JP2005508454A - 強化不連続ポリマー領域を有する複合ウェブの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、強化不連続ポリマー領域を含む複合ウェブの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
使用の間に経験する力に耐性を有するように幾らかの強化を必要とするウェブから形成された物品の製造については、既知である。多くの場合、強化は、全ての基材またはウェブ上に単純に提供される。しかしながら、かかるアプローチは、ウェブの全表面上に、すなわち強化を必要としない領域にさえも剛性を加える可能性があるだけではなく、ウェブにコストや重量を追加する可能性がある。さらにまた、ウェブと同一の広がりを有する強化層は、その通気性を低下させることがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの問題の幾つかを解決するために、強化を必要とする選択された領域において、強化材料のより小さい断片をウェブまたは基材に付着させることができる。しかしながら、かかる不連続断片の取扱いおよび付着は、処理量を潜在的に低下させること、廃棄物を生じること(不連続断片が確実に付着されていない場所において)、ウェブにおいて正確な位置決めまたは位置選定を必要とすること、接着剤または他の結合剤の使用を必要とすること等により問題となる可能性がある。また不連続断片が、刺激または不快感の原因である相対的な形状を提供することもある。強化断片は典型的に基材表面上に位置するため、刺激または不快感が悪化する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、複合ウェブ上または複合ウェブ内に位置する1以上の強化不連続ポリマー領域を有する基材を含む複合ウェブの製造方法を提供する。
【0005】
本発明の方法の1つの利点は、1以上の不連続ポリマー領域を基材の主面上に転写させる能力であり、ここでは、転写ロールによって、不連続ポリマー領域の熱可塑性材料を基材に対して押し付けることができる。基材が多孔性、繊維性等である場合、圧力によって、熱可塑性組成物の一部を基材に浸透させ、および/または熱可塑性組成物の一部で基材の繊維を封入させることにより、基材への不連続ポリマー領域の付着を増強することができる。
【0006】
もう1つの利点は、不連続ポリマー領域の形状、間隔および体積を制御する能力である。系のライン速度に関係なく、これらのパラメーター(形状、間隔および体積)を固定することができるので、これは特に有利であろう。
【0007】
本発明のもう1つの利点は、本発明に従って強化不連続ポリマー領域の形成を改善することができる複合性の窪み、およびそれらの使用において見出されるであろう。複合性の窪みは、例えば、様々な厚さを有する不連続ポリマー領域の転写と同様に、基材上への相対的に大きい不連続ポリマー領域の転写を改善することができる。
【0008】
本発明の方法のもう1つの利点は、基材の長さに対して延在する(この間、基材の幅上には形成されず、すなわち、不連続ポリマー領域は基材の主面と同一の広がりを有さない)1以上の不連続ポリマー領域を提供する能力である。
【0009】
本発明の方法のもう1つの利点は、他の不連続ポリマー領域が異なる熱可塑性組成物から形成される間、幾つかの不連続ポリマー領域が1つの熱可塑性組成物から形成されることができるように、基材の幅を横切って異なる熱可塑性組成物を提供する能力である。
【0010】
なお、本発明の方法のもう1つの利点は、基材の両主面上で1以上の不連続ポリマー領域を提供する能力である。所望である場合、反対側の主面上の不連続ポリマー領域は、同一または異なる特徴により形成されてよい。
【0011】
1つの態様において、本発明は、その中に形成された1以上の窪みを含む外面を有する転写ロールを提供する工程において、前記1以上の窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む工程と、溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程とを含む、複合ウェブの製造方法を提供する。この方法は、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物から形成される1以上の不連続ポリマー領域が前記基材の第1の主面上に位置する工程とをさらに含む。
【0012】
もう1つの態様において、本発明は、その中に形成された1以上の窪みを含む外面を有する転写ロールを提供する工程において、前記1以上の窪みが、複数の重なり合っている小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む工程と、溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程とを含む、複合ウェブの製造方法を提供する。またこの方法は、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、前記1以上の窪み中に基材の第1の主面の一部を押し入れる工程において、前記第1の主面が、繊維を含む多孔性表面を含み、かつ前記1以上の窪み中の前記非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記多孔性表面に浸透し、かつなおさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物が前記繊維の少なくとも幾つかの少なくとも一部を封入する工程とを含む。この方法は、前記基材を前記転写ロールから分離する工程において、前記基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物から形成される1以上の不連続ポリマー領域が前記基材の第1の主面上に位置する工程をさらに含む。
【0013】
もう1つの態様において、本発明は、その中に形成された1以上の窪みを有する外面を有する転写ロールを提供する工程と、溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程とを含む、複合ウェブの製造方法を提供する。この方法は、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、第1の基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記第1の基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記第1の基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記第1の基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物から形成される1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材の第1の主面上に位置する工程とをさらに含む。またこの方法は、第2の基材を前記第1の基材の第1の主面に積層する工程において、前記第2の基材を前記第1の基材に積層した後、前記第1の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材と前記第2の基材との間に位置する工程を含む。
【0014】
もう1つの態様において、本発明は、その中に形成された1以上の窪みを有する外面を有する転写ロールを提供する工程と、溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程と含む、複合ウェブの製造方法を提供する。この方法は、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程を含む。またこの方法は、第1の基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記第1の基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記第1の基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記第1の基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物から形成される1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材の第1の主面上に位置する工程を含む。この方法は、第2の基材を前記第1の基材の第2の主面に積層する工程において、前記第1の基材の前記第2の主面が、前記第1の基材の前記第1の主面から前記第1の基材の反対側に位置し、前記第1の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材において暴露される工程をさらに含む。
【0015】
もう1つの態様において、本発明は、外面を有するロールと、前記ロールの前記外面に形成された1以上の窪みとを含む、溶融熱可塑性組成物を基材へと転写させるための転写ロールデバイスであって、前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みであるデバイスを提供する。
【0016】
以下に、本発明の様々な実例となる実施形態と関連して、本発明による方法のこれらおよび他の特徴ならびに利点を記載する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
上記の通り、本発明は、表面上または複合ウェブ内に位置する強化不連続ポリマー領域を有する基材を含む複合ウェブを製造するための方法および系を提供する。ここで、本発明の方法に従って製造することができる複合ウェブの様々な実施形態を説明するために、様々な異なる構造を記載する。これらの実例となる構造は、本発明の方法を限定するものとみなされるべきではない。本発明の方法は、請求項によってのみ限定される。
