JP2004020772A - 現像装置、作像ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、作像ユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気ブラシの挙動と局所的な現像器ケーシングとの相互作用によって現像器ケーシングの下流側位置から発生する異常な吹き出し気流に起因するトナーやキャリアの飛散を防止ないしは軽減させる。
【解決手段】補助極4bが形成する磁気ブラシ11はこの補助極4b前後において立ち上がりと倒伏の運動によりその内部に空気を取り込むので、現像器ケーシング7内の薄い空気層14中の流速が増加するが、補助極4bに対応する部分の現像器ケーシング7は磁気ブラシ11の突出方向に凹む凹部12による凹構造15を有することで、圧力抜き空間13を形成する形状が最適化されているので、この領域での流速の増加を抑制することができる。よって、磁気ブラシの挙動と局所的な現像器ケーシングとの相互作用によって現像器ケーシング7の開口部6に向けて発生する吹き出し気流の流量を抑制でき、結果的に、離脱したトナーやキャリアの飛散を抑制できるようにした。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ブラシ現像方式の現像装置、作像ユニット及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の磁気ブラシ現像方式の現像装置では、現像器ケーシングの開口部に設けられた現像剤担持体としての現像スリーブが内蔵する永久磁石によって形成する磁界により、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤で磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを潜像担持体としての感光体と現像スリーブとの隙間に搬送して感光体上の潜像を現像する。
【0003】
このような基本的な設計配置による現像装置のレイアウトを図15に示す。図15において、101は反時計方向に回転駆動されるドラム状の感光体102に近接対向されて時計方向に回転駆動される現像スリーブであり、内部には複数個(例えば、6個程度)の永久磁石103a,103b,103c,…が放射状に固定配置されている。ここに、感光体102に対向する永久磁石103aは主極と称され、この永久磁石103aの磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる2成分現像剤で磁気ブラシを形成することにより、感光体102上の潜像を現像する。また、主極としての永久磁石103a以外の永久磁石103b,103c,…は主極部分で良好な磁気ブラシを形成するために利用され、補助極と称される。このような現像スリーブ101は感光体102に対向する部分でこの現像スリーブ101を露出させるように開口部104が形成された現像器ケーシング105により覆われている。また、このような現像器ケーシング105内には現像スリーブ101よりも下部側方に位置させてトナー補給部(図示せず)から補給されるトナーを現像スリーブ101周面に送り込んだり回収されるトナーと現像剤とを再攪拌したりするための現像剤搬送スクリュー106,107が設けられており、さらには、感光体102側に搬送される現像剤の量を所定量に規制するためのドクタブレード108が現像器ケーシング105の一部等を利用して設けられている。
【0004】
ところが、このような構成の現像装置においては、現像スリーブ101が設けられた現像器ケーシング105の開口部104から現像装置内のトナーやキャリアが飛散し易い。そして、現像装置の下方を中心に外部へ飛散したトナーやキャリアは、当該現像装置を搭載している複写機、プリンタ等の画像形成装置内を汚染して紙詰まりなどの処理時にオペレーターの手を汚してしまったり、画像形成装置内で電気部品に付着してノイズなどの原因となったりしてしまう問題点がある。さらには、タンデム方式のフルカラー画像形成装置にあっては、感光体や現像装置の下方に第2の像担持体として中間転写ベルトが配置されるため、中間転写ベルト上或いはこの中間転写ベルト上を搬送される転写紙上に飛散・落下したトナー等が付着して汚してしまったりするという問題点もあった。
【0005】
このような問題点を解決しようとする技術としては、以下のようなものがある。例えば、特開平5−119626号公報によれば、現像器ケーシングの開口部の両端部にトナー飛散を防止するフィルタを設けるようにしている。
【0006】
また、飛散トナー・キャリアが発生する箇所が感光体と現像スリーブ上に形成される磁気ブラシとの接触領域(以下、ニップ部と言う)であることに着目した技術として、ニップ部の下流側にキャリア回収手段を感光体・現像スリーブに各々所定間隔を隔てて設置するようにしたものが特開平4−5338号公報中に記載されている。
【0007】
また、現像器内に気流を能動的に発生させ、これらの飛散トナー・キャリアを回収することで問題を防止しようとする技術がある。例えば、特開平10−247042号公報によれば、感光体とキャリア回収手段との間隙に現像装置外部から内部へ向かう方向の気流を発生させる気流発生手段を設けることで対処する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらは以下のような問題点を有する。例えば、現像器ケーシングの端部や感光体・現像スリーブの一部の箇所のみに浮遊トナー・キャリアを防止しようとするフィルタやキャリア回収手段を設置しても、現像器ケーシング内部から吹き出す気流によって、浮遊トナー・キャリアは飛散するので、対策として不十分である。
【0009】
この吹き出し気流は、昨今の現像器の高速化・小型化に伴い顕著に現れてきたもので、その原因が不明確であった。このため、このような気流発生の原因をつきとめて、気流の入口と出口とをコントロールする設計がトナー・キャリア飛散防止には必須といえる。
【0010】
そこで、より詳細に考察すると、飛散トナーが発生する原因として、現像剤特性の不均一性(例えば、Q/M値のばらつき)によるもの以外に、現像器の物理的設計要因に起因するものとしては以下のモデルが考えられる。
【0011】
現像スリーブ101によって担持される現像剤は、感光体102との物理的な接触や磁気ブラシの跳ね上がり・倒伏運動等により、感光体102上の静電潜像又はキャリアとの電気力の拘束から一部が離脱し空気中に浮遊する。
【0012】
一方、感光体102と現像スリーブ101とが回転することにより、これらの回転体の表面には境界層に伴う連れ回り気流が発生する。浮遊したトナーはこの気流によって運ばれる。連れ回り気流は、現像スリーブ101の回転方向に対して下流側に位置する現像器ケーシング105に衝突し、又は、流れが剥離し、吹き出し気流となって浮遊トナーを筐体内に飛散させる。これを「原因系1」と言うこととする。例えば、上述した特開平10−247042号公報では、この「原因系1」の気流のみが飛散原因であるとして、対策を施しているに留まっている。
【0013】
従来考慮されなかった原因に以下のようなものがある。磁気ブラシが形成されるような微小な領域では空気の粘性の影響が無視できず、複数の磁気ブラシの内部に一定の空気がトラップされ、現像スリーブ101と現像器ケーシング105との微細な隙間(以下、ケーシングギャップと言う)をすり抜けてしまうことになる。結果、現像剤は現像器ケーシング105によって回収されるが、トラップされた空気は、その部分に衝突し物理的にもトナー離脱を生じさせやすくなり、その結果、ケーシングギャップから吹き出す気流が発生する。これを「原因系2」と言うこととする。
