JP2019219507A - 画像形成装置 - Google Patents

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Takahiro Iwasaki
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Abstract

【課題】トナーを貯留する貯留部の満杯状態の誤検出を防止する。【解決手段】飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部102と、サイクロン部102により分離されたトナーを貯留する貯留部103と、サイクロン部102によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部105と、フィルター部105を通った空気を導くダクト200と、フィルター部105を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファン300と、を備え、ファン300の回転速度の変化に基づいて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出する画像形成装置において、複数回測定されたファン300の回転速度の変動率が所定値以上である場合に、警告を通知する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、トナーを用いて用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置として、現像部で発生する飛散トナーを吸引してサイクロン部により遠心分離することでトナーを貯留部に回収し、遠心分離できないトナーをフィルターで捕集するトナー捕集部を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。貯留部がトナーで満たされて満杯状態となると、トナーが巻き上がってフィルターに目詰まりが発生し、結果として画像形成装置内にトナーが飛散してしまうため、上記特許文献1では、フィルターの目詰まりを検出する光学式のセンサーを搭載し、このセンサーにより目詰まりが検出されるとトナー捕集部の空気の流量を調整するようになっている。
また、フィルターの目詰まりが発生してからではトナーの飛散を適正に抑制することができないため、フィルターの目詰まりが発生する前に、ファンの回転速度の変化に基づいて貯留部の満杯状態を検出し、トナーの機内飛散を抑制する画像形成装置が提案されている。
特開2013−160843号公報
しかしながら、画像形成装置の組立時や清掃メンテナンス時に、サイクロン部を含むユニットやダクトを組み付けたり、取り外したりする際に、ダクトに隙間ができると、ファンの回転速度が安定しないため、貯留部の満杯状態(サイクロンユニットの使用限界)を誤検出するといった問題があった。特に、サイクロンユニットの下流側のダクトは機内の奥側に配置されることが多く、ダクトの隙間を目視で確認しにくいため、組み付け状態に異常があっても見逃してしまう場合があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、トナーを貯留する貯留部の満杯状態の誤検出を防止することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部と、
前記サイクロン部により分離されたトナーを貯留する貯留部と、
前記サイクロン部によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部と、
前記フィルター部を通った空気を導くダクトと、
前記フィルター部を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファンと、
前記ファンの回転速度を測定する回転速度測定手段と、
前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記貯留部がトナーで満たされた満杯状態を検出する満杯状態検出手段と、
前記回転速度測定手段により複数回測定された前記ファンの回転速度の変動率が所定値以上である場合に、警告を通知する警告手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記ダクトは、複数のダクト部品が連結されて構成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記ファンは、前記複数のダクト部品のうち、最も下流のダクト部品に対応する位置、又は、最も下流のダクト部品より下流側に配置されることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記回転速度測定手段は、前記ファンが回転した回数を所定時間以上測定することで、前記ファンの回転速度を算出することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記警告手段は、前記回転速度測定手段により複数回測定された前記ファンの回転速度のうち最大値及び最小値を用いて、前記変動率を算出することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記サイクロン部と前記貯留部と前記フィルター部とは一体となって形成され、前記画像形成装置の本体部に着脱自在に構成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
画像形成を行う環境条件の変化に基づいて、前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を補正する補正手段を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、
前記環境条件は、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一を含むことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、
前記温度、気圧及び湿度は、前記ファンを通過する空気の温度、気圧及び湿度であることを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記満杯状態検出手段は、前記画像形成装置の設置時に前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を前記補正手段により補正した基準回転速度を、前記ファンの回転速度の初期状態として用い、当該初期状態からの前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記満杯状態を検出することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記ファンの回転時間を合計した合計回転時間に基づいて、前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を補正する補正手段を備えることを特徴としている。
