JP2018121958A - 介護用椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライニングに連動して、背面と座面の開き角を増大させかつ座面後方を沈み込ませる動作が行われ、座乗者が背ずれを起こさず、楽な姿勢を維持できるリンク機構を有する車椅子を提供する。
【解決手段】座面フレーム5の前端の取付け金物19に第4の回動支点18を設け、座面フレームの後端を背面フレーム4に回動可能に連結するとともに、背面フレームの下端を連結フレーム14を介して、上下動可能に本体フレーム1で支持し、第1の回動支点15で回動可能に支持され、第2の回動支点16から上方の所定位置に、第3の回動支点17を設け、背面フレームと連結フレームの第2の回動支点にガススプリング10のピストンロッド37を連結して、このロック機構で背面フレーム下端を固定支持できるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、介護用椅子に関し、とくにリクライニングの際に、座席面や肘掛を適切な角度で傾斜させることができ、かつ椅子とベッド間を容易に移乗できるようにした椅子に関する。
近年の我が国の高齢化の進行に伴い、介護用椅子の利用者が急速に増加している。介護用椅子には、多様な機能が要求される。そのニーズに応えるため種々の工夫がなされ、毎年多数の特許出願が提出されている。
介護用椅子に最も普遍的に要求される機能は、背凭れを傾斜させるリクライニング機能と、座乗者が椅子とベッドの間を容易に移乗できるようにする機能である。
一般に車椅子その他の椅子類のリクライニング機能には、座面を傾斜させず、背凭れのみを傾斜させるリクライニング方式と、座面と背凭れの間の角度を維持したまま、背凭れを傾斜させるティルト方式がある。
リクライニング方式では、リクライニング操作時に座乗者の臀部が前方に滑ってしまう危険性が有り、座乗者の背中と背凭れの表面がずれる「背ずれ」を起こしやすく、着衣のまくれが生じるという問題がある。一方、ティルト方式では、背凭れを傾斜させた時に、脚を曲げた状態になるため、膝や腰への負担が大きくなり、かつ椅子が後ろに倒れやすくなる。また、フル・リクライニングが難しいという問題がある。
そのため、リクライニング時に、背凭れと座面の開き角を大きくするのに併せて、背ずれを防止するため、座面の後方を下方に沈み込ませる機能が必要となる。 従来から、リクライニング時の背ずれを防止するための手段は、種々提案されている(例えば特許文献1及び2など)。
その中でも特許文献1には、「背部と座部を一体に回動する機能と、座部に対する背部の傾斜角度を可変にする機能とを併せ持った車椅子」が開示されている。 しかしこの方式では、2つの独立した機能のそれぞれを実現する機構と駆動手段(アクチュエータ)が別々に必要となり、車椅子下部の構造が複雑になってコスト高になるとともに、車椅子の重量が大きくなって好ましくない。
そこでリクライニング時に、背凭れと座面の開き角を大きくする動作と座面の後方を下方に沈み込ませる動作を、機械的リンク機構で連動させて、1個のアクチュエータでリクライニングを可能にする手段が望まれている。
かかるリンク機構を用いた例として、特許文献3の「座位変換可能な椅子装置」があげられる。
この椅子装置の構造の詳細は省略するが、特許文献3のリンク機構では、座面の後方を下方に沈み込ませるストロークを大きく取ることができない。そのため、リクライニングの傾斜角を大きくすると、臀部が前方に滑って背ずれを起こすという問題を完全に解決するのは難しいと考えられる。そこで、特許文献3の椅子装置では、背面と座面の相対的傾斜角度を変更可能なリクライニング位置と、この傾斜角度を所定角度に固定するティルト位置とを選択的に切り換える手段が設けられている。
次に、被介護者がベッドと椅子間を容易に移乗するために必要となるのは、椅子の側面をベッドの側面に密着させて横付けする機能と、移乗時に肘掛が邪魔にならないように、いずれか一方の肘掛を除去又は移動させる機能である。
前者のニーズに対応する手段の例として、特許文献4には、車椅子の主車輪の後方に一対の回動可能なキャスターの後輪を配設し、介添え者がペダルを踏んで.主車輪を浮上させ、車椅子の横方向への移動を可能にした介護用椅子が開示されている。しかし、座乗者が自力で走行する必要が無い場合には、主車輪を設ける必要はなく、4輪全てを回動可能なキャスターで構成した介護用の車椅子又はベッドは、すでに広く使用されている。
