JP2018099090A - 低糖質ミックス粉、低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子用生地、及び低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子 - Google Patents

低糖質ミックス粉、低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子用生地、及び低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子 Download PDF

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Abstract

【課題】焼き菓子用のミックス粉において、グルテンフリーでありながらも、低糖質のミックス粉を提供すること。
【解決手段】本発明の低糖質ミックス粉は、エリスリトール、キシリトール又はステビアを主成分とする実質的にカロリーゼロの天然甘味料パウダーと、おから粉、大豆粉及び高野とうふ粉からなる群より選択される少なくとも1種以上の原料からなる大豆由来の粉末状組成物と、乳清プロテイン、ソイプロテイン又はこれらの混合物であるプロテインパウダーと、を含み、蔗糖、小麦及びグルテンを含まない。
【選択図】なし

Description

本発明は、糖尿病等の糖代謝異常を有する人やダイエットに適した加工食品(例えば、焼き菓子)を製造する際に使用される素材であって、特に、グルテンフリーでありながらも、血糖値の上昇をコントロールすることを可能とする低糖質ミックス粉、更には、このような低糖質ミックス粉を材料に用いた焼き菓子用生地、並びに焼き菓子に関する。
近年、小麦粉を主原料とする加工食品が食料品として食生活に定着している。その例としては、クッキー、ビスケット、ドーナツ、ケーキなどの焼き菓子が挙げられる。一般的に、焼き菓子を作るには、主原料である穀粉、油脂、糖類に、さらに塩類、澱粉、乳製品、卵製品、イースト、酵素、膨張剤、食品添加物などを加えて生地を作り、これを成型しオーブン等に入れて焼成するが、最近では一般家庭でも容易に作れるように、これら原材料を配合したミックス粉が市販されている。
また、このような焼き菓子の分野においては、肥満や糖尿病等の生活習慣病の増加に伴い、低糖質化の要請がある。焼き菓子が高カロリーとなる理由は、蔗糖等の糖類や小麦粉を中心とする炭水化物を多く含むことに起因するため、糖質の摂取を低減する低糖質の素材が各種提案されている(例えば、特許文献1)。また、小麦粉アレルギーの患者においては、焼き菓子等の小麦粉を含有する食品の摂取が制限されているため、小麦粉アレルギーの患者も摂取できる、いわゆるグルテンフリーの焼き菓子用の素材も開発されている(例えば、特許文献2)。
特許文献1に記載される糖質摂取制限食用素材は、低糖質素材である小麦の穀皮を焙煎して粉状にしたふすま粉と小麦由来のグルテンを混合したものに、増粘剤であるペクチンを加えたものであって、パン類に加工したとき、糖質成分の含有量を約5重量%以下とすることを可能としている。
特許文献2に記載されるプレミックス粉は、うるち米から得られた米粉を主原料とすることで、グルテンフリーを実現している。
特許第4393566号明細書 特開2007−215401号公報
このように、特許文献1の食品素材は、小麦ふすま及びグルテンを含むため、糖質の摂取を極力押さえ、不足がちな食物繊維の摂取が可能となる。しかしながら、一方で、小麦ふすま及びグルテンを含むため、小麦粉アレルギーの患者は摂取することができないといった問題がある。
また、特許文献2に記載されるプレミックス粉は、実質的にグルテンを含まないため、小麦粉アレルギーの患者も摂取できるが、一方で、うるち米から得られた米粉を主原料とするものであるため、炭水化物(つまり、糖質)を多く含み、糖尿病患者には適さないといった問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グルテンフリーでありながらも、低糖質のミックス粉を提供することである。 また、低糖
質ミックス粉を使用した焼き菓子用生地、並びに焼き菓子を提供することである。
本発明者は、鋭意検討した結果、大豆由来の粉末状組成物とプロテインパウダーとを組み合わせて含有するミックス粉が、上述のようなグルテンフリーの焼き菓子を製造する上で有用であるとの知見を得た。また、本発明者は、実質的にカロリーゼロの天然甘味料パウダーを含有するミックス粉が、低糖質な焼き菓子を製造する上で有用であるとの知見を得た。本発明は、これらの知見に基づくものである。
即ち、エリスリトール、キシリトール又はステビアを主成分とする実質的にカロリーゼロの天然甘味料パウダーと、おから粉、大豆粉及び高野とうふ粉からなる群より選択される少なくとも1種以上の原料からなる大豆由来の粉末状組成物と、乳清プロテイン、ソイプロテイン又はこれらの混合物であるプロテインパウダーと、を含み、蔗糖、小麦及びグルテンを含まない低糖質ミックス粉を提供する。
