JP2018111863A - フィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電解めっきセル間でめっきが中断されてもめっきを十分にフィリングすることが可能なフィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法を提供することを目的とする。
【解決手段】被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっきシステムであって、複数の電解めっきセルと、前記各電解めっきセルの間に設けられた添加剤付着領域とを備え、前記添加剤付着領域で、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を含む溶液を、前記被めっき物に直接付着させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法に関する。
フィリングめっきは、主にレーザービアホールやスルーホールをめっきでフィリングする際に用いられる。ビアホールフィリングめっきによりビア・オン・ビアやパッド・オン・ビアが可能となる。また、スルーホールフィリングにより工程数の削減が可能となる。さらに、熱ストレスなどに起因するビアホール内、スルーホール内のめっき破断による故障が起こり難く、信頼性の向上も期待できる。
フィリングめっきに用いられるめっき浴の添加剤として、主にブライトナー、レベラー、キャリアーの添加剤が添加される。
特許文献1では、ビアホールフィリングめっきする電気銅めっき方法として、水溶性銅塩、硫酸、塩素イオン、ブライトナー、キャリアー及び窒素環化合物のレベラーを含有させビアフィルめっきすることが記載されている。
また、特許文献2では、水溶性銅塩、硫酸、塩化物イオン及び添加剤としてブライトナー、キャリアー及びレベラーを含有し、上記レベラーが、溶液中でカチオン化する4級窒素、3級窒素又はそれら両方を含有する水溶性ポリマーを1種以上含む電気銅めっき浴が記載されている。
特開2006−057177号公報 特開2007−138265号公報
しかしながら、ビアホール径の大小や深さ、スルーホールの径の大小や深さは目的によって様々であり、ビアホールやスルーホールを完全にフィリングさせるため、めっき条件をいくつかの電解めっきのセルに分けて、フィリングめっきを行う場合がある。また、設備の大きさと設置場所の関係、生産性の観点から、複数の電解めっきのセルを設けて、フィリングめっきを行う場合がある。係る場合には、複数の電解めっきセル間では一度めっきが中断され、ビアホールやスルーホールへのめっきのフィリングが不十分となる可能性がある。
そこで、本発明は複数の電解めっきセル間でめっきが中断されてもめっきを十分にフィリングすることが可能なフィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るフィリングめっきシステムは、被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっきシステムであって、複数の電解めっきセルと、前記各電解めっきセルの間に設けられた添加剤付着領域とを備え、前記添加剤付着領域で、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を含む溶液を、前記被めっき物に直接付着させることを特徴とする。
このようにすれば、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができる。
このとき、本発明の一態様では、前記添加剤は、前記レベラーと、前記ブライトナー又は前記キャリアーとを含むこととしても良い。
このようにすれば、レベラーが含有しているため、さらにフィリング性能の低下を抑制することができる。
このとき、本発明の一態様では、前記添加剤は、前記ブライトナーと、前記キャリアーとを含まないことしても良い。
このようにすれば、さらにフィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができ、またコスト面でも有利となる。
このとき、本発明の一態様では、前記添加剤付着領域で前記添加剤を含む溶液を、非通電状態の前記被めっき物に直接付着させても良い。
このようにすれば、添加剤分子が被めっき物表面に吸着しやすくなるので、フィリング性能の低下を抑制できる。
また、本発明の一態様では、前記添加剤は、前記電解めっきセル中の添加剤と同じ成分としても良い。
このようにすれば、コスト面や作業面、管理面から運用上有利となる。
また、本発明の一態様では、前記添加剤の濃度は、前記電解めっきセル中の添加剤の濃度と同じとしても良い。
このようにすれば、さらにコスト面や作業面、管理面から運用上有利となる。
また、本発明の一態様は、前記電解めっきセルは、前記被めっき物を水平又は垂直に搬送しながらめっきを行う装置としても良い。