【0014】
この「原因系1」と「原因系2」とが複合されて現像器ケーシング105の下流側位置から異常な吹き出し気流が発生しているのである。つまり、磁気ブラシの挙動と局所的な現像器ケーシングとの相互作用によって現像器ケーシングからの特殊な吹き出し気流が生ずる。
【0015】
この「原因系2」のメカニズムを更に詳細に検討する。図16は図15に示したような一般的な2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式の現像装置の現像部分を拡大して示す概念図である。現像器ケーシング105の開口部104の位置に対応させて設けられた永久磁石103aを主極として形成される磁界によって、現像剤109で磁気ブラシ110を形成し、この磁気ブラシ110を感光体102の潜像に接触させて現像する。
【0016】
ここで、上述のように現像ニップの下流側領域において、飛散トナーを多く発生する。図17はこの下流側領域を拡大して示す概念図である。図17はギャップ間距離・磁気ブラシ110の高さを誇張して描いている。一般に、感光体102と現像スリーブ101との接触点で磁気ブラシ110を形成する永久磁石103aによる主極の前後には、磁界を保つために補助極と呼ばれる永久磁石103b,103c,…が存在し、補助極に相当する位置の現像スリーブ101上にも磁気ブラシ111,…が形成される。しかし、現像ニップ下流の補助極103bには開口部104を端部とする現像器ケーシング105が存在しており、磁気ブラシ111とこの現像器ケーシング105との衝突等の物理的相互作用が発生する。
【0017】
補助極103b付近を拡大・誇張して示す図17によれば、現像スリーブ101表面にはドクタブレード108によって規定された量の現像剤109が堆積しており、補助極103bによって磁気ブラシ111が形成されるが、この時、一定の高さHの空気層112が磁気ブラシ111中に捉えられ、現像器ケーシング105内の空間113に輸送される。特に、磁気ブラシ111が形成されると、この捉えられる空気の量は大きくなる。これは現像剤のキャリア粒径が数10μmと非常に小さいため、空気の粘性の効果が無視できないためである。現像器ケーシング105の空間113はこの先は密閉された現像剤ケースであるため、空気は逃げ場がなくなり磁気ブラシ111上の上層を通って現像器ケーシング105の外部に放出される。この時に形成される気流を吹き出し気流114と言う。この吹き出し気流114の存在は、高速度カメラと画像処理技法を使った流れの可視化によって明らかにされたものである。
【0018】
この吹き出し気流114はトナー・キャリア飛散に最も影響を及ぼす気流である。即ち、磁気ブラシ111が現像器ケーシング105に衝突する物理的衝撃・現像器ケーシング105内で現像剤搬送スクリュー106,107によって現像剤109が再撹拌される時に発生する離脱トナー・キャリアを外部に直接放出するものであるからである。
【0019】
流れの可視化による画像計測手段によって計測した境界層(空気層112)の厚さは、下記条件において以下のような値であった。
【0020】
現像剤なし:0.07(mm)
現像剤あり:0.2(mm)
条件:現像スリーブ101の直径60mm,回転速度(5rad/s)
現像ニップからの補助極103bの角度π/4(rad)
即ち、現像剤109が現像スリーブ101表面に空気を捕獲して輸送していることが示されており、この空気が噴出する構造を有する現像器の構造はトナー・キャリア飛散問題に対して改善がなされなければならない。
【0021】
本発明の目的は、このような「原因系1」と「原因系2」とが複合されて現像器ケーシングの下流側位置から発生する異常な吹き出し気流に起因するトナーやキャリアの飛散を防止ないしは軽減させることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、潜像担持体に対する対向位置に主極となる永久磁石が固定状態で内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成して前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、前記潜像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されてこの現像剤担持体を覆う現像器ケーシングと、前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置かつ前記現像器ケーシングの開口部近傍位置に前記現像剤担持体内に固定状態で内蔵されて補助極となる永久磁石と、を備え、前記現像器ケーシングの前記補助極となる永久磁石に対向する部分は、前記潜像担持体に接近して前記開口部を形成する先端部よりも前記潜像担持体から離れるよう前記補助極の磁界により形成される磁気ブラシの突出方向に凹んで圧力抜き空間を形成する凹構造を有する。
【0023】
従って、補助極が形成する磁気ブラシはこの補助極前後において立ち上がりと倒伏の運動によりその内部に空気を取り込むので、現像器ケーシング内の薄い空気層中の流速が増加するが、補助極に対応する部分の現像器ケーシングは磁気ブラシの突出方向に凹む凹構造を有しており、圧力抜き空間を形成する形状が最適化されているので、この領域での流速の増加を抑制することができる。よって、「原因系1」や「原因系2」に起因して現像器ケーシングの開口部に向けて発生する吹き出し気流の流量を抑制でき、結果的に、離脱したトナーやキャリアの飛散を抑制することができる。
【0024】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、前記凹構造は、前記現像器ケーシングの前記補助極となる永久磁石に対向する対向面に形成した凹部よりなる。
【0025】
従って、現像器ケーシングに関する部分的な加工処理で請求項1記載の発明を容易に実現できる。
【0026】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の現像装置において、前記凹構造は、前記現像器ケーシング自身の湾曲形状よりなる。
【0027】
従って、現像器ケーシングに関する形状処理で請求項1記載の発明を容易に実現できる。
【0028】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の現像装置において、前記補助極となる永久磁石に対向する部分の前記現像剤担持体表面から前記凹構造の底部までの距離が、前記補助極により形成される前記現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ以上である。
【0029】
従って、補助極対向部分の現像剤担持体表面から凹構造の底部までの距離が、補助極により形成される現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ未満であっても、吹き出し気流の抑制効果は得られるが、補助極対向部分の現像剤担持体表面から凹構造の底部までの距離を、補助極により形成される現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ以上とすることにより、磁気ブラシが現像器ケーシング壁面等に衝突してその物理的な衝撃で磁気ブラシからトナーやキャリアが離脱してしまう現象を抑制することもでき、トナーやキャリアの飛散をより一層抑制できる。
【0030】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置において、前記現像器ケーシングは、前記圧力抜き空間に対して多孔質通気性シートを介してケーシング外空間に連通する連通路を有する。
