JPH0710006U - 開先溶接型鋼製覆工板及び開先溶接型樹脂コーティング材付き鋼製覆工板 - Google Patents

開先溶接型鋼製覆工板及び開先溶接型樹脂コーティング材付き鋼製覆工板

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JPH0710006U
JPH0710006U JP3905393U JP3905393U JPH0710006U JP H0710006 U JPH0710006 U JP H0710006U JP 3905393 U JP3905393 U JP 3905393U JP 3905393 U JP3905393 U JP 3905393U JP H0710006 U JPH0710006 U JP H0710006U
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宏 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング材のクラックのない自転車等の
スリップを防止する開先溶接型鋼製覆工板を提供する。 【構成】 上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端
外方向に、図6に示す寸法範囲d,g,i,k,lの直
線状面取りを付与したフランジ外面に凹凸を有するフラ
ンジ先端開先付きH型鋼をI状に複数個並列した状態
で、開先を付与した接合面を溶接接合したことを特徴と
する開先溶接型鋼製覆工板。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種路面掘削工事に伴う路面の覆工あるいは架設桟橋の床版付設等 に用いられる鋼製覆工板のうち主要構造部材となるフランジ外面に凹凸を有する H形鋼に上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法 範囲d,g,i,k,lの直線状面取りを付与しフランジ外面に凹凸を有するフ ランジ先端開先付きH型鋼を用いた鋼製覆工板及び樹脂コーティング材付き鋼製 覆工板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地下鉄工事等の路面掘削工事に伴う路面の覆工、架設桟橋の床版等に鋼製覆工 板あるいは樹脂コーティング材付き鋼製覆工板が用いられている。従来、この鋼 製覆工板の主要構成部材には図9に示すフランジ1、2の外面に格子状の凹凸3 を有し、フランジ端面4が平坦なH型鋼が用いられる。鋼製覆工板は図10に示 すように、主要部材であるフランジ外面に凹凸を有するH型鋼5を複数個並列し て上面あるいは上・下面を突き合わせ溶接6をしたパネルのものに、パネル両側 のH型鋼溝部にスチフナー7と側板8、さらに両端面のカバーとして、覆板9等 の部材で構成される。この覆工板はこのままで使用するものと、車両走行時の騒 音・振動防止およびすべり防止をより向上させるため、各種樹脂と骨材を混練し た樹脂コーティング材10を覆工板表面に塗布した樹脂コート付き覆工板があり 、これらの覆工板を各種工事状況により路面に敷設して使用する。
【0003】 図9に示す、覆工板の主要部材であるH型鋼5のフランジ外面に格子状の凹凸 3を付しているのは以下の理由による。すなわち、該部にコーティング材10を 施さないで使用する場合、車両走行車あるいは歩行者のスリップ防止のため、な らびに該部にコーティング材10を施して使用する場合には、この凹凸3がコー ティング材10とH型鋼5の表層部境界面での密着性を向上させる重要な役割を 持たせている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
図11(イ)は図10の覆工板上面にコーティング材を施した、突き合わせ溶 接部を含んだ断面を詳細図に示したものであり、3はH型鋼の格子状凹凸を有す るフランジ外面、10はコーティング材、11は連続溶接による溶接部(ビード )である。すなわち、フランジ先端部がシャープに角張ってるため、溶接を行っ た際溶接ビードがeだけ盛り上がった状態(以下余盛り高さと言う)になり、溶 接部のコーティング材の膜厚mは溶接部以外のコーティング材の膜厚nに対して 余盛り高さeだけ小さくなる。しかるに、溶接部のコーティング部は他のコーテ ィング部より、通行車両の繰り返し衝撃力に対し抵抗力が低下し、図11(ロ) に示す疲労によるクラック12が発生してやがて剥離した状態になり易い。また 、コーティング材の膜厚が小さいと雨水のH型鋼表層部境界面への到達が速く、 コーティング材とH型鋼表層部境界面での密着性を阻害させてコーティング材が 剥離し易い欠点がある。この欠点を解決する手段として、コーティング材の膜厚 mを大きくする方法があるが溶接部11以外の大部分の箇所で膜厚nは必要以上 に厚くなり、製作コストが高くなって問題が残る。
