JP2018131782A - 仮設トイレ用部材及び仮設トイレ - Google Patents

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【課題】従来に比べて柔軟性が得られる仮設トイレ用部材及び仮設トイレを提供する。【解決手段】仮設トイレ用の部材であって、汚物を収容する汚物タンクを有する架台110と、架台の四隅にて架台に着脱可能に立設され仮設トイレの構造体となる4本の柱130とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば建築工事現場あるいはイベント会場等へ搬送可能な仮設トイレを構成するための仮設トイレ用部材、及び該仮設トイレ用部材を有する仮設トイレに関する。
例えば建築工事現場、屋外のイベント会場、災害発生時の避難所、等へ搬送可能で設置される仮設トイレが存在する。このような仮設トイレは、組み立て及び分解が可能な構造になっており、そのため大きく分けて、トイレ室を形成する本体部と、トイレ室の床板を兼ねて構成された便槽部とを有する(例えば特許文献1)。ここで本体部は、トイレ室の外周壁を形成する左右側の2つの側壁面パネルと、後側の後壁面パネルと、前側のドアパネルと、上端の天井とを有する。
組立の際には、側壁面パネル、後壁面パネル、及びドアパネルが互いに締結されて枠体を形成するとともに、側壁面パネル、後壁面パネル、及びドアパネルが便槽部と締結され、本体部と便槽部とが合体される。また、側壁面パネル、後壁面パネル、及びドアパネルで形成された枠体の上端に天井が取り付けられ、ドアパネルには、開閉可能にドアが取り付けられて、仮設トイレが完成する。
特開平8−126591号公報
上述の特許文献1に開示されるように、従来の仮設トイレは、トイレ室の外周壁を形成する各パネルが便槽部に、直接、締結されている。したがって、各パネル自体が当該仮設トイレの構造体つまり駆体部を構成している。
また、仮設トイレは、様々な現場に設置される。よって、例えばイベント会場等では、単独で設置されるよりも複数の仮設トイレが並設される場合が多い。このような場合、それぞれの仮設トイレを互いに連結して配置することで、例えば隣接する仮設トイレ間の側壁面パネルを削減できる等の利点がある。
逆に、例えば住宅街等における建築現場では、仮設トイレの存在が周辺の景観を損ねる場合もある。このような場合には、目隠し用のシートを仮設トイレに隣接して設置する等の配慮が必要となる。
しかしながら従来の仮設トイレでは、上述したように、2つの側壁面パネル、後壁面パネル、及びドアパネルにて一つのユニットを形成し、各パネルが仮設トイレの構造体であり外周壁を構成している。その結果、並設する場合でも、例えば側壁面パネルの削減等の変更は困難である。また各パネルは平板からなり、別途、連結用部材等の部材を取り付けることが困難であり、上述の目隠し用シートあるいはヒサシ等のオプション部材を設置するためには、別設あるいは改造が必要になる。
このように、従来の仮設トイレは、設計あるいは仕様変更等において、柔軟性に欠けるという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、設計あるいは仕様変更等において、従来に比べて柔軟性が得られる、仮設トイレ用部材、及び該仮設トイレ用部材を備えた仮設トイレを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における仮設トイレ用部材は、仮設トイレ用の部材であって、
汚物を収容する汚物タンクを有し、平面視で概略四角形状の架台と、
上記架台の四隅にて当該架台に対して着脱可能に立設され、仮設トイレの構造体となる4本の柱と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2態様における仮設トイレは、第1態様における仮設トイレ用部材を備えたことを特徴とする。
本発明の第1態様における仮設トイレ用部材によれば、架台の四隅のそれぞれに、仮設トイレの構造体となる柱を設けた。各柱は、構造体として機能することから、この柱を利用して、例えば仮設トイレの外周壁を構成するパネルを取り付けることができる。また、柱には、例えば仮設トイレ連結用の部材を係合させることもでき、その他のオプション部材を取り付けることも可能である。また柱を、仮設トイレ搬送時等における取手として利用することもできる。