【0031】
従って、内圧が高まった現像器ケーシング内の圧力抜き空間の圧力の一部を連通路を介して外空間に逃がすことで、吹き出し気流の低減効果をより高めることができる。この際、連通路に対しては多孔質通気性シートが介在されているので、連通路から飛散しようとするトナーやキャリアをこの多孔質通気性シートにより捕集でき、その飛散を防止できる。
【0032】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の現像装置において、前記多孔質通気性シートは、高密度ポリエチレン不織布繊維シートである。
【0033】
従って、多孔質通気性シートとして高密度ポリエチレン不織布繊維シートを用いることにより、トナーやキャリアの捕集能力を高め、連通路からの飛散を確実に防止できる。
【0034】
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の現像装置において、前記多孔質通気性シートは、そのシート面が重力方向に直交しない方向に設置されている。
【0035】
従って、当該現像装置を長期に亘って使用していると、圧力抜き空間内の飛散トナーやキャリアに対する排気が不十分であると重力方向に沈殿する傾向があるが、多孔質通気性シートはそのシート面が重力方向に直交しない方向に設置されているので、シート面上にトナーやキャリアが沈殿し目詰まりさせてしまうことを軽減でき、できるだけ長期に亘って通気性を維持させることができる。
【0036】
請求項8記載の発明は、潜像担持体に対する対向位置に主極となる永久磁石が固定状態で内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成して前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、前記潜像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されてこの現像剤担持体を覆う現像器ケーシングと、前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置に前記現像剤担持体内に固定状態で内蔵されて補助極となる永久磁石と、前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、流路の直径が狭くなる狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、を備える。
【0037】
従って、基本的には、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を防止できる。この際、飛散トナー吸入ダクトはその直径が狭くなる狭窄箇所を有し、この狭窄箇所に連通接続された圧力導入管も存在し、この狭窄箇所に連通接続された圧力導入管は他の箇所に連通接続された圧力導入管よりも圧力が低く、吸込み力が強くなるため、この狭窄箇所からトナーやキャリアを効果的に吸引させることができる。つまり、飛散トナー吸入ダクトの形状を工夫し、狭窄箇所により吸い込み力を部分的に強くさせるだけの簡単な構成で、トナーやキャリアの飛散を効果的に防止できる。
【0038】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置において、前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、流路の直径が狭くなる狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、を備える。
【0039】
従って、請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置の場合、吹き出し気流の抑制によりトナーやキャリアの飛散を抑制できるものの、吹き出し気流をゼロにすることは不可能であるが、請求項8記載の発明の場合と同様に、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を確実に防止できる。
【0040】
請求項10記載の発明は、請求項5ないし7の何れか一記載の現像装置において、前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、流路の直径が変化する狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、を備える。
【0041】
従って、請求項5ないし7の何れか一記載の現像装置の場合、吹き出し気流の抑制によりトナーやキャリアの飛散を抑制できるものの、吹き出し気流をゼロにすることは不可能であるが、請求項8記載の発明の場合と同様に、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を確実に防止できる。
【0042】
請求項11記載の発明は、請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置において、複数本の前記圧力導入管として、少なくとも、前記現像剤担持体上の飛散トナーが発生しやすい箇所に対応する前記飛散トナー吸入カバーの箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの前記狭窄箇所との間を連通接続する圧力導入管を含む。
【0043】
従って、現像剤担持体の軸方向に見て経験的に飛散トナーが発生しやすい箇所、例えば、現像器端部やケーシングのリブが設けられている箇所を圧力導入管により飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所に連通接続することにより、飛散トナーが発生しやすい箇所から発生するトナーやキャリアを有効に飛散トナー吸入ダクト内の気流中に吸引させることができる。
【0044】
請求項12記載の発明は、請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置において、複数本の前記圧力導入管として、少なくとも、前記飛散トナー吸入カバーの前記現像剤担持体における軸方向中心箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの前記狭窄箇所との間を連通接続する圧力導入管と、前記飛散トナー吸入カバーの前記現像剤担持体における軸方向端部箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの前記流路の直径が拡大された拡大箇所との間を連通接続する圧力導入管と、を含む。
【0045】
従って、経験的に現像器端部箇所では飛散トナーが発生しやすいが、飛散トナー吸入カバーの軸方向中心箇所と飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所との間を圧力導入管により連通接続する一方、飛散トナー吸入カバーの軸方向端部箇所と飛散トナー吸入ダクトの拡大箇所との間を圧力導入管により連通接続することで、圧力差によって、飛散トナー吸入カバーには端部から中心付近へ向けた流れを生じさせることができ、よって、最小限の圧力導入管の使用で、現像器端部箇所で発生する飛散トナーを中心部へ移動させて有効に飛散トナー吸入ダクト内の気流中に吸引させることができる。
【0046】
請求項13記載の発明は、請求項8ないし12の何れか一記載の現像装置において、前記各圧力導入管は、飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間の連通を個別に断続させる断続手段を備える。
