JP2018104693A - 無機鉱物含有樹脂組成物および無機鉱物含有樹脂シート - Google Patents

無機鉱物含有樹脂組成物および無機鉱物含有樹脂シート Download PDF

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Abstract

【課題】剛性の高い無機鉱物含有樹脂シートを与えうる無機鉱物含有樹脂組成物を提供する。【解決手段】下記成分(A)および樹脂を含む無機鉱物含有樹脂組成物であり、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対して、成分(A)60〜90質量部および樹脂10〜40質量部を含み、前記樹脂は、下記成分(B)および下記成分(C)を含み、成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対して、下記成分(B)50質量%を超え97質量%以下および下記成分(C)3質量%以上50質量%未満を含む無機鉱物含有樹脂組成物。成分(A):無機鉱物粉末成分(B):ポリエチレン成分(C):成分(B)以外であり、ビカット軟化点80℃以上130℃以下であるポリマー【選択図】なし

Description

本発明は、無機鉱物含有樹脂組成物および無機鉱物含有樹脂シートに関するものである。
無機鉱物含有樹脂シートとして、例えば特許文献1には、56〜80質量%の炭酸カルシウム粉末、43〜18質量%のポリエチレン樹脂および1〜2質量%の添加剤を含む無機鉱物含有樹脂シートが記載されている。
特開平11−277623号公報
しかしながら、前記無機鉱物含有樹脂シートは、一般的なパルプから製造される紙と比較すると剛性が低いという問題があった。
本発明の目的は、剛性の高い無機鉱物含有樹脂シートを与えうる無機鉱物含有樹脂組成物を提供することにある。
本発明は、以下の[1]〜[7]に記載された発明を含む。
[1]下記成分(A)および樹脂を含む無機鉱物含有樹脂組成物であり、
成分(A)と樹脂との合計100質量部に対して、成分(A)60〜90質量部および樹脂10〜40質量部を含み、
前記樹脂は、下記成分(B)および下記成分(C)を含み、
成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対して、下記成分(B)50質量%を超え97質量%以下および下記成分(C)3質量%以上50質量%未満を含む無機鉱物含有樹脂組成物。
成分(A):無機鉱物粉末
成分(B):ポリエチレン
成分(C):成分(B)以外であり、ビカット軟化点80℃以上130℃以下であるポリマー
[2]成分(C)が、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、ハロゲン化樹脂、アクリル樹脂、無水マレイン酸変性ポリエチレン、アイオノマー樹脂およびポリアミドからなる群より選ばれる少なくとも一種のビカット軟化点が80℃以上130℃以下のポリマーである[1]に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
[3]成分(C)がビカット軟化点90℃以上120℃以下である[1]または[2]に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
[4]さらに、下記成分(D)を含む[1]〜[3]のいずれか一項に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
成分(D):酸素含有有機化合物(但し、成分(C)を除く。)
[5]成分(A)と前記樹脂との合計100質量部に対し、0.01〜10質量部以下の成分(D)を含む[4]に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
[6]成分(D)が、脂肪酸、脂肪族アミド、脂肪族エステル金属石鹸、アルコール、ノニオン界面活性剤、ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂、ビカット軟化点が80℃未満の無水マレイン酸変性ポリエチレン、ビカット軟化点が130℃を超える無水マレイン酸変性ポリエチレン、およびビカット軟化点が130℃を超えるアイオノマー樹脂から選ばれる少なくとも一つである[4]または[5]に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
[7][1]〜[6]のいずれか一項に記載の無機鉱物含有樹脂組成物を含む無機鉱物含有樹脂シート。
本発明によれば、剛性の高い無機鉱物含有樹脂シートを与えうる無機鉱物含有樹脂組成物を提供することができる。
本明細書において、密度は、JIS K6760−1995に記載のアニーリングを行った後、JIS K7112−1980に規定されたA法に従って測定される。
本明細書において、メルトフローレート(以下、MFRと記載する)は、温度190℃、荷重21.18Nの条件で、JIS K7210−1995に規定されたA法により測定される。
[無機鉱物含有樹脂組成物]
本発明の無機鉱物含有樹脂組成物は、無機鉱物粉末(以下、成分(A)と記載することがある)および樹脂を含み、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対して、成分(A)60〜90質量部および樹脂10〜40質量部を含み、成分(A)65〜85質量部および樹脂15〜35質量部を含むことが好ましく、成分(A)70〜80質量部および樹脂20〜30質量部を含むことが好ましい。
[成分(A)]
本発明の無機鉱物含有樹脂組成物に含まれる成分(A)としては、金属炭酸塩、金属酸化物、金属珪酸塩、金属水酸化物および金属硫酸塩等からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機鉱物の粉末が挙げられる。金属炭酸塩としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸鉄が挙げられる。金属酸化物としては、例えば、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、珪藻土、ガラス繊維が挙げられる。金属珪酸塩としては、例えば、クレー、カオリン、タルクが挙げられる。金属水酸化物としては、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化鉄が挙げられる。金属硫酸塩としては、例えば、硫酸カルシウム、硫酸バリウムが挙げられる。無機鉱物含有樹脂組成物を含む無機鉱物含有樹脂シートの耐熱性、耐湿性、または白色性を高める観点から、炭酸カルシウムおよび酸化チタンからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機鉱物を用いることが好ましい。
