JP2023066004A - 上枠の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦支柱4の上端縁部に、上枠6が内嵌される内笠木仕様での嵌入支持を、縦支柱4に内嵌用の凹溝を形成することなく簡単にできるようにする。【解決手段】縦支柱4の上端縁部に、上半部9bのキャップ表面部9cに、上枠6を内嵌取り付けするための凹溝9fが形成されたキャップ材9の下半部9aを嵌入組み込みし、前記凹溝9fに上枠を嵌入することで上枠6の縦支柱4に対する内笠木仕様の取り付け支持ができるようにする。【選択図】図5

Description

本発明は、室内空間を仕切る間仕切りやプレハブ建物の壁面を形成するため、縦支柱の上端縁部に設けられる上枠を支持するための上枠の支持構造の技術分野に関するものである。
一般に、室内空間を仕切る間仕切りやプレハブ建物等の建造物を建て付ける場合に、左右に隣接する縦支柱の上端縁部間に上枠を取り付け支持することになるが、この場合の上枠の支持構造としては、縦支柱の上端縁部に上枠が外嵌する取り付け構造として、上枠が縦支柱の上側に配設されていて、上枠が左右に一連状に連続した外観になるものと、上枠が縦支柱の左右側面側に配設されていて、上枠が縦支柱によって左右に分断された外観となるものとがある。
そして後者の外観となるものを採用する場合に、縦支柱の上端縁部に凹溝を形成し、該凹溝に上枠を嵌入組み込みする所謂「内笠木」仕様の組み込みとするものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2002-138606号公報
ところで上枠を、前記内笠木仕様として組み付けるには、縦支柱の上端縁部に、上枠を嵌入支持するための凹溝を形成する必要があるが、縦支柱が中空筒状のものである場合、凹溝を形成するには、縦支柱の上端縁部について、凹溝の一対の溝側辺を形成するべく縦方向の切断と、凹溝の溝底辺を形成するべく横方向の切断とが必要になるが、溝底辺の切断は、溝側辺の場合のように縦支柱上端縁から切り込むような単純な切断作業ができず特殊な熟練作業が必要になり作業性に劣るという問題がある。
そしてこのような切断作業を、実際の建て付け現場で行う場合、例えば、一対の溝側辺を切断した後、該切断した溝側辺の奥端(先端)部間を、繰り返し折り曲げして金属疲労させることにより切り離し作業をすることで凹溝を簡便に形成ことも試みられるが、このようにした場合、金属疲労による切断部が不揃い状態となって外観が劣るうえ、嵌入した上枠とのあいだに隙間が生じる等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、中空筒形状をした縦支柱の上端縁部に上枠を支持するための上枠の支持構造であって、前記縦支柱の上端縁部にキャップ材の下半部が取り付けられ、上枠を、キャップ材の縦支柱上端縁部から突出する上半部に形成の凹溝に嵌入組み込みすることで上枠の支持をすることを特徴とする上枠の支持構造である。
請求項2の発明は、キャップ材は、キャップ材下半部が縦支柱の上端縁部に抜き差し自在に嵌入組み込みされ、キャップ材上半部の下端縁部が縦支柱の上端縁部に係止することで縦支柱に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の上枠の支持構造である。
請求項3の発明は、上枠は、上枠上面部と、該上枠上面部の側縁部から垂下する上枠表面部とを備え、キャップ材上半部には、凹溝が形成される凹溝用片部と、該凹溝に嵌入した上枠の上枠表面部を締結するための締結用片部とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の上枠の支持構造である。
請求項4の発明は、縦支柱は、四隅の支柱コーナー部と、隣接する支柱コーナー部間の支柱表面部とを備え、キャップ材上半部は、支柱コーナー部の上端縁部に載置するキャップコーナー部と、隣接するキャップコーナー部間のキャップ表面部とを備え、該キャップ表面部のうち、上枠が組み込まれる部位のキャップ表面部は、前記上枠を嵌入組み込みするための凹溝が形成される凹溝用片部を構成し、上枠が組み込まれない部位のキャップ表面部は、凹溝に嵌入した上枠の上枠表面部を締結するための締結用片部を構成していることを特徴とする請求項3記載の上枠の支持構造である。