【0018】
図1は、本発明に従って製造された1つの複合ウェブの一部の断面図である。複合ウェブは、第1の主面18および第2の主面19を有する基材10を含む。1以上の強化不連続ポリマー領域14は、基材10の第1の主面18に位置し、例えば、図7〜12に描写される通り、基材は、1より多い強化不連続ポリマー領域を含んでもよいことは理解される。
【0019】
本発明に従って製造された複合ウェブの強化不連続ポリマー領域14が、それぞれ基材10の表面18上で様々な厚さまたは高さを含むことが好ましい。強化不連続ポリマー領域14の端部15近位では、より薄い不連続ポリマー領域の形態で、厚さの変化が提供されることが特に好ましいであろう。
【0020】
強化不連続ポリマー領域14のより厚い中心部と、より薄い端部15との組み合わせによって、利点を提供することができる。より薄い端部15は、より可撓性またはより柔軟性であってよく、不連続ポリマー領域を含む複合ウェブが、おむつ、外科用ガウン等のような衣類に組み入れられる場合、快適さを増強することができる。同時に、強化不連続ポリマー領域14のより厚い中心部は、不連続ポリマー領域に所望のレベルの剛性を提供することができる。
【0021】
強化不連続ポリマー領域14は、それらが配置される基材10の表面18の所望の部分をいずれも被覆することができるが、不連続ポリマー領域14が基材10の全表面を被覆しないであろうことは理解される。不連続ポリマー領域が占める表面域のパーセンテージにおける幾らかの変化は、例えば、1999年2月25日出願の、不連続ステム領域を有するウェブ(WEB HAVING DISCRETE STEM REGIONS)と題された係属中の米国特許出願第09/257,447号(国際公開第00/50229号パンフレットとして公開)に記載された通りであってよい。
【0022】
さらに、不連続ポリマー領域14は互いに分離して描写されているが、本発明の系および方法により製造された幾つかの複合ウェブが、不連続ポリマー領域を形成するために使用される熱可塑性組成物の相対的に薄いスキン層を含んでよいことが理解されるべきである。かかるスキン層は、幾つかの例において、複合ウェブ上の不連続ポリマー領域の幾つか、または全てを連結してもよい。しかしながら、いずれにしても、スキン層中のポリマー材料の量は、より厚い不連続ポリマー領域の外側の基材の有意な強化を提供するためには不十分である。
【0023】
本発明の複合ウェブと組み合わせて用いられる基材は様々な構造を有していてよい。例えば、基材は織材料、不織材料、編材料、紙、フィルムまたはニップ点を通して供給できるその他連続媒体であってもよい。基材は、伸展性、弾性、可撓性、馴染み易さ、通気性、多孔性および剛性のような様々な特性を有している。さらに、基材は、平面シート構成ではなく、プリーツや波形を有していたり、その他変形されていてもよい。
【0024】
場合によっては、基材はあるレベルの伸展性を示し、また場合によっては弾性も示す。好ましい伸展性ウェブの初期降伏引張り力は少なくとも約50gm/cm、好ましくは少なくとも約100gm/cmである。さらに、伸展性ウェブは伸展性の不織ウェブであるのが好ましい。
【0025】
本発明に用いてよい不織ウェブを作成するのに好適なプロセスは、エアレイング、スパンボンド、スパンレース、ボンドメルトブローンウェブおよびボンドカードウェブ形成プロセスが挙げられるがこれらに限られるものではない。スパンボンド不織ウェブは、紡糸口金において一連の微細ダイオリフィスから溶融熱可塑材をフィラメントとして押出すことにより作成される。押出されたフィラメントの直径は、例えば、非エダクティブまたはエダクティブ流体延伸または、米国特許第4,340,563号(アペルら(Appel et al.)、同第3,692,618号(ドルシュナーら(Dorschner et al.)、同第3,338,992号および同第3,341,394号(キンレー(Kinney))、同第3,276,944号(レヴィ(Levy))、同第3,502,538号(パターソン(Peterson))、同第3,502,763号(ハートマン(Hartman))および同第3,542,615号(ドボら(Dobo et al.))に記載されているようなその他の公知のスパンボンド機構により張力をかけると即時に減少する。スパンボンドウェブは好ましくはボンド(ポイントまたは連続ボンディング)される。
【0026】
不織ウェブ層もまたボンドカードウェブから作成してもよい。カードウェブは、分離ステープル繊維から作成され、繊維は結合またはカーディングユニットに送られ、そこで分離され、機械方向にステープル繊維が位置合わせされて、略機械方向配向の繊維状不織ウェブが形成される。しかしながら、ランドマイザーを用いてこの機械方向配向を減じることができる。
【0027】
カードウェブを形成すると、いくつかあるボンディング方法のうち1つ以上によりボンドされて、好適な引張特性が与えられる。あるボンディング方法は、パウダーボンディングであり、粉末状接着剤がウェブに分散されて、通常は、ウェブおよび接着剤をホットエアで加熱することにより、活性化される。他のボンディング方法は、パターンボンディングであり、加熱されたカレンダーロールまたは超音波ボンディング装置を用いて、通常は、局所ボンドパターンで繊維をボンドする。ただし、所望であれば、ウェブはその全表面を跨ぐようにしてボンドすることもできる。通常、併せてボンドされるウェブの繊維が多ければ多いほど、不織ウェブの引張特性が大きくなる。
【0028】
エアレイングは、本発明に有用な繊維状不織ウェブを作成することのできる他のプロセスである。エアレイングプロセスにおいて、約6〜約19ミリメートルの長さを有する小さな繊維の束が分離され、給気においてエントレインされ、多くの場合補助として真空にしながら、形成スクリーンに堆積させる。不規則に堆積された繊維を、例えば、ホットエアまたはスプレー接着剤を用いて互いにボンドする。
【0029】
溶融ブローン不織ウェブは、マルチダイオリフィスから熱可塑性ポリマーを押出すことにより形成される。ポリマー溶融流れは、ポリマーがダイオリフィスから排出される場所で直ちにダイの二面に沿って高速ホットエアまたは蒸気により即時に減衰される。得られる繊維は、収集面で収集される前に、得られる乱気流の中で、合着ウェブへと交絡する。通常、十分な完全性と強度を本発明において与えるために、溶融ブローンウェブは、上述したエアボンディング、熱または超音波ボンディング等により更にボンドされなければならない。
【0030】
ウェブは、国際公開第96/10481号パンフレット(アブートら(Abuto et al.)に開示されているようなスキップスリット加工により伸展性を与えることができる。弾性、伸展性ウェブが望ましい場合には、スリットは不連続であり、通常、ウェブに弾性構成要素を取り付ける前に切断される。これより困難であるが、非弾性ウェブを弾性ウェブに積層した後、非弾性ウェブ層にスリットを作成することも可能である。非弾性ウェブのスリットの少なくとも一部は、弾性ウェブ層の伸展性または弾性の意図する方向(少なくとも第1の方向)に対して略垂直(または実質的に垂直なベクトルを有する)ものとする。略垂直とは、選択したスリットの縦軸と伸展方向間の角度が60〜120度であることを意味する。全体の積層体が弾性となるように、記載したスリットの十分数が略垂直である。弾性積層体を少なくとも2つの異なる方向に弾性としたいときに、2つの方向にスリットを入れると有利である。
【0031】
本発明で用いる不織ウェブはまた、米国特許第4,965,122号、同第4,981,747号、同第5,114,781号、同第5,116,662号および同第5,226,992号(全てモーマン(Morman))に記載されているようなネックのある、または可逆的にネックのある不織ウェブとすることもできる。これらの実施形態において、不織ウェブは、伸展性の所望の方向に対して垂直な方向に延ばす。不織ウェブをこの伸び条件に設定すると、伸展方向に伸張および回復特性を有する。
【0032】
本発明に用いる基材は、基材の主面の片側または両側にある程度の多孔性を示すのが好ましく、溶融熱可塑性組成物を基材の主面の片側に与えると、溶融熱可塑性組成物が基材の多孔性表面の一部に浸透し、かつ/またはこれを封入するにつれて、溶融熱可塑性組成物と基材の間にメカニカルボンドが形成される。本発明で用いる「多孔性」という用語には、形成されたボイドを含む構造と、繊維の間隙へ溶融熱可塑性組成物の浸透を可能とする多数の繊維(例えば、織、不織、編等)から形成された構成の両方が含まれる。多孔性表面に繊維が含まれる場合には、熱可塑性組成物は、基材表面に繊維または繊維の部分を封入するのが好ましい。
【0033】
溶融熱可塑性組成物が適用される適切な基材を選択する時に、基材中の材料の種類および構造が考慮されるべきである。一般的に、かかる材料は、熱可塑性組成物を基材へ転写させる工程間に経験する温度および圧力下で、溶融しないか、軟化しないか、または他の分解を生じない種類および構造である。例えば、プロセス間に基材が崩壊しないように、基材は十分な内部強度を有するべきである。好ましくは、基材は、それを転写ロールから完全に除去するための転写ロール温度で、縦方向において十分な強度を有する。
【0034】
本明細書において「繊維」という用語には、不定の長さ(例えば、フィラメント)および不連続な長さ、例えば、ステープル繊維が含まれる。本発明で用いる繊維は多成分繊維であってもよい。「多成分繊維」という用語は、ドメインが分散、ランダムまたは非構造化となる傾向にあるブレンドに対して、繊維断面において、少なくとも2つの別個の長手方向に共延伸した構造化ポリマードメインを有する繊維のことを指す。別個のドメインはこのように、異なるポリマー部類(例えば、ナイロンとポリプロピレン)または同じポリマー部類(例えば、ナイロン)だがそれらの特性または特徴が異なるものから形成される。「多成分繊維」という用語には、同心および偏心シース−コア繊維構造、対称および非対称並列繊維構造、海島繊維構造、パイくさび繊維構造およびこれらの構造の中空繊維が含まれるがこれらに限られるものではない。
