JP2018130133A - 化粧料含浸シートの製造方法 - Google Patents

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昭洋 山口
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Abstract

【課題】相当量の化粧料を含浸させることができるとともに、比較的引張り伸びが低いにもかかわらず、良好な柔軟性等を有する化粧料含浸シートの効率的な製造方法に関する。
【解決手段】
第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含むとともに、深さ0.3〜0.8mmの格子状エンボスパターンを有し、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を100%以下の値とした化粧料含浸シートの製造方法であって、第1の不繊布層の上に、パターン化された接着剤層を設ける工程と、その上に、第2の不繊布層を積層する工程と、さらには、所定の熱エンボス処理を行う工程とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料含浸シートの製造方法に関する。
特に、パターン化されてなる接着剤層を介して積層された不織布構造体の表面に対して、所定深さの格子状のエンボスパターンが施されており、当該エンボスパターンを利用して、相当量の化粧料(薬液と称する場合もある。以下、同様である。)を含浸させることができるとともに、良好な柔軟性や耐久性等を有する化粧料含浸シートの効率的な製造方法に関する。
従来、化粧水、保湿液、美容液等の化粧料や冷却剤等を含浸させた化粧料含浸シート(薬液含浸シートやフェイスマスク等と称する場合がある。)が各種提案されている。
このような化粧料含浸シートとして、長時間の使用によっても化粧料の蒸散を起こりにくくして、スキンケア化粧料等を効率よく肌に浸透させることができるシートタイプ化粧品が提案されている。
より具体的には、皮膚への刺激性がより少なく、かつ皮膚への装着性がより高い化粧料含浸用皮膚被覆シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、所定の親水性繊維層の片面または両面に、所定繊度の極細繊維を所定量以上含む極細繊維層を設けるとともに、それらを一体化してある化粧料含浸用皮膚被覆シートである(例えば、特許文献4参照)。
また、図4(a)に示されるように、吸水性を有する不織布シート101の片面に、疎水性を有するシート状フィルム102を、押出式ラミネート加工により付着形成し、シート状フィルム102に多数個のピンホール103を形成してなるシートタイプ化粧品100も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、化粧液を含有する液体含浸基材を広げ易くするとともに、液体含浸基材からの化粧液の分離、離脱や有効成分の蒸散を抑制したフェイスマスクが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
より具体的には、図4(b)に示されるように、化粧液を含有する液体含浸基材201と、液体遮断フィルム202と、が重ね合わされ、所定箇所に設けてある熱溶着スポット205によって、部分的に接合されているフェイスマスク200も提案されている。
一方、良好なスキンケア性能(例えば拭き取り性能)を有しながら、良好な使用感および肌触り(特にぬめり感およびスクラッチ感の低減)を示すことを目的として、スキンケア用シート、ならびにこれを含むスキンケア製品が提案されている。
より具体的には、不織布を含むスキンケア用シートであって、単層または複数層の不織布が、破断伸び250%以上を有し、該不織布が、エンボス部と、該エンボス部によって規定される非エンボス部とを有し、該非エンボス部がピッチ1.2〜10.0mmを有し、該不織布の少なくとも1つの表面上において、不織布総面積に対するエンボス部総面積の比率が5〜30%であり、該不織布中に存在する繊維が数平均繊維径0.1〜15.0μmを有し、該繊維が曲げ弾性率0.5GPa以下の樹脂を含む、スキンケア用シート等である。
WO2006−016601号公報(特許請求の範囲等) 特開2005−211425号公報(特許請求の範囲等) 特開2003−135146号公報(特許請求の範囲等) 特開2014−234345号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、特許文献1に開示された化粧料含浸用皮膚被覆シートは、疎水性の極細繊維と、親水性繊維と、が一体化されているのみであって、所定の接着剤層や所定のエンボスパターンが設けられていないことから、相当量の化粧料を保持できないとともに、耐久性や機械的強度に乏しいという問題が見られた。
また、特許文献2に開示されたシートタイプ化粧品についても、基本的に2層構造であって、押出しラミネート加工によって、不織布シート上に、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等の疎水性シートが全面的に付着形成されている。
そのため、比較的長時間の使用に耐えるものの、相当量の化粧料を保持できないとともに、不織布シートと、疎水性シートと、の間の密着性や柔軟性に乏しいという問題が見られた。
さらにまた、特許文献3に開示されたフェイスマスクについても、疎水性の極細繊維と、親水性繊維と、が一体化されているのみであって、それなりの形状追随性が得られるものの、相当量の化粧料を有効に保持することが困難であるという問題が見られた。
そして、かかるシートタイプ化粧品は、基本的に2層構造であって、液体含浸基材と、液体遮断フィルムと、の間の密着性に乏しいという問題も見られた。
その上、特許文献4に開示されたスキンケア用シートについても、用いる不織布は、基本的に単層構造または2層構造であって、それらの間を、パターン化してなる接着剤層を介して、接着する旨の構成ではないため、フェイスマスクに使用した場合、相当量の化粧料を有効に保持することが困難であるという問題が見られた。
そして、不織布の破断伸びを250%以上の値に規定しているものの、不織布を加工すべく押圧した場合に、極度に伸びてしまい、正確な位置に、エンボス処理を施すことが困難であるという問題が見られた。
そこで、本発明の発明者らは、鋭意努力したところ、化粧料含浸シートにおいて、第1の不繊布層と、第2の不繊布層との間に、パターン化された接着剤層を備えるとともに、これら不繊布層の引張伸度(伸び率)等を所定範囲に制御することによって、当該化粧料含浸シートの表面に、所定深さの格子状のエンボスパターンを、精度良く形成することができるようになり、ひいては、上述した従来の問題点を解決できることを見出し、本願発明を完成させたものである。
すなわち、本願発明は、片面または両面の所定位置に設けた、所定深さの格子状のエンボスパターンを利用して、相当量の化粧料を含浸させることができる一方で、良好な柔軟性や耐久性を有する化粧料含浸シートの効率的な製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、第1の不繊布層と、ライン状(格子状も含む。)または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含む化粧料含浸シートであって、当該化粧料含浸シートの片面または両面に、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを有しており、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度(伸び率)を1〜50%の範囲内の値としたことを特徴とする化粧料含浸シートが提供され、上述した問題点を解決することができる。
