JP2018101729A - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents

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芳昭 杉下
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Abstract

【課題】支持面上に不要物が付着することを極力防止することができる搬送装置および搬送方法を提供すること。【解決手段】搬送対象物WFを支持する支持面21Aを有する支持手段20と、支持面21Aを覆うことが可能なカバー手段30と、支持手段20およびカバー手段30を支持して移動させる移動手段50と、支持面21Aがカバー手段30で覆われる位置と、カバー手段30で覆われることのない位置との間で、支持手段20とカバー手段30とを相対移動させる変位手段60とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置および搬送方法に関する。
従来、搬送対象物を支持する支持面を有する支持手段と、当該支持手段を支持して移動させる移動手段とを備えた搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−9345号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の搬送装置では、ウェーハ4(搬送対象物)を支持するフィンガ部12(支持手段)の支持面は、常にむき出しとなっているため、当該支持面上に塵埃等の不要物が付着しやすくなり、搬送対象物を支持した際、不要物によって当該搬送対象物を損傷させたり、当該搬送対象物に不要物を付着させたりするという不都合がある。
本発明の目的は、支持面上に不要物が付着することを極力防止することができる搬送装置および搬送方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、変位手段を備えたことで、支持手段の支持面がむき出しとなる時間を減少させ、当該支持面上に不要物が付着することを極力防止することができる。
また、清掃手段を備えれば、万が一支持面上に不要物が付着したとしても、当該不要物を除去することができる。
さらに、清掃手段が送風手段を備えれば、簡単な構成で不要物を除去することができる。
また、清掃手段が吸引手段を備えれば、除去した不要物を周囲にまき散らすことを防止することができる。
さらに、清掃手段が掃き取り手段を備えれば、簡単な構成で不要物を除去することができる。
(A)、(B)は、本発明の一実施形態に係る搬送装置の概略平面図。 (A)は、図1の搬送装置の断面図。(B)〜(D)は、変形例の説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1(A)に示すBD方向から観た場合を基準とし、基準となる図を挙げることなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
本発明の搬送装置10は、搬送対象物としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」ともいう)WFを支持する支持面21Aを有する支持手段20と、支持面21Aを覆うことが可能なカバー手段30と、支持手段20およびカバー手段30を支持して移動させる移動手段50と、支持面21Aがカバー手段30で覆われる位置と、カバー手段30で覆われることのない位置との間で、支持手段20とカバー手段30とを相対移動させる変位手段60と、支持面21Aを清掃する清掃手段70とを備えている。
支持手段20は、上面がウエハWFを支持する支持面21Aとされ、前後端部に先尖り部21Bが形成された支持部材21と、支持面21Aに埋没されるように支持された4体の保持手段22とを備え、変位手段60を介して移動手段50上に前後2セット支持されている。