【0035】
本発明の方法に従って製造された物品の様々な断面図において描写される基材は単層構造として説明されているが、基材が単層構造であっても多層構造であってもよいことは理解されるべきである。多層構造が使用される場合、様々な層が同一または異なる特性、構造等を有してよいことは理解されるべきである。これらの変化の幾つかは、例えば、1999年2月25日出願の、不連続ステム領域を有するウェブ(WEB HAVING DISCRETE STEM REGIONS)と題された係属中の米国特許出願第09/257,447号(国際公開第00/50229号パンフレットとして公開)に記載された通りであってよい。
【0036】
不連続ポリマー領域14は、多種多様の異なる非エラストマー熱可塑性ポリマー材料から形成されてよい。本発明と関連して使用される場合、「熱可塑性物質」(およびその変形)は、熱に暴露された時に軟化し、かつ室温まで冷却された時に最初の状態または最初の状態に近い状態に戻るポリマーまたはポリマー組成物を意味する。本発明の方法と関連して使用される熱可塑性組成物は、以下に記載の通り、ポリマー転写ロール中に形成された窪み中に流動することが可能であるか、または入ることが可能でなければならない。
【0037】
適切な熱可塑性組成物は、溶融プロセス可能であるものである。かかるポリマーは、窪みを少なくとも部分的に充填するために十分に流動するものであるが、それでも溶融プロセスの間に著しく分解することはない。多種多様な熱可塑性組成物は、窪みの幾何学および加工条件次第で、本発明の方法における使用のために適切な溶融特性および流動特性を有する。基材への熱可塑性組成物の転写が望まれるまで、熱可塑性組成物のいずれもの粘弾性回復特性が、窪みの壁からそれらを著しく引き出させないように、溶融プロセス可能な材料および加工条件が選択されることがさらに好ましい。
【0038】
本発明と関連して使用してよい非エラストマー熱可塑性組成物のいくつかの例としては、限定されないが、ポリウレタン、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリメタクリレート、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリ塩化ビニル、アクリレート変性エチレン酢酸ビニルポリマー、エチレンアクリル酸コポリマー、ナイロン、フルオロカーボン等が挙げられる。
【0039】
非エラストマー熱可塑性ポリマーは、溶融し、そして冷却時に最初の状態または最初の状態に近い状態に戻り、かつ周囲条件(例えば室温および圧力)でエラストマー特性を示さないものである。本発明と関連して使用される場合、「非エラストマー」は、伸長後に材料が最初の形状に実質的に戻らないことを意味する。さらに、非エラストマー材料は、変形および緩和に続く永久歪みを好ましく保持し、そして永久歪みは、中等度の伸びにおける最初の長さの好ましくは少なくとも約20%以上、より好ましくは少なくとも約30%以上、例えば約50%である(破砕または他の破損なしで50%まで伸展することができる材料に関して)。
【0040】
また所望の効果のために、本発明と関連して使用される非エラストマー熱可塑性組成物を様々な添加剤と組み合わせることもできる。これらとしては、例えば、充填材、粘度低化剤、可塑剤、粘着付与剤、着色料(例えば、染料または顔料)、酸化防止剤、静電防止剤、結合助剤、抗ブロック剤、スリップ剤、安定化剤(例えば、熱のおよび紫外線)、発泡剤、ミクロスフェア、ガラスバブル、強化繊維(例えば、マイクロ繊維)、内部リリース剤、熱伝導性粒子、導電性粒子等が挙げられる。熱可塑性組成物において有用となり得るかかる材料の量は、かかる材料の加工および使用の当業者によって容易に決定することができる。
【0041】
図2は、図1に描写された基材10上に強化不連続ポリマー領域14を沈着するために使用することができる転写ロールの外面の一部の平面図である。外面32の描写部分は、その中に形成された窪み34を含む。図2は、転写ロールの表面32上に散在する多くのより小さい窪み38も描写する。窪み体積と同様にフットプリント(下記参照)に関して両方とも、窪み38はそれぞれ、より大きい窪み34より小さい。また、転写ロールの使用間に、下記の図7〜9と関連して説明されるような様々な目的を提供する窪み38によって形成された、より小さい不連続ポリマー領域により、より小さい窪み38を溶融熱可塑性組成物で充填することもできる。
【0042】
窪み34は、好ましくは、いずれかの適切な技術、例えば、機械加工、エッチング、レーザー除去等によって表面32において形成された複合性の小室34a、34b、34cおよび34dである。図3A〜3Cは、図2に示されるような、転写ロール30中の複合性の窪み34を製造するために使用することができる工程の1組を描写する。図3A〜3Cの視点は、図2の線3−3に沿って取られており、その結果として、図2に示される最小の小室34dが含まれない。
【0043】
さらに、本発明のより良好な理解のために、それぞれの小室の完全な輪郭を図2に描写するが、それぞれの小室の一部は、仕上げられた複合性の窪み34において実際に見えなくてもよいことは理解されるだろう。加えて、描写された複合性の窪み34は、複数の円形の小室34a〜34dから製造されている。しかしながら、本発明による複合性の窪みが、いずれかの選択された形状、例えば、楕円形、正方形、三角形等を有する小室から製造されてもよいことは、理解されるべきである。さらに、本発明の複合性の窪みは、様々な形状および/または大きさを有する小室から構成されてよい。
【0044】
描写された複合性の窪み34において、小室34aは最大直径を有し、そして表面32中に最大の深さまで形成される。さらに、図3Aに示されるように、小室34aは最初に形成されてよい。あるいは、より小さい小室が最初に形成され、その後により大きい小室が形成されてよい。図3Bに描写されるように、次に小室34bが形成されてよい。描写された実施形態において、小室34bは、転写ロール30において小室34aより浅い深さまで形成される。より小さい小室34bの全輪郭が転写ロール30中に実際に形成されないように、小室34bが、より大きい小室34aに重なっていることが確かめられる。
【0045】
図3Cに描写される最終工程は、中央の小室34aから、小室34bよりさらに外側のより小さい小室34cの形成である。描写された実施形態において、これらの外側の小室34cは小室34bより浅い深さまで形成されており、例えば図1に示されるように、それによって強化不連続ポリマー領域の端部における一般的な薄化に寄与する。
【0046】
いずれかの理論に拘束されることは望まれないが、窪み34の複合構造中の様々な小室の間の境界に形成された特徴(例えば、端部、隆起部等)が、以下で説明されるような転写プロセスの間に溶融熱可塑性組成物を保持する能力を増加させることが仮定される。
【0047】
本発明と関連して使用される転写ロール上の窪みは、形成ツールの外面上のそれらのフットプリントが占める面積、フットプリントの最大窪み(ロール表面上のいずれもの方向における)、窪みの体積、フットプリントの形状等に関して特徴づけることができる。
【0048】
窪みのフットプリントが占める面積に関して特徴づける場合、窪み34は、それぞれ約4平方ミリメートル(mm2)以上の面積を有するフットプリントを有してよい。他の条件においては、窪み34は、それぞれ約8mm2以上の面積を有するフットプリントを有してよい。
【0049】
窪みを特徴づけるもう1つの様式は、転写ロール30の表面32で測定されるような最大フットプリント寸法に関してである。フットプリントの最大フットプリント寸法に関して特徴づける場合、それは、窪みが約2mm以上、ある例においては約5mm以上の最大フットプリント寸法を有することである。
【0050】
本発明と関連して使用される窪みを特徴づける、さらにもう1つの様式は、窪み体積に関してである。例えば、窪みは、少なくとも約3立方ミリメートル(mm3)以上の窪み体積、あるいは約5立方ミリメートル以上の窪み体積を有してよい。転写プロセス間に少なくとも幾らかの溶融熱可塑性組成物が窪み内に保持され得るため、すなわち、窪み内の熱可塑性組成物の保持を補うために、窪みによって形成される不連続ポリマー領域の好ましい体積に関連して、窪み体積が好ましく特大化され得るため、体積は重要であり得る。
【0051】
転写ロール30上の窪み34の配向は、様々な要因に基づいて選択されてよい。延長された窪み34は、縦方向(すなわち、基材の移動方向)、横方向(すなわち、基材の移動方向に対して横断)、または縦方向と横方向との間のいずれかの他の配向に整列されてよい。
【0052】
図4および5は、本発明の方法と関連する、基材上の強化不連続ポリマー領域を提供するために使用される転写ツールにおいて形成された窪みの形状のさらにもう1つの変形を描写する。窪み134は、円形の谷形状で転写ツールの表面132に位置し、島状構造133は、外面132において形成される窪み134の中央に位置する。
【0053】
図4に描写されるもののような島状構造を含む窪みを使用して、基材の一部がポリマーの周囲環内で暴露される基材上に強化不連続ポリマー領域を提供することができる。得られる構造は、例えば、基材上で形成されたボタン穴、スロット、穿孔または他の開口部の領域において基材を強化するために使用されてよい。また、類似構造に関する他の用途も想定してよい。
【0054】
