JP2018131285A - 高所作業車の作業台および該作業台を用いたトンネル内高所作業方法 - Google Patents

高所作業車の作業台および該作業台を用いたトンネル内高所作業方法 Download PDF

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大輔 佐土原
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Abstract

【課題】安定性を保ちつつ、高さの異なる複数位置を含む作業面に対して効率的な作業を可能とする高所作業車の作業台を提供する。【解決手段】高所作業車の作業台1は、高所作業車2の昇降部材26に支持される昇降台11と、昇降台の上面に配置された、矩形状の作業床12と、を備え、作業床は複数の作業板12a,12b,…に分割され、複数の作業板それぞれを独立して、昇降台の上面の平面範囲内において上下方向に昇降する昇降装置13a,13b,…をさらに備える。【選択図】図10

Description

この発明は高所作業車の作業台および該作業台を用いたトンネル内高所作業方法に関する。
車体等の走行装置に作業台を取り付けて高所作業車として、高所作業に用いられる。
特開平8−225298号公報(特許文献1)に開示されているように、車体に対して昇降可能に第一作業台を設け、さらに、第一作業台に対して第二作業台を昇降可能に設けている高所作業車が知られている。このように二段階で作業台を昇降させることで、第二作業台を作業位置に位置決めしやすくなる。
特開平8−225298号公報 特開平10−67493号公報
文献1に開示された高所作業車では第二作業台が一体で昇降する。そのため、作業面が湾曲しているトンネル内面高所など、高さの異なる複数位置を含む範囲に広がっている場合、当該範囲内を作業する際に、作業位置ごとに当該位置の高さに応じて作業台の昇降を行わなければならない。
この点について、特開平10−67493号公報(特許文献2)に開示された高所作業車では、車体フレーム上に昇降可能に設けられた主昇降作業台Pmに対して複数のスライド作業台Psが横方向外方にスライド可能に配置され、さらに、スライド作業台Psのスライド駆動に連動して昇降駆動する補助昇降作業台Paが各スライド作業台Psの真上に設けられている。
この高所作業車を利用することで、高さの異なる各位置の真下まで主昇降作業台Pmからスライド作業台Psを外側方に張り出す(スライドする)ことで、そのスライドと連動して各補助昇降作業台Paを各位置それぞれの高さまで上昇させることができる。これにより、複数の異なる高さの位置に対する作業を各補助昇降作業台Pa上の作業員が同時に行うことが可能と考えられる。
しかしながら、特許文献2にかかる高所作業車では、補助昇降作業台Pa上で作業する際には主昇降作業台Pmよりも外側に位置することになる。そのため、用いる補助昇降作業台Paによっては前後、左右の重量のバランスが保たれず、高所作業車の安定性が損なわれる場合がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、安定性を保ちつつ、高さの異なる複数位置を含む作業面に対して効率的な作業を可能とする高所作業車の作業台、および該作業台を用いたトンネル内高所作業方法を提供することを目的とする。
この発明のある実施の形態にかかる高所作業車の作業台は、高所作業車の昇降部材に支持される昇降台と、昇降台の上面に配置された、矩形状の作業床と、を備え、作業床は複数の作業板に分割され、複数の作業板それぞれを独立して、昇降台の上面の平面範囲内において上下方向に昇降する昇降装置をさらに備える。
作業床が複数の作業板に分割され、昇降装置によって複数の作業板それぞれが独立して昇降台の上面に対して上下方向に昇降されることで、複数の作業板それぞれを異なる作業床地上高とすることができる。これにより、複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で、異なる高さの作業面に対する作業を同時に行うことができる。また、複数の作業板それぞれが昇降台の上面の平面範囲内において上下方向に昇降することによって、重心が昇降台よりも外側に偏ることがなく、高所作業車の安定性を確保することができる。このため、安定性を保ちつつ、異なる高さを含む作業対象面に対して効率的な作業を可能とする。