成分(A)の平均粒子径は、無機鉱物含有樹脂組成物中において、成分(A)がより均一に分散できる点から、0.001μm以上、50μm以下であることが好ましく、0.01μm以上、40μm以下であることがより好ましい。
本明細書において、成分(A)の平均粒子径は、以下の方法により算出される中位径である。成分(A)をエタノール中に分散させた分散液にレーザー光線を照射することにより、回折散乱光の強度分布が得られる。得られた強度分布から体積基準の粒度分布を求め、該粒度分布の積算分率における中位径(50%径)を算出する。
[樹脂]
本発明の無機鉱物含有樹脂組成物に含まれる樹脂は、ポリエチレン(以下、成分(B)と記載することがある)と成分(B)以外であり、ビカット軟化点80℃以上130℃以下であるポリマー(以下、成分(C)と記載することがある)を含む。成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対して、成分(B)50質量%を超え97質量%以下および成分(C)3質量%以上50質量%未満であり、成分(B)55〜95質量%であり、成分(C)5〜45質量%であることが好ましく、成分(B)70〜90質量%であり、成分(C)10〜30質量%であることがより好ましい。
<成分(B)>
成分(B)は、高密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体および高圧法ポリエチレンから選ばれる少なくとも1種である。
高密度ポリエチレンとは、密度が、945kg/m〜970kg/mであり、945kg/m〜965kg/mであるポリエチレンであることが好ましい。高密度ポリエチレンのMFRは、0.01g/10分〜50g/10分であり、0.02g/10分〜10g/10分であることが好ましく、0.3g/10分〜8g/10分であることがより好ましい。
エチレン−α−オレフィン共重合体とは、エチレンに由来する単量体単位と炭素原子数3以上20以下のα−オレフィンに由来する単量体単位とを含む共重合体である。エチレン−α−オレフィン共重合体中のエチレンに基づく単量体単位の含有量は、エチレン−α−オレフィン共重合体100重量%に対して、50重量%以上である。炭素原子数3以上20以下のα−オレフィンに由来する単量体単位の含有量は、エチレン−α−オレフィン共重合体100重量%に対して、通常50重量%以下である。
炭素原子数3以上20以下のα−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセンが挙げられる。エチレン−α−オレフィン共重合体は、これらのα−オレフィンを、一種のみ含んでもよく、二種以上含んでもよい。炭素原子数3以上20以下のα−オレフィンは、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンであることが好ましい。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体の密度の上限値は、945kg/mであり、940kg/mであることが好ましく、930kg/mであることがより好ましい。密度の下限値は、860kg/mであり、880kg/mであることが好ましく、900kg/mであることがより好ましい。前記エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、860kg/m〜945kg/mであることが好ましく、880kg/m〜940kg/mであることが好ましく、900kg/m〜930kg/mであることがより好ましい。前記エチレン−α−オレフィン共重合体の密度は、エチレン−α−オレフィン共重合体中のエチレンに由来する単量体単位の含有量を調整することにより制御することができる。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体としては、例えば、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−ブテン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン−1−オクテン共重合体が挙げられ、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−オクテン共重合体、またはエチレン−1−ヘキセン−1−オクテン共重合体であることが好ましい。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRは0.01g/10分〜50g/10分であり、0.02g/10分〜10g/10分であることが好ましく、0.3g/10分〜8g/10分であることがより好ましい。エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRは、例えば、エチレン−α−オレフィン共重合体の重合時の、水素濃度や重合温度を調整することにより制御することができ、水素濃度や重合温度を高くすると、エチレン−α−オレフィン共重合体のMFRの値が大きくなる。
高圧法ポリエチレンとは、高圧法によってエチレンを重合して得られるエチレン単独重合体であり、例えば、槽型反応器または管型反応器を用いて、ラジカル発生剤の存在下、重合圧力140MPa以上300MPa以下、重合温度200℃以上300℃以下の条件下でエチレンを重合することによって製造される。
エチレン単独重合体の密度の下限値は、920kg/mであることが好ましく、925kg/mであることがより好ましく、928kg/mであることがさらに好ましく、エチレン単独重合体の密度の上限値は、935kg/mであることが好ましく、933kg/mであることがより好ましく、930kg/mであることがさらに好ましい。エチレン単独重合体の密度は、920kg/m〜935kg/mであることが好ましく、925kg/m〜933kg/mであることがより好ましく、928kg/m〜930kg/mであることがさらに好ましい。