【0047】
従って、適用される現像装置の状態によっては、当初意図したトナーやキャリアの捕集能力が十分に得られないケースもあり得るが、このようなケースでは、連通を断続させる断続手段で圧力導入管の接続状態の切替えや使用する圧力導入管を選択することで、捕集用の流れを事後的に修正することができる。
【0048】
請求項14記載の発明は、請求項10記載の現像装置において、前記飛散トナー吸入ダクトの前記狭窄箇所と前記圧力抜き空間に対応させて前記現像器ケーシングに形成された前記連通路との間を連通接続する第2の圧力導入管と、前記飛散トナー吸入ダクトと前記連通路との間の連通接続を断続させる第2の断続手段と、を備える。
【0049】
従って、当該現像装置の不使用時に第2の断続手段で第2の圧力導入管を連通状態とし、飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所と連通路とを連通させることにより、圧力抜き空間内を大気圧に対して正圧として吹き出し気流を強制的に生じさせることができ、これにより、多孔質通気性シート上に蓄積されたトナーやキャリアを飛散トナー吸入カバーを通じて飛散トナー吸入ダクト内に捕集することができ、多孔質通気性シートの機能を長期に亘って維持することができる。
【0050】
請求項15記載の発明の作像ユニットは、潜像が形成される潜像担持体と、この潜像担持体に近接対向させた現像剤担持体を含み前記潜像を現像する請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置と、を少なくとも備える。
【0051】
従って、請求項1ないし13の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる作像ユニットを提供できる。
【0052】
請求項16記載の発明の画像形成装置は、回転駆動される潜像担持体と、この潜像担持体上に静電潜像を形成する光書込み手段と、前記潜像担持体に近接対向する現像剤担持体を含み前記潜像を現像する請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置と、を少なくとも備える。
【0053】
従って、請求項1ないし13の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供できる。
【0054】
請求項17記載の発明の画像形成装置は、請求項15記載の作像ユニットと、前記潜像担持体上に静電潜像を形成する光書込み手段と、を少なくとも備える。
【0055】
従って、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供できる。
【0056】
請求項18記載の発明は、請求項16又は17記載の画像形成装置において、潜像担持体及び現像装置を複数個備え、これらの潜像担持体上で現像された現像像が順次転写されるタンデム方式の第2の像担持体を備える。
【0057】
従って、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供できる。特に、第2の像担持体上へのトナーやキャリアの飛散・付着を防止でき、画像汚れのない画像形成が可能なカラー画像形成装置を提供できる。
【0058】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、電子写真方式のプリンタ等に用いられる2成分現像剤を用いた磁気ブラシ現像方式の現像装置への適用例を示す。
【0059】
図1は、本実施の形態の現像装置1の基本的な設計配置のレイアウトを示す概略正面図である。基本的には、図15に示した構成に準ずる。まず、反時計方向に回転駆動される潜像担持体としてのドラム状の感光体2に近接対向されて時計方向(即ち、感光体2とは反対方向)に回転駆動される現像剤担持体としての現像スリーブ3が設けられている。この現像スリーブ3は、例えば、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂などの非磁性体を円筒状に形成されている。この現像スリーブ3内には、複数個(例えば、6個程度)の永久磁石4a,4b,4c,…が放射状に固定配置されている。ここに、感光体2に対向する永久磁石4aは主極(或いは、現像磁極)と称され、この永久磁石4aの磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる2成分現像剤5を穂立ちさせて磁気ブラシを形成することにより、感光体2上の潜像を現像するものである。また、主極としての永久磁石4a以外の永久磁石4b,4c,…は主極部分で良好な磁気ブラシを形成するために利用され、補助極(或いは、搬送磁極)と称される。このような現像スリーブ3は感光体2に対向する部分でのみこの現像スリーブ3を露出させるようにすぼめた形状の開口部6が形成された現像器ケーシング7により覆われている。また、このような現像器ケーシング7内には現像スリーブ3よりも下部側方に位置させてトナー補給部(図示せず)から補給されるトナーを現像スリーブ3周面に送り込んだり回収されるトナーと現像剤とを再攪拌したりするためのトナー搬送スクリュー8,9が設けられており、さらには、感光体2側に搬送される現像剤の量を所定量に規制するためのドクタブレード10が現像器ケーシング7の一部等を利用して設けられている。
【0060】
このような基本的構成において、主磁極となる永久磁石4aよりもスリーブ回転方向下流側位置かつ現像器ケーシング7の開口部近傍位置(例えば、現像ニップに対して45°の位置)に位置させた補助極となる永久磁石4bに対向する部分を、この永久磁石4bにより形成される磁気ブラシ11(図2等参照)の突出方向に凹ませた凹部12による凹構造に形成した現像器ケーシング7として構成されている。即ち、この現像器ケーシング7の開口部6を形成する先端部は現像ニップ側に向けて延出するとともに現像スリーブ3周面に接近するようすぼまる形状とされているが、凹部12部分では現像スリーブ3周面からの距離が離れるような構造とされている。このような凹部12は現像器ケーシング7の部分的な切削加工により形成してもよいが、当該凹部12部分を外面側まで貫通する形に形成した後、外面側を蓋する形で形成するようにしてもよい。また、凹部12自体の形状は、例えば図示の如く角状であってもよく、或いは、円弧状等の他の形状であってもよい。
【0061】
なお、現像器ケーシング7は、特に図示しないが、現像スリーブ3の軸方向両端(現像装置1の両側)を覆う前後両側面を有する。よって、これらの前後両側面と、凹部12と現像スリーブ3の表面との間には圧力抜き空間13が形成される。
【0062】
このような構成において、補助極となる永久磁石4bが形成する磁気ブラシ11の発生箇所に対応する箇所の現像器ケーシング7は、永久磁石4b付近でその内面が凹状に凹んでおり、この凹部12により形成される圧力抜き空間13において、磁気ブラシ11が形成される。磁気ブラシ11は補助極となる永久磁石4b前後において、前述したように、立ち上がりと倒伏の運動により、その内部に空気を取り込むことで、現像器ケーシング7内の薄い空気層14の中の流速が増加する。しかし、本実施の形態の構成によれば、補助極となる永久磁石4bに対応する箇所に凹部12を有し、圧力抜き空間13が形成されているので、この流速の増加を無くし、発生する吹き出し気流の流量は少なくなり、結果的に離脱したトナー・キャリアを飛散させてしまう現象を減ずることができる。
【0063】
