JP2013200964A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光透過性と、発光部からの光の取り出し率の向上とを両立することができる発光装置を提供すること。
【解決手段】第一面1aと第二面1bとを有し、かつ光を透過させる光透過部10を複数有するパネル本体1と、パネル本体内に位置し、遮光性を有する複数の遮光部7とを備え、パネル本体において遮光部と光透過部とが第一面に沿った配列方向に交互に配列された発光装置1−1であって、パネル本体の第一面を形成する基板2に対して第二面側と反対側に配置された複数のレンズ3と、基板の第二面側に形成され、光が透過する第一電極4と、第一電極の第二面側に形成され、発光層を有し、かつ光が透過する積層体6とを備え、遮光部は、積層体の第二面側に形成され、積層体において遮光部と第一電極とによって挟まれた部分が光を放出する発光部9であり、レンズは、第一面と直交する方向において発光部に対向して設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、発光装置に関する。
従来、光を透過させる光透過部を有する発光装置が公知である。例えば、特許文献1には、光を放出する光放出部と、光を透過させる光透過部と、を有し、光放出部は、光を放出する発光部と、光を遮断する遮光層と、を有し、発光部から発光パネルの第1の主面の側に向かう光は、第1の主面から放出され、発光部から発光パネルの第2の主面の側に向かう光は遮光層により遮蔽される発光パネルの技術が開示されている。
特開2011−249541号公報
光透過性と、発光部からの光の取り出し率の向上とを両立できることが望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、光透過性と、発光部からの光の取り出し率の向上とを両立することができる発光装置を提供することである。
実施形態の発光装置は、互いに離間する方向を向いた第一面と第二面とを有し、かつ前記第一面側の外部空間と前記第二面側の外部空間との間で光を透過させる光透過部を複数有するパネル本体と、前記パネル本体内に位置し、遮光性を有する複数の遮光部とを備え、前記パネル本体において前記遮光部と前記光透過部とが前記第一面に沿った配列方向に交互に配列された発光装置であって、前記パネル本体の前記第一面を形成する基板に対して前記第二面側と反対側に配置された複数のレンズと、前記基板の前記第二面側に形成され、光が透過する第一電極と、前記第一電極の前記第二面側に形成され、発光層を有し、かつ光が透過する積層体とを備え、前記遮光部は、前記積層体の前記第二面側に形成され、前記積層体において前記遮光部と前記第一電極とによって挟まれた部分が光を放出する発光部であり、前記レンズは、前記第一面と直交する方向において前記発光部に対向して設けられている。
第1実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すA−A’断面図である。 第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すB−B’断面図である。 第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すC−C’断面図である。 発光装置の要部の拡大断面図および光線の軌跡を示す図である。 発光装置による光の放射のシミュレーションモデルを示す図である。 第2実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第2実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の要部の拡大断面図である。 第2実施形態に係る発光装置による光の放射の説明図である。 第二面側への漏れ光を示す図である。 第3実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第3実施形態に係る発光装置を模式的に示すE−E’断面図である。 第3実施形態に係る発光装置を模式的に示すF−F’断面図である。 第3実施形態の第1変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第3実施形態の第2変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図である。 第4実施形態に係る他の発光装置を模式的に示す平面図である。 遮光部と第二電極とが独立した発光装置の要部拡大図である。 レンズ形状の一例を示す図である。 レンズ形状の他の一例を示す図である。 レンズ形状の他の一例を示す図である。 レンズ形状の他の一例を示す図である。
