JP2000198671A - 輸送可能なクレ―ン - Google Patents

輸送可能なクレ―ン

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JP2000198671A
JP2000198671A JP11187711A JP18771199A JP2000198671A JP 2000198671 A JP2000198671 A JP 2000198671A JP 11187711 A JP11187711 A JP 11187711A JP 18771199 A JP18771199 A JP 18771199A JP 2000198671 A JP2000198671 A JP 2000198671A
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boom
crane
lower boom
upper boom
turntable
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JP11187711A
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Henry D Barthalow
ヘンリー・デイビッド・バーサロウ
Jon E Fleagle
ジョン・エルビン・フリーグル
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Original Assignee
Grove US LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送可能な他目的クレーンを提供する。 【解決手段】 クレーンは、アウトリガー52を両端部
に備えた台50を有する。回転中心軸55を有するター
ンテーブル54は、アウトリガー52の間において、台
50に回転可能に取付けられている。下部ブーム56
は、第1及び第2の端部を有し、第1の端部でターンテ
ーブル54に回転可能に取付けられている。下部ブーム
56は、回転中心軸55に関して第1の方向に向く伸縮
ブームである。上部ブーム64は、第1及び第2の端部
を有し、第1の端部で下部ブーム56の第2の端部に回
転可能に取付けられている。上部ブーム64の第2の端
部は荷重運搬装置を支持する。上部ブーム64は、回転
中心軸55に関して第1の方向とは反対方向の第2の方
向に向く伸縮ブームである。荷重運搬装置が荷重を運搬
する際に下部ブーム56がカウンタウェイトとして機能
することにより、クレーンは別個のカウンタウェイトを
要しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良されたアップ
アンドオーバー能力を有し、バランスウェイトを必要と
しない、輸送可能な伸縮(テレスコープ型)ブームクレ
ーンに関する。
【0002】
【発明の背景】ほとんど全ての作業場で、クレーンが重
い荷重を目が眩む高さまで持ち上げるのを目にすること
ができる。しかしながら、移動式伸縮ブームクレーンの
使用は、最も熟練した建設クルーにとってさえ、多くの
業務上の問題を提示する可能性がある。クレーンを作業
場に運ぶことに関して、さらに、選択されたクレーンが
割り当てられたタスクを作業場で一度で実行できるかど
うかに関して問題が発生する。例えば、図1に示される
ような、標準的なアップアンドオーバーリフトを考え
る。図1は、ビル建設が進行中であって、機材を地上か
らビル最上部に持ち上げる必要がある場合を示す。
【0003】このアップアンドオーバーリフトを行うの
に必要なクレーンの大きさを決定する際に、いくつかの
ファクターが重要な役割を果たす。これらのファクター
には、リフト高さ、ブームの長さ、リフト半径、空間的
制約、及び荷重の大きさが含まれる。リフト高さとは、
荷重を持ち上げる必要のある高さであり、荷重を持ち上
げるためにブームが到達する必要のある高さに直接影響
を及ぼす。したがって、リフト高さは、荷重を持ち上げ
るために必要なブーム長さにも影響を与える。リフト半
径とは、持ち上げ中における、荷重とクレーンとの間の
距離である。当業者に知られているように、持ち上げ中
にクレーンがひっくり返らないようにするために、クレ
ーンからの荷重の距離が大きいほど、クレーンを重くす
る必要がある。リフト半径もまた、ブーム長さに影響を
及ぼす。
【0004】私たちの市や町はますます密集化されてい
るので、空間的制約というファクターは重要度を増して
きている。空間的制約は、リフト半径とブーム長さに直
接影響を及ぼす傾向がある。例えば、特定の作業場にお
ける空間的制約により、荷重の近くにクレーンを配置で
きない場合を考える。別の見方をすれば、荷重を持ち上
げるために必要なクレーンは、仮に荷重の近くに配置さ
せるとしても、荷重の近くで利用できるスペースに対し
てあまりに大きすぎる場合である。したがって、クレー
ンを荷重から遠く離して配置する必要が生じ、この結
果、リフト半径が増加するので、荷重を持ち上げるため