本発明によれば、トナーを貯留する貯留部の満杯状態の誤検出を防止することができる。
本発明の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 トナー捕集部及びダクトを模式的に示す図である。 (a)は、測定時間に対するファンの出力パルス数と1パルスの検出誤差を示す図である。(b)は、測定時間に対する1パルスの検出誤差をプロットしたグラフである。 (a)は、トナー貯留量と現像風速との対応関係を示す図である。(b)は、トナー貯留量とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 (a)は、ダクトに隙間がない状態で測定したファンの回転速度の変動例である。(b)は、ダクトに隙間がある状態で測定したファンの回転速度の変動例である。 空気の密度の逆数の三乗根とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 温度とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 湿度とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 標高とファンの回転速度との対応関係を示す図である。 ダクト隙間検出処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置1の全体構成を示す概略図である。また、図2は、画像形成装置1の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置1は、外装を形成する略直方体状の装置本体部1Aを有し、この装置本体部1Aには、用紙収納部10と、画像読取部20と、画像形成部30と、定着部40と、制御部50と、記憶部60と、操作表示部70と、環境測定部80と、トナー捕集部100とが設けられている。
用紙収納部10は、画像形成装置1の下部に配置されており、用紙のサイズや種類に応じた複数のトレイ11が設けられている。用紙は、トレイ11から給紙されて搬送部12に送られ、搬送部12によって画像形成部30及び定着部40に搬送される。
画像読取部20は、図示しない原稿搬送部により搬送された原稿又は原稿台21に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。また、画像読取部20は、A/D変換によって作成された画像データに、シェーディング補正やディザ処理、圧縮等の処理を施し、後述する制御部50のRAM(図示略)に格納する。
なお、画像データは、画像読取部20から出力されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置等の外部装置から受信したものであってもよい。
画像形成部30は、画像形成ジョブに基づいて用紙に画像形成を行う。
画像形成部30は、Y、M、C及びKの色成分に各々対応する4組の画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと、中間転写ベルト33と、1次転写部34と、2次転写ローラー35とを備えている。
画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各々は、ドラム状の感光体31、この感光体31の周囲に配置された現像部32、図示しない帯電部、露光部及びクリーニング部等を有している。
露光部は、帯電部により表面が帯電された感光体31上にレーザー光を照射、露光することにより、感光体31上に静電潜像を形成する。現像部32は、露光された感光体31上に現像ローラー32aにより所定の色(Y、M、C及びKのいずれか)のトナーを供給し、感光体31上に形成された静電潜像を現像する。
Y、M、C及びKに対応する4つの感光体31上に各々Y、M、C及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体31から中間転写ベルト33に転写される。中間転写ベルト33は、複数の搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各搬送ローラーの回転に従って回転する。
中間転写ベルト33の内周側における画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各感光体31と対向する位置には、1次転写部34が設けられている。この1次転写部34は、中間転写ベルト33にトナーと反対の極性の電圧を印加することで、感光体31上に付着したトナーを中間転写ベルト33に転写する。
そして、中間転写ベルト33が回転駆動することで、中間転写ベルト33の表面には、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで形成されたトナー像が順次転写される。すなわち、中間転写ベルト33上には、Y、M、C及びKを色成分とするトナー像が重なり合い、カラー画像が形成される。
中間転写ベルト33の外周側にて対向する位置に2次転写ローラー35が配設されている。この2次転写ローラー35と中間転写ベルト33とが接触するニップ部が転写位置であり、2次転写ローラー35は、搬送部12によって搬送されてきた用紙を中間転写ベルト33に接触させて、中間転写ベルト33の外周面上に形成されているトナー像を用紙に転写する。
2次転写ローラー35における用紙の排出側には、定着部40が設けられている。
定着部40は、加熱ローラー及び加圧ローラーからなる一対のローラーを備えている。用紙は、当該一対のローラーのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、用紙上に転写されたトナー像が溶融定着する。
また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各現像部32の上側には、それぞれ吸引ダクト36が配設されている。つまり、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに対応して4つの吸引ダクト36、…が設けられている。各吸引ダクト36には、対応する画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kで飛散したトナーを含むトナー含有空気が通る。
