JP2007126298A - 光学ガラス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】質量%で、下記の成分を含有する光学ガラス。
SiO2:30〜70%及び/又はB2O3:3〜20%及び/又はPbO:0〜2%及び/又はAl2O3:0〜6%及び/又はLi2O:0〜5%及び/又はCaO:0〜2%及び/又はTiO2:0〜0.5%及び/又はAs2O3:0〜1%及び/又はSb2O3:0〜1%及び/又はNa2O+K2O+BaO+ZnO:10〜45%および上記酸化物の一部又は全部を置換したフッ化物のFの合計量が0〜11%
【選択図】なし
Description
(a)SiO2:30〜70%および/またはB2O3:3〜20%および/または
PbO:0〜 2%および/または
Al2O3:0〜 6%および/または
Li2O:0〜 5%および/または
CaO:0〜 2%および/または
TiO2:0〜0.5%および/または
As2O3:0〜 1%および/または
Sb2O3:0〜 1%および/または
Na2O:0〜 13%および/または
K2O:0〜 23%および/または
BaO:0〜 42%および/またはZnO:0〜7%
および
(b)上記酸化物の一部又は全部を置換したフッ化物のFの合計量が0〜11%
(5) 質量%で、SrOが0〜2%および/またはZrO2が0〜2%であることを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の光学ガラス。
(6) 質量%で、CaO+SrO+ZrO2が0〜2%であることを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の光学ガラス。
(7) 質量%で、前記SiO2を50.5%以上70%以下、前記B2O3を3%以上15%以下、前記Al2O3を0%以上2.9%以下、前記Li2Oを0%以上4.9%以下含有する(1)から(6)のいずれかに記載の光学ガラス。
まず、本発明において、耐ソラリゼーション性に優れたSiO2成分及び/又はB2O3成分を含有する、特に、SiO2−B2O3成分の光学ガラスを製造することができる組成範囲について説明する。
本溶解溶融物Dの上方の溶融時空間の圧力を0.1kPaから100.0kPaとさせることにより、本溶解溶融物Dの上方の溶融時空間にある気体は、ダクト210から排出される(本溶解工程)。これにより、溶融炉202内の溶融時空間容積を基準として、本溶解装置200内の気体の置換が2〜20回/分と行われることになる。得られた本溶解溶融物Dは、当該本溶解工程から次工程(清澄工程、攪拌工程、保冷工程)に移り、次工程で光学ガラスを製造する。
比較例の光学ガラスのガラス原料は、実施例1と同じ組成の割合となるように秤量し、混合した。その後、このガラス原料を原料溶融装置100の溶融槽121に投入し1300℃において、14時間、カレット化工程を行った。このとき、バブリングは実施せずバッチ溶融物を冷却して、カレットとして回収した。この回収したカレットを、本溶融装置200の溶融槽221に投入し、1150℃において、15時間溶融させた。このとき、気体バブリング装置206を用いて、カレットを溶融(本溶融)して得られたカレット溶融物内を「酸素ガス」でバブリングさせた。このバブリングは、ガラス1リットル当り、気体の供給速度0.024リットル/分、バブリングする液面からの深さを500mmとした。また、このガラスブロックを溶融する工程においては、カレット溶融物Dの上方の空間からの排出は行わなかった(本溶融工程)。得られたカレット溶融物を、次工程(清澄工程、攪拌工程、保冷工程)に移し、次工程で本比較例の光学ガラスを製造した。
次に、図3を用いて、実施例の光学ガラスと比較例の光学ガラスにi線(365nm)を2.5W/cm2の条件で照射した場合の透過率の変化を説明する。透過率は波長365nmにおける透過率をU−4000(日立製作所製)により測定した。
また、本発明の実施例の光学ガラスの組成と、i線照射(500時間)による透過率の劣化量とPtの含有量について、表1及び図4に示す。
102,202 溶融炉
104,204 パイプ
106,206 気体バブリング装置
121,221 溶融槽
122,222 炉体
126,226 開口部
216 排出管
200 本溶融装置
210 ダクト
A バッチ溶融物
D カレット溶融物
Claims (9)
- SiO2成分及び/又はB2O3成分を含有する光学ガラスであって、当該光学ガラスのPt含有量(質量基準)が5ppm以下であることを特徴とする光学ガラス。
- 質量%で、SiO2を30%以上70%以下、および/または、B2O3を3%以上20%以下を含有することを特徴とする請求項1に記載の光学ガラス。
- 質量%で、下記の成分を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学ガラス。
(a)SiO2:30〜70%および/またはB2O3:3〜20%および/または
PbO:0〜 2%および/または
Al2O3:0〜 6%および/または
Li2O:0〜 5%および/または
CaO:0〜 2%および/または
TiO2:0〜0.5%および/または
As2O3:0〜 1%および/または
Sb2O3:0〜 1%および/または
Na2O:0〜 13%および/または
K2O:0〜 23%および/または
BaO:0〜 42%および/またはZnO:0〜7%
および
(b)上記酸化物の一部又は全部を置換したフッ化物のFの合計量が0〜11% - 質量%で、Na2O+K2O+BaO+ZnOが10〜45%であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光学ガラス。
- 質量%で、SrOが0〜2%および/またはZrO2が0〜2%であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光学ガラス。
- 質量%で、CaO+SrO+ZrO2が0〜2%であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光学ガラスの製造方法。
- 質量%で、前記SiO2を50.5%以上70%以下、前記B2O3を3%以上15%以下、前記Al2O3を2.9%以下、前記Li2Oを4.9%以下含有する請求項1から6のいずれかに記載の光学ガラス。
- 質量%で、前記SiO2を55.35%以上70%以下、前記Al2O3を2.3%以下、前記Li2Oを3%以下含有する請求項1から7のいずれかに記載の光学ガラス。
- V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、W、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Dy、Ho、Fr、Tm、Yb、Luの遷移金属及び遷移金属イオンの合計含有量(質量基準)が3ppm以下である請求項1から8のいずれかに記載の光学ガラス。
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