以下に、実施形態に係る発光装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、発光装置に関する。図1は、第1実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図、図2は、第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すA−A’断面図、図3は、第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すB−B’断面図、図4は、第1実施形態に係る発光装置を模式的に示すC−C’断面図、図5は、発光装置の要部の拡大断面図および光線の軌跡を示す図、図6は、発光装置による光の放射のシミュレーションモデルを示す図である。
である。
本実施形態に係る発光装置1−1は、有機EL(Organic Electro Luminescence)を有するパネル形状の発光装置である。発光装置1−1は、パネル本体1と、レンズ3と、第一電極4と、有機EL層6と、遮光部7と、光透過部10とを含んで構成されている。
発光装置1−1は、透過発光領域11を有する。透過発光領域11は、複数の発光部9と、光が透過する複数の光透過部10とを含む領域である。発光装置1−1は、光が透過する光透過部10を有することにより全体としていわゆるシースルー機能を備えている。発光部9に対しては、遮光部7が設けられている。遮光部7は、パネル本体1の一方側の面である光放出面(後述する第一面1a)からの光の放出を許容し、他方側の面からの光の放出を制限している。
図2に示すように、パネル本体1は、光透過基板2と保護キャップ8とを有する。光透過基板2および保護キャップ8は、それぞれ光が透過する部材である。光透過基板2は、例えば、非透湿性の基板であり、一例として、ソーダライムガラス基板である。本実施形態の光透過基板2は、板状部材であり、例えば平面視における形状が矩形または正方形である。ここで、平面視とは、図1のように、第一面1aと直交する方向から見ることを示している。保護キャップ8は、例えば、非透湿性の基板、一例としてソーダライムガラス基板である。保護キャップ8は、光透過基板2と組み合わされることにより、光透過基板2に配置された各構成要素を覆って保護する保護部材である。保護キャップ8は、光透過基板2と共にパネル本体1を構成し、パネル本体1の内部に空間を形成する。
保護キャップ8は、板状部8aと突出部8bとを有する。板状部8aは、矩形の板状をなしている。突出部8bは、板状部8aにおける一方側の面の周縁に配置されており、当該一方側の面に対して直交する方向に一定の高さで突出している。保護キャップ8は、突出部8bが配置された面を光透過基板2に向けて光透過基板2に取り付けられる。具体的には、保護キャップ8は、UV硬化接着剤層12を介して光透過基板2に固定される。
パネル本体1は、第一面1aおよび第二面1bを有し、光が透過する。第一面1aは、光透過基板2における保護キャップ8側と反対側の面である。第二面1bは、保護キャップ8の板状部8aにおける光透過基板2側と反対側の面である。つまり、光透過基板2は第一面1aを形成し、保護キャップ8は第二面1bを形成している。第一面1aと第二面1bとは平行であり、パネル本体1の厚さ方向において互いに離間する方向を向いている。なお、厚さ方向とは、第一面1aと直交する方向である。
第一面1aには、複数のレンズ3が設けられている。言い換えると、レンズ3は、光透過基板2に対して第二面1b側と反対側に配置されている。レンズ3は、例えば、第一電極4および絶縁部5よりも先に光透過基板2に形成され、あるいは取り付けられる。レンズ3は、例えば、以下のように形成される。まず、スピンコート法を用いて第一面1aの全域にポリイミドが成膜される。次に、フォトリソグラフィ法により、成膜したポリイミド膜がパターニングされて凸形レンズが形成される。
パネル本体1内には、第一電極4、絶縁部5、有機EL層6、遮光部7がこの順序で積層されている。光透過基板2における第一面1a側と反対側の面(以下、「表面2a」と称する。)には、第一電極4が配置されている。第一電極4は、透明導電層であり、導電性を有し、かつ透明であって光が透過する。第一電極4は、有機EL層6に対して正孔を注入する陽極である。第一電極4は、例えば、以下のように形成される。まず、表面2aの全域にスパッタリング法を用いてITO(Indium Tin Oxide)が成膜される。次に、成膜されたITO膜が、フォトリソグラフィ法により、透過発光領域11の全体を覆いかつ透過発光領域11の周辺領域の一部に延在するようにパターニングがなされる。
絶縁部5は、有機EL層6を囲んで配置された絶縁層である。絶縁部5は、第一電極4および遮光部7が直接接触することを防止する。絶縁部5は、第一電極4に対して第二面1b側に形成される。絶縁部5は、例えば、次のように形成される。まず、スピンコート法を用いて、第一電極4が形成された光透過基板2の表面2aにポリイミドが成膜される。次に、成膜したポリイミド膜は、フォトリソグラフィ法によりパターニングされ、透過発光領域11の外縁部分を取り囲む形状に加工される。また、図3および図4に示すように、絶縁部5は、有機EL層6を囲むように配置され、第一電極4と遮光部7との間に介在する。
