JP3310549B2 - 非磁性一成分現像剤を使用した現像装置 - Google Patents

非磁性一成分現像剤を使用した現像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、レ
ーザープリンタなどにおける電子写真プロセスにおい
て、非磁性一成分現像剤を使用して静電潜像担持体上の
静電潜像を可視像とする現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスにおける現像には、非
磁性一成分現像剤(以下、トナーと称する)を使用した
ものがある。トナーのみの一成分であるという特性によ
り、キャリアが不要、トナー濃度の制御機構が不要であ
り、現像剤の交換というメンテナンス作業を必要とせ
ず、現像機構が簡単にできる。したがって、現像装置の
小型、低コスト、メンテナンスフリーを達成できる。
【0003】この現像装置として、例えば感光体ドラム
に近接した位置に金属ローラを設け、金属ローラのスリ
ーブ上に帯電保持されたトナーを感光体ドラムの静電潜
像へ飛翔させるものがある。ここで、スリーブ上にトナ
ーを薄く均一な状態に帯電保持する方法として、例えば
特公昭63−16736号公報には、スリーブにゴム板
あるいは弾性を有する金属板からなる弾性規制板を圧接
して、トナー層を薄く均一に形成することが開示されて
いる。
【0004】また、スリーブ上から感光体ドラムへトナ
ーを飛翔させる方法については様々な方式が用いられて
いる。例えば特開昭63−26667号公報では、搬送
されてきたトナーを撹拌する中空円筒管と感光体ドラム
表面との間の空間部でトナーをミスト状に保持して、そ
の空間部と感光体ドラム表面間に補助帯電部材により交
番電界を印加してトナーを飛翔させる。特開平1−20
4082号公報では、供給ベルト上を搬送されるトナー
に機械的衝撃力を与えて浮遊せしめ、局所的、連続的に
パウダークラウドを形成して、トナーを感光体ドラムに
飛翔させる。
【0005】さらに、非磁性トナーは、磁性トナーに比
べて磁性体を含有していないため色に制約がなく、カラ
ー化に向いている。フルカラー複写機に代表される多色
現像方式として、感光体ドラム、感光体ベルト等の静電
潜像担持体に対して、イエロー、マゼンダ、シアン、ブ
ラックの各トナーを収納した現像ユニットを並列配置し
て、一色ごとに感光体ドラムにトナー像を形成し、カラ
ー画像を得るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のトナーを使用し
た現像装置では、金属ローラ上に薄く均一なトナー層を
形成しなければならず、金属ローラ上に均一にトナーを
塗布するため、弾性規制板をスリーブに押圧しており、
さらにトナーの帯電特性を安定させるため、スリーブ表
面にサンドブラスト処理を施している。このような構成
の場合、弾性規制板は常にスリーブに摺擦されており、
弾性規制板およびスリーブの摩耗に対する耐久性が必要
であり、高速複写機のように高回転、高寿命が要求され
る仕様には不向きである。また弾性規制板およびスリー
ブの材質の選定、スリーブの二次加工、感光体ドラムと
スリーブ間の高精度ギャップ確保といった面でコスト高
となっていた。
【0007】しかも、感光体ドラムの周辺には、金属ロ
ーラ、中空円筒管、供給ベルトといった部材を配置しな
ければならないので、スペース的に制約を受け、小型化
を図れない。特に、多色現像方式の場合、イエロー、マ
ゼンダ、シアン、ブラックの各現像ユニットが必要であ
り、感光体ドラムの周りに大きなスペースが必要とな
る。そこで、特公昭59−25218号公報では、各現
像ユニットが回転軸を中心に回転し、使用される現像ユ
ニットのみが現像ポイントに位置されるようにしてい
る。しかしながら、感光体の周辺における現像の占める
割合は減少するものの現像ユニットを移動させる機構、
スペースは必要であり、複写機、プリンタ等の高機能、
コンパクト化の妨げとなっている。
【0008】本発明は、上記に鑑み、非磁性一成分現像
剤の利点を活用して、少ない部材でかつ省スペース化を
図れる現像装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、非磁性一成分現像剤が通過する現像剤流路と、現
像剤流路に現像剤を供給する供給手段と、現像剤流路中
の現像剤を吸引して粉流を発生させる吸引手段とを備え
たものであり、現像剤流路に静電潜像担持体に臨む現像
用開口が形成されている。
【0010】現像剤流路としては、静電潜像担持体を臨
む開口が形成された直線路であったり、現像剤を供給手
段から静電潜像担持体に向けて送る上流路と現像に使用
されなかった現像剤を回収する下流路とからなり、両路
の合流部分に静電潜像担持体に臨む開口が形成されたも
のである。
【0011】したがって、吸引力によって現像剤の粉流
を発生させることにより、金属ローラ等の部材なしで現
像剤を直接静電潜像担持体に飛翔させて接触させること
ができる。このため、静電潜像担持体に対して現像剤流
路だけを近接して配置すればよく、省スペース化を容易
に達成できる。
【0012】特に、上流路と下流路とは隣接され、両路
を仕切る仕切部材が設けられたものであると、現像剤流
路をノズル状にすることができ、静電潜像担持体の周り
に占める割合が小となり、省スペース化に大いに貢献で
きる。また、この仕切部材を利用して、これを導電体と
し、現像剤流路を通過する現像剤にバイアス電圧を印加
すると、静電潜像担持体上の残留電位による現像剤付着
を防止でき、画像かぶりを防止できる。
【0013】また、現像剤流路として、供給手段から静
電潜像担持体に近接して再び供給手段に至る循環路とさ
れ、その途中に静電潜像担持体に臨む開口が形成された
ものであると、未使用の現像剤は回収され、現像剤の再
使用が可能となる。
【0014】ここで、開口よりも下流側の現像剤流路
に、現像剤と同極性に帯電された逆帯電現像剤回収部材
が設けられていると、現像剤中に含まれる逆帯電された
現像剤を回収することができるので、逆帯電された現像
剤による供給手段内の現像剤の特性劣化を防止できる。
【0015】また、画質を一定に保つために周囲の状況
に応じて現像剤の粉流を制御する粉流制御手段が設けら
れている。ここで、周囲の状況とは、温湿度といった環
境、あるいは機器のライフによる他の部材の劣化であ
り、これらの変化によって現像条件が変化するため、現
像剤の供給量や吸引力を調整することによって、現像剤
の密度や粉流の速度を変化させて、周囲の状況に応じた
最適な現像ができるように現像剤の粉流を制御してい
