JP7406334B2 - 新しい動的バックレスト構造 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的に、シートのための動的バックレスト構造に関するが、特に、車椅子用のシート又はバックレストと、こうした動的バックレスト構造を有するシート又は車椅子とに関する。
車椅子における身体障害者の快適性のために、バックレストに対する身体障害者の突然の且つ強制的な故意又は偶発的な動きのエネルギーを吸収することが可能である動的リクライニング可能バックレストを有するシートを、車椅子に装備することが有利である。
このバックレストは、さらに、治療上の理由から、痙攣、突発的な無抑制的な動き等の傾向を有するユーザーが車椅子の使用時に負傷しないように、弾力性を有するべきである。
こうした動きは、バックレストをより傾斜した位置に伸張する傾向があるだろう。エネルギーが吸収された後に、バックレストはその人間を直立的な着座位置に戻すことが可能でなければならない。
このような車椅子シートは、「x:pandaTM」として知られている製品として本出願者によって市販されている。車椅子におけるシートは、バックレストを伸張する上述した動きのエネルギーを吸収するために、バックレストとシートとの間に作動的に配置されているガススプリングを有するリクライニング可能バックレストを備えている。
ガススプリングを組み込んでいるシート/バックレスト構造が、米国特許第2,018,825号明細書から知られている。このガススプリングは、固定された(しかし、選択可能な)位置に配置されており、ユーザーに対して快適性の向上をもたらす役割を果たす。
様々な体重と体力の人々の要求を満たすために、ガススプリングが、固定された等級を各々が有する一定の範囲のガススプリングから選択される。成長を続けている身体障害の子供の場合には、ガススプリングは、その子供の体重と身長とが増大するのに応じてバックレストに加えられる力が増大するので、車椅子の寿命中に頻繁に交換されなければならないことがある。したがって、特定のサイズのガススプリング(特定の張力)が、限られた時間期間の間において、そのシートに最適に適合しているだけであろう。
本発明の発明者は、以前に、国際公開第2014/166495号においてこの問題に対処し、この特許文献では、両方の側部においてヒンジによって連結されているバックレストとシートとを備える着座装置が開示された。このヒンジの各々はガススプリングを備え、ガススプリングが、一方の端部において、例えばバックレストに締め付け固定されているヒンジの一部分に旋回自在に連結されており、ガススプリングの反対側の端部が、ガススプリングの縦方向に対して概ね垂直に配置されているレールの上に取り付けられていた。ガススプリングの端部は、このレールに沿って移動させられることが可能である。したがって、ガススプリングによって制動作用に対してもたらされる結果的に生じる弾性力(resilient force)が、単純な関係によって、即ち、「アーム×力(arm multiplied by force)」によって変化させられてもよく、この場合に、「アーム」は、ヒンジのピボット点からレール上のガススプリングの位置までの距離である。
このシステムは適切に機能し、弾性力の調節可能性を実現するが、幾つかの欠点を有し、こうした欠点の1つが、弾性力を変更するために、両方のヒンジにおいて、その機構を調節する(レール(アーム)に沿って弾性ガススプリングの端部を移動させる)ことが必要であるということである。通常の使用時にこれを取り扱う介護者にとって、特に両方のヒンジにおいて均一に弾性力を調節することは、困難であることが証明されている。したがって、使用時にヒンジに対して、したがってシート構造全体に対して、不均一な荷重が加えられる可能性があり、このことが、超過荷重等を原因とする故障の原因になるかもしれない。
さらに別の欠点が、ガススプリングの交換で存在することが証明されている。ガススプリングの交換が、本来の場所において、即ち、着座構造が(例えば車椅子において)使用されている状況において生じることが想定されるが、このことが問題になることが証明されており、間違った設定でそのシステムを使用することを結果的に生じさせ、これによってそのシステムの利点と有益性とが実現されないことが証明されている。
さらに別の欠点は、比較的高コスト構造なことである。第1に、両方のヒンジ構造が特定の構成のために専用に設計され、第2に、そのシステムは2つのガススプリングが使用されることを必要とする。
本発明は、シートとバックレストとを有する椅子と共に使用するための弾性バックレスト制動機構を提供することによって、これらの問題とその他の問題とに対処し、この機構は、4つのピボット点(pivot point)を備え、
第1のピボット点がバックレストとは異なる基部上に配置されており、
第2のピボット点が上記基部上の第1のピボット点から一定の距離に配置されており、ブラケットがこの第2のピボット点に旋回自在に連結されており、
第3のピボット点が、上記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、上記バックレスト連結部材はバックレストに調節可能に連結されており、
第4のピボット点が上記ブラケット内に備えられており、第4のピボット点と第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、及び、すべてのピボット点は軸線の周りで旋回し、及び、すべてのピボット軸線(pivot axes)が互いに平行である。
