JPH1184856A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1184856A
JPH1184856A JP9259297A JP25929797A JPH1184856A JP H1184856 A JPH1184856 A JP H1184856A JP 9259297 A JP9259297 A JP 9259297A JP 25929797 A JP25929797 A JP 25929797A JP H1184856 A JPH1184856 A JP H1184856A
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JP
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developer
developing device
scraping
toner
roller
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JP9259297A
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Hiroshi Komai
洋 駒井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤供給部材に当接する現像剤掻き取り部
材を、該現像剤供給部材近傍の部材と一体に形成するこ
とにより、低コスト化を実現できる現像装置を提供す
る。 【解決手段】 トナー掻き取り部材を、ブレード74を
支持する上記支持部材75と一体に形成する。具体的に
は、該支持部材75の一部が上記供給ローラ73の方へ
突出して該供給ローラに面状に当接するように形成し、
上記トナー掻き取り部材として機能する掻き落とし部を
形成している。これにより、該トナー掻き取り部材を独
立させて設ける場合とは異なり、該トナー掻き取り部材
のための支持部材が必要となったり、トナー掻き取り部
材を設置するときの位置合わせが必要となることがな
い。よって、コストダウンを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置の現像装置に係り、
詳しくは現像領域に搬送される現像剤を担持する現像剤
担持体と、該現像剤担持体上に現像剤を供給する現像剤
供給部材と、該現像剤供給部材によって該現像剤担持体
上に供給された現像剤量を規制する現像剤規制部材とを
有し、該規制後の現像剤を像担持体上に供給して現像を
行う現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の現像装置としては、一成分
系現像剤としてのトナーを用い、像担持体に対向する現
像剤担持体としての現像ローラと該現像ローラに上記ト
ナーを供給するスポンジなどの多孔部材からなる現像剤
供給部材としての供給ローラと、現像ローラに弾性的に
圧接してトナー層を形成する現像剤規制部材としての薄
層ブレードとを有し、現像ローラ上のトナーを像担持体
表面の静電潜像に対向することにより現像する現像装置
が知られている。
【0003】このような現像装置において、現像ローラ
に供給されないトナーは、そのまま供給ローラの表面に
付着して回転し続けるため、トナー消費量の少ない現像
が続いた場合には供給ローラ上のトナーの帯電量が上が
る帯電アップの状態となり、このトナーが現像ローラに
供給されたとき、画像濃度が出がたいという問題があっ
た。
【0004】このような問題を解決するために、特開平
1−276172号公報では、供給ローラに接触回転す
るトナー掻き取り部材を設けた現像装置が開示されてい
る。この装置によれば、同一トナーの循環による帯電ア
ップを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記トナー
掻き取り部材を新たに独立して設ける場合には、該トナ
ー掻き取り部材を支持するための支持部材が必要となっ
たり、該トナー掻き取り部材を設置するときの位置合わ
せが必要となったりするので、装置のコストアップにつ
ながり、低コスト化の妨げとなるという問題点があっ
た。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、低コスト化を実現で