好ましくは、作業床は長方形状であり、作業台は、高所作業車の昇降部材の先端に配置された水平方向に旋回する旋回装置に昇降台を取り付ける取付部材をさらに備え、旋回装置は、作業床の向きを、長手方向が高所作業車の走行方向に一致する第1の状態と、幅方向が走行方向に一致する第2の状態と、に切替自在である。
これにより、作業台は水平方向に旋回され、第1の状態と第2の状態とに切替可能となる。長手方向が作業対象面の連続する方向に合致するように作業台の向きを切り替えることによって、作業対象面が連続する区間である場合に、作業床の向きを連続する方向に応じた向きにできる。たとえば、トンネル内面を作業する場合のように車体の走行方向をトンネルの延長方向に一致させて作業するときに、車体の向きを変えることなく作業床の向きを作業対象面の連続する方向に応じた向きにできる。これにより、車体の走行方向に関わらずに、連続する作業対象面に対して複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で同時に作業を行うことができる。
好ましくは、作業床は長方形状であり、作業板は、作業床の長手方向に配列される。
これにより、作業床の長手方向に複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で、それぞれ異なる高さの作業面に対する作業を同時に行うことができる。
好ましくは、作業床は長方形状であり、作業板は、作業床の幅方向に配列される。
これにより、作業床の幅方向に複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で、それぞれ異なる高さの作業面に対する作業を同時に行うことができる。
好ましくは、作業床の幅方向の長さは、高所作業車の走行方向に直交する方向の長さ以下である。
作業床の格納状態における向きを、長手方向が高所作業車の走行方向に一致する向きとした場合に、作業床の幅方向が高所作業車の走行方向に直交する方向の長さを超えることがない。そのため、作業床の幅方向の大きさは当該車両の積載物の大きさの制限に合致する。
この発明のある実施の形態にかかる高所作業車の作業台を用いたトンネル内高所作業方法は上記の高所作業車の作業台を用いたトンネル内高所に対する作業方法であって、この方法は、走行方向をトンネルの延長方向と一致させた高所作業車から昇降台を第1の高さに上昇させ、複数の作業板のうちの2以上の作業板を、昇降台の上面の平面範囲内において、第1の高さの昇降台から第2の高さに上昇させる、ことを含み、第2の高さは、2以上の作業板それぞれに異なる高さである。
作業床が複数の作業板に分割され、複数の作業板のうちの作業に用いる2以上の作業板がそれぞれ、トンネル内高所に含まれる異なる地上高それぞれに応じた高さに上昇することによって、いったん停車した高所作業車を移動させることなく停車したままで、複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で、異なる高さの作業面に対する作業を同時に行うことができる。また、複数の作業板それぞれが昇降台の上面の平面範囲内において昇降台の上面に対して上下方向に昇降することによって重心が昇降台よりも外側に偏ることがなく、高所作業車の安定性を確保することができる。このため、安定性を保ちつつ、異なる高さを含む作業対象面に対して効率的な作業を可能とする。
好ましくは、作業床は長方形状であり、高所作業車の作業台を用いたトンネル内高所に対する作業方法は、作業床を水平方向に旋回して、作業床の向きを長手方向が高所作業車の走行方向に一致する第1の状態から、幅方向が走行方向に一致する第2の状態に切り替えることをさらに含む。
これにより、作業対象面がトンネル内面のトンネル周方向に広がる場合に、昇降台が水平方向に旋回され第2の状態に切り替えられることによって、該トンネルの延長方向を走行方向として高所作業車を停車したままで、上記作業対象面に対して、複数の作業員がそれぞれ異なる作業板上で同時に作業することができる。つまり、異なる高さを含む作業対象面であって、高所作業車の走行方向と異なる方向に広がる作業面に対しても、高所作業車を停車させる向きを走行方向と異ならせなくても効率的な作業が可能となる。
