JP2014177704A - スルーホールのフィリング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント回路板等の基板におけるフラッシュ銅層を備えるスルーホールの銅電気メッキ中のディンプル形成及びボイドを阻害又は低減する。
【解決手段】50ppb〜10ppmのジスルフィド化合物を含有する水性酸溶液を基板のスルーホールに塗布し、次いで、光沢剤及び平滑化剤等の添加剤を含む酸銅電気メッキ浴を用いてスルーホールに銅をフィリングする。
Figure 2014177704

(Xはナトリウム、カリウム、又は水素であり、Rは独立して水素又はアルキルであり、n及びmは1以上の整数である。)
【選択図】なし

Description

本発明は、ディンプル及びボイドの形成を低減又は阻害するフラッシュ銅の層を有するスルーホールのフィリング方法に関する。より具体的には、本発明は、低濃度のジスルフィド化合物を含有する水性酸前処理溶液を、フラッシュ銅層を有するスルーホールに塗布し、次いで、光沢剤及び平滑化剤を含有する酸銅電気メッキ浴を用いて前記スルーホールに銅をフィリングすることによって、ディンプル及びボイドの形成を低減又は阻害するフラッシュ銅の層を有するスルーホールのフィリング方法に関する。
高密度相互接続は、マイクロビア及びスルーホールを備えるプリント回路板の製造において重要な設計である。これらデバイスの小型化は、より薄いコア材料、狭いライン幅、並びにより直径の小さなスルーホール及びブラインドビアの組合せによる。スルーホールの直径は、75μm〜200μmの範囲である。銅メッキによるスルーホールのフィリングは、アスペクト比が高くなるにつれてより困難になる。これにより、ボイドがより大きくなり、かつディンプルがより深くなる。スルーホールのフィリングに関する別の問題は、フィリングしやすい方法に関係するものである。一端が閉じているビアとは異なり、スルーホールは、基板を貫通し、両端が開いている。ビアは、下から上へとフィリングされる。対照的に、スルーホールを銅でフィリングする場合、銅は、スルーホールの中心において壁に析出し始める傾向があり、スルーホールは、中心が塞がれて「バタフライウイング」又は2つのビアを形成する。2つのビアがフィリングされて、穴への沈着が完了する。したがって、ビアをフィリングするために用いられる銅メッキ浴は、通常、スルーホールをフィリングするために用いられるものとは異なる。メッキ浴の平滑化剤及び他の浴添加剤は、適切な種類のフィリングが可能になるように選択される。適切な組合せの添加剤が選択されない場合、銅メッキにより、望ましくないコンフォーマルな銅析出が生じる。
多くの場合、銅は、スルーホールを完全にフィリングすることができず、両端がフィリングされずに残る。中心には銅が析出しているが末端はフィリングされていない不完全なスルーホールは、時に、「ドッグボーニング(dog−boning)」と呼ばれる。穴の上下におけるオープンスペースは、ディンプルと呼ばれる。スルーホールフィリング中に完全にディンプルがなくなることは稀であり、予測不可能である。ディンプルの深さは、恐らく、スルーホールのフィリング性能を定量化するために最も一般的に用いられている測定基準である。ディンプルの要件は、スルーホールの直径及び厚さに依存し、これは、製造業者により異なる。ディンプルに加えて、ボイドと呼ばれるギャップ又は穴が、銅スルーホールフィリング内に形成される場合がある。ディンプルが大きくなるとパネルの更なる加工に影響が及び、ボイドが大きくなるとデバイス性能に影響が及ぶ。理想のプロセスは、最適な信頼性及び電気的特性を提供するために、ボイドがなく、平滑度が高く、すなわち、一貫性をなし、また、電気デバイスにおいて最適なライン幅及びインピーダンスコントロールのためにできる限り薄い表面厚さで、スルーホールを完全にフィリングする。
スルーホールのフィリングに関する別の問題は、スルーホールの壁がフラッシュ銅の層を有する場合に生じる、電解銅によるスルーホールのフィリングである。典型的に、プリント回路板等のスルーホールを備える基板は、表面及びスルーホールの壁に無電解銅の層を備える銅覆基板である。無電解銅の厚さは、通常、0.25μm超である。このような無電解銅層は、酸化しやすい。多くの場合、プリント回路板は、銅で無電解メッキされ、更に加工する前に一定期間保存される。基板の一般的な取り扱いに加えて長期間空気に曝露されることにより、無電解銅層は比較的急速に酸化する。この問題に取り組むために、業界では、保存前に無電解銅の表面に2μm〜5μmの厚さのフラッシュ銅の層を電気メッキして無電解銅が酸化するのを防いでいる。また、フラッシュ銅層をより厚くすることによって、一般的なエッチングプロセスにより保存中に形成される任意の酸化物を除去することができるが、このようなエッチングをより薄い無電解銅上で行うと、無電解銅層に損傷を与えたり無電解銅層を除去したりする危険性がある。残念なことに、電解銅フラッシュにより、スルーホールのフィリングがより困難になる。ディンプル及びボイドは、作業者が酸電解銅メッキ浴を用いてスルーホールをフィリングしようと試みる際に頻繁に形成される。
したがって、フラッシュ銅層を有する基板におけるスルーホールフィリングを改善する方法が必要とされている。
