JP2018140928A - 光学ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線透過率が高く、プレス成型性に優れた光学ガラスを提供する。【解決手段】質量%で、SiO240〜75%、B2O31〜30%、Al2O30〜15%、RO 0.1〜10%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)、Li2O 0.1〜10%、Na2O+K2O 0.5〜15%、ZrO20〜3%、F20〜5%を含有し、Sb2O3を実質的に含有しないことを特徴とする光学ガラス。【選択図】なし

Description

本発明は光学ガラスに関するものである。
近年、電子部品等が微細化している。そのため、電子回路、光ファイバー、半導体材料の品質管理等に使用される紫外線カメラ、シリコンウエハー上に電子回路を形成する紫外線レーザーの高精度化が要求され、それらに使用されるレンズの形状も複雑化している。従来、紫外線レーザー等に使用されるレンズには、紫外線(概ね波長350nm以下)透過率が高いシリカガラスが使用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−305035号公報
しかしながら、シリカガラスはガラス転移点、軟化点が高いため、プレス成型性に劣り、所望のレンズ形状を得にくいという問題があった。
本発明の目的は上記課題に鑑み、紫外線透過率が高く、プレス成型性に優れた光学ガラスを提供することである。
本発明の光学ガラスは、質量%で、SiO 40〜75%、B 1〜30%、Al 0〜15%、RO 0.1〜10%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)、LiO 0.1〜10%、NaO+KO 0.5〜15%、ZrO 0〜3%、F 0〜5%を含有し、Sbを実質的に含有しないことを特徴とする。ここで、「NaO+KO」とは、NaO及びKOの含有量の合量を意味する。本発明では、紫外線透過率を高めるSiOの含有量を40質量%以上、紫外線透過率を低下させるアルカリ成分の含有量を合量で25質量%以下に規制することにより高い紫外線透過率を達成している。また、ガラス転移点を低下させるRO(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)の含有量を0.1質量%以上、アルカリ成分の含有量を合量で0.6質量%以上に規制することにより、優れたプレス成型性を達成している。なお、「Sbを実質的に含有しない」とは、原料として意図的に含有させないことを意味し、客観的には、Sbの含有量が0.1%未満であることをいう。
本発明の光学ガラスは、さらに、質量%で、La+Nb+Bi+WO 0〜0.05%を含有することが好ましい。ここで、「La+Nb+Bi+WO」とは、La、Nb、Bi及びWOの含有量の合量を意味する。
本発明の光学ガラスは、さらに、質量%で、TiO 100ppm以下、Fe 50ppm以下を含有することが好ましい。
本発明の光学ガラスは、屈折率(nd)が1.45〜1.55であることが好ましい。なお、「nd」は、d線における屈折率である。
本発明の光学ガラスは、ガラス転移点が550℃以下であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、軟化点が700℃以下であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、肉厚1mmで、波長270nmにおける透過率が50%以上であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、肉厚1mmで、波長300nmにおける透過率が80%以上であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、プレス成型用であることが好ましい。
本発明の光学ガラスレンズは、上記の光学ガラスからなることを特徴とする。
本発明によれば、紫外線透過率が高く、プレス成型性に優れた光学ガラスを提供することができる。
本発明の光学ガラスは、SiO 40〜75%、B 1〜30%、Al 0〜15%、RO 0.1〜10%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)、LiO 0.1〜10%、NaO+KO 0.5〜15%、ZrO 0〜3%、F 0〜5%を含有し、実質的にSbを含有しない。以下に、各成分の含有量を上記のように特定した理由を詳述する。なお、特に断りが無い場合、以下の「%」は「質量%」を意味する。
