JP3653263B2 - バルコニーのカバー部材の接続構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニーの床受梁に取付けるカバー部材の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物本体から外側方に突出するバルコニーは、建物本体より突出する床受梁にて支持される。
【0003】
床受梁は、建物本体より片持ち状に突出する二本の側梁と、この両側梁の外端部間に架設される前梁とで構成され、梁間には根太等が架設されてこの梁上にバルコニーの床部が載置される。このようなバルコニーの床受梁の外面には、通常はカバー部材を取付けるものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
カバー部材は、床受梁の前梁と側梁とにそれぞれ前カバーと側カバーを取付けるものであるが、この前カバーと側カバーとの突き合わせ端部においては一般的に水密材を充填してコーキングしており、この水密材が外方に露出して外から目立って見えてしまい、非常に見栄えの悪いものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−248773号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バルコニーの前梁と側梁とに取付ける前カバーと側カバーとの間の水密材が外方に露出して見栄えが悪くなるのを防止するバルコニーのカバー部材の接続構造を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るバルコニーのカバー部材の接続構造は、バルコニーの前梁12に取付けられる前カバー2a及び側梁13に取付けられる側カバー2bからなるカバー本体2とコーナー部材3とで構成されるカバー部材の接続構造であって、バルコニーの前梁12と側梁13とにそれぞれ該前梁12と側梁13の長手方向に長い板状の覆い部を有する前カバー2aと側カバー2bとを取付け、この前カバー2aと側カバー2bの略直角を為す突き合わせ端部にコーナー部材3を配設し、このコーナー部材3のカバー本体2が取付けられる両端縁部にそれぞれ外面がカバー本体2の外面とほぼ連続する連続部33を形成し、この連続部33の端部にカバー本体2の端部の内面が取着される取着部34を連続部33の外面より内側に形成すると共に、この取着部34に水密材4を配設するための凹段部を形成し、コーナー部材3の取着部34に前カバー2a及び側カバー2bの端部の内面を当接させて前カバー2a及び側カバー2bとコーナー部材3の凹段部とで水密材4を扶持した状態で取付けることを特徴とするものである。このような構成とすることで、水密材4は外方に露出することがなく見栄えが良くなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
本発明におけるバルコニーは、建物本体から外側方に突出するように設けられるもので、建物本体にバルコニーを支持するための床受梁1が設けられる。
【0010】
床受梁1は、建物本体の構造体である梁の外面に横方向に取付けられる後梁11と、この後梁11の両側端部からそれぞれ片持ち状に突出する側梁13と、この両側梁13の外端部間に架設される前梁12とで構成される(以下、側梁13と前梁12を単に梁というものとする)。また、床受梁1の前梁12と後梁11との間には根太が架設してあり、このような床受梁1の上面にはバルコニーの床部51が載置されるものである。
【0011】
また、バルコニーの前面及び側面を構成する床受梁1の上面部には特に図に示すように、任意の間隔を隔てて支柱52が立設してあり、また、この支柱52の上端同士は支柱継ぎ材(図示せず)により連結してある。そして、この支柱52の外面側には特に図示はしないが、腰壁パネルが取付けられる。
【0012】
腰壁パネルは、枠体の外面部に外装材を取着したもので、枠体の下枠部分を床梁の上面部に取付けてあると共に、腰壁パネルの裏面を支柱52の外側面に取付けるものである。また、腰壁パネルの上端部には、手摺笠木が取付けられる。
【0013】
このようなバルコニーには床受梁1の外面にカバー部材を取付けるものであり、以下に説明する。
【0014】
カバー部材は、床受梁1のうちのそれぞれ前梁12と側梁13とに取付ける前カバー2aと側カバー2b(以下、これらをカバー本体2という)と、この前カバー2aと側カバー2bの突き合わせ端部に配設されるコーナー部材3とからなる。
