JP2018137301A - プリント回路板の製造方法、プリント回路板、および電子機器 - Google Patents

プリント回路板の製造方法、プリント回路板、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質で接合信頼性が高く、電子機器の小型化が可能なローコストなプリント回路板の製造方法、その方法で製造されるプリント回路板、およびそのプリント回路板を備えた電子機器を提供する。【解決手段】プリント配線板の搭載面上に電子部品を搭載してプリント配線板の搭載面と電子部品の底面にそれぞれ複数設けられた端子間をはんだで接合する方法であって、前記搭載面の複数のランドにはんだ粉末および熱硬化性樹脂を含有するはんだペーストを供給し、前記プリント配線板の搭載面上に前記電子部品を搭載した後、前記はんだペーストを加熱することにより前記はんだ粉末を溶融させて前記端子間を溶融したはんだで接合し、溶融したはんだが固化した後に前記はんだペーストから分離した前記熱硬化性樹脂を硬化させることからなり、前記熱硬化性樹脂は前記端子とは別に設けられた金属部材と接触した状態で硬化することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント回路板の製造方法、プリント回路板、および電子機器に関する。
近年、電子機器の小型化及び高性能化に伴い、電子機器に用いられるプリント配線板に搭載される電子部品もまた小型化、高性能化している。このため、モバイル機器、デジタルカメラ等の電子機器に用いられる電子部品には、小型化及び端子数の増加が可能な、BGA(Ball Grid Array)、LGA(Land Grid Array)等のパッケージが多く使用されている。BGA及びLGAは、パッケージの底面に電極を設ける構造を有しているため、リード端子が不要であり、小型化が可能となる。また、パッケージ底面の電極のピッチを小さくすることにより、パッケージを大型化することなく信号、電源等の端子数を増加させることができる。そのため、高性能化への対応も可能となる。
ただし、BGA、LGA等のパッケージの電極の端子数を増加させるためには、パッケージとプリント配線板との間のはんだ接合部を微細化する必要がある。この場合、はんだ接合部の強度の確保が課題となり得る。具体的には、電子機器の落下時の衝撃等によりはんだ接合部に断線が生じる場合がある。また、電子部品の高性能化により、動作時の発熱量が増大し、熱膨張による変形量が大きくなっているため、熱変形によりはんだ接合部に断線が生じる場合もある。
このはんだ接合部の断線を抑制するため、アンダーフィルではんだ接合部を補強する方法が用いられることがある。しかし、アンダーフィルによる補強は、電子部品をはんだ接合した後に電子部品とプリント配線板との間にアンダーフィルを充填する工程、さらにアンダーフィルを加熱し硬化する工程が必要であり、製造コストを上昇させるという問題がある。このように、電子部品の小型化及び高性能化に伴って、パッケージとプリント配線板の間のはんだ接合部の接合信頼性を確保しつつ、製造コストを抑制させることが要請されている。
この要請に対し、特許文献1では、はんだ粉末と熱硬化性のエポキシ樹脂を混合した熱硬化性樹脂入りはんだペーストと、この材料を用いて電子部品とプリント配線板とを接合する方法が開示されている。熱硬化性樹脂入りはんだペーストは、リフロー工程において、はんだ融点以上ではんだと熱硬化性樹脂が分離し、はんだ接合部の周囲で熱硬化性樹脂が硬化・接着し補強樹脂として機能する材料である。熱硬化性樹脂入りはんだペーストを用いれば、リフロー工程ではんだ接合と接合部の補強を同時に行うことができるため、アンダーフィルを用いた場合に必要であった補強樹脂の充填工程と硬化工程が不要となり、はんだ接合信頼性をローコストに確保することできる。
特開2002−283098号公報
図8は、熱硬化性樹脂入りはんだペーストを用いて製造されたプリント回路板の断面構造を模式的に示すものである。図8のプリント回路板500において、プリント配線板200の搭載面に電子部品100が搭載され、電子部品100の底面には複数のランド101が設けられ、複数のランド101と対応するようにプリント配線板200の搭載面には複数のランド202が設けられ、複数のランド101と対応する複数のランド202とがそれぞれはんだ接合部302で接合されており、各はんだ接合部302の周囲を補強樹脂(硬化した熱硬化性樹脂)401が固めて補強する構造が形成されている。
図8に示されるような構造を形成する場合、リフロー工程において、熱硬化性樹脂がはんだの溶融より前に硬化すると、はんだの接合を阻害し接合不良の原因となるため、熱硬化性樹脂は、はんだの溶融・接合後に硬化が開始するように、反応速度の遅い樹脂が使用されている。反応速度の遅い熱硬化性樹脂を用いることによって、リフロー時にはんだが溶融し、電子部品のランド(端子)とプリント配線板のランドの接合後に樹脂の硬化が開始するため、はんだ接合の阻害を抑制できる。ただし、熱硬化性樹脂をプリント回路板のはんだ接合部の補強樹脂として機能させるためには、はんだ接合完了後も加熱を行い十分に硬化させる必要がある。