有機EL層6は、第一電極4および絶縁部5に対して第二面1b側に形成される。有機EL層6は、有機発光層を含む積層体であり、光が透過する。有機EL層6は、2波長白色発光となる有機EL積層体を真空蒸着法を用いて第一電極4(ITO膜)上であって、絶縁部5が形成された領域の内側の所望の位置に成膜したものである。有機EL層6は、例えば、透過発光領域11の全域に形成される。有機EL層6は、例えば、以下のように形成される。
まず、ホール輸送層として、α−NPDが成膜される。続いて、青色発光層として、ホストをα−NPD、ドーパントをペリレンとし、ドーパント濃度が所定のwt%となるように成膜される。次に、赤色発光層として、ホストをAlq3、ドーパントをDCM1とし、ドーパント濃度が所定のwt%となるように成膜される。最後に、エレクトロン輸送層として、Alq3が成膜される。
遮光部7は、有機EL層6に対して第二面1b側に形成される。本実施形態の遮光部7は、パネル本体1の1辺と平行なストライプ状に形成されている。本明細書では、各遮光部7が延在する方向を「軸方向」と称し、パネル本体1の辺のうち軸方向と直交する辺の方向を「配列方向」と称する。
遮光部7は、線状、棒状あるいは板状等の細長い形状をなしている。図1に示すように、複数の遮光部7が、配列方向に互いに隙間を空けて配列されている。互いに隣接する遮光部7の間は、光透過部10である。すなわち、パネル本体1において、遮光部7と光透過部10とが配列方向に交互に配列されている。配列方向は、第一面1aあるいは第二面1bに沿った方向、言い換えると、パネル本体1の厚さ方向と直交する方向である。互いに隣接する遮光部7同士の隙間の幅は、配列方向の位置によらず一定とされている。遮光部7は、少なくとも透過発光領域11の軸方向の一方の縁から他方の縁まで延在し、更に、遮光部7の片方の端部は、パネル本体1の端部まで延在している。遮光部7は、軸方向の一端において互いに接続されている。各遮光部7が互いに接続された全体を連結遮光体70と称する。本実施形態では、各遮光部7が互いに接続されているが、これには限定されず、各遮光部7はそれぞれ独立していてもよい。
遮光部7は、遮光性を有しており、例えば、反射性を有することが好ましい。なお、遮光性を有するとは、単に光を遮ることのみではなく、例えば、光を反射する反射性を有することも含む。すなわち、遮光部7は、第一面1aから第二面1bへの光の透過、および第二面1bから第一面1aへの光の透過に対してこれを規制する特性や制限する特性を有している。遮光部7は、反射性を有する膜、例えばAl膜であり、真空蒸着法を用いて有機EL層6(有機EL積層体)上の所望の位置に成膜されたものである。また、遮光部7は、導電性を有しており、第二電極として機能することができる。第二電極は、有機EL層6に対して電子を注入する陰極である。
次に、有機EL層6の発光様式について説明する。有機EL層6は、第一電極4および遮光部7(第二電極)から供給される正孔や電子によって発光し、光を放出する。図2に示すように、有機EL層6の発光部9は、厚さ方向において第一電極4と遮光部7とで挟まれた領域である。言い換えると、発光部9は、有機EL層6のうち、厚さ方向において遮光部7と互いに対向する部分である。つまり、発光部9は、遮光部7のそれぞれに対して第一面1a側に配置されている。また、有機EL層6において、一つの発光部9と隣接する発光部9との間の部分は、発光せず、光透過部10の一部を構成する。言い換えると、光透過部10は、互いに隣接する2つの遮光部7の間に位置し、第一面1a側の外部空間と第二面1b側の外部空間との間で光を透過させる。
遮光部7は遮光性を有していることから、発光部9が発光する光は、遮光部7によって遮られ、第二面1b側に進むことが規制される。また、遮光部7は反射性を有することから、発光部9から第二面1b側に放射された光は、遮光部7によって第一面1a側に向けて反射される。つまり、発光装置1−1は、発光部9によって発生する光が第二面1bから放射されることを制限し、選択的に第一面1aから放射させることができる。
遮光部7は、遮光性を有していることから、遮光部7が配置された領域では、光がパネル本体1を厚さ方向に透過することが規制される。すなわち、平面視において、遮光部7が配置された領域は、遮光領域である。一方で、光透過部10は、光がパネル本体1を厚さ方向に透過することを許容する。このように、発光装置1−1は、遮光部7(発光部9)と光透過部10とが交互に配置されており、厚さ方向の一方側の外部空間から他方側の外部空間に光が透過する、いわゆるシースルー性を有している。