<成分(C)>
成分(C)のビカット軟化点は、90℃以上120℃以下であることが好ましく、95℃以上115℃以下であることがより好ましい。成分(C)のビカット軟化点の値は、成分(C)を熱プレスすることで得られる厚み約5mmのシートを、JIS K7206−1999に規定されたA50法に従って測定することで得られる。
成分(C)は、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、ハロゲン化樹脂、アクリル樹脂、無水マレイン酸変性ポリエチレン、アイオノマー樹脂およびポリアミドからなる群より選ばれる少なくとも一種であることが好ましく、ポリプロピレン、スチレン系樹脂より選ばれる少なくとも一種であることがより好ましい。
ポリプロピレンは、プロピレン単独重合体またはプロピレン系ランダム共重合体である。プロピレン単独重合体とは、プロピレンのみからなるモノマーを重合して得られる重合体である。プロピレン系ランダム共重合体は、プロピレンとエチレンおよび/または炭素原子数4〜20のα−オレフィンから選択された少なくとも1種のコモノマーとを共重合して得られるランダム共重合体である。プロピレン系ランダム共重合体中のエチレンに基づく単量体単位の含有量は、プロピレン系ランダム共重合体100重量%に対して、3重量%以上であり、50重量%未満であり、5〜45重量%であることが好ましく、10〜30重量%であることがより好ましい。
炭素原子数4〜20のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、2−メチル−1−プロペン、1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、1−ヘプテン、メチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ペンテン、エチル−1−ペンテン、トリメチル−1−ブテン、メチルエチル−1−ブテン、1−オクテン、メチル−1−ペンテン、エチル−1−ヘキセン、ジメチル−1−ヘキセン、プロピル−1−ヘプテン、メチルエチル−1−ヘプテン、トリメチル−1−ペンテン、プロピル−1−ペンテン、ジエチル−1−ブテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセンが挙げられ、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンであることが好ましく、1−ブテン、1−ヘキセンであることがより好ましい。
プロピレン系ランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−α−オレフィンランダム共重合体が挙げられる。プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ヘキセンランダム共重合体が挙げられる。プロピレン−エチレン−α−オレフィンランダム共重合体としては、例えば、プロピレン−エチレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ヘキセンランダム共重合体が挙げられる。プロピレン系ランダム共重合体として、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテンランダム共重合体であることが好ましい。
スチレン系樹脂としては、例えば、スチレン系単独共重合体、スチレン系ランダム共重合体、スチレン系グラフト共重合体、スチレン系ブロック共重合体が挙げられる。
スチレン系単独共重合体としては、例えば、ポリスチレンが挙げられる。スチレン系ランダム共重合体としては、例えば、スチレンと、ビニルトルエン、(メタ)アクリル系単量体、アクリロニトリルから選択される少なくとも一種のコモノマーとの共重合体が挙げられる。スチレン系グラフト共重合体は、例えば、ポリブタジエン、アクリルゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体にスチレンと必要に応じて、ビニルトルエン、(メタ)アクリル系単量体、アクリロニトリルをグラフトさせたグラフト共重合体である。スチレン系ブロック共重合体としては、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、水素添加スチレン−イソプレン−スチレン共重合体が挙げられる。
ハロゲン化樹脂としては、ハロゲン化モノマーの単独共重合体もしくはランダム共重合体である。ハロゲン化モノマーとしては、例えば、ハロゲン化ビニルモノマー、4−ブロモスチレン等のハロゲン化スチレンモノマー;トリフルオロエチルアクリレート等のハロゲン化(メチル)アクリル酸モノマー;及びクロロプレン等のハロゲン化共役ジエンが挙げられる。
アクリル樹脂は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリメチルアクリレート(PMA)等の(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体、またはメチルメタクリレート(MMA)に由来する単量体単位またはメチルアクリレート(MA)に由来する単量体単位と他の1種以上の単量体に由来する単量体単位との共重合体であり、それらの樹脂の複数種が混合されたものでもよい。
MMAやMAと共重合可能な他の単量体としては、例えば、アルキル基の炭素原子数が2〜18のアルキル(メタ)アクリレート;アクリル酸やメタクリル酸等のα,β−不飽和酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和基含有二価カルボン酸およびそれらのアルキルエステル;スチレン、α−メチルスチレン、核置換スチレン等の芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物;無水マレイン酸、マレイミド、およびN−置換マレイミドが挙げられる。
