JP2018105110A - 滑り止め層を備えた覆工板 - Google Patents

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Abstract

【課題】滑り止め用床材の損失を最小化し、塗膜の厚さが均一に形成されることにより、滑り止め層の耐摩耗性、滑り抵抗性、接着性および施工便宜性が改善された覆工板を提供する。【解決手段】車や人の通行のために仮設される支持構造物の上側に設けられる滑り止め層を備えた覆工板100において、支持構造物の上部を覆って臨時路面が形成されるように支持構造物上に設けられる上板部10と、該上板部10に加えられる荷重に対する支持強度を補強するために上板部10の下部に設けられ、上板部10と支持構造物の間を支持する補強部20と、上板部10の上縁部に沿って上側に突設されて内部に塗布空間が形成される塗膜ガイド部40と、塗布空間にアクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂を含む滑り止め用床材が塗装された滑り止め層とを含む、滑り止め層を備えた覆工板100を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は滑り止め層を備えた覆工板に関し、より詳しくは、滑り止め用床材の損失を最小化し、塗膜の厚さが均一に形成されることにより、滑り止め層の耐摩耗性、滑り抵抗性、接着性および施工便宜性が改善された滑り止め層を備えた覆工板に関する。
一般的に覆工板は、地下工事のために路面下を掘削するか或いは仮設橋梁を設ける場合、道路を覆って車や人が通行可能な支持構造物を仮設した状態において、該支持構造物の上部に設けられる仮設部材として使用されている。
従来の覆工板は鉄材であったため上面の滑り抵抗性が落ち、鉄材表面におけるオイルなどの異物質或いは雨天時に覆工板の上面とタイヤの間におけるハイドロプレーン現象により交通事故が頻繁に発生した。したがって、滑りによる交通事故を防止するために、従来の覆工板の上面には滑り止め用床材を塗布する。
従来では、滑り止め施工のために覆工板の上面に滑り止め用床材を塗布する前に、覆工板の上面の縁部に滑り止め用床材が落ちることを防止するためにマスキングテープを貼った。また鉄材用下塗りを塗布し、滑り止め用床材の塗料をへらなどを用いて覆工板の上面に塗布した後、ローラーブラシを用いて表面粗度を確保した後にマスキングテープを剥がす方法で滑り止め用床材を施工した。
しかし、この滑り止め用床材の塗料は、塗装作業中にマスキングテープと覆工板の上面の縁部の間に多量流れ落ちてロス率が高くなり、滑り止め用床材の消耗が激しいという問題がある。
またマスキングテープ、ローラーブラシの消耗および滑り止め用床材の塗料の損失などにより建設廃棄物が発生し、施工時間および費用が増大する問題がある。なお、マスキングの除去および覆工板の端部の塗装・除去作業などの工程が発生して作業効率が低下する問題がある。
また従来では、覆工板への荷重または外部環境などにより歪みが生じるか、上下方向に複数個を積層する場合、覆工板の荷重によりその上面に塗布された滑り止め用床材のコーティング層が覆工板の上面から剥がれたりクラックなど損傷が生じたりする問題がある。したがって従来の覆工板は不良率が高く無駄な補修作業および維持費用が発生して経済性および生産性が低下する問題がある。
さらに、従来の覆工板では滑り止め用床材が約1〜8時間経過後に積層可能であるため、広い敷地がない製造施設では滑り止め層を備えた覆工板を制作し難い問題がある。
特許文献1:韓国登録実用新案第20−0163394号公報
上記問題を解決するために、本発明は滑り止め用床材の損失を最小化し、塗膜の厚さが均一に形成されることにより、滑り止め層の耐摩耗性、滑り抵抗性、接着性および施工便宜性が改善された滑り止め層を備えた覆工板を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、車や人の通行のために仮設される支持構造物の上側に設けられる滑り止め層を備えた覆工板において、支持構造物の上部を覆って臨時路面が形成されるように支持構造物上に設けられる上板部と、該上板部に加えられる荷重に対する支持強度を補強するために上板部の下部に設けられ、上板部と支持構造物の間を支持する補強部と、上板部の上縁部に沿って上側に突設されて内部に塗布空間が形成される塗膜ガイド部と、塗布空間にアクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂を含む滑り止め用床材が塗装された滑り止め層と、を含む滑り止め層を備えた覆工板を提供する。
ここで、塗膜ガイド部の内部には、塗布空間の底部が複数の高さで形成された段差型の表面プロファイルに形成されるように結合支持部が備えられることが好ましい。
結合支持部は、塗布空間が複数区画に分割されて滑り止め用床材が分割充填される空間部が形成されるように、塗膜ガイド部の高さに対応する高さを有する複数の隔壁部材で相互交差配置されていることが好ましい。
さらに補強部の下側に設けられ、支持構造物の端部に係止され、上板部が支持構造物上に整列および安着するように下側に突設された整列安着部を有し、塗膜ガイド部には上端部が内側に折り曲げられて延びた保護部が備えられ、保護部は整列安着部が安着される幅で延びることが好ましい。
滑り止め用床材は、メチルメタアクリル樹脂を含むアクリル系樹脂と、石英、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、ヒスイ(jade)、ガラスビーズおよびこれらの混合物からなる群から選ばれた一つからなる骨材および反応添加剤を含み、3〜5mmの厚さに塗布され、塗膜ガイド部は塗布された滑り止め用床材の厚さに対応するように延びることが好ましい。