ちなみに、凹部12による凹構造ではなく、凹部相当部分から現像器ケーシングの先端側を完全に開口させた形状も考えられ、このような形状によれば吹き出し気流を小さくするためには効果的であるが、開口部分が大きくなりすぎて開口からのキャリア落ち等が増加してしまい、本来のケーシングとしての機能が損なわれるので、本実施の形態のように、開口部6を形成する先端部は極力現像スリーブ3に接近させた構造とすることが必要となる。
【0064】
図3にケーシングの開口部付近(補助極による磁気ブラシ付近)に生ずる吹き出し気流を高速度カメラ等の測定機器を用いて測定した出力結果を示す。図3(a)は図15に示したような従来の現像器ケーシング105(凹部12を有しない)を用いた場合の測定結果を示し、図3(b)は本実施の形態の凹部12を有する現像器ケーシング7を用いた場合の測定結果を示している。ただし、ドラム径:60mm、線速:2m/s、磁気ブラシ先端速度:6m/sとした。また、各々の線の長さが流速を表している。
【0065】
このような測定結果を分かりやすくするために、図4に書き直した模式図を示す。図4(a)は図3(a)に対応し、図4(b)は図3(b)に対応する。各々の矢印が流れの向きを表し、その長さが流速を表している。
【0066】
このような測定結果によれば、現像器ケーシング7の内壁面が凹部12により磁気ブラシ11に対して凹状になっている場合(図3(b),図4(b))、現像器ケーシング7の内部からの吹き出し気流が、凹部12を有しない場合(図3(a),図4(a))の吹き出し気流に比較してその流速がかなり遅いことが分かる。即ち、現像器ケーシング7内で発生した飛散トナー・キャリアを外部に放出する流れの影響が少なくなっていることが示されている。これは、現像器ケーシング内の空間が狭いとそこを通過する流れが狭窄し、流速が速くなり、その運動量を保ったまま、外部に排出されるためと考えられる。なお、磁気ブラシ11の先端速度は供給する現像剤量によって変化するが、上述したような流れ場の傾向は保たれていたものである。
【0067】
ところで、模式的に示す図5を参照して凹部12の深さについて考察する。いま、図5に示すように、補助極としての永久磁石4bにより形成される磁気ブラシ11の先端から現像スリーブ3表面までの距離(磁気ブラシ11の高さ)をGh、現像スリーブ3表面から凹部12の底部までの距離をShとする。基本的には、Gh>Shなる条件であっても、凹部12の存在により吹き出し気流を抑制させる効果は得られるが、磁気ブラシ11が現像器ケーシング7の壁面等に衝突し、この物理的な衝撃で磁気ブラシ11からトナー・キャリアが離脱してしまう場合がある。そこで、図5に示す如く、Gh≦Shなる関係を満たすように凹部12を形成することにより、このような物理的な衝撃によるトナー・キャリアの離脱も抑制でき、トナー・キャリア飛散をより一層抑制することができる。
【0068】
なお、本実施の形態では、現像器ケーシング7に凹部12を形成することにより凹構造を有するようにしたが、例えば、図6に示すように、現像器ケーシング7の永久磁石4bに対向する部分付近を外側へ湾曲させる湾曲形状により凹構造15を持つようにしてもよい。
【0069】
本発明の第二の実施の形態を図7に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の実施の形態でも同様とする)。
【0070】
本実施の形態では、現像器ケーシング7に関して、凹部12により形成される圧力抜き空間13をケーシング外空間に連通させるための連通路21が凹部12の吹き出し気流対向面側に位置させてやや水平向きに貫通させて複数箇所に形成され、かつ、この連通路21の凹部12側部分には多孔質通気性シート22が設置されている。
【0071】
このような構成によれば、内圧が高まった現像器ケーシング7内の圧力抜き空間13の圧力の一部を連通路21を通じて外部に逃がすことで、吹き出し気流をさらに抑制することができる。この時、外部とのインターフェースとなる連通路21には、多孔質通気性シート22が設置されているので、連通路21から吹き出そうとするトナーやキャリアを多孔質通気性シート22により捕集することができ、連通路21によってトナーやキャリアが飛散することもない。
【0072】
この場合、多孔質通気性シート22としては、高密度ポリエチレン不織布繊維シートが好適である。具体的には、平均空孔が、例えば、トナー平均粒径より十分小さい(例えば、平均粒径が5μmの場合であれば、3μm以下)高密度ポリエチレン不織布繊維シートが用いられる。これにより、トナーはもちろん、キャリアも確実に捕集できる。
【0073】
また、連通路21や多孔質通気性シート22の方向性について考察する。当該現像装置1の長期に亘る使用を考慮すると、圧力抜き空間13に対する排気が不十分な場合、トナーやキャリアは重力方向に沈殿する傾向がある。この際、凹部12の底部に重力方向に形成された連通路があり、その上に多孔質通気性シートが設置されていると、当該多孔質通気性シート上にトナーやキャリアが蓄積してしまう。この結果、多孔質通気性シートがやがて目詰まりしてしまうと、通気性が悪くなり、当初意図していた圧力抜き空間13の圧力を減少させるという効果が減少してしまう。そこで、このような点を考慮した場合、図7中に矢印で示す重力方向に対して連通路21が平行とならない(多孔質通気性シート22のシート面が直交しない)方向に連通路21を形成して多孔質通気性シート22を設置することが望ましい。これによれば、多孔質通気性シート22がトナーやキャリアの蓄積により目詰まりしてしまう時期を少しでも遅らせることができ、より長期に亘って効果を維持させることができる。
【0074】
本発明の第三の実施の形態を図8及び図9に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば第一の実施の形態の構成に加えて、主極となる永久磁石4aよりも現像スリーブ3の回転方向下流側位置で現像器ケーシング7の開口部6を介して現像スリーブ3(吹き出し気流の出る箇所)に接近させて対向配置させた飛散トナー吸入カバー31と、流路の直径が狭くなる数個の狭窄箇所32a,32b,…(図9参照)を有し、飛散トナー吸入カバー31よりも下方位置で現像スリーブ3の軸方向に沿わせて水平かつ平行に配設されて一定方向に気流が流れるよう軸流ファン等の通風源(図示せず)に接続された直径10mm程度の飛散トナー吸入ダクト32と、狭窄箇所32a,32b,…を含む複数箇所で飛散トナー吸入ダクト32と飛散トナー吸入カバー31との間を連通接続する複数本の圧力導入管33a,33b,33c,33d,…とが付加されている。飛散トナー吸入カバー31と飛散トナー吸入ダクト32とは少なくとも現像スリーブ3の全長に亘る長さを有している。
【0075】
このような構成において、本実施の形態によれば、基本的に現像器ケーシング7が前述したような凹部12による凹構造15を有しているので、前述したように現像器ケーシング7内から発生する異常な吹き出し気流の流量を抑制することができるものの、その吹き出し気流の流量をゼロにするのは不可能である。そこで、本実施の形態では、さらに、このような吹き出し気流の発生点において、極めて設置必要空間が小さくて済む飛散トナー吸入ダクト32を追加することで、飛散しようとするトナーやキャリアを確実に捕集できるようにしたものである。
【0076】