る。
【0016】また、開口にその形状を可変するための可
動部材が設けられ、要求される画像に応じて開口近傍に
おける現像剤の粉流を変化させるために可動部材を作動
させる開口制御手段が設けられている。ここで、開口の
形状を可変するとは、例えば仕切部材の先端を移動自在
にして、開口の上流側あるいは下流側を狭くしたり広く
したり、静電潜像担持体に対するニップを可変したりす
ることであったり、あるいは開口の幅方向の大きさを可
変することである。このように、開口の形状を可変する
ことにより、開口近傍において現像剤の粉流が変化す
る。
【0017】したがって、原稿の中間調の画像や濃い画
像が必要なとき可動部材を作動させると、静電潜像担持
体への現像剤の接触がソフトになったり、現像剤を静電
潜像担持体に十分な量だけ供給できるようになり、原稿
再現性を高めることができる。
【0018】また、上記の現像装置において、供給手段
にそれぞれ色の異なる現像剤が収容された複数の現像剤
貯蔵容器を設けると、一色ずつ各現像剤貯蔵容器から現
像剤流路を通じて現像剤が供給されるようにできる。し
たがって、コンパクトなフルカラーの現像装置を提供す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非磁性一成分現像
剤であるトナーを使用した現像装置について説明する。
【0020】(第一実施形態)本発明の現像装置を備え
たレーザービームプリンタを図2に示す。同図におい
て、半導体レーザ1から出力されるレーザービームは、
原稿読取装置2やコンピュータからの被記録情報信号に
基づいて変調される。このレーザービームは、回転多面
体3により掃引され、結像レンズ4により静電潜像担持
体である感光体5の表面にミラー6を経て結像される。
感光体5は、同図に示す矢印方向に回転し、主帯電器7
により表面を均一に帯電された後、感光体5の回転軸と
略平行な方向に走査する前記レーザービームにより露光
される。これにより、感光体5の表面に静電潜像が形成
され、この静電潜像は、現像装置8から供給されるトナ
ーにより現像されて可視像となる。感光体5上に形成さ
れた可視像は、転写紙カセット9から給紙ローラ10お
よびレジストローラ11により給紙される転写紙上に転
写帯電器12により転写される。転写紙は、剥離帯電器
13により感光体5の表面から剥離され、搬送ベルト1
4により定着器15に搬送される。定着器15によりト
ナー像が定着された転写紙は、その後排紙トレイ16上
に排出される。一方、感光体5の表面の残存トナーは、
クリーナ17にて感光体5表面から回収される。
【0021】図1は第一実施形態の現像装置の基本構成
を示す断面図である。現像装置は、トナーが通過するト
ナー流路20と、トナー流路20にトナーを供給する供
給手段と、トナー流路20中のトナーを吸引して粉流を
発生させる吸引手段とを備え、トナー粉流によってトナ
ー流路20から感光体5にトナーを飛翔させて現像を行
う。
【0022】トナー流路20は、感光体5の長手方向の
長さとほぼ同じ幅の中空の直方体状に形成されたもので
あり、感光体5に近接してプリンタ本体内に配設されて
いる。そして、その中間の感光体5に対向する一側に、
感光体5の長手方向にわたって現像用開口21が形成さ
れ、その他側は一側に向かって突出した凸部22となっ
ており、開口21近傍においてトナー流路20は狭くな
る。開口21は、感光体5上の現像領域に対応した長さ
とされ、開口21の両端部の端面はそれぞれ逆向きに傾
斜して、開口21は内側から外側に向けてしだいに狭く
なっている。
【0023】供給手段は、トナーが収容されたトナー貯
蔵容器23と、収容されたトナーを撹拌するトナー撹拌
ローラ24と、トナー貯蔵容器23の下面の供給口25
に配されたトナー供給ローラ26とからなる。トナー貯
蔵容器23は、トナー流路20の上流側に配設され、供
給口25を介してトナー流路20と連通している。ま
た、トナー貯蔵容器23の上面は開放され、上蓋27に
よって塞がれており、ここからトナーを補給する。
【0024】トナー撹拌ローラ24およびトナー供給ロ
ーラ26は、トナー貯蔵容器23に回転自在に支持さ
れ、それぞれ個別のモータあるいは1つのモータによっ
て回転駆動される。トナー供給ローラ26は、快削鋼か
らなる芯金26aとその周りを覆うように接着されたウ
レタンスポンジ26bとからなる。トナーはトナー貯蔵
容器23内で撹拌されて摩擦帯電され、さらにトナー供
給ローラ26が回転して供給される際にも摩擦帯電する
が、トナーの帯電量を大きく左右する要因として、トナ
ー供給ローラ26から供給されるトナーの目の粗さがあ
る。トナーの目の粗さは、トナー供給ローラ26のウレ
タンスポンジ26bの発泡倍率(セル数)により任意に
設定することができるため、このセル数を一定範囲内に
設定することにより、適正なトナー帯電量を得ることが
可能となる。
【0025】すなわち、セル数毎に帯電量を測定した結
果、図3に示すように、画像濃度、画像かぶり等の画質
面から適正なトナー帯電量を12〜28μc/gとした
場合、セル数を30〜60個/inchに設定すればよ
いことがわかる。これによって、トナー流路20を通過
するトナーの帯電特性を安定させることができる。
【0026】吸引手段は、軸流ファンといった吸引ファ
ン28からなり、トナー流路20の下流側に形成された
円形出口29に配設されている。吸引ファン28の下流
側には回収管30が接続され、図示しないトナー回収容
器に連通している。ここで、吸引ファン28がトナー流
路20の開口21よりも上流側に配されていると、感光
体5に対してトナーを吹き付けることになり、トナーが
開口21から外部に飛散してしまうが、吸引ファン28
をトナー流路20の開口21よりも下流側に配すると、
開口21から外気を吸引することになり、トナーの飛散
を防止できる。なお、吸引ファン28の代わりにポンプ
を用いてもよい。
【0027】このような構成において、画像形成プロセ
スの開始に伴いトナー貯蔵容器23に収納されたトナー
は、トナー撹拌ローラ24によって撹拌された後、トナ
ー供給ローラ26の回転により供給口25からトナー流
路20に送られる。これと同時に吸引ファン28が作動
することにより、摩擦帯電されたトナーは吸引され、ト
ナー粉流となってトナー流路20を通過する。その際、
トナーは感光体5近傍の開口21から感光体5の静電潜
像に静電付着して、現像が行われる。一方、感光体5に
付着しなかった未使用のトナーは、そのままトナー流路
20を通過して、回収管30を経てトナー回収容器に送
り込まれる。
