JP2010084367A - 高所作業台 - Google Patents

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健 長島
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Abstract

【課題】既設構造物の上部に作業足場を自由度高く設置でき、組み立て・移動が容易な高所作業台を提供する。
【解決手段】走行自在に構成された作業台ベース2aと、作業台ベース2aに対して略垂直に立設固定され、立設方向に伸縮自在な伸縮支柱3aと、伸縮支柱3aの上端に伸縮支柱3aに対して略垂直に固定された昇降ステージ4aと、昇降ステージ4aの一の側辺に連結されて略水平状態と起立状態との間を回動自在であり、かつ自由端側が被連結物1bに連結可能な連結ステージ5とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高所作業台に係り、特に高所屋内作業時において作業足場として利用される高所作業台に関する。
一般に屋内の電気工事や配管工事などでは、ケーブルや配管またはサポートなどの設置工事で高所作業を行う際、作業者は単管足場材で組んだ足場やローリングタワーなどの簡易足場、もしくは高所作業台や高所作業車などを用いて作業を行っている。
従来、複数の高所作業車を連結して、連結状態の作業台上を広く効率的に利用することができ、また、連結状態での移動走行を軽快かつ安全に行うことができる高所作業車が知られている(特許文献1参照)。
また、床面上の障害物の存在に関わらず良好な作業性を確保しうる移動式高所作業台が知られている(特許文献2参照)。
特開平7−61783号公報 特開平8−296324号公報
上述したローリングタワーなどの簡易足場や高所作業台では、足場周辺および上部での作業は可能であるが、既設構造物の上部に作業箇所がある場合、作業足場自体が既設構造物と干渉し、目的とする作業箇所へアクセスできない。
特許文献1に開示された高所作業車は、連結状態の作業台上を広く利用することを目的の一つとするものである。しかし、高所作業車を連結した場合、連結状態の作業台下部には連結部が存在するため、既設構造物の上部に位置する作業箇所においては利用することができなかった。
これに対し、特許文献2に開示された高所作業台は、既設構造物の有無に関わらず良好な作業性を確保しうるものである。しかし、この高所作業台は、対向する2つの高所作業台が折りたたみ可能な昇降床を介して分割不可能に連結されて1つの高所作業台を構成している。このため、この高所作業台は重量の増大が不可避であり、格納状態時の移動は容易ではない。また、収納状態から作業状態に展開する場合には、作業箇所に設置する前に折りたたまれた昇降床を展開して伸張させた後に、この昇降床を所定位置まで上昇させることになる。このため、収納状態から作業状態に移行するためには、昇降床を伸張するためのスペースを確保する必要があり、このようなスペースの確保が困難な狭隘な箇所では、利用することができない。
以上のような課題により、既設構造物の上部などは、足場設置の自由度が高い単管足場を利用して、既設構造物の形状に応じて足場を組むことが多いという現状がある。しかしながら、単管足場の組み立ては、仮設足場に比べて設置に時間と人手がかかる。さらに足場設置箇所においては、多作業が輻輳する場合は足場自体を移動することができないため移動するたびに撤去し、再度組み立てを行う必要がある。このような点から、単管足場設置作業が工事のコスト上昇の要因となっていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、既設構造物の上部に作業足場を自由度高く設置でき、組み立て・移動が容易な高所作業台を提供することを目的とする。
本発明に係る高所作業台は、上述した課題を解決するために、走行自在に構成された作業台ベースと、前記作業台ベースに対して略垂直に立設固定され、立設方向に伸縮自在な伸縮支柱と、前記伸縮支柱の上端に前記伸縮支柱に対して略垂直に固定された昇降ステージと、前記昇降ステージの側辺に連結されて略水平状態と起立状態との間を回動自在であり、かつ自由端側が被連結物に連結可能な連結ステージとを備えたことを特徴とする。
本発明に係る高所作業台は、既設構造物の上部に作業足場を自由度高く設置でき、組み立て・移動を容易に行うことができる。