方法は、基板を提供する工程であって、複数のスルーホール並びに前記基板の表面及び前記複数のスルーホールの壁における銅フラッシュを有する基板を提供する工程と;少なくとも前記複数のスルーホールに水性酸溶液を塗布する工程であって、前記水性酸溶液が、以下の式:
Figure 2014177704
(式中、Xは、ナトリウム、カリウム、又は水素であり、Rは、独立して、水素又はアルキルであり、n及びmは、1以上の整数である)を有する1以上のジスルフィド化合物から本質的になり、前記1以上のジスルフィド化合物が、50ppb〜10ppmの量で存在する工程と;1以上の光沢剤及び1以上の平滑化剤を含む酸銅電気メッキ浴を用いて、少なくとも前記スルーホールを銅で電気メッキする工程と、を含む。
前記方法は、スルーホールフィリング中のディンプル形成及びボイドを低減又は阻害する。ディンプルは、典型的に、深さ10μm未満である。ディンプルの深さ及びボイド面積を低減することにより、スローイングパワーが改善されるので、基板の表面上に実質的に均一な銅層が提供され、スルーホールフィリングが良好に行われる。
本明細書全体を通して使用するとき、以下に記載する略語は、文脈から特に明示されない限り以下の意味を有する:g=グラム;mL=ミリリットル;L=リットル;cm=センチメートル;mm=ミリメートル;μm=ミクロン;ppm=百万分率;ppb=十億分率;℃=セ氏温度;g/L=グラム/リットル;A=アンペア;dm=デシメートル;DI=脱イオン;wt%=重量パーセント;T=ガラス転移温度;ボイド=他の方法で銅金属がフィリングされたスルーホール内の銅を含まない空間;スルーホールのアスペクト比=スルーホールの高さ/スルーホールの直径;ディンプル深さ=ディンプルの最深点から基板の表面上のメッキされた銅の水平面までの距離;単一スルーホールのボイド面積=0.5A×0.5B×π(式中、Aは、ボイドの高さであり、Bは、スルーホールにおけるその最広点におけるボイドの直径である);スルーホール面積=スルーホールの高さ×スルーホールの直径;及びボイド面積%=ボイド面積/スルーホール面積×100%。
用語「プリント回路板」及び「プリント配線板」は、本明細書全体を通して互換的に使用される。用語「メッキ」及び「電気メッキ」は、本明細書全体を通して互換的に使用される。用語「スローイングパワー」は、高電流密度領域と同じ厚さを有する低電流密度領域におけるメッキ能を意味する。全ての量は、特に断りのない限り、重量パーセントである。全ての数値範囲は、上限及び下限の数値を含むものであり、このような数値範囲が合計100%になるという制約を受けることが当然である場合を除いて任意の順序で組合せ可能である。
水性酸溶液は、以下の式:
Figure 2014177704
(式中、Xは、ナトリウム、カリウム、又は水素であり、好ましくは、Xは、ナトリウム又は水素であり;Rは、独立して、水素又はアルキルであり、好ましくは、Rは、独立して、水素又は(C〜C)アルキルであり、より好ましくは、Rは、独立して、水素又は(C〜C)アルキルであり、最も好ましくは、Rは、水素であり;n及びmは、1以上の整数であり、好ましくは、n及びmは、独立して、1〜3の整数であり、より好ましくは、n及びmは、2又は3であり、最も好ましくは、n及びmは、3である)を有する1以上のジスルフィド化合物から本質的になる。好ましくは、ジスルフィド化合物は、ビス(3−スルホプロピル)ジスルフィド又はそのナトリウム塩である。好ましくは、水性酸溶液は、水、1以上の無機酸、及び上記式(I)を有する1以上の化合物からなる。好ましくは、水性酸溶液は、任意の追加成分を含まない。
1以上のジスルフィド化合物は、50ppb〜10ppm、好ましくは50ppb〜500ppb、より好ましくは100ppb〜500ppbの量で水性酸溶液中に含まれる。酸溶液に含まれる濃度が低いほど優れているが、その理由は、このようなジスルフィド化合物が、典型的に、均一な銅電気メッキ及びスルーホールフィリングを妨げる恐れがある分解産物を形成するためである。更に、スルーホールフィリングのために用いられる多くの銅電気メッキ浴は、光沢剤又は促進剤としてこのようなジスルフィド化合物を含む。銅電気メッキ浴における分解産物と酸溶液との組合せは、スルーホールフィリングの質を低下させる可能性を更に高める場合がある。したがって、ジスルフィド化合物の濃度は、ppbの範囲が最も好ましい。
無機酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、フッ化水素酸、又はリン酸が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、無機酸は、硫酸、塩酸、又は硝酸であり、より好ましくは、酸は、硫酸又は塩酸である。このような酸は、0.5重量%〜20重量%、好ましくは5重量%〜15重量%、より好ましくは8重量%〜12重量%の量で水性酸溶液中に含まれ得る。pHは、典型的には0〜1、より典型的には1未満である。
水性酸溶液は、基板を溶液に浸漬又はディッピングする等の任意の好適な方法によって、複数のスルーホールを備える清浄な銅クラッド基板に塗布してよい。溶液を基板に噴霧することによって、又は一般的な装置を用いてアトマイザーで溶液を塗布することによって、溶液を基板に塗布してよい。温度は、室温から60℃、典型的には室温から40℃の範囲であり得る。