【0005】 一方、覆工板上面にコーティング材を施さない場合、溶接ビード余盛り高さが 覆工路面に線状の凸部形状を形成するため、自転車や自動二輪車の走行中タイヤ のスリップ現象や、歩行者の足元の引っ掛かり等通行上の問題点を持っている。
【0006】 従来のフランジ外面に凹凸を有するH形鋼を複数個並列して上面あるいは上・ 下面のフランジ先端部を溶接接合した覆工板ではフランジ先端部に開先がないた め、溶接ビードの余盛り高さeが大きく上記の問題点を有している。
【0007】 本考案は上記の如き問題点を解決するため、フランジ外面に凹凸を有するH形 鋼を複数個並列して上面あるいは上・下面のフランジ先端部を溶接接合した従来 の覆工板のフランジ外面に凹凸を有するH形鋼のフランジ先端に開先を付与して 溶接接合し溶接ビードの余盛り高さeを小さくした覆工板を提供するものである 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の主旨は、 (1)上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法範 囲d,g,i,k,lの直線状面取りを付与したフランジ外面に凹凸を有するフ ランジ先端開先付きH型鋼をI状に複数個並列した状態で、開先を付与した接合 面を溶接接合したことを特徴とする開先溶接型鋼製覆工板 (2)上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法範 囲d,g,i,k,lの直線状面取りを付与したフランジ外面に凹凸を有するフ ランジ先端開先付きH型鋼をI状に複数個並列した状態で、開先を付与した接合 面を溶接接合し、さらに上面に被覆材を施したことを特徴とする開先溶接型コー ティング材付き鋼製覆工板 である。
【0009】
【作用】
以下本考案を作用とともに詳細に説明する。
【0010】 図1は上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法 範囲d,g,i,k,lの直線状面取りを付与しフランジ外面に凹凸を有するフ ランジ先端開先付きH型鋼の斜視図である。すなわち、上下左右フランジ先端の 外方4箇所に、それぞれY軸方向の深さhとX軸方向の幅Wを直線状に面取りし た、いわゆる開先13を付与したフランジ外面に凹凸3を有する開先付きH形鋼 である。
【0011】 開先13はH形鋼を複数個並列した上下面の溶接を行う場合には、H形鋼上下 左右フランジ先端の外方4箇所に開先13を付与し、上面のみ溶接を行う場合に はH形鋼上下左右フランジ先端の外方2箇所に開先13を付与すればよい。しか し、上面のみ溶接を行う場合においてもH形鋼上下左右フランジ先端の外方4箇 所に開先13を付与することによって、生産工場での受入れ・積み卸および加工 ・組立等で上面フランジ開先付与部が一定でないときも開先付与部が必ず上面に くることになり開先部の溶接をすることができる。
【0012】 上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法範囲d ,g,i,k,lの直線状面取りを付与しフランジ外面に凹凸を有するフランジ 先端開先付きH型鋼を主要構成部材として図2に示すようにこのH形鋼を複数個 並列して上面フランジ先端部あるいは上下面フランジ先端部を長さ方向に連続的 に開先溶接14をしてパネル状覆工板を製作する。このとき開先13の寸法であ る開先深さhと開先幅wは無限に選択できるものでなく、溶接技術上、利用技術 上限定された範囲がある。
【0013】 通常、覆工板の製作作業は工業生産のため、溶接条件を一定にして行うのが普 通であることから、図3はこの溶接条件と同じで且つ一定にした場合の、開先の 寸法を変化させたときの開先面積Sと、溶接後の溶接ビードの余盛り高さeとの 関係を現場実験により求めたものである。なおこの実験に用いたH形鋼の寸法は 図1に示す、ウェブ高さ190(H)×フランジ幅197(B)×ウェブ厚5( t1 )×フランジ凹部厚7(t2 )×フランジ凸部厚9(t3 )mmのもので、 通常覆工板を製作する主要サイズのものである。また、開先等の溶接は工業的に は一般的で製作コストの低い、自動炭酸ガスアーク溶接法である。図4は適正な 溶接ビード形状を示し、また図3の余盛り高さeと開先面積Sの記号説明図でも あり、開先面積Sは開先深さh×開先幅wで表され、溶接ビードの余盛り高さe の指標となる。図3においてa点は現状の開先のない(開先面積ゼロ)余盛り高 さeを示し、e=2.4mmである。余盛り高さは、開先面積が大きくなるに従 って小さくなる。
【0014】 図中、16の垂直線は開先面積Sが4.0mm2 の線であるが、利用技術上の 下限線で余盛り高さeはb点で示し、e=1.6mmである。この理由は被覆材 を施した覆工板を製作して現場敷設を行なった後、図10に示す長さ方向連続溶 接部6が目標寿命年月を経過して、クラック12の発生有無の限界である知見か ら設定したものである。一方垂直線17は開先面積S=14mm2 の線であるが 溶接技術上の上限線で、余盛り高さeはc点で示しe=−0.2mmである。そ の理由を以下に説明する。
