JP2018125202A - 発光装置及び発光装置の製造方法 - Google Patents

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【課題】発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量を抑える。【解決手段】基板100は、第1面102を有する。複数の発光部152は、基板100の第1面102側に位置している。複数の透光部154のそれぞれは、互いに隣り合う発光部152の間に位置している。複数の遮光部156は、基板100の第1面102側に位置しており、隣り合う発光部152と透光部154の間に位置している。基板100は、複数の第1領域210を有している。基板100の各第1領域210は、クラックを含んでいる。各第1領域210は、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、複数の発光部152及び複数の透光部154と重なっておらず、各遮光部156と重なっている。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置及び発光装置の製造方法に関する。
近年、透光性を有する有機発光ダイオード(OLED)が開発されている。特許文献1には、透光性OLEDの一例について記載されている。このOLEDは、基板、第1電極、有機層及び第2電極を備えている。基板は、透光性を有している。第1電極は、透光性を有している。第2電極は、光反射性を有している。第1電極、有機層及び第2電極は、基板から順に積層されている。OLEDは、発光部及び透光部を備えている。発光部は、第1電極、有機層及び第2電極の積層構造を含んでいる。透光部は、遮光性部材、つまり、第2電極と重なっていない。OLEDの外部からの光は、透光部を透過することができる。このようにして、OLEDは、透光性を有している。
OLEDでは、発光部(有機層)から発せられた光の一部は基板に入射しても、光が基板の光取出し面から出射されない。特許文献2には、このような光を基板から出射するため、レーザ彫刻によって基板の内部を局所的に加熱することについて記載されている。特に特許文献2では、レーザ彫刻によって局所的に加熱された領域が発光部と重なっている。特許文献2では、発光部(有機層)から発せられた光が当該領域において散乱する。
特開2014−154404号公報 特表2014−503966号公報
上述したように、近年、透光性を有するOLEDが発光装置として開発されている。このようなOLEDは、互いに反対側を向いた2つの面を有しており、OLEDの発光部から出力された光は、これら2つの面のうちの一方の面(発光面)から主に出力されるようになっている。しかしながら、本発明者は、発光部から出力された光の一部が発光面の反対側へ漏れる場合があることを見出した。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
クラックを含む第1領域を有する基板と、
前記基板の第1面側に位置する複数の発光部と、
互いに隣り合う前記発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
を備え、
前記第1領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の透光部と重ならない発光装置である。
請求項19に記載の発明は、
レーザ彫刻により形成されるクラックを含む第1領域を有する基板の第1面側に位置する複数の発光部を形成する工程と、
互いに隣り合う前記発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部を形成する工程と、
を含み、
前記第1領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の透光部と重ならない、発光装置の製造方法である。
請求項20に記載の発明は、
基板と、
前記基板の第1面側に位置する複数の発光部と、
互いに隣り合う前記発光部の間に位置する透光部と、
を備え、
前記基板は、クラックを有する発光装置である。
実施形態1に係る発光装置を示す平面図である。 図1から第2電極を取り除いた図である。 図2から絶縁層を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 図4に示した第1領域の詳細の一例を示す図である。 図4に示した発光装置の動作の一例を説明するための図である。 図1から図4に示した発光装置の製造方法の一例を説明するための図である。 図4に示した第1領域の平面レイアウトの第1例を説明するための図である。 図4に示した第1領域の平面レイアウトの第2例を説明するための図である。 図4に示した第1領域の平面レイアウトの第3例を説明するための図である。 図4の第1の変形例を示す図である。 図4の第2の変形例を示す図である。 図4の第3の変形例を示す図である。 図4の第4の変形例を示す図である。 図4の第5の変形例を示す図である。 図4の第6の変形例を示す図である。 図4の第7の変形例を示す図である。 図4の第8の変形例を示す図である。 実施形態2に係る発光装置を示す断面図である。 実施形態3に係る発光装置を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る発光装置10を示す平面図である。図2は、図1から第2電極130を取り除いた図である。図3は、図2から絶縁層140を取り除いた図である。図4は、図1のA−A断面図である。図1から図4において、X方向は、複数の発光部152の配列方向として規定されており、Y方向は、X方向に交わる方向、より具体的には、X方向に直交する方向として規定されている。
図4を用いて、発光装置10の概要について説明する。発光装置10は、基板100、複数の発光部152、複数の透光部154及び複数の遮光部156を備えている。基板100は、第1面102を有する。複数の発光部152は、基板100の第1面102側に位置している。図4に示す例において、各発光部152は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含む積層構造からなっている。より具体的には、各発光部152は、第1電極110と、第1電極110上に位置する有機層120と、有機層120上に位置する第2電極130と、を含む積層構造からなっている。複数の透光部154のそれぞれは、互いに隣り合う発光部152の間に位置している。つまり、複数の発光部152及び複数の透光部154は、交互に並んでいる。複数の遮光部156は、基板100の第1面102側に位置しており、隣り合う発光部152と透光部154の間に位置している。基板100は、複数の第1領域210を有している。基板100の各第1領域210は、クラックを含んでいる。