こうしたシースルー性を有する発光装置1−1において、光取り出し率を向上して高効率化を実現できることが望まれている。例えば、シースルー性を持たせて発光部9の面積が低減することによる照度の減少を抑制できることが望ましい。ここで、光取り出し面である第一面1aに透過発光領域11を覆うレンズ構造を設置して、基板からの光取り出し率の向上を図ることが考えられる。例えば、1つのレンズによって透過発光領域11を覆うことが考えられる。しかしながら、光透過部10がレンズで覆われると、光の透過性が劣り、シースルー性が低下してしまうという問題がある。
本実施形態に係る発光装置1−1では、各発光部9のそれぞれに対応してレンズ3が設けられる。また、光透過部10において、隣接するレンズ3同士の隙間が形成されている。これにより、発光装置1−1は、光取り出し率の向上とシースルー性との両立を可能とする。
レンズ3の面積によって、透過発光領域11の透過率が決定される。例えば、透過発光領域11における光透過部10の面積比が85%である発光装置1−1を作成する場合、レンズ3の面積が透過発光領域11の全体面積の15%となるようにレンズ3の形成がなされる。レンズ3は、例えば、等間隔かつ周期的にマスク開口部が配列された露光マスクを用いて形成される。また、レンズ3の形状は、露光条件を調節することによって任意の形状とすることが可能である。なお、レンズ3の面積に代えて、遮光部7の面積によって透過発光領域11の透過率が決定されることも可能である。
レンズ3は、発光部9に対応して軸方向に延在している。レンズ3は、例えば、透過発光領域11の軸方向の一方の縁から他方の縁まで延在している。レンズ3が取り出した光、言い換えると光透過基板2からレンズ3に入射した光は、レンズ3の形状に応じて放射される。レンズ3の断面形状は、例えば、半円等の弧形状とすることができる。
光の取り出し率を高め、かつ透過発光領域の透過率を決定するため、遮光部7は、レンズ3の中心軸線と遮光部7の中心軸線とが平面視において重なるように形成されることが好ましい。遮光部7は、例えば、等間隔かつ周期的にマスク開口部が配列された蒸着マスクを用いて形成される。遮光部7としては、LiFおよびAlがそれぞれ所定の膜厚で成膜されている。
以上のようにして作成された有機EL素子は、外気の水分に対して脆弱であるため、透過発光領域11を囲んで配置されたUV硬化接着剤層12および非透湿性の保護キャップ8により透過発光領域11を覆うように気密に封止されている。本実施形態では、光透過部10で光透過性を必要とするため、非透湿性の保護キャップ8も光透過性を有するものが用いられている。気密封止の方法としては、まず、ソーダライムガラス基板の縁部にUV硬化型の接着剤を塗布し、透過発光領域11を覆うように保護キャップ8を光透過基板2に貼り合わせる。その後、発光部9にUVが照射されないように遮光した状態で接着剤塗布部にUVを照射し、接着剤を硬化させて気密に接合した。
次に、発光部9より放出される光線の軌跡について説明する。図5において、(a)は発光装置1−1の要部の拡大断面図であり、(b)は光線の軌跡の一例を示す図である。図5(b)に示すように、発光部9から第一面1a側に向けて進む光21,22,23,24は、光透過基板2からレンズ3を介して第一面1aの前方に放射されることができる。また、遮光部7は、発光部9から第二面1b側へ向けて進む光25,26を第一面1a側へ進む光25a,26aとして反射し、レンズ3を介して第一面1aの前方に放射させることができる。配列方向におけるレンズ3の幅W2は、例えば、配列方向における発光部9の幅W1と同じ大きさとされてもよい。レンズ3の中心軸線と発光部9の中心軸線とが平面視において重なる場合、幅W1と幅W2とが同じ大きさであると、レンズ3と発光部9との重なりの幅が最も大きくなる。これにより、レンズ3の幅W2に対する光取り出し率の向上効果を高めることができる。また、レンズ3が光透過部10と重ならないため、光透過部10の光透過性の低下が抑制される。
なお、レンズ3の幅W2は、発光部9の幅W1よりも大きくされてもよい。レンズ3の幅W2を発光部9の幅W1よりも大きくした場合、発光部9から配列方向に拡散していく光をレンズ3によって取り出すことができ、光取り出し率を向上させることができる。例えば、レンズ3の中心軸線と発光部9の中心軸線とが平面視において重なる場合、レンズ3の幅W2が発光部9の幅W1よりも大きいと、レンズ3の配列方向の端部3a,3bが発光部9の端9a,9bに対してそれぞれ配列方向に突出し、張り出した状態となる。これにより、配列方向に拡散する光21,24をレンズ3の端部3a,3bによって拾い、第一面1aの前方に放射することができる。
なお、レンズ3の幅W2が発光部9および遮光部7の幅W1よりも大きくされる場合、レンズ3の端部3a,3bは光透過部10に含まれることができる。この場合、レンズ3の端部3a,3bでは、光透過性が低下する可能性もある。しかしながら、本実施形態に係る発光装置1−1では、レンズ3によって光取り出し率が向上するため、照度を確保しつつ透過発光領域11における遮光部7および発光部9の面積比を低下させることが可能である。従って、レンズ3の幅W2を発光部9および遮光部7の幅W1よりも大きくした場合であっても、レンズ3の幅W2が発光部9および遮光部7の幅W1以下である場合と同様の光透過性を実現可能である。