【0015】 図7は溶接部の溶接ビードの状況を示したものであるが、(イ)は開先面積S が大きい場合、長さ方向にビードの溶着量不足による波打ち状のバラツキ22が 発生して、溶接部の強度を低下させる。酷い場合は溶融金属が下へ流れ落ちる、 溶け落ち23が発生する。また(ロ)も同様、開先面積Sが大きい場合で溶接ビ ード端部が開先に充満しない、一見溶着量不足となり端部に凹み状24が発生し て、この部分が応力集中発生の原因となり溶接部の強度を低下させる。
【0016】 一方直線20は開先深さhが最小値1.2mmの場合の開先面積Sに対する開 先幅wを表したもので、これもw=S/hで求められるのでwの最大値はj点の 11.67mm、最小値はk点の3.33mmとなる。しかし開先面積Sの大き い側のwは最大で11.67mm(j点)と大きすぎて、図6の(ニ)に示すよ うに、(ロ)と似たような現象で溶接ビード端部が開先に充満しない、一見溶着 量不足となり、端部に凹み状24が発生することと、溶接ビード端部が開先に充 満しない分、余盛り高さeが大きくなると言う問題が生じるためで、追加実験に よりh=1.2mmに対する、上記問題が発生しないwの最大値を6mmに補正 設定したものであり、その点はlで示される。このl点とd点を結んだのが直線 21であり、l〜d間は開先深さhの変化域になる。なお、この開先深さh=1 .2mmを最大値とする理由は前述、図6の(ニ)の説明とおなじである。
【0017】 以上のことから、図5に示す適正開先面積Sに対する、開先幅wと開先深さh の関係において、適正な開先寸法およびhは、点d、点g、点i、点k、点lに 囲まれた領域で示すことができる。
【0018】 図6は、図5の適正な開先寸法である開先深さh、および開先幅wの関係の範 囲を開先面積Sを除いて分かりやすく表現したものである。図中のd点、g点、 i点、k点、l点は図4の同記号に対応するもので、d点、g点、i点、k点、 l点に囲まれた領域が適正な開先深さh、および開先幅wの寸法範囲であること を示し、各点の数値は次の通りである。すなわちd点はh=3.2mm,w=4 .38mm、g点はh=3.2mm,w=1.7mm、i点はh=2.35mm ,w=1.7mm、k点はh=1.2mm,w=3.33mm、l点はh=1. 22mm,w=6.0mmである。
【0019】 上下左右、あるいは上面左右のフランジ先端外方向に、図6に示す寸法範囲d ,g,i,k,lの直線状面取りを付与しフランジ外面に凹凸を有するフランジ 先端開先付きH型鋼では開先の寸法を変化させたときの開先面積Sと溶接後の溶 接ビード余盛り高さeとの関係を生産工場の実験により求め開先面積Sは開先深 さh×開先幅wで表され溶接ビードの余盛り高さeの指標となる関係式が確認さ れている。
【0020】 ここにおいて、溶接ビードの余盛り高さeは利用技術上の上限線の溶接余盛り 高さ1.6mmが製品としての適応上限範囲である。なお、上限線の溶接余盛り 高さ1.6mmは樹脂コーティング付き覆工板において溶接ビード部コーティン グ材のクラック発生防止のための最大値である知見によっている。
【0021】 この溶接余盛り高さeの適応範囲となる開先深さhと開先幅wを選定してフラ ンジ先端に開先付与したフランジ外面に凹凸を有するH形鋼を複数個並列し、開 先溶接接合14を行った覆工板表面にコーティング材を施した場合には、膜厚m が大きく確保され車両通行の衝撃に対する抵抗力が高くなりコーティング材のク ラック発生防止効果及び膜厚mが大きくなることにより雨水の透過抵抗も大きく なりコーティング材10とH形鋼5の表層部境界面での剥離防止効果が大きい。 ここにコーティング材としては、例えばアクリル樹脂とセラミック等の特殊骨材 と混練したコーティング材がある。
【0022】 また、開先溶接接合14を行った覆工板表面にコーティング材を施さない場合 には、開先溶接接合14を行った覆工板表面は溶接余盛り高さeが従来のものよ り小さいため自転車・自動二輪車や走行中のタイヤのスリップ現象、歩行者の足 元の引っ掛かり等の通行上の問題点を解消させることができる。
【0023】 なお、H形鋼フランジ外面の凹凸はコーティング材10とH形鋼5の表層部境 界面での剥離防止効果の役割が高く、開先溶接接合14による溶接余盛り高さe を小さくしクラック及び剥離防止効果と併合してコーティング材付き覆工板の寿 命向上の役割効果が高い。また、溶接余盛り高さeの適応範囲となる開先深さh と開先幅wは開先深さhは最大3.2mm〜最小1.2mm、開先幅wは最大6 .0mm〜最小1.7mm及び部分的補正を加えたものとなっている。
【0024】
【実施例】