この発明によると、安定性を保ちつつ、異なる高さを含む作業対象面に対して効率的な作業を可能とする。
実施の形態にかかる作業台全体を表した斜視図である。 実施の形態にかかる作業台の平面図である。 実施の形態にかかる作業台の側面図である。 実施の形態にかかる作業台を車体に取り付けた高所作業車の側面図である。 第1の実施の形態における作業台の移動動作を説明するための図である。 高所作業車の制御構成の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる作業台を車体に取り付けた高所作業車を用いた高所作業の具体例を表した図である。 第1の実施の形態にかかる作業台を用いたトンネル内高所に対する作業方法の一例を表した図である。 第2の実施の形態における作業台の移動動作を説明するための図である。 第2の実施の形態にかかる作業台を車体に取り付けた高所作業車を用いた高所作業の具体例を表した図である。 第2の実施の形態にかかる作業台を用いたトンネル内高所に対する作業方法の一例を表した図である。
以下に、図面を参照しつつ、好ましい実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[第1の実施の形態]
<作業台の構成>
図1は、本実施の形態にかかる作業台1全体を表した斜視図である。図2は作業台1の平面図、図3は作業台1の側面図である。また、図1〜図3に表されたようにx,y,z軸を設定するものとする。すなわち、xy平面が水平面を示し、z軸の増加する向き(+z向き)が鉛直上向き、減少する向き(−z向き)が鉛直下向きを示している。
図1〜図3を参照して、作業台1は高所作業車用の作業台であって、高所作業車の後述する昇降部材に昇降可能に支持される昇降台11と、昇降台11の上面に配置された作業床12と、作業床12を昇降台11の上面に対して上下方向に昇降する昇降装置13と、を含む。
昇降台11の上面には、昇降台11の上面と同じ大きさ、または概ね同じ大きさであって、矩形状の作業床12が、昇降台11の上面と平行に配置される。作業床12の形状は、たとえば長方形、略長方形、正方形、略正方形などである。本実施の形態では、図1〜図3に表されたように、作業床12は、x軸方向の長さXがy軸方向の長さYよりも長い(X>Y)長方形、または略長方形である。
作業床12は複数の作業板12a,12b,12c,…に分割される。本実施の形態では、作業床12は6つの作業板12a〜12fに分割されている。一例として、複数の作業板は、作業床12の長手方向(x軸方向)に配列される。複数の作業板は、作業床12の長手方向と直交する幅方向(y軸方向)に配列されてもよい。好ましくは、複数の作業板は、作業床12のx軸方向およびy軸方向それぞれに配列される。本実施の形態では、図1〜図3に表されたように、作業床12は6分割されて、x軸方向に3つの作業板が配列され、y軸方向に2つの作業板が配列される。
作業床12を包囲するすべての辺には当該辺を基点として上方へ突出する手すり14が成形されている。手すり14は作業床12の分割に応じて分割されている。すなわち、手すり14は、複数の作業板12a〜12fそれぞれの作業床12を包囲する辺に重なる端部に設けられている。
作業台1には操作装置15が配されている。操作装置15は、たとえば、作業床12上面に設置される。操作装置15の図示しない上面にボタンやレバーが配置され、作業床12上のユーザによる操作を受け付けることが可能である。操作は、たとえば昇降台11を昇降する操作や、昇降装置13を昇降する操作である。
昇降装置13は、作業板12a〜12fそれぞれを独立して、昇降台11の上面の平面範囲内において上下方向(z軸方向)に昇降する複数の昇降装置13a〜13fを含む。一例として、複数の昇降装置13a〜13fはそれぞれ内部に昇降シリンダ13aC〜13fCを含む。図3に表されたように、昇降装置13a〜13fは、昇降シリンダ13aC〜13fCを伸縮させることにより作業板12a〜12fそれぞれを昇降台11に対して上下方向(z軸方向)に昇降移動させる。このとき、手すり14は作業床12の分割に応じて分割されているため、作業板12a〜12fそれぞれの昇降台11に対する昇降に伴って手すり14もまた昇降する。なお、昇降装置13の機構は一例であって、この機構のみに限定されない。たとえば、昇降装置13a〜13fそれぞれが、図示しない伸縮シリンダに一方が接続されることで上下方向(z軸方向)に昇降稼動するX字形リンク構造を含んでもよい。