このように構成すると、第1の不繊布層および第2の不繊布層のみならず、表面に設けた、所定深さ、所定形状のエンボスパターンを利用して、相当量の化粧料を保持させることができるため、化粧料含浸シートとしての長時間使用が可能となる。
特に、透過口を有するパターン化された接着剤層を介して、第1の不繊布層および第2の不繊布層との間で、化粧料が適宜移動でき、均一化されることから、化粧料含浸シートの全体としても、化粧料を相当量含浸させることができる。
また、引張伸度を制限しているため、所定エンボスパターンの深さや形状が長期間にわたって保持されるとともに、その中に、相当量の化粧料を、安定的に保持させることができる。
一方、パターン化された接着剤層を用いているとともに、所定形状のエンボスパターン等が表面に形成してあることから、化粧料含浸シートとして、良好な柔軟性や耐久性を発揮することもできる。
なお、かかる引張伸度を含めて、引張強度、貼り合わせ強度、引き裂き強度等の機械的特性については、特に言及なければ、ドライ状態の化粧料含浸シートについてのMD方向の値を意味するものとする。
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、エンボスパターンの幅を0.1〜3mmの範囲内の値とすることが好ましい。
このように構成すると、所定形状のエンボスパターンにおいて、さらに相当量かつ定量的に化粧料を含浸させることができる一方で、所定形状のエンボスパターンが表面に施された化粧料含浸シートとして、良好な柔軟性および耐久性をより効率的に発揮することができる。
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、接着剤層の主成分が、オレフィン系樹脂であることが好ましい。
このように構成すると、パターン化された接着剤層の形成が容易となるばかりか、当該接着剤層を介して、第1の不繊布層および第2の不繊布層の積層自体も容易になり、さらには、安価であって、かつ、着色等も容易になるためである。
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、第1の不繊布層または第2の不繊布層の主成分が、コットン、レーヨン、キュプラ、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステルからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
このように構成すると、第1の不繊布層または第2の不繊布層における化粧量の保持量を容易に調整できるとともに、化粧料含浸シートの用途や大きさ等に応じて、市販の不織布が適用でき、極めて経済的である。
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方の不繊布層が、黒色または白色であることが好ましい。
このように構成すると、全体として、黒色性または白色性の化粧料含浸シートを提供することができる。
すなわち、本発明の化粧料含浸シートは、所定形状のエンボスパターンにおいて、相当量の化粧料を保持することができるため、黒色化等された第1の不繊布層および第2の不繊布層における化粧料の含浸量の低下を補うという効果を発揮することができる。
なお、第1の不繊布層および第2の不繊布層を黒色または白色とするためには、所定量の染料や顔料を配合する必要があるが、そうすると、通常、化粧料の含浸量が相当低下するという問題がある。
しかしながら、本願発明によれば、第1の不繊布層および第2の不繊布層を着色した場合であっても、所定形状等のエンボスパターンがそれによる低下を補い、ひいては、相当量の化粧料を保持することができる
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方が、黒色であり、かつ、もう一方が、黒色以外の色であることが好ましい。
このように構成すると、化粧料含浸シートの表面及び表面の区別がつきやすくなって、かつ、片面のみに所定形状のエンボスパターンを形成した場合や、表裏面において、エンボスパターンの深さを変更した場合に、化粧料含浸シートの使用面を誤ることが少なくなる。
その上、化粧料含浸シートが、事実上、黒色および黒色以外の二色であって、所定の装飾効果を発揮することもできる。
また、本発明の化粧料含浸シートを構成するにあたり、第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方の表面に、装飾層が設けてあることが好ましい。
このように構成すると、かかる装飾層によって、化粧料含浸シートの装飾効果を向上させることができるばかりか、所定の印字等も可能となって、使い勝手や識別性も向上させることができる。
また、本発明の別の態様は、第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含むとともに、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを有し、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を1〜50%の範囲内の値とした化粧料含浸シートの製造方法であって、下記工程(1)〜(3)を含むことを特徴とする化粧料含浸シートの製造方法である。
(1)第1の不繊布層および/または第2の不繊布層の表面に、ライン状または点状にパターン化された接着剤層を設ける工程。
(2)パターン化された接着剤層を介して、第1の不繊布層および第2の不繊布層を積層し、複合体とする工程。
(3)複合体の片面または両面に対して、熱エンボス処理を行い、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを形成する工程。
このように実施すると、第1の不繊布層および第2の不繊布層のみならず、表面に設けた、所定深さ、所定形状のエンボスパターンを利用して、相当量の化粧料を保持可能な化粧料含浸シートを効率的に製造することができる。
また、パターン化された接着剤層を用いているとともに、所定のエンボスパターン等が表面に形成してあることから、良好な柔軟性や耐久性を発揮する化粧料含浸シートを効率的に製造することができる。
その上、得られた化粧料含浸シートによれば、パターン化された接着剤層を介して、第1の不繊布層および第2の不繊布層との間の化粧料の移動が自由になって、不繊布層の全体としても、相当量の化粧料を含浸させることができる。
図1(a)〜(b)は、本願発明の化粧料含浸シートの平面図(写真)およびその態様を説明するために供する図(写真)である。 図2(a)〜(b)は、化粧料含浸シートの使用例としてのフェイスマスクおよび部分的フェイスマスクを説明するために供する図(写真)である。 図3(a)〜(d)は、本願発明の化粧料含浸シートの製造方法を説明するために供する図である。 図4(a)〜(b)は、それぞれ従来の不織布製品を説明するために供する図である。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、図1に写真で例示されるように、第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含む化粧料含浸シートであって、当該化粧料含浸シートの片面または両面に、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを有しており、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を1〜50%の範囲内の値としたことを特徴とする化粧料含浸シートである。
