JP2018140667A - ガラス加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が高速道路に進入したときに、予めヒータを作動させておくことにより、フロントガラスの曇りを防止する。【解決手段】ヒータのOFF状態において、車両が高速道路に進入したか否かが判断される。まず、カメラの撮影画像が取得され、撮影画像に画像処理が行なわれることにより、車両が走行している道路の道路標識が検出される。撮影画像の画像処理の結果、高速道路の入口案内標識が検出された場合は、車両が進入した道路が高速道路であると判断され、ヒータが作動させられる。車両が高速道路入口に進入した後は、車速Sが設定値Stとなるまで、ヒータが作動させられ続ける。車速Sが設定値St以上となった後は、温度差ΔTの大きさと車速Sの大きさに基づいて、ヒータの作動が制御される。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のフロントガラスのガラス加熱装置に関するものである。
カメラの撮影画像に基づく運転支援制御が搭載された車両において、カメラは、車室内のフロントガラス近傍に配置され、フロントガラス越しに車室外を撮影している。車両のフロントガラスには、結露等による曇りを防止するために、ガラス加熱装置が設けられている。このガラス加熱装置には、ヒータによってフロントガラスを加熱するものが知られている。特許文献1に開示されているガラス加熱装置は、ヒータと、車室外の気温を検出する外気温センサを備える。ヒータは、外気温が所定値未満となったときに作動させられ、フロントガラスを加熱することにより、フロントガラスに曇りが発生することを防止する。
特開2005−031967号公報
車両のフロントガラスは、車両が走行することにより冷却され、その冷却速度は車両の速度に依存する。したがって、車両の速度が速くなるほど、フロントガラス内側面の結露による曇りや、フロントガラス外側面に付着した水分の凍結等が発生しやすくなる。上述のガラス加熱装置においては、車両の外気温が所定値未満になったことを検出してからヒータを作動させる。そのため、車両が高速道路に進入し、車両の速度が高速道路進入前に比べて急に速くなる場合は、ヒータによるフロントガラスの加熱により温度が上昇する前に、フロントガラスの冷却により温度が低下し、フロントガラスの曇り等を防止できない可能性がある。
本発明の目的は、車両が高速道路に進入したときに、ヒータを作動させておくことにより、車両の速度が高速になったときに生じるフロントガラスの曇り等を防止することができるガラス加熱装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明においては、車両前方を撮影するカメラの前方に位置するガラスを加熱する加熱部と、前記車両が高速道路に進入したか否かを判断する判断部と、前記加熱部を加熱させる加熱制御部と、を備え、前記加熱制御部は、前記判断部によって前記車両が前記高速道路に進入したと判断されたときに、前記加熱部の加熱を開始するガラス加熱装置が実現される。
前記車両の速度が速くなるほど、前記ガラスの温度が低下するため、結露による曇りや付着した水分の凍結等が発生しやすくなる。したがって、前記車両が前記高速道路に進入して急加速を行なった場合は、前記ガラスの温度が低下し、曇り等が発生しやすい。前記加熱実行部は、前記加熱部を加熱させることにより前記ガラスの曇り等を防止している。本装置においては、前記制御部は、前記車両が前記高速道路に進入したと判断されたとき、すなわち、前記車両の速度が高速になる前の早い段階で、前記加熱部が加熱される。したがって、前記車両の速度が急速に上昇したときでも、前記ガラスに生じる曇り等を防止することができる。
車両が高速道路に進入したときに加熱部の加熱を開始することにより、ガラスに生じる曇りを防止することができる。
第1実施形態のガラス曇り防止装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態の制御装置の電気的な接続を示す模式図である。 制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のガラス加熱装置4が搭載された車両2を示す図である。図2は、第1実施形態のガラス加熱装置4の全体構成を示す模式図である。
図1に示すように、車両2は、ガラス加熱装置4、フロントガラス6、カメラ12、レーダ14、ブレーキ制御装置18、ブザー20、ヘッドランプ切替装置22、バッテリ24、気温センサ26、車速センサ28、PCSスイッチ30、LDAスイッチ32、AHBスイッチ34、を備える。車両2の進行方向を基準として、図1に示すように前後方向を規定する。