なお、本実施形態における1つ1つの保持手段22には、気体を送る加圧ポンプやタービン等の送気手段と、気体を引き戻す減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸気手段との両方を備えた図示しない送吸気手段がそれぞれ個別に独立して接続されている。そして、各保持手段22は、送吸気手段で気体をウエハWFの一方の面に沿うように放射状に吹き付けることで、放射状に吹き付けた気体の内部であってウエハWFの一方の面との間に減圧領域を形成して当該ウエハWFを吸着保持するベルヌーイの定理を利用した吸着(以下、この吸着を「送気吸着」という)と、送吸気手段で気体を吸引することで、減圧を利用した吸着(以下、この吸着を「吸気吸着」という)とができるようになっている。従って、本願発明で言う支持とは、支持面21Aを搬送対象物の被支持面に当接させて支持するものの他、支持面21Aを搬送対象物の被支持面に当接させることなく支持するものも含む。
また、各支持面21Aは、図1の状態で同一の平面内に位置するようになっている。
カバー手段30は、移動手段50上に支持されることで、接続口31Aと、支持部材21の出入を許容する開口部31Bと、内部空間31Cとを形成するカバー部材31を備えている。
移動手段50は、駆動機器としての多関節ロボット51と、当該多関節ロボット51の先端アーム51Aにブラケット52を介して支持されたベース部材53とを備えている。なお、多関節ロボット51は、例えば、上記特許文献1に記載された従来の搬送装置の搬送ロボット110や、特開2016−178241に記載された搬送装置の多関節ロボット31等が例示できる。
変位手段60は、ベース部材53に支持された駆動機器であって間隔変更手段としてのリニアモータ61と、そのスライダ61Aに支持された支持プレート62と、支持プレート62上に支持された駆動機器としての1体の回動モータ63と、支持プレート62上に支持された3体の回転軸受64と、回動モータ63の出力軸63Aおよび、各回転軸受64に支持された回転軸64Aそれぞれに支持された4体の保持ローラ65とを備え、各保持ローラ65それぞれの外周部に形成されたV溝65A内に、先尖り部21Bが入り込むことで支持部材21を保持している。
清掃手段70は、気体を送風する送風手段71と、気体を吸引する吸引手段72と、支持面21A上を掃く掃き取り手段73とを備えている。
送風手段71は、内部空間31C内でベース部材53およびカバー部材31に支持され、加圧ポンプやタービン等の図示しない加圧手段から送られる気体を噴出する噴出部材71Aを備えている。本実施形態の場合、噴出部材71Aから噴出される気体の噴出方向は、支持面21Aおよび当該支持面21Aの反対側の面に対して傾斜し、接続口31A方向に向かう方向に設定されている。
吸引手段72は、接続口31Aに接続され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段で内部空間31C内の気体を吸引する排気ダクト72Aと、吸引した気体と共に運ばれてくる不要物を回収するフィルタや除塵袋等の図示しない回収手段とを備えている。
掃き取り手段73は、開口部31B側でベース部材53およびカバー部材31に支持され、支持部材21の内部空間31Cへの出入の際、当該支持部材21上から不要物を払い落とすブラシ73Aを備えている。
以上の搬送装置10の動作を説明する。
なお、搬送装置10は、ウエハカセットWC内の上下方向に所定間隔を空けて複数形成された左右一対の桟WC2上に1枚ずつ載置されたウエハWFを、当該ウエハカセットWCから取り出して図示しない所定の搬送先に搬送するものとする。
初めに、各部材が図1中実線で示す初期位置に配置されている搬送装置10に対し、当該搬送装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して、ウエハWFの直径寸法や厚み寸法等のサイズを入力する。次いで、使用者が自動運転開始の信号を入力すると、清掃手段70が図示しない加圧手段および図示しない減圧手段を駆動し、噴出部材71Aから気体を噴出する(以下、「第1の除塵」という)とともに、排気ダクト72Aから内部空間31C内の気体を吸引する(以下、「第2の除塵」という)。これにより、もしも支持面21A上に不要物が付着していたとしても、当該不要物は、第1の除塵によって吹き飛ばされて接続口31A方向に向かい、第2の除塵によって吸引されて図示しない回収手段で回収される。
その後、搬送装置10は、支持面21Aがカバー手段30で覆われた状態の支持手段20をウエハWFの近傍に配置させる配置工程を行う。すなわち、移動手段50が多関節ロボット51を駆動し、図1に示すように、上面視でウエハWFとカバー手段30とが重ならないように、開口部31BをウエハカセットWCの開口部WC1に対向させる。このとき、移動手段50は、搬送の対象となるウエハWFの下面よりも下方に支持面21Aを配置する。