により大きなクレーンが必要となる。さらに、障害物が
ブームの運動を制限することも考えられ、これはリフト
半径及びブーム長さの増加につながる。リフト半径に関
して、ブームが長くなるほど、荷重を持ち上げるのに必
要なクレーンは、より長いブームを有することになるの
で、より大きくなる。
【0005】クレーンは、その持ち上げ能力に基づく、
トン数に応じた規格化された級が与えられる。例えば、
100トン伸縮ブームクレーンは、伸縮ブームを完全に
収縮させた最小半径の状態で、100トンを持ち上げ
る。一方、1トンクレーンは、ブームを完全に収縮させ
た最小半径の状態で、1トンを持ち上げる。
【0006】別の例として、10トンを、クレーンから
の半径を10フィートで、100フィート、75フィー
ト、及び40フィート持ち上げることを考える。100
フィートまで荷重を持ち上げるためには、従来の100
トンクレーンが必要であり、75フィートまで荷重を持
ち上げるためには、従来の50トンクレーンが必要であ
り、40フィートまで荷重を持ち上げるためには、従来
の25トンクレーンが必要である。
【0007】図1に示すアップアンドオーバーリフトに
戻って、ビルの片側にある荷重をビルの最上部に持ち上
げる必要がある場合を考える。図1に示されるように、
ビルの高さは40フィートで幅が60フィートである。
しかしながら、空間的制約のために、クレーンは、ビル
に関して荷重の反対側に配置する必要がある。それゆえ
にアップアンドオーバーリフトの名がある。
【0008】図1にはまた、別のタイプの空間的制約、
すなわちビルが示されている。ビルは、持ち上げ中のブ
ームの配置を制限する。すなわち、持ち上げ中にブーム
がビルの上端部に触れずに通過するために、クレーンは
ビルと所定の距離をあけて配置する必要がある。したが
って、ブームの高さはかなり増加する。図示された従来
のクレーンを用いて、図1のアップアンドオーバーリフ
トを行うためには、少なくとも70トンクレーンが必要
である。この大きさの従来のクレーンのみが、荷重を持
ち上げるのに十分な長さのブーム構造を有する。荷重に
応じて、又は異なるタイプの従来のクレーンを用いる場
合、さらに大きなクレーンが必要となる可能性がある。
【0009】さらに、ビルに関して荷重と同じ側にクレ
ーンを配置することができないような空間的制約が、ビ
ルの周囲全てに存在する可能性がある。その結果、クレ
ーンを荷重からさらに離れた位置に配置する必要があ
り、これにより、荷重を持ち上げるためにさらに大きな
クレーンが必要となる。加えて、従来のクレーンは、ク
レーンが転倒するのを防止するために、バランスウェイ
トを必要とする。持ち上げるべき荷重が大きくなるほ
ど、さらに/又はリフト半径が大きくなるほど、必要と
されるバランスウェイトが大きくなり、さらに/又はバ
ランスウェイトが、台と連結したままで台から離れて配
置する必要がある。したがって、バランスウェイトを台
からどれだけ離して配置するか(すなわち後端旋回半
径)は、クレーンを適正に操作するために必要なスペー
スの量にかなり影響を与える。
【0010】荷重を持ち上げるのに十分な大きさのクレ
ーンを選択した後、建設クルーは、今度は、クレーンを
作業場に運ぶ問題に直面する。最もよいのは、クレーン
を作業場まで運転することである。残念ながら、道路に
かかる荷重を規制する様々な法律が存在する。したがっ
て、荷重を持ち上げるために70トンクレーンが必要で
あっても、最大で50トンクレーンまでしか作業場まで
の道路上を移動する許可がおりない可能性がある。さら
に、作業場自体の条件により、そうした大きなクレーン
を支えることができない可能性もある。
【0011】従来のクレーンは、その後端旋回半径が大
きく、またブーム形状が制限されている。このように、
建設クルーは通常、従来のクレーンを用いてアップアン
ドオーバーリフトを行う際に、上で述べた多くの問題を
経験する。
【0012】図2a〜4は、上記欠点の一つ又はそれ以
上を有する、従来の種々の多重ブームクレーンの形状を
示す概略図である。図2a及び図2bは、リーブヘア氏
によって発行された米国特許第3、572、517号に
記載された輸送可能なクレーンを表わす。図2aに示す
ように、リーブヘア氏のクレーンは、台20に設けられ
た回転台2を有する。台20は、各端部上のアウトリガ
ー4により支持されている。台2に対し、荷重運搬フッ
ク18を支持する伸縮マスト(支柱)6が回転可能に連
結されている。油圧シリンダ10は、伸縮マスト6の昇
降を行う。伸縮マスト6の最上部には、ジブ8が配置さ
れている。台2の端部には、クレーンが転倒するのを防
止するために、移動可能なカウンタウェイト16が配置
されている。カウンタウェイト16は、台2に対して移
動可能であり、カウンタウェイトの効果を増加するため
には、台2から離れるようにカウンタウェイト16を移
動する。
【0013】図2bは、リーブヘア氏により開示された
輸送可能クレーンの別の形態を示す。この構成によれ
ば、油圧シリンダ10は、台2に対し垂直にマスト6を