ガラス加熱装置4は、ヒータ8と制御装置10を備える。ヒータ8は、熱線ヒータであり、車両2のフロントガラス6の撮影領域Rを囲むように埋め込まれている。撮影領域Rとは、フロントガラス6において、カメラ12の撮影範囲に含まれる領域である。つまり、カメラ12は、フロントガラス6の撮影領域R越しに(撮影領域Rを通して)、車室内から車室外を撮影している。そのため、フロントガラス6の撮影領域Rに曇りまたは凍結等が生じると、カメラ12が、プリクラッシュセーフティ(Pre−Clash−Safety、以下PCSと略称する。PCSは登録商標。)制御等に利用するのに適切な撮影画像を撮影することができなくなる。ヒータ8は、制御装置10から電流を供給されることにより、フロントガラス6の撮影領域Rを加熱し、撮影領域Rに結露等が生じることにより撮影領域Rが曇ったり、フロントガラス6の外側面が車両2の走行中に凍結することを防ぐ。
制御装置10は、図2に示すように、CPU、ROM、EEPROM等の不揮発性メモリ、各種IC、通信インターフェース等を備え、ROMに記録されたプログラムがCPUに実行されること等により、各種制御を行なう。制御装置10は、PCS制御実行部36、レーンディパーチャーアラート(Lane−Departure−Alert、以下LDAと略称する。)制御実行部38、オートマチックハイビーム(Automatic−High−Beam、以下AHBと略称する。)制御実行部40、および加熱制御実行部42を備える。制御装置10には、バッテリ24が接続されている。
カメラ12は、図1に示すように、車室内のフロントガラス6の近傍に設けられ、少なくとも可視光領域の画像を撮影するものであり、例えば、CCDカメラが用いられる。カメラ12は、車両2の進行方向における車両2より前方を撮影し、撮影した画像データに関する信号を所定時間毎に制御装置10に送信する。カメラ12が撮影する画像には、車両が走行している道路の区画線や、静止している車両や歩行者、移動中の車両や歩行者、自転車等の対象物が含まれている。区画線とは、歩道や路側帯と車道とを区画する、または、車線とその車線に隣接する車線とを区画する白線または黄線である。
レーダ14は、車両2の先端に配置され、車両周辺の物体を検知するものであり、例えば、ミリ波を車両周辺に放射し、放射したミリ波の反射波を計測することにより車両周辺の物体を検知するミリ波レーダが用いられる。レーダ14は、検知された物体と車両2の距離、車両2に対する検知された物体の相対位置および相対速度を検出する。物体が歩行者や自転車の場合は、反射波が弱く、歩行者や自転車の近くに位置する車両等の反射波によるノイズの影響を受ける。そのため、一般的に、歩行者や自転車をレーダ14によって高精度に検出することは困難とされている。レーダ14は、検出値に関する信号をPCS制御実行部36に出力する。
ブレーキ制御装置18は、ブレーキペダルの操作量を検出する図示しないブレーキペダルセンサの検出信号、または、制御装置10が出力する制御量に関する信号に基づいて、作動させられる。
ブザー20は、制御装置10から出力される信号がON信号になったときに、警告音を発し、運転者に報知するものである。
ヘッドランプ切替装置22は、左右のヘッドランプに1つずつ設けられ、図示しないアクチュエータとシェード板をそれぞれ備える。シェード板は、アクチュエータによってヘッドランプの光路の一部に挿抜されて、ヘッドランプを遮光することにより、ロービームとハイビームとを切り替える。ヘッドランプ切替装置22は、左右のヘッドランプのロービームとハイビームの切り替えを同時に行なう。
気温センサ26は、車室外の気温を検出する外気温センサ26aと車室内の気温を検出する室温センサ26bを備える。外気温センサ26aは、車両2のフロントバンパに取り付けられ、検出値に基づく信号を加熱制御実行部42に出力する。室温センサ26bは、車室内のフロントガラス6近傍に設けられ、ヒータ8の影響を受けない程度にヒータ8から離間した位置に配置される。室温センサ26bは、検出値に基づく信号を加熱制御実行部42に出力する。
車速センサ28は、車両の速度を検出するものであり、例えば、各車輪の近傍に取り付けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサ28は、検出した車両の速度に応じた速度パルスを制御装置10に出力する。