4つの吸引ダクト36、…は、それぞれ共通ダクト37に接続されている。共通ダクト37は、上下方向に延びる中空の直方体状に形成され、トナー捕集部100(詳細後述)を着脱自在な受け部の役割及び4つの吸引ダクト36、…からトナー捕集部100にトナー含有空気を導く役割を具備している。
共通ダクト37の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側面には、吸引ダクト36を接続可能な4つの連通口(図示略)が設けられている。一方、共通ダクト37の4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kと対向する側と反対側の面には、トナー捕集部100の流入口101(図3参照)が接続される接続口37aが設けられている。
トナー捕集部100には、トナー捕集部100を通った空気を導くダクト200が接続されている。また、ダクト200のトナー捕集部100と反対側には、ファン300が配設されている。ファン300は、共通ダクト37からトナー捕集部100及びダクト200の内部を経て画像形成装置1の外部に排出される空気の流れを発生させる。具体的には、共通ダクト37からトナー捕集部100の内部へ流れた空気は流出口106(図3参照)から出て、その後、ダクト200及びファン300を通って画像形成装置1の外部へ排出される。なお、図1においては、トナー捕集部100、ダクト200及びファン300の形状や設置位置等を簡略化している。
また、ファン300は、回転速度(単位時間あたりの回転数)を算出するためのパルス信号を制御部50に出力する。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部50のCPUは、記憶部60に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
記憶部60は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。
記憶部60には、制御部50で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。
操作表示部70は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部71、及びユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部72を備えている。
環境測定部80は、画像形成装置1により画像形成を行う際の環境条件を測定する。具体的には、環境測定部80は、温度センサー81と、気圧センサー82と、湿度センサー83とを備えている。そして、環境測定部80は、温度センサー81により検出された温度に係る検出信号を制御部50に出力し、また、気圧センサー82により検出された気圧に係る検出信号を制御部50に出力し、また、湿度センサー83により検出された湿度に係る検出信号を制御部50に出力する。
温度センサー81、気圧センサー82及び湿度センサー83は、ファン300を通過する空気の密度の変化を測定可能な位置に配設されている。
次に、トナー捕集部100及びダクト200について、図3を参照して説明する。
図3は、トナー捕集部100及びダクト200を模式的に示す図である。なお、図3中において、空気の流れを模式的に一点鎖線で表している。
図3に示すように、トナー捕集部100(サイクロンユニット)は、外形が略直方体状に形成され、装置本体部1Aの共通ダクト37に対して着脱自在に構成されている。また、トナー捕集部100は、流入口101と、サイクロン部102と、貯留部103と、空気流路部104と、フィルター部105と、流出口106とを具備している。
流入口101は、共通ダクト37を通過してきたトナー含有空気を受け入れる受入口である。
トナー捕集部100を共通ダクト37に装着すると、流入口101は、共通ダクト37の接続口37aに対向する。これにより、サイクロン部102は、流入口101を介して共通ダクト37の内部空間に連通される。
サイクロン部102は、共通ダクト37を通過し、流入口101を介して流入されるトナー含有空気からトナーを遠心分離する。サイクロン部102は、円筒状に形成されており、軸方向が上下方向(重力が作用する方向)と一致している。このように、軸方向を上下方向に一致させた配置は、トナー含有空気からトナーを分離するには最適の配置である。
サイクロン部102に流入されたトナー含有空気は、サイクロン部102の内周の接線方向に進む。これにより、サイクロン部102の内部には、空気が旋回する旋回流れが発生する。
旋回流れにあるトナーは、物体が円運動することで作用する遠心力により半径方向に移動するため、大部分のトナーが空気から分離(遠心分離)される。分離されたトナーは、自重によって下方に落下し、貯留部103内に貯留される。一方、空気は、サイクロン部102の円筒部分の下端側から当該サイクロン部102の内側に流入し、サイクロン部102の上側に設けられた空気流路部104の流入部104aに入る。
空気流路部104は、サイクロン部102に連通する流入部104aと、流入部104aに連通するフィルター配設部104bと、フィルター配設部104bに連通する流出部104cとを具備している。
流入部104aは、U字型のパイプ状に形成されており、サイクロン部102から流入される空気を上下反転させてフィルター配設部104bに導く。
フィルター配設部104bには、トナーをろ過するフィルター部105が配設されている。
フィルター部105は、サイクロン部102を通過した空気に含まれる僅かなトナーを捕集するものであり、これにより、フィルター部105を通過した空気が清浄化される。
このフィルター部105は、空気が通過する方向にフィルターを複数枚重ねて配置すると、空気の清浄効果が増すため好ましい。例えば、フィルター部105には、トナー防塵フィルター、オゾン触媒フィルター、トナー防塵フィルター等が所定の配置で並べられている。
フィルター配設部104bのフィルター部105を通過した空気は、フィルター配設部104bの上側に設けられた流出部104cに流入し、この流出部104cの空気の流れ方向下流側(サイクロン部102と反対側)に形成されている流出口106からファン300(ダクト200)側に流出される。
このように、各吸引ダクト36で吸引された空気は、共通ダクト37、流入口101、サイクロン部102、流入部104a、フィルター配設部104b(フィルター部105)、流出部104c及び流出口106を通過し、その後、ダクト200及びファン300も通過して画像形成装置1の外部へ排気される。