<高所作業車の構成>
図4は、本実施の形態にかかる作業台1を車体2に取り付けた高所作業車の構成を表した図であって、高所作業車の側面図である。図4において、横方向が高所作業車の走行方向であって、紙面の左向きが前進する向き、紙面の右向きが後進する向きを示している。また、縦方向が高所作業車の上下方向であって、紙面の上向きが鉛直上向き、紙面の下向きが鉛直下向きを示している。
図4を参照して、高所作業車として用いる車体2は、キャビン21下面より後方に延びる、平板状の荷台22を有し、荷台22の前後左右の少なくとも四隅にアウトリガ23が設けられている。各アウトリガ23には伸縮シリンダ23Cが内包され、アウトリガ23は伸縮シリンダ23Cの伸長に伴い伸長することで車体2を支持する。
荷台22の後部には旋回台24が立設されている。旋回台24は旋回モータ24Mを内包し、ブーム26を水平方向に旋回可能に立設されている。旋回台24の上端部にはブーム26が軸25を介して上下方向に揺動可能に支持されている。
ブーム26は、作業台1を昇降するための昇降部材の一例である。昇降部材はブームに限定されず、たとえばX字形リンク構造の昇降装置など、他の構造であってもよい。
ブーム26は、旋回台24に軸支された第1アーム26aと、第1アーム26aの内周面に摺動可能に嵌装支持された第2アーム26bとを有する多段ブームである。第1アーム26aと第2アーム26bとの間には伸縮シリンダ26Cが設けられる。ブーム26は伸縮シリンダ26Cの伸縮により伸縮動作する。また、第1アーム26aと旋回台24との間には起伏シリンダ24Cが設けられる。ブーム26は、起伏シリンダ24Cの伸縮により起伏動作する。第2アーム26bの先端に取付ブラケット28を介して設置された作業台1は、昇降部材によって支持される。
第2アーム26bの先端部には、取付ブラケット28が軸27を介して上下方向に揺動可能に支持されている。第2アーム26bの先端部と取付ブラケット28との間にはシリンダ28Cが取り付けられている。シリンダ28Cは取付ブラケット28を揺動させる。これにより、ブーム26の傾斜角に関わらずに作業台1の作業床12を水平に保つ水平制御が行われる。この制御によって、作業台1の作業床12はブーム26の傾斜角に関わらずに水平姿勢を保持する。
取付ブラケット28上面に旋回台29が配置される。旋回台29は旋回モータ29Mを内包し、旋回モータ29Mによって水平方向に旋回可能な旋回装置の一例である。
作業台1の昇降台11の裏面側には、旋回台29を取り付けるための取付部材16が配置される。取付部材16は、作業台1の中心部または略中心部が旋回台29の旋回中心に一致する位置に配置される。取付部材16によって、旋回台29に作業台1が接合される。
作業台1が取付部材16で旋回台29に接合されることによって、作業台1は、旋回台29に水平方向に旋回可能に支持される。旋回台29は、作業台1を第1の状態と第2の状態とに切替自在に旋回する。第1の状態は、作業床12の向きが、長手方向が当該車両2の走行方向に一致する状態である。第2の状態は、作業床12の向きが、幅方向が走行方向に一致する状態である。
なお、取付部材16は、一例としてボルト孔を有する台座である。この場合、作業台1の昇降台11の裏面と旋回台29の上面とは、ボルト締結によって着設される。取付部材16は、作業台1の昇降台11の裏面と旋回台29の上面とを電気的に着設するものであってもよいし、磁力によって着設するものであってもよいし、旋回台29の上面の形状に対して螺合する形状を有するものであってもよいし、旋回台29の上面の形状に対して嵌合する形状を有するものであってもよい。
車体2には操作装置20が配されている。操作装置20は、たとえばキャビン21内に配置される。操作装置20の図示しない上面にボタンやレバーが配置され、キャビン21内のユーザによる操作を受け付けることが可能である。操作は、たとえばアウトリガ23を接地または解除する操作や、昇降台11を昇降する操作である。
