JP6991709B2 - 発光装置 - Google Patents

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本発明は、発光装置に関する。
近年、透光性を有する有機発光ダイオード(OLED)が開発されている。特許文献1には、透光性OLEDの一例について記載されている。このOLEDは、基板、第1電極、有機層及び複数の第2電極を備えている。第1電極及び有機層は、基板上で順に積層されている。複数の第2電極は、有機層上でストライプ状に配置されている。OLEDの外部からの光は、隣り合う第2電極の間の領域を透過することができる。これにより、OLEDは、透光性を有している。
さらに、特許文献2には、透光性OLEDを自動車のリアウインドウに取り付けることが記載されている。このような透光性OLEDは、自動車の標識灯、例えば、ハイマウントストップランプとして機能することができる。
特開2013-149376号公報 特開2015-195173号公報
上述したように、近年、透光性を有するOLEDが発光装置として開発されている。このようなOLEDは、互いに反対側を向いた2つの面を有しており、OLEDの発光部から出力された光は、これら2つの面のうちの一方の面(発光面)から主に出力されるようになっている。しかしながら、本発明者は、発光部から出力された光の一部が発光面の反対側へ漏れる場合があることを見出した。
本発明が解決しようとする課題としては、発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、
透光性の基板と、
前記基板に位置し、第1電極、有機層及び遮光性の第2電極をそれぞれ含む複数の発光素子と、
隣り合う発光素子の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
を備え、
前記第2電極は、前記発光素子の発光部の端部の外側に位置するギャップ部を有し、
前記基板の厚みが1.1mm以下、かつ前記ギャップ部の幅が15nm以上である発光装置である。
請求項6に記載の発明は、
第1面及び前記第1面の反対側の第2面を有し、厚みTの透光性の基板と、
前記基板の前記第1面側に位置し、第1電極、有機層及び遮光性の第2電極をそれぞれ含む複数の発光素子と、
隣り合う発光素子の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
を備え、
前記第2電極は、前記発光素子の発光部の端部の外側に位置する幅Gのギャップ部を有し、
前記第2面側における配光分布は、前記第2面に垂直な方向において第1光度を有し、
前記第1面側における配光分布は、前記第1面に垂直な方向から前記複数の発光素子の配列方向に沿って角度φ傾いた方向において第2光度を有し、
前記第1光度に対する前記第2光度の光度比R´が、以下の式(A)によって定義される光度比Rの95%以上105%であり、かつ0.02以下である発光装置である。
R=-0.0002G+0.005φT-0.002 (A)
実施形態に係る発光装置を示す平面図である。 図1のA-A断面図である。 発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量が基板の厚みに依存して変化する理由を説明するための図である。 発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量がギャップ部の幅に依存して変化する理由を説明するための図である。 図1及び図2に示した発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の方向を説明するための図である。 発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量のシミュレーション結果の第1例を示す図である。 発光装置の発光面の反対側へ漏れる光の量のシミュレーション結果の第2例を示す図である。 角度φ=15°における式(A)を示す直線の一例を説明するためのグラフである。 角度φ=20°における式(A)を示す直線の一例を説明するためのグラフである。 実施例に係る発光装置を示す平面図である。 図10から有機層及び第2電極を取り除いた図である。 図11から絶縁層を取り除いた図である。 図10のP-P断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る発光装置10を示す平面図である。図2は、図1のA-A断面図である。
図2を用いて発光装置10の概要について説明する。発光装置10は、基板100、複数の発光素子140及び複数の透光部154を備えている。基板100は、透光性を有している。複数の発光素子140は、基板100に位置している。複数の発光素子140のそれぞれは、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。第2電極130は、遮光性、光反射性、または、光吸収性の少なくともいずれかを有している。第2電極130は、ギャップ部131を有している。ギャップ部131は、発光素子140の発光部152の端部の外側に位置している。複数の透光部154のそれぞれは、隣り合う発光素子140の間に位置している。