ダクト200は、フィルター部105を通った空気を外部へ導く。ダクト200は、複数のダクト部品200a,200b,200cが連結されて構成されている。ファン300は、複数のダクト部品200a,200b,200cのうち、最も下流のダクト部品200cより下流側に配置されている。各ダクト部品200a,200b,200c、トナー捕集部100の取り付け状態によっては、ダクト部品200a,200b,200cの連結部(ダクト部品同士の間)、ダクト部品200aとトナー捕集部100との間、ダクト部品200cとファン300との間に隙間が生じ得る。
ダクト200の隙間から空気が入り込むと、ダクト200内に乱流が発生する。ダクト200内での乱流の発生により、ファン300を通過する空気の流量が変動する。ファン300を通過する空気の流量の変動により、ファン300の回転速度の変動率が大きくなる。
例えば、画像形成装置1の組立時や清掃メンテナンス時に、トナー捕集部100(サイクロンユニット)やダクト200を組み付けたり、取り外したりする際に、ダクト200に隙間ができてしまうことで、ファン300の回転速度の変動率が大きくなる。
また、サイクロン部102を用いるトナー吸引機構を備える画像形成装置1では、サイクロン部がない装置と比較して、風速が速く、風速が速いほど乱流の影響を受けやすく、ファン300の回転速度の変動率が大きくなる。
トナー捕集部100は、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体となって形成され、例えば、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態となった場合等に、これらサイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体的に交換可能となっている。
<回転速度測定処理>
次に、回転速度測定処理について説明する。
制御部50(回転速度測定手段)は、回転速度測定プログラムに従って、ファン300から出力されるパルス信号に基づいて、ファン300の回転速度(単位時間あたりの回転数)を測定する。
なお、ファン300の回転速度を測定する際には、予め定められた測定時間の間にファン300が回転した回数を検出し、検出された回転数と測定時間に基づいて回転速度を算出しているが、この測定時間を所定時間以上とすることが望ましい。つまり、制御部50は、ファン300が回転した回数を所定時間以上測定することで、ファン300の回転速度を算出する。
図4(a)に、1回転で2パルス出力するファンを使用し、回転速度8800[rpm]を検出する場合の測定時間に対するファンの出力パルス数と、1パルスの検出誤差を示す。1パルスの検出誤差とは、測定時間内に検出される出力パルス数に対する1パルスの割合である。また、図4(b)は、測定時間に対する1パルスの検出誤差をプロットしたグラフである。例えば、測定時間を10秒以上とすることで、1パルスの検出誤差を0.03%以下に抑えることができる。また、測定時間を20秒以上とすることで、1パルスの検出誤差を0.02%以下に抑えることができる。
<満杯状態検出処理>
次に、満杯状態検出処理について説明する。
図5(a)は、トナー貯留量と現像風速との対応関係を示す図であり、図5(b)は、トナー貯留量とファン300の回転速度との対応関係を示す図である。
ここで、図5(a)及び(b)にあっては、温度20℃、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、トナー含有空気中のトナーが貯留部103に貯留されて回収される割合(サイクロン部102のトナーの分離効率)が98%となるようにファン300の回転速度が設定されている。すなわち、トナー含有空気中の2%のトナーは、貯留部103に貯留されずにフィルター部105により捕集(ろ過)されることとなる。
なお、貯留部103がトナーで満たされる満杯状態を700[g]としているが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。また、図5(a)にあっては、吸引ダクト36を通過する空気(トナー含有空気)の風速(現像風速)は、トナー貯留量が0[g]の状態での風速を100として正規化したものである。
図5(a)に示すように、サイクロン部102のトナーの分離効率が高いと、フィルター部105の目詰まりが生じにくいために、貯留部103がトナーで満たされる満杯状態となるまでは、現像風速の低下が生じにくい。
しかしながら、貯留部103がトナーで満たされて満杯状態となると、貯留部103のトナーが巻き上がってフィルター部105に目詰まりが発生してしまい、この結果、現像風速が低下し、画像形成装置1内にトナーが飛散してしまう。このため、画像形成装置1内へのトナーの飛散を抑制する上では、貯留部103が満杯状態となった後に発生するフィルター部105の目詰まりをセンサーにより検出するのではなく、フィルター部105の目詰まりが発生する前に貯留部103の満杯状態を検出する必要がある。
図5(b)に示すように、サイクロン部102のトナーの分離効率が98%に設定されている状態では、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態でのファン300の回転速度は、8870[rpm]である。
画像形成装置1により画像形成が開始され、貯留部103にトナーが貯留されていくとともにフィルター部105によりトナーが捕集されていくと、ファン300を通過する空気の流量が減少していくため、所定の電圧で駆動しているファン300は、回転負荷の減少に伴い、回転速度が上昇する。そして、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態でのファン300の回転速度は、8970[rpm]となる。また、貯留部103が満杯状態となった後は、貯留部103のトナーが巻き上がってフィルター部105に目詰まりが発生し、ファン300の回転速度は急激に上昇する。
すなわち、貯留部103の満杯状態でのファン300の回転速度は、新品状態でのファン300の回転速度に対して、僅かに100[rpm]、約1.1%高速となっているだけである。このため、ファン300の回転速度の変化から貯留部103の満杯状態を検出する上では、高い精度が求められ、特に、ファン300を通過する空気の物性(例えば、空気の密度)を考慮する必要があると考えられる。ファン300の回転速度の補正については、後述する。
制御部50(満杯状態検出手段)は、満杯状態検出プログラムに従って、ファン300の回転速度の変化に基づいて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出する。