即ち、水平配置されて内部に一定方向の気流が流れる本実施の形態の飛散トナー吸入ダクト32は数個の狭窄箇所32a,32b,…を有しており、このような直径が細くなっている狭窄箇所32a,32b,…に接続された圧力導入管33b,33d,…は基本的に管が太い他の箇所に接続された圧力導入管33a,33c,…よりも圧力が低くなる。そこで、飛散トナー吸入カバー31について現像スリーブ3の長軸方向において経験的に飛散トナーやキャリアが多く発生する点(原因は不明であるが、例えば、現像器端部や現像器ケーシング7に適宜形成されたリブ対応部分で発生しやすいとされている)を狭窄箇所32a,32b,…に圧力導入管33b,33d,…により連通接続し、その近接点を狭窄箇所以外の箇所に圧力導入管33a,33c,…により連通接続すれば、発生点から発生する飛散トナー・キャリアを飛散トナー吸入ダクト32の気流中に有効に吸引することができる。
【0077】
このための構成として、基本的に、飛散トナー吸入ダクト32は細い円筒状、圧力導入管33a〜33d、…は径が一定の可撓性を有するパイプで十分であり、基本的に空間を殆ど占有しないで済む。また、狭窄箇所32a,32b,…を適宜設けることで、任意の点の吸い込みの力を強くすることが可能で、局所的な飛散トナー・キャリアの防止に対応できる。
【0078】
つまり、ベルヌーイの法則によれば、同一流線上で動圧のエネルギー・静圧のエネルギー・ポテンシャルエネルギーの和は等しい。飛散トナー吸入ダクト32の管上のどの断面においても流量は一定であるので、直径を変化させることで流速、即ち、動圧が変化する。重力に対して平行に設置された管(飛散トナー吸入ダクト32)であれば静圧が変化することになる。計算では、直径10mmの飛散トナー吸入ダクト32を用いて、直径を1/8〜2倍に変化させて直径2mmの圧力導入管33を適切に接続することで、一般の軸流ファンのパワーで任意に約0.2m/s程度の流速を発生させることができたものである。
【0079】
本発明の第四の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態では、現像器端部(現像スリーブ3の軸方向端部)で飛散トナー・キャリアが発生しやすいと見做し、このような端部で発生するトナーやキャリアを有効に捕集するために、飛散トナー吸入ダクト32の形状及び圧力導入管33の接続箇所を工夫したものである。即ち、飛散トナー吸入カバー31の現像スリーブ3における軸方向中心箇所(現像器中心箇所)を圧力導入管33eにより飛散トナー吸入ダクト32の狭窄箇所32cに連通接続する一方、飛散トナー吸入カバー31の現像スリーブ3における軸方向端部箇所(現像器端部箇所)を圧力導入管33fにより飛散トナー吸入ダクト32の流路の直径が拡大された拡大箇所32dに連通接続するようにしたものである。
【0080】
このような構成によれば、狭窄箇所32cと拡大箇所32dとに起因する圧力差によって、飛散トナー吸入カバー31には矢印で示すように端部から中心付近へ向かう流れが生じ、端部で多く発生する飛散トナー・キャリアは中心付近に移動し、そこから圧力導入管33e、狭窄箇所32cを介して飛散トナー吸入ダクト32の気流中に捕集される。
【0081】
圧力導入管33は設計の自由度のために直径を小さくすることが望ましく、必然的に圧力損失も大きくなる。つまり、圧力導入管33を多数設置しても効果はそれに応じて高くなるわけではなく、却って設計の自由度を損ねる結果となる。この点、本実施の形態の構成によれば、最小限の圧力導入管33の使用で、端部から発生する飛散トナー・キャリアを有効に吸い込むことが可能となる。
【0082】
本発明の第五の実施の形態を図11に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば第三の実施の形態に示した構成において、圧力導入管33a〜33d,…についてユーザ又はサービスマンが断続調節操作可能な断続手段としての断続スイッチ34a,34b,…を介在させたものである。
【0083】
基本的に、第三の実施の形態のように構成された現像装置1は、当該現像装置1を搭載する複写機等はユーザ側の平均より大きく離れた頻度・使用方法によって、筐体内の状態が大きく変化する場合もあると考えられる。例えば、通紙サイズの違いによる感光体2の温度分布や、長期使用に伴う定着器等のユニットの熱伝導による現像装置1内の温度不均一などである。気流はこのような環境に非常に敏感であり、飛散トナー吸入ダクト32の狭窄箇所32a,32b,…等によって意図された流れが達成できない可能性が生じる。この点、本実施の形態によれば、このような場合のメンテナンスを容易にするため、予め圧力導入管33a〜33d,…に断続スイッチ34a,34b,…が接続され、ユーザ或いはサービスマンが各圧力導入管33a〜33d,…による連通接続を適宜遮断させることで、事後的に吸い込み気流の調節をすることができる。
【0084】
なお、これらの第三〜第五の実施の形態では、凹部12等による凹構造15を有する現像器ケーシング7が用いられている例で説明したが、図16に示す従来例のように現像器ケーシング105(即ち、凹部12等による凹構造15を有しない)を備える現像装置に適用しても、同様に、吹き出し気流に伴う飛散トナー等を確実に飛散トナー吸入ダクト32中に捕集することでトナー等の飛散を防止することが可能である。
【0085】
本発明の第六の実施の形態を図12に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば第二及び第三ないしは第五の実施の形態に示した構成例への適用例を示し、連通路21と飛散トナー吸入ダクト32中の狭窄箇所32aとを連通接続する第2の圧力導入管35と、この第2の圧力導入管35による連通接続を任意に断続させる第2の断続手段としての断続スイッチ36とが付加されている。この断続スイッチ36は、通常の使用時には遮断状態に設定される。
【0086】
このような構成において、当該現像装置1を使用していない時(例えば、当該現像装置1を搭載している複写機においては立ち上げ時)にこの断続スイッチ36を開口し連通接続状態に切換えることで、連通路21と飛散トナー吸入ダクト32中の狭窄箇所32aとが連通状態となって、現像器ケーシング7の圧力抜き空間13内は大気圧に対して正圧になり吹き出し気流が強制的に発生する。これにより、多孔質通気性シート22上に蓄積された飛散トナー・キャリアを強制的に除去することができる。この際、多孔質通気性シート22上から除去されるこれらの飛散トナー・キャリアは飛散トナー吸入カバー31、圧力導入管33及び飛散トナー吸入ダクト32を通じて確実に捕集され、筐体内を浮遊することはなく、その飛散を防止することができる。
【0087】
本発明の第七の実施の形態を図13及び図14に基づいて説明する。本実施の形態は、前述した各実施の形態に示したような現像装置1を備える画像形成装置として、タンデム方式のフルカラー複写機への適用例を示す。
【0088】
図13は、本実施の形態のカラー画像形成装置の全体的な概略構成の一例を示すもので、C(シアン)色、M(マゼンタ)色、Y(イエロー)色、K(ブラック)色のトナー像を第2の像担持体である中間転写ベルト40上に形成するための同じ構造をした4つの作像ユニット41C,41M,41Y,41Kが中間転写ベルト40の上部に位置させて設けられている。ここに、各作像ユニット41C,41M,41Y,41Kは、各々感光体2C,2M,2Y,2K、現像装置1C,1M,1Y,1K等のプロセス手段とともに、感光体2C,2M,2Y,2K上に静電潜像を形成するための光書込みを行う半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ等を備えた光書込み手段42C,42M,42Y,42Kも一体にユニット化されて設けられている。この他、図14に示すように各作像ユニット41(41C,41M,41Y,41K)中には、感光体2(2C,2M,2Y,2K)の表面を一様帯電する帯電ローラ43、残留トナーを削り取るクリーニングブレード44等を備えるクリーニング装置45等のプロセス手段も適宜ユニット化されて設けられている。