次いで、搬送装置10は、支持面21Aがカバー手段30で覆われることのない位置へ支持手段20とカバー手段30とを相対移動させることで、ウエハWFの被支持面としての下面に支持面21Aを対向させる対向工程を行う。すなわち、変位手段60が回動モータ63を駆動し、入力されたウエハWFのサイズに対応させて各支持部材21を内部空間31C内から所定の長さ分突き出し、支持面21AをウエハWFの被支持面に対向させる。
ここで、支持部材21は、開口部31Bを通過する際、ブラシ73Aによって掃かれる(以下、「第3の除塵」という)ので、第1の除塵および、第2の除塵で除去しきれなかった不要物が支持面21A上に万が一存在していたとしても、当該不要物を支持面21Aから取り去ることができる。
なお、図1(A)中二点鎖線で示すように、ウエハWFがサイズの小さなウエハWF1のような場合、変位手段60がリニアモータ61を駆動し、各支持部材21を相互に接近させ、図1(B)に示すように、ウエハWFがサイズの大きなウエハWF2のような場合、変位手段60がリニアモータ61を駆動し、各支持部材21を相互に遠ざける。
その後、搬送装置10は、支持面21AでウエハWFを支持して搬送する搬送工程を行う。すなわち、移動手段50が多関節ロボット51を駆動し、支持部材21を上昇させて支持面21AをウエハWFの被支持面に当接させ、当該支持部材21でウエハWFを支持して桟WC2から浮上させる。次いで、支持手段20が図示しない送吸気手段を駆動し、保持手段22でウエハWFを吸気吸着または送気吸着した後、移動手段50が多関節ロボット51を駆動し、ウエハWFをウエハカセットWC内から取り出す。このとき、支持面21Aは、第1第〜第3の除塵が行われているので、支持手段20が吸気吸着でウエハWFを支持した場合でも、不要物が支持面21AとウエハWFの被支持面との間に介在することで、当該ウエハWFが損傷したり、ウエハWFに不要物が付着したりすることはない。また、支持手段20が送気吸着でウエハWFを支持した場合でも、支持面21A上に付着していた不要物が送気吸着の送気によって舞い上がることで、ウエハWFを損傷させたり、当該ウエハWFに不要物を付着させたり、不要物を周囲にまき散らしたりすることもない。
その後、移動手段50が多関節ロボット51を駆動し、支持部材21で支持したウエハWFを所定の搬送先に搬送し、当該支持部材21で支持していない方のウエハWFの面(被支持面の反対側の面)を図示しない搬送台の上に当接させる。そして、支持手段20が図示しない送吸気手段の駆動を停止した後、移動手段50が多関節ロボット51を駆動し、支持部材21をウエハWFから切り離す。その直後に、変位手段60が回動モータ63を駆動し、支持部材21を内部空間31C内に引っ込ませ、支持面21Aがカバー手段30で覆われた状態に戻す。ここで、支持部材21は、上記と同様に開口部31Bを通過する際、第3の除塵が行われるので、先のウエハWFの搬送によって不要物が支持部材21の表面に付着したとしても、当該不要物を支持面21Aから取り去ることができる。
次いで、各手段がそれぞれの駆動機器を駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、変位手段60を備えたことで、支持部材21の支持面21Aがむき出しとなる時間を減少させ、当該支持面21A上に不要物が付着することを極力防止することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、カバー手段は、支持面を覆うことが可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程も同様でありその説明は省略する)。
支持手段20は、ウエハWFの長さ(X軸方向の長さ)を検知するカメラ等の撮像手段や光学センサ等の長さ検知手段を備え、当該長さ検知手段の検知結果を基にして、各支持部材21の内部空間31C内からの突き出し量を変更するようにしてもよいし、板状でなく円柱状や角柱状等の他の形状の支持部材21を採用してもよいし、駆動機器を介して支持面21Aが天地反転するように相対回転する支持部材21を採用してもよいし、1セットでもよいし、3セット以上でもよいし、図1の状態で各支持面21Aが同一の平面内に位置していなくてもよい。