本発明による滑り止め層を備えた覆工板は、以下のような効果を奏する。
第一に、作業者が塗膜ガイド部および結合支持部の高さに対応して凹凸形成層を形成すると、滑り止め層が均一な厚さに形成されるだけではなく、塗膜ガイド部により滑り止め用床材が上板部の外側に流れ出ることが防止されて損失を最小化でき、塗布作業中にマスキングテープなどの使用が減少するので、施工にかかる費用および時間を節減して経済性が向上する。
第二に、塗膜ガイド部内に形成された塗布空間は結合支持部により分割区画されるので、滑り止め用床材が付着される面積が増加して付着強度が向上し、滑り止め層の脱落が最小になって製品の耐久性が向上する。
第三に、滑り止め層は塗膜ガイド部の高さに対応するように延びた結合支持部により上面に加えられる荷重が支持されるので、滑り止め層を備えた覆工板を上下方向に積層するか或いは上面に全体的に荷重が加えられた場合にも損傷を最小化して製品の耐久性が向上する。
第四に、覆工板が上下方向に積層される場合、下側に配置される覆工板の保護部上にはその上側に積層される他の覆工板の整列安着部が安着されて加圧されるので、滑り止め層の脱落或いはクラックの発生が防止されて製品の不良率を最小化し、滑り止め層が硬化する前にも積層できるので広い敷地がない製造施設でも製作可能である。
第五に、滑り止め用床材は塗膜ガイド部により上板部の外側に流れ落ちることが防止されるので、様々な紋様板を用いて滑り止め層の表面を加圧して様々な紋様の滑り止め層を形成することができ、製品の審美感が向上する。
本発明の第1の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す斜視図である。 図1におけるA−B方向からの断面例示図である。 本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板の長手方向断面図である。 本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板に滑り止め用床材が塗布された状態で凹凸形成用ローラが適用された状態を示す例示図である。 本発明の第3の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板が積層された状態を示す例示図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態による滑り止め層を備えた覆工板について詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す斜視図であり、図2は図1におけるA−B方向からの断面例示図である。
図1および図2に示したように、本発明の第1の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板100は、上板部10、補強部20、塗膜ガイド部40および滑り止め層Mからなる。
ここで、滑り止め層を備えた覆工板100は、地下工事のために路面下を掘削するか或いは仮設橋梁を設ける場合、道路を覆って車や人が通行可能な臨時路面を形成するために仮設される支持構造物の上側に設けられる。この時、支持構造物は所定の間隔で離隔配置された複数のHビームまたはIビームなどの鉄製ビームである。すなわち、複数の滑り止め層を備えた覆工板100は、夫々の鉄製ビームの間に上面が連続したプロファイルに連結および配列され、これら複数の滑り止め層を備えた覆工板100上を車や人が通行できる。滑り止め層を備えた覆工板100には滑り止め層Mが形成されて滑り止めの効果がある。
上板部10は、支持構造物上に形成され、上方から加えられる荷重を支持可能な所定の厚さを有する板状であることが好ましい。詳しくは、上板部10は全体的に矩形の平板であり、支持構造物の間の空間を覆うために長手方向の両端部が所定の長さに延びる。これにより、上板部10の両端が隣り合う夫々の支持構造物に安着することができる。
上板部10は、覆蓋区間、臨時橋梁の上板、橋梁補修区間などに活用され、上側を通行する車の荷重を堅固に支持可能な鋼鉄材からなることが好ましい。場合によっては、上板部10は合金または他の金属性材質で形成され、材質に限定されないが、製造コスト、耐久性、耐食性および疲労強度などが考慮された剛性の材質で形成することが好ましい。
上板部10の夫々の角部には、滑り止め層を備えた覆工板100の運搬または設置時にクレインの連結を容易にするために複数の連結孔が形成される。
上板部10の上面には複数の突起部が形成される。複数の突起部は上板部10の上側に所定の高さに突設され、所定の間隔で離隔配置されて上板部10上に全体的に形成される。よって滑り止め層Mを形成する時に、突出部により滑り止め層Mと上板部10の接触面積が増加して付着強度が向上する。
上板部10の下側には、上方から加えられる荷重に対する支持強度を補強するために、補強部20が設けられる。補強部20は、側板部11、支持部材21およびリブ部材22を含む。
詳しくは、側板部11の一端が上板部10の幅方向の両端に夫々連結され、上板部10が支持構造物から所定の高さで離隔するように他側に延びる。側板部11は、上板部10の両端を堅固に支持するように上板部10に垂直に延びる。
側板部11は、上板部10の両端を下方に曲げて形成することにより上板部10と一体に形成することができる。