このように第1態様における仮設トイレ用部材によれば、仮設トイレの設計あるいは仕様変更等において、従来に比べて柔軟性を得ることができる。
また、本発明の第2態様における仮設トイレによれば、第1態様の仮設トイレ用部材を備えたことで、仮設トイレの設計あるいは仕様変更等において、従来に比べて柔軟性を得ることができる。
本発明の実施形態における仮設トイレ用部材の概略を示す斜視図である。 図1に示す仮設トイレ用部材で形成した仮設トイレの裏面側を示す図である。 図1に示す仮設トイレ用部材を組み立てて形成した仮設トイレの概略の斜視図である。 図1に示す架台であり、柱固定部材及びパネル支持部材を設置した架台を示す斜視図である。 図2に示す仮設トイレの組立手順を示す図で、可動パネルを取り付けた状態を示す斜視図である。 図4Aに示す柱固定部材及びパネル支持部材の変形例を示す斜視図である。 図4Aに示す柱固定部材及びパネル支持部材の他の変形例を示す斜視図である。 可動パネルにおけるヒンジ部の変形例を示す斜視図である。 図1に示す仮設トイレ用部材から得られる効果を説明するための概略の斜視図である。 図1に示す仮設トイレ用部材から得られる効果を説明するための概略の斜視図である。
本発明の実施形態である仮設トイレ用部材、及び該仮設トイレ用部材を有する仮設トイレについて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また各図は、構成を概念的に示したものであり、実際の構造物の寸法、形状及び尺度に対応したものではなく、また、各図間で図示が完全には一致していない。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
実施形態における仮設トイレは、例えば建築工事現場、屋外のイベント会場、災害発生時の避難所、等へ搬送可能で、設置される仮設トイレであり、実施形態における仮設トイレ用部材を組み立てることで形成される簡易なトイレである。また、本実施形態における仮設トイレは、水洗タイプ及び非水洗タイプを問わない。
図1には、実施形態における仮設トイレ用部材100が示されており、図2及び図3には、この仮設トイレ用部材100を組み立てた実施形態における仮設トイレ200が示されている。
仮設トイレ用部材100は、基本的な構成部分として架台110と、架台110に立設される柱130とを備え、また汚物タンク140を備えることもできる。さらにまた、固定パネル150、可動パネル160、及び天井170を有することもできる。
仮設トイレ200は、基本的には、これらの架台110、柱130、固定パネル150、及び可動パネル160を組み立てて形成され、好ましくは天井170、非水洗の場合には汚物タンク140が組み込まれる。尚、図2、図3、図5B、図7、及び図8では、天井170及び汚物タンク140を有する仮設トイレ200を示している。
これらの構成部分について、以下に順次説明する。
架台110は、仮設トイレ200の基台となる平面視で概略四角形の形状であり、例えば地面に直接置かれる部材である。架台110の上面に位置する床部111には、便器が設置可能である。また、仮設トイレ200が水洗又は非水洗のいずれのタイプであっても、架台110は、その内部に、汚物を収容する汚物タンク有する。
また架台110は、使用者が床部111に登るためのステップ112等を設けることもできる。
このような架台110は、本実施形態では、熱可塑性の樹脂材を金型内でブロー成型することで作製される。
また、架台110の四隅には、後述するように、当該仮設トイレ200における構造体、つまり駆体部で強度部材を構成する柱130が設置される。よって架台110は、特に柱130の根元を支持する基礎部は、柱130を支持するのに十分な強度を有する必要がある。そこで一例として、架台110の四隅に対応して、図4Aに示すように、金属製、例えばアルミニウム製の、柱固定部材114とパネル支持部材115とが一体となった部材が、その一部を架台110に埋設して取り付けられ固定される。
このように架台110に固定された各柱固定部材114が有する挿入穴114aに対して、各柱130が挿入、立設される。このような構成により架台110は、柱130を支持するのに十分な強度を有し、かつ、架台110に対して強固かつ容易に柱130を取り付けることが可能となる。