[表1]は、レンズ3による効率向上についてのシミュレーション結果を示すものである。シミュレーションモデルは、図6に示されている。シミュレーションは、Synopsys,Inc.社製のLightTools(登録商標)を用いて行った。シミュレーションにおける各設定値は、以下の通りである。光源幅寸法:0.1mm〜0.4mm、レンズ3の形状:半円(φ1mm)の凸レンズ、光源種類:ランバート拡散、検出器設定:距離4mmの正方形受光器(一辺13.3mm)、光線本数:100万本。
[表1]において、レンズ効果は、レンズ3が無い場合の平均照度(lx)に対するレンズ3を装着した場合の平均照度(lx)の比である。[表1]に示すように、レンズ3を装着した場合の平均照度は、レンズ3無しの場合の平均照度に対して1.18倍から1.33倍となる結果が得られた。
[第2実施形態]
図7から図11を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図7は、第2実施形態に係る発光装置1−2を模式的に示す平面図、図8は、第2実施形態に係る発光装置1−2を模式的に示すD−D’断面図、図9は、第2実施形態に係る発光装置1−2の要部の拡大断面図、図10は、第2実施形態に係る発光装置1−2による光の放射の説明図、図11は、第二面側への漏れ光を示す図である。
本実施形態の発光装置1−2において、上記第1実施形態の発光装置1−1と異なる点は、絶縁部15によって、発光部17の幅が遮光部7の幅よりも小さくされている点である。絶縁部15は、発光部17の幅を狭めて第二面1b側への漏れ光を抑制すると共に、遮光部7を蒸着するときの蒸着マスクと基板側との接触を抑制することができる。発光装置1−2は、発光装置1−1の構成要素に加えて、絶縁部15を含んで構成される。
図7および図8に示すように、本実施形態に係る絶縁部15は、透過発光領域11の内側に配置されている。具体的には、絶縁部15は、光透過部20のそれぞれに配置されている。すなわち、絶縁部15は、所定の隙間を空けて配列方向に複数配置されている。絶縁部15は、光が透過する。各絶縁部15は、軸方向の端部において互いに接続されている。各絶縁部15が互いに接続された全体を連結絶縁体19と称する。本実施形態では、各絶縁部15が互いに接続されているが、これには限定されず、各絶縁部15はそれぞれ独立していてもよい。
連結絶縁体19の形状は、透過発光領域11よりも大きな矩形である。連結絶縁体19は、遮光部7に対応する開口部18を有している。図9に示すように、開口部18の配列方向の幅W4は、遮光部7の配列方向の幅W3よりも小さい。平面視において、開口部18の領域は、遮光部7の領域の内部に含まれる。言い換えると、平面視において、各絶縁部15の配列方向の端部は、遮光部7の配列方向の端部と重なっている。
連結絶縁体19は、例えば、以下のように形成される。まず、第一電極4上に、スピンコート法を用いて、ポリイミドが成膜される。成膜されたポリイミド膜は、フォトリソグラフィ法により、透過発光領域11内の発光部17以外の部分を覆い、かつ透過発光領域11の外縁部分を取り囲む形状にパターニングされる。
有機EL層16は、第一電極4上および絶縁部15上に形成される。有機EL層16の形成方法は、上記第1実施形態の有機EL層6の形成方法と同様とすることができる。遮光部7は、有機EL層16上に形成される。遮光部7の形成方法は、上記第1実施形態の遮光部7の形成方法と同様とすることができる。遮光部7は、その外縁が平面視において絶縁部15と重なるように形成される。
発光装置1−2のパネルのシースルー性は、個々の遮光部7の面積およびパネル全体において遮光部7が占める面積比によって決まる。シースルー性を高めるためには、個々の遮光部7の面積を微小化する、あるいはパネル全体において遮光部7が占める面積比を小さくする必要がある。遮光部7の一般的な形成手法は、蒸着法により蒸着マスクを用いてパターニングする手法となっている。パネルのシースルー性を高めるために、蒸着マスクの高精細パターン化を行おうとすると、マスク自体の剛性が低下する。その結果として、蒸着時に撓み等のマスク変形による基板との接触が起こり、接触箇所で膜損失によるリーク破壊が生じる虞がある。
また、遮光部7が第二電極を兼ねる構成であると、平面視における遮光部7の領域と発光部9の領域とが同一領域となり、第二面1b側への漏れ光が生じてしまう場合がある。図11に示すように、発光部9が放射する光の一部は、遮光部7によって遮光されることなく第二面1b側へ向かう漏れ光30となり、第二面1bから外部に放射されてしまう。