このようにすれば、めっき中断される場合がある水平装置や垂直装置に対応可能となる。
また、本発明の他の態様では、被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっき方法であって、複数の電解めっきセルでめっき処理する間に、添加剤付着領域で少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を、前記被めっき物に直接付着させることを特徴とする。
このようにすれば、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができる。
以上説明したように本発明によれば、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムの概略構成を示す図である。 図2(A)は、ビアホールにフィリングめっきを形成させた後の断面図であり、図2(B)は、スルーホールにフィリングめっきを形成させた後の断面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るフィリングめっき方法の概略を示す工程図である。 図4は、窪み量を説明するためのビアホールにフィリングめっきを形成させた後の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムの構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムの概略構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステム100は、複数の電解めっきセル間でめっきが中断されてもめっきを十分にフィリングすることが可能なフィリングめっきシステムである。本実施形態のフィリングめっきシステム100は、図1に示すように、電解めっきセル20と、添加剤付着領域30と、電解めっきセル40とを備える。また、電解めっきセル20の前に前処理セル10と、電解めっきセル40の後に後処理セル50を備えても良い。そして被めっき物は、一定の速度で前処理セル10、電解めっきセル20、添加剤付着領域30、電解めっきセル40、後処理セル50へと搬送される。
電解めっきセル20の前の前処理セル10は、電解めっきの前に必要な前処理を行うためのセルである。例えば、被めっき物11のビアホールやスルーホール内に導電性を付与させるために、化学銅めっきを行う。またその後、硫酸処理を行っても良い。既に導電性を付与させてある場合は、硫酸などでめっき前処理を行う。
前処理セル10にて、被めっき物11は搬送ローラー12により搬送される。その際、スプレーノズル13にて上記の必要な処理を行うための薬液を付着させ、処理を行い、被めっき物11は次の電解めっきセル20に搬送される。
そして、電解めっきセル20にて、被めっき物11のビアホールやスルーホールにフィリングめっきを形成させる。電解めっきセル20は電解めっきにてめっきを行うので、例えば図1のような被めっき物を水平に搬送しながらめっきを行う装置の場合、セル内には被めっき物11の頂部方向及び底部方向にアノード21を水平方向に設置する。
また、電解めっきセル20には、ビアホールやスルーホールに対しフィリングめっきを形成させるためのめっき液22が建浴される。フィリングめっき液22の添加剤として、主にレベラー、ブライトナー、キャリアーが添加され、添加剤の作用によりフィリングめっきを形成する。そして、電解めっきセル20での処理後、被めっき物11は添加剤付着領域30へと搬送される。
添加剤付着領域30は、上述した電解めっきセル20と後述する電解めっきセル40の間に設けられている。そして、添加剤付着領域30で、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を、添加剤付着ノズル31等にて被めっき物に直接付着させる。
このようにすれば、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができる。詳細を後述する。
添加剤付着領域30での処理後、電解めっきセル40に被めっき物は搬送される。電解めっきセル40にて、さらにフィリングめっきを行い、ビアホール内やスルーホール内をめっきでフィリングさせる。
電解めっきセル40にてフィリングめっきを行った後、後処理セル50に被めっき物11は搬送される。後処理セル50にて、必要な後処理、例えば防錆処理、水洗、乾燥等を行う。
ここで、被めっき物の仕様や設備条件等々から、いくつかの電解めっきセルに分けてフィリングめっきを行う場合がある。係る場合にはセル間では一度めっきが中断され、ビアホールやスルーホールへのめっきのフィリングが不十分となる場合がある。