しかしながら、反応速度の遅い樹脂を十分に硬化させるには、リフロー温度を高温のまま保持するか、あるいは、はんだ接合が完了した後に加熱温度を低下させてはんだを凝固させた後、低温で長時間加熱を行う必要がある。リフローの温度を高温のまま保持することは、電子部品やプリント配線板が高温に曝される時間が長くなることによる熱ダメージによって、製造されるプリント回路板の品質を低下させる可能性があるため好ましくない。さらに、電子部品や基板の熱変形が大きい状態で熱硬化性樹脂が硬化するので、完成したプリント回路板が大きく変形することがある。特に、電子部品がCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサーを搭載した撮像装置の場合、変形が大きいとその光学性能が低下する。そのため、撮像装置を搭載したプリント回路板では熱変形を抑制した状態で樹脂を硬化させる必要がある。一方、はんだ接合が完了した後に加熱温度を低下させ、低温での加熱時間を長くすることで樹脂を硬化させる方法では、プリント回路板の製造タクトが長くなるため、熱硬化性樹脂入りはんだペーストの製造コスト低減効果が薄れてしまうという問題がある。
つまり、熱硬化性樹脂入りはんだペーストを用いて電子部品をプリント配線板に実装するプリント回路板の製造工程において、熱硬化性樹脂を低温かつ短時間で硬化させることが課題となっている。本発明はこの課題に鑑み、接合信頼性が高く、熱変形量が小さく、且つローコストなプリント回路板の製造方法、その方法で製造されるプリント回路板、およびそのプリント回路板を備えた電子機器を提供することを目的としている。
本発明の一実施形態に係わるプリント回路板の製造方法は、ソルダーレジストが形成されたプリント配線板の搭載面上に電子部品を搭載し、該電子部品の底面に設けられた複数の第1のランドと、該複数の第1のランドと対応するように該プリント配線板の搭載面に設けられた複数の第2のランドとをそれぞれはんだで接合することを含む方法であって、前記複数の第2のランドにはんだ粉末および熱硬化性樹脂を含有するはんだペーストを供給する供給工程と、前記プリント配線板の搭載面上に前記電子部品を搭載する搭載工程と、前記はんだペーストを前記はんだ粉末の融点より高い温度に加熱することにより前記はんだ粉末を溶融させて前記複数の第1のランドと対応する前記複数の第2のランドをそれぞれはんだで接合するはんだ接合加熱工程と、前記はんだペーストから分離した前記熱硬化性樹脂を硬化させる樹脂硬化加熱工程とを備え、前記複数の第2のランドの少なくとも1つの周囲には少なくとも1つ以上の金属部材が設けられ、前記搭載面には更にソルダーレジストが設けられ、前記搭載面の前記電子部品を搭載する搭載領域における前記金属部材の総面積が前記ソルダーレジストの面積以下であり、前記熱硬化性樹脂は前記はんだ及び前記金属部材と接触した状態で硬化することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係わるプリント回路板は、プリント配線板の搭載面に電子部品が搭載され、該電子部品の底面に複数の第1のランドが設けられ、該複数の第1のランドと対応するように該プリント配線板の搭載面に複数の第2のランドが設けられ、前記複数の第1のランドと対応する前記複数の第2のランドとがそれぞれはんだで接合されたプリント回路板であって、前記複数の第2のランドの少なくとも1つの周囲には複数の金属部材が設けられ、前記搭載面には更にソルダーレジストが設けられ、前記搭載面の前記電子部品を搭載する搭載領域における前記金属部材の総面積が前記ソルダーレジストの面積以下であり、前記はんだ及び前記金属部材に熱硬化性樹脂が接触していることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係わる電子機器は、プリント配線板の搭載面に電子部品が搭載され、該電子部品の底面に複数の第1のランドが設けられ、該複数の第1のランドと対応するように該プリント配線板の搭載面に複数の第2のランドが設けられ、前記複数の第1のランドと対応する前記複数の第2のランドとがそれぞれはんだで接合されたプリント回路板を備える電子機器であって、前記複数の第2のランドの少なくとも1つの周囲には複数の金属部材が設けられ、前記搭載面には更にソルダーレジストが設けられ、前記搭載面の前記電子部品を搭載する搭載領域における前記金属部材の総面積が前記ソルダーレジストの面積以下であり、前記はんだ及び前記金属部材に熱硬化性樹脂が接触していることを特徴とする。
本発明によれば、熱硬化性樹脂入りはんだペーストの樹脂が、はんだおよびはんだ接合部周囲に設けた金属部材に接触し、その金属部材が熱硬化性樹脂の硬化を促進する触媒として作用することで、加熱温度が低温でも硬化時間を短縮することができる。