きる現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、現像領域に搬送される現
像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体上に現
像剤を供給する現像剤供給部材と、該現像剤供給部材に
よって該現像剤担持体上に供給された現像剤量を規制す
る現像剤規制部材と、該現像剤供給部材に接触する現像
剤掻き取り部材とを有し、該現像剤掻き取り部材で該現
像剤供給部材上の現像剤を掻き落として現像剤の過剰な
帯電アップを防止しながら、上記現像剤規制部材で規制
された量の現像剤を担持した現像剤担持体により像担持
体上に現像剤を供給して現像を行う現像装置において、
上記現像剤掻き取り部材を、現像剤供給部材近傍の部材
と一体に形成したことを特徴とするものである。
【0008】この現像装置においては、上記現像剤掻き
取り部材を、現像剤供給部材近傍の部材と一体に形成し
たので、該現像剤掻き取り部材を独立させて設ける場合
とは異なり、該現像剤掻き取り部材のための支持部材が
必要となったり、現像剤掻き取り部材を設置するときの
位置合わせが必要となることがない。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の現像
装置において、上記現像剤供給部材近傍の部材として、
上記現像剤規制部材又は現像装置のケーシングを用いた
ことを特徴とするものである。
【0010】この現像装置においては、上記現像剤掻き
取り部材を、上記現像剤規制部材又は現像装置のケーシ
ングと一体に形成したので、該現像剤掻き取り部材を独
立させて設ける場合とは異なり、該現像剤掻き取り部材
のための支持部材が必要となったり、現像剤掻き取り部
材を設置するときの位置合わせが必要となることがな
い。
【0011】請求項3の発明は、現像剤規制部材を支持
する支持部材を有する請求項1の現像装置において、上
記現像剤供給部材近傍の部材として、該支持部材を用い
たことを特徴とするものである。
【0012】この現像装置においては、上記現像剤掻き
取り部材を、現像剤規制部材を支持する支持部材と一体
に形成したので、該現像剤掻き取り部材を独立させて設
ける場合とは異なり、該現像剤掻き取り部材のための支
持部材が必要となったり、現像剤掻き取り部材を設置す
るときの位置合わせが必要となることがない。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項1、2、
又は、3の現像装置において、上記現像剤供給部材の幅
方向にわたって、上記現像剤掻き取り部材と上記現像剤
担持体とで該現像剤供給部材を挟み込むように該現像剤
掻き取り部材、該現像剤担持体、及び、該現像剤供給部
材を配置したことを特徴とするものである。
【0014】この現像装置においては、上記現像剤供給
部材の幅方向にわたって、上記現像剤掻き取り部材と上
記現像剤担持体とで該現像剤供給部材を挟み込むので、
該現像剤供給部材の幅方向で、現像剤掻き取り部材から
逃げる部分が生じたり、現像剤担持体から逃げる部分が
生じたりしにくい。よって、現像剤供給部材が現像剤掻
き取り部材や現像剤担持体に幅方向で均一に当接する。
【0015】請求項5の発明は、上記現像剤掻き取り部
材に、該現像剤掻き取り部材によって掻き取った現像剤
を、該現像剤供給部材表面から離間する方向に通過させ
るための現像剤通過孔を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】この現像装置においては、上記現像剤掻き
取り部材によって掻き取った現像剤が上記現像剤掻き取
り部材に設けられた現像剤通過孔を通過して、上記現像
剤供給部材表面から離間する方向に移動する。これによ
り、該現像剤供給部材表面の近傍に留まりにくくなる。
【0017】請求項6の発明は、磁力により現像剤を担
持する現像剤担持体を有する請求項1の現像装置におい
て、上記現像剤掻き取り部材の、少なくとも上記現像剤
供給部材に当接する部分を、非磁性の材料で構成したこ
とを特徴とするものである。
【0018】この現像装置においては、上記現像剤掻き
取り部材の、上記現像剤供給部材に上記非磁性の当接部