更に、本発明は、上記の低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子用生地、並びに焼き菓子を提供するものである。
以上のように、本発明によれば、グルテンフリーの低糖質ミックス粉が実現される。また、低糖質ミックス粉を使用した焼き菓子用生地、並びに糖尿病患者や小麦粉アレルギーの患者が喫食可能な焼き菓子を製造することができる。
(第1の実施態様)
本発明の第1の実施態様は、低糖質な加工食品を製造するための低糖質ミックス粉である。本実施態様の低糖質ミックス粉により製造される加工食品としては、クッキー、ケーキ等の焼き菓子が挙げられる。これらの加工食品においては、一般に、蔗糖、小麦粉、グルテン等が使用されているが、本実施態様においては、蔗糖、小麦粉及びグルテンを使用せず、糖尿病患者や小麦粉アレルギーの患者が喫食可能なものになっている。なお、低糖質ミックス粉により製造される加工食品は、焼き菓子に限定されるものではなく、例えば、パイ類(タルトなど)、ペースト類(カスタードクリーム、アイスクリームなど)の製造に使用することもできる。
本実施態様の低糖質ミックス粉は、天然甘味料パウダーと、大豆由来の粉末状組成物と、プロテインパウダーと、を含有する。
本実施態様の低糖質ミックス粉に使用する天然甘味料パウダーは、カロリーゼロで、且つ、体内に吸収されても殆ど代謝されず、血糖値をあまり上昇させないものであり、 具
体的には、エリスリトール、キシリトール又はステビアを主成分とするものである。その中でも、エリスリトールは、砂糖の場合と比較して血糖値の上昇を1/10以下に抑えることができるため、最も好ましい。なお、市販品としては、「ラカント」(サラヤ株式会社商品名)を例示できる。
天然甘味料パウダーの割合は、低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合、32〜40質量部、好ましくは32質量部〜36質量部、より好ましくは33質量部〜35質量部とするのがよい。天然甘味料パウダーの含有率が高すぎると、天然甘味料の再結晶
化によって加工食品の食感がざらざらしたものとなる。また、天然甘味料パウダーの含有率が低すぎると、加工食品の食感は粉っぽくなり、パサつき感がでる。
本実施態様の低糖質ミックス粉に使用する大豆由来の粉末状組成物は、食物繊維やミネラル、大豆イソフラボンを含有する粉体であり、例えば、おから粉、大豆粉又は高野とうふ粉である。また、これらを所定の割合で配合した混合物を用いることもできる。つまり、本実施態様に使用する大豆由来の粉末状組成物は、おから粉、大豆粉及び高野とうふ粉からなる群より選択される少なくとも1種以上の粉末状組成物と定義される。このように、本実施態様の低糖質ミックス粉においては、従来の小麦の代用として、大豆由来の粉末状組成物を用いている。
大豆由来の粉末状組成物の割合は、低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合、20〜60質量部、好ましくは26〜50質量部、より好ましくは27質量部〜38質量部とするのがよい。大豆由来の粉末状組成物の含有率が高すぎると、加工食品がクッキーである場合には、クッキー生地にまとまらなくなる。また、加工食品がケーキである場合には、ざらざらした食感となる。また、大豆由来の粉末状組成物の含有率が低すぎると、加工食品の水分量の割合が高くなり形成が難しくなる。
本実施態様のプロテインパウダーとしては、乳清プロテイン(ホエイ、カゼイン)、ソイプロテイン、又はこれらの混合物の粉体を使用することができる。なお、市販品としては、ホエイプロテインとカゼインプロテインの混合物である、「シズリーン」(シズルインターナショナル社商品名)を例示できる。本実施態様の低糖質ミックス粉は、小麦及びグルテンを含まないことを前提にするものであるが、グルテンがないと、成形性に欠け、また得られる加工食品の食感及び外観が悪くなるといった問題がある。そこで、本実施態様の低糖質ミックス粉においては、従来のグルテンの代用として(つまり、つなぎとして)、プロテインパウダーを用いている。
プロテインパウダーの割合は、低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合、4質量部〜16質量部、好ましくは8質量部〜16質量部、より好ましくは10質量部〜14質量部とするのがよい。プロテインパウダーの含有率が高すぎると、加工食品の粘度が高まり、焼き菓子としての食感を損なう。また、プロテインパウダーの含有率が低すぎると、大豆由来の粉末状組成物独特の粉っぽい食感を抑えることが出来なくなる。
また、本実施態様の低糖質ミックス粉には、任意添加物として、油脂や香料の粉体を含ませることができる。油脂パウダーを添加すると、食感がよくなり、香料パウダーを添加すると、風味がよくなる。油脂パウダーとしては、例えば、アーモンドプードルを使用することができる。なお、アーモンドプードルの割合としては、低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合、0質量部〜24質量部 、好ましくは5質量部〜24質量部、