そのため、電子部品やプリント配線板を高温にさらす時間が短くなり、プリント回路板の品質低下を防止することができる。また、電子部品やプリント配線板の熱変形を抑制した状態で補強樹脂が硬化するため、プリント回路板の変形量を小さくすることができる。そして、低温でも補強樹脂の硬化時間を短くすることができるため、製造コストの上昇を抑えることができ、ローコストで接合信頼性の高いプリント回路板を提供することができる。
さらに、プリント配線板上の電子部品の搭載領域において、ソルダーレジストの面積を金属部材の面積よりも大きくしているため、補強樹脂が接着強度の高いソルダーレジストと接着する面積が大きくなり、補強樹脂との接着強度の低い金属部材を設けたとしても接合信頼性の低下を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係わるプリント回路板の製造工程及び製造されたプリント回路板を示す断面図である。 本発明の第1実施形態乃至第4実施形態で用いるプリント配線板の上視図である。 本発明の第2実施形態に係わるプリント回路板の製造工程及び製造されたプリント回路板を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係わるプリント回路板の製造工程及び製造されたプリント回路板を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係わる電子機器の一例であるデジタルカメラの概略構成を示す図である。 本発明の実施例に係わる実験の手順を示す断面図である。 本発明の実施例に係わる実験における加熱温度プロファイルである。 従来の方法で熱硬化性樹脂入りはんだペーストを使用して製造されたプリント回路板を模式的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1(a)乃至図1(d)は、第1実施形態に係わるプリント回路板500の製造方法の各工程を示す断面図である。
図1(a)は、プリント配線板200の搭載面に形成された複数のランド202(第2のランド)上に熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aを供給する供給工程を示す。熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aは、少なくともはんだ粉末及び熱硬化性樹脂を含有するはんだペーストであり、はんだ付けに必要なフラックス成分をさらに含有していてもよい。熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aは、通常のはんだペーストと同様、スクリーン印刷やディスペンサーで供給することができる。
図1(a)に示すように、それぞれのランド202の周囲には少なくとも1つ以上の金属部材210が設けられている。図1(a)における金属部材210は、ランド202と同様に、実質的にはプリント配線板200に設置されたランド(第3のランド)である。
図1(b)は、マウンターを用いて、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aが供給されたプリント配線板200の上にLGAタイプの電子部品100を搭載する搭載工程を示す。電子部品100は半導体素子102を搭載し、電子部品100の底面には複数のランド101(第1のランド)が設けられている。このとき、電子部品100は、その複数のランド101が接合されるプリント配線板の対応する複数のランド202と対向する位置にくるように合わせて搭載される。
図1(c)は、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aを溶融・接合させるはんだ接合加熱工程を示す。はんだ接合加熱工程は、リフロー炉内で行うことができる。はんだ接合加熱工程では、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aが溶融し、溶融はんだ301と熱硬化性樹脂400とに分離し、溶融したはんだが電子部品100のランド101とプリント配線板200のランド202とを接合する。次いで、はんだペーストから分離した熱硬化性樹脂400は、電子部品100の底面およびプリント配線板200に形成されたソルダーレジスト201の表面にぬれ広がり、プリント配線板200上に形成された金属部材210に接触する。
図1(d)は、はんだ接合の完了(凝固)後に熱硬化性樹脂400を硬化させる樹脂硬化加熱工程を示す。樹脂硬化加熱工程は、はんだ接合加熱工程より低い温度で行うことで、プリント配線板200や電子部品100への熱ダメージや、それぞれ熱変形量を抑制することができる。樹脂硬化加熱工程はそのままリフロー炉内で継続して加熱してもよい。リフロー炉のサイズが小さく樹脂硬化加熱工程の時間が十分に取れない場合は、リフロー(はんだ接合加熱工程)後に別に設けた加熱炉などで樹脂硬化加熱工程を行ってもよい。