本発明に係る高所作業台の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る高所作業台の第1実施形態を示す図である。図1は、本実施形態における高所作業台が、他の高所作業台と連結されて作業領域を構成した例を示す。本実施形態においては、説明の便宜上、本発明に係る高所作業台を「第1の高所作業台」といい、この第1の高所作業台の被連結物として構成される他の高所作業台を「第2の高所作業台」という。第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとは共通する構成を有するため、特に第1の高所作業台1aの構成について説明する。なお、共通する構成については同一の数字を付し、さらに第1の高所作業台1aの各構成については数字の後に「a」を付し、第2の高所作業台1bの各構成については数字のあとに「b」を付して説明する。
第1の高所作業台1aは、走行自在に構成された第1の作業台ベース2aと、第1の作業台ベース2aに対して略垂直に立設固定され、立設方向に伸縮自在な第1の伸縮支柱3aと、第1の伸縮支柱3aの上端に第1の伸縮支柱3aに対して略垂直に固定された第1の昇降ステージ4aと、第1の昇降ステージ4aの一の側辺に連結され、略水平状態と起立状態との間を回動自在であり、かつ自由端側が第2の高所作業台1bの第2の昇降ステージ4bに連結可能な連結ステージ5で主に構成される。
矩形状に構成された第1の作業台ベース2aは、対向する一組の側辺の両端部にそれぞれキャスタ6aが設けられることにより、走行自在となっている。第1の作業台ベース2aに設けられた各キャスタ6aの内側には、アウトリガー7aが構成される。第1の高所作業台1aは、高所作業時においてはアウトリガー7aにより安定して設置面に固定される。
第1の伸縮支柱3aは、第1の作業台ベース2aのほぼ中心部に固定されて立設される。第1の伸縮支柱3aは流体シリンダ装置による伸縮機構であり、第1の昇降操作装置8aによって所定の範囲内で上下(図示Z軸方向)に伸縮可能である。第1の伸縮支柱3aの下部には、第1の作動流体供給ポート11aが設けられる。第1の作動流体供給ポート11aには、配管12a、電磁弁13a、電動ポンプ14a、タンク15a、電源16a、コントローラ17aで構成された第1の昇降操作装置8aが接続される。コントローラ17aは、電動ポンプ14aおよび電磁弁13aを制御して、第1の伸縮支柱3aを伸縮させる。また、第1の伸縮支柱3aの上部には、空気抜き弁18aが設けられる。この第1の昇降操作装置8aで昇降駆動に利用される流体は、例えば水、油、空気などである。
第1の伸縮支柱3aの上端部には、第1の昇降ステージ4aが結合される。矩形状に構成された第1の昇降ステージ4aは、各側辺が第1の作業台ベース2aと略平行となるように第1の伸縮支柱3aと結合される。第1の昇降ステージ4aは、第1の伸縮支柱3aの伸縮動作により、所定の範囲内で昇降可能となっている。第1の昇降ステージ4aは、その上面が作業領域の一部として使用される。第1の昇降ステージ4aには、ラダー20aが第1の高所作業台1aの設置面に向かって配置されており、作業者はこのラダー20aを利用して第1の昇降ステージ4aに昇降することができる。また第1の昇降ステージ4aの一組の対向する側辺には、着脱自在に構成された手摺21aが設けられる。
連結ステージ5は、第1の昇降ステージ4aの一の側辺であって、手摺21aが設けられた側辺と直交する側辺を連結部24として回動自在(図示Y軸回りに回動自在)に連結される。連結ステージ5は、第1の昇降ステージ4aに設置された手動式または電動式のウインチ機構22により、略水平状態と起立状態との間を回動自在になっている。ウインチ機構22に巻かれたワイヤ23は、連結ステージ5の自由端側の一の隅部と連結されている。連結ステージ5は、ウインチ機構22のワイヤ巻き上げ操作により、連結部24を軸に起立方向に回動する。また、連結ステージ5は、ウインチ機構22のワイヤ巻き戻し操作により、連結部24を軸に第1の昇降ステージ4aに対する水平方向に回動する。
第1の高所作業台1aの被連結物として構成される第2の高所作業台1bは、第1の高所作業台1aに連結された連結ステージ5および連結ステージ5に関連するウインチ機構22や連結部24が設けられていない点が、第1の高所作業台1aとの主な相違点である。
第2の高所作業台1bの第2の昇降ステージ4bは、第1の高所作業台1aに連結された連結ステージ5に対する被連結ステージとして構成される。この第2の昇降ステージ4bには、第1の昇降ステージ4aと対向した際に内側に配置される一の側辺近傍に、連結ステージ5の自由端側が固定される固定領域25が設けられる。この固定領域25では、第2の昇降ステージ4bの上面に連結ステージ5が掛け渡された後、例えばネジなどの固定手段により連結ステージ5と第2の昇降ステージ4bとが安定性を有して固定される。固定手段としては、例えば連結ステージ5の自由端側と、第2の昇降ステージ4bの固定領域25に、対応するネジ穴を設けておき、連結ステージ5が掛け渡された後にこのネジ穴を利用してネジ止めすることができる。