SiOは、紫外線透過率と耐候性を向上させ、また屈折率を低下させ、さらに液相粘度を高める効果がある。SiOの含有量は40〜75%であり、45〜70%、特に50〜65%であることが好ましい。SiOの含有量が少なすぎると、屈折率を低下させることが困難になったり、紫外線透過率が低下する傾向がある。一方、SiOの含有量が多すぎると、ガラス転移点が上昇しプレス成型性が低下する傾向がある。また、ガラスの溶解性が悪化したり、SiOを含む失透物が析出しやすくなる。
は屈折率を低下させ、また液相粘度を高め、さらに耐候性を向上させる効果がある。Bの含有量は1〜30%であり、3〜26%、特に5〜22%であることが好ましい。Bの含有量が少なすぎると、屈折率を低下させることが困難になる。一方、Bの含有量が多すぎると、耐候性が悪化したり、成形時に蒸発しやすいため脈理が発生しやすくなる。
Alは、屈折率を低下させ、また液相粘度を高くし、さらに耐候性を向上させる効果がある。Alの含有量は0〜15%であり、1〜13%、2〜11%、特に3〜9%であることが好ましい。Alの含有量が多すぎると、ガラスの溶解性が悪化したり、Alを含む失透物が析出しやすくなる。
なお、SiO/Bは10以下、7.5以下、5以下、4以下、特に3以下であることが好ましい。SiO/Bが大きすぎると、ガラスの溶解性が悪化し、SiOを含む失透物が析出しやすくなる。また、SiO/Bの下限は特に限定されないが、現実的には、1以上であることが好ましい。なお、「SiO/B」はSiOの含有量をBの含有量で除した値を指す。
また、SiO/Alは10以下、7.5以下、5以下、4以下、特に3以下であることが好ましい。SiO/Alが大きすぎると、ガラスの溶解性が悪化し、SiOを含む失透物が析出しやすくなる。また、SiO/Alの下限は特に限定されないが、現実的には、1以上であることが好ましい。なお、「SiO/Al」はSiOの含有量をAlの含有量で除した値を指す。
RO(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)は、ガラス転移点を低下させ、またガラスの高温粘性を低下させる成分である。ROの含有量(合量)は0.1〜10%であり、1〜8%、特に2〜5%であることが好ましい。ROの含有量が少なすぎると、ガラス転移点を低下させることが困難になる。一方、ROの含有量が多すぎると、失透傾向が強くなってガラス化しにくくなり、プレス成型する際にガラスがプレス金型に融着しやすくなる。なお、ROの各成分の含有量も、それぞれ上記範囲であることが好ましい。
LiOは、ガラス転移点を低下させ、またガラスの高温粘性を低下させる成分である。LiOの含有量は、0.1〜10%であり、1〜8%、特に2〜6%であることが好ましい。LiOの含有量が少なすぎると、ガラス転移点を低下させることが困難になる。一方、LiOの含有量が多すぎると、紫外線透過率が低下したり、耐候性が悪化しやすくなる。また、プレス成型する際にガラスがプレス金型に融着しやすくなる。
NaO及びKOは、ガラス転移点を低下させ、またガラスの高温粘性を低下させる成分である。NaO+KOの含有量は、0.5〜15%であり、1〜10%、1〜8%、2〜7%、特に3〜6%であることが好ましい。NaO+KOの含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、NaO+KOの含有量が多すぎると、紫外線透過率が低下したり、耐候性が悪化しやすくなる。
なお、NaO及びKOの含有量の好ましい範囲は以下の通りである。
NaOの含有量は、0〜10%、0.5〜8%、1〜7%、特に2〜6%であることが好ましい。
Oの含有量は、0〜10%、0.5〜8%、1〜7%、特に2〜6%であることが好ましい。
LiO+NaO+KOの含有量は、0.6〜25%、2〜18%、特に5〜12%であることが好ましい。LiO+NaO+KOの含有量が少なすぎると、ガラス転移点を低下させることが困難になる。一方、LiO+NaO+KOの含有量が多すぎると、紫外線透過率が低下したり、耐候性が悪化しやすくなる。なお。「LiO+NaO+KO」は、LiO、NaO及びKOの含有量の合量を意味する。
LiO/(NaO+KO)は、10以下、5以下、3以下、2以下、特に1以下であることが好ましい。LiO/(NaO+KO)が大きすぎると、プレス成型する際にガラスがプレス金型に融着しやすくなる。LiO/(NaO+KO)の下限は0.01以上であることが好ましい。なお、「LiO/(NaO+KO)」はLiOの含有量をNaO+KOの含有量で除した値を指す。
(LiO+NaO+KO)/ROは、100以下、50以下、30以下、25以下、特に20以下であることが好ましい。(LiO+NaO+KO)/ROが大きすぎると、紫外線透過率が低下したり、耐候性が悪化しやすくなる。(LiO+NaO+KO)/ROの下限は0.1以上であることが好ましい。なお、「(LiO+NaO+KO)/RO」はLiO+NaO+KOの含有量をROの含有量で除した値を指す。