金属部材210は熱硬化性樹脂400の硬化反応において触媒として作用し硬化を促進するため、熱硬化性樹脂400の硬化時間を短くすることができる。また、金属部材210は樹脂を主成分とするソルダーレジスト201より熱伝導率が高く、金属部材210に接触する樹脂は加熱時の昇温速度が速く短時間で高温になるため、この効果によっても熱硬化性樹脂400の硬化時間が短くなる。
金属部材210は、プリント配線板200のグラウンド配線と接続されていてもよい。グラウンド配線は導体面積が大きいため、加熱時における昇温速度向上効果が大きく、熱硬化性樹脂400の硬化時間をより短くすることができる。
また、図1(d)は、完成したプリント回路板500を示す。プリント回路板500のはんだ接合部302の周囲は、熱硬化性樹脂400が硬化した補強樹脂401によって接着・補強され、プリント回路板500のはんだ接合信頼性が高くなっている。電子部品100は、LGAに限らず、BGAでも同様の効果を得ることができる。
図2(a)及び図2(b)は、第一実施形態で使用されるプリント回路板500に使用されるプリント配線板200を示す平面図であり、それぞれ形状の異なる金属部材210が複数設けられている様子がわかる。複数の金属部材210の総面積は、電子部品100がプリント配線板200の搭載面上に搭載される搭載領域110におけるソルダーレジスト201の(総)面積より小さい。
これによって、プリント回路板500における補強樹脂401の接着面積は、金属部材210との接着面積よりソルダーレジスト201との接着面積を大きくできる。樹脂の接着強度は、金属に接着するより樹脂同士が接着した方が高いため、樹脂が主成分であるソルダーレジスト201との接着面積を大きくすることで、金属部材210を設けても接着強度の低下を抑制することができる。
なお、金属部材210の形状は、図2(a)の丸型や図2(b)の十字型だけでなく、上記面積の条件を満たせば、矩形や三角形などの形状でも同様の効果を得ることが出来る。
[第2実施形態]
図3(a)乃至図3(d)は、第2実施形態に係わるプリント回路板500の製造工程を示す断面図である。
図3(a)乃至図3(d)が、第1実施形態と異なる箇所は、金属部材211が、ランド210b上に形成されたはんだ(第2のはんだ)である点である。金属部材211のはんだは、はんだめっき、あるいはプリコートなどで予めランド210b上に形成しておく。図3(a)の供給工程において、樹脂入りはんだペースト300aは、スクリーン印刷で供給できるが、金属部材211の高さによって印刷性が悪化する場合は、ディスペンスで供給してもよい。
図3(b)の搭載工程では、ランド210b上に金属部材211が形成されランド202上に熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aが供給されたプリント配線板200の上に、プリント配線板200のランド202と電子部品100の対応するランド101が対向するように電子部品100が搭載される。図3(c)ははんだ接合加熱工程を示す図であり、図3(d)は樹脂硬化加熱工程を示す図であるが、それらの工程において、金属部材211のはんだは、固体・液体どちらの状態でも、熱硬化性樹脂400の硬化を促進する作用を発揮する。
その他の点は第1実施形態と同じであるが、金属部材211をはんだで立体化することにより、プリント配線板200と電子部品100との間にできる空間の容積が小さくなる。それにより熱硬化性樹脂400によるプリント配線板200と電子部品100との間の充填率が高まるため、図3(d)に示すように、プリント回路板500において補強樹脂401が電子部品100の底面を接着する面積が大きくなり、はんだ接合の信頼性をさらに高める効果を得ることができる。
また、金属部材211の表面積の総和を電子部品100がプリント配線板200上に搭載される搭載領域110におけるソルダーレジスト201の総表面積以下とすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図4(a)乃至図4(d)は、第3実施形態に係わるプリント回路板500の製造工程を示す断面図である。
図4(a)乃至図4(d)が、第1実施形態および第2実施形態と異なる箇所は、金属部材212がランド210b上に供給された熱硬化性樹脂入りはんだペースト300bから分離したはんだ(第2のはんだ)で形成されている点である。金属部材212の供給源となる熱硬化性樹脂入りはんだペースト300bは、図4(a)の供給工程で、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aと同時に供給することができる。これによって、めっきやプリコートで予め金属部材212を形成する必要がないため、第2実施形態におけるプリント回路板の製造工程より工数を削減できる。