以下、本発明の第1の実施形態である化粧料含浸シートを、図面を適宜参照して、具体的に説明する。
1.積層体
(1)第1の不繊布層
(種類)
また、第1の不繊布層の種類に関し、その主成分が、コットン、レーヨン、キュプラ、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステルからなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
この理由は、このように構成すると、第1の不繊布層または第2の不繊布層における化粧量の保持量を容易に調整できるとともに、化粧料含浸シートの用途や大きさ等に応じて、市販の不織布が適用でき、極めて経済的なためである。
(目付け)
また、第1の不繊布層の目付を10〜200g/m2の範囲内の値とすることが好ましい。
このように第1の不繊布層の目付を制限することにより、所定の化粧料を効率的に吸収したり、保持したりすることができ、フェイスマスク等として使用した場合に、皮膚への刺激性を低減し、使い勝手性をさらに良好なものとすることができるためである。
したがって、第2の不繊布層の目付を15〜100g/m2の範囲内の値とすることがより好ましく、20〜80g/m2の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(色)
また、第1の不繊布層の色(少なくとも外部に露出した表面の色)に関し、特に制限されるものでないが、黒色または白色であることが好ましい。
このように構成すると、全体として、重厚感の高い黒色、または清潔感の高い白色の化粧料含浸シートを提供することができるためである。
また、第1の不繊布層を黒色または白色とするためには、不繊布層を構成する繊維中や繊維表面に、所定量の染料や顔料を配合する場合が多いが、そうすると、一般的には、不繊布層における化粧料の含浸量が低下するという問題が生じる場合がある。
しかしながら、本発明の化粧料含浸シートの場合、所定のエンボスパターンにおいて、相当量の化粧料を保持することができるため、黒色化等された不繊布層における化粧料の含浸量の低下を十分補うという効果を発揮することができる。
また、第1の不繊布層の色に関し、後述する第2の不繊布層の色を考慮して定めることも好ましい。
すなわち、後述する第2の不繊布層の色が、黒色であれば、第1の不繊布層の色を黒色以外の色とし、後述する第2の不繊布層の色が、黒色以外の色であれば、第1の不繊布層の色を黒色とすることが好ましい。
この理由は、このように構成すると、化粧料含浸シートの表面及び表面の区別がつきやすくなって、かつ、片面のみに所定のエンボスパターンを形成した場合や、表裏面における識別性が向上し、エンボスパターンやその深さ等に差異を設けた場合であっても、化粧料含浸シートの使用面を誤ることが少なくなるためである。
(2)第2の不繊布層
(種類)
第2の不繊布層の種類については、特に制限されるものでないが、基本的に、第1の不繊布層の種類と同様の内容とすることができる。
(目付け)
また、第2の不繊布層の目付けについても、特に制限されるものでないが、基本的に、第1の不繊布層の目付けと同様の内容とすることができる。
したがって、第2の不繊布層の目付を10〜200g/m2の範囲内の値とすることが好ましく、15〜100g/m2の範囲内の値とすることがより好ましく、20〜80g/m2の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(色)
また、第2の不繊布層の色に関しても、特に制限されるものでないが、黒色または白色であることが好ましい。
更に言えば、第2の不繊布層の色についても、第1の不繊布層の色と同様にしても良いが、表裏の識別等が容易なため、第1の不繊布層の色と、異なる色とすることも好ましい。
(3)パターン化された接着剤層
(種類)
また、パターン化された接着剤層(単に、パターン化接着剤層と称する場合がある。)を構成する接着剤の種類としては、特に制限されるものでないが、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリテトラメチレン樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアセタール樹脂等の一種単独または二種以上の組み合わせが挙げられる。
(厚さ)
また、パターン化された接着剤層の厚さを、通常、1〜100μmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる接着剤層の厚さが、1μm未満の値になると、第1の不繊布層と、第2の不繊布層との間の接着力が発現しない場合があるためである。
一方、かかる接着剤層の厚さが、100μmを超えた値になると、得られる化粧料含浸シートのフレキシブル性等が著しく低下する場合があるためである。
したがって、パターン化された接着剤層の厚さを5〜50μmの範囲内の値とすることがより好ましく、10〜30μmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(パターン)
所定の開口部が形成できるパターンであれば特に制限されるものではないが、パターン形成が容易な観点から、ライン状または点状にパターン化された接着剤層であることが好ましい。
したがって、所定の開口部(透過口)の面積割合を、単位面積(例えば、1cm2を100%とする。)あたり、2〜80%の範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる開口部の面積割合が2%未満の値になると、化粧料の移動が困難となって、全体として、化粧料の存在分布が不均一になる場合があるためである。
一方、かかる開口部の面積割合が80%を超えた値になると、化粧料の移動は容易となるものの、第1の不繊布層と、第2の不繊布層との間の接着力が著しく低下する場合があるためである。
したがって、所定の開口部(透過口)の面積割合を、単位面積(100%)あたり、10〜60%の範囲内の値とすることがより好ましく、30〜50%の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(4)装飾層
装飾層を構成するフィルムの種類としては、特に制限されるものではないが、具体的に、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フェノキシ樹脂等の一種単独または二種以上の組み合わせからなる樹脂フィルムを用いることができる。
特に、かかるフィルムの種類として、ポリエチレンテレフタレート樹脂またはポリウレタン樹脂からなる樹脂フィルムを用いることがより好ましい。
この理由は、このような樹脂フィルムは、汎用性が高く、経済的に有利であるばかりか、これらの疎水性フィルムを用いることにより、一般的に公知の印刷方法が適用可能となって、装飾効果が高い化粧料含浸シートとすることができるためである。