ここで、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとが連結ステージ5を介して連結される前に、第1の昇降ステージ4aと被連結ステージとしての第2の昇降ステージ4bとを高さ方向距離を略同じにして対向配置させる作業が必要となる。以下、第1の昇降ステージ4aおよび第2の昇降ステージ4bの対向方向(図示X軸方向。以下、単に対向方向という。)の各中心軸に直交する方向(図示Y軸方向)のずれを検出する距離調整手段、および各中心軸の水平方向の角度のずれ(図示X−Y軸平面上の角度のずれ)を検出する角度調整手段としての位置調整補助装置について説明する。なお、位置調整補助装置は、第1の伸縮支柱3aおよび第2の伸縮支柱3bがコントローラ17a、17bにより制御され、高さ方向(図示Z軸方向)距離の調整が終了した後に用いられるものとして説明する。
図2は、本実施形態における第1の高所作業台と第2の高所作業台との位置調整を行う際の外観構成図である。
図3は、本実施形態における距離調整手段による距離調整例を説明する図である。図3(A)は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの平面図、(B)は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの正面図である。
図4は、本実施形態における角度調整手段による角度調整例を説明する図である。図4(A)は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの平面図、(B)は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの正面図である。
なお、図2は、位置調整補助装置の概念的な配置例を示したものであり、図3および図4の各図に示された位置調整補助装置の詳細な配置例とは異なっている。
図2に示すように、第1の昇降ステージ4a上にはレーザ発光器30が、第2の昇降ステージ4b上にはレーザ受光器31が配置される。また、レーザ受光器31には、位置調整用表示器32が接続されている。距離調整手段と角度調整手段としての位置調整補助装置は、これらレーザ発光器30、レーザ受光器31および位置調整用表示器32で構成される。
レーザ発光器30は、第1の昇降ステージ4aの対向方向(図示X軸方向)の中心軸を通る鉛直面を俯仰してレーザ光Rを発光する。第2の昇降ステージ4b上には、レーザ発光器30より発光されたレーザ光Rを受光する受光器31が配置される。図3および図4に示すように、レーザ受光器31は、第2の昇降ステージ4bの対向方向の中心軸上に配置された、第1の受光器31aと第2の受光器31bとで構成される。第2の受光器31bは、第1の受光器31aよりレーザ発光器30より離れた位置に配置され、かつ第1の受光器31aより高い位置でレーザ光Rを受光するようになっている。
位置調整用表示器32は、レーザ受光器31におけるレーザ光Rの受光結果を、表示灯の点灯、スピーカによる音声出力などを用いて周囲に周知させる。例えば、レーザ光Rの受光を検出した場合、表示灯を点灯させる。
距離調整手段としての位置調整補助装置の動作例について説明する。レーザ発光器30がレーザ光Rを発光すると、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の中心軸が一致している場合には、第1の受光器31aおよび第2の受光器31bがレーザ光Rの受光を行うことができる。これに対し、図3(A)に示すように第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の中心軸が水平方向にずれyを持っていた場合、第1の受光器31aと第2の受光器31bとは共にレーザ光Rの受光が不可能となる。位置調整用表示器32はレーザ光Rの受光結果を周知させ、これを確認した作業者は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の中心軸の水平方向のずれyを解消させるために、第1の高所作業台1aや第2の高所作業台1bを移動させて調整を実施する。