【0015】
カバー本体2は、梁の上側に位置する上横片21と、上横片21の外端縁部から垂下されて梁の外側に位置する側縦片22とからなる側断面視略逆L字状をしたものである。即ち、前カバー2aは、前梁12の上側に位置する上横片21とこの上横片21の外端縁部から垂下されて前梁12の外側に位置する側縦片22とからなり、側カバー2bは、側梁13の上側に位置する上横片21とこの上横片21の外端縁部から垂下されて側梁13の外側に位置する側縦片22とからなり、これら上横片21と側縦片22とが覆い部となっている。また本実施形態では、特に床受梁1の下側に隣接して下階の庇や軒天井(図示せず)が位置するため、カバー本体2の側縦片22は床受梁1の外側のみならずその下の庇や軒天井の外側に位置して覆うように縦長に形成してある。図に示すものは、側縦片22の上半部22aが下半部22bよりも外側に位置するように上下方向略中央部にて折れ曲った側断面略Z字状となっており、この上半部22aが床受梁1の外側に位置すると共に下半部22bが庇や軒天井の外側に位置して覆う覆い部となっている。また、カバー本体2の側縦片22の下端部からは、庇や軒天井の下面側に位置して覆う下覆い片24が内側に向けて突設されると共に、カバー本体2の上横片21の内側端部には、上下に突出する係上片23を設けてある。
【0016】
カバー本体2はそれぞれ前梁12と側梁13とに取付けられた際、その側端部即ち、上横片21と側縦片22の側端部がそれぞれ90°を為すように突き合わされるのであるが、この両方の側端部間にコーナー部材3を配設するものである。
【0017】
コーナー部材3は、カバー本体2の上横片21に連続するコーナー上横片31と、カバー本体2の側縦片22に連続するコーナー側縦片32とで主体が構成される。
【0018】
コーナー上横片31は、平面視略正方形状をしたもので、この略正方形の隣接する二辺がそれぞれ前カバー2aと側カバー2bの上横片21の端縁部と連続するように取付けられるもので、この上横片21の二辺からコーナー側縦片32が垂下される。コーナー側縦片32は、それぞれ前カバー2aと側カバー2bの側縦片22に連続するように取付けられる。
【0019】
次に、コーナー部材3のカバー本体2との取付部について説明する。コーナー部材3は、上述したようにそのコーナー上横片31とコーナー側縦片32とがそれぞれカバー本体2の上横片21と側縦片22とに連続するように取付けられるのであるが、これは、コLナー部材3の端縁部にカバー本体2の端縁部が取着される取着部34を形成するものである。
【0020】
コーナー部材3は、コーナー上横片31とコーナー側縦片32のカバー本体2が取付けられる端縁部を内側に凹ませて段部を形成しこの段部を取着部34としてある。このようにすることで、段部の外面にカバー本体2の上横片21又は側縦片22を当接させて取り付けることで、カバー本体2の上横片21と側縦片22の外面がコーナー部材3のコーナー上横片31とコーナー側縦片32の外面と略面一となるように連続するものである。
【0021】
そして更にコーナー部材3には、コーナー部材3とカバー本体2とで水密材4を扶持するための凹段部が形成してある。
【0022】
凹段部は、コーナー部材3の段部の一部を更に凹ませて形成するもので、本実施形態では、コーナー部材3の段部の端縁部に形成してある。なお図は、凹段部に後述する水密材4を設けた状態を示すものであるため、凹段部は直接は図に現れない。そして、この凹段部に水密材4を配設するもので、以下に説明する。
【0023】
水密材4は、EPDM等で形成されるもので、弾性及び防水性を有するものであれば特に限定されない。水密材4は、図に示すように潰し代を有する大きめのものが配設され、コーナー部材3のコーナー上横片31及びコーナー側縦片32の段部にそれぞれカバー本体2の上横片21及び側縦片22を当接させてこれらの外面を面一状とした時に潰し代が潰されて凹段部とカバー本体2とで扶持され、水密性が良く保たれるものである。
【0024】
以上のような構成によれば、コーナー部材3の取着部34に凹段部を形成してこの凹段部に水密材4を配設し、取着部34にカバー本体2の端部を当接させてこのカバー本体2と凹段部とで水密材4を潰して扶持することで、水密材4は外方に露出することがなく見栄えが良いものである。また、段部を取着部34としてあるので、段部にカバー本体2の端縁を取着した際にカバー本体2の外面とコーナー部材3の外面とがほぼ面一となって、更に見栄えが良くなるものである。
