JP2018097099A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018097099A
JP2018097099A JP2016240022A JP2016240022A JP2018097099A JP 2018097099 A JP2018097099 A JP 2018097099A JP 2016240022 A JP2016240022 A JP 2016240022A JP 2016240022 A JP2016240022 A JP 2016240022A JP 2018097099 A JP2018097099 A JP 2018097099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
image forming
forming apparatus
air
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016240022A
Other languages
English (en)
Inventor
岩崎 貴洋
Takahiro Iwasaki
貴洋 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016240022A priority Critical patent/JP2018097099A/ja
Priority to US15/834,662 priority patent/US10133229B2/en
Priority to CN201711281243.7A priority patent/CN108227434B/zh
Publication of JP2018097099A publication Critical patent/JP2018097099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0896Arrangements or disposition of the complete developer unit or parts thereof not provided for by groups G03G15/08 - G03G15/0894
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/10Collecting or recycling waste developer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/10Collecting or recycling waste developer
    • G03G21/12Toner waste containers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0848Arrangements for testing or measuring developer properties or quality, e.g. charge, size, flowability
    • G03G15/0856Detection or control means for the developer level
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】フィルターの目詰まりが発生する前に、貯留部がトナーで満たされた満杯状態を高い精度で検出する。【解決手段】画像形成装置1であって、飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部と、サイクロン部により分離されたトナーを貯留する貯留部と、サイクロン部によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部と、フィルター部を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファンと、ファンの回転速度の変化に基づいて、貯留部がトナーで満たされた満杯状態を検出する検出手段(制御部50)と、画像形成を行う環境条件の変化に応じた空気の物性の変化に基づいて、ファンの回転速度を補正する補正手段(制御部50)と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、トナーを用いて用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置として、現像部で発生する飛散トナーを吸引してサイクロン部により遠心分離することで貯留部に回収し、遠心分離できないトナーをフィルターで捕集するトナー捕集部を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−160843号公報
ところで、貯留部がトナーで満たされて満杯状態となると、トナーが巻き上がってフィルターに目詰まりが発生し、結果として画像形成装置内にトナーが飛散してしまう。そこで、上記特許文献1では、フィルターの目詰まりを検出する光学式のセンサーを搭載し、このセンサーにより目詰まりが検出されるとトナー捕集部の空気の流量を調整するようになっている。しかしながら、フィルターの目詰まりが発生してからではトナーの飛散を適正に抑制することができないため、フィルターの目詰まりが発生する前に貯留部の満杯状態を検出するのが望ましい。
ここで、貯留部に光学式のセンサーを搭載して貯留部の満杯状態を検出する構成も考えられるが、トナーを含有する空気によりセンサーの検出部が汚れてしまうため、精度のよい検出を行うことができないといった問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、フィルターの目詰まりが発生する前に、貯留部がトナーで満たされた満杯状態を高い精度で検出することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部と、
前記サイクロン部により分離されたトナーを貯留する貯留部と、
前記サイクロン部によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部と、
前記フィルター部を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファンと、
前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記貯留部がトナーで満たされた満杯状態を検出する検出手段と、