PCSスイッチ30は、車両2の乗員によって操作されたときに、PCS制御実行部36に指示信号を出力する。指示信号は、PCS制御実行部36において、PCS制御が実行されている状態である実行状態と、PCS制御が実行されていない非実行状態とを切り替えるためのトリガー信号である。また、PCS制御は、車両2のイグニッションスイッチがON状態とされたときに自動的に実行状態(PCS制御がON状態である状態)となり、イグニッションスイッチがOFF状態とされたときに自動的に非実行状態(PCS制御がOFF状態である状態)となる。
PCS制御実行部36は、PCS制御が実行状態とされたときに、PCS制御に係る処理を実行する。PCS制御は、カメラ12の撮影画像およびレーダ14の検出値に基づいて車両前方の車両や歩行者等の対象物を検出し、必要に応じて、検出された対象物と車両2との衝突を回避するようにブレーキ制御装置18を作動させるものである。
LDAスイッチ32は、車両2の乗員によって操作され、ON状態であるときにON信号をLDA制御実行部38に出力し、OFF状態であるときにON信号の出力を停止する。また、LDAスイッチ32は、乗員が操作する毎にON状態とOFF状態とが切り替えられる、所謂ON−OFFスイッチである。LDAスイッチ32の状態がON状態であるときは、LDA制御は実行状態であり、LDAスイッチ32の状態がOFF状態であるときは、LDA制御は非実行状態である。
LDA制御実行部38は、LDAスイッチ32がON状態であるときに、LDA制御に係る処理を実行する。LDA制御は、カメラ12の撮影画像を利用して車両2が走行中の車線の区画線等を検出し、車両2が走行中の車線から逸脱する可能性があるときに、ブザー20の警告音により車両2の乗員に報知するものである。
AHBスイッチ34は、車両2の乗員によって操作され、ON状態であるときにON信号をAHB制御実行部40に出力し、OFF状態であるときにON信号の出力を停止する。また、AHBスイッチ34は、乗員が操作する毎にON状態とOFF状態とが切り替えられる、ON−OFFスイッチである。AHBスイッチ34の状態がON状態であるときは、AHB制御は実行状態であり、AHBスイッチ34の状態がOFF状態であるときは、AHB制御は非実行状態である。
AHB制御実行部40は、AHBスイッチ34がON状態であるときに、AHB制御に係る処理を実行する。AHB制御は、カメラ12の撮影画像を利用して、車両2の前方に存在する先行車や対向車を検出して、検知された明るさに基づいて、ヘッドランプ切替装置22にヘッドランプのハイビームとロービームとを切り替えさせるものである。
加熱制御実行部42は、ヒータ8によってフロントガラス6を加熱する加熱制御に係る処理を実行する。加熱制御実行部42は、PCS制御、LDA制御およびAHB制御のうちの少なくとも1つが実行されているときに、バッテリ24からヒータ8に電流を供給する。
以下、制御装置10によって実行されるガラス曇り防止制御について説明する。
PCSが実行状態になったとき、または、LDAスイッチ32およびAHBスイッチ34のうちの少なくとも一方がON状態とされたとき、カメラ12が撮影を開始し、加熱制御実行部42が加熱制御を開始する。まず、外気温センサ26aの検出値および室温センサ26bの検出値が取得され、取得されたそれぞれの検出値の差である温度差ΔTが算出される。つぎに、車速センサ28の検出値から車速Sが取得される。算出された温度差ΔTが設定値Tt以上、または、取得された車速Sが設定値St以上である場合は、ヒータ8に電流が供給され、フロントガラス6の撮影領域Rが加熱され始める。
一方、温度差ΔTが設定値Tt未満、かつ、取得された車速Sが設定値St未満である場合は、結露等が発生する可能性が低いと判断され、ヒータ8には電流が供給されない。
設定値Ttは、外気温と室温の温度差ΔTの大きさによって、フロントガラス6に結露が発生するか否かを判断するために設定された値である。温度差ΔTが設定値Tt未満である場合は結露が発生する可能性が低いと判断され、温度差ΔTが設定値Tt以上である場合は結露が発生する可能性が高いと判断される。
設定値Stは、車両2の走行によってフロントガラス6が冷却され、結露等が発生するか否かを、車速Sの大きさによって判断するために設定された値である。フロントガラス6の冷却速度は、車速に依存するため、車速Sの大きさによって結露等の発生しやすさが推測できる。車速Sが設定値St未満である場合は結露等が発生する可能性が低いと判断され、車速Sが設定値St以上である場合は結露等が発生する可能性が高いと判断される。