ここで、柱固定部材114及びパネル支持部材115と、樹脂製の架台110との強固な接合を図るため、柱固定部材114及びパネル支持部材115は、それらの架台埋設領域に、例えば凹及び凸形状の少なくとも一方を有する係合部を設けるのが好ましい。この係合部と架台110の樹脂材との噛み合いにより、上述の強固な接合が可能となる。
また、柱固定部材114とパネル支持部材115とは、パネル差込部113を介して位置しており、このパネル差込部113には、後述するように、固定パネル150及び可動パネル160が差し込まれる。
柱支持用強度を架台110に持たせるための柱固定部材114及びパネル支持部材115の他の例としては、架台110の全体を例えばアルミダイキャスト製とすることも可能である。重量及びコスト面を考慮すると、架台全体ではなく図5Aに示すように、平面視で概略四角形形状の3辺に対応してコ字形状とした、柱及びパネル固定部材116を架台110に埋設することもできる。柱及びパネル固定部材116も上述の係合部を有してもよい。また柱及びパネル固定部材116では、パネル差込部113は、固定パネル150及び可動パネル160が差し込み可能なような凹状の溝にて、柱及びパネル固定部材116に形成されている。
あるいはまた、柱固定部材114の変形例として、図5Bに示すような金属製の柱固定部材117を採用することもできる。該柱固定部材117は、アングル部材117aの頂点部分にパイプ117bを取り付けた構成を有し、架台110の角部外面にボルト等の締結用部材にてアングル部材117aが取り付け固定され、パイプ117bに柱130が挿入される。
また、上述した変形例を組み合わせた構成を採ることも可能である。
柱130は、金属製、樹脂製、あるいはこれらの混合材製で棒状の部材であり、上述のように架台110の四隅にて、架台110に設けた例えば柱固定部材114等に対して着脱可能に立設され、当該仮設トイレ200の構造体となる、それぞれが独立した1本の部材である。一方、仮設トイレ200の組み立て性を考慮して、柱130は、その軸方向において複数段に分割して継ぐことで全高に達するように構成することもできる。尚、この場合、構造体としての柱130の強度を満足させる構成が備わる。
また柱130は、例えば、天井170部分又は架台110部分にて、隣接する2本、あるいは対角上の2本、さらには4本ともが互いに連結されてもよい。
いずれの形態における柱130であっても、架台110の四隅には、鉛直方向に沿って柱130が延在する。したがって柱130は、図3に示すように、当該仮設トイレ200の外周において外部に露出し、後述の固定パネル150及び可動パネル160に対してもその外側に露出して位置する。このとき、後述の固定パネル150及び可動パネル160に対して柱130は、接触せずに分離した、つまり柱130と固定パネル150及び可動パネル160との間に隙間135を形成する部材であってもよい。
この隙間135は、例えば、柱130と固定パネル150及び可動パネル160との対向する部分に、柱130が凹部を有することで、この凹部にて隙間135を形成してもよく、また逆に、固定パネル150及び可動パネル160が凹部を有することで隙間135を形成してもよい。
また、隙間135が形成される箇所は、固定パネル150及び可動パネル160の少なくとも一方と柱130との間であればよい。
これらのいずれの形態においても、上述したように、当該仮設トイレ200の外周において柱130を外部に露出させて配置したことで、仮設トイレ200において、後述の効果、例えば支持用部材等の柱130への取り付け等を容易に達成することが可能となる。さらにまた、柱130を外部に露出させて配置したことで、隙間135の形成が可能になり、この隙間135が存在することで、上述の、支持用部材等の柱130への取り付け等がより容易になる。
このような柱130は、以下に説明するように本実施形態では固定パネル150、可動パネル160、及び天井170の支持部材となり、仮設トイレ200の構造体、つまり駆体部で強度部材を構成する。よって柱130には、相応の強度を有する樹脂材、金属材、これらの混合材、等が用いられる。