これにより、上板部10または側板部11に対する切断および溶接過程がなくても生産できるので、加工工程数を最小化して製品の製造性が向上する。また上板部10および側板部11が一体に形成されることにより最小限の厚さを有するので素材費用を節減でき、経済性が向上する。
勿論、場合によっては、側板部11と上板部10を分離することもできる。この時、側板部11は上板部10に溶接或いは別途の締結手段で結合でき、側板部11は補強強度が改善されるように上板部10の厚さとは異なる厚さに形成することができる。
側板部11は他端から内側に折り曲げられて延びる下板部11aを備え、下板部11aは側板部11に垂直に延びる。この時、下板部11aは上板部10と実質的に互いに対向配置される。
ここで、実質的に互いに対向配置されるとは、上板部10と下板部11aが平行に配置されていると理解できる。
下板部11aは側板部11の他端を内側に曲げて一体に形成することができる。場合によっては、下板部11aと側板部11が分離されており、溶接或いは別途の締結手段で結合することができる。
これにより、上板部10は下板部11aが支持構造物に安着された状態で側板部11により支持構造物から所定の高さに離隔するので、夫々の側板部11の間に上板部10の支持強度を補強できる構成部品が挿入される補強空間が形成される。
したがって、上板部10が支持構造物から所定の高さに離隔された状態でも側板部11により支持構造物上に安定的に安着できるので、仮設状態の安定性が向上する。
下板部11aの下部にはさらに剛性補強板23が備えられる。剛性補強板23は平板状であり、夫々の側板部11の間の間隔に対応する長さに延びることができる。剛性補強板23の両端は夫々の下板部11aに溶接或いは別途の締結手段で結合される。
これにより、夫々の側板部11は上板部10の上方から加えられる荷重により相互に間隔が広がる変形を最小化でき、補強部20の歪み剛性が向上して製品の耐久性をより改善することができる。
なお、補強空間には複数の支持部材21が備えられる。詳しくは、支持部材21は円形または多角形の断面形状を有し、上板部10の幅方向または長手方向に沿って所定の間隔で離隔配置される。この時、支持部材は上板部10を全体的に支持するように配置された方向に対応して上板部10の幅または長さに対応するように延長されることができる。支持部材21の一端は上板部10の下面に溶接或いは別途の締結手段で結合される。
これにより、支持部材21は、上板部10の上方に加えられる荷重により上板部10の変位量が発生した時に復元可能な復元力を上板部10に提供することができる。すなわち、車などの通行時に加えられる荷重により上板部10に変位が発生しても、支持部材21が上板部10の下側を全体的に支持して上板部10が元の形状に復元されることができる。
したがって、上板部10は支持部材21により荷重による変形を最小化することができ、耐久性が向上する。また複数の滑り止め層を備えた覆工板100の上部が連続的なプロファイルに維持できるので、交替または補修にかかる作業量が減少して維持補修性が向上する。
また補強空間には複数のリブ部材22が備えられる。リブ部材22は所定の厚さを有する平板状である。リブ部材22は複数個備えられ、支持部材21と交差する方向に対応して所定の間隔で離隔配置される。例えば、支持部材21が上板部10の幅方向に沿って離隔配置される場合、リブ部材22は支持部材21と交差するように上板部10の長手方向に沿って離隔配置される。
リブ部材22の一端には支持部材21が挿入される挿入ガイド溝22aが形成される。挿入ガイド溝22aは複数の支持部材21が相互離隔された間隔に対応するように複数個形成され、支持部材21が挿入ガイド溝22aに挿入されて固定される。
リブ部材22は上板部10と下板部11aの対向面間の間隔に対応する高さに形成され、夫々の対向面に両端が溶接或いは別途の締結手段で結合される。
これにより、リブ部材22は上板部10の上方に加えられる荷重を支持して支持強度を補強するだけではなく、挿入ガイド溝22aに支持部材21が挿入された状態で離隔配置されるので、支持部材21の変形および分離を防止できる。
上板部10はリブ部材22および支持部材21により下面が全体的に支持されて変位発生による歪みが最小化されるので、耐久性が改善するだけではなく製品軽量化および組み立て工程の単純化による生産性向上の効果がある。
上板部10および下板部11aの間にはさらに複数の垂直補強部材が備えられる。垂直補強部材は円形または多角形の断面形状を有し、上板部10および下板部11aの対向面の間の間隔に対応する高さを有するように延びる。垂直補強部材の両端は上板部10および下板部11aの間に溶接或いは別途の締結手段で結合される。
垂直補強部材は支持部材21またはリブ部材22と交番に配置されるように上板部10の長手方向に沿って所定の間隔で離隔配置される。例えば、リブ部材22が上板部10の長手方向に沿って離隔配置される場合、垂直補強部材はリブ部材22と交番に配置されるように実質的に相隣る夫々のリブ部材22の間に配置される。
これにより側板部11および下板部11aの曲げ部分は垂直補強部材により荷重が支持されて過度な荷重による変形を最小化することができ、製品の耐久性が向上する。
場合によって、垂直補強部材は中空型の四角パイプ状に形成することができる。垂直補強部材が中空型の四角パイプ状に形成される場合、上板部10は下面に接する垂直補強部材の上面により支持される面積が増加するので、荷重に対する支持強度を一層補強できる。
支持部材21およびリブ部材22は、上板部10の上方から加えられる荷重による変位量が復元できる剛性を有する金属材質からなることが好ましい。上板部10は荷重に対する支持強度が補強されて変形または破損が防止されるので、耐久性が向上する。