本発明者は、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gのそれぞれを適当な値に調整することによって、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができることを見出した。具体的には、図3を用いて後述するように、本発明者は、基板100の厚みTが薄いほど発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量をより抑えることができることを見出した。さらに、図4を用いて後述するように、本発明者は、ギャップ部131の幅Gが広いほど発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量をより抑えることができることを見出した。これらの知見に基づいて、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量を一定の値以下に抑えることができる。
次に、図1を用いて、発光装置10の平面レイアウトの詳細について説明する。図1では、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)側から発光装置10を見ている。発光装置10は、基板100、複数の発光素子140及び複数の透光部154を備えている。
図1に示す例において、基板100の形状は、矩形である。ただし、基板100の形状は矩形に限定されるものではなく、例えば、矩形以外の多角形であってもよい。
複数の発光素子140(発光部152)及び複数の透光部154は、交互に並んでおり、ストライプ状に配置されている。各発光素子140(発光部152)及び各透光部154は、基板100の一対の辺に沿って延伸しており、複数の発光素子140(発光部152)及び複数の透光部154は、基板100の他のもう一対の辺に沿って並んでいる。
次に、図2を用いて、発光装置10の断面構造の詳細について説明する。発光装置10は、基板100、複数の発光素子140及び複数の透光部154を備えている。
基板100は、透光性を有している。このため、各発光素子140からの光は、基板100を透過することができる。さらに、発光装置10の外部からの光、基板100の第1面102及び第2面の両方から来た光について透過することができる。特に、基板100は、遮光性、反射性あるいは吸光性部材(例えば、第2電極130)によって覆われていない領域においては、透光部154として機能することができる。発光装置10の外部からの光は、透光部154を透過することができる。
基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第2面104は、第1面102の反対側にある。第2面104は、発光装置10の発光面として機能しており、具体的には、複数の発光素子140からの光は、主に第2面104から出力される。
複数の発光素子140は、基板100の第1面102上に位置している。各発光素子140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を有している。第1電極110、有機層120及び第2電極130は、基板100の第1面102から順に積層されている。
第1電極110は、透光性を有している。このため、有機層120から発せられた光は、第1電極110を透過することができ、これにより、基板100に入射することができる。
有機層120は、有機エレクトロルミネッセンスによって光を発する発光層を含んでいる。有機層120の発光層は、第1電極110と第2電極130の間の電圧によって光を発することができる。
第2電極130は、遮光性、光反射性、光吸収性の少なくともいずれかを有している。このため、有機層120から発せられた光は、第2電極130を透過することなく、第2電極130によって反射されまたは吸収される。
各発光素子140は、発光部152を有している。発光素子140は、発光部152から光を発することができる。
各第2電極130は、2つのギャップ部131を有している。一方のギャップ部131は、発光部152の一方の端部の外側にあり、もう一方のギャップ部131は、発光部152のもう一方の端部の外側にある。
透光部154は、遮光性部材、具体的には第2電極130と重なっておらず、このため、発光装置10の外部からの光は、透光部154を透過することができる。発光装置10の光線透過率を高く維持する観点からすると、透光部154の幅は、第2電極130の幅よりも広いことが好ましい。ただし、透光部154の幅は、第2電極130の幅と等しくてもよいし、又は第2電極130の幅よりも狭くてもよい。
図3は、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量が基板100の厚みTに依存して変化する理由を説明するための図である。図3(a)に示す例及び図3(b)に示す例では、いずれも、発光部152の同一位置から同一の方向に光が発せられている。図3(a)に示す例と図3(b)に示す例は、図3(b)における基板100の厚みTが図3(a)における基板100の厚みTよりも薄い点を除いて、互いに共通している。
図3(a)及び図3(b)の双方に示すように、発光部152から発せられた光は、フレネル反射によって、基板100の第2面104で反射されることがある。図3(a)に示す例では、基板100の厚みTが厚く、このため、基板100の第2面104で反射された光が基板100の第2面104の反対側へ漏れている。これに対して、図3(b)に示す例では、基板100の厚みTが薄く、このため、基板100の第2面104で反射された光がギャップ部131によって遮られ、基板100の第2面104の反対側へ漏れていない。このように、本発明者は、基板100の厚みTが薄いほど発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量をより抑えることができることを見出した。