【0028】このように、トナー粉流を発生させること
により、空気の流れを利用してトナーを直接感光体5に
接触させることができる。したがって、高精度な金属ロ
ーラ、弾性規制板、補助帯電部材、供給ベルトといった
高価な部材を削減でき、簡単な構造となり、低コスト化
を図ることができる。また、感光体5に対してトナー流
路20だけを近接して配置すればよく、他の部材は空ス
ペースに配置することができ、機器内のレイアウトが自
由となり、省スペース化を容易に達成できる。
【0029】ところで、トナーは温度、湿度といった周
囲の環境によって、その流動性が変化する。特に、高温
多湿になると、トナーの流動性が低下して、感光体5へ
のトナーの供給不足となり、画像濃度が低下してしま
う。そこで、図4に示すように、プリンタ本体に温湿度
センサ31を設け、プリンタのCPU32に、画質を一
定に保つために環境変化に応じてトナー粉流を制御する
粉流制御機能を有せしめている。
【0030】この温湿度センサ31からの出力信号に基
づいてCPU32が吸引ファン28への入力電圧を可変
して、その回転数が可変することにより、吸引ファン2
8の吸引力が変化して、トナー粉流の速度が変化する。
すなわち、温度35℃あるいは湿度60%RHを超えた
とき、吸引ファン28の回転数の切り替えが行われ、そ
れまで一定の回転数であった吸引ファン28の回転数を
上げる制御が行われる。これによって、トナーの流動性
が低下しても吸引ファン28の吸引力が増大するため、
トナーの流動性変化に対してトナー粉流の速度が補正さ
れ、現像に必要なトナーが十分に感光体5に供給され、
画像濃度の低下が防止され、画質の劣化がなくなり、良
好な画質を維持することができる。
【0031】なお、上記のように吸引ファン28の回転
数を段階的に切り替えるだけでなく、温度および湿度に
応じてきめ細かく吸引ファン28の回転数を切り替え
て、トナー粉流の速度制御を行ってもよい。
【0032】また、環境変化だけでなく、例えばコピー
ランプの照度劣化、トナーの劣化、帯電ワイヤの劣化等
の機器の状況によっても画像濃度が低下したり、あるい
は画像かぶりが生じてしまう。そこで、図5に示すよう
に、感光体5上にトナーパッチを作成して、この画像の
濃度を検出する赤外線センサ等のパッチ検出センサ33
を設け、画質を一定に保つためにプリンタのCPU32
に、そのパッチ検出データに応じてトナー粉流を制御す
る粉流制御機能を有せしめている。
【0033】このパッチ検出データに基づいて画像かぶ
りおよびかぶり度合いをCPU32により演算して、画
像濃度を確保しつつかぶりを取り除けるような適性なト
ナーの帯電量とトナー密度が設定される。すなわち、少
量のトナー供給に対して吸引力を大きくすると、トナー
粉流の速度が速くなり、トナーの帯電量は上昇して、感
光体上の地肌かぶりは発生し難くなるが、極端な設定を
行った場合、本来の画像濃度に影響してしまうため、例
えば上記の設定を5段階程度に分けておき、パッチ検出
データから予想されるかぶり度合い等に応じてトナー供
給ローラ26を駆動するモータ34への入力電圧および
吸引ファン28への入力電圧を段階的に切り替える。
【0034】このようにトナー供給ローラ26および吸
引ファン28の回転数を切り替えることにより、トナー
供給量およびトナー吸引量が変化して、トナー粉流の密
度、速度が変化する。したがって、ライフによって周囲
の状況が変化して、画像濃度が変化しても、パッチ検出
データからトナー供給量およびトナー吸引量が適宜最適
な値に補正されるので、画質に対して適性なトナー粉流
の密度、速度となる。その結果、かぶりがなくなり、か
つ一定した画像濃度が得られ、画質が一定に保たれるこ
とになり、ライフを通じて安定した画像を得ることがで
きる。
【0035】なお、温湿度センサ31からの出力信号お
よびパッチ検出センサ33からのパッチ検出データの2
つの条件に基づいてトナー供給ローラ26および吸引フ
ァン28の駆動制御を行うと、現像に対する周囲の状況
による影響を完全に排除でき、安定した現像動作が行わ
れ、画質を安定させることができる。
【0036】(第二実施形態)図6は第二実施形態の現
像装置の基本構成を示す断面図である。この現像装置
は、感光体5周りでの現像装置の省スペース化を図るた
め、トナー粉流をUターンさせるようになっている。す
なわち、トナー流路20が、1本の直方体型のノズル状
に形成され、トナーをトナー貯蔵容器23から感光体5
に向けて送る上流路40と、現像に使用されなかったト
ナーをトナー回収容器に導く下流路41とからなり、上
流路40と下流路41とは隣接して両路40,41が仕
切部材42によって仕切られている。
【0037】なお、吸引手段の吸引ファン28として
は、下流路41中に配された感光体5の長手方向にわた
るパドルファンとされ、トナー流路20の構造を除いて
他の構成は第一実施形態の現像装置と同じであり、ここ
では各部材が一体的に組み込まれ、現像装置がユニット
化されており、取り扱いが容易となる。
【0038】そして、上流路40と下流路41との合流
部分に、感光体5に臨む開口43が形成されている。開
口43は、トナー流路20を構成する上流端部43aお
よび下流端部43bによって囲まれた感光体5の長手方
向にわたる矩形状の孔である。上流端部43aおよび下
流端部43bの先端は互いに向き合うように折り曲げら
れ、感光体5に近づくにつれて開口面積が徐々に小さく
なっており、トナー粉流が外側に広がらないようにされ
ている。また、上流路40の断面積は下流路41の断面
積よりも小とされ、開口43近傍において吸引効率が高
められ、トナーを飛散させることなく確実にトナーを回
収できるようになっている。
【0039】仕切部材42は、例えばステンレス鋼等の
平板状導電体からなり、その先端は開口43先端よりも
少し内側寄りにある。そして、仕切部材42には、直流
電源44から150〜200Vのバイアス電圧が印加さ
れるように設定されている。これによって、トナー流路
20を通過するトナーにバイアス電圧が印加され、感光
体5上の残留電位によるトナー付着を防止できる。した
がって、この仕切部材42を利用することにより、簡単
な構成で画質の向上を図ることができる。
【0040】図7はバイアス電圧を50〜200Vまで
可変させてコピーを行い、非画像領域へのトナーの付着
(画像かぶり)の測定を行った結果を示す。判断基準を
目視でかぶりが認識されないレベルとして0.75以下
とした場合、100V以上、好ましくは150V以上の
バイアス電圧を印加することが必要であるとわかる。
【0041】このような構成において、画像形成プロセ