ポリアミドは、脂肪族ポリアミドおよび芳香族ポリアミドである。脂肪族ポリアミドとしては、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、およびナイロン12が挙げられる。芳香族系ポリアミドとしては、例えば、ポリヘキサメチレンジアミンテレフタルアミド、およびポリヘキサメチレンジアミンイソフタルアミドが挙げられる。
無水マレイン酸変性ポリエチレンは、ポリエチレンに無水マレイン酸がグラフト重合することにより得られる変性ポリエチレンである。無水マレイン酸変性ポリエチレンとしては、例えば、三井化学社製のアドマー(登録商標)シリーズが挙げられる。無水マレイン酸変性ポリエチレンのビカット軟化点は、用いるポリエチレンの密度を調整することで、制御可能である。例えば、ポリエチレンの密度を高くすることで、ビカット軟化点を上げることができる。
アイオノマー樹脂は、エチレンに由来する単量体単位と不飽和カルボン酸に由来する単量体単位とを含む共重合体を部分的に金属イオンで中和したものである。金属イオンとしては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの1価金属イオン、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、亜鉛などの2価金属イオン、アルミニウム、鉄などの3価金属イオンが挙げられる。
アイオノマー樹脂は、エチレンに由来する単量体単位および不飽和カルボン酸に由来する単量体単位以外の単量体に由来する単量体単位を含んでいてもよい。アイオノマー樹脂のビカット軟化点は、不飽和カルボン酸に由来する単量体単位の含量を調整することにより、制御可能である。例えば、アイオノマー樹脂中のエチレンに由来する単量体単位の含有量を低くすることで、アイオノマー樹脂のビカット軟化点を下げることができる。
不飽和カルボン酸としては、例えば、炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸、炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸の1価金属の塩(例えば、リチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩等)および炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸の多価金属の塩(例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩等)が挙げられる。炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸;マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル等のマレイン酸モノエステル;無水マレイン酸モノメチル、無水マレイン酸モノエチル等の無水マレイン酸モノエステルが挙げられる。
[成分(D):酸素含有有機化合物(但し、成分(C)を除く。)]
さらに、無機鉱物含有樹脂シートの剛性を高めるため、無機鉱物含有樹脂組成物は、成分(D)を含むことが好ましい。成分(A)と前記樹脂との合計100質量部に対し、0.01〜10質量部以下の成分(D)を含むことが好ましい。
成分(D)の含有量は、成分(A)と前記樹脂との合計100質量部に対し、0.01〜10質量部であることが好ましく、0.1〜5質量部であることがより好ましく、1〜3質量部であることがさらに好ましい。
無機鉱物含有樹脂組成物100質量部に対し、成分(A)と前記樹脂と成分(D)との合計が95〜100質量部であることが好ましい。
成分(D)は、酸素原子を有する有機化合物であり、モノマーであってもポリマーであってもよい。成分(D)のポリマーは、成分(C)以外のポリマーである。成分(D)としては、脂肪酸、脂肪族アミド、脂肪族エステル金属石鹸、アルコール、ノニオン系界面活性剤、ビカット軟化点が80℃未満の無水マレイン酸変性ポリエチレン、ビカット軟化点が130℃を超える無水マレイン酸変性ポリエチレン、ビカット軟化点が80℃未満ののアイオノマー樹脂およびビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の有機化合物が挙げられ、ビカット軟化点が80℃未満の無水マレイン酸変性ポリエチレン、ビカット軟化点が80℃未満ののアイオノマー樹脂およびビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂からなる群より選ばれる少なくとも一種の有機化合物であることが好ましい。
脂肪酸としては、例えば、オレイン酸、エルカ酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、エチレンビスオレイン酸、エチレンビスステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸が挙げられる。脂肪族エステル金属石鹸としては、例えば、上記各種脂肪酸のアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等が挙げられ、具体的には、ステアリン酸カルシウムが挙げられる。脂肪族アミドとしては、例えば上記各種脂肪酸のアミドが挙げられる。脂肪族エステル金属石鹸としては、脂肪族エステルカルシウム塩であることが好ましい。
アルコールは、炭素原子数が6以上であることが好ましく、沸点150℃以上であることがより好ましい。アルコールとしては、例えば、イソステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノールが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロック共重合体、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体等のポリオキシエチレン構造を有するエーテルが挙げられる。
無水マレイン酸変性ポリエチレンは、ポリエチレンに無水マレイン酸がグラフト重合することにより得られるポリマーである。無水マレイン酸変性ポリエチレンとしては、例えば、三井化学社製のアドマー(登録商標)シリーズが挙げられる。無水マレイン酸変性ポリエチレンのビカット軟化点は、用いるポリエチレンの密度を調整することで、制御可能である。例えば、ポリエチレンの密度を高くすることで、ビカット軟化点を上げることができる。