分が該現像剤供給部材との摩擦によって摩耗し、摩耗粉
が生じても、該摩耗粉が非磁性体であるため、上記現像
剤担持体の磁力によって該現像剤担持体表面に留まるこ
とがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラー画像形成装
置の現像装置に適用した実施形態について説明する。ま
ず、カラー画像形成装置全体の概略構成および動作につ
いて説明する。図3は該カラー画像形成装置全体の概略
構成を示す図である。図3において、像担持体としての
可撓性のベルト状感光体(以下「感光体ベルト」とい
う)1が、支持ローラ2、3との間に架設され、支持ロ
ーラ2、3の駆動により図中矢印A方向(時計方向)に
回転される。また、感光体ベルト1の周囲には、感光体
ベルト表面の残留電荷を除去する除電ランプL、感光体
ベルト表面を均一に帯電する帯電手段としての帯電チャ
ージャ4、静電潜像形成用の露光装置としてのレーザ書
き込みユニット5、イエロー、マゼンタ、シアンのカラ
ー現像剤をそれぞれ収容した3個の現像器6Y,6M,
6Yを一体的に備えた回転型現像装置(「リボルバー
型」または「ロータリー型」ともいう)としての回転型
カラー現像器ユニット(以下「カラー現像器ユニット」
という)6、該カラー現像器ユニット6とは別体の黒色
現像剤を収容した本実施形態に係る現像装置としての黒
現像装置7等が配設されている。
【0020】上記レーザ書き込みユニット5は、図示し
ない半導体レーザ、駆動モータ5Aで回転駆動されたポ
リゴンミラー5B、f−θレンズ5C及びミラー5Dが
保持筺体としてのユニットケース5Eの中に収められ、
装置本体の下部に組み込まれている。
【0021】上記カラー現像器ユニット6および黒現像
装置7はそれぞれ所定の位置で感光体ベルト1と近接あ
るいは接触する現像剤担持体としての現像ローラを備
え、感光体ベルト1上の静電潜像を非接触現像あるいは
接触現像法により顕像化する機能を有している。カラー
現像器ユニット6は、複数の現像器6Y,6M,6Yの
いずれか一つが対応する色の現像タイミング同期し、現
像可能な位置に移動するように、図3の紙面に垂直な回
転軸を中心とした回転が制御される。このカラー現像器
ユニット6の120度の回転により、現像位置に対向す
る現像器が切り替わる。また、カラー現像器ユニット6
が稼働するときには、黒現像装置7が感光体ベルト1か
ら離間した位置に移動するように、カム45の回転が制
御される。
【0022】上記感光体ベルト1の上側の支持ローラ3
への巻き付き部分に接触するように、転写体としての中
間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベル
ト10は、支持ローラとしての支持ローラ11、12の
間に傾斜させて架設されており、支持ローラ11、12
の駆動により図中矢印B方向(反時計方向)に回転、搬
送される。上記中間転写ベルト10が感光体ベルト1に
接している支持ローラ3の位置で、感光体ベルト1上の
トナー像は中間転写ベルト10へ転写される。トナー像
の転写時には、中間転写ベルト10の裏側に配設された
バイアス手段13によりバイアス電圧を印加する。中間
転写ベルト10の支持ローラ11への巻き付き部には、
中間転写ベルト10に対して接離可能に2次転写部材と
しての転写ローラ14が設けられ、この転写ローラ14
により、中間転写ベルト10上に重ね合わされた画像が
紙やプラスチックなどの転写材上に転写される(2次転
写)。
【0023】感光体ベルト用のクリーニング装置15
は、感光体ベルト1上のトナーをクリーニングするクリ
ーニングブレード15A、廃棄トナー回収容器15B等
を備えている。また、中間転写ベルト用のクリーニング
装置16は、中間転写ベルト10の表面をクリーニング
するクリーニングブレード16A、トナー搬送用のオー
ガ16B等を備えている。中間転写ベルト用のクリーニ
ングブレード16Aは、図示しないブレード接離用アー
ムにより、画像形成中の感光体ベルト1からトナー像が
転写されるときには、中間転写ベルト10の表面より離
間した位置に保たれ、2次転写後のクリーニング時のみ
図示のように中間転写ベルト10の表面に当接され、転
写紙にトナー像を転写した後に残留したトナーを掻き取
るようになっている。