ZrOは、耐候性を向上させる効果がある。ZrOの含有量は、0〜3%であり、0〜2%、特に0.1〜2%であることが好ましい。ZrOの含有量が多すぎると、紫外線透過率が低下したり、液相粘度が低下し失透しやすくなる。
は紫外線透過率を高める成分である。Fの含有量は0〜5%であり、0.5〜3%、特に1〜2%であることが好ましい。Fの含有量が多すぎると、溶融時の蒸発が増加して脈理等が発生し、ガラスが不均質になりやすい。また、プレス成型する際にガラスがプレス金型に融着しやすくなる。
Sbは紫外線透過率を低下させやすいため、実質的に含有しないことが好ましい。
上記成分以外にも、以下に示す種々の成分を含有させることができる。
La、Nb、Bi及びWOは耐侯性及び化学耐候性を高める成分である。また、これらの成分を含有させることにより、屈折率を調整することができる。La+Nb+Bi+WOの含有量は0〜0.05%であることが好ましい。これらの成分の含有量が多すぎると、耐失透性の低下、溶融温度の上昇、あるいは紫外線透過率の低下等の不具合が生じやすくなる。なお、La、Nb、Bi及びWOの各成分の含有量も、それぞれ上記範囲であることが好ましい。
TiOは紫外線透過率を低下させやすいため、その含有量は極力少ないほうが好ましい。具体的には、TiOの含有量は、100ppm以下、特に50ppm以下であることが好ましい。
不純物として混入しやすいFeは紫外線透過率を低下させやすいため、その含有量は極力少ないほうが好ましい。具体的には、Feの含有量は、50ppm以下、特に30ppm以下であることが好ましい。
ガラスを溶融する際に還元剤となるカーボンや金属スズ等の成分を1%以下添加しても構わない。
また、Cu、Ag、Pr、Brはガラスを着色させる成分であることから、実質的に含有しないことが好ましい。Cdは環境に対する影響を考慮し、実質的に含有しないことが好ましい。なお、「Cu、Ag、Pr、Br、Cdを実質的に含有しない」とは、原料として意図的に含有させないことを意味し、客観的には、Cu、Ag、Pr、Br、Cdの含有量が0.1%未満であることをいう。
以上の組成を有する光学ガラスは、屈折率ndが1.45〜1.55、1.48〜1.53、特に1.49〜1.52であることが好ましい。また、アッベ数が50〜65、52〜63、特に54〜60であることが好ましい。
本発明の光学ガラスは、上記のように屈折率が比較的低いため、光入射効率が高い。そのため、反射防止膜を設けなくても実質上問題ない。ただし、必要に応じて、反射防止膜を形成しても構わない。
本発明の光学ガラスは、ガラス転移点が550℃以下、530℃以下、特に500℃以下であることが好ましい。ガラス転移点の下限は特に限定されないが、現実的には400℃以上である。また、軟化点が700℃以下、680℃以下、特に650℃以下であることが好ましい。軟化点の下限は特に限定されないが、現実的には550℃以上である。ガラス転移点、軟化点が低いため、プレス成型温度が低くなりプレス金型の劣化を抑制しやすい。
本発明の光学ガラスは、ガラス転移点と軟化点の差が245℃以下、220℃以下、特に200℃以下であることが好ましい。ガラス転移点と軟化点の差が小さいと、プレス成型し冷却する際にガラスが早く固化しやすくなるため、ガラスがプレス金型に融着しにくくなる。
本発明の光学ガラスは、30〜300℃の範囲における熱膨張係数が40×10−7/℃以上、50×10−7/℃以上、60×10−7/℃以上、特に70×10−7/℃以上であることが好ましい。熱膨張係数が低すぎると、プレス成型し、冷却した後、プレス金型からガラスが離型しにくくなる。なお、熱膨張係数の上限は特に限定されないが、現実的には150×10−7/℃以下である。
本発明の光学ガラスは、概ね波長350nm以下の深紫外域において良好な光透過率を有する。具体的には、本発明の光学ガラスは、肉厚1mmで波長270nmにおける透過率が光透過率が50%以上、60%以上、特に70%以上であることが好ましい。また、肉厚1mmで波長300nmにおける光透過率が80%以上、85%以上、特に90%以上であることが好ましい。
次に、本発明の光学ガラスレンズを製造する方法を述べる。
まず、所望の組成になるようにガラス原料を調合した後、ガラス溶融炉で溶融する。ガラスの溶融温度は1150℃以上、1200℃以上、特に1250℃以上であることが好ましい。なお溶融容器を構成する白金金属からのPt溶け込みによるガラス着色を防止する観点から、溶融温度は1450℃以下、1400℃以下、1350℃以下、特に1300℃以下であることが好ましい。