移乗時に車椅子の肘掛を移動させる手段の例として、特許文献5には、「肘掛け押下げ型車椅子のアームレスト」が開示されている。このアームレスト(肘掛け)は、その後端が背面フレームの支軸に回動可能に軸着され、その下面全長に亘って所定幅の切欠き溝が形成された肘掛けパイプと、この切欠き溝に沿ってパイプ内を前後に摺動可能な駒状のスライド部材と、その一方の端部がスライド部材の下端に回動可能に軸着され、他方の端部が本体フレームの所定の位置に回動可能に軸着された連結部材とから構成されている。
連結部材を下方に押し下げることによって、肘掛けパイプの前方が下方に折れ曲がるという構造のものである。しかしこのアームレストは、それ自体の構造がかなり特異なものに限定される上に、肘掛けパイプの後方は背面フレームに軸着されたままなので、肘掛けパイプ全体を移動させる構造になっていないという問題がある。
特開2002−102291号公報 特開2004−160055号公報 特表2007−190359号公報 特開2005−34189号公報 特開2011−125478号公報
上記のような従来技術の問題点に鑑み、本発明は下記のようないくつかの技術課題を解決する手段を提供することを目的としている。
本発明の解決課題の第一は、リクライニングの際に、背面と座面の開き角を大きくする動作と、座面を傾斜させる動作を、機械的リンク機構で連動させ、1個のアクチュエータで両動作を実行しうるようなリンク機構であって、座面後部の沈み込みストロークを十分大きくすることができ、リクライニングの傾斜角が大きくなっても、背ずれを起こさないようなリクライニングのリンク機構を提供することにある。
本発明の解決課題の第二は、座面の傾斜に連動して、肘掛けを座面とほぼ平行に傾斜させることのできる、簡便な肘掛け支持のリンク機構を提供することにある。また、本発明の解決課題の第三は、上記のようなリンク機構を有する肘掛けにおいて、座乗者の乗降の邪魔にならないように、肘掛けを移動させることのできる、肘掛けの移動機構を提供することにある。さらに、円背が強い介護者の背痛を緩和できる背凭れ(背面フレーム)を提供することにある。
上記第一課題を解決するための本発明の第一は、
前後に一対の脚部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに傾動可能に支持された背面フレーム及び座面フレームと、前記背面フレームの傾動を付勢するスプリング機構とを備えた介護用椅子であって、
前記本体フレームの後脚下部と前記背面フレームの下部とを連結する一対の連結フレームの一方の端部と、前記本体フレームとを回動可能に連結する第1の回動支点と、
前記連結フレームの他方の端部と、前記背面フレームの下部と、前記スプリング機構の駆動杆の先端部と連結し、前記一対の連結フレーム間を連結する横桿の両端部とを回動可能に連結する第2の回動支点と、
前記第2の回動支点に連結する前記背面フレームと、前記座面フレームとを回動可能に連結する第3の回動支点と、
前記座面フレームを前記本体フレームに回動可能に連結する第4の回動支点
とを備えたことを特徴とする介護用椅子である。
上記の介護用椅子において、前記スプリング機構がガススプリングからなるものであることが望ましい。また、上記第一発明の介護用椅子において、前記前輪及び後輪が前記本体フレームの脚部に回動可能に取り付けられたキャスターからなるものであることが好ましい。また、前記背面フレームは、被介護者の脊柱屈曲部が前記背面フレームの構成材に当接しないよう構成されていることが好ましい。
また本発明は、前記背面フレームに肘掛けフレームの後端を回動可能に取付ける取付け回動支点と、前記座面フレームに回動可能に取付けられたヒンジ支点と、前記ヒンジ支点により折り曲げ可能に構成された支持フレームの上端を前記肘掛けフレームの前端に回動可能に連結する連結回動支点と、前記支持フレームの下端を前記本体フレームに回動可能に連結する前記第4の回動支点と前記第3の回動支点とを頂点とする矩形において、
前記回動支点と前記連結回動支点と前記ヒンジ支点と前記第3の回動支点とを頂点とする四辺形の対向する2辺の長さがそれぞれ略同一長であることを特徴とする介護用椅子である。
上記の介護用椅子において、前記本体アームと、前記支持部材とは、ロック機構により係脱可能に固定支持されていることは好ましい。また、前記ロック機構は、前記本体アームに形成された貫通孔と、前記支持部材に形成された挿入孔と、この両者に挿通されたロックピンとから構成されていることは好ましい。
本願の上記第一発明により、リクライニングの際に、背面と座面の開き角を大きくする動作と、座面を傾斜させる動作を、比較的簡単な構造で連動させ、1個のアクチュエータで両動作を実行しうるようなリンク機構を提供することが可能になった。このリンク機構によれば、リクライニングの際の座面後部の沈み込みストロークを十分大きくすることができるため、リクライニングの傾斜角が大きくなっても、背ずれを起こさず、楽な腰掛け姿勢を維持することができる。