【0024】上記構成のカラー画像形成装置において、
感光体ベルト1は帯電チャージャ4により一様に帯電さ
れた後、レーザ書き込みユニット5で画像情報に基づい
て変調されたレーザ光(レーザビーム)5Fが走査され
ることにより露光され、表面に静電潜像が形成される。
ここで、上記露光に用いられる画像情報は所望のフルカ
ラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の色
情報に分解した単色の画像情報である。この画像情報に
基づいて図示しない半導体レーザで発生されたレーザ光
5Fは、駆動モータ5Aで高速回転駆動されたポリゴン
ミラー5Bにより回転走査され、f−θレンズ5Cを経
て、反射ミラー5Dにより光路調整される。
【0025】上記感光体ベルト1上に形成された静電潜
像は、カラー現像器ユニット6により各々所定のイエロ
ートナー、マゼンタトナー、シアントナーでそれぞれ単
色現像される。また、黒の色情報に基づいて形成された
静電潜像は、黒現像装置7により黒トナーで現像され
る。このように感光体ベルト1のクリーニング、潜像形
成及び現像が繰り返され、感光体ベルト1上に各々の色
画像(トナー像)が順次形成される。
【0026】矢印A方向に回転する感光体ベルト1上に
順次形成された各単色画像(トナー像)は、イエロー、
マゼンタ、シアン、および黒の単色毎に、バイアスブラ
シ13に印加された所定の転写バイアスにより、感光体
ベルト1と同期して矢印B方向に回転する中間転写ベル
ト10上の同じ位置に順次重ね転写される。
【0027】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、マゼンタ、シアン、および黒のカラートナー像
は、上記転写ローラ14により、用紙やプラスチックな
どの転写材に転写される。例えば、用紙への転写に際し
ては、給紙台(給紙カセット)17から給紙ローラ1
8、搬送ローラ対19A,19B、レジストローラ対2
0A,20Bを経て、転写紙上の画像の位置が正規の位
置になるようにタイミングがとられて中間転写ベルト1
0と転写ローラ14とのニップ部すなわち2次転写部に
搬送される。この2次転写部に搬送された転写紙17A
上に、上記中間転写ベルト10上に重ね合わされた画像
が転写ローラ14により一括転写される。転写終了後、
定着装置50により定着されてフルカラー画像が完成す
る。このフルカラー画像が形成された転写紙17Aは、
排紙ローラ対51を経て排紙スタック部52に排出され
る。
【0028】上記中間転写ベルト10上からクリーニン
グブレード16Aによって掻き取られた廃棄トナーは、
クリーニング装置16内に設けられたオーガ16Bによ
り、図面手前方向に搬送され、さらにプロセスカートリ
ッジ31手前側側面に設けられた、図示を省略した搬送
部により廃棄トナー回収容器15Bに搬送される。所定
量以上の廃棄トナーが廃棄トナー回収容器15B内に収
容された時点で、その容器が適宜交換される。
【0029】上記感光体ベルト1、帯電チャージャ4、
中間転写ベルト10、クリーニング装置16、レジスト
ローラ20B、搬送ガイド等はプロセスカートリッジ3
1として一体的に構成され、寿命がきたときに交換でき
るように構成されている。上記廃棄トナー回収容器15
Bは、プロセスカートリッジに対して着脱可能に組み込
まれる。
【0030】上記プロセスカートリッジ31の交換の他
に、カラー現像器ユニット6、黒現像装置7等の寿命到
来時に交換するが、その交換やジャムした転写紙の処理
を容易にするために、本体の一部の前フレーム8が支軸
9Aを回転中心として回動し、開放できるような構造と
なっている。
【0031】また、図3中の装置本体の左側には、電装
・制御部100が収納されている。その上方にはファン
70が設けられており、装置内の温度過昇防止のために
排風している。また、図3中の装置本体の右側には、比
較的小規模の給紙装置80が設けられている。
【0032】次に、本実施形態に係る現像装置である黒
現像装置7について説明する。図1は、図3のカラー画
像形成装置の黒現像装置7の拡大図である。この黒現像
装置7は、感光体ベルト1に向けた開口部を備えたケー
シング71、現像剤担持体としての現像ローラ72、現
像剤供給部材としての供給ローラ73、現像剤規制部材