窪み134の中央に形成された島状構造133は、好ましくは窪み134を囲む転写ロールの外面132と同じ高さである。窪み134には、その中に形成された単一の島状構造133のみ描写されているが、本発明の方法と関連して使用される窪みは、所望であればそれぞれの窪み内に位置する2以上の島状構造を含んでもよい。さらにまた、島状構造の形状および周囲の窪みは異なっていてもよく、例えば、円形の最外周辺部を有する窪みは、異なる形状を有する島状構造と一対になってもよい。もう1つの変形において、図4に描写されるように、島状構造は窪み内の中心に位置しなくてもよい。
【0055】
図5に描写されるもう1つの変形は、窪み134の深さの変形であり、窪みは島状構造近位で最も深くなり、窪み134の最外周辺部ではより浅い深さまで上昇する。かかる構造は、図1と関連して上述されたように、ポリマー領域の薄化のため、より可撓性な端部を有する強化不連続ポリマー領域を提供することができる。さらに、図2の窪み34と同様に、窪み134は複合構造を有するようには描写されていないが、島状構造133を含む窪み134は、複数の小室の複合性の窪みとして有利に形成されてもよい。
【0056】
図6は、転写ツールの表面232に形成されたもう1つの窪み234を描写しており、また窪み234は、図4および5の窪み134と同様の様式の島状構造233を含む。窪み134とは異なり、窪み234は一般的に楕円形の形状に延長され、ボタン穴または類似構造の形成により寄与し得る。再び、図2の窪み34と同様に、窪み234は複合構造を有するようには描写されていないが、複数の小室の複合性の窪みとして有利に形成されてもよい。
【0057】
図7および8は、本発明の方法によって製造される複合ウェブのさらにもう1つの変形を描写する。図7の複合ウェブは、積層基材310を形成するために第2の基材310bに積層された第1の基材310aを含む積層構造である。多くの不連続ポリマー領域314は、2つの基材310aと310bとの間に位置する。より大きい不連続ポリマー領域314の間に位置するように、多くのより小さい不連続ポリマー領域380が描写される。より小さい不連続ポリマー領域380は任意であり、すなわち、それらは、より大きい不連続ポリマー領域314に加えて必要でなくてもよい。これらのより小さい特徴は、より大きい不連続ポリマー領域314の間で、2つの基材310aおよび310bを一緒に付着するために有益となり得る。
【0058】
いくつかの例において、反対側の基材上で相対する不連続ポリマー領域と、または反対側の基材自体と、ポリマー領域314および380が結合できるように、まだいくらか溶融した状態で積層化が実行される場合、単独で不連続ポリマー領域314および380を使用して、2つの基材310aおよび310bの付着を達成することができる。この構造の1つの利点は、追加の材料および/またはプロセス工程を必要とせずに積層化を達成できるということである。あるいは、基材310aと310bとの間の積層化は、当業者に既知の様々な技術および/または技術、例えば、熱ボンド、接着剤、樹脂、結合フィルム/ウェブ等によって促進されてよい。例えば、米国特許第2,787,244号(ヒッキン(Hickin));同第3,694,867号(スタンプ(Stumpf));同第4,906,492号(グロシェンズ(Groshens));同第5,685,758号(ポール(Paul)ら);および同第6,093,665号((サヨビッツ(Sayovitz)ら)を参照のこと。
【0059】
図7の積層構造は、複合ウェブの両側で、例えば、布のような、またはより柔軟性の感触または外観、浸透性、多孔性等を提供するために有用であり得る。これは、不連続ポリマー領域が複合ウェブの暴露表面上に位置する複合ウェブとは対照的である。また、複合ウェブ構造の反対側で異なる特性を提供するために、図7に示されるもののような積層複合ウェブ構造を使用することもできる。例えば、多孔性または他の特性は、異なる基材310aと310bとの間で異なってもよい。
【0060】
図8は、図の両側に位置する矢印の方向で作用する力による、基材310aと310bとの積層化を描写する。図8に描写される1つの態様は、図7で描写されるような複合ウェブの不連続ポリマー領域314を形成するための、基材310a上の不連続ポリマー領域314aと、基材310bの反対面上に位置する不連続ポリマー領域314bとの組み合わせである。
【0061】
図8に描写されるもう1つの態様は、図7に示されるより小さいポリマー領域380を、基材310a上のポリマー領域380aと基材310b上のポリマー領域380bとの組み合わせから構成することができるということである。他の例において、より小さいポリマー領域は基材310aまたは310bの一方のみに位置し、そして積層化の間、反対側の基材と直接的に好ましく結合する。同様に、いくつかの例において、反対側の基材に付着される前に基材310aまたは310bの一方だけにポリマーを沈着させることによって、より大きい不連続ポリマー領域314を形成してもよい。
【0062】
図7および8に示される複合ウェブの積層構造のもう1つの潜在的な利点は、2つの別々のポリマー領域314aおよび314bを一緒に積層化することによって形成される強化不連続ポリマー領域314が、本発明の方法を使用して単一の強化不連続ポリマー領域として有効に沈着できる場合よりも、より多くのポリマーを含む組み合わせられた強化不連続ポリマー領域314を提供することができるということである。その追加ポリマーは、より硬質で、より厚い、または他の有利な特徴を有する強化不連続ポリマー領域を提供することができる。
【0063】
図9は、図7に描写される複合ウェブを形成するために使用することができる複合ウェブの平面図であり、図7および8の積層構造を提供するために、折り線302に沿って単一基材310の2つの部分310aおよび310bを折ることができる。あるいは、例えば図8に示されるように、積層化の前に基材310aおよび310bは互いに別々であってもよい。基材310が折り線302に沿って折られる時、基材310は、組み合わせられる部分310aおよび310b上で対立する強化不連続ポリマー領域314aおよび314bを含む。
【0064】
また、基材310が折り線302に沿って折られる時、基材310は、組み合わせられる部分310aおよび310b上で多くの対立するより小さい不連続ポリマー領域380aおよび380bを含む。さらに基材310は、折り線302の反対側において、いずれかの類似の沈着物と対立しない幾つかのより小さい不連続ポリマー領域380aおよび380bを含む。
【0065】
不連続ポリマー領域314aおよび314bは、(xおよびy方向において)規則的な繰返しパターンで基材310の表面上に均等な間隔で示されるが、所望であれば、強化不連続ポリマー領域314aと314bとの間の間隔は不均等であってもよいことは理解されるべきである。さらに、強化不連続ポリマー領域が配列されるパターンは、不規則および/または非繰返しであってもよい。
【0066】
他の変形においては、本発明に従って製造される複合ウェブの一部は、図9に描写されるように均等な間隔で不連続なポリマー領域を含んでよく、一方、同一複合ウェブの他の部分は、いずれかの不連続ポリマー領域を含まなくてもよい。さらにもう1つの代替においては、本発明に従って製造される複合ウェブの一部は、図9に示されるように均等な間隔で不連続ポリマー領域を含んでよく、一方、同一複合ウェブの他の部分は、不均等および/または非繰返しパターンで配列される不連続ポリマー領域を含んでよい。さらに、本発明に従って製造される複合ウェブの異なる部分は、互いに異なる繰返しパターンで、両方とも均等な間隔の不連続ポリマー領域の異なる組を含んでもよい。
【0067】
不連続ポリマー領域を、いずれかの所望の形状、例えば、正方形、長方形、六角形等でも提供することができるだろう。形状は、認識される幾何学形状であってもなくてもよいが、不規則な周辺部によってランダムに形成されてもよい。加えて、形状は、必ずしも固体形態ではなくてもよく、熱可塑性組成物がいずれも転写されない形状内で形成される島状構造を含んでもよい。さらにもう1つの代替においては、幾つかのまたは全ての不連続ポリマー領域が、印、すなわち、文字、数字または他の図式記号の形状であってもよい。
【0068】
図10は、本発明に従って製造される複合ウェブのさらにもう1つの実施形態を図示する。複合ウェブは、対立する主面418および419を有する基材410を含む。図10に図示される1つの特徴は、それぞれ、対立する主面418および419上に位置する強化不連続ポリマー領域の二面特徴である。強化不連続ポリマー領域414は主面418上で提供され、強化不連続ポリマー領域424は反対側の主面419上に提供される。不連続ポリマー領域414および不連続ポリマー領域424は両方とも、複合ウェブの反対側で暴露される。
【0069】
反対側の主面上の不連続ポリマー領域は、基材410を通して位置決めされるように描写される。言い換えると、不連続ポリマー領域414は、基材410の反対側で不連続ポリマー領域424と配列される。さらに、不連続ポリマー領域414は、基材410の反対側に位置する不連続ポリマー領域424と実質的に同じ大きさであるように描写される。しかしながら、両主面上で不連続ポリマー領域を有する複合ウェブが所望である場合、図10に示されるように、反対側の表面上の不連続ポリマー領域が同一の大きさであってもなくてもよいことが理解されるべきである。また図10に示されるように、不連続ポリマー領域が、基材410を通して互いに位置決めされてもされなくてもよいことは理解されるべきである。
【0070】
強化不連続ポリマー領域414および424は、基材410上でグロメット構造を形成するものとして想定されてもよい。結果として、図10に示されるように、基材410を通して任意の開口部404を提供することが望まれてもよい。いずれかの適切な技術、例えば、ツールによる機械穿孔、レーザー除去、水またはガスジェットカット等によって、開口部を形成することができる。同様に、例えば、図7に示される積層複合ウェブにおいて、同様の開口部を提供することができることは理解されるだろう。