この弾性バックレスト制動機構は、ヒンジとその椅子構造のその他の部分とから独立しているが、シートに対する相対的なバックレストの移動から生じるあらゆる力が基部に移されるように、バックレストと基部とに連結されている。典型的には、基部は、例えば車椅子のためのサブ構造(sub-structure)であるだろうし、又は、さらには、特定の構造においては、椅子であってもよい。この構造によって、通常のヒンジを使用することが可能である。このことが幾つかの利点を促進する。特に、車椅子又は健康分野で使用するための類似の装置の技術的分野において、清潔性、安全性、及び、取り扱いの要求条件が非常に高く、及び、高コストの試験等を必要とすることが多い。例えば、特に車椅子又は自動車シートにおけるシート構造の非常に重要な部品であるヒンジのような、既に認可されている部品を使用することが可能なことによって、弾性バックレスト制動機構を有することが望ましい装置の他の構造部品内にこれらの部品が一体化されないので、弾性バックレスト制動機構の設備を有する構造を提供することが、より容易に且つより低コストで可能となる。
2つのピボット点が弾性部材によって相互連結されている4つのピボット点を含む構造を用いて、弾性部材のどちらかの端部において2つのピボット点と相互に作用し合うことによって、簡単に弾性部材を交換することが容易である。
バックレストに調節可能に連結されているバックレスト連結部材によってバックレストに連結されている弾性バックレスト制動機構を有するという更なる特徴が、バックレストの所望の傾斜においてのみ弾性バックレスト制動機構が作動又は係合させられるように、所望の傾斜にバックレストを位置決めし、及び、その後でバックレスト連結部材をバックレストに連結することの容易性を提供する。
さらに、1つの弾性バックレスト制動機構を有することのみによって、バックレストに常に均一な弾性力が提供されることと、したがって、不均一な背部支持が生じないということとが確実なものにされる。このことが、バックレスト上の均一な弾性制動力と、したがってヒンジ上の均一な弾性制動力とによって、摩損の減少を結果的にもたらす。
さらに有利な実施形態では、第4のピボット点は、ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、及び、このブラケット内では、サブブラケットの滑動が制御され、及び、サブブラケットを滑動させる時に第1のピボット点と第4のピボット点との間の距離が変化させられ、弾性部材の影響(特性)を変化させる。
この構造によって、弾性部材の(事前)圧縮が調節されてもよく、これによって、特定の荷重レベルを扱うためにその機構全体を調節する。弾性部材が柔らかすぎる場合には、バックレストからその機構へ移される任意の偶発的な衝撃が弾性部材を凹ませ、及び、適切な制動を提供することなしに弾性部材が完全に圧縮される可能性があり、したがって弾性特性を提供しないであろう。他方では、弾性部材が硬質すぎる場合には、バックレストの弾性制動もその目的を果たさないであろう。
事前伸張/圧縮を変更することが可能であることによって、制動をより広い範囲のユーザーに適合化させることが可能である。
さらなる有利な実施形態では、滑動サブブラケットに対する代替案又は追加案が、第3のピボット点がブラケット内の楕円形の開口を備え、バックレスト連結部材の第1の端部が、ピボット軸線を構成する軸を備えており、第2のピボット点と第3のピボット点との間の距離が調節されてもよいように上記軸が上記楕円形の開口の中を制御可能に案内される。
この構造は、さらに、バックレストから弾性部材に移行させられる力を制御又は変更する可能性を提供する。両方の実施形態の場合に、弾性部材の影響を調節することが可能であり、これによって、様々なユーザーに関して、特定の弾性部材が同じ椅子構造に適している範囲を拡大する。
さらなる有利な実施形態では、楕円形の開口の縦方向が、第2のピボット点に対して概ね接線方向に方向配置されている。このようにして、抵抗慣性モーメントが、上述した利点を生じさせるように調節されてもよい。
調節可能な手段を備える両方の実施形態では、管理原理が、弾性部材の取り付け箇所の間の距離が変更されてもよいということである。サブブラケットが移動されるか又はバックレスト連結部材の第1の端部が楕円形の開口内での制御された移動/配置のために案内される、上述した2つの実施形態に加えて、さらに、第2のピボット点と第4のピボット点との間の半径方向距離が変化させられてもよいことが想定される。このことが、異なる距離を有する別のブラケットを備えることによって、又は、第4のピボット点の軸が第2のピボット点から様々な/調節可能な距離に位置決めされてもよいように、第2のピボット点に対して半径方向に楕円形の開口を備えることによって、実現可能である。
本発明のさらなる有利な実施形態では、サブブラケットの滑動が制御され、サブブラケットを滑動させる際に、第1のピボット点と第4のピボット点との間の距離が変化させられ、弾性部材の特性が変化させられる。
さらに、第3のピボット点と第4のピボット点との間の距離の変化、又は、第2のピボット点と第3のピボット点との間の距離の変化が、電気アクチュエーター手段によって生じさせられてもよい。
第1のピボット点と第4のピボット点との間の距離は、スプリングがそれによって影響を与えられる能動アーム(active arm)に対応する。このアームの長さを変化させることによって、システム全体を変化させることが可能である。例えば、このアームがより長くされる場合には、必要とされる力がより小さく、この結果として、バックレストに加えられるより少ない荷重を受け入れるのに適している、より柔らかな弾性作用を結果的に生じさせ、このアームがより短くされる場合には、より大きな衝撃力を受ける制動されたバックレストに適合している弾性手段を作動させるために、より大きい力が必要である。