めっきが中断される例として、ビアホール径の大小や深さ、スルーホールの径の大小や深さといった製品仕様に対応するため、めっき条件をいくつかに分けて電解めっきをする場合がある。例えば、最初の電解めっきセルにて、ビアホール内やスルーホール内のめっきの付きまわりを重視するため、例えば低い銅濃度の条件でめっきし、その後の電解めっきセルにてフィリング性能重視の例えば高い銅濃度の条件でめっきする場合が挙げられる。また、設備の大きさと設置場所の関係、生産性を向上させたい場合がある。その際にめっきが中断する。
さらに、図1のような水平に搬送しながらめっきを行う場合には、被めっき物11の下面にアノード21から発生した酸素等のガスが溜まるため、被めっき物の上面に比べめっき性能が低下しやすい。そのため、電解めっきセルを複数のセルに分割して構成し、セルごとに被めっき物の上下面を入れ替える機構を設ける場合があり、その際にめっきが中断する。
また、電解めっきをパルスめっきにより行った場合、被めっき物の外観が悪くなりやすい。そのため、パルスめっきでの電解めっきセルでめっきした後に、直流電流で別の電解めっきセルでめっきする場合がある。その際にめっきが中断する。
さらに、Roll to Rollの装置では給電ローラーを設けるために、複数の電解めっきセルに分かれている。そのため、給電ローラーのあるセルとセルの間には、めっき液から被めっき物が出て、めっき反応が中断する箇所が存在する。その際にめっきが中断する。
また、パターンめっきの場合、ドライフィルム残渣の影響があるため、めっき初期は低電流密度対応可能なカバーリングの良いめっき浴でめっきし、その後は生産性を向上させるために高電流密度対応のめっき浴でめっきする場合がある。その際にめっきが中断する。
そこで、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムでは、複数の電解めっきセル間に添加剤付着領域を備え、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を、被めっき物に直接付着させることで、めっきが中断された場合であってもフィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性能を維持することができる。
上述したように、上記の添加剤を被めっき物に直接付着させる。例えば、搬送ローラー12や、給電ローラー等に添加剤を付着させ、被めっき物に転写させるのではなく、被めっき物に直接付着させる。搬送ローラー12や給電ローラー等に付着させては、十分に被めっき物に付着できたかが不明確であり、搬送ローラー12や給電ローラーに連続的に付着させると、やがて上記のローラーに添加剤を含んだ液が結晶化し固着して、被めっき物に対してローラーが均一に接触できなくなり、被めっき物への添加剤付着が困難になる。また、給電ローラーに添加剤を付着させては、ローラーが給電状態にあるため、添加剤の分子の状態が変形し、被めっき物表面に対する吸着能力が低下する場合がある。さらに場合によっては、給電ローラーに上記の添加剤を付着させると、添加剤成分が分解する場合があり、十分機能を発揮する状態で、被めっき物表面に添加剤分子を吸着させることが困難になる場合がある。従って、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムでは、被めっき物に直接付着させる。このようにすることで、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性能を維持することができる。
さらに、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムでは、非通電状態の被めっき物に直接付着させることが好ましい。通電状態の被めっき物に直接付着させては、被めっき物が負に帯電しているので、上記の添加剤が被めっき物表面に吸着し難くなり、フィリング性能の低下を十分に抑制できない場合もある。そこで、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムでは、非通電状態の被めっき物に上記添加剤を付着させ、上記の添加剤分子が被めっき物表面に吸着し易くさせて、フィリング性能の低下をさらに抑制させる。特にレベラーの分子は、カチオン性を帯びているので、非通電状態の方が被めっき表面に吸着しやすいので、フィリング性能の低下抑制がより有利となる。
また、図1には2つの電解めっきセルと1つの添加剤付着領域を記載したが、電解めっきセルは、上述した仕様や条件等によって3以上の電解めっきセルと各電解めっきセルの間に2以上の添加剤付着領域を設けても良い。生産性向上の観点から3以上の電解めっきセルと各電解めっきセルの間の2以上の添加剤付着領域を設けた方が有利な場合もある。