基板は、典型的に、無電解銅が基板の表面及びスルーホールの壁に隣接するように無電解銅の層でメッキされる。無電解銅は、典型的に0.25μm〜6μm、より典型的には0.25μm〜3μmの厚さを有し得る。無電解銅は、腐食から保護するために、電解フラッシュ銅の層でメッキされる。無電解銅層に隣接する電気メッキされたフラッシュ銅の厚さは、0.5μm〜15μm、典型的には1μm〜10μm、より典型的には1μm〜5μmの範囲である。
基板のスルーホールの直径は、典型的に75μm〜200μmの範囲である。スルーホールは、基板の幅を横断し、典型的には100μm〜400μmである。
基板としては、ガラス繊維等の繊維を含む、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、及びこれらの組合せを含有し得るプリント回路板、並びに前述の含浸実施形態が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、アセタール樹脂、メチルアクリレート等のアクリル、酢酸エチル、プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、及び硝酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリエーテル、ナイロン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリロニトリルスチレンコポリマー及びアクリロニトリル−ブタジエンスチレンコポリマー等のスチレンブレンド、ポリカーボネート、ポリクロロトリフルオロエチレン、並びに酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルブチラール、塩化ビニル、塩化酢酸ビニルコポリマー、塩化ビニリデン、及びビニルホルマール等のビニルポリマー及びコポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。
熱硬化性樹脂としては、アリルフタレート、フラン、メラミン−ホルムアルデヒド、フェノール−ホルムアルデヒド及びフェノール−フルフラールコポリマー(単独又はブタジエンアクリロニトリルコポリマー又はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレンコポリマーとの組合せ)、ポリアクリル酸エステル、シリコーン、尿素ホルムアルデヒド、エポキシ樹脂、アリル樹脂、グリセリルフタレート、及びポリエステルが挙げられるが、これらに限定されない。
プリント配線板は、低又は高T樹脂を含み得る。低T樹脂は、160℃未満のTを有し、高T樹脂は、160℃以上のTを有する。典型的に、高T樹脂は、160℃〜280℃又は170℃〜240℃等のTを有する。高Tポリマー樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及びポリテトラフルオロエチレンブレンドが挙げられるが、これらに限定されない。このようなブレンドとしては、例えば、ポリフェニレンオキシド及びシアン酸エステルを含むPTFEが挙げられる。高Tを有する樹脂を含むポリマー樹脂の他のクラスとしては、二官能性及び多官能性エポキシ樹脂、ビマレイミド/トリアジン及びエポキシ樹脂(BTエポキシ)等のエポキシ樹脂、エポキシ/ポリフェニレンオキシド樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリフェニレン(polypheneylene)エーテル(PPE)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリスルホン(PS)、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー、ポリウレタン、ポリエーテルイミド、エポキシド、並びにこれらの複合材が挙げられるが、これらに限定されない。
基板上における溶液の滞留時間は、0.5〜5分間、好ましくは0.5分間〜3分間、より好ましくは0.5〜2分間の範囲であり得る。次いで、処理された基板に、酸銅電気メッキ浴を用いて銅を電気メッキして、スルーホールをフィリングする。1以上の銅イオン源及び1以上の酸に加えて、酸銅電気メッキ浴は、少なくとも1以上の光沢剤及び1以上の平滑化剤も含む。
銅イオン源としては、銅の水溶性ハロゲン化物、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、並びに他の有機及び無機塩が挙げられるが、これらに限定されない。このような銅塩の1以上の混合物を用いて銅イオンを提供してもよい。例としては、硫酸銅五水和物等の硫酸銅、塩化銅、硝酸銅、水酸化銅、及びスルファミン酸銅が挙げられる。一般的な量の銅塩を組成物中で用いてよい。銅塩は、50g/L〜350g/L、典型的には100g/L〜250g/Lの量で浴中に含まれる。