さらなる有利な実施形態では、弾性部材はガススプリング、流体ばね、空気ばね、コイルスプリング、又は、空気クッションである。
ガススプリング、空気ばね、又は、流体ばねの使用が特に有利である。
ガススプリングは、油空圧式のエネルギー貯蔵要素として定義されることが可能である。圧縮可能な制動(動作制御)媒体を提供するために、窒素ガス及び油が使用される。ガススプリングは、広範囲の必要条件に合致するように構成されることが可能である。
ガススプリングは、加圧された窒素ガスと油とを収容する密閉シリンダー内を移動するピストンに取り付けられている精密ロッドから成る。ガススプリングの力(F)は、ロッド(A)の横断面積上に作用する、内圧と外部(環境)圧力との間の圧力差(P)に等しい。
大半の用途では、ΔP(圧力差)は、そのスプリングの内圧(P)によって概算されることが可能であるが、ΔPは、高圧の環境内で使用されるガススプリング(例えば、海中用途)に関して考慮されなければならない。
ピストンロッドがシリンダー内に入れられる時に(圧縮行程)、内部ガス体積が減少し、圧力の比例的な増大を生じさせる(ボイルの法則)。したがって、ガススプリングの力は、ロッドが圧縮される時に、より大きい。
2つの末端ロッド位置において見られる力(それぞれにP1力(P1-force)とP2力(P2-force)と名付けられる)の間の差が、重要なガススプリング特性であり、K係数又はガススプリングプログレッション(gas spring progression)と呼ばれる。機械的スプリングに比較すると、ガススプリングは、典型的には1.05から1.8までの範囲内の、非常に低いK係数を実現することが可能である。コイルスプリングとは違って、ガススプリングは、直ちに利用可能である必要とされるP1力に前負荷(加圧)されている。
この理由から、特定の位置におけるガススプリングの力を計算する時に、P1力が考慮されなければならない。
ダンパー又は「ショック(shock)」は、外部スプリング、又は、ドア及びパネルのような移動質量と通常は一対にされている、粘性摩擦によって動きを制限することが可能である装置である。ダンパーは、速度に直接的に比例している、動きに対する反力を発生させる。
ダンパーは、そのダンパーの行程(移動距離)と、ダンパーの力/速度(N/m/s又はLbs/in/s)として表される発生される力と移動速度との間の比例定数(c)とによって、仕様を定められている。例えば、時間「T」におけるダンパー行程「S」を使用して、ダンパーピボット点における質量「M」のドアの閉じ時間を調節するためには、c=M/S/Tを有するダンパーが指定されなければならない。
ダンパーの比例定数は、そのダンパーのサイズ(ピストンの中を通過する流体流速を定める)と、油の流れに対する抵抗レベルを両方が定めるピストンのオリフィスのサイズと油の粘度とによって、制御される。例えば、小さなオリフィスを有するダンパーは、ピストン内を通過する油の流れに対してより大きな抵抗をもたらし、このダンパーに取り付けられているシステムの運動エネルギーを消散させるか又は吸収するだろう。同様に、より高粘度の(より濃厚な)油の使用が、同じ効果を有するだろう。
制動ガススプリングは、ガススプリングとダンパーとを1つのユニットに統合するコンパクトな装置である。ダンパーと同様に、質量「M」と行程「S」と時間「T」が、制動されるガススプリングを特定するに必要とされる。しかし、抵抗力を生じさせるダンパーとは違って、制動ガススプリングは、所望の速度で質量を移動させることが可能である制御された駆動力を出力する。
完全制動ガススプリングが、高圧の窒素ガスで満たされているダンパーユニットとして説明されることが可能である。これらのユニットは、その行程を通して均一な制御を提供し、任意の方向配置で使用されることが可能である。
部分制動ガススプリングが、高体積の油で満たされている圧縮ガススプリングとして説明されることが可能である。これらのスプリングは、ピストンがガス(油よりも著しく粘性が低い)と油との領域を通過している時に、2段階の制動効果を生じさせる。
したがって、ガススプリング又は流体ばねを使用することによって、弾性制動機構の特性が非常に精密に設計されることが可能である。
さらなる有利な実施形態が、添付されている特許請求の範囲から明らかであり、及び、下記において説明されている。
本発明のコンセプトを示す。 車椅子構造の中に取り付けられる準備が整っている本発明の一実施形態を示す。 さらなる実施形態の断面図を示す。 さらなる実施形態の断面図を示す。 車椅子構造の断面図を示す。 特定の目的のための車椅子に適している完成した着座構造を示す。 特定の目的のための車椅子に適している完成した着座構造を示す。 特定の目的のための車椅子に適している完成した着座構造を示す。
図1には、本発明のコンセプトが示されている。機構1が基部10上に配置されている。基部上には、第1のピボット点4と第2のピボット点6とを形成する2つの締付具が配置されている。第2のピボット点は、ブラケット12が第2のピボット点に対して相対的に旋回し且つこれによって基部10に対して相対的に旋回するように、ブラケット12に連結されている。ブラケット12内には、サブブラケット14と開口16とが備えられている。開口16内には、第3のピボット点18が備えられている。第3のピボット点はバックレスト連結手段20に連結されており、このバックレスト連結手段20は、第1の端部において、第3のピボット点に連結されており、反対側に位置した端部(図示されていない)において、バックレストに対して解放自在に及び/又は調節可能な形に連結されている。サブブラケット14に戻ると、弾性部材22が第1のピボット点4と第4のピボット点24との間に連結されるように、第4のピボット点24が備えられている。
