JP2018160320A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量を抑える。
【解決手段】発光装置10は、複数の発光部152、複数の透光部154及び複数の絶縁層140を備えている。複数の発光部152は、基板100の第1面102側に位置している。各発光部152は、基板100の第1面102側から第1電極110、有機層120及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。各透光部154は、隣り合う発光部152の間に位置している。言い換えると、複数の発光部152及び複数の透光部154は、交互に並んでいる。複数の絶縁層140のそれぞれは、複数の発光部152のそれぞれを画定している。各絶縁層140は、遮光性を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年、透光性を有する有機発光ダイオード(OLED)が開発されている。特許文献1には、透光性OLEDの一例について記載されている。このOLEDは、基板、第1電極、有機層及び複数の第2電極を備えている。第1電極及び有機層は、基板上で順に積層されている。複数の第2電極は、有機層上でストライプ状に配置されている。OLEDの外部からの光は、隣り合う第2電極の間を透過することができる。したがって、OLEDは、透光性を有している。
特開2013−149376号公報
上述したように、近年、透光性を有するOLEDが開発されている。このようなOLEDは、互いに反対側を向いた2つの面を有しており、OLEDの発光部から出力された光は、これら2つの面のうちの一方の面(発光面)から主に出力されるようになっている。しかしながら、本発明者は、発光部から出力された光の一部が発光面の反対側へ漏れる場合があることを見出した。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
基板の第1面側に位置し、前記第1面から第1電極、有機層及び第2電極を順に含む積層構造をそれぞれ有する複数の発光部と、
隣り合う発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
前記複数の発光部のそれぞれを画定する遮光性の複数の絶縁層と、
を備える発光装置である。
実施形態に係る発光装置を示す平面図である。 図1から第2電極を取り除いた図である。 図2から絶縁層を取り除いた図である。 図1のA−A断面図である。 実施形態のシミュレーションに係る発光装置を示す断面図である。 図7から図16に示す角度φ及び輝度比Rを説明するための図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態に係る発光装置のシミュレーション結果を示す図である。 図7から図16に示したフェーズ1を説明するための図である。 図10から図16に示したフェーズ2を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10を示す平面図である。図2は、図1から第2電極130を取り除いた図である。図3は、図2から絶縁層140を取り除いた図である。図4は、図1のA−A断面図である。図1から図4において、X方向は、複数の発光部152の配列方向として規定されており、Y方向は、X方向に交わる方向、より具体的にはY方向に直交する方向として規定されている。図1から図3では、説明のため、有機層120(図4)を示していない。
図4を用いて、発光装置10の概要について説明する。発光装置10は、複数の発光部152、複数の透光部154及び複数の絶縁層140を備えている。複数の発光部152は、基板100の第1面102側に位置している。各発光部152は、基板100の第1面102側から第1電極110、有機層120及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。各透光部154は、隣り合う発光部152の間に位置している。言い換えると、複数の発光部152及び複数の透光部154は、交互に並んでいる。複数の絶縁層140のそれぞれは、複数の発光部152のそれぞれを画定している。各絶縁層140は、遮光性を有している。
上述した構成によれば、発光装置10の発光面(後述するように、基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。具体的には、上述した構成においては、各絶縁層140は、遮光性を有している。一方、発光部152から発せられた一部の光は、基板100を透過し、基板100の第1面102でフレネル反射によって反射される。上述した構成によれば、このような光を絶縁層140によって遮ることができる。したがって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
次に、図1から図3を用いて、発光装置10の平面レイアウトの詳細について説明する。発光装置10は、基板100、複数の第1電極110、複数の第1接続部112、第1配線114、複数の第2電極130、複数の第2接続部132、第2配線134、複数の絶縁層140及び発光領域150を備えている。
図1から図3に示す例において、基板100の形状は、X方向に沿った長辺及びY方向に沿った短辺を有する矩形である。ただし、基板100の形状は、図1から図3に示す例に限定されるものではない。