酸としては、硫酸、塩酸、フッ化水素酸、リン酸、硝酸、スルファミン酸、及びアルキルスルホン酸が挙げられるが、これらに限定されない。このような酸は、一般的な量で含まれる。典型的に、このような酸は、25g/L〜350g/Lの量で酸銅浴中に含まれる。
光沢剤としては、3−メルカプト−プロピルスルホン酸及びそのナトリウム塩、2−メルカプト−エタンスルホン酸及びそのナトリウム塩、並びにビススルホプロピルジスルフィド及びそのナトリウム塩、3−(ベンズチアゾリル−2−チオ)−プロピルスルホン酸ナトリウム塩、3−メルカプトプロパン−1−スルホン酸ナトリウム塩、エチレンジチオジプロピルスルホン酸ナトリウム塩、ビス−(p−スルホフェニル)−ジスルフィド二ナトリウム塩、ビス−(ω−スルホブチル)−ジスルフィド二ナトリウム塩、ビス−(ω−スルホヒドロキシプロピル)−ジスルフィド二ナトリウム塩、ビス−(ω−スルホプロピル)−ジスルフィド二ナトリウム塩、ビス−(ω−スルホプロピル)−スルフィド二ナトリウム塩、メチル−(ω−スルホプロピル)−ジスルフィドナトリウム塩、メチル−(ω−スルホプロピル)−トリスルフィド二ナトリウム塩、O−エチル−ジチオ炭酸−S−(ω−スルホプロピル)−エステル、カリウム塩チオグリコール酸(thioglycoli acid)、チオリン酸−O−エチル−ビス−(ω−スルホプロピル)−エステル二ナトリウム塩、チオリン酸−トリス(ω−スルホプロピル)−エステル三ナトリウム塩、N,N−ジメチルジチオカルバミン酸(3−スルホプロピル)エステルナトリウム塩、(O−エチルジチオカルボナト)−S−(3−スルホプロピル)−エステルカリウム塩、3−[(アミノ−イミノメチル)−チオ]−1−プロパンスルホン酸、及び3−(2−ベンズチアゾリルチオ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩が挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、光沢剤は、ビススルホプロピルジスルフィド又はそのナトリウム塩である。典型的に、光沢剤は、1ppb〜500ppm、好ましくは50ppb〜10ppmの量で含まれる。
コンフォーマル酸銅電気メッキ浴に含まれる平滑化剤は、典型的に、複素環式芳香族化合物とエポキシ化合物との反応生成物である。このような化合物の合成は、米国特許第8,268,158号等の文献に開示されている。好ましくは、平滑化剤は、以下の式:
Figure 2014177704
(式中、R、R、及びRは、独立して、H、(C1〜12)アルキル、(C〜C12)アルケニル、及びアリールから選択されるが、但し、R及びRは、両方がHであることはない)の少なくとも1つのイミダゾール化合物の反応生成物である。すなわち、前記反応生成物は、R及びRのうちの少なくとも1つが(C1〜12)アルキル、(C〜C12)アルケニル、又はアリールである少なくとも1つのイミダゾールを含有する。このようなイミダゾール化合物は、4位及び/又は5位が(C1〜12)アルキル、(C〜C12)アルケニル、又はアリールで置換されている。R、R及びRは、独立して、好ましくは、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、及びアリール、より好ましくは、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、及びアリール、更により好ましくは、H、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルケニル、及びアリールから選択される。(C〜C12)アルキル基及び(C〜C12)アルケニル基は、それぞれ、任意で、ヒドロキシル基、ハロゲン、及びアリール基のうちの1以上で置換されてもよい。置換(C〜C12)アルキル基は、好ましくは、アリール置換(C〜C12)アルキル基、より好ましくは、(C〜C)アルキルである。例示的な(C〜C)アルキル基としては、限定されないが、ベンジル、フェネチル、及びメチルナフチルが挙げられる。あるいは、(C〜C12)アルキル基及び(C〜C12)アルケニル基は、それぞれ、アリール基と縮合している環状アルキル基又は環状アルケニル基を含有し得る。本明細書で使用するとき、用語「アリール」は、水素原子の除去によって芳香族又は複素芳香族部分から誘導される任意の有機ラジカルを指す。好ましくは、アリール基は、6〜12個の炭素原子を含有する。本発明におけるアリール基は、任意で、(C〜C)アルキル及びヒドロキシルのうちの1以上で置換され得る。例示的なアリール基としては、限定されないが、フェニル、トリル、キシリル、ヒドロキシトリル、フェノリル、ナフチル、フラニル、及びチオフェニルが挙げられる。アリール基は、好ましくは、フェニル、キシリル、又はナフチルである。例示的な(C〜C12)アルキル基及び置換(C〜C12)アルキル基としては、限定されないが、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2−(2−メチル)ブチル、2−(2,3−ジメチル)ブチル、2−(2−メチル)ペンチル、ネオペンチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、シクロペンチル、ヒドロキシシクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロへキシル、シクロへキシルメチル、ヒドロキシシクロへキシル(hydroxyclohexyl)、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチル、テトラヒドロナフタレニル、及びテトラヒドロナフチルメチルが挙げられる。