図4は、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量がギャップ部131の幅Gに依存して変化する理由を説明するための図である。図4(a)に示す例及び図4(b)に示す例では、いずれも、発光部152の同一位置から同一の方向に光が発せられている。図4(a)に示す例と図4(b)に示す例は、図4(b)におけるギャップ部131の幅Gが図4(a)におけるギャップ部131の幅Gよりも広い点を除いて、互いに共通している。
図4(a)及び図4(b)の双方に示すように、発光部152から発せられた光は、フレネル反射によって、基板100の第2面104で反射されることがある。図4(a)に示す例では、ギャップ部131の幅Gが狭く、このため、基板100の第2面104で反射された光が基板100の第2面104の反対側へ漏れている。これに対して、図4(b)に示す例では、ギャップ部131の幅Gが広く、このため、基板100の第2面104で反射された光がギャップ部131によって遮られ、基板100の第2面104の反対側へ漏れていない。このように、本発明者は、ギャップ部131の幅Gが広いほど発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量をより抑えることができることを見出した。
図5は、図1及び図2に示した発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の方向を説明するための図である。図5に示す例では、複数の発光部152から光が発せられており、基板100の第1面102側及び基板100の第2面104側のそれぞれに配光分布が生成されている。
基板100の第2面104(発光装置10の発光面)側における配光分布は、第2面104に垂直な方向、または、法線方向である第1方向において第1光度L1を有しており、さらに、基板100の第1面102(発光装置10の発光面とは反対側の面)側における配光分布は、第1面102に垂直な方向から複数の発光素子140(複数の発光部152)の配列方向に沿って角度φ傾いた方向である第2方向において第2光度L2を有している。特に図5に示す例では、第2光度L2は、2つの直線l1及びl2を含む円Cの周上における光度である。直線l1は、複数の発光部152の配列方向に沿って基板100の中心を通過する直線であり、直線l2は、基板100の法線方向に沿って基板100の中心を通過する直線である。
図6は、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量のシミュレーション結果の第1例を示す図である。図7は、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量のシミュレーション結果の第2例を示す図である。
まず、図6及び図7に示すシミュレーション結果から導かれる好ましい構成の一例の概要について説明する。発光装置10から光が発せられる場合、基板100の第2面104(発光装置10の発光面)側における配光分布は、第2面104に垂直な方向において第1光度L1´を有し、さらに、基板100の第1面102(発光装置10の発光面とは反対側の面)側における配光分布は、第1面102に垂直な方向から複数の発光素子140(複数の発光部152)の配列方向に沿って角度φ傾いた方向において第2光度L2´を有する。本発明者は、第1光度L1´に対する第2光度L2´の光度比R´(L2´/L1´)は、以下の式(A)によって定義される光度比Rと実質的に等しくなること、一例において光度比Rの95%以上105%以下(0.95≦R´/R≦1.05)となることを見出した。
R=-0.0002G+0.005φT-0.002 (A)
式(A)から明らかなように、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gのそれぞれを適当な値に調整することによって、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量(すなわち、光度比R及び光度比R´)を抑えることができる。一例において、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gのそれぞれを適当な値に調整することによって、光度比Rを小さくしたり、当該光度比Rを小さくするための基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの組み合わせバランスを確認できる。その結果、光度比Rの目標値を例えば0.02以下に抑えることができ、これにより、光度比R´も小さくしたり、目標値(例えば0.02)以下に抑えることができる。ここで、光度比R´の目標値は、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの関係のみで目標値以下にする必要はない。なぜなら、光度比R´は例えば、発光部152の発光面(第2面104)に対する発光光度の半値角など様々な要因によっても変化するからである。言い換えると、発光装置10としての光度比R´の目標値(例えば、0.02)を達成するために、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの関係による寄与度を式(A)に従うことで確認することができる。
次に、図6及び図7に示すシミュレーションの詳細について説明する。