スの開始に伴いトナー貯蔵容器23に収納されたトナー
は、トナー撹拌ローラ24によって撹拌された後、トナ
ー供給ローラ26の回転により供給口25から上流路4
0に送られる。これと同時に吸引ファン28が作動する
ことにより、摩擦帯電されたトナーは吸引され、トナー
粉流となって上流路40を通過して、開口43に達す
る。その際、トナーは開口43近傍において下流路41
内に吸い込まれ、流れの向きが変わってUターンするよ
うになる。そして、開口43から飛翔したトナーは感光
体5に接触して、一部のトナーが感光体5の静電潜像に
静電付着して、現像が行われる。一方、感光体5に付着
しなかった未使用の余剰トナーは、そのまま下流路41
に吸い込まれ、トナー回収容器に送り込まれる。
【0042】このように、ノズル状のトナー流路20に
トナー粉流を発生させることにより、トナーを直接感光
体5に接触させることができる。したがって、感光体5
上の現像ポイントにトナー流路20の開口43を位置決
めするだけでよく、感光体5の周りに占める割合が僅か
となり、他の部材は機器の仕様に対して都合のよい空ス
ペースに配置することができ、機器内のレイアウトが自
由となり、省スペース化を容易に達成できる。
【0043】ここで、トナーは長手方向に対して一定の
密度となっている必要があるが、トナー供給ローラ26
の部品精度ばらつき等により必ずしも安定しない。この
状態で現像すれば、コピー上に黒すじ、濃度むら等の不
良を生じる恐れがある。そこで、開口43よりも上流側
に、トナー粉流の流量を長手方向において調整すること
によりトナー粉流を長手方向に均一にする均一手段を設
ける。
【0044】均一手段としては、図8に示すように、上
流路40中において仕切部材42に設けられた整流板4
5である。整流板45には長手方向にわたって複数個の
穴46が形成されており、中央部の穴46は両端部の穴
46よりも小とされ、両端を通過するトナーを多くして
いる。これによって、トナー粉流が分散され、長手方向
にトナーが撹拌されることになり、トナー粉流は長手方
向に均一となって、現像前におけるトナーの供給量の長
手方向のばらつきを平滑化できる。
【0045】しかしながら、この整流板45によりトナ
ー粉流の密度むらは改善されるが、吸引ファン28によ
る吸引力を利用したものであるから、トナー流路20の
両端部については、外気の吸引が中央部に比べ多くな
る。したがって、トナー粉流の密度が両端部では中央部
よりも小さくなり、転写紙サイズが大きい場合には画像
濃度が中央部よりも両端部において薄くなることがあ
る。そこで、より確実にトナー粉流を長手方向に均一に
するために、さらに整流板45よりも下流側に、下流に
いくにしたがって内側に向けて傾斜を持つリブ形状の一
対のトナー幅規制板47を対向させて設ける。
【0046】これによって、トナー粉流の両端部におい
て外気の吸引による流れの乱れがなくなり、両端部での
トナー粉流の密度低下がなくなり、長手方向にわたって
その密度を維持でき、長手方向に均一なトナー粉流を得
ることができる。したがって、転写紙サイズが大きい場
合でも両端部での画像濃度を維持でき、両端部における
画像かすれを防止することができる。図9は画像濃度に
対する上記のような均一手段の有無の影響を調べた結果
を示す。図中、実線は均一手段がある場合、点線は均一
手段がない場合である。良好な画像濃度としては転写紙
全面にわたり1.35以上あることが望ましく、均一手
段を設けることにより、転写紙中央部の濃度むらおよび
転写紙両端部の濃度むらが改善されていることがわか
る。
【0047】また、感光体5に対して仕切部材42の先
端を平行に設定した場合、特異な環境条件、例えば高温
多湿な環境下でトナーに流動性の悪化が生じると、感光
体5と仕切部材42との間でのすり抜け性が悪くなり、
スムーズにUターンしなくなる。すると、余分なトナー
が滞留して感光体5に付着することになり、良好な画質
が得られなくなる恐れがある。
【0048】そのため、図10に示すように、仕切部材
42の先端形状は、幅約300mmに対して半径300
0mmの円弧状となっている。仕切部材42の先端形状
を上記のように大きな流線形状とすることにより、トナ
ー流路20の両端部より外気が多く巻き込まれ、トナー
は滞留せずスムーズに流れて、画質に影響することなく
感光体5と仕切部材42との間でのトナーのすり抜け性
が向上する。したがって、高温多湿時でのトナーの流動
性低下に対してすり抜け性を安定させることができ、ト
ナーが詰まらず吸引ファンの吸引力の低下を防止でき
る。
【0049】(第三実施形態)図11は第三実施形態の
現像装置の基本構成を示す断面図である。この現像装置
では、トナー流路20がトナー貯蔵容器23から感光体
5に近接して再びトナー貯蔵容器23に至る循環路とさ
れ、上記実施形態におけるトナー回収容器を設ける必要
がなくなる。その他の構成は第二実施形態と同じであ
る。
【0050】トナー流路20における下流路41の吸引
ファン28より下流側が、トナー貯蔵容器23の上部に
形成された回収口50に連通されている。回収口50
に、ここを開閉するシャッタ51が設けられており、現
像装置を運搬するとき等にトナー貯蔵容器23からトナ
ーがこぼれ落ちないように回収口50を遮蔽している。
シャッタ51はトナー貯蔵容器23に軸51aを介して
回転自在に支持され、上蓋27にシャッタ51に当接す
るリブ52が突設されている。シャッタ51は、モータ
あるいはソレノイド等により回転され、現像動作の開始
とともに開き、現像が終了したら閉じて、リブ52に当
接して回収口50を遮蔽する。
【0051】また、上蓋27には、回収口50に対向す
るように案内壁53が突設され、その対向面は傾斜して
おり、回収口50から入ってきたトナー粉流を下方に導
いている。さらに、トナー貯蔵容器23には、空気抜き
用の孔が形成されている。
【0052】そして、シャッタ51には、図12に示す
ように、複数の案内リブ54が形成されている。これ
は、回収口50からトナー貯蔵容器23内にトナーが送
り込まれる際に、長手方向に均等にトナーを分散させる
ことにより、トナーの回収むらを防止するための回収手
段としての機能を果たしている。複数の案内リブ54
は、中央部から両端部に向かうに従い、トナー粉流が端
部へ流れるように傾斜して配設されている。すなわち、
中央の2本の案内リブ54は平行に設定され、これらに
隣接する2本ずつの案内リブ54は10°、両端の2本
ずつの案内リブ54は15°の角度で端部に向かうよう
に設定されている。これによって、風力により送り込ま
れてきたトナーは、シャッタ51の案内リブ54により