複数の第1電極110は、互いに離間して位置しており、具体的には、X方向に沿って一列に並んでいる。複数の第1電極110のそれぞれは、Y方向に延伸している。
複数の第1電極110のそれぞれは、複数の第1接続部112のそれぞれを介して、第1配線114に接続している。第1配線114は、X方向に延伸している。外部からの電圧は、第1配線114及び第1接続部112を介して第1電極110に供給される。なお、図3に示す例において、第1電極110及び第1接続部112は、互いに一体となっている。
複数の第2電極130のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。複数の第2電極130は、互いに離間して位置しており、具体的には、X方向に沿って一列に並んでいる。複数の第2電極130のそれぞれは、Y方向に延伸している。
複数の第2電極130のそれぞれは、複数の第2接続部132のそれぞれを介して、第2配線134に接続している。第2配線134は、X方向に延伸している。外部からの電圧は、第2配線134及び第2接続部132を介して第2電極130に供給される。
複数の絶縁層140のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。複数の絶縁層140は、互いに離間して位置しており、具体的には、X方向に沿って一列に並んでいる。複数の絶縁層140のそれぞれは、Y方向に延伸している。
発光領域150は、X方向に沿って交互に並んだ複数の発光部152及び複数の透光部154を含んでいる。各発光部152は、絶縁層140の開口142によって画定されている。図4を用いて後述するように、開口142内において、第1電極110、有機層120及び第2電極130は、基板100の第1面102から順に積層されている。特に図1から図3に示す例において、発光部152は、Y方向に長手方向を有している。透光部154は、遮光部材と重なっておらず、特に図1から図3に示す例では、第2電極130及び絶縁層140と重なっていない。
次に、図4を用いて、発光装置10の断面構造の詳細について説明する。発光装置10は、基板100、第1電極110、有機層120、第2電極130及び絶縁層140を備えている。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第1電極110、有機層120、第2電極130及び絶縁層140は、基板100の第1面102側に位置している。第2面104は、第1面102の反対側にある。発光装置10(有機層120)から発せられる光は、主に、基板100の第2面104から発せられる。したがって、基板100の第2面104は、発光装置10の発光面として機能している。
基板100は、透光性を有している。一例において、基板100は、ガラス又は樹脂を含んでいる。
第1電極110は、透光性及び導電性を有している。一例において、第1電極110は、酸化物半導体、より具体的には、ITO(Indium Tin Oxide)又はIZO(Indium Zinc Oxide)を含んでいる。したがって、有機層120から発せられた光は、第1電極110を透過する。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)により光を発することができる。一例において、有機層120は、正孔注入層(HIL)、正孔輸送層(HTL)、発光層(EML)、電子輸送層(ETL)及び電子注入層(EIL)を含んでいる。この例においては、第1電極110からHIL及びHTLを経由して正孔がEMLに注入され、第2電極130からEIL及びETLを経由して電子がEMLに注入され、正孔及び電子がEMLで再結合して光を発する。
なお、図4に示す例では、有機層120は、複数の発光部152に亘って広がっている。言い換えると、複数の発光部152は、有機層120を共有している。ただし、他の例においては、互いに離間した複数の有機層120のそれぞれが複数の発光部152のそれぞれを構成していてもよい。
第2電極130は、遮光性、より具体的には光反射性を有しており、さらに、導電性を有している。一例において、第2電極130は、金属、より具体的には、Al、Ag及びMgAgの少なくとも1つを含んでいる。したがって、有機層120から発せられた光は、第2電極130で反射される。
絶縁層140は、発光部152を画定している。具体的には、絶縁層140は、開口142を有している。絶縁層140の開口142内において、発光部152は、基板100の第1面102から第1電極110、有機層120及び第2電極130を順に含む積層構造を有している。
絶縁層140は、遮光性、より具体的には吸光性を有している。したがって、絶縁層140は、ブラックマトリクスとして機能することができる。一例において、絶縁層140は、有機絶縁材料(例えば、ポリイミド)からなっており、さらに、黒色顔料(例えば、カーボンブラック)又は黒色染料を含んでいる。
発光装置10は、透光性を有している。具体的には、人間の視覚では、発光装置10を隔てて基板100の第2面104側から基板100の第1面102側が透けて見えるとともに、発光装置10を隔てて基板100の第1面102側から基板100の第2面104側が透けて見える。これは、発光装置10が複数の透光部154を有しているためである。すなわち、発光装置10の外部からの光は、透光部154を透過することができる。したがって、発光装置10は、透光性を有している。