請求項5の発明は、キャップコーナー部のうち、締結用片部を構成のキャップ表面部を挟むキャップコーナー部同士は連結杆部を介して連結され、該連結杆部は、前記締結用片部を構成のキャップ表面部位を上方から覆蓋していることを特徴とする請求項4記載の上枠の支持構造である。
請求項6の発明は、上枠が組み込まれない部位の支柱表面部は目板によって覆蓋され、該目板の上端縁部は、支柱表面部よりも上方に延出されていて締結用片部を構成のキャップ表面部を覆蓋していることを特徴とする請求項5記載の上枠の支持構造である。
請求項7の発明は、目板は、支柱表面部およびキャップ表面部に対して間隙を存して設けられ、連結杆部は、目板とキャップ表面部とのあいだの間隙を上側から覆蓋することを特徴とする請求項6記載の上枠の支持構造である。
請求項8の発明は、キャップ材は、直線状に対向する両キャップ表面部が凹溝用片部に構成されていて上枠が直線状に嵌入組み込みされることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の上枠の支持構造である。
請求項9の発明は、キャップ材は、キャップコーナー部を介して隣接する両キャップ表面部が凹溝用片部に構成されていて上枠が直角状に嵌入組み込みされることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の上枠の支持構造である。
請求項1の発明とすることにより、上枠を縦支柱の上端縁部に内笠木仕様として支持するにあたり、上枠を、下半部を縦支柱の上端縁部に取り付けたキャップ材の上半部に形成の凹溝に嵌入組み込みすることで簡単に取り付け支持することができることになって、現場において、凹溝を形成する必要もなく簡単かつ確実に上枠の縦支柱に対する嵌入組み付け状態での支持ができることになる。
請求項2の発明とすることにより、キャップ材は、下半部が縦支柱に抜き差し自在に嵌入組み込みされた状態のものが、キャップ材上半部の下端縁部が縦支柱の上端縁部に係止することで縦支柱に取り付けられることになって、キャップ材の縦支柱への取り付けが簡単かつ確実にできることになる。
請求項3の発明とすることにより、上枠は、キャップ材に設けられる凹溝用片部に形成の凹溝に嵌入組み込みされた状態で、上枠表面部がキャップ材に設けた締結用片部に締結されることになって、確実な上枠の支持がキャップ材を介してできることになる。
請求項4の発明とすることにより、キャップ材は、キャップコーナー部が支柱コーナー部の上端縁部に載置することで縦支柱に支持され、しかも該キャップ材には、凹溝用片部と締結用片部とにそれぞれ相当するキャップ表面部が形成されたものとなってキャップ材を構造簡単なもので構成できることになる。
請求項5の発明とすることにより、キャップ材は、締結用片部を構成するキャップ表面部を挟むキャップコーナー部同士は連結杆部を介して連結されることで補強されたものとなり、かつ該連結杆部が、締結用片部を構成のキャップ表面部位を上方から覆蓋することになって外観性の向上が図れることになる。
請求項6の発明とすることにより、縦支柱の上枠が組み込まれない部位の支柱表面部が目板によって覆蓋されるが、該目板は、さらに締結用片部を構成するキャップ表面部をも覆蓋するよう延出されている結果、支柱表面部およびキャップ表面部が目板によって一体延長化された状態となるうえ、上枠の締結用片部に対する締結部も覆蓋されることになって外観性の向上が図れることになる。
請求項7の発明とすることにより、目板が、支柱表面部およびキャップ表面部に対して間隙を存して設けられたものにおいて、該間隙が連結杆部によって上側から覆蓋されることになって外観性の向上が図れることになる。
請求項8、9の発明とすることにより、上枠が直線状のもの、直角状のものにおいて、これらに対応した凹溝が形成されたキャップ材の提供が簡単に果たせることになり、利便性が向上する。
プレハブ建物の斜視図である。 プレハブ建物の一部分解斜視図である。 (A)(B)はプレハブ建物のコーナー部の平面図、正面図である。 (A)(B)は上枠が組み込まれた縦支柱部位の断面側面図、断面正面図である。 上枠が組み込まれた縦支柱部位の斜視図である。 (A)(B)はキャップ材が組み込まれた縦支柱の正面図、側面図である。 (A)(B)(C)は縦支柱の平面図、正面図、斜視図である。 (A)(B)(C)(D)(E)は直線用キャップ材の側面図、正面図、平面図、水平断面図、斜視図である。 (A)~(D)は縦支柱に上枠を組み付ける前半工程を示す作用説明図である。 (A)(B)は縦支柱に上枠を組み付ける後半工程を示す作用説明図である。 (A)(B)(C)(D)(E)は直角用キャップ材の側面図、正面図、平面図、水平断面図、斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はプレハブ建物であって、該プレハブ建物1は、四周を囲繞する壁部2と、該壁部2の上端縁部に載置される屋根部3とを備えて構成される。