画像形成を行う環境条件の変化に応じた空気の物性の変化に基づいて、前記ファンの回転速度を補正する補正手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記空気の物性は、空気の密度を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記環境条件は、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを用いて、前記ファンの回転速度を補正することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、気圧及び湿度のうち、少なくとも一方に基づいて、前記ファンの回転速度を補正するための補正係数を調整することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記ファンの回転時間を合計した合計回転時間に基づいて、前記ファンの回転速度を補正するための補正係数を調整することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記ファンの補正後の回転速度を下記式(1)に従って算出することを特徴としている。
Figure 2018097099
〔ω;ファンの補正後の回転速度、C;温度用補正係数、T;温度、e;ファンの補正前の回転速度〕
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記画像形成装置の設置状態に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記画像形成装置による画像形成が行われる前の状態での前記ファンの回転速度に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記画像形成装置が設置された標高に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記補正手段は、前記ファンを通過する空気の物性の変化に基づいて、前記ファンの回転速度を補正することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記サイクロン部と前記貯留部と前記フィルター部とは一体となって形成され、前記画像形成装置の本体部に着脱自在に構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、フィルターの目詰まりが発生する前に、貯留部がトナーで満たされた満杯状態を高い精度で検出することができる。
本発明を適用した一実施形態の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 図1の画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1の画像形成装置に備わるトナー捕集部を模式的に示す図である。 トナー貯留量と現像風速及びファンの回転速度との対応関係を示す図である。 空気の密度の逆数の三乗根とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 温度とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 湿度とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 標高とファンの回転速度との対応関係を示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、画像形成装置1の全体構成を示す概略図である。また、図2は、画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、例えば、外装を形成する略直方体状の装置本体部1Aを有し、この装置本体部1Aには、用紙収納部10と、画像読取部20と、画像形成部30と、定着部40と、制御部50と、記憶部60と、操作表示部70と、測定部80と、トナー捕集部100とが設けられている。
用紙収納部10は、画像形成装置1の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じた複数のトレイ11が設けられている。用紙は、トレイ11から給紙されて搬送部12に送られ、搬送部12によって画像形成部30及び定着部40に搬送される。
画像読取部20は、図示しない原稿搬送部により搬送された原稿又は原稿台21に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。また、画像読取部20は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施し、後述する制御部50のRAM(図示略)に格納する。
なお、画像データは、画像読取部20から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置などの外部装置から受信したものであってもよい。
画像形成部30は、画像形成ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う。
画像形成部30は、Y、M、C及びKの色成分に各々対応する4組の画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと、中間転写ベルト33と、1次転写部34と、2次転写ローラー35とを備えている。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各々は、ドラム状の感光体31、この感光体31の周囲に配置された現像部32、図示しない帯電部、露光部及びクリーニング部等を有している。
露光部は、帯電部により表面が帯電された感光体31上にレーザー光を照射、露光することにより、感光体31上に静電潜像を形成する。現像部32は、露光された感光体31上に現像ローラー32aにより所定の色(Y、M、C及びKのいずれか)のトナーを供給し、感光体31上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C及びKに対応する4つの感光体31上に各々Y、M、C及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体31から中間転写ベルト33に転写される。中間転写ベルト33は、複数の搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各搬送ローラーの回転に従って回転する。
中間転写ベルト33の内周側における画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各感光体31と対向する位置には、1次転写部34が設けられている。この1次転写部34は、中間転写ベルト33にトナーと反対の極性の電圧を印加することで、感光体31上に付着したトナーを中間転写ベルト33に転写する。