基板100は、ガラス基板とした。基板100の形状は、9mm×10mmの矩形とした。14個の発光素子140を基板100の長辺(10mmの長さを有する辺)に沿って等間隔に並べた。
各発光部152の幅は、0.2mmとした。隣り合う発光部152の中心間距離(言い換えると、発光部152のピッチ)は、0.714mmとした。
有機層120の厚みは、0.0001mmとした。第2電極130の厚みは、0.0001mmとした。なお、このシミュレーションでは、第1電極110は考慮しなかった。言い換えると、第1電極110の厚みはゼロとみなした。
シミュレーションでは、光度比Rを算出した。光度比Rは、第1光度L1に対する第2光度L2の光度比L2/L1である。図5を用いて説明したように、第1光度L1は、第2面104に垂直な方向における光度であり、第2光度L2は、第1面102に垂直な方向から複数の発光素子140(複数の発光部152)の配列方向に沿って角度φ傾いた方向における光度である。
図6は、角度φ=5°(図5)における光度比Rのシミュレーション結果を示している。図6に示す例では、いずれの厚みTにおいても、光度比Rは、ギャップ部131の幅Gが広がるにつれて、減少している。特に、厚みT=1.1mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0259に近似することができ、厚みT=0.9mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0214に近似することができ、厚みT=0.7mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0165に近似することができ、厚みT=0.5mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0112に近似することができる。これらの結果から、角度φ=5°では、光度比Rは、少なくとも0.5mm≦T≦1.1mmにおいて、
R=-0.0002G+0.025T-0.002 (1)
と置くことができる。なお、厚みT=0.1mmにおける光度比R及び厚みT=0.3mmにおける光度比Rは、式(1)に従わなかった。
図7は、角度φ=10°(図5)における光度比Rのシミュレーション結果を示している。図7に示す例では、いずれの厚みTにおいても、光度比Rは、ギャップ部131の幅Gが広がるにつれて、減少している。特に、厚みT=0.9mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.04に近似することができ、厚みT=0.7mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0332に近似することができ、厚みT=0.5mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.0232に近似することができ、厚みT=0.3mmにおける光度比Rは、R=-0.0002G+0.014に近似することができる。これらの結果から、角度φ=10°では、光度比Rは、少なくとも0.3mm≦T≦0.9mmにおいて、
R=-0.0002G+0.05T-0.002 (2)
と置くことができる。なお、厚みT=0.1mmにおける光度比R及び厚みT=1.1mmにおける光度比Rは、式(2)に従わなかった。厚みT=1.1mmで光度比Rが式(2)に従わなかったのは、基板100の厚みが大きくなるになることで、発光部152の発光が隣の発光部152の第2電極130またはそのギャップ部131によって遮られる光線があるためである。つまり、基板の厚みが一定以上大きくなると強度比Rが小さくなる方に作用する。
式(1)及び式(2)から、光度比Rは、以下の式(3)に示すように、幅G、厚みT及び角度φを変数とする関数にすることができる。
R=-0.0002G+0.005φT-0.002 (3)
式(3)は、上述した式(A)と同値である。このようにして、式(A)が導出される。さらに、上述した光度比R´が光度比Rと実質的に等しい場合、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができるといえる。
図8は、角度φ=15°における式(A)を示す直線の一例を説明するためのグラフである。図9は、角度φ=20°における式(A)を示す直線の一例を説明するためのグラフである。図8に示す例では、基板100の厚みT=0.1mm、0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm及び1.1mmのそれぞれについて、式(A)を示す直線が引かれている。図9に示す例では、基板100の厚みT=0.1mm、0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm及び1.1mmのそれぞれについて、式(A)を示す直線が引かれている。