また溶融時間が短すぎると、十分に脱泡できない可能性があるので、溶融時間は2時間以上、特に3時間以上であることが好ましい。ただし溶融容器からのPt溶け込みによるガラス着色を防止する観点から、溶融時間は8時間以内、特に5時間以内であることが好ましい。
次に、溶融ガラスをノズルの先端から滴下して液滴状ガラスを作製し、光学ガラスを得る。または、溶融ガラスを急冷鋳造して一旦ガラスブロックを作製し、研削、研磨、洗浄して光学ガラスを得る。
続いて、精密加工を施した金型中に光学ガラスを投入して軟化状態となるまで加熱しながらプレス成型し、金型の表面形状を光学ガラスに転写させる。このようにして、光学ガラスレンズを得ることができる。
以下、本発明の光学ガラスを実施例に基づいて詳細に説明する。
表1及び表2は本発明の実施例(試料No.1〜12)及び比較例(試料No.13)を示している。
各試料は、次のようにして作製した。
まず、表1及び表2に記載の組成となるように調合したガラス原料を白金ルツボに入れ、1300℃でそれぞれ2時間溶融した。次に、溶融ガラスをカーボン板上に流し出し、冷却固化した後、アニールを行ってガラスブロックを作製した。その後、研削、研磨、洗浄して光学ガラスを得た。このようにして得られた光学ガラスについて、各種特性を評価した。結果を各表に示す。その後、精密加工を施した金型中に光学ガラスを投入して軟化点で加熱しながら加圧成形し、金型の表面形状を光学ガラスに転写し、前面曲率半径 20mm、中心厚み 4mmの平凸レンズ、前面曲率半径 10mm、中心厚み 0.5mmの平凸レンズ、及び、前面曲率半径 10mm、後面曲率半径 10mm、中心厚み 0.5mmの両凸レンズを得た。
屈折率ndは、屈折率計を用いて、d線(波長:587.6nm)における測定値で示した。
ガラス転移点は、ディラトメーターを用いて測定した。
軟化点は、ファイバーエロンゲーション法を用いて測定した。
熱膨張係数は、ディラトメーターを用いて、30〜300℃の温度範囲における値を測定した。
光透過率は、分光光度計(島津製作所製UV−3100)により測定した。
TiO及びFeの含有量は、誘導結合プラズマ質量分析計(ICP−MS)により分析した。
表から明らかなように、本発明の実施例であるNo.1〜12の各試料は、屈折率ndが1.46〜1.54、ガラス転移点が440〜540℃、軟化点が600〜699℃、熱膨張係数が42〜90×10−7/℃、光透過率(270nm)が55〜78%、光透過率(300nm)が81〜94%であった。これに対して比較例であるNo.13の試料は、ガラス転移点が630℃、軟化点が785℃と高くプレス成形性に劣ることが分かった。

Claims (10)

  1. 質量%で、SiO 40〜75%、B 1〜30%、Al 0〜15%、RO 0.1〜10%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)、LiO 0.1〜10%、NaO+KO 0.5〜15%、ZrO 0〜3%、F 0〜5%を含有し、Sbを実質的に含有しないことを特徴とする光学ガラス。
  2. さらに、質量%で、La+Nb+Bi+WO 0〜0.05%を含有することを特徴とする請求項1に記載の光学ガラス。
  3. さらに、質量%で、TiO 100ppm以下、Fe 50ppm以下を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の光学ガラス。
  4. 屈折率(nd)が1.45〜1.55であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光学ガラス。
  5. ガラス転移点が550℃以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光学ガラス。
  6. 軟化点が700℃以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光学ガラス。
  7. 肉厚1mmで、波長270nmにおける透過率が50%以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光学ガラス。
  8. 肉厚1mmで、波長300nmにおける透過率が80%以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光学ガラス。
  9. プレス成型用であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光学ガラス。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の光学ガラスからなることを特徴とする光学ガラスレンズ。
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