複数の発光部152は、X方向に沿ってピッチPで並んでいる。言い換えると、隣り合う発光部152の中心間距離は、ピッチPとなっている。
発光装置10の透光性を高くする観点からすると、透光部154の幅WTは、ある程度広いことが好ましく、一例において、複数の発光部152のピッチP(つまり、隣り合う発光部152の中心間距離)の30%以上とすることができる。
次に、図5から図18を用いて、図1から図4に示した発光装置10のシミュレーションについて説明する。
図5は、本実施形態のシミュレーションに係る発光装置10を示す断面図である。本実施形態では、以下の条件で発光装置10のシミュレーションを行った。
基板100は、ガラス基板(屈折率:1.52)とした。基板100の形状は、X方向沿った90mmの辺及びY方向に沿った60mmの辺を有する矩形とした。基板100の第2面104は、空気(屈折率:1)に接するようにした。基板100の厚さtは、後述する図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15及び図16において、それぞれ、0.1mm、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mm及び1.0mmとした。
各発光部152の幅は、200μmとした。隣り合う発光部152の中心間距離(言い換えると、複数の発光部152のピッチ)Pは、0.714mmとした。各第2電極130の幅は、250μmとした。したがって、各発光部152の端部から各第2電極130の外側端部までの各第2電極130の幅Gは、25μmとなっている。
各第1電極110の厚さ、各有機層120の厚さ及び各第2電極130の厚さは、ゼロとみなした。なお、図5では、説明のため、有機層120及び第2電極130を図示している。
各絶縁層140は、各発光部152の周囲の遮光体とみなした。各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅WSは、後述する図7から図16までの各図において、25μm、50μm、75μm、100μm及びゼロとした。幅WSがゼロであるということは、絶縁層140が設けられていないことを意味する。
図6は、図7から図16に示す角度φ及び輝度比Rを説明するための図である。
基板100の第2面104(発光装置10の発光面)側における輝度分布は、第2面104に垂直な方向において第1輝度L1を有している。基板100の第1面102(発光装置10の発光面とは反対側の面)側における輝度分布は、第1面102に垂直な方向からX方向に沿って角度φ傾いた方向において第2輝度L2を有している。
輝度比Rは、以下の式(1)によって定義される。
R=L2/L1×100 (1)
図7から図16の各図は、本実施形態に係る発光装置10のシミュレーション結果を示す図である。
図7(a)から図16(a)では、輝度比R(0.125)、R(0.250)、R(0.375)、R(0.500)及びR(0)を算出している。輝度比R(0.125)、R(0.250)、R(0.375)、R(0.500)及びR(0)は、発光部152の幅WLに対する絶縁層140の幅WSの比WS/WLがそれぞれ0.125(WS:25μm)、0.250(WS:50μm)、0.375(WS:75μm)、0.500(WS:100μm)及び0(WS:ゼロ)であるときの輝度比Rである。
図7(b)から図16(b)では、輝度比R(0.125)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.125)−R(0))、輝度比R(0.250)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.250)−R(0))、輝度比R(0.375)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.375)−R(0))及び輝度比R(0.500)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.500)−R(0))を算出している。
図7(a)から図9(a)において、輝度比Rは、角度φにつき0°においてほぼゼロをとり、角度φの増加につれて増加して極大値をとる。
図10(a)から図16(a)において、輝度比Rは、角度φにつき0°においてほぼゼロをとり、角度φの増加につれて増加して極大値をとり、(フェーズ1:図17を用いて後述)角度φのさらなる増加につれて減少して極小値をとる(フェーズ2:図18を用いて後述)。
図7(b)から図16(b)において、輝度比R(0.125)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.125)−R(0))、輝度比R(0.250)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.250)−R(0))、輝度比R(0.375)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.375)−R(0))及び輝度比R(0.500)と輝度比R(0)の差ΔR(R(0.500)−R(0))は、フェーズ1(フェーズ1:図17を用いて後述)において、一つ目の極小値をとり、フェーズ2(フェーズ2:図18を用いて後述)において、二つ目の極小値をとる。たとえば、図11(a)では、輝度比R(0.125)、R(0.250)、R(0.375)、R(0.500)及びR(0)は、角度φにつき30°において極大値をとり、角度φにつき60°において極小値をとり、差ΔRは、いずれの場合も極小値をとる。