また、かかるフィルムの厚さについても、化粧料の蒸散防止性や機械的強度、あるいは開口部の形成性等を考慮して定めることができるが、通常、0.1〜50μmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、かかる厚さの範囲内の値であれば、化粧料の蒸散を効果的に防止することができるとともに、所定の柔軟性や機械的強度、あるいは精度良く開口部を形成することができるためである。
したがって、フィルムの厚さを1〜20μmの範囲内の値とすることがより好ましく、2〜10μmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、かかるフィルムの表面に、表面加工(エンボス加工等)によって、凹凸パターンを施すことも好ましい。
この理由は、所定のエンボス加工を施すことにより、化粧料含浸シートの使用時の柔軟性や伸縮性をさらに向上させたり、開口部の大きさを調整して、化粧料蒸散防止性を低下させたり、向上させたりすることができるためである。
2.エンボスパターン
(1)形状
エンボスパターン(通常、熱エンボス処理によるエンボスパターン)の形状を格子状(ひし形や、それに相似する形状も含む。)とすることが好ましい。
例えば、図1(b)に示すフェイスマスクの場合、ラインLで示されるように、格子状の一つとしてのひし形のエンボスパターンが好適に採用されている。
この理由は、かかる格子状等とすることによって、化粧料含浸シートの柔軟性が急激に高まるとともに、化粧料の含浸性についても向上するためである。
また、このような格子状等であれば、機械的特性に関してのMD方向と、TD方向の値の相違、すなわち、異方性を可能な限り小さくすることができるためである。
(2)深さ
また、化粧料含浸シートの表面に形成するエンボスパターンの深さを0.3〜0.8mmの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、かかるエンボスパターンの深さを所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、エンボスパターンの深さが、0.3mm未満の値になると、化粧料含浸シートにおける化粧料の保持量が少なくなって、かつ、化粧料含浸シートの柔軟性等も著しく低下する場合があるためである。
一方、エンボスパターンの深さが0.8mmを超えた値になると、化粧料含浸シート自体の厚さを厚くする必要があるばかりか、化粧料の漏れ量が急激に多くなったり、均一な深さにエンボス処理することが困難となったりする場合があるためである。
したがって、エンボスパターンの深さを0.35〜0.7mmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.4〜0.6mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、上述した化粧料含浸シートにおいて、エンボスパターンの深さを所定に制御するため、使用するエンボスロールの凸部の高さ、すなわち、円錐状や四角錐状等の形状の高さ(エンボス設定値)を1.5〜5mmの範囲内の値とすることが好ましい。
より具体的には、エンボスロールの凸部の高さが1.5mm未満の値になると、エンボス処理の際の圧力如何にかかわらず、形成されるエンボスの深さが過度に小さくなって、ひいては、化粧料含浸シートにおける化粧料の保持量が過度に少なくなる場合があるためである。
一方、エンボスパターンの凸部の高さが5mmを超えた値になると、形成されるエンボスの深さが深くなるものの、得られる化粧料含浸シートにおいて、化粧料の漏れ量が急激に多くなる場合があるためである。
したがって、使用するエンボスロールにおけるエンボスパターンの深さを1.6〜3mmの範囲内の値とすることがより好ましく、1.7〜2mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(3)幅
また、通常、エンボスパターンがライン状の場合、その幅を0.05〜3mmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、エンボスパターンの幅を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、エンボスパターンの幅が、0.05mm未満の値になると、化粧料の保持量が極端に少なくなって、かつ、化粧料含浸シートの柔軟性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、エンボスパターンの幅が、3mmを超えた値になると、化粧料の漏れ量が急激に多くなる場合があるためである。
したがって、エンボスパターンがライン状の場合、その幅を0.1〜1mmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.2〜0.8mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(4)ピッチ
格子状のエンボスパターンを形成した場合、同時に、格子状の閉じた四角形やひし形形状の非エンボスパターンが形成されるが、その非エンボスパターンのピッチ(CTC)を0.2〜5mmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、エンボスパターンの幅等にも影響されるが、非エンボスパターンのピッチを所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、非エンボスパターンのピッチが0.2mm未満の値になると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、非エンボスパターンのピッチが、5mmを超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
したがって、非エンボスパターンのピッチは、エンボスパターンの幅にもよるが、0.3〜2mmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.5〜1mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(5)円相当径
エンボスパターンを形成した場合、エンボスの大きさを表す指標の一つとして、円相当径を所定範囲内の値とすることが好ましい。
より具体的には、エンボスパターンの円相当径を10〜500μmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、エンボスパターンの円相当径が10μm未満の値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
一方、エンボスパターンの円相当径が500μmを超えると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
したがって、エンボスパターンの円相当径を30〜300μmの範囲内の値とすることがより好ましく、50〜200μmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
3.機械的特性
(1)ドライ状態での引張伸度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、化粧料含浸シートのMD方向のドライ状態での引張伸度(伸び率)を1〜50%の範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、かかる引張伸度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは化粧料含浸シートの耐久性等のバランスを、ドライ状態のみならず、ウエット状態とした場合であっても、良好なものとすることができるためである。