保持手段22は、図示しない送吸気手段が送る気体を大気や単体ガスや複合ガスとしてもよいし、支持部材21に対して1体だけ備わっていてもよいし、2体以上備わっていてもよく、数に限定されることはないし、吸気吸着のみでウエハWFを保持してもよいし、送気吸着のみでウエハWFを保持してもよいし、吸気吸着と送気吸着との両方でウエハWFを保持してもよいし、吸気吸着と送気吸着とを切り替えてウエハWFを保持してもよいし、吸気吸着と送気吸着とを切り替えながらウエハWFを保持してもよいし、支持面21Aに埋没されていなくてもよいし、当該保持手段22の保持面が支持面21Aと同一平面上に位置していてもよいし、当該保持手段22の保持面が支持面21Aから飛び出していてもよいし、当該保持手段22の保持面が支持面21Aから引っ込んでいてもよいし、1つの送吸気手段に複数接続されていてもよいし、1つの送吸気手段に全てが接続されていてもよいし、例えば、吸着パッドや吸引孔等の吸着保持手段で吸気吸着のみでウエハWFを保持する構成でもよいし、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、駆動機器等でウエハWFを支持するものでもよいし、ウエハWFを重力方向下方から支えるだけでよければ、あってもよいし、なくてもよい。
保持手段22は、ウエハWFを支持したときに、ウエハWFを保持できない位置にある場合、吸気吸着や送気吸着等のウエハWFを保持する保持動作を行ってもよいし、行わなくてもよい。
カバー手段30は、支持面21Aを覆うことができる限り、どのような形状のカバー部材31を採用してもよく、少なくとも支持面21Aを覆うことができればよく、支持部材21における支持面21A以外の面は、覆ってもよいし、覆わなくてもよいし、移動手段50上に支持されることで接続口31A、開口部31Bおよび内部空間31Cが形成されるのではなく、単独で接続口31A、開口部31Bおよび内部空間31Cが設けられた構成でもよいし、接続口31Aがなくてもよい。
移動手段50は、多関節ロボット51として、所謂スカラロボット、6軸ロボット、5軸以下の多関節ロボット、7軸以上の多関節ロボット等何を採用してもよいし、ベース部材53として、プレート状でなく円柱状や角柱状等、他の形状のものを採用してもよいし、ベース部材を、ブラケット52を介することなく直接支持していてもよいし、搬送先では、ウエハWFの何れの面を図示しない搬送台の上に当接させるようにして受け渡してもよい。
変位手段60は、1セットでもよいし、3セット以上でもよいし、複数の回動モータ63のそれぞれの出力軸63Aで保持ローラ65を支持し、複数の保持ローラ65を回転させて1体の支持部材21を移動させる構成でもよいし、保持ローラ65の数を2体、3体または5体以上としてもよいし、図2(B)に示すように、駆動機器としてのリニアモータ66のスライダ66Aで支持手段20を支持してもよいし、前記実施形態やリニアモータ66以外の構成のもので支持手段20とカバー手段30とを相対移動させてもよいし、支持手段20を移動させつつ、または、支持手段20を静止させておいてカバー手段30を移動させることで、支持面21Aがカバー手段30で覆われる位置と、カバー手段30で覆われることのない位置との間で、支持手段20とカバー手段30とを相対移動させる構成としてもよいし、支持部材21をウエハWFの被支持面に交差する軸を回転中心として回転移動させることで、支持面21Aがカバー手段30で覆われる位置と、カバー手段30で覆われることのない位置との間で、支持手段20とカバー手段30とを相対移動させる構成としてもよい。
間隔変更手段は、ウエハWFの幅(Y軸方向の長さ)を検知するカメラ等の撮像手段や光学センサ等の幅検知手段を備え、当該幅検知手段の検知結果を基にして、各支持部材21の相互の間隔を変更するようにしてもよいし、1体の駆動機器に備わっている複数のスライダそれぞれで支持部材21を支持し、それらの相互の間隔を変更してもよいし、本発明の搬送装置10に備わっていなくてもよい。