そして、中間転写ベルト33が回転駆動することで、中間転写ベルト33の表面には、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで形成されたトナー像が順次転写される。すなわち、中間転写ベルト33上には、Y、M、C及びKを色成分とするトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト33の外周側にて対向する位置に2次転写ローラー35が配設されている。この2次転写ローラー35と中間転写ベルト33とが接触するニップ部が転写位置であり、2次転写ローラー35は、搬送部12によって搬送されてきた用紙を中間転写ベルト33に接触させて、中間転写ベルト33の外周面上に形成されているトナー画像を用紙に転写する。
2次転写ローラー35における用紙の排出側には、定着部40が設けられている。
定着部40は、加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備えている。用紙は、当該一対のローラーのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、用紙上に転写されたトナー像が溶融定着する。
また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各現像部32の上側には、それぞれ吸引ダクト36が配設されている。つまり、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに対応して4つの吸引ダクト36、…が設けられている。各吸引ダクト36は、対応する画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで飛散したトナーを含むトナー含有空気が通る。
4つの吸引ダクト36、…は、それぞれ共通ダクト37に接続されている。共通ダクト37は、上下方向に延びる中空の直方体状に形成され、トナー捕集部100(詳細後述)を着脱自在な受け部の役割及び4つの吸引ダクト36、…からトナー捕集部100にトナー含有空気を導く役割を具備している。
共通ダクト37の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側面には、吸引ダクト36を接続可能な4つの連通口(図示略)が設けられている。一方、共通ダクト37の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側と反対側の面には、トナー捕集部100の流入口101(図3参照)が接続される接続口37aが設けられている。
また、共通ダクト37に装着されたトナー捕集部100の上方には、ファンFが配設されている。ファンFは、共通ダクト37からトナー捕集部100の内部を経て当該画像形成装置1の外部に排出される空気の流れを発生させる。具体的には、共通ダクト37からトナー捕集部100の内部へ流れた空気は流出口106(図3参照)から出て、その後、ファンFを通って当該画像形成装置1の外部へ排出される。
また、ファンFは、回転速度(単位時間あたりの回転数)を算出するためのパルス信号を制御部50に出力する。
制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部50のCPUは、記憶部60に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成処理やトナー捕集処理などの各種処理を実行する。
なお、トナー捕集処理については後述する。
記憶部60は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。
記憶部60には、制御部50で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
操作表示部70は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部、及びユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部を備えている。
測定部80は、当該画像形成装置1により画像形成を行う際の環境条件を測定する。具体的には、測定部80は、温度センサー81と、気圧センサー82と、湿度センサー83とを備えている。そして、測定部80は、温度センサー81により検出された温度に係る検出信号を制御部50に出力し、また、気圧センサー82により検出された気圧に係る検出信号を制御部50に出力し、また、湿度センサー83により検出された湿度に係る検出信号を制御部50に出力する。
温度センサー81、気圧センサー82及び湿度センサー83は、例えば、画像形成部30の所定位置、より具体的には、4組の画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの上方に配設されている。
なお、温度センサー81、気圧センサー82及び湿度センサー83の配設位置は、ファンFを通過する空気の物性(例えば、空気の密度等)の変化に対して影響する環境条件の変化を適正に測定可能な位置であれば適宜任意に変更可能である。
次に、トナー捕集部100について、図3を参照して説明する。
図3は、トナー捕集部100を模式的に示す図である。なお、図3中において、空気の流れを模式的に一点鎖線で表している。
図3に示すように、トナー捕集部100は、例えば、外形が略直方体状に形成され、装置本体部1Aの共通ダクト37に対して着脱自在に構成されている。また、トナー捕集部100は、流入口101と、サイクロン部102と、貯留部103と、空気流路部104と、フィルター部105と、流出口106とを具備している。
流入口101は、共通ダクト37を通過してきたトナー含有空気を受け入れる受入口である。
トナー捕集部100を共通ダクト37に装着すると、流入口101は、共通ダクト37の接続口37aに対向する。これにより、サイクロン部102は、流入口101を介して共通ダクト37の内部空間に連通される。
サイクロン部102は、共通ダクト37を通過し、流入口101を介して流入されるトナー含有空気からトナーを遠心分離する。サイクロン部102は、円筒状に形成されており、軸方向が上下方向(重力が作用する方向)と一致している。このように、軸方向を上下方向に一致させた配置は、トナー含有空気からトナーを分離するには最適の配置である。
サイクロン部102に流入されたトナー含有空気は、サイクロン部102の内周の接線方向に進む。これにより、サイクロン部102の内部には、空気が旋回する旋回流れが発生する。
旋回流れにあるトナーは、物体が円運動することで作用する遠心力により半径方向に移動するため、大部分のトナーが空気から分離(遠心分離)される。分離されたトナーは、自重によって下方に落下し、貯留部103内に貯留される。一方、空気は、サイクロン部102の円筒部分の下端側から当該サイクロン部102の内側に流入し、サイクロン部102の上側に設けられた空気流路部104の流入部104aに入る。
空気流路部104は、サイクロン部102に連通する流入部104aと、流入部104aに連通するフィルター配設部104bと、フィルター配設部104bに連通する流出部104cとを具備している。