【0071】
図11は、本発明の原理に従って基材10の1つの表面上で不連続ポリマー領域を提供する1つの系および方法の斜視図である。図11に描写される系は、系を通してウェブ経路を規定する基材10を含む。基材10は、様々なロール上で回転矢印により指示される下流方向に系中を移動する。供給から解かれた後、または別の状態で提供された後(例えば、基材10は、図11に描写される系と直列方式で製造されてよい)、基材10は、バックアップロール20と転写ロール30との間に形成された転写ニップ中へと導かれる。
【0072】
基材10上に不連続ポリマー領域を提供するプロセスは、溶融熱可塑性組成物の供給を、外面32に形成された1以上の窪み34を含む転写ロール30の外面32へと送達することを含む。溶融熱可塑性組成物41は、谷40の形状の送達装置(または他の供給装置、例えば押出機、ギアポンプ等)により転写ロール30の外面32へと供給される。
【0073】
過剰量の溶融熱可塑性組成物は、転写ロール30の外面32に対して作用するドクターブレード42によって外面32から拭き取られるか除去される。転写ロール30の外面32から熱可塑性組成物の全てを除去することが理想的であるが、幾らかの熱可塑性組成物はドクターブレード42によって拭き取った後、外面32上に残ってもよい。
【0074】
溶融熱可塑性組成物が転写ロール30の外面32に沈着される場合、転写ロール30の外面32に形成された窪み34は、溶融熱可塑性組成物の一部を好ましく受け取る。窪み34が、溶融熱可塑性組成物の沈着の間、または沈着までに完全に充填されない場合、転写ロール30の外面32におけるドクターブレード42の拭き取り作用は、窪みを溶融熱可塑性組成物で実質的に充填することを促進することができる。
【0075】
図11に描写される系における様々なロールの温度制御は、所望の製品を得るために有用であろう。例えば、転写ロール30の外面32が、基材10へと転写される熱可塑性組成物の溶融温度以上である選択温度まで加熱されることが好ましい。また、転写ロール30を加熱することは、溶融熱可塑性組成物による窪み34の充填を増強することもできる。
【0076】
溶融熱可塑性組成物41が谷40内で自己加熱するため、ドクターブレード42は溶融熱可塑性組成物によって典型的に熱される。あるいは、溶融熱可塑性組成物41を含む谷40とは別々にドクターブレード42の温度を制御することが望ましい。例えば、溶融熱可塑性組成物の溶融温度より高い温度までドクターブレード42を加熱することが望ましい。
【0077】
図11Aは、転写ロール30におけるドクターブレード42と窪み34との1つの関係を描写している拡大された部分的断面図である。制御され得るドクターブレード42のもう1つの特性は、転写ロール30の外面に沿う厚さまたは長さ43である(縦方向または転写ロールの回転方向で測定される)。例えば、より厚いかまたはより長いドクターブレード42は、窪み34内で緩和するためのより多くの時間を溶融熱可塑性組成物に与え、それによって窪みの充填を改善することによって役立つ。ドクターブレード42の長さを変えることに加えて、ドクターブレード42によって転写ロール30上で用いられた圧力または力も、例えば、溶融熱可塑性組成物の特徴、転写ロール特性等の特性を含む様々な要因に基づいて調節されてよい。
【0078】
所望の溶融熱可塑性組成物によって窪み34が少なくとも部分的に充填されて、窪み34およびそれらが含む溶融熱可塑性組成物が転写ニップ(すなわち、転写ロール30およびバックアップロール20によって形成されるニップ)においてバックアップロール20に対する基材10との接点に押し込まれるまで、転写ロール30は回転し続ける。この点で、基材10への窪み34中の溶融熱可塑性組成物の転写が開始する。特定の条件下で、窪み34中の熱可塑性組成物の一部のみが基材10に転写するであろうことは理解されるべきである。
【0079】
溶融熱可塑性組成物が沈着する1以上の多孔性の主面を含む基材10が本発明の方法と関連して使用される場合、機械的結合は、基材10の多孔性表面への溶融熱可塑性組成物の浸透によって好ましく形成される。本発明と関連して使用される場合、用語「多孔性」は、溶融熱可塑性組成物の浸透を可能にする繊維の集合から形成された構造(例えば、織物、不織物または編物)と同様に、その中に形成された空隙を含む構造の両方を含む。
【0080】
転写ロール30とバックアップロール20との間のニップ圧は、好ましくは、基材10への不連続ポリマー領域の付着を改善するために、不連続ポリマー領域中の熱可塑性組成物の一部が多孔性基材10の一部を浸透および/または封入するために十分である。基材10の表面が繊維を含む場合(例えば、基材10がその主面に織物、不織物または編物材料を含む場合)、基材10への不連続ポリマー領域の付着を改善するために、熱可塑性組成物が基材10の表面上の少なくともの幾らかの繊維の全てまたは一部を封入することが好ましい。
【0081】
いくつかの条件下で、例えば、基材10がその厚さを通して多孔性である場合、窪み34中の溶融熱可塑性組成物は完全に基材10に浸透し得る。他の例において、溶融熱可塑性組成物の浸透は、基材10の外側の層に限定され得る。
【0082】
しかしながら、基材10の外面は幾らかの多孔性を示してよいが、この多孔性は基材10の全厚さを通して必ずしも延在しなくてもよいということが理解されるべきである。例えば、基材10は様々な異なる層を有してよく、実質的に無孔である層の1つを有してもよい。もう1つの代替においては、基材10の外面が上述されたように幾らかの多孔性を示すとしても、基材10の全体的な厚さは全体としてそれを無孔であるものにすることができる。
【0083】
バックアップロール20は、加工される基材材料および/または溶融熱可塑性組成物の種類次第で様々な異なる特性を有し得る。幾つかの例において、バックアップロール20の外部は、転写ロール30の形状に適合するゴムであるか、または他の適合する材料であり得る。ゴムのような適合する材料が使用される場合、例えば、それは約10〜90ショアAのジュロメーターを有し得る。
【0084】
図11Bに、転写ニップにおける1つのかかる変形が描写されており、ここでは適合するバックアップロール130が基材110の一部を窪み134中に押し入れる(そしてその中に熱可塑性組成物141が含まれる)ように描写されている。窪み134に面する基材110の表面が多孔性である場合、溶融熱可塑性組成物141の一部は基材110の多孔性表面に押し付けられる。基材10と溶融熱可塑性組成物141との接触の可能性を改善するために、窪み134が、溶融熱可塑性組成物141により完全に充填されない場合、基材10を窪み中に押し入れることは特に有益であるだろう。
【0085】
あるいは、接合バックアップロールを使用する転写ロール上で、基材の表面は窪み中に押し入れられてよい。転写ニップにおけるこの変形は図11Cに描写されており、ここでは、バックアップロール220は、転写ロール230上で窪み234に対して相補的であるか対をなす突出222を含む。突出222は、図11Bに関して上記されたものと同一の結果および利益を伴って、窪み中へ押し入れられる。接合バックアップロール220は、いずれかの適合する材料、不適合な材料、あるいは適合する材料または不適合な材料の組み合わせからも形成されてよい。
【0086】
転写ロールの温度を加熱または他の方法で制御することは上述されている。また、バックアップロールの外面の温度を制御することができることも認識されるべきである。例えば、転写ロールの温度の以下の選択された温度まで、バックアップロールの表面を冷却することは望ましい。バックアップロールの冷却は、特に基材の完全性が、転写ロール(転写ロールが加熱される場合)および/または転写ロールの窪み中の溶融熱可塑性組成物の加熱から低下する可能性がある場合、基材の完全性を維持するために有益である。
【0087】
図11に示されるように、基材10はバックアップロール20を回って続いている。いくつかの例において、基材10が転写ロール30から引き離される間に、窪み中の溶融熱可塑性組成物の一部は窪み34に残ってよい。結果として、窪み34中の溶融熱可塑性組成物は、転写ロール30中の窪みと基材10との間で伸長するか紐状になる傾向がある。
【0088】
基材10が転写ロール30から分離するように形成される熱可塑性組成物のいずれかのストランドを切断するために、図11に示される熱線44のようなデバイスを使用してよい。いずれもの溶融熱可塑性組成物のストランドの望ましい切断を達成するために、他のデバイスおよび/または技術を使用してもよい。例えば、限定されないが、予熱空気ナイフ、レーザー等を挙げることができる。さらに、特定の条件下では、製造間に熱可塑性組成物の切断に遭遇することはない。
【0089】
また、基材が転写ニップを出る時に窪み34中の溶融熱可塑性組成物が紐状になる傾向は、本発明に従うプロセスが発展される時に考慮されるべきもう1つの問題を引き起こす。その問題とは、基材10の内部の結合力および/または基材10の引張強さである。基材10が転写ロール30から引き離される時に用いられる力によって、基材の残り部分から切り離すことができる繊維構造(例えば、織物、不織物または編物繊維)を基材10が含む場合、この問題はより懸念されるであろう。溶融熱可塑性組成物のストランドが基材10上で、基材10の内部結合力および/または引張強さを上回る力を用いることができるように、溶融熱可塑性組成物が特性(例えば、粘着性、引張強さ等)を有する場合、これらの考慮はより重要であり得る。
【0090】
例えば、基材10が樹脂が結合された不織物部分を含む場合、転写ロール30および/または溶融熱可塑性組成物の温度は、樹脂の溶融温度以上に高められてよく、それによって潜在的に基材10の内部結合力および/または引張強さが低下する。あるいは、不織物基材は、転写ロール30および/または溶融熱可塑性組成物の温度と同じ溶融温度を有する繊維を含んでよく、それによって潜在的に基材10の内部結合力および/または引張強さが低下する。