としてのブレード部材74、該ブレード部材74を支持
する支持部材75、一成分系現像剤としてのトナーを撹
拌しながら供給ローラ73及び現像ローラ72側に搬送
する第1及び第2アジテータ76、77などから構成さ
れている。
【0033】上記第1及び第2アジテータ76、77
は、上記ケーシング71内のトナーを撹拌しながら供給
ローラ73側に搬送する。この搬送の間に摩擦帯電した
トナーは、供給ローラ73と現像ローラ72との接触部
で現像ローラ72に供給される。そして、現像ローラ7
2上に担持されたトナーは、ブレード部材74によって
所定の層厚に規制された後、現像位置で感光体ベルト1
上に黒の単色画像を形成する。
【0034】そして、本実施形態に係る現像装置におい
ては、現像ローラ72へのトナー供給後の供給ローラ7
3表面からトナーを掻き落とすトナー掻き取り部材を、
上記供給ローラ73近傍の部材と一体に形成している。
具体的には、図1の現像装置においては、ブレード部材
74を支持する上記支持部材75の一部を、上記トナー
掻き取り部材として用いる。以下、支持部材75につい
て詳しく説明する。
【0035】上記支持部材75は、ケーシング71に固
設された断面がL字状の板状部材と、該板状部材の一方
の板部(以下、支持用板部という)75bと共に上記ブ
レード部材74を挟持して支持する押え板75cとを有
している。また、上記板状部材の他方の板部(以下、掻
き落とし用板部という)75aは、上記供給ローラ73
の方へ突出して一方の面が該供給ローラに当接するよう
に形成されており、該掻き落とし用板部75aにより、
上記トナー掻き取り部材として機能する掻き落とし部を
形成している。このように、トナー掻き取り部材を、ブ
レード部材の支持部材と一体に形成することで、該トナ
ー掻き取り部材を独立させて設ける場合とは異なり、該
トナー掻き取り部材のための支持部材が必要となった
り、トナー掻き取り部材を設置するときの位置合わせが
必要となることがない。よって、コストダウンを実現す
ることができる。 (以下、余白)
【0036】上記掻き落とし用板部75aは、上記供給
ローラ73に対し、現像ローラ72と該供給ローラ73
との当接位置と略反対側で、該現像ローラ72とともに
該供給ローラ73を挟むように該供給ローラ73と当接
している。このため、該供給ローラ73の幅方向で、掻
き落とし用板部75aから逃げる部分が生じたり、現像
ローラ72から逃げる部分が生じたりしにくい。これに
より、供給ローラ73が現像ローラ72や上記掻き落と
し用板部75aと軸方向で均一に当接する。
【0037】また、図示の例においては、上記掻き落と
し用板部75aが上記供給ローラ73に面状に当接して
いるため、軸状のトナー掻き取り部材を用いた場合とは
異なり、供給ローラに対する押しつけ量が両端部と中央
部とで異なるようなことが起こりにくい。
【0038】上記現像ローラ72へのトナー供給後に上
記供給ローラ73表面に残留したトナーは、上記掻き落
とし用板部75aによって掻き落とされる。そして、該
掻き落とし用板部75aとの当接位置を通過した後に、
該供給ローラ73a表面には前記アジテータから搬送さ
れ、摩擦帯電したトナーが供給され、このトナーが現像
ローラ72に供給される。このようにして、トナーの過
剰な帯電アップを防止することができ、現像ローラ72
表面に、均一に帯電したトナーが提供される。
【0039】さらに、上記支持部材75の断面がL字状
の板状部材の上記掻き落とし用板部75aには、図2に
示すように、複数の開口部75dが設けられている。こ
れにより、現像ローラ72、供給ローラ73、ブレード
部材74及び支持部材75で囲まれる領域D内のトナー
が、上記供給ローラ72の回転に伴って上記開口部75
dからアジテータ側の空間へと排出される。よって、該
掻き落とし用板部75aによって供給ローラ72上から
掻き落とされたトナーや、ブレード部材74によって現
像ローラ72上から掻き落とされたトナーが、現像ロー
ラ72、供給ローラ73、ブレード部材74及び支持部
材75で囲まれる領域D内に堆積することなく、良好に
循環される。
【0040】上記供給ローラ73は摩擦係数が高いの
で、該供給ローラ72に当接している掻き落とし用板部
75aが摩耗してしまい、該掻き落とし用板部75aの
摩耗粉が供給ローラ73によって現像ローラ72に運ば