その後、ヒータ8のOFF状態において、車両2が高速道路に進入したか否かが判断される。まず、カメラ12の撮影画像が取得され、撮影画像にパターンマッチング等の画像処理が行なわれることにより、車両2が走行している道路の道路標識が検出される。
撮影画像の画像処理の結果、高速道路の入口案内標識が検出された場合は、車両2が進入した道路が高速道路であると判断され、ヒータ8が作動させられる。
高速道路は、歩行者や自転車の通行が禁止されている道路の一例であり、法定最高速度と法定最低速度が定められている。また、高速道路には専用の出入口が設けられており、出入口以外の場所からは出入りできない構造とされている。高速道路の入口案内標識は、一般道路から高速道路に分岐する地点に設置された高速道路の入口を示す道路標識である。また、一般道路は、歩行者の通行が許可されている道路である。
車両2は高速道路入口に進入した後、高速道路の本線に合流するために急加速する。そのため、温度差ΔTおよび車速Sが、設定値Ttおよび設定値St以上となったことが検出されてからヒータ8が作動させられた場合、ヒータ8によるフロントガラス6の加熱が、車両2の加速によるフロントガラス6の冷却に間に合わず、結露等が発生する可能性がある。したがって、このような車両2の急加速による結露等の発生を防止するためには、車両2が高速道路に進入したことが検知されたときは、温度差ΔTの大きさおよび車速Sの大きさに関係なく、ヒータ8を予め作動させておく必要がある。
車両2が高速道路入口に進入した後は、車速Sが設定値Stとなるまで、ヒータ8が作動させられ続ける。車速Sが設定値St以上となった後は、温度差ΔTの大きさと車速Sの大きさに基づいて、ヒータ8の作動が制御される。
以下、加熱制御実行部42によって実行される加熱制御を、フローを用いて説明する。図3は、加熱制御実行部42によって実行される加熱制御を示すフローチャートである。加熱制御は、PCS制御が実行状態になったとき、または、LDAスイッチ32およびAHBスイッチ34のうちの少なくとも一方がON状態となったときに、フローによる制御を実行する。ステップ1(以下S1と略称する。他のステップも同様とする)において、加熱制御実行部42は、外気温センサ26aの検出値および室温センサ26bの検出値を取得し、それぞれの検出値から温度差ΔTを算出する。また、加熱制御実行部42は、車速センサ28の検出値を取得し、取得された検出値から車速Sを算出する。
つぎに、加熱制御実行部42は、S3において、S1で算出された温度差ΔTが設定値Tt以上であるか否かを判断する。同時に、S1で算出された車速Sが設定値St以上であるか否かを判断する。温度差ΔTが設定値Tt以上、または、車速Sが設定値St以上である場合は、S15に進む。温度差ΔTが設定値Tt未満、かつ、車速Sが設定値St未満である場合は、S5に進む。
S5において、加熱制御実行部42は、カメラ12の撮影画像を取得し、取得された撮影画像に基づいて道路標識を検出する。S7において、加熱制御実行部42は、検出された道路標識に基づいて、車両2が高速道路に進入したか否かを判断する。車両2が高速道路に進入したと判断された場合はS9に進み、車両2が高速道路に進入していないと判断された場合はS17に進む。
S9において、加熱制御実行部42は、バッテリ24の電流をヒータ8に供給する。つづいて、S11において、加熱制御実行部42は、車速センサ28の検出値から車速Sを取得し、取得された車速Sが設定値St以上であるか否かを判断する。車速Sが設定値St以上である場合はS13に進み、車速Sが設定値St未満である場合はS9に戻る。つまり、車速Sが設定値Stに上昇するまで、ヒータ8に電流が供給されるのである。
S13において、加熱制御実行部42は、PCSスイッチ30、LDAスイッチ32およびAHBスイッチ34がすべてOFF状態となったか否かを判断する。PCSスイッチ30、LDAスイッチ32およびAHBスイッチ34がすべてOFF状態である場合は、フローによる処理が終了される。PCSスイッチ30、LDAスイッチ32およびAHBスイッチ34のうちの少なくとも1つがON状態である場合は、S1に戻る。
S3の判断がYESである場合は、S15に進む。加熱制御実行部42は、S15において、バッテリ24の電流をヒータ8に供給した後、S13に進む。
S7の判断がNOである場合は、S17に進む。加熱制御実行部42は、S17において、ヒータ8への電流の供給を停止した後、S13に進む。