例えば、図5(b)に示したように、温度20℃、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態でのファン300の回転速度(8870[rpm])を基準回転速度とし、この基準回転速度に対してファン300の回転速度が約1.1%高速(例えば、ファン300の回転速度が8870[rpm]から8970[rpm]等)となった場合に、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態であると検出する。
<ダクト隙間検出処理>
次に、ダクト隙間検出処理について説明する。
制御部50(警告手段)は、ダクト隙間検出プログラムに従って、複数回測定されたファン300の回転速度の変動率が所定値(基準変動率)以上である場合に、ダクトに隙間が生じていると判断し、警告を通知する。このダクト隙間検出処理においても、制御部50は、環境条件の変化に応じて補正した後のファン300の回転速度を用いる。
図6(a)に、ダクト200に隙間がない状態で複数回測定したファン300の回転速度の変動例を示す。制御部50は、下記式(1)に従って、ファン300の回転速度の変動率Fを求める。
Figure 2019219507
ここで、σは複数回測定して得られたファン300の回転速度の標準偏差、Aは複数回測定して得られたファン300の回転速度の平均値である。
ダクト200に隙間がない状態では、ファン300の回転速度の変動率Fは、0.1%程度で安定している。
図6(b)に、ダクト200に隙間がある状態で複数回測定したファン300の回転速度の変動例を示す。この時の隙間は0.2[mm]であった。ダクト200に隙間がある場合には、ファン300の回転速度は安定せず、ファン300の回転速度の変動率は約1.0%まで大きくなる。ここまで変動率が大きくなってしまうと、貯留部103の満杯状態を誤検出するおそれがあるため、その前に警告を通知する必要がある。
例えば、制御部50は、6回測定したファン300の回転速度の変動率が0.3%以上となった場合に、表示部71に警告を表示させる。
<ファン回転速度補正処理>
次に、ファン回転速度補正処理について説明する。ファン300の回転速度は、温度、気圧、湿度等に応じて変化する。
ファン300の回転速度ω[rpm]は、下記式(2)で表される。
Figure 2019219507
ここで、Cは補正係数、Tは温度である。
補正係数Cは、下記式(3)に従って算出される。
Figure 2019219507
ここで、Wはファン300の消費電力、kはファン300の抵抗等により変化する定数、Rは気体定数、Pは大気圧、PW0(T)は飽和水蒸気圧、RHは相対湿度である。
ファン300の回転速度に対する空気の物性の影響について、図7を参照して説明する。
図7は、空気の密度の逆数の三乗根とファン300の回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図7は、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、温度を調整することで空気の密度を変化させた場合のファン300の回転速度の測定結果である。図7に示す環境の範囲では、空気の密度の逆数の三乗根とファン300の回転速度との関係は、直線(一次関数)で近似される。
なお、ファン300は、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図7に示すように、空気の密度が小さくなるにつれて(空気の密度の逆数の三乗根が大きくなるにつれて)、所定の電圧で駆動しているファン300は、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
ここで、空気の密度は、例えば、温度、気圧及び湿度等によって変化するため、ファン300の回転速度に対する温度、気圧及び湿度の各々の影響について、以下に検討する。
まず、ファン300の回転速度に対する温度の影響について、図8を参照して説明する。
図8は、温度とファン300の回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図8は、湿度50%、気圧1002hPaの条件下において、温度を変化させた場合のファン300の回転速度の測定結果である。図8に示す温度の範囲では、温度とファン300の回転速度との関係は、直線(一次関数)で近似される。
なお、ファン300は、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図8に示すように、温度が高くなるにつれて、空気の体積の増加に伴い密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファン300は、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
次に、ファン300の回転速度に対する湿度の影響について、図9を参照して説明する。
図9は、湿度とファン300の回転速度との対応関係を示す図である。
具体的には、図9は、温度20℃、気圧1002hPaの条件下において、湿度を変化させた場合のファン300の回転速度の測定結果である。図9に示す湿度の範囲では、湿度とファン300の回転速度との関係は、直線(一次関数)で近似される。
なお、ファン300は、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図9に示すように、湿度が高くなるにつれて、空気中の水の分子の比率の増加(例えば、窒素分子、酸素分子等の他の成分の比率の減少)に伴い空気の密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファン300は、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
次に、ファン300の回転速度に対する気圧の影響について、図10を参照して説明する。
ここで、気圧と標高とは相関関係があるため、標高とファン300の回転速度との対応関係を図10に示す。
具体的には、図10は、温度20℃、湿度50%の条件下において、画像形成装置1が設置される位置の標高を変化させた場合のファン300の回転速度の測定結果である。図10に示す標高の範囲では、標高とファン300の回転速度との関係は、直線(一次関数)で近似される。
なお、ファン300は、画像形成装置1により画像形成が行われる前の新品状態のものである。