次に本考案を図1に圧延により試作した上下左右、あるいは上面左右のフラン ジ先端外方向に、図6に示す寸法範囲d,g,i,k,lの直線状面取りを付与 しフランジ外面に凹凸を有するフランジ先端開先付きH型鋼を用いて鋼製覆工板 および樹脂コーティング材付き鋼製覆工板を試作して路面に敷設した例の結果に ついて説明する。覆工板の主要構成部材となるH形鋼のサイズは、ウェブ高さ1 90(H)×フランジ幅197(B)×ウェブ厚5(t1 )×フランジ凹部厚7 (t2 )×フランジ凸部厚2mmのもので、フランジ先端外方に開先深さ2.5 (h)、開先幅3.0(w)mmの開先を付与したものを、図2に示す覆工板で 上面にコーティング材10を施したものと、コーティング材10を施さない2種 類の覆工板を製作した。図8に示す上面フランジ先端部の長さ方向の連続溶接は 自動炭酸ガス溶接法で通常製作している溶接条件でおこなった。
【0025】 この結果、覆工板製作後の溶接余盛り高さeは、開先のない場合の2.7mm に対し1.2mmと減少し溶接欠陥のない良好な覆工板が得られた。また、この 覆工板を実際に路面に敷設試験を行ったところ、コーティング材を施したものに ついては上面フランジ先端部の長さ方向の連続溶接部で、コーティング材のクラ ックや剥離現象も発生しない良好な結果が得られた。コーティング材を施さない ものについては、自転車や自動二輪車の走行中タイヤのスリップ現象や歩行者の 足元の引っ掛かり等もなく良好であった。
【0026】
【考案の効果】
本考案より、フランジ外面に凹凸を有するH形鋼フランジ先端部の外方に適正 な開先を付与することにより、覆工板表面にコーティング材を施す場合は製作コ ストをアップさせずに、コーティング材のクラック・剥離現象をなくして覆工板 の寿命を向上させることが可能となる。また、覆工板にコーティング材を施さな い場合においても溶接余盛り高さeが小さいことから、自転車・自動二輪車のス リップ現象等を防止し通行上の安全を確保することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】フランジ外面に凹凸を有する開先付きH形鋼の
斜視図。
【図2】本考案の開先溶接型鋼製覆工板の斜視図。
【図3】本考案に用いられる開先付きH型鋼の開先面積
と余盛り高さの関係における、開先面積の範囲の説明グ
ラフ。
【図4】図3を説明する、適切な溶接ビード形状の記号
説明図。
【図5】図3の開先面積の範囲をベースとした、開先面
積に対する開先深さと開先幅の適正範囲の説明グラフ。
【図6】本考案に用いられる開先付きH型鋼の適正な開
先深さと開先幅の関係を示すグラフ。
【図7】(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は図3、図
5、図6の適正範囲外での、溶接上の不具合説明図。
【図8】(イ)は図2の断面図、(ロ)はB部拡大断面
図。
【図9】従来の覆工板に用いられていたフランジ外面に
凹凸を有するH形鋼の斜視図。
【図10】従来の鋼製覆工板の斜視図。
【図11】(イ)は図10の断面図、(ロ)はコーティ
ング材にクラックが発生した状態を示す断面図、(ハ)
はA部拡大断面図。
【符号の説明】
1…上フランジ 2…下フランジ 3…フランジ外面の凹凸 4…フランジ端
面 5…H形鋼 6…突合わせ溶
接部 7…スチフナー 8…側板 9…覆板 10…コーティ
ング材 11…溶接部(ビード) 12…クラック 13…開先 14…開先溶接
部 15…開先付きH形鋼 16…開先き面
積Sの下限線 17…開先き面積Sの上限線 18…開先き深
さhの最大の直線 19…開先き幅wの下限線 20…開先き深
さhの最小の直線 21…開先き幅wの上限線 22…ビードの溶着不足による波打ち状のバラツキ 23…溶け落ち 24…溶接ビー
ド端部の凹み状 25…溶接ビードの未充填
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 麻原靖三 市川市千鳥5−11 産業振興株式会社加工 製品センター内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右、あるいは上面左右のフランジ
    先端外方向に、図6に示す寸法範囲d,g,i,k,l
    の直線状面取りを付与したフランジ外面に凹凸を有する
    フランジ先端開先付きH型鋼をI状に複数個並列した状
    態で、開先を付与した接合面の溶接接合部を有すること
    を特徴とする開先溶接型鋼製覆工板。
  2. 【請求項2】 上下左右、あるいは上面左右のフランジ
    先端外方向に、図6に示す寸法範囲d,g,i,k,l
    の直線状面取りを付与したフランジ外面に凹凸を有する
    フランジ先端開先付きH型鋼をI状に複数個並列した状
    態で、開先を付与した接合面の溶接接合を有する覆工板
    の上面に被覆材層を有することを特徴とする開先溶接型
    コーティング材付き鋼製覆工板。
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