れる場合もある。ここで、現像ローラ72として磁性ロ
ーラを使用する場合には、供給ローラ73に当接する部
材が磁性体だと摩耗粉が現像ローラ72に捉えられてそ
のまま回り続けることにより、ブレード部材等を傷つ
け、画像上にスジがつくおそれがある。このため、該現
像ローラ72として磁性ローラを使用する場合には、上
記掻き落とし用板部75aの少なくとも上記供給ローラ
73に当接する部分は非磁性体の材料で形成するのが好
ましい。
【0041】次に、本実施形態に係る現像装置の変形例
について図4を用いて説明する。図4は、この現像装置
の概略構成図である。この現像装置においては、上記ト
ナー掻き取り部材を、ブレード部材74を支持する支持
部材と一体に形成するのではなく、現像ローラ72上の
現像剤量を規制する現像剤規制部材と一体に形成した点
が、図1の現像装置と異なる点である。具体的には、ブ
レード部材74の一部が、上記トナー掻き取り部材とし
て機能するように該ブレード部材74を形成している。
その他の構成については図1の現像装置と同様であるの
で、説明を省略する。
【0042】図4の現像装置においては、ブレード部材
74の、支持部材75により支持されている側の端部か
ら屈曲して供給ローラ73の方に伸びる部分によって、
上記トナー掻き取り部材としての掻き落とし部74aを
形成している。このように、上記トナー掻き取り部材と
して機能する掻き落とし部74aを、ブレード部材と一
体に形成することで、図1の現像装置の場合と同様、コ
ストダウンを実現することができる。この掻き落とし部
74aは、一方の面が上記供給ローラ73に当接してお
り、現像ローラ72へのトナー供給後に該供給ローラ7
3表面に残留したトナーを掻き落とす。これにより、図
1の現像装置の場合と同様、供給ローラ73表面から現
像ローラ72表面に、均一に帯電したトナーを提供する
ことができる。
【0043】図5は、上記ブレード部材74の説明図で
ある。このブレード部材74の上記掻き落とし部74a
にも、図1の現像装置の支持部材75のL字状の板状部
材の場合と同様に、複数の開口部74bが設けられてい
る。これにより、現像ローラ72、供給ローラ73、及
び、ブレード部材74で囲まれる領域D内のトナーが、
上記供給ローラ72の回転に伴って上記開口部75dか
らアジテータ側の空間へと排出される。よって、該掻き
落とし用板部75aによって供給ローラ72上から掻き
落とされたトナーや、ブレード部材74によって現像ロ
ーラ72上から掻き落とされたトナーが、現像ローラ7
2、供給ローラ73、ブレード部材74及び支持部材7
5で囲まれる領域D内に堆積することなく、良好に循環
される。
【0044】また、上記ブレード部材74を、現像ロー
ラ72に当接して現像剤規制部材として機能する部分
(以下、規制部という)と上記掻き落とし部74aとに
L字型に屈曲させることによって、該ブレード部材74
の規制部及び掻き落とし部74aの幅方向に対する剛性
が増す。これにより、上記規制部と掻き落とし部74a
とを別体に構成した場合に比して、上記該ブレード部材
の規制部は上記現像ローラ72に対して、また、上記掻
き落とし部74aは上記供給ローラ73に対して、それ
ぞれローラ軸方向で均一に当接することとなる。
【0045】さらに、図示の現像装置のブレード部材7
4においては、上記規制部の自由端部と、上記掻き落と
し部74aの自由端部とがそれぞれL字状に折り曲げら
れている。これにより、該ブレード部材74の規制部及
び掻き落とし部74aの幅方向に対する剛性がさらに上
がるので、該ブレード部材の規制部は上記現像ローラ7
2に対して、また、上記掻き落とし部74aは上記供給
ローラ73に対して、それぞれローラ軸方向で均一に当
接する。
【0046】図4の現像装置においても、該現像ローラ
72として磁性ローラを使用する場合には、上記掻き落
とし部74aの少なくとも上記供給ローラ73に当接す
る部分は非磁性体の材料で形成するのが好ましい。これ
により、該掻き落とし部74aの摩耗粉が現像ローラ7
2表面に留まってブレード部材等を傷つけ、画像上にス
ジがつくのを防止することができる。
【0047】図6は、本実施形態に係る現像装置の他の
変形例を示す概略構成図である。この現像装置において
は、上記トナー掻き取り部材を、ブレード部材74を支