清掃手段70は、噴出部材71Aを図1で示す状態のカバー部材31の前側の面や後ろ側の面等、内部空間31Cを形成する複数の面の内、何れか1つの面または複数の面の何れの面に設けてもよいし、噴出部材71Aを1つまたは2つ以上で構成してもよいし、噴出部材71Aから噴出される気体の噴出方向を支持面21Aおよび当該支持面21Aの反対側の面に対して傾斜することなく、例えば、支持面21Aに直交する方向や支持面21Aと平行な方向としたり、接続口31A方向に向かうことのない方向としたりしてもよいし、排気ダクト72Aを複数で構成してもよいし、排気ダクト72Aを内部空間31Cを形成する複数の面の内、何れか1つの面または複数の面の何れの面に設けてもよいし、送風手段71が送風する気体を大気や単体ガスや複合ガスとしてもよいし、支持部材21や不要物に帯電している静電気を除去可能なイオンを含んだ気体を送風可能な送風手段71を採用してもよいし、支持部材21や不要物に帯電している静電気の極性を検知可能な極性検知手段を設け、当該極性検知手段の結果を基にして、それら支持部材21や不要物に帯電している静電気の逆の極性を有するイオンを含んだ気体を送風手段71で送風してもよいし、駆動機器でブラシ73Aを移動させ、静止または移動している支持部材21の支持面21A上を掃く掃き取り手段73を採用してもよいし、送風手段71、吸引手段72および掃き取り手段73のうち少なくとも1つで構成されてもよいし、送風手段71、吸引手段72および掃き取り手段73のうち少なくとも1つと併用または併用せずに、例えば、布、スポンジ、ゴム等で支持面21A上を拭く拭き取り手段を設けてもよく、このような拭き取り手段は、布、スポンジ、ゴム等に水、洗剤、溶剤等を付着させる付着手段を備えていてもよいし、掃き取り手段73として布、スポンジ、ゴム等で支持面21Aを掃く構成のものを採用してもよいし、掃き取り手段73として支持面21Aのみを掃くものを採用してもよいし、本発明の搬送装置10に備わっていなくてもよい。
本発明の搬送装置は、図2(C)に示すように、カバー手段30および移動手段50の代わりにカバー手段30Aおよび移動手段50Aが採用された搬送装置10Aとしてもよい。このカバー手段30Aは、接続口32Aと開口部32Bとが形成され、その内部が内部空間32Cとされたカバー部材32を備えている。また、移動手段50Aは、多関節ロボット51の先端アーム51Aに支持されたブラケット52でカバー部材32を支持している。この場合も、カバー部材32は、少なくとも支持面21Aを覆うことができればよく、支持部材21における支持面21A以外の面は、覆ってもよいし、覆わなくてもよいし、接続口32Aがなくてもよい。
本発明の搬送装置は、図2(D)に示すように、カバー手段30、移動手段50および変位手段60の代わりにカバー手段30B、移動手段50Bおよび変位手段60Aが採用された搬送装置10Bとしてもよい。このカバー手段30Bは、変位手段60A上に支持されることで、それぞれに接続口33Aと、開口部33Bと、内部空間33Cとを形成する2体のカバー部材33を備えている。また、移動手段50Bは、多関節ロボット51と、当該多関節ロボット51の先端アーム51Aにブラケット54を介して支持されたベース部材55とを備えている。さらに、変位手段60Aは、ベース部材55に支持された駆動機器であって間隔変更手段としてのリニアモータ67と、その各スライダ67Aにそれぞれ支持された支持プレート68とを備え、各支持プレート68上にそれぞれ回動モータ63および3体の回転軸受64が支持されている。この場合も、カバー部材33は、少なくとも支持面21Aを覆うことができればよく、支持部材21における支持面21A以外の面は、覆ってもよいし、覆わなくてもよいし、変位手段60A上に支持されることで接続口33A、開口部33Bおよび内部空間33Cが形成されるのではなく、単独で接続口33A、開口部33Bおよび内部空間33Cが設けられた構成でもよいし、接続口33Aがなくてもよい。
搬送装置10、10A、10Bは、支持面21Aがカバー手段30、30A、30Bで覆われた状態の支持手段20を、ウエハWFの近傍である上面視でウエハWFとカバー手段30、30A、30Bとが重なる位置に配置させる配置工程を行い、次いで、変位手段60、60Aが支持手段20を静止させておいてカバー手段30、30A,30Bを移動させることで、支持面21Aをカバー手段30、30A、30Bで覆われることのない位置へ相対移動させ、ウエハWFの被支持面に支持面21Aを対向させる対向工程を行ってもよいし、支持面21Aがカバー手段30、30A、30Bで覆われた状態の支持手段20を、ウエハWFの近傍である上面視でウエハWFとカバー手段30、30A、30Bとが重なる位置に配置させる配置工程を行い、次いで、変位手段60、60Aが支持手段20とカバー手段30、30A、30Bとの両方を移動させることで、支持面21Aをカバー手段30、30A、30Bで覆われることのない位置へ相対移動させ、ウエハWFの被支持面に支持面21Aを対向させる対向工程を行ってもよいし、支持手段20を、ウエハWFの近傍に配置させる前に、支持部材21を予め内部空間31C、32C、33C内から所定の長さ分突き出しておいてもよいし、横向きや斜め向きに配置してウエハWFを支持してもよいし、例えば、接着シートを貼付するシート貼付装置や接着シートを剥離するシート剥離装置の被着体搬送手段、搬送対象物を研削したり切断したり表面処理したり検査したり、搬送対象物に印字したり印刷したり所定の加工を施したりする各種処理装置の処理対象物を搬送する搬送手段等に採用してもよい。