サブブラケット14が滑動し、これによって、サブブラケット14に備えられている第4のピボット点24の間の距離が第1のピボット点4により接近するか又は第1のピボット点4からより遠ざかるように、サブブラケット14がブラケット12に配置されている。
4つのピボット点4、6、24、18の軸線のすべては平行であり、したがって、旋回作用がピボット軸線の方向に対して垂直な単一平面内に維持される。ブラケット12に対する相対的なサブブラケット14の滑動を制御し、且つ、これによって第4のピボット点24と第1のピボット点4との間の距離を制御するために、ボルト26の形状であるねじ山付き部材がサブブラケット14に備えられている。
バックレスト連結部材20は、第3のピボット18によってブラケットに旋回自在に連結されている。連結部材20の反対側の端部では、それら(図示されていない)は、バックレストに解放自在に取り付けられている。このように、ヒンジもシートもバックレスト自体も弾性機構に直接的に連結されていないので、バックレストを完全に且つ弾性機構とは独立して調節することが可能であり、したがって、シートとバックレストとの快適な位置が得られると、バックシートを連結部材20にロックさせて、これによって弾性バックレスト制動機構を係合することが可能である。
弾性バックレスト制動機構は、さらに、この弾性バックレスト制動機構が受けることになる荷重又は衝撃に対しても適応可能である。第4のピボット点と第1のピボット点との間の距離を変化させることによって、第4のピボット点と第3のピボット点との間の実際の距離も変化するだろうし、これによって、弾性部材に影響する実際の距離も変化するだろう。力が一定不変で且つアームが変化する場合には、その結果として生じる力が変化させられるだろう。ベルト26を回転させることによって距離を調節することによって、この機構を用いて幾分か堅固な動的制動作用を生じさせることが可能である。
他の状況では、例えば非常に軽量の荷重の場合には、制動機構がさらに、その目的を実現し、即ち、より柔らかい弾性部材22を有することによってバックレストに加えられる衝撃を制動することを実現するように、異なる特性を有する別の弾性部材によって弾性部材22を置き換えることが望ましい。さらに、当然であるが、よりはるかに堅固である弾性部材22を取り付けることによって、それとは反対の状況が可能である。
ブラケットに対する相対的なサブブラケットの滑動距離が、その機構がその荷重に対して作用する一定の範囲の荷重を決定し、さらには、制動機構が荷重を受ける時にその制動機構の対向力をその範囲内で調節すること可能である範囲を決定する。
図2には、車椅子構造内に取り付けられる準備が整っている本発明の一実施形態が示されている。この実施形態では、弾性バックレスト制動機構2は、基部10内に位置した開口のような手段30によって例えば車椅子内の着座構造に固定されていてもよい、概ね独立している装置である。この図では、第1及び第2のピボット点4、6のみが目に見えるが、その他のピボット点はカバー32によって覆われているように、装置2が適切なカバーを備えていた。バックレスト連結部材20はこのカバーの外側を延びる。このカバー32の後部端部32’には開口34が備えられており、及び、カバー32上にイラスト36によって示されているようにボルトを回転させることによって、バックレストに加えられる力を制動機構が制動することが可能であるように、プラス又はマイナスによって示されている形で動的な力吸収特性が増減調節されてもよいように、この開口34の中を通してボルト26にアクセスすることが可能である。
図3と図4には、さらなる実施形態の2つの断面が示されている。外側からは、この実施形態は、図2に示されている実施形態に類似していてもよい。図3では、第1から第4のピボット点4、6、18、24は同一であってもよい。カバー32に備えられているアクセス開口(access aperture)34が、サブブラケット14が第1のピボット点4に対してより近くに移動させられるように、ボルト26に対してアクセスすることを提供するように示されている。
この実施形態では、サブブラケットは存在しないが、その代わりに、縦方向の開口がブラケット12内に備えられている。ブラケット12は、係合ユニット42に係合するレバーアーム40を備え、この係合ユニット42は第4のピボット点の一部分である。さらに、第3のピボット点の軸が、ブラケット内に備えられている楕円形の開口16内を案内される。バックレスト連結部材の第1の端部が、この軸と一体状である。ボルト26は、ボルトが回転させられる時にバックレスト連結部材の第1の端部と軸18とが楕円形の開口16内を移動するように、バックレスト連結部材の第1の端部とブラケットとの中に螺合させられている。
このように、ボルト26が回転させられる時に、レバーアームと係合ユニットとが、ボルト26上に備えられているねじ山に沿って移動させられる。ボルト26を回転させる時に、ナット形のねじ山付き部分44が、ボルトがナット形構造44の幾分か中に又は外にねじ駆動されることを生じさせ、これによって、レバーアームを移動させ、係合ユニット40、42を戻すであろう。この図では、第3のピボット点は、ナット形部材44によって隠されている。
図4を見ると、異なる平面内の機構2の断面が示されている。この図では、ピボット点6内のピボット軸線の周りを旋回するための手段をブラケット12に提供する第2のピボット点6を見出すことが容易である。さらに、楕円形の開口内に配置されている軸18が明瞭に示されている。