例示的な(C〜C)アルケニル基としては、アリル、スチレニル、シクロペンテニル、シクロペンチルメチル、シクロペンテニルエチル、シクロヘキセニル、シクロヘキセニルメチル、及びインデニルが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、少なくとも1つのイミダゾール化合物は、4位又は5位が(C1〜)アルキル、(C〜C)アルケニル、又はアリールで置換される。より好ましくは、少なくとも1つのイミダゾールは、4位又は5位が(C1〜)アルキル、(C〜C)アルケニル、又はアリールで置換される。更により好ましくは、少なくとも1つのイミダゾールは、4位又は5位がメチル、エチル、プロピル、ブチル、アリル、又はアリールで置換される。イミダゾール化合物は、一般的に、Sigma−Aldrich(St.Louis,Missouri)等の様々な供給元から市販されており、又は文献の方法から調製することができる。
上記イミダゾール化合物のうちの1以上を以下の式:
Figure 2014177704
(式中、Y及びYは、独立して、水素及び(C〜C)アルキルから選択され、R及びRは、独立して、水素、CH及びOHから選択され、p=1〜6であり、q=1〜20である)を有する1以上のエポキシ化合物と反応させる。好ましくは、Y及びYは、両方ともHである。p=2であるとき、各RがHであり、Rが、H及びCHから選択され、q=1〜10であることが好ましい。p=3であるとき、少なくとも1つのRが、CH及びOHから選択され、q=1であることが好ましい。p=4であるとき、R及びRは両方ともHであり、q=1であることが好ましい。式(III)の例示的な化合物としては、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、ポリ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物、グリセロールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、及びポリ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物が挙げられるが、これらに限定されない。式IIIのポリ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物は、各R及びR=H、p=2、及びq=3〜20であり、好ましくは、q=3〜15であり、より好ましくは、q=3〜12であり、更により好ましくは、q=3〜10である化合物である。例示的なポリ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物としては、トリ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、テトラ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、ペンタ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、ヘキサ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、ノナ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、デカ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル、及びドデカ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテルが挙げられる。式IIIのポリ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物は、各RがHであり、Rのうちの1つがCHであり、pは2であり、及びqは3〜20であり、好ましくは、qは3〜15であり、より好ましくは、qは3〜12であり、更により好ましくは、qは3〜10である化合物である。例示的なポリ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物としては、トリ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、テトラ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、ペンタ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、ヘキサ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、ノナ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、デカ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル、及びドデカ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテルが挙げられる。好適なポリ(エチレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物及びポリ(プロピレングリコール)ジグリシジルエーテル化合物は、350〜10000、好ましくは380〜8000の数平均分子量を有するものである。