さらに、めっきの中断回数は電解めっきセル数に依存し、フィリング性能は中断回数が多くなればなるほど低下する。そこで本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムを用いれば、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性能を維持することができる。よってめっき中断回数が多くなればなるほど、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムの効果はより有利なものとなる。
本実施形態に係るフィリングめっきシステムは、電解めっきセルの間に設けられた添加剤付着領域で少なくともレベラーとブライトナーとキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を直接付着させる。上述したようにめっきが中断した場合でなく、電解めっきセルの前に上記添加剤を付着させ、ビアホールやスルーホールへのフィリングめっきを行っても、フィリング性能の低下を抑制できない。よって電解めっき間に上記添加剤を付着させることが重要である。
添加剤付着領域30で付着させる添加剤は、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤であり、それらを含む溶液を被めっき物に直接付着させる。
先ずレベラーは、窒素含有有機化合物であれば良い。具体的には、ポリエチレンイミン及びその誘導体、ポリビニルイミダゾール及びその誘導体、ポリビニルアルキルイミダゾール及びその誘導体、ビニルピロリドンとビニルアルキルイミダゾール及びその誘導体とのコポリマー、ヤヌスグリーンBなどの染料、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド重合体、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・二酸化硫黄共重合体、部分3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル化ジアリルアミン塩酸塩・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ジアリルアミン塩酸塩・二酸化硫黄共重合体、アリルアミン塩酸塩重合体、アリルアミン(フリー)重合体、アリルアミン塩酸塩・ジアリルアミン塩酸塩共重合体、ジアミンとエポキシの重合物、モルホリンとエピクロロヒドリンの重合物、ジエチレントリアミン、アジピン酸及びε−カプロラクタムからなる重縮合物のエピクロロヒドリン変性物などが挙げられるが、この具体例に挙げた化合物に限定されるものではない。
ブライトナーは、硫黄含有有機化合物であれば良い。具体的には、下に示した硫黄含有化合物などが挙げられるが、この具体例に挙げた化合物に限定されるものではない。
(式中、R1は水素原子、又は−(S)m−(CH)n−(O)p−SOMで示される基、R2は各々独立して炭素数1〜5のアルキル基、Mは水素原子又はアルカリ金属、mは0又は1、nは1〜8の整数、pは0又は1である。)
キャリアーは、ポリエーテル化合物であれば良い。具体的には、ポリエーテル化合物であれば、−O−を4個以上含有するポリアルキレングリコールを含む化合物が挙げられ、さらに具体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びこれらのコポリマー、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールアルキルエーテルなどがあげられるが、この具体例に挙げた化合物に限定されるものではない。
また、上記の添加剤はレベラーとブライトナー又はキャリアーとを含むことが好ましい。レベラーを添加することによって、よりフィリング性能の低下を抑制することができる。
さらに、添加剤付着領域30で付着させる添加剤は、ブライトナーと、キャリアーとを含まない添加剤とすることがさらに好ましい。つまりレベラー単独又はレベラーとブライトナー及びキャリアー以外の添加剤を含有する添加剤や硫酸、塩酸、界面活性剤を含有させた添加剤を付着させることが好ましい。特に窒素含有有機化合物のレベラー添加剤は、カチオン性を帯びるのでブライトナーやキャリアーと比べ表面への吸着が強く、またブライトナーと、キャリアーとを含まない添加剤とすれば、ブライトナーやキャリアーとの表面への競争吸着をせずに、容易に表面へ吸着できるからである。
また、レベラー、ブライトナー及びキャリアーの他に例えば硫酸や塩酸、酢酸や蟻酸などの有機酸、界面活性剤等も、本発明の一実施形態に係る溶液として含有させ、被めっき物に付着してもよい。