なお、補強部20の下部には、さらに整列安着部30が備えられる。詳しくは、整列安着部30は接合部32および安着延長部31を含む。接合部32は所定の厚さを有し、上板部10の幅に対応するように延びて形成され、夫々の下板部11aの下面に両端が溶接或いは別途の締結手段で結合される。
接合部32の一端には下方に折り曲げられて延びた安着延長部31が備えられる。すなわち、安着延長部31は接合部32が夫々の下板部11aの下面に結合した状態で実質的に下側に突設された形状である。
上板部10の長さは、上板部10の両端が相隣る支持構造物の上面に夫々所定の間隔重畳するように延びることが好ましい。整列安着部30は下板部11aの下部に一対設けられ、上板部10の長手方向の両端に対応して夫々配置される。夫々の安着延長部31は相隣る支持構造物間の間隔に対応するように相互対向配置されることが好ましい。
これにより、支持構造物の上部に設けられた滑り止め層を備えた覆工板100は、安着延長部31が支持構造物の端部に係止されることにより上板部10の前後方向への離脱を防止することができる。
したがって、滑り止め層を備えた覆工板100は、整列安着部30が支持構造物の夫々の端部に係止されるように安着するだけでも、別途の整列手段を設けることなく迅速かつ正確な位置へ整列配置でき、作業の効率性が向上する。
整列安着部30には、さらに緩衝パッドが備えられる。詳しくは、緩衝パッドは、所定の弾性を有するゴム材質からなり、整列安着部30が支持構造物上に安着される場合、支持構造物上に接するように接合部32の下面に設けられて上板部10を弾発支持する。
この時、緩衝パッドは、接合部32の下面に接着剤などを用いて接着されるか或いは別途の締結手段により固定される。場合によっては、接合部32と下板部11aに相互対向する位置に夫々締結孔が形成され、緩衝パッドに締結孔に挿入される挿入突起が突設されて締結孔に挿入締結することもできる。
滑り止め層を備えた覆工板100は、緩衝パッドを備えることにより上方に加えられる荷重による衝撃を緩和して製品の耐久性が向上される。また滑り止め層を備えた覆工板100は、緩衝パッドの摩擦力により位置離脱が最小になり、仮設状態の安定性が向上する。緩衝パッドは滑り止め層を備えた覆工板100の設置作業時に落下などによる衝撃を緩和する緩衝力を補強するので、周りの構造物の衝撃或いは振動による破損が最小になって耐久性が向上する。
なお、塗膜ガイド部40は、上板部10の上縁部に沿って上側に突設され、上板部10に垂直に延びる。塗膜ガイド部40の下端は上板部10の上縁部に沿って溶接或いは別途の締結手段で結合され、塗膜ガイド部40内には塗布空間が形成される。場合によっては、塗膜ガイド部40は上板部10と一体に形成されることもでき、上板部10と塗膜ガイド部40が一体に形成される場合、溶接などの製造過程が短縮されて製造性が向上する。
塗膜ガイド部40は、上板部10の上方から加えられる荷重にも堅固に支持可能な金属性材質からなることが好ましい。塗膜ガイド部40は上板部10の材質に対応する材質で形成できる。
塗膜ガイド部40は上板部10の上側が実質的に箱状に区画されることにより内部に塗布空間が形成され、滑り止め用床材が塗布空間に塗布されて滑り止め層Mが形成される。
したがって、滑り止め用床材は塗膜ガイド部40により上板部10の外側に流れ出ることが予め防止されて損失を最小化でき、滑り止め用床材の消耗が顕著に減少して経済性が向上する。
また滑り止め用床材が上板部10の外側に流れ出ることを予め防止できるので、上板部10表面の縁部に滑り止め用床材が流れ出ることを防止するために付着するマスキングテープの消耗を減少でき、施工費用を節減できる。
滑り止め用床材は塗膜ガイド部40により上板部10の外側に流れ出ることが防止された状態で硬化するので、様々な紋様板を用いた滑り止め層Mの表面加圧が可能であり、様々な紋様を形成できるので製品の審美感が向上する。
一方、滑り止め用床材は、アクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂、骨材および反応添加剤を含む。
詳しくは、アクリル系樹脂は、一般的な道路舗装工事、変色防止のための上塗りコーティング剤、モルタル化したコンクリート補修などの建築および土木用として使用される接着剤であって、低温速成硬化性と接着性、耐摩耗性、耐衝撃性などの物性に優れる。アクリル系樹脂は、メチルメタアクリル樹脂(MMA)、ポリメチルメタアクリル樹脂(PMMA)およびこれらの混合物からなる群から選ばれる一つからなることが好ましい。
ここで、ポリメチルメタアクリル樹脂(PMMA)は、光、熱、放射線および過酸化物などにより常温でも容易に重合反応が起こり、触媒反応により硬化されながら養生(重合)するので、別途の硬化手段が不要である。養生(重合)過程において、長い炭素分子(−C−C−)環が形成されることにより、滑り抵抗性、耐久性、耐摩耗性、柔軟性および接着性に優れる。
エポキシ系樹脂は、石材、金属、セメント、木材などの表面接着剤として使用され、接着性、耐腐食性などの物性に優れ、低い硬化性収縮、温度抵抗性および化学的抵抗性を有し、様々な培地の浸透に効果的に抵抗できる。エポキシ系樹脂は、ビスフェノール−Aエポキシ樹脂、ビスフェノール−Fエポキシ樹脂およびこれらの混合物からなる群から選ばれる一つからなることが好ましい。
骨材は、石英、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、ヒスイ(jade)、ガラスビーズおよびこれらの混合物からなる群から選ばれた一つからなり、滑り止め用床材の付着強度および滑り抵抗性が向上する。