図10に示すように、標高が高くなる(気圧が低下する)につれて、空気の体積の増加に伴い密度が小さくなるため、所定の電圧で駆動しているファン300は、回転負荷の減少に伴って回転速度が上昇する。
このように、温度、気圧及び湿度等の環境条件の変化に応じて空気の密度が変化し、ファン300の回転速度に影響するため、ファン300の回転速度の変化から貯留部103の満杯状態を検出する上では、画像形成装置1により画像形成を行う際の環境条件についても考慮する必要がある。
制御部50(補正手段)は、ファン回転速度補正プログラムに従って、画像形成を行う環境条件の変化に基づいて、測定されたファン300の回転速度の測定値を補正する。
具体的には、制御部50は、画像形成を行う際の環境条件として、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一の変化に基づいて、ファン300の回転速度の測定値を補正する。
制御部50は、画像形成装置1の設置時に測定されたファン300の回転速度の測定値を標準環境における値に補正した基準回転速度を、ファン300の回転速度の初期状態として用いる。標準環境とは、環境条件の変化によるファン300の回転速度への影響を除くために、予め定められた環境条件である。環境条件の変化に基づく回転速度の補正は、標準環境であれば、このような回転速度に相当する、という値を求めることである。制御部50は、初期状態(基準回転速度)からのファン300の回転速度の変化に基づいて、満杯状態を検出する。
なお、制御部50は、画像形成を行う際の環境条件として、必ずしも温度、気圧及び湿度の全てを用いる必要はなく、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを用いて、ファン300の回転速度を補正してもよい。
すなわち、制御部50は、ファン300の回転速度と温度との対応関係(図8参照)、ファン300の回転速度と湿度との対応関係(図9参照)、ファン300の回転速度と標高(気圧)との対応関係(図10参照)を参照し、近似直線の傾きが相対的に大きいもの(例えば、温度)を空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものとして選択する。つまり、近似直線の傾きが温度に比べて相対的に小さい湿度や気圧等は、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に小さいため、演算負荷の軽減を図る上では考慮する必要性が低いと考えられる。
以下に、画像形成を行う際の環境条件として、温度の変化を用いてファン300の回転速度を簡易的に補正する手法について説明する。
例えば、制御部50は、20℃での基準回転速度を、サイクロン部102のトナーの分離効率が98%となる場合における新品状態でのファン300の回転速度(8870[rpm])とする。このとき、制御部50は、画像形成装置1が設置された位置での標高(気圧)を考慮し、例えば、標高が高くなるほど(気圧が低くなるほど)高速にするように基準回転速度を調整してもよい。
制御部50は、ファン300から出力されるパルス信号に基づいて検出されたファン300の回転速度を、下記式(4)に従って補正する。補正後のファン300の回転速度をωとする。ここでは、20℃を基準温度としている。
Figure 2019219507
ここで、Cは温度用補正係数、Tは温度、eはファン300の補正前の回転速度(測定値)である。温度用補正係数Cは、20℃での基準回転速度、ファン300の回転速度と温度との対応関係(図8参照)に基づいて算出される。
また、制御部50は、上記式(3)に従って算出される補正係数Cについても同様に、気圧及び湿度のうち、例えば、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいもの(例えば、気圧)のみを用いて、補正係数Cを算出してもよい。具体的には、制御部50は、例えば、気圧が高くなるほど値が小さくなるように補正係数Cを算出する。
なお、上述した満杯状態検出処理及びダクト隙間検出処理において、ファン回転速度補正処理により補正された後のファン300の回転速度を用いることが望ましい。
具体的には、制御部50は、画像形成を行う環境条件の変化に基づいて、測定されたファン300の回転速度の測定値を補正し、ファン300の補正後の回転速度に基づいて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出する。制御部50は、ファン300の補正後の回転速度を初期状態(基準回転速度)と比較して、初期状態からの変化が所定値以上となった場合に、満杯状態を検出する。例えば、制御部50は、ファン300の補正後の回転速度が初期状態と比較して1.1%高速となった場合に、貯留部103が満杯状態であると判断する。
制御部50は、ファン300の回転速度を複数回測定し、各測定値を環境条件の変化に基づいて補正する。制御部50は、複数回分のファン300の補正後の回転速度から変動率を算出し、変動率が所定値以上である場合に、警告を通知する。すなわち、制御部50は、ファン300の補正後の回転速度の変動率が所定値以上である場合に、ダクト200に隙間が生じている可能性があることを警告する。
次に、画像形成装置1における動作について説明する。
図11は、ダクト隙間検出処理を示すフローチャートである。この処理は、メンテナンス直後、画像形成装置1の電源ON時、プリント終了時(1ジョブ終了時)等に行われる。
まず、制御部50は、ファン300から出力されるパルス信号に基づいて、ファン300の回転速度を測定する(ステップS1)。制御部50は、ファン300の回転速度の測定値を算出するために、所定時間以上かけてファン300が回転した回数を測定する。
次に、制御部50は、測定されたファン300の回転速度の測定値(実測値)を環境条件の変化に基づいて補正する(ステップS2)。例えば、制御部50は、測定により得られた回転速度の測定値を、標準環境における回転速度に換算するような補正を行う。
次に、制御部50は、ファン300の補正後の回転速度を記憶部60に記憶させる(ステップS3)。
ここで、制御部50は、ファン300の回転速度の測定が所定回数(例えば、6回)終了したか否かを判断する(ステップS4)。
ファン300の回転速度の測定が所定回数未満である場合には(ステップS4;NO)、ステップS1に戻り、処理が繰り返される。
ステップS4において、ファン300の回転速度の測定が所定回数終了した場合には(ステップS4;YES)、制御部50は、複数回のファン300の回転速度(補正済み)から変動率Fを算出する(ステップS5)。変動率Fは、上記式(1)により求められる。