角度調整手段としての位置調整補助装置の動作例について説明する。レーザ発光器30がレーザ光Rを発光すると、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の中心軸が一致している場合には、第1の受光器31aおよび第2の受光器31bがレーザ光Rの受光を行うことができる。これに対し、図4(A)に示すように第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの各中心軸が水平方向に角度のずれθを持っていた場合、第1の受光器31aはレーザ光Rを受光するものの、第2の受光器31bはレーザ光Rの受光が不可能となる。位置調整用表示器32はレーザ光Rの受光結果を周知させ、これを確認した作業者は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の中心軸の角度のずれθを解消させるために、第1の高所作業台1aや第2の高所作業台1bを移動させて調整を実施する。
次に、第1の高所作業台1aに連結された連結ステージ5の詳細な構成について説明する。
図5は、本実施形態における第1の昇降ステージと連結ステージとの連結箇所の詳細を示す図である。
連結ステージ5の下面であって、第1の昇降ステージ4aとの連結辺となる一の側辺の両端には、スリーブ35が設けられた連結ステージ側連結部36が構成される。また、第1の昇降ステージ4aの下面であって、連結ステージ5との連結辺となる一の側辺の両端には、連結ステージ側連結部36のスリーブ35と対応するスリーブ37が設けられた、昇降ステージ側連結部38が構成される。連結ステージ側連結部36は、昇降ステージ側連結部38の内側にそれぞれ配置されて、各スリーブ35、37に挿入されたピン39、39によって昇降ステージ側連結部38と連結される。
なお、連結ステージ5を第1の昇降ステージ4aと連結したピン39、39は、引き抜き可能に構成されており、作業内容や移動状況によって連結ステージ5が不要な場合には、適宜取り外しができるようになっている。
ここで、連結ステージ5は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の距離に応じて伸縮可能に構成される。連結ステージ5は、互いにかみ合い可能なかんざし状に形成された固定側足場40と伸長側足場41とがかみ合って構成される。この固定側足場40と伸長側足場41は、連結ステージ伸縮機構(図1においては図示せず)により摺動可能に構成されることにより、対向方向(図示X軸方向)に伸縮することができる。
図6は、本実施形態における連結ステージおよび連結ステージ伸縮機構が縮小状態から伸長状態に移行する例を説明する図であり、(A)は連結ステージの平面図、(B)は連結ステージの正面図である。図7は、本実施形態における連結ステージおよび連結ステージ伸縮機構が伸長状態から縮小状態に移行する例を説明する図であり、(A)は連結ステージの平面図、(B)は連結ステージの正面図である。
連結ステージ伸縮機構42は、固定側足場40に設けられた送り機構43およびプーリ44と、伸長側足場41に設けられた固定部45とで構成される。固定部45は、送り機構43とプーリ44との間に巻回されたワイヤ46に固定されており、送り機構43によりワイヤ46が送られるとこれに連動して固定部45が設けられた伸長側足場41が伸長または縮小するようになっている。すなわち、図6に示すように、送り機構43が例えば図示左周りに回転されると、固定部45はワイヤ46と連動して右方向に移動すると共に、伸長側足場41が伸長方向に移動する。また、図7に示すように、送り機構43が例えば図示右回りに回転されると、固定部45はワイヤ46と連動して左方向に移動すると共に、伸長側足場41が縮小方向に移動する。
このように構成された連結ステージ5は、その自由端側が第1の高所作業台1aと対向配置された第2の高所作業台1bの第2の昇降ステージ4bに掛け渡されて固定される。そして、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとが連結ステージ5によって連結されることにより、広範囲の作業領域を備えた連結式高所作業台が構成される。以下に、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとの連結時の動作について説明する。
図1に示すように、まず、第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1bは、作業領域としての連結式高所作業台を構成する所定の位置に移動されて配置される。このとき、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとは、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとが高さ方向距離を略同じにして対向配置されるように位置決めされる。