上記の添加剤は、電解めっきセル20や40中の添加剤と同じ成分が好ましい。例えば、電解めっきセル20や40中のレベラー添加剤にヤヌスグリーンBが用いられれば、添加剤付着領域30で付着させる添加剤もヤヌスグリーンBを用いる。また、電解めっきセル20や40中のブライトナー添加剤にビス−(3−ナトリウムスルホプロピル)ジスルフィドが用いられれば、添加剤付着領域30で付着させる添加剤もビス−(3−ナトリウムスルホプロピル)ジスルフィドを用いる。さらに電解めっきセル20や40中のキャリアー添加剤にポリエチレングリコールが用いられれば、添加剤付着領域30で付着させる添加剤もポリエチレングリコールを用いる。また、上記の添加剤は、複数の電解めっきセルの添加剤と全て同じにしても良いし、いずれか1つ又は複数の電解めっきセルの添加剤と同じにしても良い。このようにすれば、コスト面や作業面、管理面から運用上有利となる。
上記の添加剤の濃度は、電解めっきセル20や40中の添加剤の濃度と同じであることが好ましい。例えば、電解めっきセル20や40中の添加剤の濃度が2mg/Lであれば、添加剤付着領域30で付着させる添加剤濃度も2mg/Lである。また、上記の添加剤の濃度は、複数の電解めっきセルの添加剤の濃度と全て同じにしても良いし、いずれか1つ又は複数の電解めっきセルの添加剤の濃度と同じにしても良い。このようにすれば、さらにコスト面や作業面、管理面から運用上有利となる。
添加剤成分が電解めっきセル20と40中で異なっても、添加剤付着領域30で付着させる添加剤は電解めっきセル20又は40中の一方の添加剤と同じ成分が好ましい。さらに好ましくは、添加剤付着領域30で付着させる添加剤は、後の電解めっきセル40中と同じ成分であり、つまり、添加剤付着領域で付着させた後の電解めっきセル中の添加剤と同じ成分である。
また、同様に添加剤の濃度が電解めっきセル20と40中で異なっても、添加剤付着領域で付着させる添加剤の濃度は電解めっきセル20又は40中の添加剤と同じが好ましい。さらに好ましくは、添加剤付着領域で付着させる添加剤の濃度は、後の電解めっきセル40中と同じであり、つまり、添加剤付着領域で付着させた後の電解めっきセル中の添加剤濃度と同じである。
図1は被めっき物11を水平に搬送しながらめっきを行う装置を示したが、被めっき物11を垂直に搬送しながらめっきを行うこととしてもよい。垂直の装置も水平の装置と同様に、セルを分けてめっきする場合があり、電解めっきセル間で上述した添加剤を付着させる。
付着させる量は、添加する液により被めっき物11を濡らすことができる程度でよいが、レベラー、ブライトナー、キャリアーの添加剤が被めっき物の表面に十分に吸着する程度の量が好ましい。
また、被めっき物への添加剤付着方法は、被めっき物を水平に搬送する水平装置の場合、図1のように添加剤付着ノズル31をスプレーとし、被めっき物に直接付着させることが好ましい。このようにすることで、被めっき物に均一に添加剤を付着させることができる。一方、被めっき物を垂直に搬送する垂直装置の場合、添加剤付着をスプレーによって直接付着させても良いし、添加剤成分を含んだ水溶液に浸漬させても良い。このようにすることで、被めっき物に均一に添加剤を付着させることができる。そして、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性能を維持することができる。
以上のようなフィリングめっきシステムとすれば、被めっき物を水平に搬送する水平装置及び被めっき物を垂直に搬送する垂直装置に対応が可能となり、多くの装置に対応することができる。
図2(A)は、ビアホールにフィリングめっきを形成させた後の断面図である。ビアホールにフィリングめっきを形成させた後の断面150に示すように、ビアホール151にフィリングめっきを行い、ビアホールフィリングめっき152を完成させる。
また、図2(B)は、スルーホールにフィリングめっきを形成させた後の断面図である。スルーホールにフィリングめっきを形成させた後の断面160に示すように、スルーホール161にフィリングめっきを行い、スルーホールフィリングめっき162を完成させる。
以上のように本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステムは、ビアホール151又はスルーホール162又は、ビアホール151及びスルーホール162が混在する場合でも、フィリング性能の低下抑制が可能である。
次に図3を用いて、本発明の一実施形態に係るフィリングめっき方法を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るフィリングめっき方法の概略を示す工程図である。図3に示すように、前処理セルS10にて上述した前処理セルで行ったことと同様の前処理を行い、電解めっきセルS20にて電解めっきを行う。
そして、後述する電解めっきセルS40でめっき処理する間に、添加剤付着領域S30で、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を前記被めっき物に直接付着させる。その後、後処理セルS50にて、必要な後処理、例えば防錆処理、水洗、乾燥等を行う。
このようにすれば、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができる。