図4(b)の搭載工程では、ランド202及び210b上にそれぞれ熱硬化性樹脂入りはんだペースト300a及び300bが供給されたプリント配線板200の上に、プリント配線板200のランド202と電子部品100の対応するランド101が対向するように電子部品100が搭載される。図4(c)に示すように、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300bからも熱硬化性樹脂400が分離するため、電子部品100とプリント配線板200を接着する補強樹脂401の体積が増加する。補強樹脂401の体積が増加すると、図4(d)に示すようにプリント回路板500における補強樹脂401が電子部品100及びプリント配線板200と接着する面積がさらに大きくなり、はんだ接合の信頼性をさらに高めることができる。
また、金属部材212の表面積の総和を電子部品100がプリント配線板200上に搭載される搭載領域110におけるソルダーレジスト201の総表面積以下とすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
図1(d)は、本発明の第4実施形態に係るプリント回路板500の断面の一例を示す図である。プリント回路板500は、電子部品100と、電子部品100が搭載されるプリント配線板200とを有する。
電子部品100は内部に半導体素子102を搭載し、電子部品100の底面には複数のランド101(第1のランド)が設けられている。プリント配線板200は、その表面(搭載面)にソルダーレジスト201が層状に形成され、その複数の開口部にそれぞれランド202(第2のランド)が形成されている。
電子部品のランド101とプリント配線板のランド202は、はんだ接合部302によって電気的に接続されている。プリント配線板表面(搭載面)のソルダーレジスト201の開口部には、さらに金属部材210が設けられており、はんだ接合部302の周囲は金属部材210と接触した補強樹脂401によって接着・補強されている。
はんだ接合部302は、補強樹脂401の効果により接合信頼性が高くなっているが、金属部材210と接触しながら低温で硬化した補強樹脂401は、電子部品100やプリント配線板200の熱変形を抑制した状態で硬化する。そのため、プリント回路板500は変形量が少なく、結果として搭載される電子機器の小型化に貢献できる。
また、補強樹脂401がプリント配線板200の表面を接着する面積は、ソルダーレジスト201と接着する面積が金属部材210と接着する面積より大きい関係にある。補強樹脂401が接着力の高いソルダーレジスト201と大きな接着面を有するため、金属部材210が設けられていてもはんだ接合部302は高い接合信頼性を示す。
なお、金属部材210はプリント配線板200のグラウンド配線と電気的に接続されていることが好ましい。金属部材210がフローティングとなっている場合、金属部材210がアンテナとなって放射ノイズ源となる場合があるが、金属部材210がプリント配線板200のグラウンド配線と接続されることによりこの問題を回避できる。
金属部材は、図1(d)のプリント配線板200に設けられたランド210自体であってもよいし、図3(d)の金属部材211や図4(d)の金属部材212のようにプリント配線板200に設けられたランド210b上にはんだで形成されていてもよい。
[第5実施形態]
図5は、本発明の第5実施形態に係わる電子機器の一例であるデジタルカメラ600の概略構成を示す図である。デジタルカメラ600は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、本体部601とそれに着脱可能なレンズユニット602からなる。本体部601は、第1実施形態乃至第3実施形態の方法で製造されたプリント回路板520、530を含む。
プリント回路板520は、プリント配線板220の上に半導体装置の一例である撮像装置120が搭載された構造を有する。撮像装置120は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。そして、プリント回路板520は、レンズユニット602を通って入射した光を電気信号に変換する機能を有する。
プリント回路板530は、プリント配線板230の上に半導体装置の一例である画像処理装置130が搭載された構造を有する。画像処理装置130は、例えば、デジタルシグナルプロセッサである。そして、プリント回路板530は、プリント回路板520で得られた電気信号に補正等の信号処理を行って画像データを生成する機能を有する。
第1実施形態乃至第3実施形態の方法で製造されたプリント回路板520、530は、接合信頼性が向上している。したがって、本実施形態によれば、信頼性が向上したデジタルカメラ600等の電子機器を提供することができる。
また、プリント回路板520、530は、第1実施形態乃至第3実施形態の方法により製造され得るため、コストが低減されている。したがって、本実施形態によれば、コストが低減されたデジタルカメラ600等の電子機器を提供することができる。
(金属部材による熱硬化性樹脂の硬化促進)