本実施形態に係る発光装置1−2では、上記のように透過発光領域11内に絶縁部15が配置されていることで、遮光部7の形成時に蒸着マスクが基板側に接触したとしても膜損失によるリーク破壊が抑制される。絶縁部15の膜厚は、他の第一電極4や有機EL層16の膜厚に対して10倍程度の大きさで形成される。従って、透過発光領域11内に配置された絶縁部15は、ショート不良の発生を効果的に抑制することができる。また、絶縁部15は、透過発光領域11内に分散して配置されているため、透過発光領域11の全体をショート不良の発生から保護することができる。
次に、絶縁部15による漏れ光の抑制について説明する。図9に示すように、遮光部7の配列方向の設置領域と、絶縁部15の配列方向の設置領域とが重複している。遮光部7の配列方向の端部7aと、絶縁部15の配列方向の端部15aとは、厚さ方向において互いに対向している。発光部17は、有機EL層16における第一電極4と遮光部7とによって挟まれ、かつ互いに隣接する絶縁部15の間に位置する領域である。
従って、遮光部7の端部7aは、発光部17に対して配列方向に張り出した状態となる。これにより、遮光部7は、図10に示すように、発光部17から第二面1b側へ向かう光を反射し、第二面1bへの漏れ光を抑制することができる。
以上説明したように、第2実施形態の発光装置1−2は、第二面1b側への漏れ光を抑制することや、蒸着マスクと基板側との接触によるリーク破壊を抑制することができる。
[第3実施形態]
図12から図14を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記各実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図12は、第3実施形態に係る発光装置1−3を模式的に示す平面図、図13は、第3実施形態に係る発光装置1−3を模式的に示すE−E’断面図、図14は、第3実施形態に係る発光装置1−3を模式的に示すF−F’断面図である。
本実施形態の発光装置1−3において、上記各実施形態の発光装置1−1,1−2と異なる点は、遮光部37および発光部39が、異なる2つの配列方向にそれぞれ配列されている点である。図12に示すように、遮光部37および発光部39は、第一配列方向に複数列で配列されていると共に、第二配列方向に複数列で配列されている。遮光部37の平面視における形状は、例えば、正方形、矩形、台形、平行四辺形その他の四辺形とすることができる。第一配列方向と第二配列方向は、例えば、直交している。一例として、第一配列方向は、矩形の透過発光領域11の一辺に沿った方向であり、第二配列方向は、第一配列方向と直交する方向である。
図13および図14に示すように、光透過基板2上には、第一電極4、絶縁部35、有機EL層36、遮光部37、第二電極38がこの順序で積層されている。本実施形態では、遮光部37と第二電極38とが分離されている。第二電極38は、透明電極であり、例えば、第一電極4と同様にITOが成膜されて形成されている。
図13に示すように、絶縁部35は、第二配列方向に複数配列されている。また、絶縁部35と遮光部37とが第二配列方向に交互に配列されている。上記第2実施形態と同様に、遮光部37の第二配列方向の端部と、絶縁部35の第二配列方向の端部とは、厚さ方向において互いに対向している。これにより、発光部39の第二配列方向の幅は、遮光部37の第二配列方向の幅よりも小さい。第一配列方向についても同様に構成されており、発光部39の第一配列方向の幅は、遮光部37の第一配列方向の幅よりも小さい。これにより、第二面1b側への漏れ光が抑制される。
レンズ33は、発光部39に対応して配置されている。レンズ33の形状は、例えば、半球状等の球面形状とすることができる。本実施形態では、1つの発光部39に対して、1つのレンズ33が配置されている。レンズ33と発光部39とは、厚さ方向において互いに対向している。
本実施形態の発光装置1−3は、2つの配列方向(縦方向、横方向)にそれぞれ遮光部37および発光部39が配列されていることで、縦横の方向によらず透過性が向上するという効果を奏することができる。
[第3実施形態の第1変形例]
第3実施形態の第1変形例について説明する。図15は、第3実施形態の第1変形例に係る発光装置1−4を模式的に示す平面図である。本変形例の発光装置1−4では、遮光部47および発光部49の平面視における形状が、上記第3実施形態の発光装置1−3の遮光部37および発光部39の形状と異なる。
具体的には、遮光部47および発光部49の平面視における形状は、図15に示すように、三角形とされている。遮光部47および発光部49の形状は、例えば、正三角形や二等辺三角形とすることができる。また、第二配列方向の配列では、交互に三角形の頂点の向きが反対方向とされている。
[第3実施形態の第2変形例]
第3実施形態の第2変形例について説明する。図16は、第3実施形態の第2変形例に係る発光装置1−5を模式的に示す平面図である。本変形例の発光装置1−5では、配列方向が透過発光領域11の辺の方向とは異なる。第一配列方向および第二配列方向は、例えば、透過発光領域11の対角線の方向とされてもよい。また、遮光部57および発光部59の平面視における形状は、上記第3実施形態の遮光部37および発光部39の形状や上記第1変形例の遮光部47および発光部49の形状とは異なる。