そして前記壁部2は、床面Fに立設する縦支柱(縦枠)4と、隣接する縦支柱4間に介装される壁用のパネル体(窓が設けられたものや、ドア体である場合もある。)5と、縦支柱4の上端縁部に取り付け支持されて天井側の四周枠となる上枠6とを備えて構成されている。
一方、屋根部3は、前記上枠6の上面に締結される天井レール7と、前後または左右の上枠6の中間部間に配設されるリブ材7aと、天井レール7、リブ材7aに設けられたコ字形の嵌合溝に嵌入組み込みされる屋根用のパネル体8とを備えて構成されている。
そして以降、本発明が実施される縦支柱4の上端縁部に上枠6を組み付け支持する構成について詳述し、他の構成については、何れも従来通りであるので、特に記載する場合を除いて詳細説明は省略する。
前記縦支柱4は、四角筒形状をしたものであって、縦支柱4の四周の表面を構成する支柱表面部4aと、該支柱表面部4aの各直角コーナー端部4bから放射方向外方に向けて「←」形状をして延出形成される支柱コーナー部4cとを備えて構成されている。そして支柱表面部4aは、支柱コーナー部4cが支柱表面部4aから突出状に形成されることで、支柱コーナー部4cの先端側に直角状に折曲形成されるコーナー片部4dに対して凹嵌状(凹溝状)に構成されたものになっており、壁部2は、隣接する支柱コーナー部4cの凹嵌状となったコーナー片部4d間に前記壁用のパネル体5が嵌入組み込みされることで構成されている。
9は前記上枠6を縦支柱4の上端縁部に取り付け支持するため設けられるキャップ材であって、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の高分子樹脂材を用いて型形成されるものであるが、該キャップ材9は、下半部9aが四角筒形状をしていて前記支柱表面部4aの上端縁部に上側から抜き差し自在に嵌入するよう構成されている。
これに対しキャップ材9の上半部9bは、下半部9aの板厚分が肉厚として加算される(上下半部9a、9bの内周側筒面が面一状になる)状態で、前記縦支柱4の上端縁部に上側から載置することで係止するよう縦支柱4の外形形状と略同形状に形成されたものであって、キャップ表面部9c、9dとキャップコーナー部9eとが備えられたものとなっている。
因みにキャップ材上半部9bの縦支柱4に対する係止は、本実施の形態のように、キャップ表面部9c、9dおよびキャップコーナー部9eの外形形状が縦支柱4の外形形状と略同形状となって周回り全体が載置する構成になっている。具体的には、キャップ表面部9c、9dはキャップ下半部9aに対して段差状に肉厚になっており、またキャップコーナー部9eは、支柱コーナー部4cの直角状に折曲形成されるコーナー片部4dと同形状をした直角状のコーナー片部9hが形成されていて支柱コーナー部4cに係止状に載置する構成になっている。
しかしながら本発明は、このような係止状の載置のものに限定されず、キャップ表面部9c、9d、キャップコーナー部9eの何れかが載置するもの、さらにはこれら部位の一部に係止凸部等を設けて縦支柱4の上端縁部に係止する構成にしても良いものである。
そしてキャップ材9としては、上枠6が直線状に嵌入組み込みされる直線用キャップ材9Sと、上枠6が直角状に嵌入組み込みされる直角用キャップ材9Rとが準備されるが、これらキャップ材9S、9Rは、後述する凹溝9fが形成される部位が異なる以外は基本的には同じ構造になっており、そこで直線用のキャップ材9(9S)の構造について次に詳述し、直角用キャップ材9Rの構造については、特に必要とする場合を除き、同様の引き出し符号を付したものとして詳細説明は直線用キャップ材9Sの説明を援用する。