本発明者は、図6から図9までの結果に基づいて、光度比R´が0.02以下となる条件を検討した。本発明者が検討したところ、発光装置10全体として光度比R´が0.02以下である場合、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量が十分に抑えられていることが明らかとなった。ここで、光度比R´の目標値は、図6乃至図9までの結果に基づく基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの関係のみで達成する必要はない。なぜなら、光度比R´は基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの関係だけでなく、例えば、発光部152の発光面(第2面104)に対する発光光度の半値角など様々な要因によっても変化するからである。発光装置10としての光度比R´の目標値(0.02)を達成するために、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gの関係による寄与度を式(1)(2)(3)に従うことで確認することができる。すなわち、図6から図9までの結果に基づいて効果の期待できる光度比R´の許容値は0.02以下であると一番好ましいが、0.05以下程度の範囲までとみなすことができる。
図6に示すように、角度φ=5°では、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが35nm以上であるとき、光度比Rが0.02以下となっている。あるいは、基板100の厚みTが0.9mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.02以下となっている。また、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.05以下となっている。このため、角度φ=5°では、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、より好ましくは、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが35nm以上であるか、基板100の厚みTが0.9mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量を十分に抑えることができる。
図7に示すように、角度φ=10°では、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.05以下となっている。基板100の厚みTが0.5mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが25nm以上であるとき、光度比Rが0.02以下となっている。このため、角度φ=10°では、基板100の厚みTが1.1mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、より好ましくは基板100の厚みTが0.5mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが25nm以上であるとき、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量を十分に抑えることができる。
図8に示すように、角度φ=15°では、基板100の厚みTが0.7mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.05以下となっている。基板100の厚みTが0.3mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.02以下となっている。このため、角度φ=15°では、基板100の厚みTが0.7mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、より好ましくは基板100の厚みTが0.3mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量を十分に抑えることができる。
図9に示すように、角度φ=20°では、基板100の厚みTが0.5mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、光度比Rが0.05以下となっている。基板100の厚みTが0.3mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが45nm以上であるとき、光度比Rが0.02以下となっている。このため、角度φ=20°では、基板100の厚みTが0.5mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが15nm以上であるとき、より好ましくは基板100の厚みTが0.3mm以下であり、かつギャップ部131の幅Gが45nm以上であるとき、発光面(第2面104)の反対側へ漏れる光の量を十分に抑えることができる。
以上、本実施形態によれば、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。より具体的には、基板100の厚みTを薄くし、又はギャップ部131の幅Gを広くすることによって、発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに本実施形態においては、ギャップ部131の幅Gの広さによる発光装置10の光線透過率の低下を抑えつつ、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。詳細には、ギャップ部131の幅Gを広くするほど発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる一方で、ギャップ部131の幅Gを広くするほど発光装置10の光線透過率が低下する。しかしながら、本実施形態においては、発光装置10の光線透過率が大きく低下する程度までギャップ部131の幅Gを広くしなくても、基板100の厚みTを薄くすることによって、発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。このようにして、本実施形態では、ギャップ部131の幅Gの広さによる発光装置10の光線透過率の低下を抑えつつ、発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