各第1領域210は、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、複数の発光部152及び複数の透光部154と重なっておらず、各遮光部156と重なっている。
上述した構成によれば、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。具体的には、上述した構成においては、基板100の第1領域210は、クラックを含んでいる。したがって、第1領域210に入射する光は、クラックによって散乱されることとなる。言い換えると、第1領域210は、光散乱部として機能することができる。したがって、図6を用いて後述するように、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れ得る光を第1領域210(光散乱部)によって散乱させることができる。このようにして、上述した構成によれば、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに、上述した構成によれば、基板100の第1面102側又は第2面104側から見て、第1領域210のクラックが目立たないようにすることができる。具体的には、上述した構成においては、各第1領域210は、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、複数の透光部154と重なっていない。したがって、第1領域210のクラックが透光部154を介して基板100の第1面102側又は第2面104側に透けることがない。さらに、上述した構成においては、各第1領域210は、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、遮光部156と重なっている。したがって、基板100の第1面102側から見て、第1領域210は、遮光部156によって隠れることになる。このようにして、上述した構成によれば、基板100の第1面102側又は第2面104側から見て、第1領域210のクラックが目立たないようにすることができる。
さらに、上述した構成によれば、第1領域210のクラックが発光部152からの光によって目立つことを防ぐことができる。具体的には、上述した構成においては、各第1領域210は、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、複数の発光部152と重なっていない。したがって、基板100の第1面102に垂直な方向にほぼ沿って発光部152から出射された光が第1領域210によって散乱されることがない。このようにして、上述した構成によれば、第1領域210のクラックが発光部152からの光によって目立つことを防ぐことができる。
次に、図1から図3を用いて、発光装置10の平面レイアウトの詳細について説明する。発光装置10は、基板100、複数の第1電極110、複数の第1接続部112、第1配線114、複数の第2電極130、複数の第2接続部132、第2配線134及び複数の絶縁層140を備えている。
基板100の形状は、第1面102に垂直な方向から見て、X方向に沿った一対の長辺及びY方向に沿った一対の短辺を有する矩形である。ただし、基板100の形状は、この例に限定されるものではない。基板100の形状は、第1面102に垂直な方向から見て、例えば円でもよいし、又は矩形以外の多角形であってもよい。
複数の第1電極110は、X方向に沿って並んでおり、Y方向に延伸している。
複数の第1接続部112のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに接続している。図3に示す例では、第1接続部112は、第1電極110と一体となっている。
第1配線114は、複数の第1接続部112に接続している。第1配線114は、X方向に延伸している。外部からの電圧は、第1配線114及び第1接続部112を介して第1電極110に供給される。
複数の第2電極130のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。複数の第2電極130は、X方向に並んでおり、Y方向に延伸している。
複数の第2接続部132のそれぞれは、複数の第2電極130のそれぞれに接続している。
第2配線134は、複数の第2接続部132に接続している。第2配線134は、X方向に延伸している。特に図1から図3に示す例では、第2配線134は、複数の第1電極110及び複数の第2電極130を挟んで第1配線114の反対側に位置している。外部からの電圧は、第2配線134及び第2接続部132を介して第2電極130に供給される。
複数の絶縁層140のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。各絶縁層140は、開口142を有している。図2に示すように、第1電極110の一部が開口142から露出している。
発光装置10は、発光領域150を備えている。発光領域150は、複数の発光部152及び複数の透光部154を含んでいる。複数の発光部152及び複数の透光部154は、X方向に沿って交互に並んでいる。各発光部152は、絶縁層140によって画定されている。図4を用いて後述するように、絶縁層140の開口142内では、第1電極110、有機層120及び第2電極130が互いに積層されている。図1に示す例では、開口142は、Y方向に延伸しており、したがって、発光部152は、Y方向に延伸している。各透光部154は、遮光性部材、特に図1から図4に示す例では第2電極130及び絶縁層140と重なっていない。