流入部104aは、U字型のパイプ状に形成されており、サイクロン部102から流入される空気を上下反転させてフィルター配設部104bに導く。
フィルター配設部104bには、トナーをろ過するフィルター部105が配設されている。
フィルター部105は、サイクロン部102を通過した空気に含まれる僅かなトナーを捕集するものであり、これにより、フィルター部105を通過した空気が清浄される。
このフィルター部105は、空気が通過する方向にフィルターを複数枚重ねて配置すると、空気の清浄効果が増すため好ましい。例えば、フィルター部105には、トナー防塵フィルター、オゾン触媒フィルター、トナー防塵フィルター等が所定の配置で並べられている。
フィルター配設部104bのフィルター部105を通過した空気は、フィルター配設部104bの上側に設けられた流出部104cに流入し、この流出部104cの空気の流れ方向下流側(サイクロン部102と反対側)に形成されている流出口106からファンF側に流出される。
このように、各吸引ダクト36で吸引された空気は、共通ダクト37、流入口101、サイクロン部102、流入部104a、フィルター配設部104b(フィルター部105)、流出部104c及び流出口106を通過し、その後、ファンFも通過して画像形成装置1の外部へ排気される。
上記したトナー捕集部100は、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体となって形成され、例えば、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態となった場合等に、これらサイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体的に交換可能となっている。
<トナー捕集処理>
次に、制御部50により実行されるトナー捕集処理について、図4(a)〜図8を参照して詳細に説明する。
図4(a)は、トナー貯留量と現像風速との対応関係を示す図であり、また、図4(b)は、トナー貯留量とファンFの回転速度との対応関係を示す図である。
ここで、図4(a)及び図4(b)にあっては、温度20℃、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、トナー含有空気中のトナーが貯留部103に貯留されて回収される割合(サイクロン部102のトナーの分離効率)が98%となるようにファンFの回転速度が設定されている。すなわち、トナー含有空気中の2%のトナーは、貯留部103に貯留されずにフィルター部105により捕集(ろ過)されることとなる。
なお、貯留部103がトナーで満たされる満杯状態を700[g]としているが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、図4(a)にあっては、吸引ダクト36を通過する空気(トナー含有空気)の風速(現像風速)は、トナー貯留量が0[g]の状態での風速を100として正規化したものである。
図4(a)に示すように、サイクロン部102のトナーの分離効率が高いと、フィルター部105の目詰まりが生じ難いために、貯留部103がトナーで満たされる満杯状態となるまでは、現像風速の低下が生じ難い。
しかしながら、貯留部103がトナーで満たされて満杯状態となると、貯留部103のトナーが巻き上がってフィルター部105に目詰まりが発生してしまい、この結果、現像風速が低下し、画像形成装置1内にトナーが飛散してしまう。このため、画像形成装置1内へのトナーの飛散を抑制する上では、貯留部103が満杯状態となった後に発生するフィルター部105の目詰まりをセンサーにより検出するのではなく、フィルター部105の目詰まりが発生する前に貯留部103の満杯状態を検出する必要がある。
ここで、図4(b)に示すように、サイクロン部102のトナーの分離効率が98%では、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態でのファンFの回転速度は、8870[rpm]である。
画像形成装置1により画像形成が開始され、貯留部103にトナーが貯留されていくとともにフィルター部105によりトナーが捕集されていくと、ファンFを通過する空気の流量が減少していくため、所定の電圧で駆動しているファンFは、回転負荷の減少に伴い、回転速度が上昇する。そして、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態でのファンFの回転速度は、8970[rpm]となる。また、貯留部103が満杯状態となった後は、貯留部103のトナーが巻き上がってフィルター部105に目詰まりが発生し、ファンFの回転速度は急激に上昇する。
すなわち、貯留部103の満杯状態でのファンFの回転速度は、新品状態でのファンFの回転速度に対して、僅かに100[rpm]、約1.1%高速となっているだけである。このため、ファンFの回転速度の変化から貯留部103の満杯状態を検出する上では、高い精度が求められ、特に、ファンFを通過する空気の物性(例えば、空気の密度)を考慮する必要があると考えられる。
ファンFの回転速度に対する空気の物性の影響について、図5を参照して説明する。
図5は、空気の密度の逆数の三乗根とファンFの回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図5は、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、温度を調整することで空気の密度を変化させた場合のファンFの回転速度の測定結果であり、空気の密度の逆数の三乗根とファンFの回転速度との関係を直線近似して求めたものである。
なお、ファンFは、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図5に示すように、空気の密度が小さくなるにつれて(空気の密度の逆数の三乗根が大きくなるにつれて)、所定の電圧で駆動しているファンFは、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
ここで、空気の密度は、例えば、温度、気圧及び湿度等によって変化するため、ファンFの回転速度に対する温度、気圧及び湿度の各々の影響について、以下に検討する。
先ず、ファンFの回転速度に対する温度の影響について、図6を参照して説明する。
図6は、温度とファンFの回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図6は、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、温度を変化させた場合のファンFの回転速度の測定結果であり、温度とファンFの回転速度との関係を直線近似して求めたものである。
なお、ファンFは、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図6に示すように、温度が高くなるにつれて、空気の体積の増加に伴い密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファンFは、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