トナー貯蔵容器23内に分散されて回収され、この容器
23内において片寄って溜まることがなくなり、未使用
トナーと均一に混合されて、容器23内でのトナーの嵩
や帯電特性等が平均化される。
【0053】なお、案内リブ54はシャッタ51に設け
たが、トナー貯蔵容器23よりも上流側にあればよく、
回収口50近傍の下流路41の壁面に案内リブを設けた
り、あるいは下流路41内を長手方向に数カ所に区切っ
て、トナー粉流を分散させるようにしてもよい。
【0054】このような構成において、トナー供給ロー
ラ26から上流路40に供給されたトナーは、吸引ファ
ン28により吸引され、開口43に達して感光体5に向
けて飛翔し、現像に供される。現像に使用されなかった
余剰トナーは、下流路41を介してトナー貯蔵容器23
へ送られる。回収口50を通過したトナー粉流は、案内
リブ54によって長手方向に分散され、案内壁53の傾
斜に沿って落下し、トナー貯蔵容器23に収容されたト
ナーの上に片寄ることなく溜まっていく。そして、未使
用トナーと撹拌されて摩擦帯電され、再びトナー流路2
0に供給されることにより再使用される。
【0055】したがって、トナーは循環するので、トナ
ーの再使用が可能となり、トナー補給サイクルを長く設
定することができ、ランニングコストを低減できる。し
かも、トナー回収容器が不要になるとともにトナー流路
20も短くできるので、現像装置の小型化を図ることが
でき、より一層の省スペース化を達成できる。
【0056】ここで、画質の向上を図るために、開口4
3近傍でのUターン時のトナー粉流の挙動を検討した。
まず、吸引ファン28が作動することにより、下流路4
1に向けてトナー粉流の吸い込みが行われるが、開口4
3からは外気も吸い込まれている。特に、開口43の先
端形状により上流端部側からは下流端部側よりも多量の
外気の吸い込みがあり、トナー粉流の密度が低くなっ
て、画像濃度低下の原因となる。そこで、上流端部側か
らの外気の吸い込みを抑えるために、図13に示すよう
に、開口43の上流端部43aと感光体5との間隙Aを
下流端部43bと感光体5との間隙Bよりも小として、
上流端部43aを感光体5により近接させる。
【0057】これによって、開口43の上流端部43a
と感光体5との間隙Aからの外気の吸い込みを抑え、開
口43近傍でのトナー粉流の密度むらをなくすことがで
き、画像濃度の低下を防止して画質を向上させることが
できる。
【0058】また、トナー粉流は仕切部材42の先端を
回ってUターンするため、仕切部材42の先端の形状も
トナー粉流に影響を与える。そこで、図14に示すよう
に、仕切部材42の先端を鋭角θに設定された1つの峰
55とする。
【0059】このような形状にすることによって、導電
体である仕切部材42の板厚、あるいは仕切部材42製
作時の板金プレス抜きによって生じるばり(かえり)等
による印加電圧の乱れを防止でき、さらにトナーの流れ
がスムーズになる。したがって、非画像領域へのトナー
付着、文字部分のにじみといった印刷不良を防止するこ
とができ、文字にじみのない鮮明な画像が得られる。
【0060】また、他の先端形状として、図15に示す
ように、仕切部材42の先端に例えば銅等からなる導電
体のブロック56をはめ込んで固定する。このブロック
56は、2つの峰57a,57bを有し、その間が平坦
な窪み58とされた形状となっている。なお、別部材の
ブロック56を用意する代わりに、仕切部材42の先端
をプレス加工、切削加工等によって上記の形状に製作し
てもよい。
【0061】これによって、トナー粉流が仕切部材42
の先端にてUターンする際、峰57a,57b間の窪み
58に渦状の流れが発生する。この現象によって、感光
体5に対して一定のニップが確保でき、トナー粉流と感
光体5との接触が確実に行われる。したがって、トナー
の流動性の変化、高濃度原稿のコピー等によってトナー
の供給が低下するような場合でも、感光体5へのトナー
の供給を十分に行うことができ、画像濃度の低下を防止
することができる。
【0062】この場合、さらに画質の向上を図るため、
上流側の峰57aと感光体5との間隙Cが下流側の峰5
7bと感光体5との間隙Dよりも小(C<D)として、
上流側の峰57aを下流側の峰57bよりも感光体5に
近接させている。すなわち、C>Dとすると、下流側の
峰57bに衝突したトナーが上方向に跳ね返ってしま
う。この跳ね返り量は吸引力の影響を受けやすく、吸引
力が変化することにより上流側の峰57aの上方でのト
ナー密度が変動してしまい、窪み58に形成される渦に
よるトナー密度の安定化の効果を減じてしまう。その結
果、吸引ファン28の吸引力に現像性能が大きく影響さ
れることになり、入力バイアス電圧むらによる画質のば
らつきを生じ易くなる。しかし、C<Dとすることによ
り、トナーの跳ね返りが少なくなり、窪み58に形成さ
れる渦によるトナー密度の安定化の効果をより発揮しや
すくできる。そのため、両者の間隙のバランスといった
容易な方法で、トナー密度を一定に保つことが可能とな
り、トナー粉流の密度むらによる画質不良を防止するこ
とができる。
【0063】ところで、近年では、写真等の中間調を多
く含む原稿の再現性が求められ、帯電電位やコピーラン
プ光量の設定により、通常の文字再現モードと中間調の
再現性を得るための写真モードとを設け、ユーザーの操
作により希望の画質を選択するようになっている。その
ためには、選択された複写モードに応じて開口43近傍
におけるトナー粉流を変化させればよい。そこで、図1
6に示すように、開口形状を変化させるために仕切部材
42の先端を可動自在にした可動片60を設け、プリン
タのCPU32に、モード選択スイッチ61によって選
択された複写モードに応じて可動片60を作動させて画
質を調整する開口制御機能を有せしめている。
【0064】可動片60は、仕切部材42の先端の一部
を分離したものであり、トナー流路20内に軸62周り
に上下方向に回動自在に支持されている。可動片60に
は連結杆63の一端が取り付けられ、この連結杆63の
他端は駆動手段としてのソレノイド64のロッド65に
連結されている。そして、CPU32からの駆動信号に
よりソレノイド64が作動すると、可動片60が仕切部
材42と面一になった通常状態から少し上方に回動して
上流路側の開口部分を狭く下流路側の開口部分を広くし
た状態となる。
【0065】すなわち、モード選択スイッチ61からの
ユーザー操作により写真モードが選択されると、CPU
32を介してソレノイド64が作動して可動片60が少
し持ち上げられる。これによって、トナー粉流は感光体