熱硬化性樹脂入りはんだペーストの熱硬化性樹脂の硬化が金属部材により促進される効果を実験により確認した。それについて図6(a)乃至図6(c)を参照しながら説明する。
実験に用いた熱硬化性樹脂入りはんだペーストは、熱硬化性樹脂としてビスフェノールA型のエポキシ樹脂と、これと反応する硬化剤とを含んでいる。また、はんだ粉末の合金組成は、融点139℃のSn−58Biの共晶組成であり、平均粒径は40μmである。熱硬化性樹脂入りはんだペーストにおけるはんだ粉末の添加量は約85wt%であり、残部に熱硬化性樹脂および硬化剤その他はんだ接合性を確保するためのフラックス成分が微量添加されている。
実験に用いたプリント配線板240は、金属部材による熱硬化性樹脂の硬化を促進する触媒作用を実験するためのものであり、ソルダーレジスト201の開口部にはランド242aとランド242bがそれぞれ設けられている。図6(a)に示すように、ランド242aとランド242bの異なる点は、ランド242aの周囲には、ソルダーレジスト201を介して金属部材210としてのランドが設けられていることである。金属部材210はプリント配線板240に設けられたランドであり、ランド242a、242bと同様に材質は銅である。
上に述べた熱硬化性樹脂入りはんだペーストとプリント配線板240を用いて、補強樹脂の硬化状態に差があるかどうかにつき、以下の方法で確認実験を行った。
まず図6(a)のように、版厚200μmの印刷版を用いて、ランド242aとランド242bにそれぞれ熱硬化性樹脂入りはんだペースト340a、340bをそれぞれ供給した。
次に図6(b)のように、加熱によって熱硬化性樹脂入りはんだペースト340a、340b中のはんだを溶融させ、溶融はんだ341a、341bと熱硬化性樹脂440a、440bとをそれぞれ分離させるとともに熱硬化性樹脂440a、440bをそれぞれ硬化させた。
このとき、ランド242a上に供給した熱硬化性樹脂入りはんだペースト340aから分離した熱硬化性樹脂440aは、金属部材210まで流動し接触した状態で加熱され硬化した。一方、ランド242b上の熱硬化性樹脂入りはんだペースト340bから分離した熱硬化性樹脂440bは、ソルダーレジスト201に接触した状態で加熱され硬化した。
図6(c)は、加熱を終了させた後に溶融はんだ341a、341bが凝固して固体のはんだ342a、342bとなり、熱硬化性樹脂440aおよび440bの硬化が終了して補強樹脂441a、441bとなった状態を示している。この状態の補強樹脂441aおよび441bの硬化状態を比較するため、それぞれの硬度をビッカーズ硬度計で測定した。結果を表1に示す。
Figure 2018137301
表1に示されるように、ランド242aに供給された熱硬化性樹脂入りはんだペースト340aから分離して硬化した補強樹脂441aは、はんだ342aの上およびランド242a周囲の硬度[HV]がいずれも14以上であった。これは、はんだから距離が離れた箇所の補強樹脂441aでも硬化が進行していることを示しており、溶融はんだ341a、金属部材210が熱硬化性樹脂440aの硬化を促進させる触媒として作用したためであると考えられる。
一方、ランド242bに供給された熱硬化性樹脂入りはんだペースト340bから分離して硬化した補強樹脂441bは、はんだ342b上では14以上の硬度[HV]を示したが、はんだから距離が離れると硬度にばらつきが生じた。さらに場所によってはほぼ未硬化の箇所もあった。これは、ソルダーレジスト201には熱硬化性樹脂の硬化を促進する作用が無いため、はんだ342bから離れた熱硬化性樹脂440bの硬化が不十分であったことを示している。
以上の実験結果により、熱硬化性樹脂をはんだや銅といった金属と接触させた状態で加熱することで硬化が促進され、硬化時間を短縮する効果があることがわかった。
(プリント回路板の製造)
図1(a)乃至図1(d)に示される方法に従い、電子部品100をプリント配線板200上に搭載して接合することにより、プリント回路板500を製造した。用いたプリント配線板200の搭載面には、ランド202及び金属部材210が図2(b)に模式的に示されるように配置されている。
ここで用いた電子部品100は、APS−CサイズのCMOSイメージセンサを搭載した撮像装置であり、外形サイズは上面視で約35.0mm×28.0mmのLGAタイプである。また、電子部品100の底面の材質はアルミナセラミックであり、底面に設けられた外部端子(ランド)は、直径がφ1.0mmであり、1.6mmピッチでグリッド状に配置されている。
一方、プリント配線板200は、FR−4(Flam Retardant Type 4)を基材としたもので、外形サイズは上面視で50.0×50.0mmである。プリント配線板200の表面にはソルダーレジスト201が設けられており、開口部には直径φ1.0mmのランド202が複数設けられている。また、ランド202の周囲には、少なくとも1つ以上の金属部材210が設けられおり、金属部材210の形状は図2(b)に示されるような幅0.2mm、長さ1.2mmの直線状のランドがクロスした十字形である。ランド202及び金属部材210の主材質は銅である。