さらに、車体2には制御装置100が配されている。制御装置100は、たとえばキャビン21内に配置される。制御装置100には操作装置15および操作装置20が接続され、該操作装置15,20に対する操作に基づいた操作信号が入力される。制御装置100による制御構成は後に説明する。
ブーム26は、荷台22上に倒伏された状態で格納される。図4は、ブーム26が荷台22上に格納された状態(格納状態)とする。格納状態において、作業台1は上記の第1の状態である。
好ましくは、作業台1のy軸方向の長さYは車体2の幅方向(走行方向に直交する方向)の長さよりも短い。また、作業台1のx軸方向の長さXは車体2の幅方向の長さの1.1倍の長さよりも短い。これにより、作業台1の大きさが道路交通法によって規定されている積載物の大きさを満たすため、格納状態において道路通行が可能となる。
<作業台の移動動作>
図5は、作業台1の移動動作を説明するための図であって、ブーム26が荷台22上に格納されておらず、かつ、作業台1が水平面での車体2に対する角度を格納状態から維持して上昇している状態(非格納状態)を表した図である。
図5の矢印に示されたように、作業台1は、起伏シリンダ24Cの伸縮、伸縮シリンダ26Cの伸縮、およびシリンダ28Cによる水平制御によって、車体2に対して上下方向に昇降移動、および/または前後方向にスライド移動する。
また、図5の矢印に示されたように、作業台1は、旋回モータ24Mの回転によって旋回台24の回転軸を中心として水平方向に旋回移動する。
さらに、図3の矢印に示されたように、昇降シリンダ13aC〜13fCの伸縮によって、各作業板12a〜12fは作業台1の昇降台11の上面に対して当該上面の平面範囲内において上下方向に昇降移動する。
これにより、作業台1は高所作業の対象位置に応じた位置に正確に位置決めされ、さらに、作業板12a〜12fのうちの必要な作業床が対象位置を作業可能な位置とされる。
なお、上記した作業台1の移動に先立って、図5に示されたようにアウトリガ23が接地される。
<制御構成>
図6は、高所作業車の制御構成の構成を示すブロック図である。図6を参照して、制御装置100は図示しない1つまたは複数のCPU(Central Processing Unit)およびメモリを含んだコントローラ101を有する。コントローラ101は、操作装置15,20からの操作信号に従って、CPUがメモリに記憶されているプログラムを実行することによって各部を制御する。
一例として、本実施の形態において高所作業車や作業台1に搭載されるシリンダは油圧シリンダであり、モータは油圧モータであるものとする。各シリンダおよび各モータには図示しない油圧ポンプから制御バルブ200を介して作動油が給排される。コントローラ101は制御バルブ200に作動信号を送信して、制御バルブ200に作動油の給排を制御させる。これによって、各シリンダおよび各モータが作動制御される。
なお、複数のシリンダおよび複数のモータそれぞれに対して、異なる制御バルブを介して1つまたは複数の油圧ポンプから作動油が給排されてもよい。この場合、図6の制御バルブ200は、複数の制御バルブを総称したものである。
図6を参照して、コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、伸縮シリンダ23Cへの作動油の給排を制御させる。これによって、伸縮シリンダ23Cの伸縮が制御される。このため、アウトリガ23の離接が制御される。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、起伏シリンダ24Cへの作動油の給排を制御させる。これによって、起伏シリンダ24Cの伸縮が制御される。このため、ブーム26の起伏動作が制御される。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、伸縮シリンダ26Cへの作動油の給排を制御させる。これによって、伸縮シリンダ26Cの伸縮が制御される。このため、ブーム26の伸縮動作が制御される。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、シリンダ28Cへの作動油の給排を制御させる。これによって、シリンダ28Cで水平制御が実行される。このため、作業台1の作業床12がブーム26の傾斜角に関わらずに水平姿勢を保持する。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、旋回モータ24Mへの作動油の給排を制御させる。これによって、旋回モータ24Mの回転が制御される。このため、ブーム26の水平方向の旋回が制御される。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、旋回モータ29Mへの作動油の給排を制御させる。これによって、旋回モータ29Mの回転が制御される。このため、作業台1の水平方向の旋回が制御されて、作業台1が第1の状態または第2の状態に切り替えられる。