前記直線用のキャップ材9(9S)は、前述したように上半部9bにキャップ表面部9c、9dとキャップコーナー部9eとが形成されたものになっているが、直線状の上枠6が嵌入するべく直線状(左右または前後)に対向する一対のキャップ表面部9cは、上半側が切り欠かれていて上枠6が前述した内笠木仕様となって嵌入組み込みされる凹溝9fが形成されたものとなっており、これによって凹溝9fが形成された凹溝用片部を構成している。
これに対し、前記凹溝9fが形成されない部位、換言すれば上枠6が嵌入されない部位のキャップ表面部9dをあいだに挟む両側のキャップコーナー部9eの上端縁部同士が連結杆部9gを介して連結されたものとなっており、上枠6が嵌入されない部位のキャップ表面部9dの上端縁部は連結杆部9gにまで至るよう構成されている。そしてこのようにキャップコーナー部9eの上端縁部間が連結杆部9gによって連結されることで、キャップ材9は、凹溝9fが形成されない部位においては、キャップコーナー部9eと連結杆部9gとによって冂字形をした骨材構造となって補強されたものとなっている。
一方、前記上枠6は、上枠上面部6aと該上枠上面部6aの両端縁部から垂下する一対の上枠表面部6bとを備えた冂字形状(下面部の有る口字形状をしたもの等、本発明を実施できる形状であれば冂字形、口字形であることを問わないことは言うまでもない。)をしたものであり、上枠6を凹溝9fに嵌入組み込みした場合に、該上枠上面部6aが連結杆部9gの上面部に対して面一状、もしくは上方に僅かに突出していて前記屋根部3を構成する天井レール7、リブ材7aを組み付けるための基準面となるよう構成されている。
さらに前記凹溝9fが形成されない部位のキャップ表面部9dは、前述したように連結杆部9gにまで至っていて、キャップコーナー部9eと連結杆部9gとによって囲繞形成される部位を、隙間のない状態で覆蓋する構成になっている。そして該キャップ表面部9dは、前記凹溝6fに嵌入した状態の上枠6の上枠表面部6bに当接または近接対向したものとなり、そこで該キャップ表面部9dから螺入するネジ(ビス)10を介して上枠表面部6bを締結することで、キャップ材9に対して上枠6が一体的に締結されたものとなっており、これによって前記キャップ表面部9dが上枠表面部6bを締結するための締結用片部を構成している。
因みに該締結用片部となるキャップ材表面部9dは、本実施の形態では連結杆部9gにまで至る背高のものとなっているが、その必要はなく、上枠表面部6bを締結できるものであれば、連結杆部9gとのあいだに隙間(間隙)があるものであっても勿論よい。
さらにキャップ材9と上枠6とは、前述したようにネジ10によりキャップ表面部9dと上枠表面部6bとが締結されることで一体化されているが、図4に示すように、キャップ材下半部9aと支柱表面部4aとをネジ10を介して締結することもでき、このようにした場合には、前述したもののように上枠6を含めた一体化構造にはならないものの、キャップ材9と縦支柱4とを一体化できることになって強度アップを図ることができる。
また、前記実施の形態では、ネジ10による締結は表裏面側の一方側(表面側)だけとしているが、表裏両側からネジ10を介して締結しても良いことは言うまでもない。
さらに本実施の形態においては、縦支柱4の上枠6が組み込まれない部位の支柱表面部4aには、支柱コーナー部4cの端縁に係脱自在に係止する目板11が組み付けられ、該目板11によって該部位の支柱表面部4aが覆蓋される。そのため支柱コーナー部4cのコーナー片部4dの先端縁部には、目板11に設けた係止爪11aが係止するための係止片部4eが設けられている。
そして目板11は、前記覆蓋する支柱表面板4aとは間隙を存して設けられたものとなっているが、該目板11は、縦支柱4の上端縁部よりも上方に向けて延出されていて連結杆部9gにまで至るよう構成され、前記キャップコーナー部9eに設けた係止凸片9iが目板11の係止爪11aに係止するように構成され、これによって目板11は、支柱表面部4aと同じく間隙を存する状態で前述した締結用片部となるキャップ表面部9dを覆蓋して締結用のネジ10が視認されないよう構成されている。
尚、本実施の形態においては、キャップ材9は、縦支柱4に対しては下半部9aを嵌入組み込みすることにより取付けられる構成になっているが、支柱表面部4aから螺入するネジによってキャップ下半部9aを締結する構成にしても良く、このようにしたときには、前記ネジは、キャップ表面部9dに螺入するネジ10と同様、目板11によって覆蓋されることになる。