5に対する入射角が寝るように制御されたことになり、
トナー粉流は感光体5に対してその表面上流側から接触
するようになって、トナーがUターンするときの接触が
ソフトになる。したがって、中間調での微妙な電位差に
トナーが追従可能となり、写真のような中間調原稿の再
現性が向上する。また、通常の文字再現モードが選択さ
れたときは、ソレノイド64は作動せず、可動片60は
通常状態のままに保持される。
【0066】また、原稿によっては濃度に大きな差があ
り、高濃度原稿の場合にはトナーの供給が追従できず、
連続コピーでの濃度低下が生じるおそれがある。そこ
で、図17に示すように、仕切部材42の先端に可動体
70を設けて、仕切部材42の先端を複数にすることに
より開口形状を変化させ、プリンタのCPU32に、原
稿読取装置やコンピュータからの被記録情報信号に基づ
いて原稿面積に対する印字面積から原稿濃度を検出する
原稿濃度センサ71の出力データにより可動体70を作
動させて画質を調整する開口制御機能を有せしめてい
る。
【0067】仕切部材42の先端部分42aは下流路4
1側に屈曲されて、上流路40側が凹んだようになって
おり、ここに平板状の可動体70が配設されている。可
動体70は、仕切部材42に軸72周りに回動自在に支
持され、通常状態では仕切部材42の先端部分42aに
対して一定の間隙を有して平行で、かつ仕切部材42と
面一になっている。可動体70には連結板73の一端が
取り付けられ、この連結板73の他端は駆動手段として
のソレノイド74のロッド75に連結されている。そし
て、CPU32からの駆動信号によりソレノイド74が
作動すると、可動体70が仕切部材42と面一になった
通常状態から少し上方に回動して仕切部材42の先端部
分42aとの間隙が大きくなった状態となる。これによ
って、上流路側の開口部分は狭くなるが、感光体5に対
するニップは大きくなり、開口42近傍におけるトナー
粉流が制御されることになる。
【0068】すなわち、原稿濃度センサ71からの出力
データによりCPU32は予め原稿面積に対するトナー
消費面積であるトナー消費比率(印字率)を計算する。
例えば、印字率が50%を超えた場合、CPU32はソ
レノイド74を作動させることにより、可動体70が少
し持ち上げられる。すると、可動体70と仕切部材42
の先端部分42aとの間隙が広がり、感光体5に対して
ニップが大きくなる。これによって、トナー粉流のUタ
ーン幅が広がり、トナーと感光体5との接触する時間お
よび面積が大となって、トナーの追従性が向上し、トナ
ーが大量消費されても現像に十分供することができ、原
稿再現性が高まる。特に、高濃度原稿の連続コピーでの
濃度低下を防止できる。また、印字率が50%を超えな
い場合、ソレノイド74は作動せず、可動体70は通常
状態に保持され、可動体70と仕切部材42の先端部分
42aとの間隙は狭いままであり、感光体5に対してニ
ップは小さい。
【0069】なお、可動片60あるいは可動体70等の
可動部材の回動をソレノイドの代わりにモータを用いて
行うと、それぞれの可動部材の回動位置を2段階ではな
く連続的に切り替えることが可能となり、原稿の種類や
濃度に応じてきめ細かく対応できるようになり、より一
層原稿再現性を向上でき、画質がよくなる。
【0070】(第四実施形態)図18は第四実施形態の
現像装置の基本構成を示す断面図である。この現像装置
では、トナー流路20においてトナー貯蔵容器23の回
収口50の上流側にトナーの回収むらを防止するための
回収手段として圧力調整弁80が設けられている。ま
た、トナー中にはトナー製造段階および現像使用時に発
生した数%の逆帯電トナーが含まれており、これらのト
ナーによってトナー貯蔵容器23に収容されたトナーの
特性劣化が生じる。そこで、逆帯電トナーを回収するた
めの逆帯電トナー回収部材としてのトナー回収ローラ8
1が設けられている。なお、その他の構成は第三実施形
態と同じである。
【0071】圧力調整弁80は、トナー貯蔵容器23の
回収口50の上流側に形成された圧力室82の内部に傾
斜板83を装着し、その中央に形成された弁口84を開
閉するゴム、あるいは金属、プラスチック等の弾性を有
する薄板85によって構成される。薄板85は、傾斜板
83の回収口50に対向する側に一端が固定され、他端
が自由状態となっている。
【0072】この圧力調整弁80は、回収されるトナー
量の多少等によって発生する圧力むらに応じて弁口84
の開口面積を可変して、吸引むらを抑えるようになって
いる。例えば、回収されるトナーが多かったり、あるい
はトナー粉流の速度が速い場合、圧力調整弁80の薄板
85にかかる圧力が高く、薄板85は大きく撓んで、弁
口84の開口面積が大きくなるので、スムーズに流れ、
圧力むらが解消される。また、回収されるトナーが少な
かったり、あるいはトナー粉流の速度が遅い場合にも、
薄板85の撓みは小さくなり、弁口84の開口面積が小
さくなって、圧力むらが解消される。
【0073】したがって、圧力調整弁80により回収さ
れるトナー量に応じて圧力むらが平滑化されるので、一
定の吸引力が得られ、吸引むらがなくなって安定したト
ナーの回収を行うことができる。特に中間調画像の再現
において、安定したトナー粉流となり、むらのない良好
な画像が得られる。
【0074】トナー回収ローラ81は、下流路41中の
吸引ファン28と圧力調整弁80との間に配され、例え
ばステンレス鋼材等の導電体の軸にウレタンスポンジが
被覆されてなり、トナーと同極に帯電されている。さら
に、仕切部材42と電気的に導通され、同じようにバイ
アス電圧が印加されている。そして、下流路41とトナ
ー貯蔵容器23との間の空間が廃トナー収容室86とさ
れ、トナー回収ローラ81は廃トナー収容室86内に回
転自在に支持され、その一部が下流路41にはみ出して
おり、現像動作中は常時回転するように駆動される。ま
た、トナー回収ローラ81に付着した逆帯電トナーを掻
き取るスクレーパ87が、トナー回収ローラ81に摺接
するように設けられている。
【0075】これによって、トナー回収ローラ81は、
トナーと同極の帯電特性を持っているため、トナーの製
造段階および現像使用時に発生する数%の逆帯電したト
ナーを付着させて回収することが可能となる。しかも、
トナー回収ローラ81にバイアス電圧が印加されている
ので、逆帯電トナーを吸着しやすくなっている。したが
って、下流路41を通過する逆帯電トナーはトナー回収
ローラ81に引き寄せられて、その表面に付着した後、
スクレーパ87により掻き取られ、廃トナー収容室86
に収納される。このため、トナー貯蔵容器23内の逆帯