アイオノマー樹脂は、エチレンに由来する単量体単位と不飽和カルボン酸に由来する単量体単位とを含む共重合体を部分的に金属イオンで中和したものである。金属イオンとしては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの1価金属イオン、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、銅、亜鉛などの2価金属イオン、アルミニウム、鉄などの3価金属イオンが挙げられる。
アイオノマー樹脂は、エチレンに由来する単量体単位および不飽和カルボン酸に由来する単量体単位以外の単量体に由来する単量体単位を含んでいてもよいアイオノマー樹脂のビカット軟化点は、不飽和カルボン酸に由来する単量体単位の含量を調整することにより、制御可能である。例えば、アイオノマー樹脂中のエチレンに由来する単量体単位の含有量を低くすることで、アイオノマー樹脂のビカット軟化点を下げることできる。
不飽和カルボン酸としては、例えば、炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸、炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸の1価金属の塩(例えば、リチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩等)および炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸の多価金属の塩(例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩等)が挙げられる。炭素原子数4〜8の不飽和カルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸;マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル等のマレイン酸モノエステル;無水マレイン酸モノメチル、無水マレイン酸モノエチル等の無水マレイン酸モノエステルが挙げられる。
ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂は、エポキシ基を含有する単量体以外の単量体に由来する単量体単位を有していてもよい。このような単量体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル等の不飽和カルボン酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の不飽和ビニルエステルが挙げられる。
ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂において、エポキシ基含有樹脂中の全単量体単位の含有量100質量%に対して、エポキシ基を有する単量体に由来する単量体単位の含有量は、0.01質量%〜30質量%であることが好ましく、0.1質量%〜20質量%であることがより好ましい。エポキシ基を有する単量体に由来する単量体単位の含有量は、赤外分光法により測定される。
ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂のメルトフローレート(MRF)は、0.1g/10分〜300g/10分であることが好ましく、0.5g/10分〜80g/10分であることがより好ましい。
ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂は、例えば、高圧ラジカル重合法、溶液重合法または乳化重合法により、エポキシ基を有する単量体に由来する単量体単位とエチレンに由来する単量体単位と、必要に応じて他の単量体に由来する単量体単位とを共重合することにより製造することができる。
[酸化防止剤]
本発明の無機鉱物含有樹脂組成物は、酸化防止剤を含んでいてもよい。酸化防止剤としては、例えば、アミン系、フェノール系、リン系、ビスフェニル系、およびヒンダードアミン系の酸化防止剤が挙げられ、例えば、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ビス(2,2,6.6−テトラメチル−4−ピペラジル)セバケートトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、又はトリフェニルホスファイト等のアリールホスファイト;トリスイソデシルホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリス(トリデシル)ホスファイト等のアルキルホスファイト;ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、ジイソデシルフェニルホスファイト、ジイソオクチルオクチルフェニルホスファイト、フェニルネオペンチルグリコールホスファイト、2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル−(2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール)ホスファイト、(2,4,8,10−テトラキス(t−ブチル)−6−{(エチルヘキシル)オキシ}−12H−ジベンゾ)[d,g]1,3,2−ジオキサホスホシン等のアルキル−アリールホスファイト;オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、チオジエチレン−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオナミド]、ジエチル((3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル)メチル)ホスフェート、3,3’,3’’,5,5’,5’’−ヘキサ−t−ブチル−a,a’,a’’−(メシチレン−2,4,6−トリイル)トリ−p−クレゾール、エチレンビス(オキシエチレン)ビス(3−(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−m−トリル)プロピオネート)、ヘキサメチレン−ビス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリス((4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−キシリル)メチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、2,6−ジ−t−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、3,9−ビス(2−(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ)−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンが挙げられる。