上記のリクライニングのリンク機構は、椅子や車椅子のみならず、各種用途の椅子類のリクライニング手段として応用しうるものである。
また、本願の上記第二発明により、リクライニングの際の座面の傾斜に連動して、肘掛けを座面とほぼ平行に傾斜させることのできる、簡便な肘掛けのリンク機構を提供することが可能になった。このリンク機構によれば、リクライニングの際に、座乗者が何ら操作を行なうことなく、肘掛けの傾斜を適正な状態に変更することができる。
また、この肘掛けリンク機構も、椅子や車椅子のみならず、各種用途のリクライニング椅子類に適用しうるものである。
さらに、本願の上記第三発明により、上記のようなリンク機構を有する肘掛けにおいて、
椅子利用者の座乗時には、肘掛けを所定の高さに保持し、昇降時には、利用者の簡単な操作で、肘掛けを座席面付近又はそれより下方に移動させること可能になり、肘掛けが椅子への昇降又は椅子とベッド間の移乗の邪魔にならないようにすることが可能になった。
以下、実施例の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の実施例である介護用椅子の、背凭れが正立した状態での外観を示す斜視図である。図2はこの椅子のリクライニングした状態の斜視図である。なお、以下に説明する椅子は脚部にキャスターが取付けてある。このため、以下の説明においては本発明の一実施の形態である介護用椅子を車椅子と称する。
図に見られるように、この車椅子は、その脚部1aに前輪2、後輪3が装着された本体フレーム1、背面フレーム4、座面フレーム5、肘掛けフレーム6、肘掛け支持フレーム7、ヘッドレストフレーム8、フットレストフレーム9、ガススプリング10、サイドガード11、ロック解除レバー12等から構成されている。なお、本明細書において前とは、座乗者の正面方向であり、後とは座乗者の背面方向をいう。
このうち、ヘッドレストフレーム8は、リクライニング時に座乗者の頭部を支持するもので、背面フレーム4の上部に伸縮可能に取り付けられている。フットレストフレーム9は、座乗時及びリクライニング時に脚部を支持するもので、本体フレーム1の前端上部に、傾動可能に取り付けられている。
また、サイドガード11は、座席下部の駆動部の保護と事故防止のためのもので、本体フレーム1の両側面に取り付けられたカバーからなる。これらのヘッドレストフレーム8、フットレストフレーム9、サイドガード11等は、従来の車椅子に多用されているものと同様なので、詳細は省略する。
座面フレーム5には、座面パッド13が装着され、背面フレーム4には背凭れパッド(図示していない)が装着されている。背面フレーム4は、その中央部にフレーム構成材を配設せずに所定の強度を保持できるよう構成している。これは脊柱が屈曲している(円背の強い)被介護者の脊柱屈曲部が、フレーム構成材と当接することで生じる背痛緩和のためである。また、本実施例の車椅子では、径の大きい主車輪は使用されておらず、後輪も前輪と同様のキャスターで構成されている。これは、座乗者が自力で走行することを予定しておらず、介添者の手押しで移動することを前提にしているためである。
本実施例では、前輪2、後輪3はともに、本体フレーム1の脚部に回動可能に取り付けられたキャスターからなっている。このように構成することによって、以下のメリットがある。すなわち、前後輪ともに任意の方向に駆動できるので、狭い場所で、車椅子の側面をベッドの側面に容易に密接させることができることと、主車輪がないため、被介護者の車椅子へ乗降及びベッドへの移乗が容易になるということである。
ロックレバー12は、リクライニングの際に、ガススプリング10のピストンの動作をロックするためのもので、詳細は後述する。
本実施例では、本体フレーム1は、脚部フレーム1aと上部フレーム1bとが接合された構造なっているが、このように構成する必要はなく、両者一体に作製されていて差し支えない。以下、両者一体とみなして本体フレーム1と言う。
本発明の特徴的な構成の第一は、リクライニングの支持機構である。以下、これについて説明する。図3は、本実施例の車椅子の骨組みのみを示した側面図で、図3(a)は正立の状態、図3(b)はリクライニングの状態を示す。
これらの図に見られるように、帯板状の連結フレーム14の下端が、本体フレーム1の下部に設けられた第1の回動支点15で、回動可能に支持され、連結フレーム14の上端には第2の回動支点16が設けられている。第2の回動支点16では、連結フレーム14に背面フレーム4の下部とガススプリング10のピストンロッド37の先端部が横桿45を介して回動可能に連結されている(図4、5参照)。