電トナーが増加することを防止でき、トナーの特性劣化
を防止できる。
【0076】(第五実施形態)図19は第五実施形態の
現像装置の基本構成を示す断面図である。この現像装置
はフルカラー現像用とされ、ブラック、マゼンタ、シア
ン、イエローの各トナーが収容された4個のトナー貯蔵
容器23a,23b,23c,23dと、各トナー貯蔵
容器23a,23b,23c,23dから供給されたト
ナーが通過する上流路40および下流路41からなるト
ナー流路20と、現像に使用されなかったトナーをそれ
ぞれ元のトナー貯蔵容器23a,23b,23c,23
dに回収するために流路を切り替える分配手段とを備え
ており、現像の基本的な原理は上記の実施形態の現像装
置と同じである。
【0077】トナー貯蔵容器23a,23b,23c,
23dには、上流路40に面して供給口25が形成さ
れ、供給口25にトナー供給ローラ26が回転自在に配
されている。なお、トナー供給ローラ26の構造は上記
実施形態と同じである。また、各トナー貯蔵容器23
a,23b,23c,23dの供給口25を開閉するた
めのトナー供給シャッタ90が回動自在に設けられ、ソ
レノイドあるいはモータによって駆動され、一色ずつト
ナーを供給できるようになっている。
【0078】分配手段は、下流路41の端部に設けられ
た分流器91と、各トナー貯蔵容器23a,23b,2
3c,23dに接続された4本の回収路92とを備えて
おり、下流路41と分流器91との間の連通口93には
ここを開閉するシャッタ(図示せず)が設けられてい
る。分流器91は、下流路41を通じて送られてきた各
色のトナーをそれぞれの色に応じた回収路92に排出す
るように回収路92への入口を切り替えるバルブの機能
を有し、さらに吸引ファンも内蔵されている。そして、
トナー供給シャッタ90および分流器91は、プリンタ
のCPU32からの色切替信号に基づいて駆動される。
【0079】このような構成において、例えばシアンの
トナーにより現像を行う場合、シアンのトナーが収容さ
れたトナー貯蔵容器23cのトナー供給ローラ26が駆
動されるとともに、その供給口25を閉じていたトナー
供給シャッタ90が開かれ、連通口93を閉じていたシ
ャッタも開かれる。そして、吸引ファンの作動によりト
ナーは吸引されてトナー粉流となって開口43に達し、
現像に供される。現像に使用されなかったトナーはその
まま下流路41に吸い込まれ、分流器91によって入口
が開かれたシアンのトナー貯蔵容器23cに通じる回収
路92に導かれ、回収口50からトナー貯蔵容器23c
に回収される。他の色のトナーも同様にトナー貯蔵容器
23a,23b,23dからトナー流路20に供給さ
れ、循環して再びトナー貯蔵容器23a,23b,23
dに回収されて再使用される。
【0080】したがって、多色のトナーを使用するフル
カラー現像装置においても、感光体5の周りには1つの
トナー流路20だけを配すればよく、現像装置の配置場
所の自由度が増し、機器内のレイアウトが自由となり、
省スペース化を図ることができる。
【0081】ところで、上記のフルカラー現像装置とし
て、トナー流路20が循環路となったものを説明した
が、例えば第一実施形態あるいは第二実施形態に示した
現像装置に適用してもよく、分配手段を設ける必要がな
く、一色ずつトナー貯蔵容器23a,23b,23c,
23dからトナーが供給されて、未使用のトナーはトナ
ー回収容器に回収される。
【0082】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。第一実
施形態において、トナー流路20の開口21の上流端部
を下流端部よりも感光体5に近接して配設しておくと、
開口21の上流端部と感光体5との間隙からの外気の吸
い込みが抑えられ、開口21近傍でのトナー粉流の密度
むらをなくすことができ、画像濃度の低下を防止して画
質を向上させることができる。
【0083】第二,三実施形態において、トナー流路2
0の上流路40および下流路41は隣接していなくても
よく、図20(a)(b)(c)に示すように、U字
状、V字状あるいはY字状として、両路40,41の間
の空間にトナー貯蔵容器等を配設する。
【0084】また、トナー流路20の開口21,43に
扉を設け、転写紙のサイズに応じて扉を移動させること
により開口21,43の長手方向の幅が変化するように
扉の移動を制御してもよい。転写紙が大サイズのときに
は開口21,43を全開にし、小サイズのときには扉を
移動させて開口21,43を小さくし、開口21,43
近傍でのトナー粉流を感光体5の画像領域に合わせた幅
にすることができ、非画像領域へのトナーの付着をなく
すことができ、画質の向上を図ることができる。
【0085】また、上流路40あるいはトナー流路20
の開口21よりも上流側の内部に、タービン羽根車を設
けておくと、トナー粉流によってタービン羽根車が回転
して通過するトナーが撹拌されることになり、トナーの
帯電量が増大するとともにトナーが分散されてトナー粉
流の密度が均一になり、画質をよくすることができる。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、現像剤流路に供給された非磁性一成分現像剤を
吸引することによって現像剤の粉流を発生させ、その流
れを利用して現像剤を開口から直接静電潜像担持体に飛
翔させて現像を行うことができる。
【0087】したがって、高精度な金属ローラ、弾性規
制板、補助帯電部材、供給ベルトといった高価な部材が
不要となり、コンパクトで簡単な構造となり、低コスト
化を図ることができる。また、静電潜像担持体に対して
現像剤流路だけを近接して配置すればよいので、他の部
材は空スペースに配置することができ、省スペース化を
容易に達成できる。
【0088】しかも、現像剤流路に仕切部材を設けて、
内部を上下流路に分割することにより、現像剤流路をノ
ズル状にすることができ、静電潜像担持体の周りに占め
る割合が小となり、より一層省スペース化を達成でき
る。
【0089】特に、仕切部材の先端形状、あるいは開口
と静電潜像担持体との間隙を考慮することにより、開口
近傍での現像剤の粉流が現像に対して適正な流れとな
り、現像剤と静電潜像担持体との接触が確実になった
り、現像剤の密度むらをなくすことができ、画質の向上
を図ることができる。
【0090】また、周囲の状況に応じて現像剤の粉流を
制御したり、要求される画像に応じて開口の形状を制御
することにより、現像剤の供給量や粉流の速度が変化し
て、最適な現像ができるような現像剤の粉流にすること
ができ、画質の向上を図ることができる。