次に、図4を用いて、発光装置10の断面の詳細について説明する。発光装置10は、基板100、第1電極110、有機層120、第2電極130及び絶縁層140を備えている。後述するように、基板100、第1電極110、有機層120、第2電極130及び絶縁層140によって、発光部152、透光部154及び遮光部156が構成されている。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、有機層120、第2電極130及び絶縁層140は、いずれも、基板100の第1面102上にある。第2面104は、第1面102の反対側にある。
発光装置10は、ボトムエミッションとして機能している。具体的には、有機層120から発せられる光は、第1電極110及び基板100を透過して基板100の第2面104から出力される。言い換えると、基板100の第2面104は、発光装置10の発光面として機能している。
基板100は、透光性及び絶縁性を有している。具体的には、基板100は、透光性及び絶縁性を有する材料、一例において、ガラス又は樹脂を含んでいる。したがって、有機層120から発せられた光は、基板100を透過することができる。さらに、発光装置10の外部からの光も基板100を透過することができる。
第1電極110は、透光性及び導電性を有している。具体的には、第1電極110は、透光性及び導電性を有する材料、一例において、金属酸化物、具体的には、ITO(Indium Tin Oxide)及びIZO(Indium Zinc Oxide)の少なくとも1つを含んでいる。したがって、有機層120から発せられた光は、第1電極110を透過することができる。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンスによって光を発することができ、一例において、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、発光層(EML)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)を含んでいる。この例においては、第1電極110からHIL及びHTLを経由して正孔がEMLに注入され、第2電極130からEIL及びETLを経由して電子がEMLに注入され、EMLでは、正孔及び電子が再結合し、光を発する。
第2電極130は、遮光性、より具体的には光反射性を有し、さらに導電性を有している。具体的には、第2電極130は、光反射性及び導電性を有する材料、一例において、金属、具体的には、Al、Ag及びMgAgの少なくとも1つを含んでいる。したがって、有機層120から発せられた光は、第2電極130をほとんど透過することなく、第2電極130によって反射される。
絶縁層140は、遮光性、より具体的には、吸光性を有している。具体的には、絶縁層140は、吸光性を有する材料、一例において黒色顔料を含む有機材料又は黒色染料を含む有機材料を含んでいる。したがって、発光装置10の外部からの光は、絶縁層140をほとんど透過することなく、絶縁層140に吸収される。
発光部152は、基板100の第1面102上に位置しており、絶縁層140によって画定されている。具体的には、絶縁層140は、開口142を有している。開口142の内部では、第1電極110、有機層120及び第2電極130が互いに積層されている。このようにして、絶縁層140は、発光部152を画定している。
透光部154は、互いに隣り合う発光部152の間に位置しており、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、遮光性部材、すなわち、第2電極130及び絶縁層140と重なっていない。発光装置10の外部からの光は、基板100の第1面102側から第2面104側に向けて透光部154を透過することができ、基板100の第2面104側から第1面102側に向けて透光部154を透過することができる。したがって、発光装置10を隔てて基板100の第1面102側の空間と基板100の第2面104側の空間とが互いに仕切られても、第1面102側の物体は第2面104側からも見えるようになり、第2面104側の物体が第1面102側からも見えるようになる。
遮光部156は、基板100の第1面102上に位置しており、特に図4に示す例では、第2電極130及び絶縁層140となっている。上述したように、第2電極130及び絶縁層140は、遮光性を有している。したがって、発光装置10の外部からの光は、遮光部156、すなわち、第2電極130及び絶縁層140をほとんど透過しない。
次に、図4を用いて、基板100の第1領域210及び第2領域220の詳細について説明する。
第1領域210は、クラックを含んでいる。クラックは、一又は複数のどちらでもよい。したがって、第1領域210における基板100の材料の密度は、クラックを有しない領域(例えば、後述する第2領域220)における基板100の材料の密度より低くなっている。
基板100の第1面102に垂直な方向から見て、第1領域210は、発光部152及び透光部154と重なっておらず、遮光部156と重なっており、より具体的には、絶縁層140に重なる領域のみに位置している。
第1領域210は、基板100の第1面102に達する端部及び基板100の第2面104に達する端部を有している。第1領域210は、第1面102側の当該端部から第2面104の当該端部に亘って連続に位置している。したがって、発光部152から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図4に示す例では、第1領域210)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
第1領域210は、基板100の厚さ方向に長手方向を有している。より具体的には、図4に示すように、X方向に沿った断面において、基板100の厚さ方向における第1領域210の長さは、X方向における第1領域210の長さよりも長くなっている。
第2領域220は、クラックを含んでいない。したがって、第2領域220における基板100の材料の密度は、第1領域210における基板100の材料の密度より高くなっている。
基板100の第1面102に垂直な方向から見て、第2領域220は、発光部152と重なっている。言い換えると、基板100の第1面102に垂直な方向から見て発光部152と重なる領域には、クラックが存在していない。したがって、基板100の第1面102に垂直な方向にほぼ沿って出射された光がクラックによって散乱することがない。言い換えると、クラックが発光部152からの光によって目立つことを防ぐことができる。