背面フレーム4の第2の回動支点16から上方の所定位置に、第3の回動支点17が設けられ、ここで、座面フレーム5の後端が、背面フレーム4と回動可能に連結されている。また、座面フレーム5の前端の取付け金物19に第4の回動支点18が設けられ、座面フレーム5は本体フレーム1の上に回動可能に支持されている。
本明細書で回動支点、及び後述のヒンジ支点とは、二つの部材の連結点であって、いずれか一方の部材に支軸となる円柱状の凸起が形成され、他方の部材に貫通孔又は挿入孔が形成され、両者が回動可能に嵌合されているものを言い、どちらの部材に支軸が設けられていても差し支えない。
上述した第1の回動支点15と第4の回動支点18は、本体フレーム1に固定された固定支点であり、第2の回動支点16と第3の回動支点17は、固定されていない可動支点である。ただし、第2の回動支点16に横桿45(図5参照)を介して連結されたガススプリング10のピストン37には、その前後動を拘束するロック機構が内蔵されており、このロック機構が作動している時は、第2の回動支点は、前後及び上下方向の動きが拘束され、準固定支点となる。そして、このロック機構が解除された時に、第2の回動支点16は上下・前後に自由に動きうる可動支点となる。
上述した背面フレーム4は第2の回動支点16と第3の回動支点17で支持され、ガススプリング10のピストンロッド37がロックされている時は、背面フレーム4の下端の上下動、したがって背面フレーム4の傾動は制限され、上記のロック機構が解除された時に始めて、背面フレーム4が自由に傾動するようになる。
一方、座面フレーム5は、第3の回動支点17で背面フレーム4と回動可能に支持されているから、背面フレーム4が傾斜した時に両者の開き角θが大きくなり、かつ、第3の回動支点17が下方に降下した時に座面フレーム5の後端も下方に降下する。しかし、座面フレーム5の前端が第4の回動支点18で固定されているから、座面の後部のみが下方に沈み込むようになる。
このように、4個の回動支点で本体フレーム1、背面フレーム4、座面フレーム5及びガススプリング10のピストンロッド37を連結することにより、リクライニングに連動して、背面と座面の開き角を大きくする動作と、座面の後方を沈み込ませる動作が同時に行われるようにしていることが、本発明の特徴である。
さらに、本発明では、背面フレーム4は、連結フレーム14を介して本体フレーム1に連結されている。これにより、リクライニングの際に、第2の回動支点16が前方に移動するとともに、下方に降下する。そのため、背面フレーム4の下端が下方に下がり、これに伴って第3の回動支点17も下方に下がる。したがって、座面フレーム5の後端の下方への沈み込みのストロークが大きくなるという効果が得られる。
これに対して、背面フレーム4の下部を本体フレーム1に直接(回動可能に)取り付けた場合には、リクライニングの際に、背面フレーム4が下方に下がることはない。このように、連結フレーム14を用いて背面フレームを本体に連結することにより、リクライニングの際の座面後端の沈み込みストロークを大きくしたことが本発明の第一の要点である。
本実施例の車椅子において、リクライニングの傾動状態を安定に保つためには、ガススプリング10のロック機構が必要不可欠である。以下このロック機構について、やや詳しく説明する。
図4は、本実施例で用いたガススプリングのロック機構の説明図で、図4(a)は側面図、図4(b)はシリンダー部の断面図である。
図4(b)に見られるように、シリンダー30の内部には、流体圧で前後動するフリーピストン31により、奥のガス室32と手前のオイル室33に仕切られている。オイル室33の内部を前後に摺動するピストンヘッド34によって、オイル室33は、第1オイル室33aと第2オイル室33bに分けられている。
ピストンヘッド34の内部にはオイルの流路35とこの流路を開閉する一方向弁36が設けられている。シリンダー30の中心にピストンヘッド34を駆動する円管状のピストンロッド37が配設され、さらに、このピストンロッド37の内側にプッシュロッド38が摺動可能に挿通されている。プッシュロッド38の奥側端部は、一方向弁36を開状態にする機能を有し、手前側先端部はロック解除ピン39になっている。第2オイル室33bの手前側端部付近にシール材40が配置されて、オイルの流出を防いでいる。
オイル室のオイルは非圧縮性流体なので、一方向弁36が閉の状態では、第1オイル室33aと第2オイル室33bの間のオイルの流動が無いため、ピストンヘッド34は前後動することができず、ピストンロッド37はロック状態になる。ロック解除ピン39を押し込むことにより、一方向弁36が開状態になり、オイルの流通が可能になって、ピストンロッド37が自由に前後動できるようになる。