銅電気メッキ浴中に含まれ得る他の添加剤は、1以上の錯化剤、1以上の塩化物イオン源、機械的特性を調整し、速度を制御し、粒構造体を精製し、析出ストレスを改変するもの等の安定化剤、緩衝剤、抑制剤、及び担体である。これらは、一般的な量でコンフォーマル銅電気メッキ浴中に含まれ得る。
スルーホールフィリングは、典型的に、0.5A/dm〜5A/dm、好ましくは1A/dm〜3A/dmの電流密度で行われる。メッキ浴の温度は、室温から60℃、典型的には室温から40℃の範囲であり得る。後処理をより容易にし、更なる加工のために基板を調製するために、電気メッキは、スルーホールの表面が最低限の銅でフィリングされるまで行われる。
前記方法は、スルーホールフィリング中のディンプル形成及びボイドを低減又は阻害する。スルーホールのボイド面積及びボイド面積%は、低減されるか又はなくなる。ディンプル形成は、10μm以下であり、典型的には、ディンプルサイズは、スルーホール内にボイドがない状態で10μm未満であり、これが好ましい業界標準である。ディンプルの深さ及びボイドを低減することにより、スローイングパワーが改善されるので、基板の表面上に実質的に均一な銅層が提供される。
以下の実施例は、本発明を更に説明されるために含まれるが、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例1(比較例)
Tech Circuitによって、幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン2枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。クーポンは、片面及びスルーホールの壁に無電解銅の層を含んでいた。各クーポンにおける銅層の厚さは0.3μmであった。2枚のクーポンは、一般的な銅クリーナーを用いて予め洗浄しておいた。1枚のクーポンをデシケータに入れた。次いで、他方のクーポンを、表1に示す通りの処方を有する銅電気メッキ浴を含むメッキセルに入れた。
Figure 2014177704
クーポンを一般的なDC整流器に接続した。各メッキセル中の対電極は不溶性であった。電気メッキ中、メッキ浴を空気撹拌した。電流密度は、1A/dmに設定した。銅電気メッキを室温で20分間行って、表面及びスルーホールの壁における無電解銅層上に5μmのフラッシュ銅層を析出させた。次いで、フラッシュ銅を備えるクーポンを、銅上に酸化物が形成されるのを防ぐために、更なる処理及び電気メッキ前に一時的に保存するために無電解銅層のみを含む他のクーポンと共にデシケータに入れた。
各クーポンをデシケータから取り出し、一般的な銅クリーナーを用いて洗浄した。次いで、各クーポンを、表1の銅電気メッキ浴を含む別々のメッキセルに入れた。対電極は、不溶性アノードであった。銅電気メッキは、室温で浴を連続的に空気撹拌しながら82分間1.5A/dmの電流密度で行った。電気メッキ後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、銅層の均一性及びスルーホールフィリングを分析するために選別した。選別したサンプルを、一般的な光学顕微鏡を用いて評価した。平均ディンプル深さ4.3μm及び平均ボイド面積10%の優れたプラグ及びフィルが、無電解銅メッキしか施されていないクーポンにおいて観察された。フラッシュ銅を有するクーポンは、プラグ及びフィルのないスルーホールを有していたか、又はスルーホールが部分的にしかフィリングされていなかった。
実施例2(比較例)
Tech Circuitによって、幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン3枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。CIRCUPOSIT(商標)880無電解プロセスメッキ処方及び方法を用いて、無電解銅を通してクーポンを更に加工した。各クーポンにおける無電解銅層の厚さは0.3μmであった。各クーポンを洗浄し、上記実施例1に記載の通り厚さ5μmのフラッシュ銅層を電気メッキした。次いで、銅上で任意の酸化物が形成されるのを防ぐために、更に加工する前に一時的に各クーポンをデシケータに入れた。