さらに滑り止め用床材には、必要によって着色剤、粘度調節剤、ワックスおよび過酸化ベンゾイルなどを含む反応添加剤が含まれる。
滑り止め用床材には着色剤として酸化鉄が含まれることが好ましい。酸化鉄は視認性に優れながらも無毒性および無汚染の無機顔料であり、親環境的である。
滑り止め用床材には沈降防止剤として粘度調節剤が含まれることが好ましい。粘度調節剤は滑り止め用床材が均一な厚さに塗布されるようにシリカを含むことができ、例えば、OCI社のK−200フュームシリカ(fumed silica)が使用できる。
滑り止め用床材には表面汚染防止剤としてワックスが含まれることが好ましい。ワックスは、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスおよびこれらの混合物からなる群から選ばれる一つからなり、大気中の酸素を遮断し、硬化および乾燥された滑り止め用床材の表面の粘り気を防止して表面の汚染を最小化できる。
滑り止め用床材には反応速度調節剤として過酸化ベンゾイルが含まれることが好ましい。過酸化ベンゾイルは、滑り止め用床材の硬化速度を調節して塗布作業性を改善させる反応速度調節剤として備えられる。ここで、反応速度とは、滑り止め用床材が硬化する養生(重合)速度であると理解できる。
図3は本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す分解斜視図であり、図4は本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板の長手方向断面図である。この実施形態においては、結合支持部を除いた基本的な構成が上述した第1の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図3および図4に示したように、滑り止め層を備えた覆工板200は、さらに結合支持部50を含む。結合支持部50は塗膜ガイド部40内に形成された塗布空間の底部が複数の高さで形成された段差型の表面プロファイルに形成されるように塗膜ガイド部40の内部に備えられる。
すなわち、結合支持部50は上板部10の上面から段差を有して突出する様々な形状で形成される。例えば、結合支持部50は複数の突起で形成されて、上板部10の幅方向および長手方向に沿って多段に配列されることができる。また結合支持部50は塗布空間の底部に凹溝が形成されるように複数の凸部で形成されて、上板部10の上面に凹凸部が形成されることもできる。また結合支持部50は上板部10の上面が階段状に段差を有するように段部が突出することができ、塗布空間が複数区画されるように隔壁で形成されることもできる。これにより、滑り止め用床材は上板部10の上面だけではなく突出した端部の側面にも接することにより、接触面積が増加して付着強度がより向上する。
結合支持部50は塗膜ガイド部40とは別途に形成されて、溶接或いは別途の締結手段で結合することができる。場合によっては、結合支持部50は塗膜ガイド部40と一体に形成されることもできる。結合支持部50の下部は上板部10の上面に溶接或いは別途の締結手段で結合でき、結合支持部50は塗膜ガイド部40および上板部10の上面のうちいずれか一方に結合することができる。
結合支持部50は滑り止め用床材に接する面積を増加させるために、突起、凹凸、階段、隔壁のうちいずれか一つの形状で形成されて塗布空間の底部が複数の高さで形成される段差型の表面プロファイルに形成されることができる。この実施形態においては、結合支持部50が複数の隔壁部材で形成される形状について説明する。
複数の隔壁部材は第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bを含む。第2隔壁部材50bは上板部10の幅方向または長手方向のうちいずれか一方に沿って所定の間隔で離隔配置されて塗膜ガイド部40に両端が連結される。
第1隔壁部材50aは、相隣る第2隔壁部材50bの対向面の間、および塗膜ガイド部40と第2隔壁部材50bの対向面の間に、第2隔壁部材50bと互いに交差して配置される。第1隔壁部材50aの両端は、相隣る第2隔壁部材50bの対向面、および塗膜ガイド部40と第2隔壁部材50bの対向面に連結される。
すなわち、第2隔壁部材50bが上板部10の幅方向に沿って所定の間隔で離隔配置されると、第1隔壁部材50aは上板部10の長手方向に沿って離隔配置され、配置された位置に対応して相隣る第2隔壁部材50bの対向面または塗膜ガイド部40と第2隔壁部材50bの対向面に両端が夫々連結される。
塗膜ガイド部40、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bのうち少なくとも2つ以上が取り囲む部分には、塗布空間が複数区画されるように空間部sが形成され、塗布空間が複数区画されることにより空間部sに滑り止め用床材が分割充填される。
これにより空間部sに滑り止め層Mが形成される場合、滑り止め用床材が上板部10の上面とともに、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bの側面にも接するので、接触面積が増加する。
したがって滑り止め用床材は接する面積が増加して付着強度がより向上するとともに、滑り止め層Mの脱落を最小化できるので製品の耐久性が向上する。
第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bのうちいずれか一方は他方の高さより低く設定される。例えば、第1隔壁部材50aの高さが第2隔壁部材50bの高さより低く設定される。第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bのうちいずれか一方には相隣る空間部sに連通する連通孔が形成される。これにより滑り止め用床材が塗布されると、相隣る空間部sに連通して安定的に空間部sに充填できるので施工便宜性が向上する。