リクライニング時には、ピストンロッド37が押し込まれてガス室32の内圧があがる。この押し込み動作を停止すると、ガス室32の内圧により、一方向弁36が閉状態になり、ピストンロッド37はその位置でロック状態になる。
このロックを解除する手段について、図5(a)を用いて説明する。シリンダー30の前方に、支軸41で回転可能に支持されたロック解除ブラケット42が配設されている。このロック解除ブラケット42をワイヤ43で引いて、時計回りに回転させることにより、ロック解除ピン39が押し込まれ、一方向弁36が開状態になる。
ワイヤ43は保護管44内に挿通され、ロック解除レバー12に連結されている。本実施例では、このロック解除レバー12はサイドガード11の一方の側面下部に取り付けられ、車椅子の介添者の操作によりロックを解除できるように構成されている。
本実施例の車椅子では、リクライニングの任意の角度で、ピストンロッド37をロックすることが可能で、介添者がロックを解除しない限り、リクライニングの傾斜角は一定に保たれる。なお、かかる機能を有するガススプリングは一般に市販されている。
図5は、本実施例におけるガススプリングのピストンロッドの先端の取付け構造を示す斜視図である。
ガススプリングのシリンダー30の中央から、ピストンロッド37が突き出している。ピストンロッド37の先端に当接して、ロック解除ブランケット42が配設されている。このロック解除ブラケット42は、図4(b)に見られるように、
ワイヤ43で牽引して、ロック解除ピン39を押し込み、ピストンロッド37のロックを解除するために設けられているものである。
図5に見られるように、ロック解除ブラケット42の左右両側に、一対の横桿45が、ピストンロッド37と直交するように取り付けられている。左右の横桿45の先端は、円柱状の軸となっており、両側それぞれに、背面フレーム5の貫通孔及び連結フレーム14の貫通孔46が、この軸に回動可能に嵌合されて、第2の回動支点16を形成している。
リクライニングの際に、第2の回動支点16が前後動すると、横桿45で連結されたロック解除ブラケットも前後動(支軸41の周りで回転運動)し、これに伴って
ピストンロッド37も前後動する。逆にピストンロッド37が前後動すれば、第2の回動支点16も前後動する。
背面フレーム4の左右両側の縦フレームは、その上部が横フレームで拘束され、連動して傾斜するようになっているから、1個のピストンロッド37で、左右2つの回動支点16の動きを制御することができる。
すなわち、図5のような構造にすることにより、ピストンロッド37の先端が横桿45を介して、左右の第2の回動支点16に回動可能に連結されたものと見ることができる。
本発明の特徴的な構成の第二は、肘掛けの支持機構である。以下、これについて説明する。図6は、本実施例の車椅子における肘掛けの骨組みを示す側面図で、図6(a)は正立の状態、図6(b)はリクライニングの状態を示す。
この肘掛けは、肘掛けフレーム6と肘掛け支持フレーム7からなる。肘掛けフレーム6は、その後端(進行方向後ろ側の端部)を背面フレーム4に設けられた取付回動支点51(A)で回動可能に支持されている。また肘掛けフレーム6の前端は、肘掛け支持フレーム7の上端に設けられた連結回動支点52(B)で回動可能に支持されている。
一方、肘掛け支持フレーム7はその長手方向中央付近又はその下方に設けられたヒンジ継手により折り曲げ可能に構成され、肘掛け支持フレーム7の下端は、座面フレーム5の前端付近に回動可能に支持されている。本実施例では、肘掛け支持フレーム7は、上部の長尺片54と下部の短尺片55に分割され、両者がヒンジ支点53(C)により折り曲げ可能に接続されている。
短尺片55の下端は、座面フレーム5の前端付近の取付け金物19の下部に設けられた第4の回動支点18で回動可能に支持されている。肘掛け支持フレーム7を折り曲げる外力が作用していない場合、短尺片55は、水平に対し一定の角度を保って、ほとんど回転しないように保持され、長尺片54のみがヒンジ支点53(C)で回動して傾斜する。
このような構成においては、背面フレーム4、座面クレーム5、肘掛けフレーム6及び肘掛け支持フレーム7の4片をアームとし、これら相互の回動支点(符号A.B,C,Dで示す)を節点とする四辺形のリンク機構が形成されることになる。
本発明は、上記のリンク機構の4節点を頂点とする四辺形の各対向する二辺(片ABと片CD及び片ADと片BC)がほぼ同じ長さになるように構成することを特徴とする。これにより、平行四辺形の原理で、リクライニングの角度(片ABと片ADの開き角)がどのように変わっても、座面クレーム5と肘掛けフレーム6とが概ね平行になるという効果が得られる。すなわち、リクライニングの際に、座乗者が何ら操作を行なうことなく、肘掛けの傾斜を適正な状態に変更することができる。これが本発明の第二の要点である。