次に、制御部50は、変動率Fが基準変動率F以上である否かを判断する(ステップS6)。基準変動率Fは、ダクト200に隙間があることを検出する際の閾値である。
変動率Fが基準変動率F以上である場合には(ステップS6;YES)、制御部50は、ダクト200に隙間があると判断し、表示部71に警告を表示させる(ステップS7)。例えば、表示部71に、「ダクトに隙間があります。確認してください。」等のメッセージが表示される。なお、警告の通知方法については、警告メッセージの表示に限定されず、ブザー音を発する等して、ユーザー又はサービスエンジニアに注意を喚起することとしてもよい。
ステップS6において、変動率Fが基準変動率F未満である場合(ステップS6;NO)、又は、ステップS7の後、ダクト隙間検出処理が終了する。
なお、ここでは、ファン300の回転速度を複数回連続して測定し、変動率を求めたが、定期的にファン300の回転速度を測定し、直近のN回分のデータ(Nは変動率を求めるのに十分な大きさの自然数)から変動率を求め、ダクト200の隙間を検出してもよい。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、ファン300の回転速度を複数回測定し、回転速度の変動率が所定値以上である場合に、警告を通知するので、ダクト200に隙間がある場合等、部品の組み付け状態に異常がある場合に、ユーザー又はサービスエンジニアに注意を喚起することができる。表示部71に警告が表示されると、ユーザー又はサービスエンジニアは、ダクト200等の組み付け状態を確認し、各部品の位置を直す。これにより、ファン300の回転速度が安定するようになるため、トナーを貯留する貯留部103の満杯状態の誤検出を防止することができる。
特に、本実施形態のように、画像形成装置1が、複数のダクト部品200a,200b,200cが連結されて構成されているダクト200を備えている場合には、ダクト200に隙間が生じやすいため、ダクト200の隙間検出が、より重要である。
また、ファン300の回転速度を測定する際に、測定時間を所定時間以上とすることで、ファン300の回転速度の測定精度が向上する。
また、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体となって形成され、画像形成装置1の装置本体部1Aに着脱自在に構成されているので、貯留部103が満杯状態となった場合等に、これらサイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが一体的に交換可能となり、交換の際の手間の軽減及びコストの低減を図ることができるだけでなく、貯留部103に貯留されているトナーが画像形成装置1内に飛散してしまうことを適正に抑制することができる。
また、画像形成を行う環境条件(例えば、温度、気圧及び湿度等)の変化に基づいて、ファン300の回転速度を補正するので、ファン300の回転速度に影響する空気の密度が変化しても、当該空気の密度の変化を考慮してファン300の回転速度を適正に補正することができる。特に、ファン300を通過する空気の密度の変化に基づいて、ファン300の回転速度をより適正に補正することができる。
そして、ファン300の補正後の回転速度を用いて、貯留部103がトナーで満たされた満杯状態を検出することで、フィルター部105の目詰まりが発生する前に、貯留部103の満杯状態を高い精度で検出することができる。これにより、貯留部103が満杯状態となった後に貯留部103のトナーが巻き上がって画像形成装置1内にトナーが飛散してしまうことを抑制することができる。
また、画像形成装置1の設置時に測定されたファン300の回転速度の測定値を標準環境における値に補正した基準回転速度を、ファン300の回転速度の初期状態として用いることで、基準とする回転速度から環境条件の変化による影響を除くことができ、満杯状態を精度良く検出することができる。
また、ファン300の補正後の回転速度を用いて、ダクト200の隙間を検出するので、環境条件の変化による影響を除いた状態で、精度良く異常を検出することができる。
また、上記式(4)を用いて、温度用補正係数C、温度T及びファン300の補正前の回転速度eに基づいて、ファン300の補正後の回転速度ωを算出することができる。すなわち、画像形成を行う環境条件として、温度、気圧及び湿度のうち、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいもの(例えば、温度)を用いて、ファン300の回転速度を補正することができ、これにより、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に大きいものを基準としてファン300の回転速度を簡易的に補正することができる。さらに、空気の密度の変化に対して影響する度合が相対的に小さいものを除外することで、演算内容を簡略化して負荷の軽減を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。
上記実施形態では、複数回測定して得られたファン300の回転速度の標準偏差σ及び平均値Aを用いて変動率Fを算出する場合(上記式(1)参照)について説明したが、変動率Fの算出方法は、これに限定されるものではない。
例えば、制御部50は、複数回測定されたファン300の回転速度のうち最大値及び最小値を用いて、変動率を算出することとしてもよい。この場合においても、制御部50は、複数回測定されたファン300の回転速度の測定値のそれぞれを環境条件の変化に基づいて補正し、補正後の回転速度から最大値及び最小値を抽出する。制御部50は、下記式(5)に従って、ファン300の回転速度の変動率Fを求める。
Figure 2019219507
ここで、ωmaxは補正後の回転速度の最大値であり、ωminは補正後の回転速度の最小値である。
制御部50は、算出された変動率Fが基準変動率F以上である場合に、ダクト200に隙間があると判断し、表示部71に警告を表示させる。なお、ここで用いる基準変動率Fは、図11(ダクト隙間検出処理)のステップS6で用いた値と同じ値である必要はない。
この方法では、複数回測定された回転速度(補正済み)のうち最大値及び最小値のみを用いて変動率Fを算出するので、処理速度を上げることができる。
また、上記実施形態では、ファン300が、複数のダクト部品200a,200b,200cのうち、最も下流のダクト部品200cより下流側に配置されている場合について説明したが、ファン300が、最も下流のダクト部品200cに対応する位置、例えば、ダクト部品200c内に設けられていることとしてもよい。