図1(a)の供給工程では、版厚200μmの印刷版を用いて、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aをプリント配線板200の複数のランド202へ供給した。
図1(b)の搭載工程では、マウンターを用いて、電子部品100をプリント配線板200上に、電子部品100のランド101とプリント配線板200のランド202とが互いに対向する位置にくるように搭載した。このとき、電子部品100のランド101と熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aが接触し、また隣接する熱硬化性樹脂入りはんだペースト300a同士が接触しない程度の圧力で搭載した。
図1(c)及び図1(d)の加熱工程では、熱硬化性樹脂400がはんだ溶融前に硬化することを防止するため、図7に示す加熱温度プロファイルに従い、前段で予備加熱を行わずにはんだ融点である139℃以上まで一気に昇温してはんだを溶融させた。このとき、熱硬化性樹脂入りはんだペースト300aから溶融したはんだが分離して凝集し、ランド101およびランド202にぬれ広がって溶融はんだ301による接合を形成した。一方、溶融したはんだから分離した熱硬化性樹脂400は溶融はんだ301の周囲に押し出されて流動し金属部材210に接触した。
その後、図7に示すようにはんだ融点以下である130℃程度まで降温してはんだ接合部を凝固させ、その状態で熱硬化性樹脂400を加熱して硬化させることにより、図1(d)に示すように硬化した熱硬化性樹脂(補強樹脂)401ではんだ接合部302周囲が補強されたプリント回路板500を製造した。
製造されたプリント回路板500においては、電子部品100の複数のランド101と対応するプリント配線板200の複数のランド202が、複数のはんだ接合部302によってそれぞれ接合されていた。また、はんだ接合部302とその周囲は、金属部材210と接触した補強樹脂401によって補強されており、はんだ接合部302の強度が向上していると思われる。
(プリント回路板の評価)
上に述べた方法により製造されたプリント回路板500について、X線透過観察装置ではんだ接合部302の検査を行った結果、隣接するはんだ接合部302同士のはんだブリッジなどの接合不良はみられなかった。また、電気チェックによるはんだ接合部302の検査においても導通不良は確認されなかった。
電子部品100として搭載された撮像装置は、樹脂硬化加熱工程をはんだ融点以下である130℃の低温で行ったため熱変形量は少なく、内蔵するCMOSイメージセンサの光学性能を十分に保証できるものであった。
次に、電子部品100とプリント配線板200を引きはがし、はんだ接合部302と、補強樹脂401の状態を確認したところ、はんだ接合部302は、電子部品100のランド101およびプリント配線板200のランド202にぬれ広がった状態で接合されており、熱硬化性樹脂400がはんだの接合を阻害した形跡は確認されなかった。
次に、剥離後の補強樹脂401の状態を目視により確認したところ、金属部材210と補強樹脂401の金属−樹脂界面で一部に剥離が見られたが、ソルダーレジスト201と補強樹脂401との接着部はほとんど剥離せず、むしろ、ソルダーレジスト201とプリント配線板200との間に剥離が見られた。これは、補強樹脂401が十分に硬化し、ソルダーレジスト201と強い接着力で接着されていることを示すものである。
次に、プリント配線板200から剥離して補強樹脂401と接着したソルダーレジスト201を削ぎ落とし、ビッカーズ硬度計で補強樹脂401の硬度を測定した結果、表1とほぼ同等の硬度を示していた。このことからも、補強樹脂401が十分に硬化していることがわかった。
以上のことから、電子部品100の搭載領域110において、補強樹脂401との接着力の弱い金属部材210の総面積をソルダーレジスト201の総面積より小さくすることで、補強樹脂401による補強効果の低減を抑制することが可能であることがわかった。
(その他実施形態)
上に述べた実施形態及び実施例は、本発明を適用しうるいくつかの態様を例示したものに過ぎない。すなわち、本発明は、上に述べた実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜修正や変形を行うことができるものである。
上に述べた実施形態では、電子部品の例として撮像装置及び画像処理用半導体装置について例示しているが、その他の電子部品、例えばメモリIC(Integrated Circuit)や電源ICなどにも適用可能である。また、BGAやLGAの外部端子を有していれば、半導体装置以外の電子部品にも定期用可能である。更に、第5実施形態においては、電子機器の一例としてデジタルカメラ600を例示しているが、これに限定されるものではなく、その他の各種モバイル通信機器などのあらゆる電子機器に適用可能である。