図5を見ると、車椅子構造100の断面が示されている。同じ着座構造が、図6aと図6bにおいて異なる図で示されている。図5を見ると、バックレスト110が、本発明とは完全に異なる/別個であるヒンジ(図示されていない)によって座席に連結されている。弾性バックレスト制動機構2が、バックレスト110とシート120とから完全に分離されて示されている。しかし、この実施形態では、基部10から、第1のピボット点4が、基部10から立ち上がるフランジ4’内に備えられるように、着座構造120が、弾性バックレスト制動機構のための基部10を提供する。同様に、第2のピボット点6は基部10に隣接して備えられており、さらなるピボット点が、図3と図4とを参照して上述したように配置されている。
バックレスト連結部材20は、弾性バックレスト制動機構から上方に延び、バックレスト構造の後部上に備えられている機構130内に係合させられている。この実施形態では、バックレスト連結部材20はクランプ機構内に受け入れられ、この締め付き機構では、第2のボルト手段132が、弾性バックレスト制動機構2とバックレスト110とに対して相対的にバックレスト連結部材の位置を固定するために使用される。クランプ機構130と、したがってボルト132がバックレスト機構に係合する位置を変化させることによって、シート120に対する相対的なバックレスト全体の傾斜が、弾性バックレスト制動機構2とは全く独立して調節されてもよい。
図6aと図6bには、特殊な目的のための車椅子に適している全体的な着座構造100が示されている。弾性バックレスト制動機構には関連していない様々な側面については言及しない。図6aから明らかであるように、弾性バックレスト制動機構は、着座構造内に完全に一体化されており、したがって、カバー32の後部端部32’と、ボルト26(図3を参照されたい)が中を通してアクセス可能である開口34とが、シートの後部から見てとれる。バックレスト連結部材20も見てとれてもよい。図6bを見ると、同じシート100が前部から見てとれ、この図では、弾性バックレスト制動機構のカバー32のみが見てとれる。特に、図6aと図6bから、バックレストとシートとが、弾性バックレスト制動機構から完全に分離しているヒンジ手段140によって連結されていることが明らかである。
類似の図が図7に示されている。
上記において、本発明が特定の実施形態に関して説明されてきたが、他の適合化及び実現も添付特許請求の範囲内で想定されるということを当業者が理解するだろうということが明らかである。
本明細書に開示される発明は以下の態様を含む。
〔態様1〕
シートとバックレストとを有する椅子と共に使用するための弾性バックレスト制動機構であって、該機構は、4つのピボット点を備え、
第1のピボット点が、前記バックレストとは異なる基部上に配置されており、
第2のピボット点が、前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されており、ブラケットが前記第2のピボット点に旋回自在に連結されており、
第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材は前記バックレストに調節可能に連結されており、
第4のピボット点が、前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべての前記ピボット点は軸線の周りで旋回し、すべてのピボット軸線が平行である、
弾性バックレスト制動機構。
〔態様2〕
前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させる、態様1に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様3〕
前記第3のピボット点は前記ブラケット内の楕円形の開口を備え、前記バックレスト連結部材の第1の端部が、ピボット軸線を構成する軸を備えており、前記第2のピボット点と前記第3のピボット点との間の距離が調節されてもよいように、前記軸が前記楕円形の開口の中を制御可能に案内される、態様1に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様4〕
前記楕円形の開口の縦方向が、前記第2のピボット点に対して概ね接線方向に方向配置されている、態様3に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様5〕
前記弾性部材は、ガススプリング、空気ばね、流体ばね、コイルスプリング、又は、空気クッションである、態様1に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様6〕
前記ガススプリングは、前記第1及び第4のピボット点の間の距離又は前記第1及び第3のピボット点の間の距離が固定されることを可能にするが、しかし、依然として前記ガススプリングが弾性であることを可能にする、ロック式ガススプリングである、態様5に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様7〕
前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケット内のねじ山付き開口とねじ山付きボルト部材とを備えることによって調節され、該ボルトは、前記サブブラケットと前記ブラケットとの外側のアクセス可能な頭部部分と、前記ブラケット内に回転自在に固定されている遠位端部とを有し、これによって、該ボルトの回転が、前記サブブラケットが前記ブラケットに対して相対的に移動することを引き起し、これによって前記第1のピボット点に対して相対的に前記第4のピボット点を移動させる、態様2に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様8〕