より具体的には、かかる引張伸度が1%未満の値になると、化粧料含浸シートの柔軟性や耐久性等が著しく低下したり、化粧料の保持量についても、低下したりする場合があって、ウエット状態とした場合に、化粧料含浸シートの耐久性等が更に顕著に低下するためである。
一方、かかる引張伸度が50%を超えた値になると、エンボス処理を精度良く実施することが困難となって、ひいては、化粧料の保持性が著しく低下したりする場合があり、さらには、ウエット状態とした場合に、化粧料含浸シートの耐久性等が更に顕著に低下するためである。
したがって、かかる引張伸度を5〜30%の範囲内の値とすることがより好ましく、7〜20%の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、化粧料含浸シートのTD方向のドライ状態での引張伸度(伸び率)を測定すると、不織布の製造条件や構成材料等によるが、MD方向の1/1.3〜1/5の小さな値が得られることが判明している。
(2)ウエット状態での引張伸度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、ウエット状態での化粧料含浸シートのMD方向の引張伸度(伸び率)を5〜80%の範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、ウエット状態での引張伸度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、ウエット状態での引張伸度が5%未満の値になると、化粧料の漏れが多くなったり、化粧料含浸シートの柔軟性等が著しく低下したりする場合があるためである。
一方、ウエット状態での引張伸度が80%を超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの耐久性等が顕著に低下するためである。
したがって、ウエット状態での引張伸度を10〜50%の範囲内の値とすることがより好ましく、15〜30%の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、化粧料含浸シートのTD方向のウエット状態での引張伸度(伸び率)を測定すると、不織布の製造条件や構成材料等によるが、MD方向よりも小さい値が得られることが判明している。
すなわち、化粧料含浸シートの引張伸度(伸び率)に関して、TD方向/MD方向の比率を1.7〜5の範囲内の値とすることが好ましく、1.8〜3の範囲内の値とすることがより好ましく、1.9〜2.5の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(3)ドライ状態での引張強度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、化粧料含浸シートのMD方向のドライ状態での引張強度(引張り強さ)を10〜100N/50mmの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、かかる引張強度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、かかる引張強度が10N/50mm未満の値になると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、かかる引張強度が100N/50mmを超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
したがって、かかる引張強度を15〜50N/50mmの範囲内の値とすることがより好ましく、20〜30N/50mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、化粧料含浸シートのMD方向のドライ状態での引張強度を測定すると、不織布の製造条件や構成材料等によるが、TD方向よりも大きい値が得られることが判明している。
すなわち、化粧料含浸シートの引張強度に関して、MD方向/TD方向の比率を1.7〜4の範囲内の値とすることが好ましく、1.8〜3の範囲内の値とすることがより好ましく、1.9〜2.5の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(4)ウエット状態での引張強度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、化粧料含浸シートのMD方向のウエット状態での引張強度(引張り強さ)を5〜50N/50mmの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、かかるウエット状態の引張強度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、かかるウエット状態の引張強度が5N/50mm未満の値になると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、かかるウエット状態の引張強度が50N/50mmを超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
したがって、かかるウエット状態の引張強度を10〜30N/50mmの範囲内の値とすることがより好ましく、15〜25N/50mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(5)ドライ状態での貼合わせ強度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、化粧料含浸シートのMD方向のドライ状態での貼合わせ強度を30〜300mN/15mmの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、化粧料含浸シートの厚さや、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、かかる貼合わせ強度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、かかる貼合わせ強度が30mN/15mm未満の値になると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、かかる貼合わせ強度が300mN/15mmを超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
したがって、かかる貼合わせ引張強度を50〜200mN/15mmの範囲内の値とすることがより好ましく、80〜150mN/15mmの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
(6)ドライ状態での引き裂き強度
また、JIS L 1913:1998に準拠して測定される、ウエット状態での化粧料含浸シートのMD方向における引き裂き強度を300〜4000mNの範囲内の値とすることを特徴とする。
この理由は、化粧料含浸シートの厚さや、エンボスパターンの幅や深さ等にも影響されるが、かかる引き裂き強度を所定範囲内の値とすることによって、化粧料の保持量、化粧料の漏れ、化粧料含浸シートの柔軟性、あるいは耐久性等のバランスを良好なものとすることができるためである。