図17は、図7から図16に示したフェーズ1を説明するための図である。図17に示すように、フェーズ1においては、発光部152から発せられた光は、基板100を透過して基板100の第2面104でフレネル反射によって反射され、隣り合う発光部152の間で基板100の第1面102から出射される。したがって、フェーズ1において、輝度比Rは、極大値をとるようになる。さらに、差ΔRは、極小値をとるようになる。
図18は、図10から図16に示したフェーズ2を説明するための図である。図18に示すように、フェーズ2においては、発光部152から発せられた光は、基板100を透過して基板100の第2面104でフレネル反射によって反射され、隣の発光部152の絶縁層140によって遮られる。したがって、フェーズ2において、輝度比Rは、極小値をとるようになる。さらに、差ΔRは、極小値をとるようになる。
本発明者は、図7から図16までの結果から、以下の知見を見出した。
(第1の知見)
本発明者は、各絶縁層140の外側端部が、各第2電極130の外側端部よりも、各発光部152から離れているとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量をよく抑えることができることを見出した。
図7から図16において、輝度比R(0.125)(輝度比R(0.125)において、各絶縁層140の外側端部は、各第2電極130の外側端部に揃っている。)の分布は、角度φにつきおおよそ60°から90°までの範囲を除いて、輝度比R(0)の分布とほぼ一致している。これに対して、輝度比R(0.250)、輝度比R(0.375)及び輝度比R(0.500)(輝度比R(0.250)、輝度比R(0.375)及び輝度比R(0.500)において、各絶縁層140の外側端部は、各第2電極130の外側端部よりも、各発光部152から離れている。)は、角度φにつきほぼ全範囲において、輝度比R(0)より小さくなっている。
この結果は、各絶縁層140の外側端部が、各第2電極130の外側端部よりも、各発光部152から離れているとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量をよく抑えることができることを示唆する。
(第2の知見)
本発明者は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が各発光部152の幅の25%以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量をよく抑えることができることを見出した。
図7から図16において、輝度比R(0.125)(R(0.125)において、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅は、各発光部152の幅の12.5%である。)の分布は、角度φにつきおおよそ60°から90°までの範囲を除いて、輝度比R(0)の分布とほぼ一致している。これに対して、輝度比R(0.250)(輝度比R(0.250)において、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅は、各発光部152の幅の25%である。)、輝度比R(0.375)及び輝度比R(0.500)は、角度φにつきほぼ全範囲において、輝度比R(0)より小さくなっている。
この結果は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が各発光部152の幅の25%以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量をよく抑えることができることを示唆する。
(第3の知見)
本発明者は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が各発光部152の幅の50%以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側、特に基板100の第1面102に垂直な方向及びその周辺の方向へ漏れる光の量をよく抑えることができることを見出した。
図7から図16のいずれにおいても、輝度比R(0.500)(輝度比R(0.500)において、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅は、各発光部152の幅の50%である。)は、角度φにつき0°以上5°以下の範囲において、1%以下となっている。つまり、第1面102側における発光装置10の輝度分布の輝度は、第1面102に垂直な方向から5°以下の範囲において小さな値に抑えられている。
この結果は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が各発光部152の幅の50%以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側、特に基板100の第1面102に垂直な方向及びその周辺の方向へ漏れる光の量をよく抑えることができることを示唆する。