図5は、図4に示した第1領域210の詳細の一例を示す図である。図5に示す例では、第1領域210は、複数のクラック200を含んでいる。
各クラック200は、基板100の厚さ方向に長手方向を有している。より具体的には、各クラック200の形状は、基板100の厚さ方向に沿って長軸を有する楕円体である。特に図5に示す例では、X方向に沿った断面において、クラック200の形状は、基板100の厚さ方向に沿って長軸を有する楕円状となっている。図7を用いて後述するように、基板100の第1面102又は第2面104から光を照射してレーザ彫刻によってクラック200を形成することで、クラック200は、基板100の厚さ方向に長手方向を有するようにすることができる。
なお、クラック200の形状は、図5に示す例に限定されるものではない。クラック200の形状は、球であってもよい。つまり、X方向に沿った断面において、クラック200の形状は、円状であってもよい。レーザ彫刻におけるレーザの照射条件を調整することによって、クラック200の形状は、球にすることができる。
図6は、図4に示した発光装置10の動作の一例を説明するための図である。説明のため、図6に示す例では、発光部152の一方の側の遮光部156と重なる領域には第1領域210が設けられ、発光部152のもう一方の側の遮光部156と重なる領域には第1領域210が設けられていない。
図6に示すように、発光部152から発せられる光の一部は、基板100の厚さ方向から逸れた方向に出射されることがある。遮光部156に第1領域210が設けられていない場合、図6に示すように、この光は、フレネル反射によって基板100の第2面104で反射し、基板100の第1面102から出射されて、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れることがある。これに対して、遮光部156の第1領域210が設けられている場合、上述した光は、第1領域210によって散乱される。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
一例において、発光装置10は、自動車のハイマウントストップランプとして用いることができる。この場合、発光装置10は、自動車のリアウインドウに貼り付けることができる。さらに、この場合、発光装置10は、例えば、赤色の光を発する。
図7は、図1から図4に示した発光装置10の製造方法の一例を説明するための図である。発光装置10は、以下のようにして製造することができる。
まず、図7に示すように、基板100に第1領域210を形成する。図7に示す例では、レーザ彫刻によってクラックが形成されている。クラックは、一又は複数のどちらでもよい。第1領域210は、レーザ彫刻によって形成されたクラックを含んでいる。より具体的には、図7に示す例では、レンズLによって集光されたレーザ光を基板100の第1面102から照射している。レンズLの焦点にはクラックが形成される。この方法においては、図5を用いて説明したように、クラックは、基板100の厚さ方向(つまり、レーザの照射方向)に沿って長手方向を有するようにすることができる。なお、レーザ光は、基板100の第2面104から照射してもよい。
次いで、基板100の第1面102上に、第1電極110、第1接続部112及び第2接続部132を形成する。一例において、第1電極110、第1接続部112及び第2接続部132は、共通の導電層をパターニングすることにより形成される。
次いで、絶縁層140を形成する。一例において、絶縁層140は、基板100の第1面102上に塗布された感光性樹脂をパターニングすることにより形成される。
次いで、有機層120を形成する。一例において、有機層120は、蒸着により形成される。他の例において、有機層120は、塗布により形成されてもよい。この場合、絶縁層140の開口142内に有機層120の材料を塗布する。
次いで、第2電極130を形成する。一例において、第2電極130は、マスクを用いた真空蒸着により形成される。
このようにして、図1から図4に示した発光装置10が製造される。
図8は、図4に示した第1領域210の平面レイアウトの第1例を説明するための図である。図8に示す例では、基板100は、側S1及び側S2を有している。側S1及び側S2は、Y方向に沿って並んでおり、絶縁層140を挟んで互いに反対にある。
図8に示す例では、1つの第1領域210が1つの遮光部156に重なっている。各遮光部156の第1領域210は、Y方向に延伸している。より具体的には、Y方向において、第1領域210は、発光部152(開口142)の側S1の端部から側S2の端部にかけて連続に位置している。特に図8に示す例では、第1領域210の側S1の端部は、発光部152(開口142)の側S1の端部よりも、側S1にずれており、第1領域210の側S2の端部は、発光部152(開口142)の側S2の端部よりも、側S2にずれている。
図8に示す例では、発光部152のいずれの部分から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図8に示す例では、第1領域210)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)(図4)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
図9は、図4に示した第1領域210の平面レイアウトの第2例を説明するための図である。図9に示す例は、以下の点を除いて、図8に示した例と同様である。
図9に示す例では、2つの第1領域210、すなわち、第1領域211及び第1領域213が共通の遮光部156に重なっている。各遮光部156の第1領域211及び第1領域213は、Y方向に延伸している。第1領域213は、X方向において、第1領域211からずれており、特に図9に示す例では、発光部152から離れる側に向けて第1領域211からずれている。第1領域213は、Y方向において、第1領域211からずれており、特に図9に示す例では、側S2に向けて第1領域211からずれている。
Y方向において、第1領域211の側S2の端部は、第1領域213の側S1の端部よりも、側S2にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域211及び第1領域213)が第1領域211から第1領域213に亘って連続に位置している。