第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとは、それぞれ第1の昇降操作装置8a、第2の昇降操作装置8bのコントローラ17a、17bを用いて制御されることにより、第1の伸縮支柱3aおよび第2の伸縮支柱3bが伸縮され、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとが高さ方向距離が略同じとなるように調整される。コントローラ17a、17bは、第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1b上にそれぞれ配置された作業員50a、50bにより保持されて操作が行われてもよいし、第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1bから離れた位置に待機する他の作業員によって操作が行われてもよい。
また、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとは、位置調整補助装置を用いて、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の各中心軸に直交する方向(図示Y軸方向)のずれ、および各中心軸の水平方向の角度のずれ(図示X−Y軸平面上の角度のずれ)を調整し、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとを正確に対向配置させる。
第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1bの位置調整が完了すると、第1の高所作業台1aに配置された作業員50aにより、ウインチ機構22のワイヤ巻き戻し操作が行われる。これに伴い連結ステージ5が連結部24を軸に回動を開始し、略水平状態に配置される。なお、ウインチ機構22は電動式に構成してもよいし、手動式に構成してもよい。このとき、連結ステージ5は縮小状態であることが望ましい。連結ステージ5の自由端側が天井や周囲の既設構造物と接触することを回避するためである。
連結ステージ5は略水平状態に配置されると、第1の高所作業台1aと第2の高所作業台1bとの対向方向の距離に合わせて、連結ステージ伸縮機構42により対向方向の長さが調整される。具体的には、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の距離が現在の連結ステージ5の長さ(縮小状態の長さ)よりも大きい場合には、連結ステージ伸縮機構42を用いて連結ステージ5の伸長側足場41を伸長させる操作を行う。
好適な長さに調整され、第2の昇降ステージ4bに掛け渡された連結ステージ5は、例えばネジなどの固定手段(図示せず)を用いて第2の昇降ステージ4bの固定領域25において安定性を有して固定される。これにより第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとが連結ステージ5により連結されて連結式高所作業台が形成される。また、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとに掛け渡された連結ステージ5の長手方向のほぼ中心位置に支柱51、51を取り付けることで、転落防止の親綱52、52を手摺21a、21b間で張ることができる。そして、この連結ステージ5により形成された足場の下部には、第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1bの構成物が何ら存在しない空間部を形成することができるため、既設構造物53の上部に足場を形成して容易に作業領域を設けることができる。
この第1の高所作業台1aは、被連結物としての第2の高所作業台1bと共に、それぞれ個別に足場設置箇所まで移動した後に連結式高所作業台の形成が可能であるため、移動の際にはコンパクトかつ軽量であり、狭隘な設置箇所であっても容易に移動し設置することが可能である。
また、連結ステージ5は長手方向(図示X軸方)に伸縮可能に構成されたため、既設構造物53の寸法に応じて第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bとの対向方向の距離を自由に決定することができる。また、連結ステージ5は、第1の昇降ステージ4aと第2の昇降ステージ4bの昇降に応じて高さ方向(図示Z軸方向)にも調整可能である。このため、足場が形成された作業領域の下部における既設構造物53の有無や寸法によって連結式高所作業台の設置箇所が制限されないため、非常に自由度の高い足場を形成することができる。また、単管足場のように、作業領域に応じてその都度一から組み立てる煩雑な作業も不要である。