前記酸化防止剤の含有量は、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対して、0.02質量部以上0.5質量部以下であることが好ましく、0.05質量部以上0.3質量部以下であることがより好ましい。
無機鉱物含有樹脂組成物としては、例えば、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体である無機鉱物含有樹脂組成物が挙げられ、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレンである無機鉱物含有樹脂組成物が挙げられる。
無機鉱物含有樹脂組成物としては、例えば、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレンである無機鉱物含有樹脂組成物が挙げられる。
上記の各無機鉱物含有樹脂組成物中の成分(A)〜(C)および樹脂が、それぞれ、下記表の含有量であることが好ましい。
Figure 2018104693
成分(A)および樹脂の含有量は、それぞれ、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対する含有量である。
成分(B)および成分(C)の含有量は、それぞれ、成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対する含有量である。
無機鉱物含有樹脂組成物としては、例えば、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ステアリン酸カルシウムである無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)がステアリン酸カルシウムである無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)がビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂である無機
鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ステアリン酸カルシウムおよびビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂である無機
鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)ステアリン酸カルシウムおよびビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ステアリン酸カルシウムおよびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂である無機
鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)ステアリン酸カルシウムおよびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂およびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂である無機
鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂およびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がプロピレン系ランダム共重合体、成分(D)ステアリン酸カルシウム、ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂およびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリスチレン、成分(D)ステアリン酸カルシウム、ビカット軟化点80℃未満のアイオノマー樹脂およびビカット軟化点80℃未満のエポキシ基含有樹脂のエポキシ基含有樹脂である無機鉱物含有樹脂組成物、
成分(A)が炭酸カルシウム、樹脂に含まれる成分(B)がエチレン−α−オレフィン共重合体、樹脂に含まれる成分(C)がポリプロピレンおよび無水マレイン酸ポリエチレン、成分(D)ステアリン酸カルシウムである無機鉱物含有樹脂組成物が挙げられる。
上記の各無機鉱物含有樹脂組成物中の成分(A)〜成分(D)および樹脂が、それぞれ、下記表の含有量であることが好ましい。
Figure 2018104693
成分(A)および樹脂の含有量は、それぞれ、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対する含有量である。
成分(B)および成分(C)の含有量は、それぞれ、成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対する含有量である。
成分(D)の含有量は、成分(A)と樹脂との合計100質量部に対する含有量である。
[無機鉱物含有樹脂シートの製造]
本発明の無機鉱物含有樹脂シートは、無機鉱物含有樹脂組成物を含む。無機鉱物含有樹脂シートの厚みは、通常50μm〜1000μmである。無機鉱物含有樹脂シートは、以下の方法により製造できる。成分(A)、上記樹脂および酸素含有有機化合物や酸化防止剤等の任意成分とを配合して得られる無機鉱物含有樹脂組成物を、二軸混練機やバンバリー混練機を用いて混練する。得られた混練物を、溶融押出シート成形のT−ダイ押出成形機やインフレーション製膜機や、圧延成形のカレンダー成形機によりシート成形することにより、無機鉱物含有樹脂シートが得られる。得られたシートは、加工方向及び加工に直角の方向に延伸し、薄膜シートに仕上げることが好ましい。延伸方法としては、複数のロールの周速度差を利用する縦延伸装置およびシート端部固定式のテンターにより延伸する方法や、同時二軸延伸装置で二軸で延伸する方法が挙げられる。