さらに、Y方向において、第1領域211は、発光部152(開口142)の内側から発光部152(開口142)の側S1の端部に亘って連続に位置しており、第1領域213は、発光部152(開口142)の内側から発光部152(開口142)の側S2の端部に亘って連続に位置している。特に図9に示す例では、第1領域211の側S1の端部は、発光部152(開口142)の側S1の端部よりも、側S1にずれており、第1領域213の側S2の端部は、発光部152(開口142)の側S2の端部よりも、側S2にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域211及び第1領域213)が発光部152(開口142)の側S1の端部から側S2の端部に亘って連続に位置している。
図9に示す例では、発光部152のいずれの部分から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図9に示す例では、第1領域211及び第1領域213)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)(図4)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに、図9に示す例では、各第1領域210(第1領域211及び第1領域213)のY方向長さを短くすることができる。したがって、第1領域210(すなわち、クラック)による基板100の強度の低下を抑えることができる。
なお、各遮光部156の第1領域211及び第1領域213のレイアウトは、図9に示す例に限定されるものではない。他の例において、第1領域213は、X方向において、発光部152に近づく側に向けて第1領域211からずれていてもよい。
図10は、図4に示した第1領域210の平面レイアウトの第3例を説明するための図である。図10に示す例は、以下の点を除いて、図8に示した例と同様である。
図10に示す例では、3つの第1領域210、すなわち、第1領域211、第1領域213及び第1領域215が共通の遮光部156に重なっている。各遮光部156の第1領域211、第1領域213及び第1領域215は、Y方向に延伸している。第1領域211及び第1領域215は、X方向において、第1領域213からずれており、特に図10に示す例では、第1領域211及び第1領域215がいずれも、発光部152に近づく側に向けて第1領域213からずれている。第1領域211及び第1領域215は、Y方向において、第1領域213からずれており、特に図10に示す例では、Y方向において、第1領域211、第1領域213及び第1領域215は、側S1から側S2に向けて順に並んでいる。
Y方向において、第1領域211の側S2の端部は、第1領域213の側S1の端部よりも、側S2にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域211及び第1領域213)が第1領域211から第1領域213に亘って連続に位置している。同様にして、Y方向において、第1領域213の側S2の端部は、第1領域215の側S1の端部よりも、側S2にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域213及び第1領域215)が第1領域213から第1領域215に亘って連続に位置している。
さらに、Y方向において、第1領域211は、発光部152(開口142)の内側から発光部152(開口142)の側S1の端部に亘って連続に位置しており、第1領域215は、発光部152(開口142)の内側から発光部152(開口142)の側S2の端部に亘って連続に位置しており、第1領域213は、第1領域211から第1領域215に亘って連続に位置している。特に図10に示す例では、第1領域211の側S1の端部は、発光部152(開口142)の側S1の端部よりも、側S1にずれており、第1領域215の側S2の端部は、発光部152(開口142)の側S2の端部よりも、側S2にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域211、第1領域213及び第1領域215)が発光部152(開口142)の側S1の端部から側S2の端部に亘って連続に位置している。
図10に示す例では、発光部152のいずれの部分から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図10に示す例では、第1領域211、第1領域213及び第1領域215)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)(図4)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに、図10に示す例では、各第1領域210(第1領域211、第1領域213及び第1領域215)のY方向長さを短くすることができる。したがって、第1領域210(すなわち、クラック)による基板100の強度の低下を抑えることができる。
なお、各遮光部156の第1領域211、第1領域213及び第1領域215のレイアウトは、図10に示す例に限定されるものではない。他の例において、第1領域211及び第1領域215は、X方向において、第1領域213から互いに逆側にずれていてもよい。
図11は、図4の第1の変形例を示す図である。図11に示す例では、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、2つの第1領域210、すなわち、第1領域212(第1の第1領域)及び第1領域214(第2の第1領域)が共通の遮光部156と重なっている。
第1領域214は、X方向において、第1領域212からずれており、特に図11に示す例では、発光部152に近づく側に向けて第1領域212からずれている。第1領域214は、基板100の厚さ方向において、第1領域212からずれており、特に図11に示す例では、第2面104に向けて第1領域212からずれている。
基板100の厚さ方向において、第1領域214の第1面102側の端部は、第1領域212の第2面104側の端部よりも、第1面102側にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域212及び第1領域214)が第1領域212から第1領域214に亘って連続に位置している。