以上のように、フロントガラス6が冷却される速度は、車速Sに依存する。車両2が高速道路に進入した後は、高速道路本線に合流するために車両2が加速し、車速Sが高速道路に進入する前よりも高速になるため、フロントガラス6に結露による曇りや水分の凍結等が発生しやすい。本実施形態においては、加熱制御実行部42は、カメラ12の撮影画像に基づいて高速道路入口の道路標識が検出されたときは、ヒータ8を作動させる。すなわち、車両2が本線に合流して車速Sが設定値Stになる前に、ヒータ8による加熱が開始される。したがって、車速Sが設定値Stになってからヒータ8が作動させられる場合に比べて、フロントガラス6の撮影領域Rに生じる曇り等を防止することができる。
また、本実施形態においては、高速道路進入時にヒータ8の加熱が開始させられた後、車速Sが設定値Stになるまで、ヒータ8によってフロントガラス6が加熱される。したがって、車両2の車速Sが設定値Stになるまでヒータ8による加熱が継続されるため、フロントガラス6の曇り等を防止することができる。
第1実施形態において、ヒータ8は加熱部の一例であり、制御装置10は制御部の一例である。また、S7を実行する加熱制御実行部42は、判断部の一例である。
なお、以上のように本発明の態様について説明したが、本発明のガラス加熱装置4は、前述の態様に限られるものではなく、本発明の要旨から逸脱しない範囲において、種々の変更を行なうことが可能である。
第1実施形態においては、カメラ12の撮影画像に基づいて、車両2が高速道路に進入したか否かを判断されるものとしたが、本発明はこれに限られない。例えば、車両2に搭載されたナビゲーション装置の情報に基づいて、車両2が高速道路に進入したか否かを判断されるものとしても良い。
また、第1実施形態においては、カメラ12の撮影画像に基づいて、高速道路入口の道路標識が検出され、これに基づいて車両2が高速道路に進入したことを判断したが、本発明はこれに限られない。例えば、撮影画像に基づいて高速道路の料金所の標識が検出されたとき、撮影画像に基づいて高速道路の料金所の施設自体が検出されたとき、または、高速道路の本線を示す道路標識が検出されたときに、車両2が高速道路に進入したことを判断しても良い。また、車両2が高速道路に進入したときに代えて、車両2が自動車専用道路に進入したときに、車両2の速度に関わらず、ヒータ8を作動させても良い。
高速道路の道路標識が検出される場合は、ヒータ8は高速道路入口(一般道路から分岐して高速道路の料金所に至る道路)に進入したときから作動させられても良い。また、料金所の標識が検出される場合は、ヒータ8は、高速道路の料金所に進入したときから作動させられても良い。また、高速道路の本線を示す道路標識が検出される場合は、ヒータ8は、高速道路の本線に進入したときから作動させられても良い。また、高速道路の本線に合流するための合流路を車両2が走行しているときに、ヒータ8を作動させても良い。また、サービスエリアから高速道路の本線に合流する際にサービスエリアから退出したときに、ヒータ8を作動させても良い。
すなわち、高速道路の入口に進入したとき、高速道路の料金所に進入したとき、高速道路の本線に進入したとき、合流路を走行しているとき、およびサービスエリアから退出したときは、高速道路に進入したときの一例である。
また、前述の実施形態においては、車両2が高速道路に進入したと判断されたときから車速Sが設定値Stに上昇するまで、ヒータ8は加熱させられていたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ヒータ8は、車両2が高速道路に進入したと判断されたときから所定時間の間加熱され、その後、ヒータ8の加熱が停止させられても良い。また、前記所定時間は、車両2の速度が大きいほど長くされ、外気温が低いほど長くされることとしても良い。
2:車両 4:ガラス加熱装置 6:フロントガラス 8:ヒータ 10:制御装置 12:カメラ 14:レーダ 18:ブレーキ制御装置 20:ブザー 22:ヘッドランプ切替装置 24:バッテリ 26:気温センサ 28:車速センサ 30:PCSスイッチ 32:LDAスイッチ 34:AHBスイッチ 36:PCS制御実行部 38:LDA制御実行部 40:AHB制御実行部 42:加熱制御実行部

Claims (1)

  1. 車両前方を撮影するカメラの前方に位置するガラスを加熱する加熱部と、
    前記車両が高速道路に進入したか否かを判断する判断部と、
    前記加熱部を加熱させる加熱制御部と、を備え、
    前記加熱制御部は、前記判断部によって前記車両が前記高速道路に進入したと判断されたときに、前記加熱部の加熱を開始するガラス加熱装置。
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