より好ましくは10質量部〜20質量部とするのがよい。アーモンドプードルの含有率が高すぎると、糖質量が増える。また、香料パウダーとしては、ココアパウダー、抹茶パウダー、ヘンプパウダー、きなこパウダー等を使用できる。なお、香料パウダーの割合としては、低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合、0質量部〜10質量部とするのが好ましい。
本実施態様の低糖質ミックス粉は、上記の原料をミキサーなどに入れて混合することによって製造される。
(第2の実施態様)
本発明の第2の実施態様は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉を使用したクッキー用生地である。本実施態様のクッキー用生地は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉にバタ
ーを添加したものである。バターの割合は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで50質量部〜70質量部とするのがよい。また、食感を整えるために、プロテインパウダーを外割りで5質量部〜15質量部の範囲で追加してもよい。本実施形態のクッキー用生地は、上記の原料をミキサーなどに入れて攪拌 し、冷蔵庫(1
℃〜5℃)で所定時間保管することによって得られる。なお、本実施形態のクッキー用生地は、冷凍庫(−18℃〜−22℃)で長期(例えば、3月間)保管することが可能である。
(第3の実施態様)
本発明の第3の実施態様は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉を使用したクッキーである。本実施態様のクッキーは、第2の実施態様と同様、100質量部の低糖質ミックス粉と、外割りで50質量部〜70質量部のバターとをミキサーで攪拌して生地を調製する。そして、冷蔵庫(1℃〜5℃)で所定時間保管後、得られた生地を所定のサイズに型抜きし、オーブンで所定時間焼成することによって得られる。
(第4の実施態様)
本発明の第4の実施態様は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉を使用したケーキ用ミックス粉である。本実施態様のケーキ用ミックス粉は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に、さらにベーキングパウダーを添加したものである。
ベーキングパウダーは、ケーキを膨らますための膨張剤であり、第1の実施態様の低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで4質量部〜15質量部 、好ましくは外割りで6〜10質量部、より好ましくは外割りで7質量部〜9質量部とするのがよい。ベーキングパウダーの含有率が高すぎると、ケーキが膨らみ過ぎると共に、苦味が増す。また、ベーキングパウダーの含有率が低すぎると、ケーキが膨らまない。
また、本実施態様のケーキ用ミックス粉には、任意添加物として、天然甘味料パウダーを含ませることができる。天然甘味料パウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉と同様、体内に吸収されても殆ど代謝されず、血糖値をあまり上昇させないものであり、具体的には、エリスリトール、キシリトール又はステビアを主成分とするものである。天然甘味料パウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで0〜7質量部、好ましくは外割りで2質量部〜6質量部、より好ましくは外割りで3質量部〜5質量部とするのがよい。
本実施態様のケーキ用ミックス粉は、上記の原料をミキサーなどに入れて混合することによって製造される。
(第5の実施態様)
本発明の第5の実施態様は、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉を使用したケーキである。本実施態様のケーキは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に、卵と、アーモンドミルクと、バターとを添加して加工したものである。
卵は、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで80質量部〜120質量部、好ましくは外割りで85質量部〜115質量部、より好ましくは外割りで90質量部〜110質量部とするのがよい。卵が多すぎると、ケーキが軟らかくなり、少なすぎると、ケーキが硬くなる。
アーモンドミルクは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで50質量部〜66質量部、好ましくは外割りで55質量部〜64質量部、より好ましくは外割りで58質量部〜62質量部とするのがよい。ア
ーモンドミルクの含有率が高すぎると、ケーキが固まらなくなり、アーモンドミルクの含有率が低すぎると、ケーキが硬くなる。なお、好みによって、アーモンドミルクに代えて、豆乳を用いることもできる。