配置して、回転タワークレーンを形成する。伸縮マスト
6の延長部とともに滑車・ケーブルシステム12を用い
て、垂直マスト6に対してジブ8を回転させる。図2b
に示されるように、ジブ8は荷重運搬フック14を支持
する。リーブヘア氏のクレーンにおいて、マスト6が台
2に対して垂直に配置される場合、ジブ8は、荷重運搬
フック14を介して荷重を支持するためのみに用いるこ
とができる。
【0014】図3は、従来の多重ブームクレーンの別の
構成を示す。このクレーン構成は、図1のアップアンド
オーバーリフトの例に用いられたものである。図3に示
すように、このクレーンは、アウトリガー32により支
持された台30を有する。第1の伸縮ブーム34は、台
30に回転可能に取付けられた第1の端部を有する。第
1のブーム34は、台30の第1の端部の方向に向くと
ともに、油圧シリンダ38により昇降する。第2の伸縮
ブーム36は、第1のブーム34の第2の端部に対し回
転可能に連結されている。第2のブーム36もまた、第
1のブーム34と同様に、台30の第1の端部の方向に
向くとともに、油圧シリンダ40により第1のブーム3
4に対する昇降を行う。第2のブーム36は、荷重運搬
フック42を支持する。クレーンが転倒するのを防止す
るために、カウンタウェイト44が台30の第2の端部
に配置されている。
【0015】図4は、図3のクレーンを示すとともに、
第1のブーム34が台30に対する最大の高さまで持ち
上げられた状態を示す。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輸送可能な
クレーンは、両端に配置されたアウトリガーを備えた台
と、台に回転可能に取付けられ且つ台の両端部に位置す
るアウトリガーの間に配置されるとともに、回転中心軸
を備えたターンテーブルとを有する。下部ブームは、第
1及び第2の端部を有し、第1の端部がターンテーブル
に回転可能に取付けられている。下部ブームは、回転中
心軸に関して第1の方向に向き、荷重を運搬するための
荷重運搬装置を支持しない。上部ブームは、第1及び第
2の端部を有し、第1の端部が下部ブームの第2の端部
に回転可能に取付けられている。上部ブームは、回転中
心軸に関して第1の方向とは反対方向の第2の方向に向
く。
【0017】本発明の別の目的・特徴・特性、本発明を
構成する各部材の使用・動作・機能、部材の組み合わ
せ、及び建設の経済性は、好適な実施形態に関する以下
の詳細な説明と、本願の一部を形成する添付図面とから
明らかになると考えられる。なお、添付図面において、
同一の符号は、全ての図面にわたって同一の部材を表わ
す。
【0018】本発明は、以下に与えられる詳細な説明と
添付図面によりより明らかにされると考えられるが、こ
れらは、例として示されているだけであり、本発明を限
定するものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の一実施形態に係
るクレーンの側面図を示し、図7、8、9はそれぞれ、
本発明に係るクレーンの正面図、背面図、上面図を示
す。図5に示すように、クレーンは、伸縮可能な前部及
び後部アウトリガー52を備えた台50を有する。クレ
ーンが作業場に到着すると、アウトリガー52を展開
し、これにより、台50を地面から持ち上げるとともに
台50を水平に配置させる。
【0020】台50に対してターンテーブル54が回転
可能に取付けられ、このターンテーブル54は回転中心
軸55を有する。ピボット連結部57においてターンテ
ーブル54に対し下部ブーム56が回転可能に取付けら
れ、この下部ブーム56は、回転中心軸55に対して所
定の方向に伸びている(すなわち向いている)。ピボッ
ト連結部57を回転中心軸の反対側に設けることができ
ることは、本開示内容から当業者により理解されると考
えられる。下部ブーム56は、ベースセクション58と
フライセクション62とを有する、複数セクションから
なる伸縮ブームである。ターンテーブル54と下部ブー
ム56との間に連結された下部ブーム昇降シリンダ84
は、下部ブーム56の昇降を制御する。下部ブーム56
はまた、図6Aに示すようなテレスコープ機構を有す
る。この機構によれば、種々のブームセクションは、こ
れらブームセクション間に且つ下部ブーム56内に設け
られた油圧シリンダ/ピストンアセンブリにより、又は
従来の方法で、あるいは他の従来のブーム伸長機構を用
いて、テレスコープ式に互いに相対的に移動できるよう
になっている。
【0021】図6Aに示されるように、下部ブーム56
用のテレスコープ機構は、一段式の伸縮シリンダ200
を有する。伸縮シリンダ200は、ベースセクション5
8及びフライセクション62に連結されている。作動
中、伸縮シリンダ200が伸縮することにより、フライ
セクション62がベースセクション58に対する伸縮を
行う。
【0022】ピボット連結部66において下部ブーム5
6に対し上部ブーム64が回転可能に連結され、この上
部ブーム64は、回転中心軸55に関して下部ブーム5