【0089】
なお、図13において、39は原稿画像を読み取るスキャナである。
【0090】
このような構成において、各光書込み手段42C,42M,42Y,42Kは、スキャナ39の読取信号等に基づく書き込み信号に応じた書き込み光を、各作像ユニット41C,41M,41Y,41K内の感光体2C,2M,2Y,2Kに照射する。各作像ユニット41C,41M,41Y,41Kは、書き込み光に対応した各色のトナー像を、各々の感光体2C,2M,2Y,2Kに形成した後、各色のトナー像を中間転写ベルト40上に順次転写する。このとき、コントローラ46は、中間転写ベルト40上で各色のトナー像が重なり合ってフルカラー画像を形成するように、各光書込み手段42C,42M,42Y,42Kの書き込みタイミングを調整する。
【0091】
中間転写ベルト40上に形成されたフルカラー画像からなるトナー像は、中間転写ベルト40の回転により矢印A方向に移動する。この間に、中間転写ベルト40を回転自在に張架する張架ローラの1つである転写ローラ47と、中間転写ベルト40を挟んで転写ローラ47に対向配置された搬送ベルト48とのニップ部に向けて、転写紙やOHPシートなどの記録媒体としての転写材が給紙トレイ49から給送される。このとき、転写材は、転写材の画像転写領域の先端と中間転写ベルト40上に転写されたトナー像の先端とが一致するようなタイミングをとって給送される。
【0092】
そして、転写材がニップ部を通過する際に、中間転写ベルト40上に転写されたトナー像が転写材上に一括転写される。このようにしてトナー像が一括転写された転写材は、トナー像が定着装置50の加熱ローラ50a、加圧ローラ50bにより加熱・加圧されることによって定着された後、機外に排出される。
【0093】
このような構成において、中間転写ベルト40上には各作像ユニット41C,41M,41Y,41Kが配設されており、これらの各作像ユニット41C,41M,41Y,41Kからトナーやキャリアが飛散・落下して中間転写ベルト40上に付着すると画像上に汚れ等が生じ、画質劣化を来たすが、各作像ユニット41C,41M,41Y,41K中に含まれる各現像装置1C,1M,1Y,1Kは前述した実施の形態の如く、現像器ケーシング7の凹部構造や、飛散トナー吸入ダクト32などを利用したトナー・キャリア飛散防止対策が講じられたものが用いられているので、中間転写ベルト40表面を汚してしまうことがなく、トナー・キャリア飛散による画質劣化を防止することができる。
【0094】
なお、本実施の形態の画像形成装置では、現像装置1C,1M,1Y,1Kが感光体2C,2M,2Y,2Kとともに作像ユニット41C,41M,41Y,41Kとしてユニット化された場合の適用例で説明したが、必ずしも作像ユニットとしてユニット化されている必要はなく、現像装置1C,1M,1Y,1Kが感光体2C,2M,2Y,2K等に対して独立した構成であっても同様に適用することができる。また、作像ユニット41C,41M,41Y,41Kの構成としても、本実施の形態のように、光書込み手段42C,42M,42Y,42Kまで一体ユニット化されたものに限らず、光書込み手段42C,42M,42Y,42Kが別途独立して構成されたものであってもよい。
【0095】
さらに、タンデム方式のフルカラー複写機(画像形成装置)を構成する上でも、本実施の形態では、感光体2C,2M,2Y,2K上のトナー像を中間転写ベルト40上に転写させるようにしたが、中間転写ベルト40により転写材を搬送させ、搬送されるこの転写材上に感光体2C,2M,2Y,2K上のトナー像を順次直接的に転写させる方式であってもよい。
【0096】
また、本実施の形態では、画像形成装置としてタンデム方式のフルカラー複写機(画像形成装置)への適用例で説明したが、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ装置等の通常の単色の画像形成装置にも同様に適用し得るのはもちろんである。
【0097】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の現像装置によれば、補助極が形成する磁気ブラシは当該補助極前後において立ち上がりと倒伏の運動によりその内部に空気を取り込むので、現像器ケーシング内の薄い空気層中の流速が増加するが、補助極に対応する部分の現像器ケーシングは磁気ブラシの突出方向に凹む凹構造を有しており、圧力抜き空間を形成するように形状が最適化されているので、この領域での流速の増加を抑制することができ、よって、「原因系1」や「原因系2」に起因して現像器ケーシングの開口部に向けて発生する吹き出し気流の流量を抑制することができ、結果的に、離脱したトナーやキャリアの飛散を抑制することができる。
【0098】
請求項2記載の発明によれば、現像器ケーシングに関する部分的な加工処理で請求項1記載の発明を容易に実現することができる。
【0099】
請求項3記載の発明によれば、現像器ケーシングに関する形状処理で請求項1記載の発明を容易に実現することができる。
【0100】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3の何れか一記載の現像装置において、補助極対向部分の現像剤担持体表面から凹構造の底部までの距離が、補助極により形成される現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ未満であっても、吹き出し気流の抑制効果は得られるが、補助極対向部分の現像剤担持体表面から凹構造の底部までの距離を、補助極により形成される現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ以上とすることにより、磁気ブラシが現像器ケーシング壁面等に衝突してその物理的な衝撃で磁気ブラシからトナーやキャリアが離脱してしまう現象を抑制することもでき、トナーやキャリアの飛散をより一層抑制することができる。
【0101】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置において、内圧が高まった現像器ケーシング内の圧力抜き空間の圧力の一部を連通路を介して外空間に逃がすことで、吹き出し気流の低減効果をより高めることができ、この際、連通路に対しては多孔質通気性シートが介在されているので、連通路から飛散しようとするトナーやキャリアをこの多孔質通気性シートにより捕集でき、その飛散を防止することができる。
【0102】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の現像装置において、多孔質通気性シートとして高密度ポリエチレン不織布繊維シートを用いたので、トナーやキャリアの捕集能力を高め、連通路からの飛散を確実に防止することができる。
【0103】
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6記載の現像装置において、当該現像装置を長期に亘って使用していると、圧力抜き空間内の飛散トナーやキャリアに対する排気が不十分であると重力方向に沈殿する傾向があるが、多孔質通気性シートはそのシート面が重力方向に直交しない方向に設置されているので、シート面上にトナーやキャリアが沈殿し目詰まりさせてしまうことを軽減でき、できるだけ長期に亘って通気性を維持させることができる。
【0104】