具体的には、遮光部57および発光部59の平面視における形状は、図16に示すように、円とされている。遮光部57や発光部59の形状は、例えば、楕円形状等であってもよい。
[第4実施形態]
図17および図18を参照して、第4実施形態について説明する。第4実施形態については、上記各実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図17は、第4実施形態に係る発光装置1−6を模式的に示す平面図、図18は、第4実施形態に係る他の発光装置1−7を模式的に示す平面図である。
本実施形態の発光装置1−6,1−7において、上記各実施形態および変形例の発光装置1−1乃至1−5と異なる点は、配列方向である。本実施形態の発光装置1−6,1−7の配列方向は、平面視において透過発光領域11の中心から外側へ向かう方向である。言い換えると、遮光部67,77および発光部69,79は、透過発光領域11の中心から放射方向に配列されている。
図17に示すように、発光装置1−6の遮光部67および発光部69は、四辺が所定の幅を有する四辺形である。四辺形は、例えば、正方形、矩形、台形、平行四辺形等を含む。発光装置1−6のレンズは、発光部69に対応して配置される。平面視におけるレンズの形状は、例えば、発光部69の形状に対応した四辺形とされる。
図18に示すように、発光装置1−7の遮光部77および発光部79は、円周が所定の幅を有する円形である。円形は、例えば、楕円形も含んでいる。発光装置1−7のレンズは、発光部79に対応して配置される。平面視におけるレンズの形状は、例えば、発光部79の形状に対応した円形とされる。
[各実施形態のその他の変形例]
上記第1実施形態から第4実施形態の変形例について説明する。上記第1実施形態では、遮光部7が第二電極を兼ねていたが、遮光部7と第二電極とが分離されてもよい。図19は、遮光部7と第二電極とが独立した発光装置1−8の要部拡大図である。図19に示すように、光透過基板2の表面2aには、第一電極4、有機EL層6、第二電極31、絶縁部32、遮光部7がこの順序で積層されている。発光部9は、第一電極4と第二電極31とによって挟まれた部分である。第二電極31および絶縁部32は、それぞれ光を透過させる。他の各実施形態についても、第二電極と遮光部7,37とを分離することができる。
上記各実施形態では、レンズ3,33の断面形状は、半円等の弧形状や球面形状であったが、これに限定されるものではない。レンズ3,33は、取り出した光を所望の方向に放射できるようにその形状が適宜定められてもよい。
図20は、適用可能なレンズ形状の一例を示す図である。図20に示すレンズ43のように、レンズ43の断面形状は三角形とされてもよい。レンズ43の断面形状は、光透過基板2から突出する三角形状である。断面形状は、例えば、二等辺三角形や正三角形とされてもよい。
図21は、レンズ形状の他の一例を示す図である。図21に示すレンズ53のように、レンズ53の断面形状は、非球面形状とされてもよい。図22は、レンズ形状の他の一例を示す図である。図22に示すレンズ63のように、レンズ63はフレネルレンズとされてもよい。図23は、レンズ形状の他の一例を示す図である。図23に示すレンズ73のように、レンズ73は凹レンズとされてもよい。
レンズ3,33は、上記のようなレンズ43,53,63,73の形状を適宜採用することにより、第一面1aに対して直交する方向に光を放射できる形状とされてもよい。また、レンズ3,33は、光を均等に拡散できる形状とされてもよい。また、レンズ3,33は、光透過部10に対応する領域の明るさと発光部9,17,39,49,59,69,79に対応する領域の明るさとの差を低減し、第一面1aから放射する光の照度分布のムラを低減できる形状とされてもよい。レンズ3,33は、光を拡散するものであっても、集光するものであってもよい。
上記各実施形態では、レンズ3,33は、第一面1aに設けられていたが、これには限定されない。レンズ3,33は、発光部9,17,39,49,59,69,79に対して第一面1a側に配置されていればよい。また、レンズ3,33は、有機EL素子が形成された後で形成され、あるいは取り付けられてもよい。
上記第1実施形態および第2実施形態では、発光部9,17が線状光源であったが、発光部の形状はこれに限定されるものではない。また、レンズ3の形状は、発光部の形状に応じて適宜定めればよい。発光部の形状は、例えば、点状とすることができる。この場合、レンズ3は、例えば半球状等の球面形状のレンズとすることができる。発光部の形状は、格子状であってもよい。この場合、レンズ3は、対応する格子状とすることができる。