【0091】
いずれの例においても、溶融熱可塑性組成物を転写させる間、基材の完全性を維持するためにロール温度および/または溶融熱可塑性組成物温度が制御される必要があるだろう。例えば、基材10を冷却して、その内部結合力を維持するために、バックアップロール20は順に冷却されてよい。
【0092】
もう1つの代替において、基材10の内部結合力および/または引張強さを強化するために、転写ロール30および/またはバックアップロール20の加熱を使用してもよい。例えば、基材10が、異なる組成を有する多成分繊維を含む場合、溶融熱可塑性組成物を転写ロール30から基材10へと転写させる間、基材10の繊維または他成分の幾らかの強化は、基材10を加熱することによって引き起こされ得る。この強化は、基材10上または基材10内でスキン層または他の強度増加構造を形成することによって、基材の完全性を改善し得る。幾つかの代表的なプロセスは、例えば、米国特許第5,470,424号(アイザック(Isaac)ら)に記載されている。
【0093】
図11に描写される系および方法は、その1つの主面のみにおいて強化不連続ポリマー領域を有する複合ウェブを製造するが、当業者は、本発明の原理に従って、基材の両主面において不連続ポリマー領域を提供するために要求される変更を認識するであろう。1つの例としては、例えば、2つの別々の基材のそれぞれの1つの表面において不連続ポリマー領域を形成する工程を含み、次いで、両主面において不連続ポリマー領域を有する単一基材を形成するために、2つの基材が一緒に積層される(例えば、図10を参照のこと)。あるいは、単一基材は、2つの転写ロールによって形成されたニップ中に導かれ、転写ロールのそれぞれは、本質的に同時に不連続ポリマー領域をウェブの両側に沈着させる。
【0094】
図11は転写ロール30を使用する1つのみの熱可塑性組成物の適用を描写するが、2以上の異なる熱可塑性組成物が転写ロール30の外面に適用され得ることが理解されるだろう。図12は、(区域A、BおよびCにおいて)3つの溶融熱可塑性組成物を軸331の周りを回転する転写ロール330の表面に送達するために、谷340が使用される1つの系の一部を描写する。谷340は、例えば、谷340の異なる区域の溶融熱可塑性組成物が加工間に混合しないように、バリア342を含んでよい。もう1つの代替において、転写ロール330に適用される各々の異なる熱可塑性組成物のために、別々の異なる谷を使用してよい。
【0095】
また、転写ロール330は、異なる溶融熱可塑性組成物が適用されてよい異なる一組の窪み334a、334bおよび334cを含む。転写ロール330上の異なる区域の窪みは、異なるように形成され、異なる大きさを有し、そして異なる間隔を有する。例えば、区域AおよびB中の窪みが規則的な繰返しパターンで配列されるが、区域C中の三角形の窪みは不規則な非繰返しパターンで配列される。
【0096】
図12の系により、異なる一組の不連続ポリマー領域は、異なる熱可塑性組成物を使用して単一基材上で形成されてよい。結果として、熱可塑性組成物は、複合ウェブを使用して製造される仕上げ物品の製造または最終用途性能に関連するいずれの多くの異なる特性に関して選択されてよい。
【0097】
図13および14は、本発明の方法に従って複合ウェブから製造され得る物品を描写しており、図13は物品の平面図であり、図14は図13の線14−14に沿った物品の断面図である。この物品は、基材510上の強化不連続ポリマー領域により形成されるフレーム560を含む。この物品は、例えば、フレーム560が、フィルター媒体として機能する基材510に関して必要不可欠な支持を提供するフィルターであってよい。フレーム560は、強化不連続ポリマー領域として沈着された場合、好ましくは、濾過基材510にフレーム560を固定するために結合剤(例えば、接着剤等)の使用を必要としない。
【0098】
また、描写された物品は、フレーム560によって規定された基材510の中心領域を横切って延在する1以上の任意の強化ストリップ562を含む。また、強化ストリップ562は、本発明の方法に従って基材510上に沈着される不連続ポリマー領域により好ましく形成されてもよい。強化ストリップ562は、フレーム560とは同一または異なるポリマー組成物から形成されてよい。
【0099】
図15および16は、本発明に従う複合ウェブの製造方法と関連するもう1つの変形を描写する。図15は、本発明に従って製造される複合ウェブの一部を平面図で描写する。複合ウェブは、2つの不連続ポリマー領域614および615が位置する基材610を含む。基材610は、複合ウェブの長さ以上に延在し、一緒に、複合ウェブの縦の長さを規定する2つの対立するブレード611を含む。
【0100】
複合ウェブの縦の長さの一般的な方向に沿って、基材610上で沈着される熱可塑性組成物材料の線形状で、不連続ポリマー領域614は提供される。不連続ポリマー領域614は、図15に示される複合ウェブの縦の長さに沿って、連続的であってよい。
【0101】
不連続ポリマー領域614の相対的な直線形状と比較して波形状で提供されるという点で、不連続ポリマー領域615は不連続ポリマー領域614の変形である。また、しかしながら、不連続ポリマー領域615の波形状は、複合ウェブの縦の長さの方向に沿って延在する。さらに、不連続ポリマー領域615は、図15に示される複合ウェブの縦の長さに沿って連続的であってよい。
【0102】
図16は、本発明の方法に従って図15に示される形状で、溶融熱可塑性組成物を基材へ転写させるために使用されてよい1つの転写ロール630の斜視図である。図15に描写されるように、転写ロール630は、不連続ポリマー領域614を形成するために転写ロール630の外側円周の周囲で好ましく連続的に延在する窪み634を含む。また、図15に描写されるように、転写ロール630は、不連続ポリマー領域615を形成するためにロール630の外側円周の周囲で延在する窪み635を含む。
【0103】
図17は、本発明に従う複合ウェブの製造方法と関連するもう1つの変形を描写する。図17は、本本発明に従って製造される複合ウェブの一部を平面図で描写する。複合ウェブは、不連続ポリマー領域714a、714bおよび714cが位置する基材710を含み、不連続ポリマー領域は基材の幅を横切って延在する。基材710は、複合ウェブの長さ以上に延在し、一緒に、複合ウェブの幅および縦の長さを規定する2つの対立するブレード711を含む。
【0104】
不連続ポリマー領域714a、714bおよび714cのそれぞれは、一般的に、横方向で基材710上に沈着される熱可塑性組成物材料の線形状で、すなわち、基材710の対立する端部711の間に延在するように提供される。不連続ポリマー領域714a、714bおよび714cは、直線714aおよび714bから波線714cまでの変形を提供する。強化不連続ポリマー領域の配置、形状および/または配向における多くの他の変形は、本発明に従う方法と関連して想定されてよい。
【0105】
不連続領域における非エラストマー熱可塑性ポリマーの沈着に加えて、既知の方法を使用して追加材料を基材の主面上へ被覆することができることも熟考される。かかる材料は、例えば、米国特許第5,019,071号(バニー(Bany)ら);同第5,028,646号(ミラー(Miller)ら);および同第5,300,057号(ミラー(Miller)ら)に記載の接着剤であり得るか、または、例えば、米国特許第5,389,438号(ミラー(Miller)ら)および同第6,261,278号(チェン(Chen)ら)に記載の粘着剤であり得る。
【実施例】
【0106】
本発明の理解を高めるために、以下の実施例を提供する。それらは本発明の範囲を限定する事を意図しない。
【0107】
実施例1
図11に示されるものと類似の系を使用して、本発明のウェブを製造した。ギアポンプが取り付けられた直径40mmの二軸スクリュー押出機を使用して、約227℃の溶融温度で溶融ポリプロピレンポリマー(SC−917、バーセル オレフィンズ(Basell Olefins))をネックチューブまで送達した。23cmの直径を有する油加熱されたスチール転写ロール30の外面32上へと、溶融ポリマーの厚いストランドが垂直に下方向に押し出されるように、ネックチューブを配置した。ロールの中心付近でロールの周囲で8つの窪みの円を有するように、コンピュータ制御されたフライス盤を使用して、転写ロールの外面を機械加工した。窪みは、長さ7.6cmおよび楕円の最も広い点で幅1.9cmの形状の楕円であった。それぞれの楕円の長軸は、縦方向(ダウンウェブ)に平行だった。この楕円は、8.9cmの中心対中心の間隔で配列された。楕円の窪みは、7工程のプロセスで機械加工された。
【0108】
工程1は、7.6cm×1.9cmの楕円パターンの2mmのツールを使用して、深さ0.333mmの小室を粉砕する工程からなった。工程2は、3mmのツールを使用して、深さ0.500mmの小室を粉砕する工程からなった。工程3は、4mmのツールを使用して、深さ0.666mmの小室を粉砕する工程からなった。工程4は、5mmのツールを使用して、深さ0.833mmの小室を粉砕する工程からなった。工程5は、6mmのツールを使用して、深さ0.999mmの小室を粉砕する工程からなった。工程6は、7mmのツールを使用して、深さ1.165mmの小室を粉砕する工程からなった。工程7は、8mmのツールを使用して、深さ1.332mmの小室を粉砕する工程からなった。より深い小室が楕円の中央部にあり、次第により浅くなる小室が、楕円の周辺部の方へ外側に先細りになるように、小室は配置された。
【0109】
