に沿って吐出口56へと流動してい
く。従って、図6に示すように、特にインペラー軸59
の軸線に対して平行状又は略平行状に形成された内壁面
58の吸込口近傍部58aにおいて、ガスAに含有され
ている樹脂粉体Bが付着して堆積し易く、直径方向に不
均一に樹脂粉体Bが堆積した場合にはインペラー53の
不釣り合いを起生し、異常振動を引き起こす原因となっ
た。
【0005】又、図6に示すように、カバーディスク5
7の外壁面60に沿って逆流してきたガスAにも遠心力
が作用して、外周部シール部材62のラビリンスシール
63にガスAに含有されている樹脂粉体Bが付着して堆
積し、これがカバーディスク57の外壁面60との摩擦
により溶融して、外周部シール部材62とカバーディス
ク57とを粘着させて、インペラー53の異常振動を起
生し、回転作動を阻害し、インペラー53を故障させる
原因となった。
【0006】本発明は、かかる従来の技術における問題
点に鑑みて為されたものであり、樹脂粉体Bを含有する
ガスAを圧縮する場合にあっても、カバーディスク57
の内壁面58の吸込口近傍部58a、又、外周部シール
部材62のラビリンスシール63に短期間のうちに樹脂
粉体Bが付着して堆積することはなく、長期に亘って異
常振動、回転阻害、故障等を発生しない安定作動を継続
する遠心式圧縮機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の遠心式圧縮機は、カバーディスクの内壁面
の吸込口近傍部を吐出口方向に漸次拡開し、インペラー
軸の軸心線に対して傾斜状としたものである。
【0008】又、本発明の遠心式圧縮機は、カバーディ
スクの外壁面の吸込口近傍部にシール部材を配設するこ
となく、吸込管とカバーディスクとの接合部にのみラビ
リンスシールを固着したシール部材又はカバーディスク
に対向する平坦面を有するシール部材を配設したもので
ある。尚、この平坦面は、非接着性を有する樹脂で形成
することもできる。
【0009】
【作用】内壁面10の吸込口近傍部10aを吐出口9方
向に漸次拡開し、かつ、インペラー軸4の軸心線に対し
て傾斜状としたことにより、ガスAに含有される樹脂粉
体Bは吸込口近傍部10aに付着し、堆積することなく
カバーディスク2の内壁面10に沿って吐出口9方向に
流動する。
【0010】カバーディスク2の外壁面11の吸込口近
傍部11aにシール部材を配設しないから、ガスAがカ
バーディスク2の外壁面11に沿って逆流しても、吸込
口近傍部11aにおいて樹脂粉体Bが付着し、堆積する
ことはない。
【0011】端面部シール部材とカバーディスク2の吸
込側端面13との間隙を適宜設定することにより、逆流
ガスAが吸込管7とカバーディスク2との接合部より流
入するのを十分に防止できるとともに、万が一ガスAが
流入しても、端面部シール部材の吸込側端面13に対向
する平坦面20を非接着性を有する樹脂で形成すれば、
樹脂粉体Bが平坦面20に付着し、堆積することはな
い。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
【0013】図1は、本発明の遠心式圧縮機の一実施例
を断面図で示したものである。遠心式圧縮機1は、カバ
ーディスク2を設けた所謂クローズドタイプのインペラ
ー3を有するものである。
【0014】インペラー3は、インペラー軸4、ハブデ
ィスク5、このハブディスク5に放射状に配設した複数
のブレード6及びこのブレード6を覆うカバーディスク
2からなり、吸込管7により流送されてきたガスAを吸
込口8より吸込み、ブレード6の回転により起生する遠
心力によってガスAを圧縮し、吐出口9よりガスAを吐
出する。
【0015】カバーディスク2は、その内壁面10の吸
込口近傍部10aを吐出口9方向に漸次拡開し、かつ、
インペラー軸4の軸心線に対して傾斜状に形成してあ
る。尚、インペラー軸4の軸心線に対する傾斜角度は、
回転速度によっても異なるが、約5〜30°とするのが
好ましい。
【0016】吸込口8より吸込まれたガスAは、ブレー
ド6の回転により起生する遠心力によって直径方向外方
に押圧され、それによりガスAに含有される樹脂粉体B
も直径方向外方に押圧されるが、内壁面10の吸込口近
傍部10aは吐出口9方向に漸次拡開し、かつ、インペ
ラー軸4の軸心線に対して傾斜状となっているので、樹
脂粉体Bは吸込口近傍部10aに付着し、堆積すること
なくカバーディスク2の内壁面10に沿って流動する。
【0017】カバーディスク2の外壁面11の吸込口近
傍部11aにはシール部材を配設することなく、吸込管
7とカバーディスク2との接合部にのみシール部材を配
設してある。
【0018】このように、カバーディスク2の外壁面1
1の吸込口近傍部11aにシール部材を配設しないか
ら、当然に、ガスAがカバーディスク2の外壁面11に
沿って逆流しても、吸込口近傍部11aにおいて樹脂粉
体Bが付着堆積し、インペラー3に異常振動を起生した
り、回転作動を阻害したりすることはない。
【0019】図2に示すシール部材12は、カバーディ
スク2の吸込側端面13に対向する環状のシール部材で
あって、吸込側端面13に対向する表面に多数のフィン
14,14,・・・を有するラビリンスシール15を固
着したものである。ここで、ラビリンスシール15のフ
ィン14の形成密度は2〜8本/cmとし、フィン14
先端と吸込側端面13との間隙は0.1〜1.0mmと
するのが好ましい。
【0020】このように、ラビリンスシール15のフィ
ン14の形成密度及びフィン14先端と吸込側端面13
との間隙を適宜設定することにより、従来のようにカバ
ーディスク2の外壁面11の吸込口近傍部11aにシー
ル部材を配設せずとも、シール部材12によって逆流ガ
スAが吸込管7とカバーディスク2との接合部より流入
するのを十分に防止できる。
【0021】さらに、シール部材12の内部に、一端を
上端面に開口し、他端をラビリンスシール15を固着す