デシケータからクーポンを取り出したら、任意の可能性のある酸化物層を除去し、メッキ用に清浄な銅表面を有するように一般的な銅クリーナーを用いてクーポンを洗浄した。次いで、各クーポンを、表1中の処方を有する新たな銅電気メッキ浴を含む別々のメッキセルに入れた。電気メッキ中、メッキ浴を空気撹拌した。1枚目のクーポンは1.5A/dmで、2枚目のクーポンは2.2A/dmで、3枚目のクーポンは3A/dmで、それぞれ、82分間、63分間、及び41分間メッキした。メッキは室温で行った。電気メッキ後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、空気乾燥させた。次いで、各クーポンから切片を作製し、スルーホールフィリングを分析するために光学顕微鏡下で調べた。調べた切片のいずれにおいても、完全にフィリングされているスルーホールは存在しなかった。フィリングは、不規則であった。50%超がフィリングされているように見えるスルーホールにおいて、10μmを超える大きなディンプルが観察された。一部フィリングされているスルーホールの大部分は、スルーホールの中心において広範囲にわたるドッグボーニングを示したが、調べたスルーホールの大部分はフィリングされていなかった。電流密度の変動がスルーホールフィリングに影響を及ぼすとは考えられなかった。
実施例3
Tech Circuitによって、幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン3枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。クーポンは、厚さ0.3μmの無電解銅の層を有していた。各クーポンを洗浄し、上記実施例1に記載の通り厚さ5μmのフラッシュ銅層を電気メッキした。更に処理及びメッキする前に、クーポンをデシケータ内で保存した。
保存から取り出したら、任意の酸化物層を除去し、メッキ用に清浄な銅表面を有するように、フラッシュメッキされたクーポンを洗浄した。洗浄後、1枚のクーポンを、表1の処方を有するメッキ浴に移した。第2のクーポンを、まず、5.5ppmのビス(3−スルホプロピル)ジスルフィドナトリウム塩(SPS)及び10重量%の硫酸の水溶液に2分間浸漬し、次いで、銅電気メッキ浴に移した。銅電気メッキは、浴を連続的に空気撹拌しながら82分間1.5A/dmの電流密度で行った。メッキは室温で行った。電気メッキ後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、銅層の均一性及びスルーホールフィリングを分析するために選別した。選別したサンプルを光学顕微鏡下で評価した。SPSを含有する水性酸溶液で処理されていないフラッシュ銅クーポンにおいて、プラグ又は部分的にフィリングされている穴はみられなかった。しかし、平均ディンプル深さ3.6μm及び平均ボイド面積6.3%の優れたスルーホールフィリングは、SPSを含有する酸溶液に浸漬したフラッシュクーポンにおいて達成された。
実施例4
幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン6枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。クーポンは、表面及びスルーホールの壁に無電解銅の層を含んでいた。銅層の厚さは0.3μmであった。各クーポンにフラッシュ銅層を電気メッキした。5枚の無電解銅クーポンに、1μm、2μm、3μm、4μm、及び5μmの異なる厚さの銅をフラッシュメッキし、6枚目のクーポンに5μmのフラッシュメッキを施した。銅電気メッキ浴及びメッキ方法は、上記実施例1に記載した通りであった。更に加工する前に一時的に全てのクーポンをデシケータに入れた。
フラッシュメッキされたクーポンをデシケータから取り出したら、任意の酸化物を除去し、メッキ用に清浄な銅表面を有するように各クーポンを洗浄した。クーポン1〜5を、上記表1に示す通りの処方を有するメッキ浴に移した。第6のクーポンを、まず、5.5ppmのビス(3−スルホプロピル)ジスルフィドナトリウム塩(SPS)及び10重量%の硫酸の水溶液に2分間浸漬し、次いで、銅電気メッキ浴に移した。銅電気メッキは、浴を連続的に空気撹拌しながら82分間1.5A/dmの電流密度で行った。メッキは室温で行った。電気メッキ後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、銅層の均一性及びスルーホールフィリングを分析するために選別した。選別したサンプルを光学顕微鏡下で評価した。フラッシュ銅クーポン1〜5においてプラグ又は部分的にフィリングされている穴はみられなかった。SPSを含む酸溶液で処理した第6のクーポンのスルーホールの平均ディンプル深さは3.63μmであり、平均ボイド面積は6.1%であった。スルーホールフィリング前にSPS酸溶液に浸漬したクーポンで優れた結果が得られた。
実施例5
幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン8枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。クーポンは、0.3μmの厚さの無電解銅層を有していた。各クーポンを洗浄し、次いで、上記実施例1に記載の通り厚さ5μmのフラッシュ銅層を電気メッキした。フラッシュ銅メッキと更なる加工との間に一時的にクーポンをデシケータ内で保存した。