前記ブラケットに対する相対的な前記第3のピボット点の軸線の位置が、前記ブラケット内のねじ山付き開口とねじ山付きボルト部材とを備えることによって調節され、前記ボルトは、前記ブラケットの外側のアクセス可能な頭部部分と、前記バックレスト連結部材の第1の端部に回転自在に係合している遠位端部とを有し、これによって、前記ボルトの回転が、前記バックレスト連結部材の軸が、前記楕円形の開口の内側を移動し且つ制限されることと、これによって前記第1のピボット点に対して相対的に前記第3のピボット点を移動させることとを生じさせるだろう、態様3に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様9〕
前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケットと前記ブラケットとの間に配置されている電気アクチュエーターを備えることによって調節される、態様2に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様10〕
前記ブラケットに対する相対的な前記第3のピボット点の軸線の位置が、前記ブラケットと前記バックレスト連結部材の軸又は前記バックレスト連結部材との間に配置されている電気アクチュエーターを備えることによって調節される、態様3に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様11〕
交換弾性部材が前記ピボット点の間に取り付けられてもよいように、一方の端部における又は両方の端部における前記第1のピボット点及び/又は第4のピボット点に対する前記弾性部材の連結が取り外し可能である、態様1に記載の弾性バックレスト制動機構。
〔態様12〕
複数の車輪を有するシャシーと、運搬構造と、該運搬構造上に取り付けられている支持椅子とを備える車椅子であって、前記椅子構造はシートとバックレストとを備え、前記バックレストは、2つのヒンジによって前記椅子又は前記運搬構造に旋回自在に取り付けられており、4つのピボット点を有する弾性バックレスト制動機構が、前記バックレストと前記運搬構造又はシートとの間に備えられており、該制動機構は、
バックレストとは異なる基部上に配置されている第1のピボット点と、
前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されている第2のピボット点であって、ブラケットが該第2のピボット点に旋回自在に連結されている第2のピボット点と、
第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材はバックレストに調節可能に連結されており、
第4のピボット点が前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべてのピボット点は軸線の周りを旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
前記バックレスト連結部材は、前記バックレスト上に備えられているクランプ機構によって係合されており、前記クランプ機構は、前記バックレストに対して相対的に前記バックレスト連結部材を固定してもよい、
車椅子。
〔態様13〕
着座構造の前記バックレストが所望の傾斜に調節され、この箇所において、前記バックレストの背部内に備えられている手段が、前記連結手段を固定するために作動させられ、前記バックレストを前記弾性バックレスト制動機構に連結し、これによってこの機構を作動させる、態様1から11のいずれか一態様に記載の弾性バックレスト制動機構を使用する方法。
〔態様14〕
前記弾性手段は、ガススプリングであり、前記バックレストに対する衝撃の力の大きさに応答して適切な対向力と制動とを提供するように、適切なガススプリングが前記第1のピボット点及び第4のピボット点の間に備えられている、態様13に記載の方法。

Claims (14)

  1. シートとバックレストとを有する椅子と共に使用するための弾性バックレスト制動機構であって、該機構は、4つのピボット点を備え、
    第1のピボット点が、前記バックレストとは異なる基部上に配置されており、
    第2のピボット点が、前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されており、ブラケットが前記第2のピボット点に旋回自在に連結されており、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材は前記バックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が、前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべての前記ピボット点は軸線の周りで旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記第3のピボット点は前記ブラケット内の楕円形の開口を備え、前記バックレスト連結部材の第1の端部が、ピボット軸線を構成する軸を備えており、前記第2のピボット点と前記第3のピボット点との間の距離が調節されてもよいように、前記軸が前記楕円形の開口の中を制御可能に案内される、
    弾性バックレスト制動機構。
  2. シートとバックレストとを有する椅子と共に使用するための弾性バックレスト制動機構であって、該機構は、4つのピボット点を備え、
    第1のピボット点が、前記バックレストとは異なる基部上に配置されており、