第1隔壁部材50aは塗膜ガイド部40を介して相隣る第1隔壁部材50aと交番に配置される。例えば、第2隔壁部材50bが長手方向に沿って所定の間隔で離隔配置される場合、第1隔壁部材50aは、相隣る第2隔壁部材50bの間、塗膜ガイド部40と第2隔壁部材50bの間に交番に配置されて、実質的に煉瓦が積層された形状に形成される。すなわち、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bは空間部sが所定のパターンで形成されるように配置される。よって第1隔壁部材50aと第2隔壁部材50bが所定の間隔で配置されることにより空間部sが所定のパターンで形成されて製品の審美感が向上する。
この実施形態においては、結合支持部50が実質的に煉瓦が積層された形状であることについて図示および説明したが、場合によって結合支持部50は空間部sが円形または多角形の形状を有するように隔壁部材が突設されることもできる。例えば、空間部sが六角形状に形成されるように隔壁部材が蜂の巣構造を有することができる。すなわち、複数の隔壁部材は空間部sが様々な形状のパターンを形成するように配置でき、これらの変形例は本発明の範囲に属する。
図5は本発明の第2の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板に滑り止め用床材が塗布された状態で凹凸形成用ローラが適用された状態を示す例示図である。
図5に示したように、滑り止め層Mは滑り止め効果を向上させるために、塗膜ガイド部40内に滑り止め用床材が塗布された状態で凹凸形成用ローラ1を用いて加圧することにより凹凸形成層zを形成することができる。
詳しくは、凹凸形成用ローラ1には回転式ボディー部1aの外面に所定の間隔で配置された複数の柱状の加圧突起1bが半径方向に突設されている。場合によっては回転式ボディー部1aの円周方向に沿って所定の間隔で離隔され、所定の厚さを有する垂直または水平のフレームで形成することもできる。
塗膜ガイド部40内に塗布された滑り止め用床材が硬化する前に凹凸形成用ローラ1が上板部10の上面を回転移動する。これにより滑り止め層Mの上面に加圧突起1bの断面形状に対応する凹溝xおよび凸部yを含む凹凸形成層zが形成される。
よって滑り止め用床材は凹凸形成用ローラ1の回転力および荷重により加圧突起1bの端部面に加圧されながら上板部10の上面に密着するので、滑り止め層Mの付着強度がより向上する。
滑り止め用床材は上板部10の上面に塗布され、滑り止め層Mは3〜5mmの厚さに形成されることが好ましい。すなわち、滑り止め用床材は塗膜ガイド部40内に塗布され、凹凸形成用ローラ1により3〜5mmの厚さの滑り止め層Mが形成される。
これにより上板部10上を移動する車は、滑り止め層Mとタイヤとの摩擦力により滑り止め効果がより向上する。また温度によって滑り止め層Mの表面張力が変化して発生しえるハイドロプレーン現象を最小化できるので、雨天時にも道路の滑り止め効果がより向上する。
ここで、塗膜ガイド部40は塗布される滑り止め用床材の厚さに対応するように延びることが好ましい。すなわち、塗膜ガイド部40の高さhは、滑り止め用床材が塗布されて形成された滑り止め層Mの厚さに対応して設定される。
結合支持部50の隔壁部材は塗膜ガイド部40の高さhに対応する高さに延びることが好ましい。すなわち、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bの高さは塗膜ガイド部40の高さhに対応して形成される。
これにより、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bにより滑り止め層Mの塗布高さをガイドでき、滑り止め層Mの上面に荷重が加えられる場合、塗膜ガイド部40、第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bは滑り止め層Mの上面に加えられる荷重が分散されるように支持する。
例えば、滑り止め用床材が3〜5mmの厚さに塗布されると、塗膜ガイド部40は3〜5mmの高さに延びる。第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bは塗膜ガイド部40の高さに対応して3〜5mmの高さに延びる。これにより、作業者は塗膜ガイド部40の高さhおよび結合支持部50の高さに対応するように滑り止め用床材を塗布して凹凸形成層zを形成するだけで滑り止め層Mの所定の厚さをガイドすることができる。
これにより作業者は凹凸形成用ローラ1を用いて塗膜ガイド部40および結合支持部50の高さに対応して凹凸形成層zを形成するだけでも滑り止め層Mが均一な塗膜厚さに形成されるので、施工便宜性および作業性が顕著に改善される。
また滑り止め層Mは、塗膜ガイド部40の高さに対応して延びた結合支持部50により上面に加えられる荷重が支持されることにより、滑り止め層を備えた覆工板200が上下方向に積層されるか或いは上面に全体的に荷重が加えられる場合にも、損傷を最小化して製品耐久性がより向上する。
この実施形態においては、上板部10に塗膜ガイド部40および結合支持部50が備えられた状態で凹凸形成層zが形成される形状について例示したが、第1の実施形態のように上板部10に塗膜ガイド部40が備えられた状態で凹凸形成層zが形成されることもできる。