特に図11に示す例では、第1領域212の側S1の端部は、第1面102に達しており、第1領域214の側S2の端部は、第2面104に達している。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域212及び第1領域214)が基板100の第1面102から第2面104に亘って連続に位置している。
図11に示す例では、発光部152から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図11に示す例では、第1領域212及び第1領域214)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに、図11に示す例では、各第1領域210(第1領域212及び第1領域214)の基板100の厚さ方向長さを短くすることができる。したがって、第1領域210(すなわち、クラック)による基板100の強度の低下を抑えることができる。
なお、各遮光部156の第1領域212及び第1領域214のレイアウトは、図11に示す例に限定されるものではない。他の例において、第1領域214は、発光部152から離れる側に向けて第1領域212からずれていてもよい。
図12は、図4の第2の変形例を示す図である。図12に示す例では、基板100の第1面102に垂直な方向から見て、3つの第1領域210、すなわち、第1領域212、第1領域214及び第1領域216が共通の遮光部156と重なっている。
第1領域212及び第1領域216は、X方向において、第1領域214からずれており、特に図12に示す例では、第1領域212は、発光部152に近づく側に向けて第1領域214からずれ、第1領域216は、発光部152から離れる側に向けて第1領域214からずれている。第1領域212及び第1領域216は、基板100の厚さ方向において、第1領域214からずれており、特に図12に示す例では、基板100の厚さ方向において、第1領域212、第1領域214及び第1領域216は、第1面102側から第2面104側に向けて順に並んでいる。
基板100の厚さ方向において、第1領域214の第1面102側の端部は、第1領域212の第2面104側の端部よりも、第1面102側にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域212及び第1領域214)が第1領域212から第1領域214に亘って連続に位置している。同様にして、基板100の厚さ方向において、第1領域216の第1面102側の端部は、第1領域214の第2面104側の端部よりも、第1面102側にずれている。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域214及び第1領域216)が第1領域214から第1領域216に亘って連続に位置している。
特に図12に示す例では、第1領域212の側S1の端部は、第1面102に達しており、第1領域214の側S2の端部は、第2面104に達しており、第1領域214は、基板100の厚さ方向において、第1領域212から第1領域216に亘って連続に位置している。したがって、X方向から見た場合、光散乱部(つまり、第1領域212、第1領域214及び第1領域216)が基板100の第1面102から第2面104に亘って連続に位置している。
図12に示す例では、発光部152から透光部154に向けて光が発せられても、この光は、光散乱部(図12に示す例では、第1領域212、第1領域214及び第1領域216)のいずれかの部分に入射する。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに、図12に示す例では、各第1領域210(第1領域212、第1領域214及び第1領域216)の基板100の厚さ方向長さを短くすることができる。したがって、第1領域210(すなわち、クラック)による基板100の強度の低下を抑えることができる。
なお、各遮光部156の第1領域212、第1領域214及び第1領域216のレイアウトは、図12に示す例に限定されるものではない。他の例において、第1領域216は、第1領域212と同じ側に第1領域214からずれていてもよい。
図13は、図4の第3の変形例を示す図である。図13に示す例は、以下の点を除いて、図12に示した例と同様である。
図13に示す例では、2つの第1領域212が第1領域214を挟んで互いに反対側に位置しており、2つの第1領域216が第1領域214を挟んで互いに反対側に位置している。つまり、複数の第1領域210を高密度に配置しつつ、かつ各第1領域210の基板100の厚さ方向長さを短くすることができる。
図14は、図4の第4の変形例を示す図である。図14に示す例では、基板100は、第3領域230を有している。第3領域230は、クラックを含んでいない。したがって、第3領域230における基板100の材料の密度は、第1領域210における基板100の材料の密度より高くなっている。
第3領域230は、基板100の第2面104に沿って複数の発光部152に亘って広がっている。言い換えると、第2面104の近傍のいずれの領域にも、クラックが存在していない。したがって、基板100が曲げ応力に対して高い耐性を有するようにすることができる。具体的には、基板100を第1面102の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第2面104の近傍の領域は、クラックが存在しないため、圧縮応力に対して高い耐性を有する。これに対して、基板100を第2面104の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第2面104の近傍の領域は、クラックが存在しないため、引っ張り応力に対して高い耐性を有する。
図15は、図4の第5の変形例を示す図である。図15に示す例では、基板100は、第3領域230を有している。第3領域230は、クラックを含んでいない。したがって、第3領域230における基板100の材料の密度は、第1領域210における基板100の材料の密度より高くなっている。