より具体的には、かかる引き裂き強度が300mN未満の値になると、化粧料の漏れや、化粧料含浸シートの耐久性等が著しく低下する場合があるためである。
一方、かかる引き裂き強度が4000mNを超えた値になると、化粧料の保持量や、化粧料含浸シートの柔軟性が著しく低下する場合があるためである。
したがって、かかる引き裂き強度を400〜2000mNの範囲内の値とすることがより好ましく、500〜1000mNの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
3.化粧料
また、化粧料の種類は、繊維層に含浸させる化粧料の種類は化粧料含浸シートの用途等を考慮して適宜変更可能であるが、フェイスマスク等として使用できることから、化粧品、薬液、または医療用薬液であることが好ましい。
そして、これらの内容成分についても、特に限定されるものではないが、化粧料であれば、化粧水、保湿液、美白液、クレンジング液、パック液、痩身成分、制汗成分などが好ましく、医療用薬液であれば、冷却剤、保温剤、湿布剤、消毒剤、血行促進剤などを含むことが好適である。
4.用途
また、本発明の化粧料含浸シートの用途は、特に限定されるものではなく、人体の各種部分、例えば、顔全体、目元、鼻、口元、手、足、ひじ、膝、肩、腰、首などに貼付して、所定化粧料を供給するのに適している。
そして、相反特性である良好な柔軟性や形状追従性と、所定の化粧料蒸散防止性と、を有することから、特に、顔面に所定時間貼付して、所定化粧料を顔面に安定的に供給するためのフェイスマスクや顔面の所定部分に集中的に所定化粧料を供給するための部分的フェイスマスクとして用いることが好適である。
なお、図2(a)に、フェイスマスク50の一例を示す。すなわち、平面形状は概ね円形であって、顔面の両目および口に相当する箇所に、それぞれ開口部が設けてあるとともに、顔面の鼻に相当する位置に、鼻の形状に沿って切り込みが設けてある態様である。
そして、フェイスマスク50の外周には、さらに良好な外形追随性を示すとともに、使い勝手が良好となるように、所定本数の切り込みが設けてある。
また、図2(b)に、部分的フェイスマスク60の一例を示す。すなわち、平面形状は幅広のブーメラン状であって、顔面の両目の下方や口の下方、あるいは立体的な顔面の所定箇所に追随しやすい形状とした態様である。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含むとともに、深さ1.5〜5mmの格子状のエンボスパターンを有し、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を50〜120%の範囲内の値とした化粧料含浸シートの製造方法であって、下記工程(1)〜(3)を含むことを特徴とする化粧料含浸シートの製造方法である。
(1)第1の不繊布層および/または第2の不繊布層の表面に、ライン状または点状にパターン化された接着剤層を設ける工程。
(2)パターン化された接着剤層を介して、第1の不繊布層および第2の不繊布層を積層し、不織布構造体とする工程。
(3)不織布構造体の片面または両面に対して、熱エンボス処理を行い、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを形成する工程。
このように実施すると、第1の不繊布層および第2の不繊布層のみならず、不織布構造体の表面に設けた、所定形状のエンボスパターンを利用して、相当量の化粧料を保持させることができるため、長時間使用が可能な化粧料含浸シートを効率的に製造することができる。
また、不織布構造体を形成するに際して、パターン化された接着剤層を用いているとともに、所定のエンボスパターン等が表面に形成してあることから、良好な柔軟性を発揮する化粧料含浸シートとしても効率的に製造することができる。
以下、図3(a)〜(d)に言及して、本発明の第2実施形態である化粧料含浸シートの製造方法を具体的に説明する。
1.準備工程
図3(a)に示すように、準備工程は、化粧料含浸シートの構成材料の一つである、所定の第1の不繊布層10および第2の不繊布層(図示せず)を準備する工程である。
通常は、それぞれ加工のしやすさの観点から、ロール状のウエッブとして準備することが好ましい。
2.パターン化した接着剤層の形成工程
次いで、図3(b)に示すように、第1の不繊布層10の上に、パターン化した接着剤層12を形成する工程を実施する。
かかるパターン化した接着剤層の形成工程は、第1の不繊布層および第2の不繊布層のいずれか一方、あるいは両方に塗布して、実施することができる。
したがって、例えば、ロール状の第1の不繊布層の表面に、所定接着剤を、ライン状(格子状も含む。)または点状に、塗工する工程である。
また、かかる所定接着剤の塗工方法は特に制限されるものでなく、例えば、押し出し塗布方法、スクリーン塗布方法、アプリケーション塗布方法、穴あきプレートやレジスト部材を用いた部分的塗布方法、ロール塗布方法、ナイフ塗布方法、カレンダーロール塗布方法、接着剤粒子のばらまき塗布方法等の少なくとも一つであることが好ましい。
なお、第1の不繊布層および/または第2の不繊布層と、パターン化した接着剤層との間の密着力が良好となるように、これら不繊布層の表面に、予め、プライマー層、サイジング層、コロナ処理、ケイ酸化炎処理の少なくとも一つの表面処理を施しておくことが好ましい。
3.加熱圧着工程
次いで、図3(c)に示すように、加熱圧着工程は、所定の加熱加圧装置を用いて、パターン化された接着剤層12を介して、第1の不繊布層10および第2の不繊布層14を積層し、不織布構造体とする工程である。
ここで、不織布構造体を製造する際の加熱温度および加熱圧力は、構成繊維の種類や、パターン化された接着剤層の種類等を考慮して定められるが、通常、加熱温度が50〜250℃の範囲内の値であって、加熱圧力が1〜50N/cm2の範囲内の値であることが好ましい。
この理由は、このような加熱温度や加熱圧力とすることにより、パターン化された接着剤層を部分的に溶融させることができるとともに、各種繊維材料から構成された繊維層同士を、確実に熱圧着することができ、ひいては、パターン化された接着剤層において、所定の開口部を精度良く維持することができるためである。
したがって、不織布構造体を製造する際の加熱温度を80〜200℃の範囲内の値であって、加熱圧力が2〜30N/cm2の範囲内の値であることがより好ましく、加熱温度を100〜180℃の範囲内の値であって、加熱圧力が3〜20N/cm2の範囲内の値であることがさらに好ましい。
4.エンボス処理工程
次いで、エンボス処理工程は、得られた不織布構造体を、所定温度に加熱された熱エンボスロールの間を、加圧しながら通過させる工程である。
したがって、図3(d)に示すように、片面または両面に、所定のエンボスパターンを形成し、記号tで表される所定深さを有する溝状のエンボス部分16を有する、化粧料含浸シート20を得ることができる。
なお、化粧料含浸シート20は、エンボス構造体と称せられる場合もあるが、片面または両面に形成される、所定エンボスパターンの形状、深さ、幅、および非エンボスパターンのピッチ等については、第1の実施形態で説明した内容と同様とすることができるので、再度の説明を省略する。
5.切断工程
また、図示しないものの、切断工程は、所定のエンボスパターンが形成されたエンボス構造体を、用途等に応じて、所定形状や所定大きさに切断する工程である。
例えば、カッターやレーザー等の切断冶具を用いて、エンボス構造体の平面形状を長方形、正方形、円形、楕円形、長尺状、異形、顔形等とすることができる。