【0025】
【発明の効果】
上記の請求項1記載の本発明にあっては、バルコニーの前梁と側梁とにそれぞれ該前梁と側梁の長手方向に長い板状の覆い部を有する前カバーと側カバーとを取付け、この前カバーと側カバーの略直角を為す突き合わせ端部にコーナー部材を配設し、このコーナー部材のカバー本体が取付けられる両端縁部にそれぞれ外面がカバー本体の外面とほぼ連続する連続部を形成し、この連続部の端部にカバー本体の端部の内面が取着される取着部を連続部の外面より内側に形成すると共に、この取着部に水密材を配設するための凹段部を形成し、コーナー部材の取着部に前カバー及び側カバーの端部の内面を当接させて前カバー及び側カバーとコーナー部材の凹段部とで水密材を扶持した状態で取付けたので、水密材は外方に露出することがなく見栄えが良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカバー部材のコーナー部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。
【図2】本発明におけるカバー部材のカバー本体を示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は背面図であり、(d)は側面図である。
【図3】本発明におけるバルコニーの概略分解斜視図である。
【図4】バルコニーのカバー部材の接続構造を示す図である。
【符号の説明】
12 前梁
13 側梁
2 カバー本体
2a 前カバー
2b 側カバー
3 コーナー部材
33 連続部
34 取着部
4 水密材
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルコニーの床受梁に取付けるカバー部材の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物本体から外側方に突出するバルコニーは、建物本体より突出する床受梁にて支持される。
【0003】
床受梁は、建物本体より片持ち状に突出する二本の側梁と、この両側梁の外端部間に架設される前梁とで構成され、梁間には根太等が架設されてこの梁上にバルコニーの床部が載置される。このようなバルコニーの床受梁の外面には、通常はカバー部材を取付けるものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
カバー部材は、床受梁の前梁と側梁とにそれぞれ前カバーと側カバーを取付けるものであるが、この前カバーと側カバーとの突き合わせ端部においては一般的に水密材を充填してコーキングしており、この水密材が外方に露出して外から目立って見えてしまい、非常に見栄えの悪いものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−248773号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バルコニーの前梁と側梁とに取付ける前カバーと側カバーとの間の水密材が外方に露出して見栄えが悪くなるのを防止するバルコニーのカバー部材の接続構造を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るバルコニーのカバー部材の接続構造は、バルコニーの前梁12に取付けられる前カバー2a及び側梁13に取付けられる側カバー2bからなるカバー本体2とコーナー部材3とで構成されるカバー部材の接続構造であって、バルコニーの前梁12と側梁13とにそれぞれ該前梁12と側梁13の長手方向に長い板状の覆い部を有する前カバー2aと側カバー2bとを取付け、この前カバー2aと側カバー2bの略直角を為す突き合わせ端部にコーナー部材3を配設し、このコーナー部材3のカバー本体2が取付けられる両端縁部にそれぞれ外面がカバー本体2の外面とほぼ連続する連続部33を形成し、この連続部33の端部にカバー本体2の端部の内面が取着される取着部34を連続部33の外面より内側に形成すると共に、この取着部34に水密材4を配設するための凹段部を形成し、コーナー部材3の取着部34に前カバー2a及び側カバー2bの端部の内面を当接させて前カバー2a及び側カバー2bとコーナー部材3の凹段部とで水密材4を扶持した状態で取付けることを特徴とするものである。このような構成とすることで、水密材4は外方に露出することがなく見栄えが良くなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0009】