次に、本発明の一実施形態に係るフィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法について、実施例により詳しく説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
ブランク条件として、電解めっきセルは分割せず、めっきの中断は行わなかった。また、開口径90μm、深さ80μmのビアホールを有する基板に化学銅めっき後、1.5A/dm、60分で電解銅めっきを行った。めっき浴の条件は、硫酸銅5水塩220g/L、硫酸50g/L、塩化物イオン40mg/L、ブライトナーとしてビス−(3−ナトリウムスルホプロピル)ジスルフィドを2mg/L、キャリアーとしてポリエチレングリコール(平均分子量10000)を200mg/L、レベラーとしてヤヌスグリーンBを1mg/L、浴温25℃で2L/分の噴流撹拌条件でめっき付けした。
(実施例1)
実施例1として、めっきの電解めっきセルを分割しめっき中断回数を1とし、添加剤付着領域での添加剤の処理(以下めっき中断時の処理)は、レベラーとしてヤヌスグリーンB水溶液を付着させた。また電解銅めっき、めっき浴の条件、噴流撹拌条件はブランクと同様とした。また、めっき1回の中断時間は2分とした。さらに、めっき前の処理には、レベラー、ブライトナー、キャリアーの添加剤は付着させなかった。
(実施例2)
実施例2として、めっき中断回数を10とし、めっき中断時の処理は、ブライトナーとしてビス−(3−ナトリウムスルホプロピル)ジスルフィド水溶液を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(実施例3)
実施例3として、めっき中断回数を実施例2と同様に10とし、めっき中断時の処理は、キャリアーとしてポリエチレングリコール(平均分子量10000)水溶液を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(実施例4)
実施例4として、めっき中断回数を実施例2と同様に10とし、めっき中断時の処理は、レベラーとしてヤヌスグリーンB水溶液を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例1)
比較例1として、めっき中断回数を1とし、めっき中断時の処理にイオン交換水を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例2)
比較例2として、めっき中断回数を10とし、めっき中断時の処理にイオン交換水を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例3)
比較例3として、めっき中断回数を比較例2と同様に10とし、めっき中断時の処理は空中で放置とした。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例4)
比較例4として、めっき中断回数を比較例2と同様に10とし、めっき前の処理には、ブライトナーとしてビス−(3−ナトリウムスルホプロピル)ジスルフィド水溶液を付着させた。また、めっき中断時の処理にイオン交換水を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例5)
比較例5として、めっき中断回数を比較例2と同様に10とし、めっき前の処理には、キャリアーとしてポリエチレングリコール(平均分子量10000)水溶液を付着させた。また、めっき中断時の処理にイオン交換水を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
(比較例6)
比較例6として、めっき中断回数を比較例2と同様に10とし、めっき前の処理には、レベラーとしてヤヌスグリーンB水溶液を付着させた。また、めっき中断時の処理にイオン交換水を付着させた。その他の条件は実施例1と同様とした。
ブランク、実施例1〜4及び比較例1〜6で電解銅めっきした後に図4に示すように、ビアホールにフィリングめっきを形成させた後の断面150において、ビアホール151内にめっきされたビアホールフィリングめっき152の窪みh153をBRUKER社製白色干渉式顕微鏡ContourGT-Xで測定した。まためっき皮膜の外観を観察した。その結果を表1に示す。
表1に示すように、ブランクにおけるめっきの窪み量は3μmであった。まためっき中断回数が1である実施例1の窪み量も3μmとなった。一方、めっき中断時にレベラーを付着させていない、比較例1の窪み量は12μmとなった。よってめっき中断時にレベラーを付着させると、めっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができた。