したがって、上述したように、図2(a)および(b)に示すように、フェイスマスク50や部分的フェイスマスク60の形状とすることができる。
6.パッケージング工程(化粧料含浸工程)
また、図示しないものの、パッケージング工程は、所定形状および所定大きさの化粧料含浸シートに対して、化粧料を含浸させるとともに、化粧料が外部に流出しないように、周囲を被覆する工程である。
すなわち、化粧料含浸シートに対して、化粧料を塗布したり、スプレーしたり、あるいは、所定容器内に収容してある化粧料に対して、化粧料含浸シートを浸漬したりすることによって、所定の化粧料を含浸させることができる。
最後に、アルミ箔等が積層されたプラスチックフィルム等によって、化粧料を含浸させた化粧料含浸シート材の周囲を被覆することによって、パッケージングすることができる。
よって、化粧料含浸シート材に所定の化粧料を含浸させた状態であっても、パッケージングを開封して、使用するまで、長期間にわたって、その特性を維持することができる。
以下、本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。但し、以下の説明は本発明を例示的に示すものであり、本発明はこれらの記載に制限されるものではない。
[実施例1]
1.化粧料含浸シートの作成
(1)第1の不繊布層および第2の不繊布層の準備工程
第1の不繊布層および第2の不繊布層として、それぞれ2デニールである単繊維径からなる、幅:40cm、長さ10m、目付:20g/m2の同一の市販の白色レーヨン不織布を準備した。
(2)接着剤塗布工程
第1の不繊布層の上に、ポリエチレン系接着剤(融点:60℃)を厚さ12μ、幅120μmのライン状、かつ、平面パターンがひし形状になるように、アプリケータ塗布し、パターン化された接着剤層を形成した。
その際、パターン化された接着剤層における開口部、すなわち、非接着剤の存在大きさの平均面積割合を、単位面積あたり、約60%の値に調整した。
(3)加熱圧着工程
次いで、第1の不繊布層および第2の不繊布層を、それぞれ対向させて位置合わせした後、加圧ローラを含む熱圧着装置を用いて、加圧処理し、パターン化接着剤層(表1中、Pと略記する。)を介してなる不織布構造体を形成した。
(4)エンボス処理工程
次いで、得られた不織布構造体につき、エンボス処理用熱圧着装置を用いて、加熱エンボスローラの表面温度が135℃、加圧圧力が20N/cm2の条件でエンボス処理を行った。
すなわち、一対の加熱エンボスローラ(エンボス形状:ピラミッド状(四角錘)、最大径:0.5mm、高さ:1.6mm、ピッチ:0.45mm)を備えた熱圧着装置を用いて、その間に、不織布構造体を進行させて、両側からエンボス処理を行った。
その結果、図1(a)に示すように、両面に、それぞれ深さが0.3mm、円相当径が0.3mm、ピッチが0.45mm、外形がひし形状のエンボスパターンが形成された、エンボス積層体(目付け:60g/m2、厚さ0.8mm)を得た。
なお、ひし形状のエンボスパターンの深さや円相当径等は、接触式の表面粗さ計および顕微鏡写真を用いて、それぞれ測定した。
(5)切断工程
次いで、得られたエンボス積層体を、切断装置としてのカッターを用いて、図2(a)に示す所定形状にカットし、フェイスマスク等とした。
2.フェイスマスク(化粧料含浸シート)の評価
(1)ドライ状態の引張伸度(評価1)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横50mm)にカットして、ドライ状態(含水率1重量%以下)の測定試料とした。
すなわち、JIS L 1913:1998に準拠して測定されるMD方向の引張伸度(%)を測定し、下記基準に沿ってフェイスマスクの引張伸度を評価した。
なお、測定試料のTD方向の引張伸度(%)についても測定したが、MD方向/TD方向の引張伸度比率は、0.7であった。
◎:5%以上、20%以下の値である。
○:1%以上、5%未満の値、あるいは、20%超、50%未満の値である。
△:0.5%以上、1%未満の値、あるいは、50%超、100%未満の値である。
×:0.5%未満の値、あるいは、100%超の値である。
(2)ウエット状態の引張伸度(評価2)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横50mm)にカットして、それを容器内に収容した100gの水に1時間浸漬させ、ウエット状態のMD方向の測定試料(含水率10重量%超え)とした。
その後、JIS L 1913:1998に準拠して、ウエット状態の測定試料につき、引張伸度を測定し、下記基準に沿って、ウエット状態の引張伸度(%)を評価した。
なお、TD方向の引張伸度(%)についても測定したが、MD方向/TD方向の引張伸度比率は0.8であった。
◎:5%以上、20%以下の値である。
○:1%以上、5%未満の値、あるいは、20%超、50%未満の値である。
△:0.5%以上、1%未満の値、あるいは、50%超、100%未満の値である。
×:0.5%未満の値、あるいは、100%超の値である。
(3)ドライ状態の引張強度(評価3)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横50mm)にカットして、ドライ状態(含水率1重量%以下)の測定試料とした。
すなわち、JIS L 1913:1998に準拠して測定されるMD方向の引張強度(N/50mm)を測定し、下記基準に沿ってドライ状態の引張強度を評価した。
なお、TD方向の引張強度(N/50mm)についても測定したが、MD方向/TD方向の引張強度比率は1.8であった。
◎:10N/50mm以上、50N/50mm以下の値である。
○:5N/50mm以上、10N/50mm未満の値、あるいは、50N/50mm超、80N/50mm未満の値である。
△:1N/50mm以上、5N/50mm未満の値、あるいは、80N/50mm超、100N/50mm未満の値である。
×:1N/50mm未満の値、あるいは、100N/50mm超の値である。
(4)ウエット状態の引張強度(評価4)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横50mm)にカットして、それを容器内に収容した100gの水に1時間浸漬させた。
その後、JIS L 1913:1998に準拠して、ウエット状態の測定試料につき、引張強度を測定し、下記基準に沿って、ウエット状態の引張強度を評価した。
なお、ウエット状態におけるTD方向の引張強度(N/50mm)についても測定したが、MD方向/TD方向の引張強度比率は1.5であった。
◎:10N/50mm以上、50N/50mm以下の値である。
○:5N/50mm以上、10N/50mm未満の値、あるいは、50N/50mm超、80N/50mm未満の値である。
△:1N/50mm以上、5N/50mm未満の値、あるいは、80N/50mm超、100N/50mm未満の値である。
×:1N/50mm未満の値、あるいは、100N/50mm超の値である。
(5)貼り合わせ強度(評価5)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横15mm)にカットして、ドライ状態(含水率1重量%以下)の測定試料とした。
すなわち、JIS L 1913:1998に準拠して、フェイスマスクにおけるMD方向の貼り合わせ強度(mN/15mm)を測定し、下記基準に沿って、貼り合わせ強度を評価した。
なお、TD方向の貼り合わせ強度(mN/15mm)についても測定したが、MD方向/TD方向の引張強度比率は、0.8であった。