第3領域230は、基板100の第1面102に沿って複数の発光部152に亘って広がっている。言い換えると、第1面102の近傍のいずれの領域にも、クラックが存在していない。したがって、基板100が曲げ応力に対して高い耐性を有するようにすることができる。具体的には、基板100を第1面102の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第1面102の近傍の領域は、クラックが存在しないため、引っ張り応力に対して高い耐性を有する。これに対して、基板100を第2面104の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第1面102の近傍の領域は、クラックが存在しないため、圧縮応力に対して高い耐性を有する。また、第1面102にクラックが存在しないため、第1面102に形成される発光部152を平らなに形成することができる。具体的には、第1面102に接する第1電極110及び絶縁層140を平らな面に形成することができる。したがって、凹凸による成膜不良、及びそれに起因する第1電極110及び第2電極130間のショートを防ぐことができる。製造工程においても効果を有する。
図16は、図4の第6の変形例を示す図である。
図16に示す例において、第1領域210の幅は、基板100の第1面102から離れるにつれて狭くなっている。したがって、基板100の厚さ方向に垂直な断面において、第1領域210の面積が、基板100の第1面102から離れるにつれて小さくなっている。つまり、第2面104の近傍におけるクラックの密度が第1面102の近傍におけるクラックの密度より低くなっている。したがって、基板100が曲げ応力に対して高い耐性を有するようにすることができる。具体的には、基板100を第1面102の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第2面104の近傍の領域は、クラックの密度が低いため、圧縮応力に対して高い耐性を有する。これに対して、基板100を第2面104の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第2面104の近傍の領域は、クラックの密度が低いため、引っ張り応力に対して高い耐性を有する。
図17は、図4の第7の変形例を示す図である。
図17に示す例において、第1領域210の幅は、基板100の第1面102から離れるにつれて広くなっている。したがって、基板100の厚さ方向に垂直な断面において、第1領域210の面積が、基板100の第1面102から離れるにつれて大きくなっている。つまり、第1面102の近傍におけるクラックの密度が第2面104の近傍におけるクラックの密度より低くなっている。したがって、基板100が曲げ応力に対して高い耐性を有するようにすることができる。具体的には、基板100を第1面102の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第1面102の近傍の領域は、クラックの密度が低いため、引っ張り応力に対して高い耐性を有する。これに対して、基板100を第2面104の外側に向けて凸に湾曲させたとき、第1面102の近傍の領域は、クラックの密度が低いため、圧縮応力に対して高い耐性を有する。
図18は、図4の第8の変形例を示す図である。図18に示す例において、発光装置10は、配線160を備えている。
配線160は、第1電極110の補助配線として機能している。具体的には、配線160は、第1電極110の材料(例えば、酸化物半導体)より高い導電率を有する材料を含んでおり、一例において、アルミニウムを含んでおり、より具体的には、MAM(Mo/Al/Mo)からなっている。配線160は、第1電極110上にあって第1電極110に接続している。配線160は、第1電極110と同様にして、Y方向(例えば、図1から図3)に延伸している。図18に示す例では、配線160は、絶縁層140によって覆われている。
以上、本実施形態によれば、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
(実施形態2)
図19は、実施形態2に係る発光装置10を示す断面図であり、実施形態1の図4に対応する。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態1に係る発光装置10と同様である。
図19に示す例において、絶縁層140は、透光性を有している。具体的には、絶縁層140は、一例において、透光性を有する無機材料、具体的には、シリコン酸化物(SiO2)を含んでおり、他の例において、透光性を有する有機材料、具体的には、ポリイミドを含んでいる。したがて、発光装置10の外部からの光は、絶縁層140を透過することができる。つまり、図19に示す例において、絶縁層140は、遮光部156として機能していない。したがって、図19に示す例では、遮光部156は、第2電極130及び絶縁層140のうち第2電極130のみとなっている。
本実施形態においても、実施形態1と同様にして、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
(実施形態3)
図20は、実施形態3に係る発光装置10を示す断面図であり、実施形態1の図4に対応する。本実施形態に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態1に係る発光装置10と同様である。
図20に示す例において、発光装置10は、絶縁層140(例えば、図4)を備えていない。つまり、発光部152は、絶縁層140(例えば、図4)によって画定されることなく、第1電極110、有機層120及び第2電極130が互いに積層されている位置によって画定されることになる。さらに、第2電極130は、発光部152の外側に広がっている。したがって、遮光部156は、第2電極130となっている。
本実施形態においても、実施形態1と同様にして、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
102 第1面
104 第2面
110 第1電極
112 第1接続部
114 第1配線
120 有機層
130 第2電極
132 第2接続部
134 第2配線
140 絶縁層
142 開口
150 発光領域
152 発光部
154 透光部
156 遮光部
160 配線
200 クラック
210 第1領域
211 第1領域
212 第1領域