さらに、足場を撤去する際には、連結ステージ5を起立状態まで回動させた後、第1の高所作業台1aおよび第2の高所作業台1bは連結が解除されて移動可能となるため、撤去作業についても迅速に実施することができる。また、連結ステージ5は、第1の昇降ステージ4aから取り外すことができるため、作業内容や移動状況によって連結ステージ5を取り外して利用できる点で有効である。
図8は、第1実施形態における高所作業台の他の連結例を示す図である。
図8(A)は、高所作業台を4台連結し、ロ型配置を構成した連結例であり、(B)は、高所作業台を3台連結し、L型配置を構成した連結例である。
図8に示すロ型に配置された連結式高所作業台67のうち、第1の高所作業台61aは、第1の昇降ステージ62aに連結された第1の連結ステージ63を、被連結ステージとしての第2の高所作業台61bの第2の昇降ステージ62bに連結させると同時に、第3の高所作業台61cに連結された(または掛け渡された)連結ステージ64に対する被連結ステージとしての第1の昇降ステージ62aを備えた被連結物になりうる。
例えば、図8(A)で連結された高所作業台のうち、第1の高所作業台61aは、上述した第1の高所作業台1aと同様に、第1の昇降ステージ62aの一の側辺に連結ステージ63が連結可能となっている。第1の高所作業台61aは、この連結ステージ63を第2の高所作業台61bの第2の昇降ステージ62bに掛け渡すことにより、足場を形成する。さらに、第1の高所作業台61aと第2の高所作業台61bと同様に、第3の高所作業台61cと第4の高所作業台61dについても、第3の高所作業台61cに連結された連結ステージ65が第4の高所作業台61dの第4の昇降ステージ62dに掛け渡されて足場を形成する。
また、第1の高所作業台61aと第3の高所作業台61cについても、連結ステージ64が掛け渡されて足場を構成する。さらに、第2の高所作業台61bと第4の高所作業台61dについても、連結ステージ66が掛け渡されて足場を構成し、ロ型に配置された連結式高所足場67を形成することができる。なお、連結ステージ64および66は、第1の高所作業台61a、第3の高所作業台61c間および第2の高所作業台61b、第4の高所作業台61d間で単に掛け渡されてもよいし、第1の高所作業台61aおよび第3の高所作業台61cと第2の高所作業台61bおよび第4の高所作業台61dとのどちらか一方の高所作業台の昇降ステージに連結された連結ステージが他方の高所作業台の昇降ステージに掛け渡されてもよい。
また、図8(B)は3台の高所作業台で連結式高所足場68を形成した例であり、図8(A)の第1の高所作業台61aと第2の高所作業台61bと第3の高所作業台61cを利用してL字型に配置して連結高所足場を形成した例である。
これら高所作業台は、他の高所作業台に連結ステージを掛け渡して連結することができると同時に、被連結物としても機能させることで、作業領域が広範囲な場合であっても、より広い足場を形成することができる。このため、作業領域が離れていたとしても作業領域間をつなげるように足場を構成することにより、作業領域間を移動するたびに高所作業台を降りる必要がなくなり、作業時間を削減することができる。
[第2実施形態]
図9は、本発明に係る高所作業台の第2実施形態を示す図である。図9は、本実施形態における高所作業台1が、昇降ステージ4に対して略垂直方向に伸びて面を構成する壁面70を被連結物として連結式高所作業台を構成した例を示す。なお、第1実施形態と共通する部分は、同一の符号(数字)を付して重複した説明は省略する。
本実施形態における高所作業台1が、第1実施形態における高所作業台と異なる点は、被連結物に対して連結ステージ5を固定する固定手段としてストッパ71を設けた点である。
ストッパ71は、壁面70を押圧し連結ステージ5の荷重および連結ステージ5に付加される鉛直方向の荷重を支持する固定手段である。ストッパ71は、図示しないジャッキなどを利用して水平方向の突出量を調整することができる。
高所作業台1は、例えば壁などの固定物の付近を作業領域とする場合、第1実施形態のように他の高所作業台を被連結物として、対向方向に配置することができない。これに対し、本実施形態における高所作業台1は、ストッパ71を連結ステージ5の自由端側に設けたため、被連結物が壁面70であっても連結ステージ5を水平状態に配置し、かつストッパ71の水平方向の突出量を調整することにより壁面70に対して連結ステージ5を固定させ、安定した足場を構成することができる。
なお、ストッパ71を水平方向に突出させる例を説明したが、これに限らず鉛直方向に突出させることで、連結ステージ5の下部に位置する平面領域や床面などに対してストッパ71が連結ステージ5を支持し、足場を構成することもできる。
