JP2002242537A - 建物の開口部構造と、その施工方法 - Google Patents

建物の開口部構造と、その施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 庇の有無に関わらず防水性や水切り性にすぐ
れ、施工性にもすぐれた建物の開口部構造とその施工方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の建物の開口部構造は、外壁1の
矩形状開口2縁部に取り付ける開口枠3を、前記開口2
縁部と水密状態にして設け、該開口枠3に屋外側に張り
出す庇7を取着自在にして設けてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部構造
と、その施工方法関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平10−287
566号公報には、庇取付部材、庇本体、カバー材とで
構成される窓庇が記載されている(従来技術−1)。ま
た、実公平2−32781号公報には、主枠と、この主
枠の上枠に結合される庇材とを備えた庇付きサッシ枠が
記載されている(従来技術−2)。この庇材は、L形突
条どうしの係合とネジにより主枠の上面に結合され、庇
材の基部に家屋への取付用の上方折曲げ片を形成したも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術−1の窓庇は、庇取付部材、庇本体、カバー材と
で構成されるので、部材数が多く、固定の手間がかか
り、窓庇の有無によって取り付けられる建物側の部材が
異なり、部品種類が多くかかるという問題がある。ま
た、従来技術−2の庇付きサッシ枠は、庇材の基部に家
屋への取付用の上方折曲げ片を形成したものであって、
この上方折曲げ片をどの様にして家屋へ取り付けるのか
不明であるが、例えば、ビス等を使用するとビスが屋外
に露出して外観性や防水の面で問題が生じることがあ
る。また、従来技術−2においては、主枠の上面に庇材
を結合しているので、庇材の結合のために主枠を屋外側
に突出させなければならず、このため、防水性や水切り
性の関係から庇材なしの仕様にはできない。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであって、庇の有無に関わらず防水
性や水切り性を確保でき、施工性にもすぐれた建物の開
口部構造とその施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
建物の開口部構造であって、外壁の矩形状開口縁部に取
り付ける開口枠を前記開口縁部と水密状態にして設け、
該開口枠に屋外側に張り出す庇を取着自在にして設けて
なることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の建
物の開口部構造において、前記開口枠を、外壁表面から
概略突出しないように設けてなることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の建物の開口部構造において、前記開口枠が、屋外
側の外枠と、該外枠の屋内側に一体になされた内枠とか
らなり、内枠には窓障子又は戸障子を嵌め込み、外枠に
は前記取着自在の庇を設けてなることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項3記載の建
物の開口部構造において、前記庇の上部を外枠の上枠に
引っ掛け可能にし、庇の下部を該上枠の下面に押し当て
て固定可能にしてなることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれか1項記載の建物の開口部構造において、前記建物
が、箱形に組まれた建物ユニットを隣接配置して構築さ
れるユニット建物であることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、建物の施工方法で
あって、屋外側の外枠と、該外枠の屋内側に一体になさ
れた内枠とからなる開口枠を、工場生産された外壁パネ
ルの矩形状開口縁部に水密状態で工場付けし、該外壁パ
ネルを建築現場に輸送し、前記開口枠の外枠に庇を現地
付けすることを特徴とする。
【0011】(作用)請求項1記載の建物の開口部構造
は、開口枠を前記開口縁部と水密状態にして設けている
ので、建物との接合、防水は開口枠側で完結している。
そして、該開口枠に屋外側に張り出す庇を取着自在にし
て設けているから、庇の有無に関わらず防水性を確保で
きる。
【0012】請求項2記載の建物の開口部構造は、さら
に、前記開口枠を、外壁表面から概略突出しないように
設けているので、庇が無い場合でも、水切り性を確保で
きる。
【0013】請求項3記載の建物の開口部構造は、さら
に、前記開口枠が、屋外側の外枠と、該外枠の屋内側に
一体になされた内枠とからなり、内枠には窓障子又は戸
障子を嵌め込み、外枠には前記取着自在の庇を設けてい
るので、前記請求項1または2記載の発明と同様の作用
を有している。
【0014】請求項4記載の建物の開口部構造は、さら
に、前記庇の上部を外枠の上枠に引っ掛け可能にし、庇
の下部を該上枠の下面に押し当てて固定可能にしている