図6は本発明の第3の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板を示す斜視図である。この実施形態においては、保護部を除いた基本的な構成が上述した第2の実施形態と同様であるので、同じ構成についての具体的な説明は省略する。
図6に示したように、滑り止め層を備えた覆工板300の塗膜ガイド部140の上端には内側に折り曲げられて延びた保護部141が備えられる。保護部141は塗膜ガイド部140と一体に形成されることができる。すなわち、塗膜ガイド部140は保護部141の端部から下方に折り曲げられて形成され、曲がった塗膜ガイド部140の端部が隣接した塗膜ガイド部の端部と溶接されることにより塗膜ガイド部140と一体に形成される。
塗膜ガイド部140および保護部141が一体に形成されることにより、均一な厚さを有しながら最小限の厚さに形成できるので、素材費用が節減できて経済的である。場合によっては、塗膜ガイド部140および保護部141はプレス加工などの方法により一体に形成することもできる。
この時、保護部141は実質的に結合支持部50と塗膜ガイド部140が結合された部分をカバーするように形成される。ここで、結合支持部50は保護部141の下側を支持して上方から加えられる荷重を分散することができる。
塗膜ガイド部140は支持強度を補強するために保護部141の厚さよりも厚く形成することができる。保護部141の厚さよりも厚く形成する場合、塗膜ガイド部140と保護部141は分離されており、溶接或いは別途の締結手段で結合することができる。
塗膜ガイド部140および保護部141は上方から加えられる荷重にも堅固に支持できるように金属性材質からなることが好ましい。勿論、塗膜ガイド部140および保護部141は、製造コスト、耐久性、耐食性および疲労強度などを考慮して合金または他の金属材質で形成することもできる。
図7は本発明の第3の実施形態による滑り止め層を備えた覆工板が積層された状態を示す例示図である。
図7に示したように、組み立てが完了して複数の滑り止め層を備えた覆工板300A,300Bは、空間の効率性を向上するために、上下方向に積層することができる。これにより、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの上側には、積層される他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの荷重が加えられる。
ここで、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aとは、上下方向に積層される滑り止め層を備えた覆工板のうち、実質的に下側に設けられる滑り止め層を備えた覆工板であると理解できる。
保護部141は整列安着部30が安着される幅に延長できる。詳しくは、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの保護部141の上面には、他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの安着延長部31の下部の両端が夫々安着される。
一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの保護部141は、塗膜ガイド部140の上端から内側に折り曲げられて延びることにより実質的に滑り止め層Mの上縁部をカバーする。
ここで、保護部141の延長幅は、塗膜ガイド部140の高さhの160〜200%の範囲に設定できる。例えば、塗膜ガイド部140の高さが5mmである場合、保護部141の延長幅は8〜10mmに設定できる。
この時、保護部141の延長幅が塗膜ガイド部140の高さhの160%範囲未満である場合は、複数の滑り止め層を備えた覆工板300A,300Bの積層状態によって保護部141の上側に安着延長部31の下部の両端が安着されず、滑り止め層Mに接して荷重を加えることができる。
したがって、保護部141の延長幅を塗膜ガイド部140の高さの160〜200%の範囲に設定することにより、他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの安着延長部31の下端が一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの保護部141の上面に安着でき、滑り止め層Mを円滑に形成することができる。
これにより、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの滑り止め層Mと、他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの安着延長部31の下端との直接的な接触を防止できる。
したがって、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの滑り止め層Mは、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aに加えられる荷重が保護部141により支持されるので、脱落或いはクラック発生による不良率を最小化できる。また滑り止め層を備えた覆工板300は滑り止め層Mが形成されても、すなわち製品の製作が完了した状態で上下方向に隣接して積層する場合、製品不良率の発生を最小化できるので、維持補修性が顕著に向上する。
また滑り止め層Mを保護するための別途の部材を備えなくても、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの保護部141の上側に他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの安着延長部31を安着するだけで安定的に積層できるので、作業の便宜性がより改善される。