100・・・電子部品
101・・・ランド(第1のランド)
102・・・半導体素子
110・・・搭載領域
120・・・撮像装置
130・・・画像処理装置
200・・・プリント配線板
201・・・ソルダーレジスト
202・・・ランド(第2のランド)
210・・・金属部材(第3のランド)
210b・・・金属部材の土台となるランド(第3のランド)
211・・・金属部材(はんだ)
212・・・金属部材(熱硬化性樹脂入りはんだペーストから分離したはんだ)
220・・・(撮像装置を搭載するための)プリント配線板
230・・・(画像処理装置を搭載するための)プリント配線板
240・・・(実験に用いた)プリント配線板
242a、242b・・・(実験に用いたプリント配線板の)ランド
300a、300b・・・熱硬化性樹脂入りはんだペースト
301・・・溶融はんだ
302・・・はんだ接合部
340a、340b・・・(実験に用いた)熱硬化性樹脂入りはんだペースト
341a、341b・・・(実験で形成された)溶融はんだ
342a、342b・・・(実験で形成された)はんだ接合部
400・・・硬化前の熱硬化性樹脂
401・・・補強樹脂(硬化後の熱硬化性樹脂)
440a、440b・・・(実験で用いた)硬化前の熱硬化樹脂
500・・・プリント回路板
520・・・(撮像装置を搭載した)プリント回路板
530・・・(画像処理装置を搭載した)プリント回路板
600・・・デジタルカメラ
601・・・本体部
602・・・交換レンズ

Claims (10)

  1. プリント配線板の搭載面上に電子部品を搭載し、該電子部品の底面に設けられた複数の第1のランドと、該複数の第1のランドと対応するように該プリント配線板の搭載面に設けられた複数の第2のランドとをそれぞれはんだで接合することを含む方法であって、
    前記複数の第2のランドにはんだ粉末および熱硬化性樹脂を含有するはんだペーストを供給する供給工程と、前記プリント配線板の搭載面上に前記電子部品を搭載する搭載工程と、前記はんだペーストを前記はんだ粉末の融点より高い温度に加熱することにより前記はんだ粉末を溶融させて前記複数の第1のランドと対応する前記複数の第2のランドをそれぞれはんだで接合するはんだ接合加熱工程と、前記はんだペーストから分離した前記熱硬化性樹脂を硬化させる樹脂硬化加熱工程とを備え、
    前記複数の第2のランドの少なくとも1つの周囲には少なくとも1つ以上の金属部材が設けられ、前記搭載面には更にソルダーレジストが設けられ、前記搭載面の前記電子部品を搭載する搭載領域において前記金属部材の総面積が前記ソルダーレジストの面積以下であり、前記熱硬化性樹脂は前記はんだ及び前記金属部材と接触した状態で硬化することを特徴とするプリント回路板の製造方法。
  2. 前記金属部材は、前記プリント配線板のグラウンド配線に電気的に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のプリント回路板の製造方法。
  3. 前記金属部材は、前記プリント配線板に設けられた第3のランドであることを特徴とする、請求項1または2に記載のプリント回路板の製造方法。
  4. 前記金属部材は、前記第3のランドの上に設けられた第2のはんだであることを特徴とする、請求項3に記載のプリント回路板の製造方法。
  5. 前記第2のはんだは、前記供給工程において前記第3のランドの上に供給されたはんだペーストに含まれるはんだ粉末が、前記はんだ接合加熱工程で溶融することにより形成されることを特徴とする、請求項4に記載のプリント回路板の製造方法。
  6. プリント配線板の搭載面に電子部品が搭載され、該電子部品の底面に複数の第1のランドが設けられ、該複数の第1のランドと対応するように該プリント配線板の搭載面に複数の第2のランドが設けられ、前記複数の第1のランドと対応する前記複数の第2のランドとがそれぞれはんだで接合されたプリント回路板であって、
    前記複数の第2のランドの少なくとも1つの周囲には複数の金属部材が設けられ、前記搭載面には更にソルダーレジストが設けられ、前記搭載面の前記電子部品を搭載する搭載領域における前記金属部材の総面積が前記ソルダーレジストの面積以下であり、前記はんだ及び前記金属部材に熱硬化性樹脂が接触していることを特徴とするプリント回路板。
  7. 前記金属部材は、前記プリント配線板のグラウンド配線に電気的に接続されていることを特徴とする、請求項6に記載のプリント回路板。
  8. 前記金属部材は、前記プリント配線板に設けられた第3のランドであることを特徴とする、請求項6または7に記載のプリント回路板。
  9. 前記金属部材は、前記第3のランドの上に設けられた第2のはんだであることを特徴とする、請求項8に記載のプリント回路板。
  10. 請求項6乃至9の何れか1項に記載のプリント回路板を備えることを特徴とする電子機器。
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