る平坦面に開口する遮蔽用ガス供給路16を穿設し、フ
ィン14先端と吸込側端面13との間隙に遮蔽用ガスを
噴射させれば、逆流ガスAの流入をより確実に防止でき
る。
【0022】図3に示すシール部材17は、カバーディ
スク2の吸込側端面13に対向する環状のシール部材で
あって、吸込側端面13に対向する表面を平坦面18と
したものである。ここで、平坦面18と吸込側端面13
との間隙は0.1〜1.0mmとするのが好ましい。
【0023】シール部材17によれば、平坦面18と吸
込側端面13との間隙を極めて狭小とすることにより、
逆流ガスAの流入を十分阻止できる。
【0024】図4に示すシール部材19は、カバーディ
スク2の吸込側端面13に対向する環状のシール部材で
あって、吸込側端面13に対向する表面を平坦面20と
するとともに、その平坦面20を非接着性を有する樹脂
で形成したものである。ここで、非接着性を有する樹脂
としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフルオロ
エチレンプロピレン等のフッ素系樹脂を適用することが
できる。
【0025】シール部材19によれば、平坦面20と吸
込側端面13との間隙を極めて狭小とすることにより、
逆流ガスAの流入を十分阻止できるとともに、万が一平
坦面20と吸込側端面13との間隙にガスAが流入して
も、平坦面20は非接着性であるから、樹脂粉体Bが平
坦面20に付着し、堆積することはない。
【0026】
【発明の効果】本発明の遠心式圧縮機は、カバーディス
クの内壁面の吸込口近傍部を吐出口方向に漸次拡開し、
かつ、インペラー軸の軸心線に対して傾斜状としたか
ら、ガスに含有される樹脂粉体が吸込口近傍部に付着
し、堆積することはなく、インペラーの不釣り合いを起
生し、異常振動を引き起こすことはない。
【0027】又、カバーディスクの外壁面の吸込口近傍
部にシール部材を配設しないから、ガスが逆流しても吸
込口近傍部において樹脂粉体が付着し、堆積することは
なく、インペラーの異常振動を起生し、回転作動を阻害
することもない。
【0028】さらに、カバーディスクの吸込側端面との
間隙を適宜設定して端面部シール部材を配設してあるか
ら、逆流ガスが吸込管とカバーディスクとの接合部より
流入するのを十分に防止でき、万が一ガスが流入して
も、端面部シール部材の吸込側端面に対向する平坦面を
非接着性を有する樹脂で形成すれば、樹脂粉体が平坦面
に付着し、堆積することはなく、長期に亘って安定作動
をする遠心式圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠心式圧縮機の一実施例の要部断面図
である。
【図2】本発明の遠心式圧縮機におけるシール構造の一
実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の遠心式圧縮機におけるシール構造の他
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の遠心式圧縮機におけるシール構造の他
実施例を示す断面図である。
【図5】従来の遠心式圧縮機の要部断面図である。
【図6】従来の遠心式圧縮機におけるシール構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 遠心式圧縮機 2 カバーディスク 3 インペラー 4 インペラー軸 7 吸込管 9 吐出口 10 内壁面 10a 吸込口近傍部 11 外壁面 11a 吸込口近傍部 12,17,19 シール部材 15 ラビリンスシール 18,20 平坦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 富美夫 茨城県鹿島郡神栖町東和田12番地1 三菱 化学株式会社鹿島事業所内 (72)発明者 播磨 稔治 茨城県鹿島郡神栖町東和田12番地1 三菱 化学株式会社鹿島事業所内 (72)発明者 柴田 俊久 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3−1 株 式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローズドタイプのインペラーを有する
    遠心式圧縮機において、カバーディスクの内壁面の吸込
    口近傍部を吐出口方向に漸次拡開し、インペラー軸の軸
    心線に対して傾斜状としたことを特徴とする遠心式圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 カバーディスクの外壁面の吸込口近傍部
    にシール部材を配設することなく、吸込管とカバーディ
    スクとの接合部にのみラビリンスシールを固着したシー
    ル部材を配設したことを特徴とする請求項1記載の遠心
    式圧縮機。
  3. 【請求項3】 カバーディスクの外壁面の吸込口近傍部
    にシール部材を配設することなく、吸込管とカバーディ
    スクとの接合部にのみカバーディスクに対向する平坦面
    を有するシール部材を配設したことを特徴とする請求項
    1記載の遠心式圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記平坦面を非接着性を有する樹脂で形
    成したことを特徴とする請求項3記載の遠心式圧縮機。
JP9109495A 1995-04-17 1995-04-17 遠心式圧縮機 Pending JPH08284881A (ja)

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JP9109495A JPH08284881A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 遠心式圧縮機

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