6が向く方向とは反対方向に向いている。上部ブーム6
4は、ベースセクション68、内側中央セクション7
0、中央セクション72、外側中央セクション74及び
フライセクション76を備えた複数セクション伸縮ブー
ムである。上部ブーム64と下部ブーム56との間に連
結された上部ブーム昇降シリンダ86は、上部ブーム6
4の昇降を制御する。
【0023】図6Bに示されるように、上部ブーム64
はテレスコープ機構を有する。この機構によれば、種々
のブームセクションは、これらブームセクション間に且
つ上部ブーム64内に設けられた油圧シリンダ/ピスト
ンアセンブリにより、又は従来の方法で、あるいは他の
従来のブーム伸長機構を用いて、テレスコープ式で互い
に相対的に移動できるようになっている。図6Bに示さ
れるように、上部ブーム64用のテレスコープ機構は、
ロッド302と、第1のシリンダ304と、第2のシリ
ンダ306とを備えた二段式の伸縮シリンダ300を有
する。
【0024】ロッド302はベースセクション68に連
結され、第1のシリンダ304は内側中央セクション7
0に連結され、第2のシリンダ306は中央セクション
72に連結されている。第1の伸長用滑車308が第2
のシリンダ306の端部に取付けられ、第1の伸長用ケ
ーブル312が、内側中央セクション70の基部側の端
部と外側中央セクション74の基部側の端部とに連結さ
れている。第2の伸長用滑車310が外側中央セクショ
ン74の末端側の端部に連結され、第2の伸長用ケーブ
ル314が、中央セクション72の末端側の端部とフラ
イセクション75の基部側の端部とに連結されている。
第1の収縮用滑車316が中央セクション72の基部側
の端部に連結され、第1の収縮用ケーブル318が、内
側中央セクション70の末端側の端部と外側中央セクシ
ョン74の基部側の端部とに連結されている。第2の収
縮用滑車320が外側中央セクション74の基部側の端
部に取付けられ、第2の収縮用ケーブル322が、フラ
イセクション75の末端側の端部と第2のシリンダ30
6の末端側の端部とに連結されている。
【0025】動作中、第1のシリンダ304が伸縮する
ことにより内側中央セクション70が伸縮する。第2の
シリンダ306が伸縮することにより中央セクション7
2が伸縮する。第1の伸長用滑車308及び第1の伸長
用ケーブル312により、外側中央セクション74は、
中央セクション72の伸長と同時に伸びる。第2の伸長
用滑車310及び第2の伸長用ケーブル314により、
フライセクション75は、外側中央セクション74の伸
長と同時に伸びる。第1の収縮用滑車316及び第1の
収縮用ケーブル318により、外側中央セクション74
は、中央セクション72の収縮と同時に縮む。第2の収
縮用滑車320及び第2の収縮用ケーブル322によ
り、フライセクション75は、外側中央セクション74
の収縮と同時に縮む。
【0026】上部ブーム64と下部ブーム56は直列式
に並んでいる。また、図5及び図8に示すように、台5
0はU字型の溝400を有し、その結果、下部ブーム5
6は、下部ブーム昇降シリンダ84により完全に収縮し
た状態で、台50内に部分的に収容されるとともに水平
に配置される。上部ブーム昇降シリンダ86及び下部ブ
ーム昇降シリンダ84が完全に収縮すると、上部ブーム
64は、水平方向に対し負の角度をとる。上部ブーム昇
降シリンダ86及び下部ブーム昇降シリンダ84が上述
のように完全に収縮した状態での、下部ブーム56及び
上部ブーム64の位置は、運転室82内のオペレータか
らはっきり見えるように設定されている。また、別の実
施形態において、上部ブーム昇降シリンダ86及び下部
ブーム昇降シリンダ84が上述のように完全に収縮した
状態で、上部ブーム64は、運転室82内のオペレータ
からほぼはっきり見える限りにおいて、水平方向に対し
−2°〜12°、好適には負の角度をとることができ
る。
【0027】上部ブーム64上には、上部ブームホイス
ト78と補助ホイスト79とが配置されている。図1
0、11、12に示されるように、上部ブームホイスト
78は、持ち上げ用ケーブル85の展開を制御する。こ
のケーブル85は、ブームノーズ(突起)アセンブリ8
7により上部ブーム64の終端部で支持されるととも
に、荷重運搬フックアセンブリ89又は別のよく知られ
た荷重運搬装置に連結されている。図示はされないが、
補助ホイスト79は、リフト操作を行う際に、必要なら
ば、上部ブームホイスト78を補助する。図13及び図
14に関して以下にさらに詳しく説明するように、上部
ブーム64は、ケーブルに連結された荷重運搬装置をの
み支持するわけではない。
【0028】オペレータ運転室82は、ターンテーブル
54に連結されるとともに、クレーンの操縦装置を有す
る。オペレータ運転室82は、回転可能な運転室であ
り、台50のいずれの端部にも向くように回転できる。
クレーン用の操縦装置は、公知の操縦装置であり、荷重
モーメント表示(LMI)電子システム100を有す
る。LMIシステム100は、後で詳しく述べる、経験
により決められた操作限界内にクレーンを維持する際