本発明に係る高所作業台の第1実施形態を示す図。 本実施形態における第1の高所作業台と第2の高所作業台との位置調整を行う際の外観構成図。 本実施形態における距離調整手段による距離調整例を説明する図であり、(A)は第1の昇降ステージと第2の昇降ステージとの平面図、(B)は第1の昇降ステージと第2の昇降ステージとの正面図。 本実施形態における角度調整手段による角度調整例を説明する図であり、(A)は第1の昇降ステージと第2の昇降ステージとの平面図、(B)は第1の昇降ステージと第2の昇降ステージとの正面図。 本実施形態における第1の昇降ステージと連結ステージとの連結箇所の詳細を示す図。 本実施形態における連結ステージおよび連結ステージ伸縮機構が縮小状態から伸長状態に移行する例を説明する図であり、(A)は連結ステージの平面図、(B)は連結ステージの正面図。 本実施形態における連結ステージおよび連結ステージ伸縮機構が伸長状態から縮小状態に移行する例を説明する図であり、(A)は連結ステージの平面図、(B)は連結ステージの正面図。 第1実施形態における高所作業台の他の連結例を示す図。 本発明に係る高所作業台の第2実施形態を示す図。
符号の説明
1 高所作業台
2 作業台ベース
3 伸縮支柱
4 昇降ステージ
5 連結ステージ
6 キャスタ
7 アウトリガー
8 昇降操作装置
11 作動流体供給ポート
12 配管
13 電磁弁
14 電動ポンプ
15 タンク
16 電源
17 コントローラ
18 空気抜き弁
20 ラダー
21 手摺
22 ウインチ機構
23 ワイヤ
24 連結部
25 固定領域
30 レーザ発光器
31 レーザ受光器
32 位置調整用表示器
35 スリーブ
36 連結ステージ側連結部
37 スリーブ
38 昇降ステージ側連結部
39 ピン
40 固定側足場
41 伸長側足場
42 連結ステージ伸縮機構
43 送り機構
44 プーリ
45 固定部
46 ワイヤ
50 作業員
51 支柱
52 親綱
53 既設構造物
61 高所作業台
62 昇降ステージ
63,64,65,66 連結ステージ
67、68 連結式高所足場
70 壁面
71 ストッパ

Claims (9)

  1. 走行自在に構成された作業台ベースと、
    前記作業台ベースに対して略垂直に立設固定され、立設方向に伸縮自在な伸縮支柱と、
    前記伸縮支柱の上端に前記伸縮支柱に対して略垂直に固定された昇降ステージと、
    前記昇降ステージの側辺に連結されて略水平状態と起立状態との間を回動自在であり、かつ自由端側が被連結物に連結可能な連結ステージとを備えたことを特徴とする高所作業台。
  2. 前記連結ステージは、前記昇降ステージと前記被連結物との距離に応じて伸縮可能である請求項1記載の高所作業台。
  3. 前記被連結物は、前記昇降ステージと略同形状の被連結ステージであって、前記昇降ステージに対して高さ方向距離を略同じにして対向配置された被連結ステージを少なくとも備えた他の高所作業台であり、
    前記連結ステージの前記自由端側が、対向する前記被連結ステージの側辺に連結された請求項1記載の高所作業台。
  4. 前記昇降ステージと前記被連結ステージとを対向配置させる場合、前記昇降ステージおよび前記被連結ステージの対向方向の各中心軸の水平面における直交方向のずれを検出する距離調整手段をさらに備えた請求項3記載の高所作業台。
  5. 前記昇降ステージと前記被連結ステージとを対向配置させる場合、前記昇降ステージおよび前記被連結ステージの対向方向の各中心軸の水平面における角度のずれを検出する角度調整手段をさらに備えた請求項3記載の高所作業台。
  6. 前記距離調整手段および前記角度調整手段は、前記昇降ステージおよび前記被連結ステージの対向方向の各中心軸上に対向配置された一対のレーザ発光器とレーザ受光器を備え、前記レーザ発光器から発光されたレーザ光が前記レーザ受光器において受光されるか否かにより前記ずれを検出する請求項4または5記載の高所作業台。
  7. 前記被連結物は、前記昇降ステージに対して略垂直方向に伸びた壁面であり、
    前記連結ステージは、その自由端側に、前記壁面を押圧し前記連結ステージおよび前記連結ステージに付加される鉛直方向の荷重を支持するストッパを備えた請求項1記載の高所作業台。
  8. 前記昇降ステージには、前記連結ステージを略水平状態と起立状態との間を回動させるウインチ機構を備えた請求項1記載の高所作業台。
  9. 前記昇降ステージは、連結された前記連結ステージを前記被連結物に連結させると同時に、他の高所作業台に連結された連結ステージに対する被連結ステージになることができ、2の前記高所作業台と同時に連結可能である請求項1記載の高所作業台。
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