縦方向の延伸倍率および横方向の延伸倍率は、それぞれ1.1倍〜3.0倍であることが好ましい。延伸処理時の温度は、使用する成分(B)の融点近傍が好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
〔密度〕
密度は、JIS K6760−1995に記載されたアニーリングを行った後、JIS K7112−1980に規定されたA法に従って測定した。
〔ポリエチレン融点〕
熱プレス機により成分(B)をプレスし厚さ約0.5mmのシートを作製した。得られたシートから約10mgの試験片を切り出した。得られた試験片を、測定用サンプルとした。示差走査熱量計(パーキンエルマー社製 DSC−7)を用いて、測定用サンプルの融点を測定した。測定用サンプルを、150℃で5分間保持した後、1℃/分で40℃まで降温させ、次に40℃で5分間保持した後、10℃/分の速度で150℃まで昇温させた。10℃/分の速度で40℃から150℃まで昇温した際に得られる融解曲線が融解ピークを示す温度を融点とした。
〔ビカット軟化点〕
熱プレスにより成分(C)をプレスし約5mm厚みのシートを作製した。得られたシートを、JIS K7206−1999に規定されたA50法に従って測定した。
〔延伸性〕
熱プレスにより無機鉱物含有樹脂組成物をプレスしシートを作製した。得られたシートを東洋精機社製卓上延伸機により、0.31m/分の速度で1×4倍に一軸延伸した。延伸温度は、成分(B)の融点の一の位を切り上げた温度とし、その温度で延伸できなかった場合には、その温度から10℃高めた温度で得られたシートを延伸した。さらにその温度で延伸できなかった場合には、その温度からさらに10℃高めた温度で得られたシートを延伸した。いずれの条件でも延伸できなかった場合を、延伸性が良好でないと判断して×とした。いずれの条件でも破れることなく延伸出来た場合を、延伸性が良好であると判断して〇とした。
〔剛性(ヤング率、単位:MPa)〕
23℃、湿度50%の雰囲気下において、安田精機製作所製オートストレインを用いて、120mm×30mmのシート(延伸方向と長辺方向が一致するように採取した。)を、つかみ間隔60mm、引張速度5mm/分で引張り試験を行い、引張−応力カーブのゼロ点での接線の傾きから初期弾性率を求めた。初期弾性率の値が高いほど、剛性に優れる。
実施例に使用した材料は、以下のとおりである。
成分(A)
(A1):炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム) 白石カルシウム株式会社製 商品名「ホワイトン(登録商標)SB青」、平均粒子径2.2μm
成分(B)
(PE−1):エチレン−α−オレフィン共重合体 住友化学株式会社社製 商品名「スミカセン(登録商標)GA401」、密度=935kg/m、MFR=3.0g/10分、融点=123℃
成分(C)
(rPP−1):ポリプロピレンであるプロピレン系ランダム共重合体 住友化学株式会社製 商品名「住友ノーブレン(登録商標)S131」、ビカット軟化点=111℃
(PSt−1):ポリスチレン 東洋スチレン株式会社製 商品名「トーヨースチロール(登録商標)GP G210C」、ビカット軟化点=100℃
(MAH−PE−1):無水マレイン酸変性ポリエチレン 三井化学株式会社製 商品名「アドマーNB508」、ビカット軟化点=93℃
成分(D)
(StCa):ステアリン酸カルシウム 共同薬品株式会社製 商品名「AR−42」、平均粒子径10μm
(BF−1):エポキシ基含有樹脂 住友化学株式会社製 商品名「ボンドファースト(登録商標)7M」、ビカット軟化点=25℃未満
(Ionomer−1):アイオノマー樹脂 三井・デュポンポリケミカル株式会社製 商品名「ハイミラン(登録商標)1855」、ビカット軟化点=56℃)
その他
(hPP−1):プロピレン単独重合体 住友化学株式会社製 商品名「住友ノーブレン(登録商標)FLX80E4」、ビカット軟化点=158℃
(EVA−1):エチレン−酢酸ビニル共重合体 住友化学株式会社製 商品名「スミテート(登録商標)KA−40」、ビカット軟化点=38℃
<実施例1>
(A1)75質量部、(PE−1)22.5質量部、(rPP−1)2.5質量部、(StCa)1.0質量部およびフェノール系酸化防止剤であるテトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(イルガノックス(登録商標)1010、チバ・スペシャリティ−ケミカルズ社製)0.1質量部を、ラボプラストミルにより190℃、回転数25rpmの条件で、10分間混練した。得られた混練物を熱プレス機により、温度150℃、圧力2MPaで5分間プレスした後、冷却プレス機により、温度30℃で5分間冷却し、92mm×92mmの厚さ約500μmのプレスシートに成形した。得られたプレスシートを東洋精機社製卓上延伸機にて、延伸温度130℃で0.31m/分の速度で1×4倍に一軸延伸させ、無機鉱物含有樹脂シートを得た。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表1に示した。
<実施例2>
実施例1の(rPP−1)2.5質量部を、(PSt−1)2.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートを、実施例1と同様に延伸させ無機鉱物含有樹脂シートを得た。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表1に示した。
<実施例3>
実施例1の(PE−1)の配合量を20質量部、(rPP−1)の配合量を5質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表2に示した。
<実施例4>
実施例1の(PE−1)の配合量を17.5質量部、(rPP−1)の配合量を7.5質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表2に示した。