そして縦支柱4の上端縁部に嵌入組み込みしたキャップ材9に形成の凹溝9fに上枠6を嵌入組み込みすることで、上枠6の内笠木仕様の取り付けができることになるが、キャップ材9としては、前述したように直線用キャップ材9Sと直角用キャップ材9Rとが用意されるが、直線用キャップ材9Sは、直線状に対向する一対のキャップ表面部9cが凹溝用片部となって凹溝9fが形成されたものとなっており、該凹溝9fに上枠6を嵌入組み込みすることで、縦支柱4の上方に配される凹溝9fに直線状の上枠6が嵌入組み込みされた状態で支持されるものとなる。
これに対し、直角用キャップ材9Rは、キャップコーナー部9eを介して隣接する両キャップ表面部9cが凹溝用片部になって凹溝9fが形成されたものとなり、この凹溝9fに、例えば45度カットされた先端縁部同士を突き合せることで直角状に折曲配設された上枠6を嵌入組み込みすることで、縦支柱4の上方に配される凹溝9fに直角状に折曲した上枠6が嵌入組み込みされた状態で支持されるものとなる。
叙述の如く構成された本実施の形態において、四角中空筒形状をした縦支柱4の上端縁部に上枠6を内笠木仕様になる状態で支持するにあたり、キャップ材9が縦支柱4の上端縁部に下半部9aを嵌入組み込みすることで取り付けられるが、該キャップ材9の上半部9bに形成される凹溝9fに上枠6を嵌入組み込みすることで該上枠6の縦支柱4による内笠木仕様での組み込み支持ができることになり、従来のように縦支柱4の上端縁部に凹溝を切り抜き加工する作業が不要になって熟練者による作業も不要で、現場であっても簡単かつ確実に上枠6の組み付け作業ができることになって作業性が向上する。
しかもこの場合に、キャップ材9は、下半部9aを縦支柱4の上端縁部に抜き差し自在に嵌入組み込みし、そして上半部9bの下端縁部を縦支柱4の上端縁部に係止することで縦支柱に取り付けられるものであるため、キャップ材9の縦支柱4に対する取り付けも簡単に行うことができ、作業性が向上する。
しかもキャップ材9の上半部9bには、上枠6を嵌入組み込みするための凹溝9fが形成される凹溝用片部と、凹溝9fに嵌入した上枠6の上枠表面部6bをネジ10を介して締結するための締結用片部とがキャップ表面部9c、9dとして設けられている結果、上枠6のキャップ材9に対する確実な嵌入取り付けと、該嵌入した上枠とキャップ材9との一体化が確実に果たせることになって強度アップが図れることになる。
しかもこの場合に、縦支柱4は、四隅の支柱コーナー部4cと、隣接する支柱コーナー部4c間の支柱表面部4aとを備えて構成され、キャップ材9の上半部9bは、支柱コーナー部4cの上端縁部に係止状に載置するキャップコーナー部9eと、隣接するキャップコーナー部9e間のキャップ表面部9c、9dとを備えて構成され、該キャップ表面部9c、9dのうち、凹溝9fが形成されていて上枠6が組み込まれる部位のキャップ表面部9cが凹溝用片部となり、上枠が組み込まれない部位のキャップ表面部9dが、凹溝9fに嵌入した上枠6の上枠表面部6bをネジ10を介して締結するための締結用片部となっている結果、キャップ材9の構造の簡略化、集約化が図れることになる。
そのうえキャップコーナー部9eのうち、締結用片部を構成しているキャップ表面部9dを挟むキャップコーナー部9eの上端縁部同士は連結杆部9gを介して連結されているため、これらキャップコーナー部9e、連結杆部9gが冂字形をした骨材として機能することになってキャップ材9の補強が図れるが、さらに該連結杆部9gは、前記締結用片部を構成するキャップ表面部9dを上方から覆蓋している結果、キャップ表面部9dが平板状となって上方から視認されてしまうことがなく、外観の向上が図れることになる。
しかも縦支柱4は、上枠6が組み込まれない部位の支柱表面部4aが目板11によって覆蓋されることで、縦支柱4の外観を向上したものとしているが、該目板11は、上端縁部が支柱表面部4aよりも上方に延出されていて締結用片部を構成のキャップ表面部9dを覆蓋しているため、前記締結用のネジ10が覆蓋されたものとなって、ネジ10による締結をしながら外観の向上が図れることになる。
そのうえ目板11は、支柱表面部4aおよびキャップ表面部9dに対して間隙を存する状態で設けられているが、目板11とキャップ表面部9dとのあいだの間隙は、連結杆部9gにより上側から覆蓋されたものとなって視認されてしまうことがなく、外観の向上が図れることになる。