持する上記支持部材75と一体に形成するのではなく、
現像装置のケーシング71と一体に形成した点が、図1
の現像装置と異なる点である。その他の構成については
図1の現像装置と同様であるので、説明を省略する。
【0048】この現像装置においては、ケーシング71
の上壁部の一部を供給ローラ73側へ突出させ、この突
出部によって上記掻き落とし部71aを形成している。
このように、上記トナー掻き取り部材として機能する掻
き落とし部71aを、現像器のケーシング71と一体に
形成することで、図1の現像装置の場合と同様、コスト
ダウンを実現することができる。この掻き落とし部71
aは、一方の面が上記供給ローラ73に当接しており、
現像ローラ72へのトナー供給後に該供給ローラ73表
面に残留したトナーを掻き落とす。よって、図1の現像
装置の場合と同様、供給ローラ73表面から現像ローラ
72表面に、均一に帯電したトナーを提供することがで
きる。
【0049】図6の現像装置においても、該現像ローラ
72として磁性ローラを使用する場合には、上記掻き落
とし部71aの少なくとも上記供給ローラ73に当接す
る部分は非磁性体の材料で形成するのが好ましい。これ
により、該掻き落とし部74aの摩耗粉が現像ローラ7
2表面に留まってブレード部材等を傷つけ、画像上にス
ジがつくのを防止することができる。
【0050】以上、本実施形態によれば、上記供給ロー
ラ73に当接するトナー掻き取り部材を、該供給ローラ
73近傍の部材、具体的には、支持部材75、ブレード
部材74、又は、現像器ケーシングと一体に形成してい
ることで、該トナー掻き取り部材を独立させて設ける場
合とは異なり、該トナー掻き取り部材のための支持部材
が必要となったり、トナー掻き落とし部材を設置すると
きの位置合わせが必要となることがない。よって、低コ
スト化が実現できる。
【0051】また、本実施形態によれば、上記供給ロー
ラ73の幅方向にわたって、上記トナー掻き落とし部材
として機能する部分と上記現像ローラ72とで該供給ロ
ーラ73を挟み込むので、該供給ローラ73の幅方向
で、上記トナー掻き落とし部材として機能する部分から
逃げる部分が生じたり、現像ローラ72から逃げる部分
が生じたりしにくい。これにより、供給ローラが上記ト
ナー掻き落とし部材として機能する部分や現像ローラ7
2に幅方向で均一に当接する。よって、幅方向でトナー
の帯電ムラが生じるのを防止し、均一な画像濃度を得る
ことができる。
【0052】また、本実施形態によれば、上記トナー掻
き取り部材として機能する部分によって供給ローラ73
表面から掻き取ったトナーが上記トナー掻き取り部材と
して機能する部分に設けられた開口部を通過して、上記
供給ローラ73表面から離間する方向に移動する。これ
により、上記供給ローラ73表面から掻き取ったトナー
が、該供給ローラ73表面の近傍に留まりにくくなり、
良好に循環される。
【0053】また、本実施形態において、該現像ローラ
72として磁性ローラを使用する場合に、上記トナー掻
き取り部材として機能する部分の、少なくとも上記供給
ローラ73に当接する部分を非磁性体の材料で形成すれ
ば、該供給ローラ73に当接する部分が削れて摩耗粉が
生じても、該摩耗粉が非磁性体であるため、上記現像ロ
ーラ72の磁力によって該現像ローラ72表面に留まる
ことがない。よって、該摩耗粉がブレード部材等を傷つ
けて画像上にスジがつくのを防止することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、低コス
ト化を実現できるという優れた効果がある。
【0055】また、請求項4乃至6の発明によれば、現
像剤供給部材が現像剤掻き取り部材や現像剤担持体に幅
方向で均一に当接するので、現像剤供給部材幅方向で現
像剤の帯電ムラが生じるのを防止し、均一な画像濃度を
得ることができるという優れた効果がある。
【0056】また、請求項5及び6の発明によれば、上
記現像剤供給部材表面から掻き取った現像剤が、該現像
剤供給部材表面の近傍に留まりにくくなり、良好に循環
されるという優れた効果がある。
【0057】特に、請求項6の発明によれば、現像剤掻
き取り部材の摩耗粉が現像剤担持体上に留まり、現像剤
規制部材等を傷つけて画像上にスジがつくのを防止する