デシケータからクーポンを除去したら、クーポンを洗浄し、次いで、各クーポンを、SPS及び10重量%の硫酸の別々の水溶液に2分間浸漬した。各溶液のSPS濃度は、以下の表2に示す通り変動させた。2分間後、クーポンを溶液から取り出し、次いで、上記表1に記載した通りの銅電気メッキ浴を含むメッキセルに入れた。表面厚さが25μmになるように空気撹拌しながらクーポンに銅を82分間電気メッキした。電流密度は、1.5A/dmで維持した。メッキは室温で行った。銅メッキが完了した後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、室温で空気乾燥させた。次いで、各クーポンを選別して、スルーホールのディンプル高さ及びボイドについて調べた。ディンプル深さは、光学顕微鏡を用いて測定した。ディンプル深さは、ディンプルの最深点から、クーポンの表面上の銅層の水平面までの距離であり、ミクロンで測定した。特定のボイドの面積を以下の式を用いて求めた:ボイド面積=0.5A×0.5B×π(式中、Aは、ボイドの高さであり、Bは、最広点におけるボイドの直径である)。ボイド面積(%)を求めるために用いた式=ボイド面積/穴面積×100%(式中、穴面積は、任意の銅フラッシュ層を除いたスルーホールの高さ×スルーホールの直径である)。結果を以下の表2に示す。
Figure 2014177704
サンプル1〜4は、10μm未満の許容できるディンプル深さを有していた。サンプル4は、サンプル2〜3のディンプル深さよりも浅い1.63μmの平均ディンプル深さを有していたが、全体的な結果は、SPS濃度が上昇するにつれてディンプルが増加することを示した。したがって、濃度が上昇するにつれて、フィリング性能が低下し始める。500ppm等の高濃度では、フィリング性能が完全に失われる。サンプル7及び8において評価したスルーホールはいずれも任意の観察可能なボイドを有していなかったが、SPS濃度がサンプル3の5.5ppmからサンプル1の1ppmに低下するにつれて、スルーホールのボイド面積は減少した。したがって、酸溶液中のSPS濃度が低下するにつれて、スルーホールにおけるディンプル深さは減少し及びボイド面積は減少する傾向がみられた。
実施例6
幅5cm、長さ15cm、厚さ100μmの、複数のスルーホールを備えるFR4/ガラス−エポキシクーポン2枚が提供された。スルーホールの平均直径は100μmであった。クーポンは、厚さ0.3μmの無電解銅の層を含んでいた。各クーポンを洗浄し、次いで、上記実施例1に記載の通り厚さ5μmのフラッシュ銅層を電気メッキした。次いで、任意の更なる加工前にクーポンをデシケータに入れた。
デシケータからクーポンを除去したら、各クーポンを洗浄し、次いで、各クーポンを、SPS及び10重量%の硫酸の別々の水溶液に2分間浸漬した。各溶液のSPS濃度は、以下の表3に示す通り変動させた。2分間後、クーポンを溶液から取り出し、次いで、表1に記載した通りの銅電気メッキ浴を含むメッキセルに入れた。表面厚さが25μmになるように空気撹拌しながらクーポンに銅を82分間電気メッキした。電流密度は、1.5A/dmで維持した。メッキは室温で行った。銅メッキが完了した後、クーポンをメッキセルから取り出し、DI水ですすぎ、室温で空気乾燥させた。次いで、各クーポンを選別して、スルーホールのディンプル深さ及びボイド面積について調べた。結果を以下の表3に示す。
Figure 2014177704
サンプル1〜2は、10μmを大きく下回るディンプルを有しており、平均ボイド面積はサンプル1で0%、サンプル2で僅か0.1%であった。ppb範囲の非常に低濃度の場合でさえも、SPSは、銅電気メッキされたスルーホールにおいてディンプル深さ及びボイドを効果的に減少させた。

Claims (7)

  1. a)基板を提供する工程であって、前記基板が、複数のスルーホール並びに前記基板の表面及び前記複数のスルーホールの壁における銅フラッシュの層を有する基板を提供する工程と;
    b)水性酸溶液を少なくとも前記複数のスルーホールに塗布する工程であって、前記水性酸溶液が、以下の式:
    Figure 2014177704
    (式中、Xは、ナトリウム、カリウム、又は水素であり、Rは、独立して、水素又はアルキルであり、n及びmは、1以上の整数である)を有する1以上のジスルフィド化合物を含み、前記1以上のジスルフィド化合物が、50ppb〜10ppmの量で存在する工程と;
    c)1以上の光沢剤及び1以上の平滑化剤を含む酸銅電気メッキ浴を用いて、少なくとも前記スルーホールに銅を電気メッキする工程と;
    を含む、方法。
  2. 前記ジスルフィド化合物が50ppb〜500ppbの量で存在する、請求項1に記載の方法。
  3. Xがナトリウム又は水素である、請求項1に記載の方法。
  4. Rが、独立して、水素又は(C〜C)アルキルである、請求項1に記載の方法。
  5. m及びnが、独立して、1〜6の整数である、請求項1に記載の方法。
  6. ジスルフィド化合物が、ビス(3−スルホプロピル)ジスルフィドである、請求項1に記載の方法。
  7. 銅電気メッキ浴の1以上の平滑化剤が、1以上のイミダゾール化合物と1以上のエポキシ化合物との反応生成物である、請求項1に記載の方法。
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