ので、庇の取付けが容易となり、施工性がよい。
【0015】請求項5記載の建物の開口部構造は、さら
に、前記建物が、箱形に組まれた建物ユニットを隣接配
置して構築されるユニット建物であって、この開口部の
防水は開口枠側で完結しているので、輸送上邪魔になる
庇を現地取付けにしても防水等の品質を確保できる。
【0016】請求項6記載の建物の施工方法は、開口枠
を外壁パネルの開口縁部に工場付けし、庇を現地付けす
るようにしたので、外壁パネルの面から突出するものが
なくなり、輸送が容易となる。殊に、建物がユニット建
物の場合、庇を現地付けすることで建物ユニットから庇
が突出しないので、道路交通法による建物ユニットの輸
送制限を回避できる。そして、開口枠を水密状態で工場
付けしているので、防水は開口枠側で完結しており、狭
小敷地等で隣接地と接する側の開口部を庇無しにして
も、防水等の品質を確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図5は本
発明の一実施の形態であって、図1はユニット建物の開
口部の斜視図、図2は図1の開口部の縦断面図、図3は
図2の要部を拡大して示す断面図である。図4は庇であ
って、(イ)図は斜視図、(ロ)図は断面図であり、図
5は図1の開口部を設けた建物ユニットの斜視図であ
る。図において、1は外壁、10は外壁パネル、100
は建物ユニットである。
【0018】(建物)本実施の形態において、建物は、
図5に示すような箱形に組まれた建物ユニット100を
隣接配置して構築されるユニット建物である。上記建物
ユニット100は、床パネル20の上にL字形の外壁パ
ネル10を立設して、図1に示す外壁1を形成してい
る。この外壁パネル10は、外壁面材11と内壁面材1
2を不図示の構造枠材の両側に貼設して中空パネルにな
され、これに開口2を設けている。なお、上記建物ユニ
ット100は、壁式工法のものになされているが、柱、
梁を箱状に接合した軸組式のものであってもよい。
【0019】(開口部構造)本実施の形態におけるユニ
ット建物の開口部構造は、図1〜図3に示すように、外
壁1(外壁パネル10)の矩形状開口2縁部に取り付け
る開口枠3を、外壁1表面から突出しないように、か
つ、前記開口2縁部と水密状態にして設け、この開口枠
3に屋外側に張り出す庇7を取着自在にして設けてい
る。
【0020】上記開口枠3は、図2に示すように、屋外
側の外枠4と、この外枠4の屋内側に一体になされた内
枠5とからなっている。外枠4は、矩形状開口2縁部に
取り付けられるものであるから、同じく矩形状になさ
れ、この外枠4より内寸法がひと回り小さい内枠5が外
枠4と一体にして設けられている。上記内枠5にはすべ
り出し窓障子6を嵌め込み、外枠4には前記取着自在の
庇7を設けている。
【0021】具体的には、前記庇7は、図4に示すよう
に、上面を傾斜面とし、下面を水平面とした中空体であ
り、この庇7の基部側上部にその先端部が下方に折れ曲
がった略L字の引掛片71を設け、基部側下部に屋内側
に突出する略水平な取付片72を設けている。取付片に
はビス孔73が形成されている。また、開口枠3の外枠
4は、上枠41と、下枠45と、これらを上下に接続す
る縦枠(不図示)とから矩形状になされている。上枠4
1の先端部には、図3に示すように、上方に突き出た垂
直片42を設け、垂直片42の下部を屋外側へ水平方向
に折れ曲げ、その先端側に凹溝43を設けている。
【0022】図3に示すように、前記庇7の引掛片71
を上記上枠41の凹溝43に挿入することにより、庇7
を外枠4の上枠41に引っ掛け可能にしている。そし
て、庇7の下部に設けた取付片72を上枠41の下面4
4に押し当て、ビス等で固定できるようにしている。な
お、外枠4は、外壁1の開口2縁部との間に水密材P
1、P2、P3を介在させて取り付けることにより、開
口枠3を水密状態にしている。その際、外枠4の上枠4
1においては、垂直片42を外壁面材11の裏面側に当
接させている。また、下枠45においては、下枠45の
下面と外壁面材11の端面との間にパッキンを介在させ
て水密状態にするとともに、水切り材8を下枠45の屋
外側に引っ掛け、ビス等でその下方を固定している。
【0023】(ユニット建物の施工方法)つぎに、上記
構成になされたユニット建物の開口部構造の施工方法に
ついて説明する。前記したように、開口枠3は、屋外側
の外枠4と、該外枠4の屋内側に一体になされた内枠5
とから構成され、この開口枠3を、工場生産された建物
ユニット100の外壁パネル10の矩形状開口2縁部に
外壁表面から概略突出しないように、かつ、水密状態で
工場付けする。そして、この外壁パネル10の開口2に
開口枠3を取り付けた建物ユニット100を建築現場に
輸送する。建築現場では、上記建物ユニット100と他
の建物ユニットとを隣接配置してユニット建物を構築
し、前記開口枠3の外枠4に庇7を現地付けする。
【0024】(実施例の作用)本実施例に示したユニッ
ト建物の開口部構造は、開口枠3を、外壁表面から突出
しないように、かつ、前記開口2縁部と水密状態にして
設けているので、建物との接合、防水は開口枠3側で完
結している。そして、該開口枠3に屋外側に張り出す庇
7を取着自在にして設けているから、庇7の有無に関わ