次に、ファンFの回転速度に対する湿度の影響について、図7を参照して説明する。
図7は、湿度とファンFの回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図7は、温度20℃、気圧1002hPaの条件下において、湿度を変化させた場合のファンFの回転速度の測定結果であり、湿度とファンFの回転速度との関係を直線近似して求めたものである。
なお、ファンFは、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図7に示すように、湿度が高くなるにつれて、空気中の水の分子の比率の増加(例えば、窒素分子、酸素分子等の他の成分の比率の減少)に伴い空気の密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファンFは、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
次に、ファンFの回転速度に対する気圧の影響について、図8を参照して説明する。
ここで、気圧と標高とは相関関係があるため、標高とファンFの回転速度との対応関係を図8に示す。
具体的には、図8は、温度20℃、湿度50%の条件下において、画像形成装置1が設置される位置の標高を変化させた場合のファンFの回転速度の測定結果であり、標高とファンFの回転速度との関係を直線近似して求めたものである。
なお、ファンFは、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図8に示すように、標高が高くなる(気圧が低下する)につれて、空気の体積の増加に伴い密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファンFは、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
このように、例えば、温度、気圧及び湿度等の環境条件の変化に応じて空気の密度が変化し、ファンFの回転速度に影響するため、当該ファンFの回転速度の変化から貯留部103の満杯状態を検出する上では、画像形成装置1により画像形成を行う際の環境条件についても考慮する必要がある。
そこで、制御部50は、トナー捕集処理にて、画像形成を行う環境条件の変化に応じた空気の物性の変化に基づいて、検出されるファンFの回転速度を補正し、ファンFの補正後の回転速度に基づいて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出する。このトナー捕集処理にて、制御部50は、検出手段、補正手段として機能する。
すなわち、制御部50は、検出制御プログラムに従って、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出する。
具体的には、制御部50は、ファンFから出力されて入力されるパルス信号に基づいて、当該ファンFの回転速度(単位時間あたりの回転数)を所定の時間間隔で算出し、算出されたファンFの回転速度の変化に基づいて、貯留部103の満杯状態を検出する。
例えば、図4(b)に示したように、温度20℃、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態でのファンFの回転速度(8870[rpm])を基準回転速度とし、この基準回転速度に対してファンFの回転速度が約1.1%高速(例えば、ファンFの回転速度が8870[rpm]から8970[rpm]等)となると、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態であると検出する。
また、制御部50は、補正制御プログラムに従って、ファンFの回転速度を補正する。
具体的には、制御部50は、画像形成を行う際の環境条件として、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一の変化に応じた空気の密度の変化に基づいて、ファンFの回転速度を補正する。例えば、制御部50は、測定部80から出力されて入力された温度に係る検出信号、気圧に係る検出信号、湿度に係る検出信号等に基づいて、ファンFの補正後の回転速度(ω)を下記式(2)に従って算出する。
Figure 2018097099
ここで、Cは補正係数を表し、Tは温度を表している。
また、制御部50は、気圧及び湿度のうち、少なくとも一方に基づいて、ファンFの回転速度を補正するための補正係数(C)を調整する。具体的には、制御部50は、補正係数(C)を下記式(3)に従って算出する。
Figure 2018097099
ここで、WはファンFの消費電力を表し、kはファンFの抵抗等により変化する定数を表し、Rは気体定数を表し、Pは大気圧を表し、Pw0(T)は飽和水蒸気圧を表し、RHは相対湿度を表している。
このように、制御部50は、上記した式(2)及び式(3)に従って、画像形成を行う際の環境条件として、温度、気圧及び湿度の変化に応じた空気の物性(例えば、空気の密度等)の変化を考慮し、ファンFの補正後の回転速度(ω)を算出する。
なお、制御部50は、画像形成を行う際の環境条件として、必ずしも温度、気圧及び湿度の全てを用いる必要はなく、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを用いて、ファンFの回転速度を補正してもよい。
すなわち、制御部50は、ファンFの回転速度と温度との対応関係(図6参照)、ファンFの回転速度と湿度との対応関係(図7参照)、ファンFの回転速度と標高(気圧)との対応関係(図8参照)を参照し、近似直線の傾きが相対的に大きいもの(例えば、温度)を空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものとして選択する。つまり、近似直線の傾きが温度に比べて相対的に小さい湿度や気圧等は、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に小さいため、演算内容を簡略化して負荷の軽減を図る上では考慮する必要性が低いと考えられる。
以下に、画像形成を行う際の環境条件として、温度の変化を基準としてファンFの回転速度を簡易的に補正する手法について説明する。
制御部50は、当該画像形成装置1の設置状態に基づいて、ファンFの補正後の回転速度(ω)を算出するための基準となる基準回転速度を調整する。具体的には、制御部50は、例えば、20℃での基準回転速度を、サイクロン部102のトナーの分離効率が98%となる場合における新品状態でのファンFの回転速度(8870[rpm])とする。このとき、制御部50は、画像形成装置1が設置された位置での標高(気圧)を考慮し、例えば、標高が高くなるほど(気圧が低くなるほど)高速にするように基準回転速度を調整してもよい。