上記各実施形態では、各発光部9,17,39,49,59,69,79に対して1つのレンズ3,33が配置されたが、これには限定されない。各発光部9,17,39,49,59,69,79に対して複数のレンズが設けられてもよい。あるいは、複数の発光部9,17,39,49,59,69,79に対して1つのレンズが設けられてもよい。例えば、上記第1実施形態の発光部9が軸方向において複数に分割されている場合に、軸方向に配列された複数の発光部9に対して1つのレンズが設けられてもよい。つまり、レンズ3,33は、発光部9,17,39,49,59,69,79に対応して設けられていればよく、一例として、発光部9,17,39,49,59,69,79と厚さ方向において互いに対向するように設けられていればよい。
上記各実施形態では、発光層を含む積層体が有機EL層6,16,36であったが、これには限定されない。発光層を含む積層体として、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等が用いられてもよい。
上記各実施形態では、絶縁部5,15,35上に有機EL層6,16,36が形成されたが、積層の順序はこれには限定されない。絶縁部5,15,35は、第一電極4と遮光部7、37(第二電極)との間のいずれかの層として形成されていればよい。
上記各実施形態では、パネル本体1の形状が矩形であったが、これには限定されない。パネル本体1は、円形その他の任意の形状とすることが可能である。
上記各実施形態では、第一電極4が陽極、遮光部7、37が陰極であったが、これに代えて、第一電極4が陰極、遮光部7、37が陽極とされてもよい。
上記各実施形態では、配列方向がパネル本体1の1辺と平行な方向であるが、これには限定されない。また、互いに隣接する遮光部7、37同士の隙間の幅は、配列方向の位置によらず一定とされているが、これに限らず、配列方向の位置に応じて隙間の幅が異なるものとされてもよい。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。以上説明したように、上記各実施形態の発光装置によれば、発光部に対向してレンズが設けられたことにより、光透過性と、光取り出し率の向上とを両立させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1−1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7,1−8 発光装置
1 パネル本体
2 光透過基板
3,33,43,53,63,73 レンズ
4 第一電極
5,15,35 絶縁部
6,16,36 有機EL層(積層体)
7,37 遮光部(第二電極)
8 保護キャップ
9,17,39,49,59,69,79 発光部
10,20 光透過部
11 透過発光領域

Claims (5)

  1. 互いに離間する方向を向いた第一面と第二面とを有し、かつ前記第一面側の外部空間と前記第二面側の外部空間との間で光を透過させる光透過部を複数有するパネル本体と、
    前記パネル本体内に位置し、遮光性を有する複数の遮光部と
    を備え、前記パネル本体において前記遮光部と前記光透過部とが前記第一面に沿った配列方向に交互に配列された発光装置であって、
    前記パネル本体の前記第一面を形成する基板に対して前記第二面側と反対側に配置された複数のレンズと、
    前記基板の前記第二面側に形成され、光が透過する第一電極と、
    前記第一電極の前記第二面側に形成され、発光層を有し、かつ光が透過する積層体と
    を備え、
    前記遮光部は、前記積層体の前記第二面側に形成され、
    前記積層体において前記遮光部と前記第一電極とによって挟まれた部分が光を放出する発光部であり、
    前記レンズは、前記第一面と直交する方向において前記発光部に対向して設けられている
    発光装置。
  2. 前記配列方向における前記レンズの幅は、前記配列方向における前記発光部の幅よりも大きい
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記レンズの前記配列方向の両端部は、対応する前記発光部の端よりもそれぞれ前記配列方向に突出している
    請求項2に記載の発光装置。
  4. 更に、前記光透過部のそれぞれに配置され、絶縁性を有し、かつ光が透過する複数の絶縁部を備え、
    前記遮光部は、第二電極を兼ね、
    前記絶縁部の前記配列方向の端部と、前記第二電極の前記配列方向の端部とは、前記第一面と直交する方向において互いに対向しており、
    前記発光部は、前記積層体における前記第一電極と前記第二電極とによって挟まれ、かつ互いに隣接する前記絶縁部の間に位置する領域である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記発光部は、有機ELである
    請求項1から4のいずれか1項に記載の発光装置。
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