さらに本実施形態においては、基板100の厚みTの薄さによる発光装置10の強度の低下を抑えつつ、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。詳細には、基板100の厚みTを薄くするほど発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる一方で、基板100の厚みTを薄くするほど発光装置10の強度が低下する。しかしながら、本実施形態においては、発光装置10の強度が大きく低下する程度まで基板100の厚みTを薄くしなくても、ギャップ部131の幅Gを広くすることによって、発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。このようにして、本実施形態では、基板100の厚みTの薄さによる発光装置10の強度の低下を抑えつつ、発光面の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
図10は、実施例に係る発光装置10を示す平面図である。図11は、図10から有機層120及び第2電極130を取り除いた図である。図12は、図11から絶縁層160を取り除いた図である。図13は、図10のP-P断面図である。
図13を用いて発光装置10の概要について説明する。実施形態と同様にして、発光装置10は、基板100、複数の発光素子140及び複数の透光部154を備えている。基板100は、透光性を有している。複数の発光素子140は、基板100に位置している。複数の発光素子140のそれぞれは、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。第2電極130は、遮光性を有している。第2電極130は、ギャップ部131を有している。ギャップ部131は、発光素子140の発光部152の端部の外側に位置している。特に図13に示す例では、ギャップ部131は、絶縁層160の開口162の外側かつ絶縁層160上に位置している。複数の透光部154のそれぞれは、隣り合う発光素子140の間に位置している。実施形態と同様にして、基板100の厚みT及びギャップ部131の幅Gのそれぞれを適当な値に調整することによって、発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
次に、図10から図12を用いて、発光装置10の平面レイアウトの詳細について説明する。発光装置10は、基板100、複数の第1接続部112、第1配線114、複数の第2接続部132、第2配線134、複数の発光素子140及び複数の絶縁層160を備えている。複数の発光素子140のそれぞれは、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。
基板100の形状は、第1面102に垂直な方向から見た場合、一対の長辺及び一対の短辺を有する矩形である。ただし、基板100の形状は、矩形に限定されるものではない。基板100の形状は、第1面102に垂直な方向から見た場合、例えば円でもよいし、又は矩形以外の多角形であってもよい。
複数の第1電極110は、互いに離間して位置しており、具体的には、基板100の長辺に沿って一列に並んでいる。複数の第1電極110のそれぞれは、基板100の短辺に沿って延伸している。
複数の第1電極110のそれぞれは、複数の第1接続部112のそれぞれを介して、第1配線114に接続している。第1配線114は、基板100の一対の長辺の一方に沿って延伸している。外部からの電圧は、第1配線114及び第1接続部112を介して第1電極110に供給される。なお、図12に示す例において、第1電極110及び第1接続部112は、互いに一体となっている。言い換えると、発光装置10は、第1電極110として機能する領域及び第1接続部112として機能する領域を有する導電層を備えている。
複数の第2電極130のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。複数の第2電極130は、互いに離間して位置しており、具体的には、基板100の長辺に沿って一列に並んでいる。複数の第2電極130のそれぞれは、基板100の短辺に沿って延伸しており、具体的には、基板100の短辺に沿って延伸する一対の長辺及び基板100の長辺に沿って延伸する一対の短辺を有している。
複数の第2電極130のそれぞれは、複数の第2接続部132のそれぞれを介して、第2配線134に接続している。第2配線134は、基板100の一対の長辺の他方に沿って延伸している。外部からの電圧は、第2配線134及び第2接続部132を介して第2電極130に供給される。
複数の絶縁層160のそれぞれは、複数の第1電極110のそれぞれに重なっている。複数の絶縁層160は、互いに離間して位置しており、具体的には、基板100の長辺に沿って一列に並んでいる。複数の絶縁層160のそれぞれは、基板100の短辺に沿って延伸しており、具体的には、基板100の短辺に沿って延伸する一対の長辺及び基板100の長辺に沿って延伸する一対の短辺を有している。