バターは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで30質量部〜80質量部、好ましくは外割りで40質量部〜75質量部、より好ましくは外割りで50質量部〜70質量部とするのがよい。バターの含有率が高すぎると、ケーキが油っぽくなり、バターの含有率が低すぎると、ケーキが粉っぽくなる。
本実施態様のケーキは、上記の原料をミキサーで攪拌し、得られた生地をケーキ型に充填し、オーブンで所定時間焼成することによって得られる。
(第6の実施態様)
本発明の第6の実施態様は、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉を使用したケーキ(マドレーヌ)である。本実施態様のケーキは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に、卵と、生クリームと、バターと、マカダミアナッツオイルとを添加して加工したものである。
卵は、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで100質量部〜150質量部、好ましくは外割りで110質量部〜140質量部、より好ましくは外割りで120質量部〜130質量部とするのがよい。卵が多すぎると、ケーキが軟らかくなり、少なすぎると、ケーキが硬くなる。
生クリームは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで35質量部〜65質量部、好ましくは外割りで40質量部〜60質量部、より好ましくは外割りで45質量部〜55質量部とするのがよい。生クリームの含有率が高すぎると、ケーキが固まらなくなり、生クリームの含有率が低すぎると、ケーキが硬くなる。
バターは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで35質量部〜65質量部、好ましくは外割りで40質量部〜60質量部、より好ましくは外割りで45質量部〜55質量部とするのがよい。バターの含有率が高すぎると、ケーキが油っぽくなり、バターの含有率が低すぎると、ケーキが粉っぽくなる。
マカダミアナッツオイルは、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉に含まれる低糖質ミックス粉100質量部に対して、外割りで35質量部〜65質量部、好ましくは外割りで40質量部〜60質量部、より好ましくは外割りで45質量部〜55質量部とするのがよい。なお、マカダミアナッツオイルの含有率が高すぎると、ケーキが油っぽくなり、マカダミアナッツオイルの含有率が低すぎると、ケーキが粉っぽくなる。なお、マカダミアナッツオイルはバターで代用することも可能である。また、マカダミアナッツオイルに代えて、好みのオイルを用いることも可能である。
本実施態様のケーキは、上記の原料をミキサーなどで攪拌し、得られた生地をケーキ型に充填し、オーブンで所定時間焼成することによって得られる。
(第7の実施態様)
本発明の第7の実施態様は、第4の実施態様のケーキ用ミックス粉と配合比率の異なるケーキ用ミックス粉である。本実施態様のケーキ用ミックス粉は、第4の実施態様のケー
キ用ミックス粉と同様、天然甘味料パウダーと、大豆由来の粉末状組成物と、プロテインパウダーと、油脂パウダーと、ベーキングパウダーとを含有する。
天然甘味料パウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に用いられるものと同様であり、その割合は、ケーキ用ミックス粉の全量を100質量部とした場合、32質量部〜48質量部、好ましくは36質量部〜44質量部、より好ましくは38質量部〜42質量部とするのがよい。
大豆由来の粉末状組成物は、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に用いられるものと同様であり、その割合は、ケーキ用ミックス粉の全量を100質量部とした場合、20質量部〜30質量部、好ましくは22質量部〜28質量部、より好ましくは24質量部〜26質量部とするのがよい。
プロテインパウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に用いられるものと同様であり、その割合は、ケーキ用ミックス粉の全量を100質量部とした場合、5.0質量部〜8.0質量部、好ましくは5.5質量部〜7.5質量部、より好ましくは6.0質量部〜7.0質量部とするのがよい。
油脂パウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に用いられるものと同様であり、その割合は、ケーキ用ミックス粉の全量を100質量部とした場合、16質量部〜24質量部、好ましくは18質量部〜22質量部、より好ましくは19質量部〜21質量部とするのがよい。
ベーキングパウダーは、第1の実施態様の低糖質ミックス粉に用いられるものと同様であり、その割合は、ケーキ用ミックス粉の全量を100質量部とした場合、8質量部〜12質量部、好ましくは9質量部〜11質量部、より好ましくは9.5質量部〜10.5質量部とするのがよい。
本実施態様のケーキ用ミックス粉は、上記の原料をミキサーなどに入れて混合することによって製造される。
(第8の実施態様)