に、オペレータを補助するようにプログラミングされて
いる。当業者により知られているように、公知のLMI
システムは、ブーム角、ブーム長さ、クレーン上に積載
した荷重など、クレーンの動作特性をモニタするととも
に、クレーンが望ましくない動作特性を持とうとする場
合にオペレータに警告を発する。
【0029】例えば、LMIシステムは、クレーンが転
倒する可能性のある方法で荷重を持ち上げる場合にクレ
ーンのオペレータに警告することにより、オペレータを
補助する。本発明に係るLMIシステム100は同じよ
うに作動するが、動作特性が従来のクレーンとはかなり
異なる。好適な実施形態において、本発明に係るLMI
システム100は、PAT・イクイップメント・コーポ
レーション(株)により製作されたDS350Gであ
り、これは、経験により決められた操作限界(後述)内
にクレーンを維持する際に、オペレータを補助するよう
にプログラミングされている。
【0030】本発明に係るクレーンを設計するにあたっ
て、本発明者らは、荷重を持ち上げる際に、以下のファ
クターがクレーンの重心(すなわち、台50、下部ブー
ム56、上部ブーム64、及び持ち上げ中の荷重を合わ
せた重心)に影響を与えることを見出した。ファクタ
ー:下部ブーム56の長さ・重さ、上部ブーム64の長
さ・重さ、台50の両端に配置された、前部アウトリガ
ー52と後部アウトリガー52との間の距離、アウトリ
ガー伸長長さ、回転中心軸55から台50の両端のアウ
トリガー52までの距離(これにより、アウトリガー5
2に対する下部ブームピボット連結部57が決ま
る。)、台50の重さ、下部ブーム56と台50との水
平状態での角度(下部ブーム角)、上部ブーム64と台
50との水平状態での角度(上部ブーム角)、及び上部
ブーム64により支持された荷重の大きさ。当業者によ
り理解されるように、これらのファクターのいくつか
は、変動可能なクレーン動作特性である。
【0031】続いて、本発明者らは、クレーンの重心
が、持ち上げ動作中、台50の両側にあり地面と接触す
るアウトリガー52の間に留まるように、クレーンを設
計できれば、持ち上げ動作中にはカウンタウェイトが不
要となることを見出した。さらに、本発明者らは、回転
中心55に関して下部ブーム56と上部ブーム64を互
いに反対方向に向くように配置することにより、持ち上
げ動作中に、下部ブーム56がカウンタウェイトとして
機能することに気が付いた。すなわち、荷重を持ち上げ
る際に、上部ブーム64の重心は、クレーンの重心を一
方向に移動させるように作用するが、下部ブーム56の
重心は反対の効果を有する。したがって、クレーンの動
作特性(例えば、下部ブーム角や上部ブーム角など)
を、LMIシステムを介して、経験によって決められた
限界の範囲内に保つことにより、地面と接触する両アウ
トリガー52の間で定義される領域内に、クレーンの重
心を保持することが可能となる。
【0032】経験に基づく設計方法を用いて、本発明者
らは、クレーンの重心が台50の両端にあるアウトリガ
ー52間に保持されるように、上記ファクターを定め
た。クレーンの可変動作特性であるこれらのファクター
に対し、動作の範囲が経験的に決定される。様々な重さ
を持った荷重を様々なリフト半径且つ様々なリフト高さ
で持ち上げる場合、例えば、下部ブーム角と上部ブーム
角の範囲は経験的に決定される。続いて、LMIシステ
ムに対して、経験的に決定される動作特性限界に関する
プログラミングを行う。当業者により容易に理解される
ように、上述した開示内容に基づいて、当業者は上記フ
ァクターを経験的に決定し、これにより、過度の実験を
行うことなく、所望の動作特性を満足するクレーンを得
ることができる。
【0033】本発明に係るクレーンの重心がアウトリガ
ー52間に留まるので、本発明に係るクレーンにカウン
タウェイトは不要である。その結果、本発明に係るクレ
ーンには後端部において旋回するものがない。さらなる
利点として、クレーンは、同じリフト動作を行う従来の
クレーンよりかなり軽く、したがって、道路を移動する
際の車軸あたりの荷重が小さい。
【0034】さらに、本発明に係るクレーンの等級は、
所定のカウンタウェイトを加えることにより、容易に上
げることが可能である。
【0035】次に、本発明に係るクレーンの動作につい
て図11〜13を参照して説明する。図10は、下部ブ
ーム56が収容位置にある場合の、上部ブーム64の種
々の可能な位置を示す。図10に示されるように、上部
ブームホイスト78は、上部ブーム64により支持され
且つ荷重運搬フック89に連結されたケーブル85の展
開を制御する。図10にさらに示されるように、上部ブ
ーム64を、上部ブーム昇降シリンダ86により、複数
の上部ブーム角に持ち上げることができる。図11に
は、上部ブーム64が上部ブーム角0°から上部ブーム
角70°まで移動できることが示されているが、上部ブ
ーム64は、クレーンの重心をアウトリガー52間に保
持するなら0°と90°の間のいずれの上部ブーム角を
とることができる。