本発明の特徴的な構成の第三は、車椅子利用者の乗降又は移乗時の邪魔にならないように、肘掛けの位置を変える肘掛けの移動機構に関するものである。この目的のために、本発明の車椅子では、肘掛けフレーム6及び肘掛け支持フレーム7をそれぞれ2分してヒンジ継手で折り曲げ可能に接合するとともに、両者の取付け点を回動可能にしている。以下この移動機構について説明する。
図7は、本実施例におけるに肘掛けフレームの構造を示す斜視図で、図7(a)は伸ばした状態、図7(b)は折り曲げた状態を示す。肘掛けフレーム6は、本体アーム61と支持部材62からなっている。本体アーム61の長手方向中央付近にヒンジ支点63が設けられ、その後端にロックピン64とこれを挿通する貫通孔(図示していない)が設けられている。また、前端は肘掛け支持フレーム7に連結されている。
また、支持部材62の一方の端部(後端)は、背面フレーム4に設けられた肘掛取付支点51により、回動可能に固定され、他方の端部(前端)はヒンジ支点63で、本体アーム61に回動可能に連結されている。
通常の座乗時には、図7(a)に示すように、ロックピン64は支持部材62の根元付近に設けられた挿入孔(図示していない)に嵌挿され、本体アーム61と支持部材62が平行になった状態で、肘掛けフレーム6全体が、所定の高さに保持される。
乗降又は移乗時には、図7(b)に示すように、ロックピン64を外して、支持部材62の前端側は肘掛取付け支点51を軸として下方に90°折り曲げられる。これにより、本体アーム61の後端は座面フレームの高さ付近まで、下降する。
図8は、本実施例におけるに肘掛け支持フレームの構造を示す斜視図で、図8(a)は伸ばした状態、図8(b)は折り曲げた状態を示す。肘掛け支持フレーム7は、長尺片54と短尺片55とからなり、両者はヒンジ支点53で折り曲げ可能に接合されている。
長尺片54の上端は、肘掛けフレーム6の本体アーム61の前端の連結回動支点52で、回動可能に支持され、短尺片55の下端は、本体フレーム1の上部の第4の回動支点で、回動可能に支持されている。図8(b)に示すように、ヒンジ継手を折り曲げると、本体アーム61の前端が、本体フレーム1付近まで下降する。
なお、本実施例の肘掛け支持フレームでは、長尺片54と短尺片55との間の開き角は、120°程度以上にならないように制限されているが、長尺片54と短尺片55が直線状(開き角180°)になるような構成であっても差し支えない。
図9は、本実施例におけるに肘掛けの取付け状況を示す斜視図で、図9(a)は肘掛けの移動前の状態、図9(b)は移動後状態を示す。図9(a)に示すように、肘掛けの移動前(通常の座乗)の状態では、本体アーム61の後端は、ロックピン64により、背面フレーム付近に固定され、支持部材62は前方に張り出した状態になっている。
また、本体アーム61の前端は、ヒンジ継手53が引き延ばされて、直立した肘掛け支持フレーム7に支持されている。これにより、本体アーム61は、座乗者の肘辺りの所定の高さでほぼ水平に保持されている。
図9(b)に示すように、肘掛けの移動後(乗降時又は移乗時)の状態では、ロックピン64が引き抜かれ、支持部材62の前端が下方に垂れ下がり、本体アーム61の後端が下方に降下する。肘掛け支持フレーム7が、ヒンジ継手53により折り曲げられて、本体アーム61の前端も、座面フレーム5の付近まで降下し、この位置でほぼ水平に保持される。
すなわち、ロックピン64を引き抜いて、本体アーム61を軽く押すだけで、肘掛けを乗降の邪魔に全くならない位置に移動することが可能になる。逆に、肘掛けを戻す時には、本体アーム61を軽く持ち上げて、ロックピン64を差し込めば、本体アーム61は元に位置に固定される。
なお、本実施例では、本体アームのロック機構に、ロックピンとこれに対応する貫通孔及び挿入孔を用いているが、ロック機構をこの方法に限定する必要は無い。また、ロックピンの挿入孔を支持部材62の根元付近に設けているが、これが背面フレーム4の側面に設けられていてもよい。
すでに述べたように、本発明のリクライニングの支持機構、肘掛けの支持機構、肘掛けの移動機構は、車椅子のみならず、各種用途のリクライニングチェアに広く適用し得るものである。