また、制御部50は、20℃での基準回転速度、ファンFの回転速度と温度との対応関係(図6参照)に基づいて温度用補正係数Cを算出する。そして、制御部50は、ファンFから出力されて入力されるパルス信号に基づいて算出される当該ファンFの回転速度を20℃基準となるように、下記式(1)に従って補正する。
Figure 2018097099
ここで、Cは温度用補正係数を表し、Tは温度を表し、eはファンFの補正前の回転速度を表している。
また、制御部50は、上記式(3)に従って算出される補正係数(C)についても同様に、気圧及び湿度のうち、例えば、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいもの(例えば、気圧)のみを用いて、補正係数(C)を算出してもよい。具体的には、制御部50は、例えば、気圧が高くなるほど値が小さくなるように補正係数(C)を算出する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置1によれば、画像形成を行う環境条件(例えば、温度、気圧及び湿度等)の変化に応じた空気の物性(例えば、空気の密度等)の変化に基づいて、検出されるファンFの回転速度を補正するので、画像形成装置1により画像形成を行う際の環境条件の変化によって、ファンFの回転速度に影響する空気の物性が変化しても、当該空気の物性の変化を考慮してファンFの回転速度を適正に補正することができる。特に、ファンFを通過する空気の物性の変化に基づいて、ファンFの回転速度をより適正に補正することができる。
そして、ファンFの補正後の回転速度(ω)に基づいて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出することで、フィルター部105の目詰まりが発生する前に、貯留部103の満杯状態を高い精度で検出することができる。すなわち、従来のように、フィルター部105の目詰まりが発生したことをセンサーにより検出するのではなく、フィルター部105の目詰まりが発生する前に、貯留部103の満杯状態を高い精度で検出することで、貯留部103が満杯状態となった後に貯留部103のトナーが巻き上がって当該画像形成装置1内にトナーが飛散してしまうことを適正に抑制することができる。
また、例えば、ファンFの回転速度を補正するための補正係数(C)及び温度(T)に基づいて、ファンFの補正後の回転速度(ω)を適正に算出することができ、この補正係数(C)については、気圧や湿度に基づいて適正に調整することができる。すなわち、画像形成を行う環境条件として、温度、気圧及び湿度の全ての変化に応じた空気の物性(例えば、空気の密度等)の変化を考慮してファンFの回転速度を適正に補正することができ、フィルター部105の目詰まりが発生する前に、貯留部103の満杯状態の検出をより高い精度で行うことができる。
また、例えば、ファンFの回転速度を補正するための温度用補正係数(C)、温度(T)及びファンFの補正前の回転速度(e)に基づいて、ファンFの補正後の回転速度(ω)を適正に算出することができる。すなわち、画像形成を行う環境条件として、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいもの(例えば、温度)を用いて、ファンFの回転速度を補正することができ、これにより、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを基準としてファンFの回転速度を簡易的に補正することができる。さらに、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に小さいものを除外することで、演算内容を簡略化して負荷の軽減を図ることができる。
また、例えば、画像形成装置1による画像形成が行われる前の新品状態でのファンFの回転速度や画像形成装置1が設置された標高等の当該画像形成装置1の設置状態を考慮し、ファンFの補正後の回転速度(ω)を算出するための基準となる回転速度を適正に調整することができる。
また、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とは一体となって形成され、画像形成装置1の装置本体部1Aに着脱自在に構成されているので、例えば、貯留部103が満杯状態となった場合等に、これらサイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体的に交換可能となり、当該交換の際の手間の軽減及びコストの低減を図ることができるだけでなく、貯留部103に貯留されているトナーが画像形成装置1内に飛散してしまうことを適正に抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
例えば、上記実施形態にあっては、ファンFの回転速度を補正する際に、当該ファンFの回転時間を合計した合計回転時間を考慮してもよい。すなわち、例えば、ファンFの回転軸の摩耗等により回転抵抗が増大していくため、制御部50は、ファンFの合計回転時間に基づいて、ファンFの回転速度を補正するための補正係数(C)や温度用補正係数(C)が大きくなるように調整してもよい。
また、上記実施形態にあっては、空気の物性として、空気の密度を用いたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、空気の粘度等適宜任意に変更可能である。
さらに、ファンFの回転速度を補正する際の基準となる空気の物性の変化は、必ずしもファンFを通過する空気の物性の変化である必要はない。例えば、ファンF近傍の空気の物性の変化であってもよいし、吸引ダクト36や共通ダクト37を通る空気の物性の変化であってもよいし、当該画像形成装置1の内部或いは外部の空気の物性の変化であってもよい。
また、上記実施形態にあっては、ファンFの補正後の回転速度(ω)を算出する際に演算式を用いるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、ファンFの補正後の回転速度(ω)と温度、気圧及び湿度等の各種の環境条件とが対応付けられたテーブル(図示略)を用いてもよい。
さらに、画像形成装置1の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。例えば、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、必ずしも全てが搭載されている必要はなく、少なくともいずれか一が搭載されていればよい。また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの全てを画像形成に用いない場合には、使用されない画像形成ユニットに対応する吸引ダクト36を所定の封止部材(図示略)により封止するようにしてもよい。