◎:100mN/15mm以上の値である。
○:80mN/15mm以上の値である。
△:60mN/15mm以上の値である。
×:60mN/15mm未満の値である。
(6)引き裂き強度(評価6)
得られたフェイスマスクを短冊状(長さ200mm×横15mm)にカットして、ドライ状態(含水率1重量%以下)の測定試料とした。
すなわち、JIS L 1913:1998に準拠して、フェイスマスクにおけるMD方向の引き裂き強度(mN)を測定し、下記基準に沿って引き裂き強度を評価した。
なお、TD方向の引き裂き強度(mN)についても測定したが、MD方向/TD方向の引き裂き強度比率は、0.5であった。
◎:800mN以上の値である。
○:500mN以上の値である。
△:300mN以上の値である。
×:300mN未満の値である。
(7)化粧料の含浸性(評価7)
得られたフェイスマスクを、所定容器に収容された化粧料(ヒアルロン酸ナトリウム1重量%、ゼラチン2重量%、パラベン1重量%、ポリビニルアルコール2重量%、ポリアクリル酸3重量%、サリチル酸グリコール3重量%、ポリグリセリン25重量%、精製水63重量%)に、5分間浸漬し、浸漬前後の重量変化から、フェイスマスクの単位面積当たりの化粧料の含浸量(g/cm2)を算出し、下記基準に沿って評価した。
◎:化粧料の含浸量が0.3g/cm2以上である。
○:化粧料の含浸量が0.2g/cm2以上である。
△:化粧料の含浸量が0.1g/cm2以上である。
×:化粧料の含浸量が0.1g/cm2未満である。
(8)柔軟性(評価8)
フェイスマスクの柔軟性を、その折り畳み性(二つ折り状態および四つ折り状態)から判断し、下記基準に沿って評価した。
◎:無加圧状態にしても、復元することなく、二つ折り状態および四つ折り状態をそのまま維持することができる。
○:無加圧状態にすると、若干復元するものの、二つ折り状態および四つ折り状態をそのまま維持することができる。
△:無加圧状態にすると、相当復元するものの、二つ折り状態であれば維持することができる。
×:無加圧状態にすると、元の形状に復元してしまい、二つ折り状態であっても維持することはできない。
[実施例2]
実施例2では、加熱エンボスロールの押圧力を増加させて、使用するエンボスロールのピラミッド高さを1.8mm(形成されたエンボス深さ:約0.35mm)、とした以外は、実施例1と同様に、フェイスマスクを作成して、評価した。得られた評価結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例3では、加熱エンボスロールの押圧力を増加させて、使用するエンボスロールのピラミッド高さを2.0mm(形成されたエンボス深さ:約0.4mm)とした以外は、実施例1と同様に、フェイスマスクを作成して、評価した。得られた評価結果を表1に示す。
[実施例4〜6]
実施例4〜6では、第2の不繊布層として、2デニールである単繊維径からなる、幅:40cm、長さ10m、目付:20g/m2の市販の黒色レーヨン不織布を用いた以外は、実施例1〜3と同様に、それぞれフェイスマスクを作成して、評価した。得られた評価結果を表1に示す。
[比較例1〜3]
比較例1〜3では、それぞれ全面的に接着剤層を設け、パターン化しなかった接着剤としたほかは(表1中、NPと略記する。)、実施例1、2、および4と同様にフェイスマスクを作成して、評価した。得られた評価結果を表1に示す。
なお、全面的に接着剤層を設けてあることから、形成されたエンボス深さが、それぞれ0.16mm、0.18mm、0.2mmであった。
以上、詳述したように、本願発明の化粧料含浸シートによれば、第1の不繊布層と、第2の不繊布層との間に、パターン化された接着剤層を備えた不繊布積層体を含んでおり、さらには、当該不繊布積層体の表面に、所定深さの格子状のエンボスパターンを形成し、かつ、引張伸度(伸び率)を制限したエンボス構造体とすることによって、化粧料の保持量を飛躍的に増大させ、かつ、良好な柔軟性や耐久性をそれぞれ発揮できるようになった。
したがって、本願発明の化粧料含浸シートを、顔面に化粧料を供給するためのフェイスマスクとした場合、顔面に対する良好な密着性等が得られるばかりか、長時間の使用に際しても、長時間かつ、十分な化粧料を供給できるようになった。
10:第1の不織布層
12:パターン化接着剤層
14:第2の不織布層
15:不織布構造体
16:エンボス部分
20:化粧料含浸シート
50:フェイスマスク

Claims (8)

  1. 第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含む化粧料含浸シートであって、
    当該化粧料含浸シートの片面または両面に、深さ0.3〜0.8mmの格子状のエンボスパターンを有しており、
    かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を5〜50%の範囲内の値としたことを特徴とする化粧料含浸シート。
  2. 前記エンボスパターンの幅を0.1〜3mmの範囲内の値とすることを特徴とする請求項1に記載の化粧料含浸シート。
  3. 前記接着剤層の主成分が、オレフィン系樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧料含浸シート。
  4. 前記第1の不繊布層または第2の不繊布層の主成分が、コットン、レーヨン、キュプラ、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステルからなる群から選択される少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料含浸シート。
  5. 前記第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方の不繊布層が、黒色または白色であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料含浸シート。
  6. 前記第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方が、黒色であり、もう一方が、黒色以外の色であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧料含浸シート。
  7. 前記第1の不繊布層および第2の不繊布層、あるいはいずれか一方の表面に、装飾層が設けてあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の化粧料含浸シート。
  8. 第1の不繊布層と、ライン状または点状にパターン化された接着剤層と、第2の不繊布層と、を含むとともに、深さ0.3〜0.8mmのエンボスパターンを有し、かつ、JIS L 1913:1998に準拠して測定される引張伸度を50〜120%の範囲内の値とした化粧料含浸シートの製造方法であって、
    下記工程(1)〜(3)を含むことを特徴とする化粧料含浸シートの製造方法。
    (1)前記第1の不繊布層および/または前記第2の不繊布層の表面に、ライン状または点状にパターン化された接着剤層を設ける工程。
    (2)前記第1の不繊布層および前記第2の不繊布層を積層し、不織布構造体とする工程。
    (3)前記不織布構造体の片面または両面に対して、熱エンボス処理を行い、深さ0.3〜0.8mmのエンボスパターンを形成する工程。
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