本発明の実施例である介護用椅子の、背凭れが正立した状態での外観を示す斜視図である。 本実施例の車椅子のリクライニングした状態の斜視図である。 本実施例の車椅子の骨組みを示す側面図である。 本実施例で用いたガススプリングのロック機構の説明図である。 本実施例におけるガススプリングのピストンロッドの先端の取付け構造を示す斜視図である。 本実施例の車椅子における肘掛けの骨組みを示す側面図である。 本実施例におけるに肘掛けフレームの構造を示す斜視図である。 本実施例におけるに肘掛け支持フレームの構造を示す斜視図である。 本実施例におけるに肘掛けの取付け状況を示す斜視図である。
1:本体フレーム、1a:脚部フレーム、1b:上部フレーム、2:前輪、3:後輪,4:背面フレーム、5座面フレーム、6:肘掛けフレーム、7:肘掛け支持フレーム、8:ヘッドレストフレーム、9:フットレストフレーム、10:ガススプリング、11:サイドガード、12:ロック解除レバー、13:座面パッド、14:連結フレーム、15:第1の回動支点、16:第2の回動支点、17:第3の回動支点、18:第4の回動支点、19:取付け金物
30:シリンダー、31:フリーピストン、32:ガス室、33:オイル室、33a:第1オイル室、33b:第2オイル室、34:ピストンヘッド、35:オイル流路、36:一方向弁、37:ピストンロッド、38:プッシュロッド、39:ロック解除ピン、40:シール材、41:支軸、42:ロック解除ブラケット、43:ワイヤ、44:保護管、45:横桿、46:貫通孔
51:取付け回動支点、52:連結回動支点、53:ヒンジ支点、54:長尺片、55:短尺片、
61:本体アーム、62:支持部材、63:ヒンジ支点、64:ロックピン
上記課題を解決するため本発明は、前後に一対の脚部を備えた本体フレーム1と、前記本体フレーム1に傾動可能に支持された背面フレーム4及び座面フレーム5と、前記背面フレーム5の傾動を付勢するガススプリング10と、前記本体フレーム1の後脚下部と前記背面フレーム4の下部とを連結する一対の連結フレーム14の一方の端部と、前記本体フレーム1とを回動可能に連結する第1の回動支点15と、前記連結フレーム14の他方の端部と、前記背面フレーム4の下部と、前記ガススプリング10の駆動杆の先端部と連結し、前記一対の連結フレーム間を連結する横桿45の両端部とを回動可能に連結する第2の回動支点16と、前記第2の回動支点16に連結する前記背面フレーム4と、前記座面フレーム5とを回動可能に連結する第3の回動支点17と、一方の端部が、前記座面フレーム5の前輪側の前部に固着され、他方の端部が前記本体フレーム1の前輪側の前部に取付けられる取付け金物の前記他方の端部を回動可能に連結する第4の回動支点18とを備えた介護用椅子において、
本体アーム61と、前記本体アーム61の一方の端部において連結する支持部材62と、前記本体アーム61と前記支持部材62とを挿通する貫通孔に着脱可能に挿通されるロックピン64とを含む肘掛けフレーム6を備え、
前記肘掛けフレーム6は、前記支持部材62の一方の端部と前記背面フレーム4とを回動可能に取付ける取付け回動支点51と、
前記支持部材62の他方の端部と前記本体アーム61部とを回動可能に連結するヒンジ支点63と、
長尺片54と短尺片55とが、それぞれの一方の端部においてヒンジ支点53により折り曲げ可能に構成された肘掛け支持フレーム7の前記長尺片54の他方の端部と前記本体アーム61の他方の端部とを回動可能に連結する連結回動支点52と、
前記短尺片55の他方の端部と前記本体フレーム1の前輪側の先端部とを回動可能に連結する第4の回動支点18とを備える介護用椅子である。
本発明により、リクライニングの際に、背面と座面の開き角を大きくする動作と、座面を傾斜させる動作を、比較的簡単な構造で連動させ、1個のアクチュエータで両動作を実行しうるようなリンク機構を提供することが可能になった。このリンク機構によれば、リクライニングの際の座面後部の沈み込みストロークを十分大きくすることができるため、リクライニングの傾斜角が大きくなっても、背ずれを起こさず、楽な腰掛け姿勢を維持することができる。
また、本発明により、リクライニングの際の座面の傾斜に連動して、肘掛けを座面とほぼ平行に傾斜させることのできる、簡便な肘掛けのリンク機構を提供することが可能になった。このリンク機構によれば、リクライニングの際に、座乗者が何ら操作を行なうことなく、肘掛けの傾斜を適正な状態に変更することができる。なお、この肘掛けリンク機構も、椅子や車椅子のみならず、各種用途のリクライニング椅子類に適用しうるものである。
さらに、本発明により、椅子利用者の座乗時には、肘掛けを所定の高さに保持し、昇降時には、利用者の簡単な操作で、肘掛けを座席面付近又はそれより下方に移動させること可能になり、肘掛けが椅子への昇降又は椅子とベッド間の移乗の邪魔にならないようにすることが可能になった。