らず防水性や水切り性を確保できる。
【0025】さらに、前記庇7の上部を外枠4の上枠4
1に引っ掛け可能にし、庇7の下部を該上枠41の下面
に押し当てて固定可能にしているので、庇7の取付けが
容易となり、施工性がよい。
【0026】さらに、前記建物が、箱形に組まれた建物
ユニット100を隣接配置して構築されるユニット建物
であって、この開口2の防水は開口枠3側で完結してい
るので、輸送上邪魔になる庇7を現地取付けにしても防
水等の品質を確保できる。
【0027】そして、本実施例のユニット建物の施工方
法によると、開口枠3を外壁面から概略突出しないよう
に外壁パネル10の開口2縁部に工場付けして建物ユニ
ット100を組み立て、この建物ユニット100を建築
現場に輸送してユニット建物を構築し、庇7を現地付け
するようにした。従って、建物ユニット100の輸送時
において、外壁パネル10の面から突出するものが略な
くなり、輸送が容易となる。殊に、本実施例のごとく、
建物がユニット建物の場合、庇7を現地付けすることで
建物ユニット100の長辺側(桁面側)から庇7が突出
しないので、トラック等の荷台の幅内に収めることがで
き、道路交通法による建物ユニット100の輸送制限を
回避できる。そして、開口枠3を水密状態で工場付けし
ているので、防水は開口枠3側で完結しており、狭小敷
地等で隣接地と接する側の開口部を庇無しにしても、防
水等の品質を確保できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の建物の開口部構造による
と、庇の有無に関わらず防水性を確保できる。
【0029】請求項2記載の開口部構造によると、さら
に、庇の有無に関わらず水切り性を確保できる。
【0030】請求項3記載の開口部構造によると、請求
項1または2記載の発明と同様の効果がある。
【0031】請求項4記載の建物の開口部構造は、さら
に、庇の取付けが容易となり、施工性がよい。
【0032】請求項5記載の建物の開口部構造は、さら
に、前記建物がユニット建物であって、この開口部の防
水は開口枠側で完結しているので、輸送上邪魔になる庇
を現地取付けにしても防水等の品質を確保できる。
【0033】請求項6記載の建物の施工方法は、庇を現
地付けするようにしたので、外壁パネルの面から突出す
るものが略なくなり、輸送が容易となる。殊に、建物が
ユニット建物の場合、庇を現地付けすることで道路交通
法による建物ユニットの輸送制限を回避できる。そし
て、狭小敷地等で隣接地と接する側の開口部を庇無しに
しても、防水等の品質を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であって、ユニット建物
の開口部の斜視図である。
【図2】図1の開口部の縦断面図である。
【図3】図2の要部を拡大して示す断面図である。
【図4】庇であって、(イ)図は斜視図、(ロ)図は断
面図である。
【図5】図1の開口部を設けた建物ユニットの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 外壁建物用配管 2 開口 3 開口枠 4 外枠 5 内枠 6 窓障子 7 庇 8 水切り 10 外壁パネル 41 上枠 100 建物ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁の矩形状開口縁部に取り付ける開口
    枠を前記開口縁部と水密状態にして設け、該開口枠に屋
    外側に張り出す庇を取着自在にして設けてなることを特
    徴とする建物の開口部構造。
  2. 【請求項2】 前記開口枠を、外壁表面から概略突出し
    ないように設けてなることを特徴とする請求項1記載の
    建物の開口部構造。
  3. 【請求項3】 前記開口枠が、屋外側の外枠と、該外枠
    の屋内側に一体になされた内枠とからなり、内枠には窓
    障子又は戸障子を嵌め込み、外枠には前記取着自在の庇
    を設けてなることを特徴とする請求項1または2記載の
    建物の開口部構造。
  4. 【請求項4】 前記庇の上部を外枠の上枠に引っ掛け可
    能にし、庇の下部を該上枠の下面に押し当てて固定可能
    にしてなることを特徴とする請求項3記載の建物の開口
    部構造。
  5. 【請求項5】 前記建物が、箱形に組まれた建物ユニッ
    トを隣接配置して構築されるユニット建物であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の建物の開
    口部構造。
  6. 【請求項6】 屋外側の外枠と、該外枠の屋内側に一体
    になされた内枠とからなる開口枠を、工場生産された外
    壁パネルの矩形状開口縁部に水密状態で工場付けし、該
    外壁パネルを建築現場に輸送し、前記開口枠の外枠に庇
    を現地付けすることを特徴とする建物の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101447877B1 (ko) * 2012-01-19 2014-10-13 강전권 차광겸용 비막이 및 그 제조 방법

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