本発明におけるバルコニーは、建物本体から外側方に突出するように設けられるもので、建物本体にバルコニーを支持するための床受梁1が設けられる。
【0010】
床受梁1は、建物本体の構造体である梁の外面に横方向に取付けられる後梁11と、この後梁11の両側端部からそれぞれ片持ち状に突出する側梁13と、この両側梁13の外端部間に架設される前梁12とで構成される(以下、側梁13と前梁12を単に梁というものとする)。また、床受梁1の前梁12と後梁11との間には根太が架設してあり、このような床受梁1の上面にはバルコニーの床部51が載置されるものである。
【0011】
また、バルコニーの前面及び側面を構成する床受梁1の上面部には特に図に示すように、任意の間隔を隔てて支柱52が立設してあり、また、この支柱52の上端同士は支柱継ぎ材(図示せず)により連結してある。そして、この支柱52の外面側には特に図示はしないが、腰壁パネルが取付けられる。
【0012】
腰壁パネルは、枠体の外面部に外装材を取着したもので、枠体の下枠部分を床梁の上面部に取付けてあると共に、腰壁パネルの裏面を支柱52の外側面に取付けるものである。また、腰壁パネルの上端部には、手摺笠木が取付けられる。
【0013】
このようなバルコニーには床受梁1の外面にカバー部材を取付けるものであり、以下に説明する。
【0014】
カバー部材は、床受梁1のうちのそれぞれ前梁12と側梁13とに取付ける前カバー2aと側カバー2b(以下、これらをカバー本体2という)と、この前カバー2aと側カバー2bの突き合わせ端部に配設されるコーナー部材3とからなる。
【0015】
カバー本体2は、梁の上側に位置する上横片21と、上横片21の外端縁部から垂下されて梁の外側に位置する側縦片22とからなる側断面視略逆L字状をしたものである。即ち、前カバー2aは、前梁12の上側に位置する上横片21とこの上横片21の外端縁部から垂下されて前梁12の外側に位置する側縦片22とからなり、側カバー2bは、側梁13の上側に位置する上横片21とこの上横片21の外端縁部から垂下されて側梁13の外側に位置する側縦片22とからなり、これら上横片21と側縦片22とが覆い部となっている。また本実施形態では、特に床受梁1の下側に隣接して下階の庇や軒天井(図示せず)が位置するため、カバー本体2の側縦片22は床受梁1の外側のみならずその下の庇や軒天井の外側に位置して覆うように縦長に形成してある。図に示すものは、側縦片22の上半部22aが下半部22bよりも外側に位置するように上下方向略中央部にて折れ曲った側断面略Z字状となっており、この上半部22aが床受梁1の外側に位置すると共に下半部22bが庇や軒天井の外側に位置して覆う覆い部となっている。また、カバー本体2の側縦片22の下端部からは、庇や軒天井の下面側に位置して覆う下覆い片24が内側に向けて突設されると共に、カバー本体2の上横片21の内側端部には、上下に突出する係上片23を設けてある。
【0016】
カバー本体2はそれぞれ前梁12と側梁13とに取付けられた際、その側端部即ち、上横片21と側縦片22の側端部がそれぞれ90°を為すように突き合わされるのであるが、この両方の側端部間にコーナー部材3を配設するものである。
【0017】
コーナー部材3は、カバー本体2の上横片21に連続するコーナー上横片31と、カバー本体2の側縦片22に連続するコーナー側縦片32とで主体が構成される。
【0018】
コーナー上横片31は、平面視略正方形状をしたもので、この略正方形の隣接する二辺がそれぞれ前カバー2aと側カバー2bの上横片21の端縁部と連続するように取付けられるもので、この上横片21の二辺からコーナー側縦片32が垂下される。コーナー側縦片32は、それぞれ前カバー2aと側カバー2bの側縦片22に連続するように取付けられる。
【0019】
次に、コーナー部材3のカバー本体2との取付部について説明する。コーナー部材3は、上述したようにそのコーナー上横片31とコーナー側縦片32とがそれぞれカバー本体2の上横片21と側縦片22とに連続するように取付けられるのであるが、これは、コLナー部材3の端縁部にカバー本体2の端縁部が取着される取着部34を形成するものである。
【0020】