さらに、トナー捕集部100は、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが別体で形成されていてもよく、この場合には、サイクロン部102、貯留部103及びフィルター部105の各々を個別に交換可能となる。
くわえて、上記実施形態にあっては、検出手段及び補正手段としての機能が、制御部50のCPUにより所定のプログラム等が実行されることにより実現されるようにしたが、所定のロジック回路により実現されてもよい。
1 画像形成装置
1A 装置本体部
30 画像形成部
30Y,30M,30C,30K 画像形成ユニット
40 定着部
50 制御部
60 記憶部
70 操作表示部
80 測定部
81 温度センサー
82 気圧センサー
83 湿度センサー
100 トナー捕集部
102 サイクロン部
103 貯留部
105 フィルター部
F ファン

Claims (12)

  1. 飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部と、
    前記サイクロン部により分離されたトナーを貯留する貯留部と、
    前記サイクロン部によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部と、
    前記フィルター部を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファンと、
    前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記貯留部がトナーで満たされた満杯状態を検出する検出手段と、
    画像形成を行う環境条件の変化に応じた空気の物性の変化に基づいて、前記ファンの回転速度を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記空気の物性は、空気の密度を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記環境条件は、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを用いて、前記ファンの回転速度を補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、気圧及び湿度のうち、少なくとも一方に基づいて、前記ファンの回転速度を補正するための補正係数を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、前記ファンの回転時間を合計した合計回転時間に基づいて、前記ファンの回転速度を補正するための補正係数を調整することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記ファンの補正後の回転速度を下記式(1)に従って算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
    Figure 2018097099
    〔ω;ファンの補正後の回転速度、C;温度用補正係数、T;温度、e;ファンの補正前の回転速度〕
  8. 前記補正手段は、前記画像形成装置の設置状態に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正手段は、前記画像形成装置による画像形成が行われる前の状態での前記ファンの回転速度に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記補正手段は、前記画像形成装置が設置された標高に基づいて、前記ファンの補正後の回転速度を算出するための基準となる回転速度を調整することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記補正手段は、前記ファンを通過する空気の物性の変化に基づいて、前記ファンの回転速度を補正することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記サイクロン部と前記貯留部と前記フィルター部とは一体となって形成され、前記画像形成装置の本体部に着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2016240022A 2016-12-12 2016-12-12 画像形成装置 Pending JP2018097099A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240022A JP2018097099A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 画像形成装置
US15/834,662 US10133229B2 (en) 2016-12-12 2017-12-07 Image forming apparatus
CN201711281243.7A CN108227434B (zh) 2016-12-12 2017-12-07 图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016240022A JP2018097099A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018097099A true JP2018097099A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62489212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016240022A Pending JP2018097099A (ja) 2016-12-12 2016-12-12 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10133229B2 (ja)
JP (1) JP2018097099A (ja)
CN (1) CN108227434B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020187283A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
EP4184252A1 (en) 2021-11-19 2023-05-24 Ricoh Company, Ltd. Channel switching device, image forming apparatus, and liquid discharge apparatus

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019219507A (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316220A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の排気装置