【0036】図11及び図12は、図10に類似してい
るが、図11では、下部ブーム56が持ち上げられ且つ
収縮した状態が示され、図12では、下部ブーム56が
持ち上げられ且つ伸長した状態が示されている点が異な
る。図11及び図12には、上部ブーム64が上部ブー
ム角0°から上部ブーム角80°まで移動できることが
示されているが、上部ブーム64は、クレーンの重心を
アウトリガー52間に保持するなら、負の角度を含めて
90°以下のいずれの上部ブーム角をとることができ
る。さらに、図11及び図12には、特定の下部ブーム
角を有する下部ブーム56が示されているが、下部ブー
ム角は、クレーンの重心がアウトリガー52間に留まる
限り種々の値をとることができる。
【0037】図13は、本発明に係るクレーンの実施例
を示し、この図には、上部ブーム64が作業台200を
支持するのが示されている。よく知られた従来の支持ブ
ラケット202は、作業台200をブームノーズアセン
ブリ87に連結する。親ピストン204がブームノーズ
アセンブリ87と作業台200との間に連結されるとと
もに、該親ピストン204は、回転ポイント206周り
に作業台200を配置し、これにより、子ピストン20
8の運動に応答して作業台200が水平に保たれる。子
ピストン208は、上部ブーム64と下部ブーム56と
の間に連結されている。上部ブーム64により、子ピス
トン208は、上部ブーム64が持ち上げられるにした
がって収縮することができ、また、上部ブーム64によ
り、子ピストン208は、上部ブーム64が下降するに
したがって伸長することができる。管210が子ピスト
ン208と親ピストン204を液体接続し、これによ
り、子ピストン208から出たり入ったりする作動液
が、これらピストンの動作を制御するために、親ピスト
ン204に入ったり出たりする。
【0038】図14は、本発明に係るクレーンの実施例
を示し、この図には、上部ブーム64がフォークリフト
300を支持するのが示されている。図13に関して上
述したものと同一の、公知の支持ブラケット202、親
シリンダ204、子シリンダ208、及び管210は、
フォークリフト300をブームノーズアセンブリ87に
連結するとともに、上部ブーム64が動作範囲にある間
フォークリフト300を水平に保持する。
【0039】図15は、図1に示されるアップアンドオ
ーバーリフトを行う、本発明に係るクレーンを示す。し
かしながら、本発明に係るクレーンは、下部ブーム56
に対する上部ブーム64の独自の配置により、同一の昇
降作業を行うために40トンの等級を有するものであれ
ば十分である。この利点を得る際のファクターには、下
部ブーム56による、リフトの全体高さに対する寄与
と、伸縮セクションを下部ブーム56と上部ブーム64
に加えることにより得られる、ブームの全体高さに対す
る増加効果とが含まれる。さらに、カウンタウェイトが
不要なので、本発明に係るクレーンは、従来のクレーン
に比べて、後端旋回半径がかなり小さい。
【0040】本発明によれば、かなり小さなクレーンが
従来のかなり大きなクレーンと同じリフトを、より小さ
なスペースで行うことができるので、本発明に係るクレ
ーンは、従来のクレーンの据え付けを禁止する制約のあ
る空間でもそのような空間的制約を受けることがない。
加えて、本発明に係るより軽量のクレーンは、作業場に
よりアクセスし易く、道路上の荷重制限を満たすもので
ある。
【0041】最も実際的で且つ好適な実施例として現在
考えられるものに関連して、本発明の説明を行ったが、
本発明は、開示された実施例に限定されるものではな
く、添付の請求項の精神及び範囲に含まれる種々の変形
例及び等価な構成を包含すると理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アップアンドオーバーリフトを行う従来のク
レーンを示す図。
【図2a〜図4】 従来のクレーン構成を示す概略図。
【図5】 本発明の一実施形態に係るクレーンの側面
図。
【図6Aと図6B】 本発明に係るクレーンの下部ブー
ム及び上部ブームのテレスコープ機構を示す図。
【図7〜図9】 本発明に係るクレーンの正面図、後面
図、及び上面図。
【図10〜図12】 種々の位置に配置された下部ブー
ムに対する、上部ブームの可能な位置を示す図。
【図13】 上部ブームが作業台を支持した、本発明に
係るクレーンの実施形態を示す図。
【図14】 上部ブームがフォークリフトを支持した、
本発明に係るクレーンの実施形態を示す図。
【図15】 図1の従来のクレーンに関して示されたの
と同じアップアンドオーバーリフトを行う、本発明に係
るクレーンを示す図。
【符号の説明】
50:台、52:アウトリガー、54:ターンテーブ
ル、55:回転中心軸、56:下部ブーム、64:上部
ブーム、82:運転室、84:シリンダ、86:シリン
ダ、200:作業台、300:フォークリフト、40
0:溝。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月18日(1999.11.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6A】