213 第1領域
214 第1領域
215 第1領域
216 第1領域
220 第2領域
230 第3領域

Claims (20)

  1. クラックを含む第1領域を有する基板と、
    前記基板の第1面側に位置する複数の発光部と、
    互いに隣り合う前記発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
    を備え、
    前記第1領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の透光部と重ならない発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1領域より前記基板の材料の密度が高い複数の第2領域を有し、
    前記複数の第2領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の発光部のそれぞれと重なる発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記第1領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の発光部と重ならない発光装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記発光部は、第1電極と、前記第1電極上に位置する有機層と、前記有機層上に位置する第2電極と、を含む積層構造からなる発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、
    前記基板の前記第1面側に位置する遮光部を備え、
    前記第1領域は、前記第1面に垂直な方向から見て、前記遮光部と重なる発光装置。
  6. 請求項5に記載の発光装置において、
    前記遮光部は、前記第2電極である発光装置。
  7. 請求項5又は6に記載の発光装置において、
    前記発光部を画定する絶縁層を備え、
    前記遮光部は、前記絶縁層である発光装置。
  8. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記第1電極の材料より高い導電率を有する材料を含む配線を備え、
    前記絶縁層は、前記配線を被覆する発光装置。
  9. 請求項7又は8に記載の発光装置において、
    前記第1領域は、前記第1面に垂直な方向から見て前記絶縁層と重なる領域のみに位置する発光装置。
  10. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記第1領域は、前記第1面に達する端部と、前記第2面に達する端部と、を有し、
    前記第1領域は、前記第1面側の前記端部から前記第2面側の前記端部に亘って連続に位置する発光装置。
  11. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記第1領域は、第1の第1領域と、第2の第1領域と、を含み、
    前記第1の第1領域及び前記第2の第1領域は、前記第1面に垂直な方向から見て、共通の遮光部と重なっており、
    前記複数の発光部の配列方向に沿った断面において、
    前記第1の第1領域と前記第2の第1領域は、前記配列方向に沿って互いにずれており、
    前記第2の第1領域は、前記第1の第1領域よりも、前記第2面側にずれており、
    前記第2の第1領域の前記第1面側の端部は、前記第1の第1領域の前記第2面側の端部よりも、前記第1面側にずれている発光装置。
  12. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記基板は、前記第1領域より前記基板の材料の密度が高い第3領域を有し、
    前記第3領域は、前記第2面に沿って前記複数の発光部に亘って広がっている発光装置。
  13. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1領域より前記基板の材料の密度が高い第3領域を有し、
    前記第3領域は、前記第1面に沿って前記複数の発光部に亘って広がっている発光装置。
  14. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板の厚さ方向に垂直な断面において、前記第1領域の面積は、前記基板の前記第1面から離れるにつれて小さくなっている発光装置。
  15. 請求項5から9までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板の厚さ方向に垂直な断面において、前記第1領域の面積は、前記基板の前記第1面から離れるにつれて大きくなっている発光装置。
  16. 請求項1から15までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記複数の発光部の配列方向に沿った断面において、前記基板の厚さ方向における前記第1領域の長さは、前記配列方向における前記第1領域の長さよりも長い発光装置。
  17. 請求項1から16までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、ガラスからなる発光装置。
  18. 請求項1から17までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板の前記第1面に垂直な断面において、前記クラックの形状は、円状又は前記基板の厚さ方向に沿って長軸を有する楕円状である発光装置。
  19. レーザ彫刻により形成されるクラックを含む第1領域を有する基板の第1面側に位置する複数の発光部を形成する工程と、
    互いに隣り合う前記発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1領域は、前記基板の前記第1面に垂直な方向から見て、前記複数の透光部と重ならない、発光装置の製造方法。
  20. 基板と、
    前記基板の第1面側に位置する複数の発光部と、
    互いに隣り合う前記発光部の間に位置する透光部と、
    を備え、
    前記基板は、クラックを有する発光装置。
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