JP2004109537A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置で用いられるファンの駆動設定方法
US20100202795A1 (en) * 2009-02-11 2010-08-12 Xerox Corporation Xerographic machine toner contamination control system
JP2011095646A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 着脱可能なトナー捕集ユニットを有する画像形成装置
JP2014098523A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Fujitsu Ltd 冷却システム及びエアフィルタの目詰まり検出方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3633544A (en) * 1969-07-03 1972-01-11 Xerox Corp Turbocloud development
JP3310549B2 (ja) * 1996-07-24 2002-08-05 シャープ株式会社 非磁性一成分現像剤を使用した現像装置
JP5124986B2 (ja) * 2006-05-24 2013-01-23 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
CN101368938B (zh) * 2007-08-17 2012-08-29 华为技术有限公司 一种防尘网堵塞程度检测装置和方法、及电子设备
JP5182622B2 (ja) * 2008-05-19 2013-04-17 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JP2013160843A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Konica Minolta Inc 画像形成装置
JP2018081217A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003316220A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の排気装置
JP2004109537A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成装置で用いられるファンの駆動設定方法
US20100202795A1 (en) * 2009-02-11 2010-08-12 Xerox Corporation Xerographic machine toner contamination control system
JP2011095646A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 着脱可能なトナー捕集ユニットを有する画像形成装置
JP2014098523A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Fujitsu Ltd 冷却システム及びエアフィルタの目詰まり検出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020187283A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
EP4184252A1 (en) 2021-11-19 2023-05-24 Ricoh Company, Ltd. Channel switching device, image forming apparatus, and liquid discharge apparatus
US11966190B2 (en) 2021-11-19 2024-04-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having channel switching device

Also Published As

Publication number Publication date
CN108227434A (zh) 2018-06-29
US10133229B2 (en) 2018-11-20
US20180164737A1 (en) 2018-06-14
CN108227434B (zh) 2020-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007219454A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
CN108227434B (zh) 图像形成装置
JP2006250973A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置
US20200363769A1 (en) Image Forming Apparatus
JP6547597B2 (ja) 画像形成装置
JP2004354663A (ja) 画像形成装置および排気装置
CN111290229B (zh) 空气管道以及图像形成装置
JP2019219507A (ja) 画像形成装置
JP2011128344A (ja) 集塵装置及びそれを用いた画像形成装置
JP6394576B2 (ja) 画像形成装置
US20210232082A1 (en) Developer collecting container
JP5141836B2 (ja) 画像形成装置
JP2015022169A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20130028618A1 (en) Waste toner transport system, waste toner transport method, and image forming apparatus
JP5822093B2 (ja) 画像形成装置
JP2017040780A (ja) 画像形成装置および現像剤の回収容器
JP6613781B2 (ja) 画像形成装置
JP7267715B2 (ja) 画像形成装置
JP7402431B2 (ja) 異物捕集装置、及び、画像形成装置
JP2007322753A (ja) 捕集装置、および捕集装置を有する画像形成装置
JP2017207533A (ja) 画像形成装置
JP6891471B2 (ja) 現像剤搬送装置及び画像形成装置
JP6631330B2 (ja) 画像形成装置
JP5484183B2 (ja) 画像形成装置
JP5966951B2 (ja) 粉体の容器及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210406