固定パネル150は、直方体状の仮設トイレ200の外周壁に相当する板状の部材であり、上記外周壁を構成する4つの側壁のうち、2つ又は3つの側壁を形成する。即ち、4つの側壁のうち、対向する2つの側壁、あるいは平面視で「コ」字状を形成する3つの側壁を形成するパネルである。これらの固定パネル150は、本実施形態では、いずれの柱130とも係合しておらず、その下部において上述のパネル差込部113に差し込まれて支持され、その上部では天井170により支持される。
本実施形態では、図3に示すように、固定パネル150は、対向する2つの側壁を形成している。
可動パネル160は、上述の4つの側壁のうち、固定パネル150を設置した以外の、つまり残りの側壁を形成する板状の部材であり、一つの可動パネル160は、図4Bに示すように、1本の柱130に対して着脱可能でかつ係合して支持され、該柱130を中心にして旋回可能なパネルである。本実施形態では、図3及び図4Bに示すように、可動パネル160は、対向する2つの側壁を形成している。本実施形態では、2つの可動パネル160のうち、一方は使用者の出入用ドアとして機能し、他方は、例えばトイレの仕様変更等の作業用ドアとして使用し、通常時には開閉しないようロックされる。
可動パネル160の旋回動作のため、一つの可動パネル160は、図4Bに示すように、長手方向の2辺のうちの1辺において、少なくとも2つのヒンジ部161を有する。ヒンジ部161は、本実施形態では図3及び図4Bに示すように、可動パネル160と一体成型され柱130が挿通可能な中空部を有する形態である。よって該中空部に柱130を挿通することで、可動パネル160は柱130に対して旋回可能に支持される。
可動パネル160のヒンジ部161は、本実施形態における上述の形態に限定されず、例えば図6に示す形態を採ることもできる。変形例のヒンジ部165は、取手部162と把持部163とで構成される。ここで取手部162は、可動パネル160の長手方向の1辺に、可動パネル160と一体に成型された、概略U字型のハンドルである、把持部163は、柱130に沿って2つに縦割りした部材163a、163bから構成される。これらの部材163a、163bは、互いに係合可能なように例えば蟻型、蟻溝のような嵌合部をそれぞれ有しており、柱130及び取手部162を互いに挟んだ状態で柱130に沿ってスライドさせることで係合し、また分離可能である。部材163a、163bが係合したとき、ヒンジ部165は、取手部162を把持した状態で柱130に対して旋回可能である。
このようなヒンジ部165を採用することで、ヒンジ部161の中空部に柱130を挿通する工程を不要にでき、架台110への柱130の組み立てと、可動パネル160の柱130への取り付けとを別個に独立して行うことができるという利点が得られる。
本実施形態では、固定パネル150及び可動パネル160は、共に、熱可塑性の樹脂材にてブロー成型にて作製しているが、これに限定されない。即ち、上述したように、仮設トイレ用部材100及び仮設トイレ200では、従来構造とは異なり柱130が構造体をなし、固定パネル150及び可動パネル160は構造体を構成しない。その結果、一例として、非常に簡素な仮設トイレの場合では、固定パネル150及び可動パネル160は、例えば布製であっても良く、柱130に対して既存の固定部材を用いて支持、固定、あるいは旋回可能に取り付けることができる。
またこれは、本実施形態の仮設トイレ用部材100及び仮設トイレ200のように、構造体としての柱130を構成したことによる効果である。
天井170は、架台110に対向して配置され、4本の柱130にて支持される。尚、仮設トイレ200の設置場所によっては天井170は省略される場合もある。
以上説明した各構成部材を用いた、本実施形態における仮設トイレ200の組み立ての概略を説明する。尚、ヒンジ部161タイプを有する可動パネル160を用いるものとする。また、図4Bでは、ヒンジ部161を縦方向の2箇所に設けた可動パネル160を図示している。
可動パネル160には、そのヒンジ部161に予め柱130を挿通しておき、図4Aに示すように架台110に設置された4つの柱固定部材114に対して、可動パネル160付きの柱130を挿入して立設する。このようにして、図4Bに示すように対向する2箇所に、それぞれ可動パネル160が設置される。また、残りの2本の柱130を残りの柱固定部材114に立設する。そして、柱固定部材114とパネル支持部材115との間のパネル差込部113に各固定パネル150を差し込み、仮設トイレ200の4面を形成する。最終的に、各柱130の上端に天井170を設置して、組み立てが完了する。