コーナー部材3は、コーナー上横片31とコーナー側縦片32のカバー本体2が取付けられる端縁部を内側に凹ませて段部を形成しこの段部を取着部34としてある。このようにすることで、段部の外面にカバー本体2の上横片21又は側縦片22を当接させて取り付けることで、カバー本体2の上横片21と側縦片22の外面がコーナー部材3のコーナー上横片31とコーナー側縦片32の外面と略面一となるように連続するものである。
【0021】
そして更にコーナー部材3には、コーナー部材3とカバー本体2とで水密材4を扶持するための凹段部が形成してある。
【0022】
凹段部は、コーナー部材3の段部の一部を更に凹ませて形成するもので、本実施形態では、コーナー部材3の段部の端縁部に形成してある。なお図は、凹段部に後述する水密材4を設けた状態を示すものであるため、凹段部は直接は図に現れない。そして、この凹段部に水密材4を配設するもので、以下に説明する。
【0023】
水密材4は、EPDM等で形成されるもので、弾性及び防水性を有するものであれば特に限定されない。水密材4は、図に示すように潰し代を有する大きめのものが配設され、コーナー部材3のコーナー上横片31及びコーナー側縦片32の段部にそれぞれカバー本体2の上横片21及び側縦片22を当接させてこれらの外面を面一状とした時に潰し代が潰されて凹段部とカバー本体2とで扶持され、水密性が良く保たれるものである。
【0024】
以上のような構成によれば、コーナー部材3の取着部34に凹段部を形成してこの凹段部に水密材4を配設し、取着部34にカバー本体2の端部を当接させてこのカバー本体2と凹段部とで水密材4を潰して扶持することで、水密材4は外方に露出することがなく見栄えが良いものである。また、段部を取着部34としてあるので、段部にカバー本体2の端縁を取着した際にカバー本体2の外面とコーナー部材3の外面とがほぼ面一となって、更に見栄えが良くなるものである。
【0025】
【発明の効果】
上記の請求項1記載の本発明にあっては、バルコニーの前梁と側梁とにそれぞれ該前梁と側梁の長手方向に長い板状の覆い部を有する前カバーと側カバーとを取付け、この前カバーと側カバーの略直角を為す突き合わせ端部にコーナー部材を配設し、このコーナー部材のカバー本体が取付けられる両端縁部にそれぞれ外面がカバー本体の外面とほぼ連続する連続部を形成し、この連続部の端部にカバー本体の端部の内面が取着される取着部を連続部の外面より内側に形成すると共に、この取着部に水密材を配設するための凹段部を形成し、コーナー部材の取着部に前カバー及び側カバーの端部の内面を当接させて前カバー及び側カバーとコーナー部材の凹段部とで水密材を扶持した状態で取付けたので、水密材は外方に露出することがなく見栄えが良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるカバー部材のコーナー部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図である。
【図2】本発明におけるカバー部材のカバー本体を示し、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は背面図であり、(d)は側面図である。
【図3】本発明におけるバルコニーの概略分解斜視図である。
【図4】バルコニーのカバー部材の接続構造を示す図である。
【符号の説明】
12 前梁
13 側梁
2 カバー本体
2a 前カバー
2b 側カバー
3 コーナー部材
33 連続部
34 取着部
4 水密材
Claims (1)
- バルコニーの前梁に取付けられる前カバー及び側梁に取付けられる側カバーからなるカバー本体とコーナー部材とで構成されるカバー部材の接続構造であって、バルコニーの前梁と側梁とにそれぞれ該前梁と側梁の長手方向に長い板状の覆い部を有する前カバーと側カバーとを取付け、この前カバーと側カバーの略直角を為す突き合わせ端部にコーナー部材を配設し、このコーナー部材のカバー本体が取付けられる両端縁部にそれぞれ外面がカバー本体の外面とほぼ連続する連続部を形成し、この連続部の端部にカバー本体の端部の内面が取着される取着部を連続部の外面より内側に形成すると共に、この取着部に水密材を配設するための凹段部を形成し、コーナー部材の取着部に前カバー及び側カバーの端部の内面を当接させて前カバー及び側カバーとコーナー部材の凹段部とで水密材を扶持した状態で取付けることを特徴とするバルコニーのカバー部材の接続構造。
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