    第2のピボット点が、前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されており、ブラケットが前記第2のピボット点に旋回自在に連結されており、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材は前記バックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が、前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべての前記ピボット点は軸線の周りで旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させ、
    前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケット内のねじ山付き開口とねじ山付きボルト部材とを備えることによって調節され、該ボルトは、前記サブブラケットと前記ブラケットとの外側のアクセス可能な頭部部分と、前記ブラケット内に回転自在に固定されている遠位端部とを有し、これによって、該ボルトの回転が、前記サブブラケットが前記ブラケットに対して相対的に移動することを引き起し、これによって前記第1のピボット点に対して相対的に前記第4のピボット点を移動させる、
    弾性バックレスト制動機構。
  3. シートとバックレストとを有する椅子と共に使用するための弾性バックレスト制動機構であって、該機構は、4つのピボット点を備え、
    第1のピボット点が、前記バックレストとは異なる基部上に配置されており、
    第2のピボット点が、前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されており、ブラケットが前記第2のピボット点に旋回自在に連結されており、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材は前記バックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が、前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべての前記ピボット点は軸線の周りで旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させ、
    前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケットと前記ブラケットとの間に配置されている電気アクチュエーターを備えることによって調節される、
    弾性バックレスト制動機構。
  4. 前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させる、請求項1に記載の弾性バックレスト制動機構。
  5. 前記弾性部材は、ガススプリング、空気ばね、流体ばね、コイルスプリング、又は、空気クッションである、請求項1から3のいずれか1項に記載の弾性バックレスト制動機構。
  6. 前記ガススプリングは、前記第1及び第4のピボット点の間の距離又は前記第1及び第3のピボット点の間の距離が固定されることを可能にするが、しかし、依然として前記ガススプリングが弾性であることを可能にする、ロック式ガススプリングである、請求項5に記載の弾性バックレスト制動機構。
  7. 前記ブラケットに対する相対的な前記第3のピボット点の軸線の位置が、前記ブラケット内のねじ山付き開口とねじ山付きボルト部材とを備えることによって調節され、前記ボルトは、前記ブラケットの外側のアクセス可能な頭部部分と、前記バックレスト連結部材の第1の端部に回転自在に係合している遠位端部とを有し、これによって、前記ボルトの回転が、前記バックレスト連結部材の軸が、前記楕円形の開口の内側を移動し且つ制限されることと、これによって前記第1のピボット点に対して相対的に前記第3のピボット点を移動させることとを生じさせるだろう、請求項1に記載の弾性バックレスト制動機構。
  8. 前記ブラケットに対する相対的な前記第3のピボット点の軸線の位置が、前記ブラケットと前記バックレスト連結部材の軸又は前記バックレスト連結部材との間に配置されている電気アクチュエーターを備えることによって調節される、請求項1に記載の弾性バックレスト制動機構。
  9. 交換弾性部材が前記ピボット点の間に取り付けられてもよいように、一方の端部における又は両方の端部における前記第1のピボット点及び/又は第4のピボット点に対する前記弾性部材の連結が取り外し可能である、請求項1から3のいずれか1項に記載の弾性バックレスト制動機構。
  10. 複数の車輪を有するシャシーと、運搬構造と、該運搬構造上に取り付けられている支持椅子とを備える車椅子であって、前記椅子構造はシートとバックレストとを備え、前記バックレストは、2つのヒンジによって前記椅子又は前記運搬構造に旋回自在に取り付けられており、4つのピボット点を有する弾性バックレスト制動機構が、前記バックレストと前記運搬構造又はシートとの間に備えられており、該制動機構は、
    バックレストとは異なる基部上に配置されている第1のピボット点と、
    前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されている第2のピボット点であって、ブラケットが該第2のピボット点に旋回自在に連結されている第2のピボット点とを有し、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材はバックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべてのピボット点は軸線の周りを旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記バックレスト連結部材は、前記バックレスト上に備えられているクランプ機構によって係合されており、前記クランプ機構は、前記バックレストに対して相対的に前記バックレスト連結部材を固定してもよく、