このような特性は、第1面102の真正面及びその周囲から発光装置10が見られる機会が多い場合(例えば、発光装置10が自動車(移動体)のハイマウントストップランプに用いられる場合)、特に有効である。なお、発光装置10が用いられる移動体は、自動車に限定されるものではなく、人が搭乗可能な物、例えば、列車、飛行機又は船舶であってもよい。特に移動体の窓ガラスに発光装置10を取り付けることができる。発光装置10は透光性を有しているため、発光装置10を窓ガラスに取り付けても窓ガラス及び発光装置10を隔てた向こう側が見えるようにすることができる。
(第4の知見)
本発明者は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が、各発光部152の端部から各第2電極130の外側端部までの各第2電極130の幅の4倍以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側、特に基板100の第1面102に垂直な方向及びその周辺の方向へ漏れる光の量をよく抑えることができることを見出した。
図7から図16のいずれにおいても、輝度比R(0.500)(輝度比R(0.500)において、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅は、各発光部152の端部から各第2電極130の外側端部までの各第2電極130の幅の4倍である。)は、角度φにつき0°以上5°以下の範囲において、1%以下となっている。つまり、第1面102側における発光装置10の輝度分布の輝度は、第1面102に垂直な方向から5°以下の範囲において小さな値に抑えられている。
この結果は、各発光部152の端部から各絶縁層140の外側端部までの各絶縁層140の幅が、各発光部152の端部から各第2電極130の外側端部までの各第2電極130の幅の4倍以上であるとき、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側、特に基板100の第1面102に垂直な方向及びその周辺の方向へ漏れる光の量をよく抑えることができることを示唆する。
このような特性は、第1面102の真正面及びその周囲から発光装置10が見られる機会が多い場合(例えば、発光装置10が自動車のハイマウントストップランプに用いられる場合)、特に有効である。
以上、本実施形態によれば、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
102 第1面
104 第2面
110 第1電極
112 第1接続部
114 第1配線
120 有機層
130 第2電極
132 第2接続部
134 第2配線
140 絶縁層
142 開口
150 発光領域
152 発光部
154 透光部

Claims (9)

  1. 基板の第1面側に位置し、前記第1面から第1電極、有機層及び第2電極を順に含む積層構造をそれぞれ有する複数の発光部と、
    隣り合う発光部の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
    前記複数の発光部のそれぞれを画定する遮光性の複数の絶縁層と、
    を備える発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    各絶縁層の外側端部は、各第2電極の外側端部よりも、各発光部から離れている発光装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    各発光部の端部から各絶縁層の外側端部までの各絶縁層の幅は、各発光部の幅の25%以上である発光装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    各透光部の幅は、隣り合う発光部の中心間距離の30%以上である発光装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    各発光部の端部から各絶縁層の外側端部までの各絶縁層の幅は、各発光部の幅の50%以上である発光装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    各発光部の端部から各絶縁層の外側端部までの各絶縁層の幅は、各発光部の端部から各第2電極の外側端部までの各第2電極の幅の4倍以上である発光装置。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記基板は、前記第1面の反対側の第2面を有し、
    前記第2面側における前記発光装置の輝度分布は、前記第2面に垂直な方向において第1輝度を有し、
    前記第1面側における前記発光装置の輝度分布の輝度は、前記第1面に垂直な方向から5°以下の範囲において前記第1輝度の1%以下となっている発光装置。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記絶縁層は、ブラックマトリクスである発光装置。
  9. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記発光装置は、移動体のハイマウントストップランプに用いられる発光装置。
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