支持部材21の内部空間31C、32C、33C内からの突き出し量や、支持部材21を相互に接近させたり遠ざけたりする距離は、使用者が任意に決定できる。
ウエハWFは、ウエハカセットWC内に収納されていなくてもよい。
ウエハWFの被支持面は、上面側でもよいし、例えば、当該ウエハWFの回路面側でもよいし、回路面の反対側の面でもよいし、回路面に接着シートが貼付された接着シート側でもよく、当該ウエハWFの形状、材質、特性、特質、性質、組成、構成、寸法および重量や、その他の要因等に応じて使用者が任意に決定することができる。
本発明における搬送対象物の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、搬送対象物は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、搬送対象物が接着シートの場合、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層とだけで構成されたもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、接着剤層の間に中間層を有するもの等、1層または2層以上のものであってよい。また、搬送対象物としては、板状の部材であってもよいし板状でない部材であってもよく、例えば、食品、各種の容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
10、10A、10B…搬送装置
20…支持手段
21A…支持面
30、30A、30B…カバー手段
50、50A、50B…移動手段
60、60A…変位手段
70…清掃手段
71…送風手段
72…吸引手段
73…掃き取り手段
WF…ウエハ(搬送対象物)

Claims (6)

  1. 搬送対象物を支持する支持面を有する支持手段と、
    前記支持面を覆うことが可能なカバー手段と、
    前記支持手段およびカバー手段を支持して移動させる移動手段と、
    前記支持面が前記カバー手段で覆われる位置と、前記カバー手段で覆われることのない位置との間で、前記支持手段とカバー手段とを相対移動させる変位手段とを備えていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記支持面を清掃する清掃手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記清掃手段は、気体を送風する送風手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記清掃手段は、気体を吸引する吸引手段を備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記清掃手段は、前記支持面上を掃く掃き取り手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の搬送装置。
  6. 搬送対象物を支持する支持面を有する支持手段と、
    前記支持面を覆うことが可能なカバー手段と、
    前記支持手段およびカバー手段を支持して移動させる移動手段と、
    前記支持面が前記カバー手段で覆われる位置と、前記カバー手段で覆われることのない位置との間で、前記支持手段とカバー手段とを相対移動させる変位手段とを備えている搬送装置における前記搬送対象物の搬送方法において、
    前記支持面が前記カバー手段で覆われた状態の前記支持手段を前記搬送対象物の近傍に配置させる配置工程と、
    前記支持面が前記カバー手段で覆われることのない位置へ前記支持手段とカバー手段とを相対移動させることで、前記搬送対象物の被支持面に前記支持面を対向させる対向工程と、
    前記支持面で前記搬送対象物を支持して搬送する搬送工程とを有することを特徴とする搬送方法。
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