窪みが溶融ポリマーで充填または部分的に充填された後、ロールとの接点で1.5mmの厚さを有し、かつ転写ロールの外面に反対および垂直に作用する真鍮ドクターブレード42により、いずれもの過剰量の溶融ポリマーを転写ロールの外面から除去した。過剰量の溶融ポリマーは、ドクターブレードによって形成される谷に含まれるポリマーの小さなローリングバンクを形成し、123N/直系cmの圧力を使用して2枚の横壁を確実に転写ロールにプレスした。転写ロールは約227℃であった。ドクターブレードの拭き取り作用後に、25N/直系cmの圧力を使用して、ゴム製バックアップロール20(23℃)に対して、窪みおよびそれらが含む溶融ポリマーが不織物基材(ソンタラ(SONTARA)8001スパンレースポリマー、40グラム/m2、デュポン(Dupont))との接点へと押し入れられるまで、転写ロールは回転し続けた。
【0110】
窪みから不織物基材への幾らかの溶融ポリマーの転写が生じた。基材が転写ロールから引き離される間に、窪み中の溶融ポリマーの一部は窪みに残った。結果として、溶融ポリマーは、転写ロール中の窪みと基材との間で、伸長するかまたは紐状になる傾向があった。熱線44を使用して、基材が転写ロールから分離するように、形成された溶融ポリマーのいずれのストランドも切断した。それぞれの転写された強化ポリマー領域の重量は、0.28グラムであった。
【0111】
実施例2
2以上の不連続な強化ポリマー領域を2つの基材へ転写させ、続いて、基材を積層させることができることを証明するために、不連続強化ポリマー領域を第2の不織物基材(ソンタラ(SONTARA)8001スパンレースポリマー、デュポン(Dupont))へと転写させるために、転写ロール30と同一の第2の転写ロール、ゴム製バックアップロール20と同一の第2のゴム製バックアップロール、ドクターブレード42と同一の第2のドクターブレード、および熱線44と同一の第2の熱線を使用したことを除き、図11に示された装置を使用して実施例1の通りウェブを調製した。溶融ポリプロピレンポリマー(SC−917(バーセル オレフィンズ(Basell Olefins))は、約227℃溶融温度で、第2の転写ロールへと送達された。第2の転写ロールは約227℃であり、そして第2のゴム製バックアップロールは約23℃であった。25N/直系cmのニップ圧を使用した。第2の転写ロールに対するドクターブレード圧は、約123N/直系cmであった。それぞれのロールの窪みに関して第1の転写ロールと位置決めされるように、第2の転写ロールを調節した。ゴム製ロール20および第2のゴム製ロールはニップを形成し、ここで、1つの基材上の強化領域が他の基材上の強化領域と同時に生じるように、転写された強化ポリマー領域を含む2つの不織物基材が積層された。これにより、実施例1と比較して約2倍のポリマーを転写することができる結果が得られた。
【0112】
前述の特定の実施形態は本発明の実施の例証である。本発明は、本文書に記載に特定されていない要素や品目がなくても好適に実施される。全ての特許、特許出願および公報の全ての開示内容は、それぞれ参考文献として本文書に組み込まれる。本発明の様々な修正および変更は、本発明の範囲から逸脱することなく当業者に明白であろう。本発明は本明細書に規定した例示のための実施形態に不当に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0113】
【図1】本発明の方法に従って製造された複合ウェブ上の1つの強化不連続ポリマー領域の断面図。
【図2】本発明の方法に従って複合ウェブを製造するために使用することができる転写ロールの一部の平面図。
【図3A】窪み形成間の1点において図2の線3−3に沿った、図2の窪みの断面図。
【図3B】窪み形成間のもう1点において図2の線3−3に沿った、図2の窪みの断面図。
【図3C】窪み形成間に図2の線3−3に沿った、図2の窪みの断面図。
【図4】本発明の方法に従って複合ウェブ上に強化不連続ポリマー領域を製造するために使用することができる転写ロールの一部上のもう1つの窪みの平面図。
【図5】図4の線5−5に沿った、図4の窪みの断面図。
【図6】本発明の方法に従って複合ウェブ上に強化不連続ポリマー領域を製造するために使用することができる転写ロールの一部上のもう1つの窪みの平面図。
【図7】2つの基材の間に強化不連続ポリマー領域を含む、本発明の方法に従って製造された複合ウェブの断面図。
【図8】本発明の方法に従って複合ウェブを形成するために2つの基材を付着させる前の、図7の複合ウェブの断面図。
【図9】本発明の方法に従って複合ウェブへと製造することができる、その上に形成された強化不連続ポリマー領域を有する1つの実例となる基材の平面図。
【図10】基材の両主面上に強化不連続ポリマー領域を有するもう1つの複合ウェブの断面図。
【図11】本発明の方法に従って基材上に不連続ポリマー領域を提供するために有用な1つのポリマー転写プロセスの斜視図。
【図11A】本発明と関連して使用されるドクターブレードと転写ロール上の窪みとの間の関係を描写する拡大概略図。
【図11B】転写ロールに対して基材を押し付ける適合バックアップロールを描写する拡大された部分的断面図。
【図11C】転写ロール中の窪みと整列された突出を含む接合バックアップロールを描写する拡大された部分的断面図。
【図12】区分された送達系および方法に関連して有用な、もう1つの転写ロールおよびポリマー供給源。
【図13】本発明の方法に従って基材上に強化不連続ポリマー領域を提供することにより複合ウェブ中に形成された1つの物品の平面図。
【図14】図13の線14−14に沿った、図13の物品の断面図。
【図15】本発明に従って製造された1つの複合ウェブの一部の平面図。
【図16】図15の複合ウェブを製造するために使用されてよい1つの転写ロールの概略図。
【図17】基材の幅を横切って延在する不連続ポリマー領域を含む、本発明に従って製造された1つの複合ウェブの一部の平面図。
Claims (38)
- その中に形成された1以上の窪みを含む外面を含む転写ロールを提供する工程において、前記1以上の窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む工程と、
溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程と、
前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、
基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物を含む1以上の不連続ポリマー領域が前記基材の第1の主面上に位置する工程と
を含む、複合ウェブの製造方法。 - 前記複合性の窪みを形成している前記複数の小室が、互いに重なり合っている、請求項1に記載の方法。
- 前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記基材の前記第1の主面を押し付ける工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記基材の前記第1の主面が多孔性表面を含み、かつ前記転写工程が、前記1以上の窪み中に前記基材の前記第1の主面の一部を押し入れる工程をさらに含み、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪み内の前記多孔性表面に浸透する、請求項1に記載の方法。
- 前記基材の前記多孔性表面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項4に記載の方法。
- 前記基材の前記第1の主面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記基材の前記第1の主面を押し付けることにより、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 拭き取り後および転写前に、前記1以上の窪みの実質的に全てが、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物で実質上充填される、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みが、その中に位置する島状構造を含む少なくとも1つの窪みを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みの少なくとも1つの窪みが、前記基材の前記第1の主面上に不連続ポリマー領域を形成し、前記基材の前記第1の主面の一部が前記非エラストマー熱可塑性組成物の周囲環内に位置し、そして前記方法が、前記非エラストマー熱可塑性組成物の前記周囲環内の前記基材を通して開口を提供する工程をさらに含む、請求項8に記載の方法。
- 前記1以上の不連続ポリマー領域の少なくとも1つの不連続ポリマー領域が、前記基材の長さに沿って連続的に延在する形状を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の不連続ポリマー領域の少なくとも1つの不連続ポリマー領域が、前記基材の幅を横切って連続的に延在する形状を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みが、少なくとも2つの異なる形状を有する窪みを含む複数の窪みを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、約3立方ミリメートル以上の体積を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、窪み体積を規定し、かつさらに、前記1以上の窪みが、異なる窪み体積を規定する少なくとも2つの窪みを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みのフットプリントが、約4平方ミリメートル以上の面積を含む、請求項1に記載の方法。