また、ファン300の回転速度を補正する際に、当該ファン300の回転時間を合計した合計回転時間を考慮してもよい。制御部50は、ファン300の合計回転時間に基づいて、ファン300の回転速度の測定値を補正する。ファン300の合計回転時間に基づく回転速度の補正は、ファン300が新品状態であれば、このような回転速度に相当する、という値を求めることである。例えば、ファン300の合計回転時間が長くなるにつれて、ファン300内部の回転軸の軸受けが摩耗し、ファン300の回転速度が遅くなる。回転速度が遅くなった分を補正するため、制御部50は、ファン300の合計回転時間が長くなるほど値が大きくなっていく補正係数を設け、ファン300の回転速度の測定値にこの補正係数を掛けた値を、補正後の回転速度とする。
また、ファン300の合計回転時間と環境条件の変化の両方に基づいて、ファン300の回転速度を補正することとしてもよい。
また、ファン300の回転速度を補正する際に用いる環境条件の変化は、必ずしもファン300を通過する空気の密度の変化である必要はない。例えば、ファン300近傍の空気の密度の変化であってもよいし、吸引ダクト36や共通ダクト37を通る空気の密度の変化であってもよいし、画像形成装置1の内部或いは外部の空気の密度の変化であってもよい。
また、上記実施形態にあっては、ファン300の補正後の回転速度を算出する際に演算式を用いるようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、ファン300の補正後の回転速度と温度、気圧及び湿度等の各種の環境条件とが対応付けられたテーブル(図示略)を用いてもよい。
さらに、画像形成装置1の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。例えば、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kは、必ずしも全てが搭載されている必要はなく、少なくともいずれか一が搭載されていればよい。また、4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kのうち画像形成に用いない画像形成ユニットがある場合には、使用されない画像形成ユニットに対応する吸引ダクト36を所定の封止部材(図示略)により封止するようにしてもよい。
さらに、トナー捕集部100は、サイクロン部102と貯留部103とフィルター部105とが別体で形成されていてもよく、この場合には、サイクロン部102、貯留部103及びフィルター部105の各々を個別に交換可能となる。
くわえて、上記実施形態にあっては、回転速度測定手段、満杯状態検出手段、警告手段及び補正手段としての機能が、制御部50のCPUにより所定のプログラム等が実行されることにより実現されるようにしたが、所定のロジック回路により実現されてもよい。
1 画像形成装置
1A 装置本体部
30 画像形成部
30Y,30M,30C,30K 画像形成ユニット
50 制御部
60 記憶部
70 操作表示部
80 環境測定部
81 温度センサー
82 気圧センサー
83 湿度センサー
100 トナー捕集部
102 サイクロン部
103 貯留部
105 フィルター部
200 ダクト
200a,200b,200c ダクト部品
300 ファン

Claims (11)

  1. 飛散したトナーを含む空気からトナーを遠心分離するサイクロン部と、
    前記サイクロン部により分離されたトナーを貯留する貯留部と、
    前記サイクロン部によりトナーが分離された後の空気を通すフィルター部と、
    前記フィルター部を通った空気を導くダクトと、
    前記フィルター部を通った空気を排出するために空気の流れを発生させるファンと、
    前記ファンの回転速度を測定する回転速度測定手段と、
    前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記貯留部がトナーで満たされた満杯状態を検出する満杯状態検出手段と、
    前記回転速度測定手段により複数回測定された前記ファンの回転速度の変動率が所定値以上である場合に、警告を通知する警告手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ダクトは、複数のダクト部品が連結されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ファンは、前記複数のダクト部品のうち、最も下流のダクト部品に対応する位置、又は、最も下流のダクト部品より下流側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転速度測定手段は、前記ファンが回転した回数を所定時間以上測定することで、前記ファンの回転速度を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記警告手段は、前記回転速度測定手段により複数回測定された前記ファンの回転速度のうち最大値及び最小値を用いて、前記変動率を算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記サイクロン部と前記貯留部と前記フィルター部とは一体となって形成され、前記画像形成装置の本体部に着脱自在に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成を行う環境条件の変化に基づいて、前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記環境条件は、温度、気圧及び湿度のうち、少なくともいずれか一を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記温度、気圧及び湿度は、前記ファンを通過する空気の温度、気圧及び湿度であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記満杯状態検出手段は、前記画像形成装置の設置時に前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を前記補正手段により補正した基準回転速度を、前記ファンの回転速度の初期状態として用い、当該初期状態からの前記ファンの回転速度の変化に基づいて、前記満杯状態を検出することを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ファンの回転時間を合計した合計回転時間に基づいて、前記回転速度測定手段により測定された前記ファンの回転速度の測定値を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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