【0091】さらに、供給手段にそれぞれ色の異なる現
像剤が収容された複数の現像剤貯蔵容器を設けて、一色
ずつ各現像剤貯蔵容器から現像剤流路を通じて現像剤を
供給することにより、コンパクトなフルカラーの現像装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の現像装置の基本構成を
示す断面図
【図2】同じく現像装置を備えたプリンタの概略構成図
【図3】トナー供給ローラの発泡数ごとのトナー帯電量
の推移を示す図
【図4】粉流制御機能を備えた現像装置の基本構成を示
す断面図
【図5】他の粉流制御機能を備えた現像装置の基本構成
を示す断面図
【図6】第二実施形態の現像装置の基本構成を示す断面
【図7】画像かぶりに対する仕切部材への印加電圧の影
響を示す図
【図8】均一手段が設けられた仕切部材の斜視図
【図9】画像濃度に対する均一手段の有無の影響を示す
【図10】先端が円弧状にされた仕切部材の斜視図
【図11】第三実施形態の現像装置の基本構成を示す断
面図
【図12】シャッタの斜視図
【図13】トナー流路の先端の詳細図
【図14】仕切部材の先端の詳細図
【図15】他の仕切部材の先端の詳細図
【図16】開口制御機能を備えた現像装置の基本構成を
示す断面図
【図17】他の開口制御機能を備えた現像装置の基本構
成を示す断面図
【図18】第四実施形態の現像装置の基本構成を示す断
面図
【図19】第五実施形態のフルカラー現像装置の基本構
成を示す断面図
【図20】他の実施形態のトナー流路を示す図
【符号の説明】
20 トナー流路 21 開口 23 トナー貯蔵容器 25 供給口 26 トナー供給ローラ 28 吸引ファン 40 上流路 41 下流路 42 仕切部材 43 開口 45 整流板 47 トナー幅規制板 51 シャッタ 54 案内リブ 55 峰 57a,57b 峰 60 可動片 70 可動体 80 圧力調整弁 81 トナー回収ローラ 91 分流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今植 幸壽 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 川端 格 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−53667(JP,A) 特開 昭49−75141(JP,A) 特開 昭54−143639(JP,A) 特開 昭62−111271(JP,A) 実公 昭41−16053(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性一成分現像剤が通過する現像剤流
    路と、該現像剤流路に現像剤を供給する供給手段と、前
    記現像剤流路中の現像剤を吸引して粉流を発生させる吸
    引手段とを備え、前記現像剤流路がドラム状静電潜像担
    持体に近接して配置された直線路とされ、前記現像剤流
    路に、前記静電潜像担持体に臨む現像用開口が形成さ
    れ、該開口近傍において前記現像剤流路が狭くされ、前
    記開口の上流端部が下流端部より前記静電潜像担持体に
    近接して配されたことを特徴とする非磁性一成分現像剤
    を使用した現像装置。
  2. 【請求項2】 非磁性一成分現像剤が通過する現像剤流
    路と、該現像剤流路に現像剤を供給する供給手段と、前
    記現像剤流路中の現像剤を吸引して粉流を発生させる吸
    引手段とを備え、前記現像剤流路は、静電潜像担持体に
    近接して配置され、現像剤を前記供給手段から前記静電
    潜像担持体に向けて送る上流路と現像に使用されなかっ
    た現像剤を回収する下流路とからなり、前記上流路の断
    面積は下流路の断面積よりも小とされ、両路の合流部分
    に前記静電潜像担持体に臨む現像用開口が形成され、該
    開口は、前記静電潜像担持体に近づくにつれて狭くさ
    れ、下流路が供給手段に形成された回収口に連通され、
    該回収口に、現像の開始とともに開き、現像動作が終了
    したら閉じて前記回収口を遮蔽するシャッタが設けられ
    たことを特徴とする非磁性一成分現像剤を使用した現像
    装置。
  3. 【請求項3】 現像剤と同極性に帯電された逆帯電現像
    剤回収部材が、下流路中に吸引手段よりも下流側で回収
    口よりも上流側に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の非磁性一成分現像剤を使用した現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤流路はノズル状に形成され、上流
    路と下流路とが隣接して、仕切部材によって仕切られた
    ことを特徴とする請求項2または3記載の非磁性一成分
    現像剤を使用した現像装置。
  5. 【請求項5】 仕切部材は、先端が鋭角に設定された導
    電体とされ、バイアス電圧が印加されたことを特徴とす
    る請求項4記載の非磁性一成分現像剤を使用した現像装
    置。
  6. 【請求項6】 供給手段は、それぞれ色の異なる現像剤
    が収容された複数の現像剤貯蔵容器を備え、各現像剤貯
    蔵容器に上流路に面して供給口が形成され、該供給口を
    開閉するシャッタが設けられ、下流路中に、各色の現像
    剤をそれぞれの現像剤貯蔵容器に回収するために流路を
    切り替える分配手段が設けられ、一色ずつ各現像剤貯蔵
    容器から現像剤が供給されることを特徴とする請求項2
    〜5のいずれかに記載の非磁性一成分現像剤を使用した
    現像装置。
  7. 【請求項7】 開口よりも上流側の現像剤流路に、粉流
    を現像剤担持体の長手方向に均一にする均一手段が設け
    られたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の非磁性一成分現像剤を使用した現像装置。
  8. 【請求項8】 開口にその形状を可変するための可動部
    材が設けられ、要求される画像に応じて開口近傍におけ
    る現像剤の粉流を変化させるために前記可動部材を作動
    させる開口制御手段が設けられたことを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載の非磁性一成分現像剤を使用
    した現像装置。
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