<実施例5>
実施例1の(PE−1)の配合量を15質量部、(rPP−1)の配合量を10質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表2に示した。
<実施例6>
実施例1の(PE−1)の配合量を13.75質量部、(rPP−1)の配合量を11.25質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表2に示した。
<実施例7>
実施例1の(A1)の配合量を60質量部、(PE−1)の配合量を36質量部、(rPP−1)の配合量を4質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表3に示した。
<実施例8>
実施例1の(A1)の配合量を80質量部、(PE−1)の配合量を18質量部、(rPP−1)の配合量を2質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表3に示した。
<実施例9>
実施例1の(StCa)に加え、さらに(BF−1)0.2質量部添加した以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表4に示した。
<実施例10>
実施例9の(BF−1)0.2質量部を(Ionomer−1)0.3質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表4に示した。
<実施例11>
(A1)74.8質量部、(PE−1)22.4質量部、(rPP−1)2.5質量部、(MAH−PE−1)0.3質量部、(StCa)1.0質量部およびフェノール系酸化防止剤であるテトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン(イルガノックス(登録商標)1010、チバ・スペシャリティ−ケミカルズ社製)0.1質量部を用い、実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表4に示した。
<比較例1>
実施例1の(PE−1)の配合量を25質量部とし、(rPP−1)を用いなかった以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表1に示した。
<比較例2>
実施例1の(rPP−1)を、(hPP−1)2.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートは、延伸温度130℃、140℃、150℃のいずれにおいても延伸出来ず、無機鉱物含有樹脂シートは得られなかった。
<比較例3>
実施例1の(PE−1)の配合量を12.5質量部、(rPP−1)の配合量を12.5質量部とした以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表2に示した。
<比較例4>
実施例1の(A1)の配合量を60質量部、(PE−1)の配合量を40質量部とし、(rPP−1)を用いなかった以外は実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表3に示した。
<比較例5>
実施例1の(rPP−1)を、(EVA−1)2.5質量部に変更した以外は、実施例1と同様にしてプレスシートを得た。得られたプレスシートについても、延伸温度130℃で延伸可能であり、無機鉱物含有樹脂シートが得られた。得られた無機鉱物含有樹脂シートのヤング率を測定し、その結果を表4に示した。
Figure 2018104693
Figure 2018104693
Figure 2018104693
Figure 2018104693

Claims (7)

  1. 下記成分(A)および樹脂を含む無機鉱物含有樹脂組成物であり、
    成分(A)と樹脂との合計100質量部に対して、成分(A)60〜90質量部および樹脂10〜40質量部を含み、
    前記樹脂は、下記成分(B)および下記成分(C)を含み、
    成分(B)と成分(C)との合計100質量%に対して、下記成分(B)50質量%を超え97質量%以下および下記成分(C)3質量%以上50質量%未満を含む無機鉱物含有樹脂組成物。
    成分(A):無機鉱物粉末
    成分(B):ポリエチレン
    成分(C):成分(B)以外であり、ビカット軟化点80℃以上130℃以下であるポリマー
  2. 成分(C)が、ポリプロピレン、スチレン系樹脂、ハロゲン化樹脂、アクリル樹脂、無水マレイン酸変性ポリエチレン、アイオノマー樹脂およびポリアミドからなる群より選ばれる少なくとも一種のビカット軟化点が80℃以上130℃以下のポリマーである請求項1に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
  3. 成分(C)がビカット軟化点90℃以上120℃以下である請求項1または2に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
  4. さらに、下記成分(D)を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
    成分(D):酸素含有有機化合物(但し、成分(C)を除く。)
  5. 成分(A)と前記樹脂との合計100質量部に対し、0.01〜10質量部以下の成分(D)を含む請求項4に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
  6. 成分(D)が、脂肪酸、脂肪族アミド、脂肪族エステル金属石鹸、アルコール、ノニオン界面活性剤、ビカット軟化点が80℃未満のエポキシ基含有樹脂、ビカット軟化点が80℃未満の無水マレイン酸変性ポリエチレン、ビカット軟化点が130℃を超える無水マレイン酸変性ポリエチレン、およびビカット軟化点が130℃を超えるアイオノマー樹脂から選ばれる少なくとも一つである請求項4または5に記載の無機鉱物含有樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の無機鉱物含有樹脂組成物を含む無機鉱物含有樹脂シート。
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