本発明の第8の実施態様は、第7の実施態様のケーキ用ミックス粉を使用したケーキである。本実施態様のケーキは、第7の実施態様のケーキ用ミックス粉に、卵と、アーモンドミルクと、バターとを添加して加工したものである。
卵は、第7の実施態様のケーキ用ミックス粉100質量部に対して、外割りで80質量部〜120質量部、好ましくは外割りで85〜115質量部、より好ましくは外割りで90質量部〜110質量部とするのがよい。
アーモンドミルクは、第7の実施態様のケーキ用ミックス粉100質量部に対して、外割りで30質量部〜80質量部、好ましくは外割りで40質量部〜75質量部、より好ましくは外割りで50質量部〜70質量部とするのがよい。
バターは、第7の実施態様のケーキ用ミックス粉100質量部に対して、外割りで30質量部〜80質量部、好ましくは外割りで40質量部〜75質量部、より好ましくは外割りで50質量部〜70質量部とするのがよい。
本実施態様のケーキは、上記の原料をミキサーなどで攪拌し、得られた生地をケーキ型に充填し、オーブンで所定時間焼成することによって得られる。
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1:クッキーの製造
サラヤ株式会社製「ラカント」、合同会社a-おから製おから粉、株式会社クオカプランニング製アーモンドプードル 、シズルインターナショナル社製「シズリーン」を下記表
1に示す配合で混合し、低糖質ミックス粉を得た。そして、得られた低糖質ミックス粉100質量部に、さらに外割りで約66.7質量部のバターと、外割りで約11.1質量部
の「シズリーン」とを添加し、ミキサーなどに入れて攪拌し、冷蔵庫(1℃〜5℃)で約2時間保管してクッキー生地を調製した。そして、得られた生地を、直径約30mm、厚さ約5mmに型抜きし、約160℃のオーブンで約10分間焼成し、クッキーを製造した。 得られたクッキーは、風味、食感共に優れていた。
Figure 2018099090
実施例2:ケーキ(1)の製造
サラヤ株式会社製「ラカント」、合同会社a-おから製おから粉、株式会社クオカプランニング製アーモンドプードル 、シズルインターナショナル社製「シズリーン」を下記表
2に示す配合で混合し、低糖質ミックス粉を得た。そして、得られた低糖質ミックス粉100質量部に、さらに外割りで約8質量部のベーキングパウダーと、外割りで約55質量部の卵と、外割りで約60質量部のアーモンドミルクと、外割りで約50質量部のバターとを添加し、ミキサーなどに入れて攪拌し、得られた生地を、マフィン型に20gずつ充填し、約160℃のオーブンで約12分間焼成し、ケーキを製造した。 得られたケーキ
は、ふわふわした食感で、風味も良好であった。
Figure 2018099090
実施例3:ケーキ(2)の製造
サラヤ株式会社製「ラカント」、合同会社a-おから製おから粉、株式会社クオカプランニング製アーモンドプードル 、シズルインターナショナル社製「シズリーン」を下記表
3に示す配合で混合し、低糖質ミックス粉を得た。そして、得られた低糖質ミックス粉100質量部に、さらに外割りで約12.5質量部のベーキングパウダーと、外割りで約137.5質量部の卵と、外割りで50質量部の生クリームと、外割りで約50質量部のバターと、外割りで約50質量部のマカダミアナッツオイルとを添加し、ミキサーなどに入れて攪拌し、得られた生地を、マドレーヌ型に絞り、約160℃のオーブンで約12分間焼成し、ケーキ(マドレーヌ)を製造した。 得られたケーキは、口溶けがよく、風味も
良好であった。
Figure 2018099090

Claims (6)

  1. エリスリトール、キシリトール又はステビアを主成分とする実質的にカロリーゼロの天然甘味料パウダーと、
    おから粉、大豆粉及び高野とうふ粉からなる群より選択される少なくとも1種以上の原料からなる大豆由来の粉末状組成物と、
    乳清プロテイン、ソイプロテイン又はこれらの混合物であるプロテインパウダーと、を含み、蔗糖、小麦及びグルテンを含まない低糖質ミックス粉。
  2. 前記低糖質ミックス粉の全量を100質量部とした場合に、前記天然甘味料パウダーの割合は、32質量部〜40質量部であり、前記大豆由来の粉末状組成物の割合は、20質量部〜60質量部であり、前記プロテインパウダーの割合は、4質量部〜16質量部であることを特徴とする請求項1に記載の低糖質ミックス粉。
  3. アーモンドプードルを含む油脂パウダーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の低糖質ミックス粉。
  4. ココアパウダー、抹茶パウダー、ヘンプパウダー、又はきなこパウダーを含む、香料パウダーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の低糖質ミックス粉。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の低糖質ミックス粉と、バターとを含む焼き菓子用生地。
  6. 請求項5に記載の焼き菓子用生地を焼成した焼き菓子。
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