また、めっき中断回数が10である実施例2、3及び4の窪み量は、それぞれ5μm、6μm、3μmであった。また、めっき皮膜外観は光沢を有した。一方、比較例2及び3の窪み量は、それぞれ58μm、72μmと大きな窪みとなった。また、めっき比較例2における皮膜外観は白曇り、比較例3における皮膜外観はザラおよび白曇りであった。よってめっき中断時にレベラーを付着させると、めっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができ、めっき皮膜外観も良好であった。また上記の結果から、めっき中断回数が多くなれば、フィリング性能の低下を抑制する効果は大きく、まためっき皮膜外観への影響も大きかった。
また、実施例2、3及び4を比較すると、めっき中断時にレベラーを付着させた実施例4が最も窪み量が小さく、ブランクの窪み量と同じ値となった。よって、めっき中断時にレベラーを付着させることは特に効果的であった。
めっき前の処理にブライトナー、キャリアー、レベラーをそれぞれ付着させ電解銅めっきを行った比較例4、5及び6では、窪み量がそれぞれ60μm、56μm、63μmと窪み量は大きかった。よってめっき前の処理に添加剤を付着させ電解銅めっきを行っても効果的ではなかった。従って、めっき中断時にレベラー等の添加剤を付着させた実施例は、フィリング性能の低下を抑制する効果としてより効果的であった。
以上より、本実施形態に係るフィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法を適用することによって、複数の電解めっきセル間でめっきが中断された場合であっても、フィリング性能の低下を抑制し、高いフィリング性を維持することができた。
なお、上記のように本発明の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、フィリングめっきシステム及びフィリングめっき方法の構成、動作も本発明の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 前処理セル 11 被めっき物 12 搬送ローラー 13 スプレーノズル 20 電解めっきセル 21 アノード 22 めっき液 30 添加剤付着領域 31 添加剤付着ノズル 40 電解めっきセル 50 後処理セル
150 ビアにフィリングめっきを形成させた後の断面 151 ビアホール 152 ビアホールフィリングめっき h153 窪み 160 スルーホールにフィリングめっきを形成させた後の断面 161 スルーホール 162 スルーホールフィリングめっき
S10 前処理 S20電解めっき S30添加剤付着 S40 電解めっき S50 後処理

Claims (8)

  1. 被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっきシステムであって、
    複数の電解めっきセルと、
    前記各電解めっきセルの間に設けられた添加剤付着領域とを備え、
    前記添加剤付着領域で、少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を含む溶液を、前記被めっき物に直接付着させることを特徴とするフィリングめっきシステム。
  2. 前記添加剤は、前記レベラーと、前記ブライトナー又は前記キャリアーとを含むことを特徴とする請求項1記載のフィリングめっきシステム。
  3. 前記添加剤は、前記ブライトナーと、前記キャリアーとを含まないことを特徴とする請求項1記載のフィリングめっきシステム。
  4. 前記添加剤付着領域で前記添加剤を含む溶液を、非通電状態の前記被めっき物に直接付着させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のフィリングめっきシステム。
  5. 前記添加剤は、前記電解めっきセル中の添加剤と同じ成分であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のフィリングめっきシステム。
  6. 前記添加剤の濃度は、前記電解めっきセル中の添加剤の濃度と同じであることを特徴とする請求項4に記載のフィリングめっきシステム。
  7. 前記電解めっきセルは、前記被めっき物を水平又は垂直に搬送しながらめっきを行う装置であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のフィリングめっきシステム。
  8. 被めっき物のビアホール及び/又はスルーホールにフィリングめっきを形成させるフィリングめっき方法であって、
    複数の電解めっきセルでめっき処理する間に、添加剤付着領域で少なくとも窒素含有有機化合物を含むレベラーと、硫黄含有有機化合物を含むブライトナーと、ポリエーテル化合物を含むキャリアーから選ばれる1種以上の添加剤を、前記被めっき物に直接付着させることを特徴とするフィリングめっき方法。
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