【図6B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エルビン・フリーグル アメリカ合衆国17268ペンシルベニア州ウ ェインズボロ、フェアーマウント・アベニ ュー319番

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送可能なクレーンであって、 両端に配置されたアウトリガー(52)を有する台(5
    0)と、 上記台(50)に回転可能に取付けられ、上記台(5
    0)の両端に位置する上記アウトリガー(52)の間に
    配置され、回転中心軸(55)を有するターンテーブル
    (54)と、 上記ターンテーブル(54)に回転可能に取付けられた
    第1の端部を有し、また第2の端部を有し、上記回転中
    心軸(55)に関して第1の方向に向いた下部ブーム
    (56)と、 上記下部ブーム(56)の上記第2の端部に回転可能に
    取付けられた第1の端部を有し、また第2の端部を有
    し、上記回転中心軸(55)に関して上記第1の方向と
    は反対方向の第2の方向に向いた上部ブーム(64)
    と、 上記下部ブーム(56)、上記上部ブーム(64)及び
    上記台(50)を合わせた重心が、上記台(50)の両
    端に位置する上記アウトリガー(52)の間の範囲にあ
    り、その結果上記クレーンが別個の釣合い重いを必要と
    しないように、上記クレーンが所定の動作範囲を超える
    のを防止するとともに、上記下部ブーム(56)及び上
    記上部ブーム(64)を制御する電子制御装置(10
    0)と、を有することを特徴とするクレーン。
  2. 【請求項2】 上記下部ブーム(56)が伸縮ブームで
    あることを特徴とする請求項1のクレーン。
  3. 【請求項3】 上記上部ブーム(64)が伸縮ブームで
    あることを特徴とする請求項2のクレーン。
  4. 【請求項4】 上記上部ブーム(64)が伸縮ブームで
    あることを特徴とする請求項1のクレーン。
  5. 【請求項5】 上記上部ブーム(64)は、荷重を運搬
    するための荷重運搬手段を支持することを特徴とする請
    求項1のクレーン。
  6. 【請求項6】 上記荷重運搬手段が作業台(200)で
    あることを特徴とする請求項5のクレーン。
  7. 【請求項7】 上記荷重運搬手段がフォークリフト(3
    00)であることを特徴とする請求項5のクレーン。
  8. 【請求項8】 上記電子制御装置(100)は、上記下
    部ブーム(56)の第2の端部が上記回転中心軸(5
    5)を超える位置まで、上記下部ブーム(56)が回転
    するのを防止することを特徴とする請求項1のクレー
    ン。
  9. 【請求項9】 上記電子制御装置(100)は、上記下
    部ブーム(56)が上記台(50)に対して90°以上
    の角度をとることを防止することを特徴とする請求項1
    のクレーン。
  10. 【請求項10】 上記上部ブーム(64)は、荷重を運
    搬するための荷重運搬手段を支持することと、 上記下部ブーム(56)と、上記上部ブーム(64)
    と、上記台(50)と、上記荷重運搬手段により運搬さ
    れる荷重とを合わせた重心が、上記台(50)の両端に
    位置する上記アウトリガー(52)の間の範囲にあり、
    その結果上記クレーンが別個の釣合い重いを必要としな
    いように、上記電子制御装置(100)が上記下部ブー
    ム(56)及び上記上部ブーム(64)を制御すること
    とを特徴とする請求項1のクレーン。
  11. 【請求項11】 上記ターンテーブル(54)と上記下
    部ブーム(56)との間に連結されるとともに、上記下
    部ブーム(56)の両側に設けられた第1及び第2の伸
    縮シリンダ(84)をさらに有し、 上記台(50)には溝(400)が形成されることと、
    上記下部ブーム(56)は、上記第1及び第2の伸縮シ
    リンダ(84)が収縮されると、水平となって溝(40
    0)内に収容されることとを特徴とする請求項1のクレ
    ーン。
  12. 【請求項12】 上記下部ブーム(56)の上記第2の
    端部と上記上部ブーム(64)との間に連結されるとと
    もに、上記上部ブーム(64)の両側に設けられた第3
    及び第4の伸縮シリンダ(86)をさらに有し、 これら第3及び第4の伸縮シリンダ(86)が収縮され
    ると、上記上部ブーム(64)が水平方向に対して負の
    角度をとることを特徴とする請求項11のクレーン。
  13. 【請求項13】 上記ターンテーブル(54)上に配置
    されたオペレータ運転室(82)をさらに有し、 上記第1、第2、第3及び第4の伸縮シリンダ(84、