以上説明した仮設トイレ用部材100から組み立てられた仮設トイレ200では、構造体としての柱130を有することで、以下のような効果を得ることができる。
既に説明したように、柱130は、仮設トイレ200の外周において外部に露出している。よって、仮設トイレ用部材100を組み立てた仮設トイレ200の完成後において、柱130に対して、さらに他の部材、例えば支持用部材、締結用あるいは連結用の部材等を、後付けすることが可能である。また本実施形態では、柱130は、固定パネル150及び可動パネル160に対して隙間135を有する部材である。よって、上述の締結用あるいは連結用の部材等の柱130への後付け動作を、より容易に行うことができる。
その結果、例えば図7に示すように、仮設トイレ200に隣接して目隠し用シート210を設置したいときには、支持用部材211を柱130に後付けし、支持用部材211に目隠し用シート210を取り付けることができる。これと同様に、仮設トイレ200の設置場所の状況に応じて、仮設トイレ200に対してヒサシ等の付属部品を後付けする場合にも、支持用部材211を柱130に後付けすることで対応可能である。
また図8に示すように、複数の仮設トイレ200を並設した場合には、隣接する仮設トイレ200間の隣接する柱130同士に連結用部材212を後付けして、互いの仮設トイレ200の連結を容易に行うことができる。
尚、図7及び図8は概念図であり、目隠し用シート210及び支持用部材211の形態、サイズ等は一例であり、実際のものとは相違する場合がある。
また、仮設トイレ200を搬送する場合等において、柱130を取手として、さらには構造体ゆえ、例えば作業用支柱あるいは吊上用部材等として利用することも可能である。
さらにまた、従来、構造体として機能させていた4つの側壁に比べると、4本の柱130は体積的に非常に小さい。また、側壁を構造体から除外したことで、側壁の材料制限はなくなり、上述したように例えば布材とすること可能である。したがって、仮設トイレ200の重量の軽量化を図ることも可能となる。
上で説明した変形例を組み合わせた構成を採ることも可能である。
本発明は、仮設トイレを構成するための仮設トイレ用部材及び仮設トイレに適用可能である。
100…仮設トイレ用部材、110…架台、
114…柱固定部材、115…パネル支持部材、
130…柱、140…汚物タンク、
150…固定パネル、160…可動パネル、170…天井、
200…仮設トイレ。

Claims (6)

  1. 仮設トイレ(200)用の部材であって、
    汚物を収容する汚物タンクを有し、平面視で概略四角形状の架台(110)と、
    上記架台の四隅にて当該架台に対して着脱可能に立設され、仮設トイレの構造体となる4本の柱(130)と、
    を備えたことを特徴とする仮設トイレ用部材。
  2. 上記架台は、上記柱を立設する金属製の柱固定部材(114)を有する、請求項1に記載の仮設トイレ用部材。
  3. 直方体状の仮設トイレの外周壁を構成する4つの側壁のうち、2つ又は3つの側壁を形成する固定パネル(150)と、
    上記4つの側壁のうち、残りの側壁を形成するパネルであって、1本の柱に対して着脱可能でかつ係合して支持され、上記柱を中心にして旋回可能な可動パネル(160)と、をさらに備え、
    上記固定パネル及び上記可動パネルに対して上記柱は、当該仮設トイレの外周に露出して配置される、請求項1又は2に記載の仮設トイレ用部材。
  4. 上記柱と、上記固定パネル及び上記可動パネルとの間には、隙間(135)を有し、上記架台は、上記柱を立設する金属製の柱固定部材(114)と、該柱固定部材と一体にて形成され上記隙間を形成すると共に上記固定パネル及び上記可動パネルを支持するパネル支持部材(115)とを有する、請求項3に記載の仮設トイレ用部材。
  5. 上記架台に対向して配置され、4本の上記柱にて支持される、仮設トイレの天井(170)をさらに備える、請求項3又は4に記載の仮設トイレ用部材。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の仮設トイレ用部材を備えたことを特徴とする仮設トイレ。
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