複数の絶縁層160のそれぞれは、開口162を有している。図13を用いて後述するように、開口162内において、発光素子140は、発光部152として機能する領域を有している。言い換えると、絶縁層160は、発光部152を画定している。発光部152(開口162)は、基板100の短辺に沿って延伸しており、具体的には、基板100の短辺に沿って延伸する一対の長辺及び基板100の長辺に沿って延伸する一対の短辺を有している。
次に、図13を用いて、発光装置10の断面の詳細を説明する。発光装置10は、基板100、発光素子140及び絶縁層160を備えている。基板100は、第1面102及び第2面104を有している。第2面104は、第1面102の反対側にある。発光素子140は、第1電極110、有機層120及び第2電極130を含んでいる。発光素子140及び絶縁層160は、基板100の第1面102上にある。絶縁層160の開口162内において、発光素子140は、発光部152として機能する領域を有している。
基板100は、透光性を有している。一例において、基板100は、ガラスを含んでいる。他の例において、基板100は、樹脂を含んでいてもよい。
第1電極110は、透光性及び導電性を有している。具体的には、第1電極110は、透光性及び導電性を有する材料を含んでおり、例えば金属酸化物、具体的には例えば、ITO(Indium Tin Oxide)及びIZO(Indium Zinc Oxide)の少なくとも1つを含んでいる。これにより、有機層120からの光は、第1電極110を透過することができる。
有機層120は、例えば、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層及び電子注入層を含んでいる。正孔注入層及び正孔輸送層は、第1電極110に接続している。電子輸送層及び電子注入層は、第2電極130に接続している。発光層は、第1電極110と第2電極130の間の電圧によって光を発する。
第2電極130は、遮光性、光反射性を有し、さらに、導電性を有している。具体的には、第2電極130は、光反射性及び導電性を有する材料を含んでおり、例えば金属、具体的には例えば、Al、Ag及びMgAgの少なくとも1つを含んでいる。これにより、有機層120からの光は、第2電極130をほとんど透過することなく、第2電極130で反射される。
第2電極130は、2つのギャップ部131を有している。一方のギャップ部131は、発光部152の一方の端部の外側にあり、もう一方のギャップ部131は、発光部152のもう一方の端部の外側にある。
絶縁層160は、透光性を有している。一例において、絶縁層160は、有機絶縁材料、具体的には例えばポリイミドを含んでいる。他の例において、絶縁層160は、無機絶縁材料、具体的には例えば、シリコン酸化物(SiO)、シリコン酸窒化物(SiON)又はシリコン窒化物(SiN)を含んでいてもよい。
第2電極130は端部130a及び端部130bを有し、絶縁層160は端部160a及び端部160bを有している。端部130a及び端部160aは、互いに同じ方向を向いている。端部130b及び端部160bは、互いに同じ方向を向いており、それぞれ、端部130a及び端部160aの反対側にある。
第1面102に垂直な方向から見た場合、基板100の第1面102は、平面視からみて互いに重ならない複数の領域102a、複数の領域102b複数の領域102cを有している。複数の領域102aのそれぞれは、第2電極130の端部130aと重なる位置から端部130bと重なる位置まで広がっている。複数の領域102bのそれぞれは、第2電極130の端部130aと重なる位置から絶縁層160の端部160aと重なる位置まで(又は第2電極130の端部130bと重なる位置から絶縁層160の端部160bと重なる位置まで)広がっている。複数の領域102cのそれぞれは、互いに隣接する2つの絶縁層160のうちの一方の絶縁層160の端部160aと重なる位置から他方の絶縁層160の端部160bと重なる位置まで広がっている。
領域102aは、第2電極130と重なっており、このため、発光装置10は、領域102a、領域102b及び領域102cと重なる領域のうち、領域102aと重なる領域で最も低い光線透過率を有している。領域102cは、第2電極130及び絶縁層160のいずれとも重なっておらず、このため、発光装置10は、領域102a、領域102b及び領域102cと重なる領域のうち、領域102cと重なる領域で最も高い光線透過率を有している。領域102bは、第2電極130と重ならず絶縁層160と重なっており、このため、発光装置10は、領域102bと重なる領域においては、領域102aと重なる領域における光線透過率よりも高く、かつ領域102cと重なる領域における光線透過率よりも低い光線透過率を有している。
上述した構成においては、発光装置10の全体としての光線透過率が高いものとなっている。詳細には、光線透過率の高い領域の幅、すなわち、領域102cの幅d3が広くなっており、具体的には、領域102cの幅d3は、領域102bの幅d2よりも広くなっている(d3>d2)。このようにして、発光装置10の全体としての光線透過率は、高いものとなっている。
上述した構成においては、発光装置10が特定の波長の光を多く吸収することが防止されている。詳細には、光が絶縁層160を透過する領域の幅、すなわち、領域102bの幅d2が狭くなっており、具体的には、領域102bの幅d2は、領域102cの幅d3よりも狭くなっている(d2<d3)。絶縁層160は、有機系、無機系問わないが、有機絶縁材料を用いた場合に特に特定の波長の光を吸収することがある。このような場合においても、上述した構成においては、絶縁層160を透過する光の量を少なくすることができる。このようにして、発光装置10が特定の波長の光を多く吸収することが防止されている。