    86)が収縮されると、上記オペレータ運転室(82)
    からオペレータが上記上部ブーム(64)を見ることが
    できることを特徴とする請求項12のクレーン。
  14. 【請求項14】 輸送可能なクレーンであって、 両端に配置されたアウトリガー(52)を有する台(5
    0)と、 上記台(50)に回転可能に取付けられ、上記台(5
    0)の両端部に位置する上記アウトリガー(52)の間
    に配置され、回転中心軸(55)を有するターンテーブ
    ル(54)と、 上記ターンテーブル(54)に回転可能に取付けられた
    第1の端部を有し、また第2の端部を有し、上記回転中
    心軸(55)に関して第1の方向に向いた下部ブーム
    (56)と、 上記下部ブーム(56)の上記第2の端部に回転可能に
    取付けられた第1の端部を有し、また第2の端部を有
    し、荷重を運搬するための荷重運搬手段を支持し、上記
    回転中心軸(55)に関して上記第1の方向とは反対方
    向の第2の方向に向いた上部ブーム(64)と、 上記荷重運搬手段が荷重を運搬する際に上記下部ブーム
    (56)がカウンタウェイトとして機能し、その結果上
    記クレーンが別個のカウンタウェイトを必要としないよ
    うに、上記クレーンが所定の動作範囲を超えるのを防止
    するとともに、上記下部ブーム(56)及び上記上部ブ
    ーム(64)を制御する電子制御装置(100)と、を
    有することを特徴とするクレーン。
  15. 【請求項15】 上記下部ブーム(56)が伸縮ブーム
    であることを特徴とする請求項14のクレーン。
  16. 【請求項16】 上記上部ブーム(64)が伸縮ブーム
    であることを特徴とする請求項14のクレーン。
  17. 【請求項17】 上記荷重運搬手段が作業台(200)
    であることを特徴とする請求項14のクレーン。
  18. 【請求項18】 上記荷重運搬手段がフォークリフト
    (300)であることを特徴とする請求項14のクレー
    ン。
  19. 【請求項19】 上記電子制御装置(100)は、上記
    下部ブーム(56)の第2の端部が上記回転中心軸(5
    5)を超える位置まで、上記下部ブーム(56)が回転
    するのを防止することを特徴とする請求項14のクレー
    ン。
  20. 【請求項20】 上記電子制御装置(100)は、上記
    下部ブーム(56)が上記台(50)に対して90°以
    上の角度をとることを防止することを特徴とする請求項
    14のクレーン。
  21. 【請求項21】 輸送可能なクレーンであって、 溝(400)が形成された台(50)と、 上記台(50)に回転可能に取付けられたターンテーブ
    ル(54)と、 第1及び第2の端部を有し、該第1の端部が上記ターン
    テーブル(54)に回転可能に連結された下部ブーム
    (56)と、 上記ターンテーブル(54)と上記下部ブーム(56)
    との間に連結されるとともに、上記下部ブーム(56)
    の両側に設けられた第1及び第2の伸縮シリンダ(8
    4)であって、これら上記第1及び第2の伸縮シリンダ
    (84)が収縮されると、上記下部ブーム(56)が水
    平となって上記溝(400)内に収容されるものと、 第1及び第2の端部を有し、該第1の端部が上記下部ブ
    ーム(56)の上記第2の端部に回転可能に取付けられ
    た上部ブーム(64)と、を有することを特徴とするク
    レーン。
  22. 【請求項22】 上記下部ブーム(56)の上記第2の
    端部と上記上部ブーム(64)との間に連結されるとと
    もに、上記上部ブーム(64)の両側に設けられた第3
    及び第4の伸縮シリンダ(86)をさらに有し、 これら第3及び第4の伸縮シリンダ(86)が収縮され
    ると、上記上部ブーム(64)が水平方向に対して−2
    °〜12°の間の角度をとることを特徴とする請求項2
    1のクレーン。
  23. 【請求項23】 上記下部ブーム(56)の上記第2の
    端部と上記上部ブーム(64)との間に連結されるとと
    もに、上記上部ブーム(64)の両側に設けられた第3
    及び第4の伸縮シリンダ(86)をさらに有し、 これら第3及び第4の伸縮シリンダ(86)が収縮され
    ると、上記上部ブーム(64)が水平方向に対して負の
    角度をとることを特徴とする請求項21のクレーン。
  24. 【請求項24】 上記ターンテーブル(54)上に配置
    されたオペレータ運転室(82)をさらに有し、 上記第1、第2、第3及び第4の伸縮シリンダ(84、
    86)が収縮されると、上記オペレータ運転室(82)
    からオペレータが上記上部ブーム(64)を見ることが
    できることを特徴とする請求項23のクレーン。
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