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る現像装置の概略構成を示す正面
図。
【図2】同現像装置の掻き落とし用板部の説明図。
【図3】同現像装置を有するカラー画像形成装置の概略
構成を示す正面図。
【図4】実施形態に係る現像装置の変形例を示す概略構
成図。
【図5】図4の現像装置のブレード部材の説明図。
【図6】実施形態に係る現像装置の他の変形例を示す概
略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2、3 回動ローラ 4 帯電装置 5 光書き込みユニット 6 カラー現像器ユニット 7 黒現像装置 71 ケーシング 72 現像ローラ 73 供給ローラ 74 ブレード部材 75 支持部材 76 第1アジテータ 77 第2アジテータ 10 中間転写ベルト 14 転写ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像領域に搬送される現像剤を担持する現
    像剤担持体と、該現像剤担持体上に現像剤を供給する現
    像剤供給部材と、該現像剤供給部材によって該現像剤担
    持体上に供給された現像剤量を規制する現像剤規制部材
    と、該現像剤供給部材に接触する現像剤掻き取り部材と
    を有し、該現像剤掻き取り部材で該現像剤供給部材上の
    現像剤を掻き落として現像剤の過剰な帯電アップを防止
    しながら、上記現像剤規制部材で規制された量の現像剤
    を担持した現像剤担持体により像担持体上に現像剤を供
    給して現像を行う現像装置において、 上記現像剤掻き取り部材を、現像剤供給部材近傍の部材
    と一体に形成したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の現像装置において、 上記現像剤供給部材近傍の部材として、上記現像剤規制
    部材又は現像装置のケーシングを用いたことを特徴とす
    る現像装置。
  3. 【請求項3】現像剤規制部材を支持する支持部材を有す
    る請求項1の現像装置において、 上記現像剤供給部材近傍の部材として、該支持部材を用
    いたことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、又は、3の現像装置におい
    て、 上記現像剤供給部材の幅方向にわたって、上記現像剤掻
    き取り部材と上記現像剤担持体とで該現像剤供給部材を
    挟み込むように該現像剤掻き取り部材、該現像剤担持
    体、及び、該現像剤供給部材を配置したことを特徴とす
    る現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1の現像装置において、 上記現像剤掻き取り部材に、該現像剤掻き取り部材によ
    って掻き取った現像剤を、該現像剤供給部材表面から離
    間する方向に通過させるための現像剤通過孔を設けたこ
    とを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】磁力により現像剤を担持する現像剤担持体
    を有する請求項1の現像装置において、 上記現像剤掻き取り部材の、少なくとも上記現像剤供給
    部材に当接する部分を、非磁性の材料で構成したことを
    特徴とする現像装置。
JP9259297A 1997-09-08 1997-09-08 現像装置 Withdrawn JPH1184856A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343638A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Ricoh Co Ltd 現像装置および該現像装置を含むカートリッジおよび画像形成装置
JP2014006292A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2014157332A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

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