なお、領域102cの幅d3は、領域102aの幅d1よりも広くてもよいし(d3>d1)、領域102aの幅d1よりも狭くてもよいし(d3<d1)、又は領域102aの幅d1と等しくてもよい(d3=d1)。
一例において、領域102aの幅d1に対する領域102bの幅d2の比d2/d1は、0以上0.2以下であり(0≦d2/d1≦0.2)、領域102aの幅d1に対する領域102cの幅d3の比d3/d1は、0.3以上2以下である(0.3≦d3/d1≦2)。より具体的には、一例において、領域102aの幅d1は、50μm以上500μm以下であり、領域102bの幅d2は、0μm以上100μm以下であり、領域102cの幅d3は、15μm以上1000μm以下である。
発光装置10は、半透過OLEDとして機能している。具体的には、第2電極130と重ならない領域は、透光部154として機能している。このようにして、発光装置10では、複数の発光部152及び複数の透光部154が交互に並んでいる。複数の発光部152から光が発せられていない場合、人間の視覚では、第1面102側の物体が第2面104側から透けて見え、第2面104側の物体が第1面102側から透けて見える。さらに、複数の発光部152からの光は、第2面104側から主に出力され、第1面102側からはほとんど出力されない。複数の発光部152から光が発せられている場合、人間の視覚では、第2面104側の物体が第1面102側から透けて見える。
一例において、発光装置10は、自動車のハイマウントストップランプとして用いることができる。この場合、発光装置10は、自動車のリアウインドウに貼り付けることができる。さらに、この場合、発光装置10は、例えば、赤色の光を発する。
次に、図10から図13に示した発光装置10の製造方法について説明する。
まず、基板100の第1面102上に、第1電極110、第1接続部112及び第2接続部132を形成する。一例において、第1電極110、第1接続部112及び第2接続部132は、スパッタリングにより形成された導電層をパターニングすることにより形成される。
次いで、絶縁層160を形成する。一例において、絶縁層160は、基板100の第1面102上に塗布された感光性樹脂をパターニングすることにより形成される。
次いで、有機層120を形成する。一例において、有機層120は、蒸着により形成される。他の例において、有機層120は、塗布により形成されてもよい。この場合、絶縁層160の開口162内に有機層120の材料を塗布する。
次いで、第2電極130を形成する。一例において、第2電極130は、マスクを用いた真空蒸着により形成される。
このようにして、図10から図13に示した発光装置10が製造される。
本実施例によれば、実施形態と同様にして、発光装置10の発光面(基板100の第2面104)の反対側へ漏れる光の量を抑えることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
102 第1面
102a 領域
102b 領域
102c 領域
104 第2面
110 第1電極
112 第1接続部
114 第1配線
120 有機層
130 第2電極
130a 端部
130b 端部
131 ギャップ部
132 第2接続部
134 第2配線
140 発光素子
152 発光部
154 透光部
160 絶縁層
160a 端部
160b 端部
162 開口

Claims (4)

  1. 第1面を有する透光性の基板と、
    前記基板の前記第1面に位置し、前記第1面から順に積層された第1電極、有機層及び遮光性の第2電極をそれぞれ含む複数の発光素子と、
    隣り合う発光素子の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
    を備え、
    前記第2電極は、前記発光素子の発光部の端部の外側に位置するギャップ部を有し、
    前記基板の厚みが0.1mm以上0.5mm以下、かつ前記ギャップ部の幅が25nm以上55nm以下である発光装置。
  2. 第1面を有する厚みTの透光性の基板と、
    前記基板の前記第1面に位置し、前記第1面から順に積層された第1電極、有機層及び遮光性の第2電極をそれぞれ含む複数の発光素子と、
    隣り合う発光素子の間にそれぞれ位置する複数の透光部と、
    を備え、
    前記第2電極は、前記発光素子の発光部の端部の外側に位置する幅Gのギャップ部を有し、
    以下の式(1)によって定義される光度比Rと、以下の式(2)によって定義される光度比Rと、の少なくとも一方が0.02以下である発光装置。
    R=-0.0002G+0.025T-0.002 (0.5mm≦T≦1.1mm) (1)
    R=-0.0002G+0.05T-0.002 (0.3mm≦T≦0.9mm) (2)
  3. 請求項1又は2に記載の発光装置において、
    前記発光素子の発光は、前記基板を介して、前記基板の前記第1面及び前記第1面とは反対側の第2面から射出され、前記第2面の発光光度が第1面での発光光度よりも大きい発光装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の発光装置において、
    前記複数の発光素子は、第1発光素子を含み、
    前記複数の透光部は、前記第1発光素子に隣接する第1透光部を含み、
    前記第1透光部の幅は、前記第1発光素子の前記第2電極の幅よりも広い発光装置。
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