- その中に形成された1以上の窪みを含む外面を含む転写ロールを提供する工程において、前記1以上の窪みが、複数の重なり合っている小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む工程と、
溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程と、
前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、
前記1以上の窪み中に基材の第1の主面の一部を押し入れる工程において、前記第1の主面が、繊維を含む多孔性表面を含み、かつ前記1以上の窪み中の前記非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記多孔性表面に浸透し、かつなおさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物が前記繊維の少なくとも幾つかの少なくとも一部を封入する工程と、
前記基材を前記転写ロールから分離する工程において、前記基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物を含む1以上の不連続ポリマー領域が前記基材の第1の主面上に位置する工程と
を含む、複合ウェブの製造方法。 - 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、窪み体積を規定し、かつさらに、前記1以上の窪みが、異なる窪み体積を規定する少なくとも2つの窪みを含む、請求項16に記載の方法。
- 前記1以上の不連続ポリマー領域の少なくとも1つの不連続ポリマー領域が、前記基材の長さに沿って連続的に延在する形状を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記1以上の不連続ポリマー領域の少なくとも1つの不連続ポリマー領域が、前記基材の幅を横切って連続的に延在する形状を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記1以上の窪みが、少なくとも2つの異なる形状を有する窪みを含む複数の窪みを含む、請求項16に記載の方法。
- 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、約3立方ミリメートル以上の窪み体積を含む、請求項16に記載の方法。
- 前記1以上の窪みのそれぞれの窪みのフットプリントが、約4平方ミリメートル以上の面積を含む、請求項16に記載の方法。
- その中に形成された1以上の窪みを含む外面を含む転写ロールを提供する工程と、
溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程と、
前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、
第1の基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記第1の基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記第1の基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記第1の基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物を含む1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材の第1の主面上に位置する工程と、
第2の基材を前記第1の基材の第1の主面に積層する工程において、前記第2の基材を前記第1の基材に積層した後、前記第1の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材と前記第2の基材との間に位置する工程と
を含む、複合ウェブの製造方法。 - 前記第2の基材が、前記第2の基材の第1の主面上に位置する1以上の不連続ポリマー領域を含み、かつ前記第2の基材を前記第1の基材に積層した後、前記第2の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材と前記第2の基材との間に位置する、請求項23に記載の方法。
- 前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記基材の前記第1の主面を押し付ける工程をさらに含む、請求項23に記載の方法。
- 前記基材の前記第1の主面が多孔性表面を含み、かつ前記転写工程が、前記1以上の窪み中に前記基材の前記第1の主面の一部を押し入れる工程をさらに含み、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪み内の前記多孔性表面に浸透する、請求項23に記載の方法。
- 前記基材の前記多孔性表面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項26に記載の方法。
- 前記第1の基材の前記第1の主面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記第1の基材の前記第1の主面を押し付けることにより、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項23に記載の方法。
- 前記転写ロール中の前記1以上の窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む、請求項23に記載の方法。
- その中に形成された1以上の窪みを含む外面を含む転写ロールを提供する工程と、
溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面上に送達する工程と、
前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取る工程において、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪みに入り、そしてさらに、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物を前記転写ロールの前記外面から拭き取った後には、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の前記一部が前記1以上の窪み中に残る工程と、
第1の基材の第1の主面を前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物と接触させ、続いて前記第1の基材を前記転写ロールから分離することにより、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の少なくとも一部を前記第1の基材の前記第1の主面に転写させる工程において、前記第1の基材を前記転写ロールから分離した後、前記非エラストマー熱可塑性組成物を含む1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材の第1の主面上に位置する工程と、
第2の基材を前記第1の基材の第2の主面に積層する工程において、前記第1の基材の前記第2の主面が、前記第1の基材の前記第1の主面から前記第1の基材の反対側に位置し、前記第1の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第1の基材において暴露される工程と
を含む、複合ウェブの製造方法。 - 前記第2の基材が、前記第2の基材の第1の主面上に位置する1以上の不連続ポリマー領域を含み、かつ前記第2の基材を前記第1の基材に積層した後、前記第2の基材上の前記1以上の不連続ポリマー領域が前記第2の基材において暴露される、請求項30に記載の方法。
- 前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記基材の前記第1の主面を押し付ける工程をさらに含む、請求項30に記載の方法。
- 前記基材の前記第1の主面が多孔性表面を含み、かつ前記転写工程が、前記1以上の窪み中に前記基材の前記第1の主面の一部を押し入れる工程をさらに含み、前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物の一部が前記1以上の窪み内の前記多孔性表面に浸透する、請求項30に記載の方法。
- 前記基材の前記多孔性表面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項33に記載の方法。
- 前記第1の基材の前記第1の主面が繊維を含み、そしてさらに、前記転写工程が、前記転写ロールの前記外面および前記1以上の窪み中の前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物に対して前記第1の基材の前記第1の主面を押し付けることにより、前記溶融非エラストマー熱可塑性組成物中に少なくとも幾つかの前記繊維の少なくとも一部を封入する工程をさらに含む、請求項30に記載の方法。
- 前記転写ロール中の前記1以上の窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みを含む少なくとも1つの窪みを含む、請求項30に記載の方法。
- 外面を含むロールと、
前記ロールの前記外面に形成された1以上の窪みと
を含む、溶融熱可塑性組成物を基材へと転写させるための転写ロールデバイスであって、前記1以上の窪みのそれぞれの窪みが、複数の小室により形成された複合性の窪みを含む、デバイス。 - 前記複合性の窪みを形成している前記複数の小室が、互いに重なり合っている、請求項1に記載の方法。
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