本発明の特徴的な構成の第二は、肘掛けの支持機構である。以下、これについて説明する。図6は、本実施例の車椅子における肘掛けの骨組みを示す側面図で、図6(a)は正立の状態、図6(b)はリクライニングの状態を示す。
この肘掛けは、肘掛けフレーム6と肘掛け支持フレーム7からなる。肘掛けフレーム6は、その後端(進行方向後ろ側の端部)を背面フレーム4に設けられた取付け回動支点51(A)で回動可能に支持されている。また肘掛けフレーム6の前端は、肘掛け支持フレーム7の上端に設けられた連結回動支点52(B)で回動可能に支持されている。
また、支持部材62の一方の端部(後端)は、背面フレーム4に設けられた取付け回動支点51により、回動可能に固定され、他方の端部(前端)はヒンジ支点63で、本体アーム61に回動可能に連結されている。
乗降又は移乗時には、図7(b)に示すように、ロックピン64を外して、支持部材62の前端側は取付け回動支点51を軸として下方に90°折り曲げられる。これにより、本体アーム61の後端は座面フレームの高さ付近まで、下降する。
また、本体アーム61の前端は、ヒンジ支点53が引き延ばされて、直立した肘掛け支持フレーム7に支持されている。これにより、本体アーム61は、座乗者の肘辺りの所定の高さでほぼ水平に保持されている。
図9(b)に示すように、肘掛けの移動後(乗降時又は移乗時)の状態では、ロックピン64が引き抜かれ、支持部材62の前端が下方に垂れ下がり、本体アーム61の後端が下方に降下する。肘掛け支持フレーム7が、ヒンジ支点53により折り曲げられて、本体アーム61の前端も、座面フレーム5の付近まで降下し、この位置でほぼ水平に保持される。

Claims (7)

  1. 前後に一対の脚部を備えた本体フレームと、前記本体フレームに傾動可能に支持された背面フレーム及び座面フレームと、前記背面フレームの傾動を付勢するスプリング機構とを備えた介護用椅子であって、
    前記本体フレームの後脚下部と前記背面フレームの下部とを連結する一対の連結フレームの一方の端部と、前記本体フレームとを回動可能に連結する第1の回動支点と、
    前記連結フレームの他方の端部と、前記背面フレームの下部と、前記スプリング機構の駆動杆の先端部と連結し、前記一対の連結フレーム間を連結する横桿の両端部とを回動可能に連結する第2の回動支点と、
    前記第2の回動支点に連結する前記背面フレームと、前記座面フレームとを回動可能に連結する第3の回動支点と、
    前記座面フレームを前記本体フレームに回動可能に連結する第4の回動支点
    とを備えたことを特徴とする介護用椅子。
  2. 前記脚部にはそれぞれ回動可能にキャスターが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の介護用椅子。
  3. 前記背面フレームは、被介護者の脊柱屈曲部が前記背面フレームの構成材に当接しないよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用椅子。
  4. 前記背面フレームに肘掛けフレームの後端を回動可能に取付ける取付け回動支点と、
    前記座面フレームに回動可能に取付けられたヒンジ支点と、前記ヒンジ支点により折り曲げ可能に構成された支持フレームの上端を前記肘掛けフレームの前端に回動可能に連結する連結回動支点と、前記支持フレームの下端を前記本体フレームに回動可能に連結する前記第4の回動支点と前記第3の回動支点とを頂点とする矩形において、
    前記回動支点と前記連結回動支点と前記ヒンジ支点と前記第3の回動支点とを頂点とする四辺形の対向する2辺の長さがそれぞれ略同一長であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の介護用椅子。
  5. 前記肘掛けフレームは、本体アームと支持部材とを折り曲げ可能に連結するヒンジ支点とからなり、
    前記支持部材の後端は、前記背面フレームに取付け回動支点により回動可能に支持され前端は前記ヒンジ支点に回動可能に連結され、前記本体アームの後端は前記ヒンジ支点に回動可能に連結され前端は、前記ヒンジ支点により折り曲げ可能に支持接続していることを特徴とする請求項4に記載の介護用椅子。
  6. 前記本体アームと、前記支持部材とは、ロック機構により係脱可能に固定支持されていることを特徴とする請求項5に記載の介護用椅子。
  7. 前記ロック機構は、前記本体アームに形成された貫通孔と、前記支持部材に形成された挿入孔と、この両者に挿通されたロックピンとから構成されていることを特徴とする請求項6に記載の介護用椅子。
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