コントローラ101は、制御バルブ200に作動信号を送信して、昇降シリンダ13aC〜13fCそれぞれへの作動油の給排を制御させる。これによって、昇降シリンダ13aC〜13fCそれぞれの伸縮が制御される。このため、作業板12a〜12fそれぞれの昇降が独立して制御される。
<高所作業車の使用例>
図7は、本実施の形態にかかる作業台1を車体2に取り付けた高所作業車を用いた高所作業の具体例を表した図である。図7を参照して、本高所作業車を、一例としてトンネル内高所に対する作業に用いることが考えられる。また、図8は、このときの作業方法、つまり、本実施の形態にかかる作業台1を用いた、トンネル内高所に対する作業方法の一例を表した図である。
図7および図8を参照して、トンネル内高所を作業する際、トンネルの延長方向に沿って格納状態の高所作業車を走行し、作業位置で停車する(ステップS1)。このとき、高所作業車の走行方向はトンネルの延長方向に一致している。高所作業車を停車させると、アウトリガ23を接地する(ステップS3)。
次に、昇降台11を車両2から第1の高さまで上昇させる(ステップS5)。第1の高さは、作業台1が作業対象とする位置の真下となる高さである。このとき、必要に応じてブーム26を伸長したり旋回させたりし、位置決めする。
次に、作業板12a〜12fのうちの2以上の作業板を、第1の高さである作業台1から真上に昇降台11の上面の平面範囲内において上昇させ(ステップS7)、第2の高さとする。第2の高さは、2以上の作業板それぞれ異なる、作業対象とする位置の地上高に応じた高さである。作業板はそれぞれ昇降台11の上面の平面範囲内において真上に上昇することになるため、重心が作業台から外側に偏ることがない。そのため、高所作業車のバランスが保たれ、安定性が確保される。
このとき、図7に示されたように、トンネル内面の、地上高の異なる複数位置WP1,WP2に対して作業が必要な場合、作業板12a〜12fのうちの当該複数位置に対処可能な複数の作業板を、それぞれ、作業対象位置WP1の地上高に応じた高さ、および作業対象位置WP2の地上高に応じた高さに上昇させる。これにより、当該複数位置WP1,WP2に対して同時に、上記複数の作業板それぞれに乗った作業員によって作業が可能となる。
[第2の実施の形態]
好ましくは、図5に示されたように作業台1を上昇させて非格納状態となった後に、作業台1を水平方向に旋回させ、第1の状態から第2の状態に切り替える。図9は、第2の実施の形態における作業台1の移動動作を説明するための図である。図9では、作業台1が第2の状態である。
図9の矢印に示されたように、作業台1は、旋回モータ29Mの回転によって旋回台29の回転軸を中心として水平方向に旋回移動する。これにより、作業台1は第1の状態と第2の状態とで切り替わる。
図10は、本実施の形態にかかる作業台1を車体2に取り付けた高所作業車を用いた高所作業の具体例を表した図である。図10もまた、図7と同様に、本高所作業車をトンネル内高所に対する作業に用いる例を示している。また、図11は、このときの作業方法、つまり、本実施の形態にかかる作業台1を用いた、トンネル内高所に対する作業方法の一例を表した図である。なお、図11において、図8と同じ動作については同じステップ番号が付加されている。
図10および図11を参照して、トンネル内面の、地上高の異なる複数位置を含む範囲に対して作業が必要な場合、高所作業車を停車させて(ステップS1)アウトリガ23の接地の後(ステップS3)、昇降台11を水平方向に旋回させて(ステップS4)、第1の状態から第2の状態に切り替える。なお、昇降台11の旋回はステップS5で昇降台11を上昇させた後であってもよい。