    前記第3のピボット点は前記ブラケット内の楕円形の開口を備え、前記バックレスト連結部材の第1の端部が、ピボット軸線を構成する軸を備えており、前記第2のピボット点と前記第3のピボット点との間の距離が調節されてもよいように、前記軸が前記楕円形の開口の中を制御可能に案内される、
    車椅子。
  11. 複数の車輪を有するシャシーと、運搬構造と、該運搬構造上に取り付けられている支持椅子とを備える車椅子であって、前記椅子構造はシートとバックレストとを備え、前記バックレストは、2つのヒンジによって前記椅子又は前記運搬構造に旋回自在に取り付けられており、4つのピボット点を有する弾性バックレスト制動機構が、前記バックレストと前記運搬構造又はシートとの間に備えられており、該制動機構は、
    バックレストとは異なる基部上に配置されている第1のピボット点と、
    前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されている第2のピボット点であって、ブラケットが該第2のピボット点に旋回自在に連結されている第2のピボット点とを有し、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材はバックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべてのピボット点は軸線の周りを旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記バックレスト連結部材は、前記バックレスト上に備えられているクランプ機構によって係合されており、前記クランプ機構は、前記バックレストに対して相対的に前記バックレスト連結部材を固定してもよく、
    前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させ、
    前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケット内のねじ山付き開口とねじ山付きボルト部材とを備えることによって調節され、該ボルトは、前記サブブラケットと前記ブラケットとの外側のアクセス可能な頭部部分と、前記ブラケット内に回転自在に固定されている遠位端部とを有し、これによって、該ボルトの回転が、前記サブブラケットが前記ブラケットに対して相対的に移動することを引き起し、これによって前記第1のピボット点に対して相対的に前記第4のピボット点を移動させる、
    車椅子。
  12. 複数の車輪を有するシャシーと、運搬構造と、該運搬構造上に取り付けられている支持椅子とを備える車椅子であって、前記椅子構造はシートとバックレストとを備え、前記バックレストは、2つのヒンジによって前記椅子又は前記運搬構造に旋回自在に取り付けられており、4つのピボット点を有する弾性バックレスト制動機構が、前記バックレストと前記運搬構造又はシートとの間に備えられており、該制動機構は、
    バックレストとは異なる基部上に配置されている第1のピボット点と、
    前記基部上の前記第1のピボット点から一定の距離に配置されている第2のピボット点であって、ブラケットが該第2のピボット点に旋回自在に連結されている第2のピボット点とを有し、
    第3のピボット点が、前記ブラケットとバックレスト連結部材の第1の端部との間に備えられており、前記バックレスト連結部材はバックレストに調節可能に連結されており、
    第4のピボット点が前記ブラケット内に備えられており、前記第4のピボット点と前記第1のピボット点との間に、弾性部材が配置されており、すべてのピボット点は軸線の周りを旋回し、すべてのピボット軸線が平行であり、
    前記バックレスト連結部材は、前記バックレスト上に備えられているクランプ機構によって係合されており、前記クランプ機構は、前記バックレストに対して相対的に前記バックレスト連結部材を固定してもよく、
    前記第4のピボット点は、前記ブラケット内に一体化されている滑動サブブラケット内に備えられており、該サブブラケットの滑動が制御され、該サブブラケットを滑動させる時に前記第1のピボット点と前記第4のピボット点との間の距離が変化させられて、前記弾性部材の影響(特性)を変化させ、
    前記ブラケットに対する相対的な前記サブブラケットの位置が、前記サブブラケットと前記ブラケットとの間に配置されている電気アクチュエーターを備えることによって調節される、
    車椅子。
  13. 着座構造の前記バックレストが所望の傾斜に調節され、この箇所において、前記バックレストの背部内に備えられている手段が、前記連結手段を固定するために作動させられ、前記バックレストを前記弾性バックレスト制動機構に連結し、これによってこの機構を作動させる、請求項1から9のいずれか1項に記載の弾性バックレスト制動機構を使用する方法。
  14. 前記弾性部材は、ガススプリングであり、前記バックレストに対する衝撃の力の大きさに応答して適切な対向力と制動とを提供するように、適切なガススプリングが前記第1のピボット点及び第4のピボット点の間に備えられている、請求項13に記載の方法。
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