滑り止め層を備えた覆工板300は積層保管が容易であるので、保管空間の効率が増大するだけではなく、支持構造物への設置のために使用する場合は、製品の製作が完了した状態であるので、別途の作業を行うことなく設置可能であり、作業の効率性が向上する。
また、滑り止め層を備えた覆工板300は、製造過程において滑り止め層Mが硬化する前に上下方向に積層しても保護部141により滑り止め層Mが保護されるので、広い敷地がない製造施設でも製作可能であり、生産効率が向上する。
場合によっては、保護部141の延長幅は上板部10の一端と整列安着部30の対向内面の間の間隔に対応して設定できる。
ここで、整列安着部30の対向内面とは、下板部11aの下部に対向配置された一対の整列安着部30が互いに対向する内面である理解できる。
この時、保護部141の延長幅は上板部10の長手方向の一端と、上板部10の長手方向の一端に隣接して配置された整列安着部30の対向内面の間の間隔に対応して設定できる。
ここで、間の間隔とは、上板部10の長手方向の一端から整列安着部30の対向内面まで離隔した距離であると理解できる。
したがって、一側滑り止め層を備えた覆工板300Aの保護部141の上面には他側滑り止め層を備えた覆工板300Bの安着延長部31の下端の全体が接して安定的に安着できる。
これにより、他側滑り止め層を備えた覆工板300Bが安着する面積が増加してより安定的に積層できるので、安定性および作業性が改善される。
一方、保護部141と上板部10の間には、さらに補助補強部材が備えられる。詳しくは、補助補強部材は保護部141の上方から加えられる荷重を均一に支持するために円形または多角形の断面形状を有する柱状などで形成される。
補助補強部材は塗膜ガイド部140から保護部141の延長幅に対応する長さに延びることができる。補助補強部材は保護部141および上板部10の相互対向面の間の間隔に対応して延びる。この時、補助補強部材は保護部141の下部および上板部10の上部の間に第1隔壁部材50aおよび第2隔壁部材50bと交番に配置される。
補助補強部材の両端は保護部141の下部および上板部10の上部に溶接或いは別途の締結手段で結合されることができる。補助補強部材は上板部10の上方から加えられる荷重に堅固に支持できるように金属性材質からなることが好ましい。
これにより、保護部141は補助補強部材が備えられることにより上方から加えられる荷重が分散されて変形を最小化でき、支持強度が補強されて製品耐久性が顕著に向上する。
以上、本発明は、限定された実施形態と図面により説明されたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有した者であればこのような記載から多様な修正および変形が可能である。したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められねばならない。
10 上板部
20 補強部
30 整列安着部
31 安着延長部
40,140 塗膜ガイド部
50 結合支持部
141 保護部
M 滑り止め層
100,200,300 滑り止め層を備えた覆工板

Claims (5)

  1. 車や人の通行のために仮設される支持構造物の上側に設けられる滑り止め層を備えた覆工板において、
    前記支持構造物の上部を覆って臨時路面が形成されるように前記支持構造物上に設けられる上板部と、
    前記上板部に加えられる荷重に対する支持強度を補強するために前記上板部の下部に設けられ、前記上板部と前記支持構造物の間を支持する補強部と、
    前記上板部の上縁部に沿って上側に突設されて内部に塗布空間が形成される塗膜ガイド部と、
    前記塗布空間にアクリル系樹脂またはエポキシ系樹脂を含む滑り止め用床材が塗装された滑り止め層と、を含む滑り止め層を備えた覆工板。
  2. 前記塗膜ガイド部の内部には、前記塗布空間の底部が複数の高さで形成された段差型の表面プロファイルに形成されるように結合支持部が備えられることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め層を備えた覆工板。
  3. 前記結合支持部は、
    前記塗布空間が複数区画に分割されて前記滑り止め用床材が分割充填される空間部が形成されるように、前記塗膜ガイド部の高さに対応する高さを有する複数の隔壁部材で相互交差配置されていることを特徴とする請求項2に記載の滑り止め層を備えた覆工板。
  4. さらに、前記補強部の下側に設けられ、前記支持構造物の端部に係止され、前記上板部が前記支持構造物上に整列および安着するように下側に突設された整列安着部を有し、
    前記塗膜ガイド部には上端部が内側に折り曲げられて延びた保護部が備えられ、
    前記保護部は前記整列安着部が安着される幅で延びることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め層を備えた覆工板。
  5. 前記滑り止め用床材は、メチルメタアクリル樹脂を含む前記アクリル系樹脂と、石英、二酸化ケイ素、炭化ケイ素、ヒスイ(jade)、ガラスビーズおよびこれらの混合物からなる群から選ばれた一つからなる骨材および反応添加剤を含み、3〜5mmの厚さに塗布され、
    前記塗膜ガイド部は前記塗布された滑り止め用床材の厚さに対応するように延びることを特徴とする請求項1に記載の滑り止め層を備えた覆工板。
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