この様に構成される前記キャップ材9としては、直線状に対向する両キャップ表面部9cが凹溝用片部に構成されていて上枠が直線状に嵌入組み込みされたものとなる直線用キャップ材9Sと、キャップコーナー部9eを介して直角状に隣接する一対のキャップ表面部9cが凹溝用片部に構成され、前記キャップコーナー部9eと対角線上に配されるキャップコーナー部9eを介していて直角状に配される一対のキャップ表面部9dが締結用片部に構成されていて、突き合わされる先端縁部同士が45度カットされた上枠6が直角状に嵌入組み込みされる直角用キャップ材9Rとが提供されることになり、プレハブ建物1のように壁部2が直角状に構成されるものに上枠6を組み付ける場合に使用できることになって利便性が向上する。
本発明は、室内空間を仕切る間仕切りやプレハブ建物の壁面を形成するため、縦支柱の上端縁部に設けられる上枠を支持するための上枠の支持構造として利用することができる。
1 プレハブ建物
2 壁部
4 縦支柱
4a 支柱表面部
4c 支柱コーナー部
5 パネル体
6 上枠
6a 上枠上面部
6b 上枠表面部
9 キャップ材
9a 下半部
9b 上半部
9c キャップ表面部(凹溝用片部)
9d キャップ表面部(締結用片部)
9e キャップコーナー部
9f 凹溝
9g 連結杆部
9S 直線用キャップ材
9R 直角用キャップ材
10 ネジ
11 目板

Claims (9)

  1. 中空筒形状をした縦支柱の上端縁部に上枠を支持するための上枠の支持構造であって、前記縦支柱の上端縁部にキャップ材の下半部が取り付けられ、上枠を、キャップ材の縦支柱上端縁部から突出する上半部に形成の凹溝に嵌入組み込みすることで上枠の支持をすることを特徴とする上枠の支持構造。
  2. キャップ材は、キャップ材下半部が縦支柱の上端縁部に抜き差し自在に嵌入組み込みされ、キャップ材上半部の下端縁部が縦支柱の上端縁部に係止することで縦支柱に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の上枠の支持構造。
  3. 上枠は、上枠上面部と、該上枠上面部の側縁部から垂下する上枠表面部とを備え、キャップ材上半部には、凹溝が形成される凹溝用片部と、該凹溝に嵌入した上枠の上枠表面部を締結するための締結用片部とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の上枠の支持構造。
  4. 縦支柱は、四隅の支柱コーナー部と、隣接する支柱コーナー部間の支柱表面部とを備え、
    キャップ材上半部は、支柱コーナー部の上端縁部に載置するキャップコーナー部と、隣接するキャップコーナー部間のキャップ表面部とを備え、
    該キャップ表面部のうち、上枠が組み込まれる部位のキャップ表面部は、前記上枠を嵌入組み込みするための凹溝が形成される凹溝用片部を構成し、上枠が組み込まれない部位のキャップ表面部は、凹溝に嵌入した上枠の上枠表面部を締結するための締結用片部を構成していることを特徴とする請求項3記載の上枠の支持構造。
  5. キャップコーナー部のうち、締結用片部を構成のキャップ表面部を挟むキャップコーナー部同士は連結杆部を介して連結され、該連結杆部は、前記締結用片部を構成のキャップ表面部位を上方から覆蓋していることを特徴とする請求項4記載の上枠の支持構造。
  6. 上枠が組み込まれない部位の支柱表面部は目板によって覆蓋され、該目板の上端縁部は、支柱表面部よりも上方に延出されていて締結用片部を構成のキャップ表面部を覆蓋していることを特徴とする請求項5記載の上枠の支持構造。
  7. 目板は、支柱表面部およびキャップ表面部に対して間隙を存して設けられ、連結杆部は、目板とキャップ表面部とのあいだの間隙を上側から覆蓋することを特徴とする請求項6記載の上枠の支持構造。
  8. キャップ材は、直線状に対向する両キャップ表面部が凹溝用片部に構成されていて上枠が直線状に嵌入組み込みされることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の上枠の支持構造。
  9. キャップ材は、キャップコーナー部を介して隣接する両キャップ表面部が凹溝用片部に構成されていて上枠が直角状に嵌入組み込みされることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の上枠の支持構造。
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