たとえば、図10に示されたように、トンネル内面の、トンネル周方向に広がる地上高の異なる複数位置WP1〜WP3を含む範囲に対して作業が必要な場合、昇降台11を第2の状態として作業床12の長手方向がトンネル周方向に一致させる。つまり、複数位置WP1〜WP3の真下に昇降台11が位置するように、作業台1を第2の状態に切り替えた後に、第1の高さまで上昇させる。そして、さらに、作業板12a〜12fのうちの複数の作業板を、それぞれ、作業対象位置WP1の地上高に応じた高さ、作業対象位置WP2の地上高に応じた高さ、および作業対象位置Wp3の地上高に応じた高さまで、第1の高さの昇降台11からさらに上昇させる。これにより、当該複数の位置WP1,WP2,WP3が作業床12の長手方向に直交する方向(y軸方向)の長さYよりも広い範囲に広がっている場合であっても、高所作業車の停車させる向きを走行方向と異ならせなくても、これら複数位置WP1,WP2,WP3を含む作業対象面に対して同時に、上記複数の作業板それぞれに乗った作業員によって作業が可能となる。つまり、異なる高さを含む作業対象面に対して効率的な作業が可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 作業台、2 車体、11 昇降台、12 作業床、12a〜12f 作業板、13,13a〜13f 昇降装置、13aC〜13fC 昇降シリンダ、14 手すり、15,20 操作装置、16 取付部材、21 キャビン、22 荷台、23 アウトリガ、23C 伸縮シリンダ、24 旋回台、24C 起伏シリンダ、24M 旋回モータ、25,27 軸、26 ブーム、26a 第1アーム、26b 第2アーム、26C 伸縮シリンダ、28 取付ブラケット、28C シリンダ、29 旋回台、29M 旋回モータ、100 制御装置、101 コントローラ、200 制御バルブ、WP1〜WP3 作業対象位置

Claims (7)

  1. 高所作業車の昇降部材に支持される昇降台と、
    前記昇降台の上面に配置された、矩形状の作業床と、を備え、
    前記作業床は複数の作業板に分割され、
    前記複数の作業板それぞれを独立して、前記昇降台の上面の平面範囲内において上下方向に昇降する昇降装置をさらに備える、高所作業車の作業台。
  2. 前記作業床は長方形状であり、
    前記高所作業車の前記昇降部材の先端に配置された水平方向に旋回する旋回装置に前記昇降台を取り付ける取付部材をさらに備え、
    前記旋回装置は、前記作業床の向きを、長手方向が前記高所作業車の走行方向に一致する第1の状態と、幅方向が前記走行方向に一致する第2の状態と、に切替自在である、請求項1に記載の高所作業車の作業台。
  3. 前記作業床は長方形状であり、
    前記作業板は、前記作業床の長手方向に配列される、請求項1または2に記載の高所作業車の作業台。
  4. 前記作業床は長方形状であり、
    前記作業板は、前記作業床の幅方向に配列される、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台。
  5. 前記作業床の幅方向の長さは、前記高所作業車の走行方向に直交する方向の長さ以下である、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の高所作業車の作業台を用いた、トンネル内高所に対する作業方法であって、
    走行方向を前記トンネルの延長方向と一致させた前記高所作業車から前記昇降台を第1の高さに上昇させ、
    前記複数の作業板のうちの2以上の作業板を、前記昇降台の上面の平面範囲内において、前記第1の高さの前記昇降台から第2の高さに上昇させる、ことを含み、
    前記第2の高さは、前記2以上の作業板それぞれに異なる高さである、高所作業車の作業台を用いたトンネル内高所作業方法。
  7. 前記作業床は長方形状であり、
    前記作業床を水平方向に旋回して、前記作業床の向きを長手方向が前記高所作業車の走行方向に一致する第1の状態から、幅方向が前記走行方向に一致する第2の状態に切り替えることをさらに含む、請求項6に記載の高所作業車の作業台を用いたトンネル内高所作業方法。
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