請求項8記載の発明の現像装置によれば、基本的には、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を防止することができ、この際、飛散トナー吸入ダクトはその直径が狭くなる狭窄箇所を有し、この狭窄箇所に連通接続された圧力導入管も存在し、この狭窄箇所に連通接続された圧力導入管は他の箇所に連通接続された圧力導入管よりも圧力が低く、吸込み力が強くなるため、この狭窄箇所からトナーやキャリアを効果的に吸引させることができる。つまり、飛散トナー吸入ダクトの形状を工夫し、狭窄箇所により吸い込み力を部分的に強くさせるだけの簡単な構成で、トナーやキャリアの飛散を効果的に防止することができる。
【0105】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置の場合、吹き出し気流の抑制によりトナーやキャリアの飛散を抑制できるものの、吹き出し気流をゼロにすることは不可能であるが、請求項8記載の発明の場合と同様に、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を確実に防止することができる。
【0106】
請求項10記載の発明によれば、請求項5ないし7の何れか一記載の現像装置の場合、吹き出し気流の抑制によりトナーやキャリアの飛散を抑制できるものの、吹き出し気流をゼロにすることは不可能であるが、請求項8記載の発明の場合と同様に、現像器ケーシングから吹き出す飛散トナーやキャリアは飛散トナー吸入カバーにより捕集し、圧力導入管を介して飛散トナー吸入ダクト中の一定方向の気流中に回収させることで、トナーやキャリアの飛散を確実に防止することができる。
【0107】
請求項11記載の発明によれば、請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置において現像剤担持体の軸方向に見て経験的に飛散トナーが発生しやすい箇所、例えば、現像器端部やケーシングのリブが設けられている箇所を圧力導入管により飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所に連通接続することにより、飛散トナーが発生しやすい箇所から発生するトナーやキャリアを有効に飛散トナー吸入ダクト内の気流中に吸引させることができる。
【0108】
請求項12記載の発明によれば、請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置において、経験的に現像器端部箇所では飛散トナーが発生しやすいが、飛散トナー吸入カバーの軸方向中心箇所と飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所との間を圧力導入管により連通接続する一方、飛散トナー吸入カバーの軸方向端部箇所と飛散トナー吸入ダクトの拡大箇所との間を圧力導入管により連通接続することで、圧力差によって、飛散トナー吸入カバーには端部から中心付近へ向けた流れを生じさせることができ、よって、最小限の圧力導入管の使用で、現像器端部箇所で発生する飛散トナーを中心部へ移動させて有効に飛散トナー吸入ダクト内の気流中に吸引させることができる。
【0109】
請求項13記載の発明によれば、請求項8ないし12の何れか一記載の現像装置において、適用される現像装置の状態によっては、当初意図したトナーやキャリアの捕集能力が十分に得られないケースもあり得るが、このようなケースでは、連通を断続させる断続手段で圧力導入管の接続状態の切替えや使用する圧力導入管を選択することで、捕集用の流れを事後的に修正することができる。
【0110】
請求項14記載の発明によれば、請求項10記載の現像装置において、当該現像装置の不使用時に第2の断続手段で第2の圧力導入管を連通状態とし、飛散トナー吸入ダクトの狭窄箇所と連通路とを連通させることにより、圧力抜き空間内を大気圧に対して正圧として吹き出し気流を強制的に生じさせることができ、これにより、多孔質通気性シート上に蓄積されたトナーやキャリアを飛散トナー吸入カバーを通じて飛散トナー吸入ダクト内に捕集することができ、多孔質通気性シートの機能を長期に亘って維持することができる。
【0111】
請求項15記載の発明の作像ユニットによれば、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる作像ユニットを提供することができる。
【0112】
請求項16記載の発明の画像形成装置によれば、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供することができる。
【0113】
請求項17記載の発明の画像形成装置によれば、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供することができる。
【0114】
請求項18記載の発明によれば、請求項16又は17記載の画像形成装置において、請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置の作用・効果が得られる画像形成装置を提供することができ、特に、第2の像担持体上へのトナーやキャリアの飛散・付着を防止でき、画像汚れのない画像形成が可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の現像装置の基本的な設計配置のレイアウトを示す概略正面図である。
【図2】磁気ブラシ現像方式の現像装置の現像部分を拡大して示す概念図である。
【図3】ケーシングの開口部付近に生ずる吹き出し気流を測定機器を用いて測定した出力結果を示す説明図である。
【図4】分かりやすくするために図3を書き直して示す説明図である。
【図5】凹部の深さについて拡大・誇張して示す模式図である。
【図6】変形例の補助極付近を拡大・誇張して示す概略正面図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態の補助極付近を拡大・誇張して示す概略正面図である。
【図8】本発明の第三の実施の形態を示す概略正面図である。
【図9】その側面図である。
【図10】本発明の第四の実施の形態を示す側面図である。
【図11】本発明の第五の実施の形態を示す側面図である。
【図12】本発明の第六の実施の形態を示す概略正面図である。
【図13】本発明の第七の実施の形態のフルカラー複写機を示す概略正面図である。
【図14】その作像ユニットを抽出・拡大して示す概略正面図である。
【図15】従来の現像装置の基本的な設計配置のレイアウトを示す概略正面図である。
【図16】その補助極部分を拡大して示す概念図である。
【図17】その下流側領域を拡大して示す概念図である
【符号の説明】
1   現像装置
2   潜像担持体
3   現像剤担持体
4a  永久磁石、主極
4b  永久磁石、補助極
5   現像剤
6   開口部
7   現像器ケーシング
11   磁気ブラシ
12   凹部
13   圧力抜き空間
15   凹構造
21   連通路
22   多孔質通気性シート
31   飛散トナー吸入カバー
32   飛散トナー吸入ダクト
32a,32b,32c   狭窄箇所
32d   拡大箇所
33   圧力導入管
34   断続スイッチ
35   第2の圧力導入管
36   第2の断続スイッチ
40   第2の像担持体
41   作像ニット
42   光書込み手段

Claims (18)

  1. 潜像担持体に対する対向位置に主極となる永久磁石が固定状態で内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成して前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、
    前記潜像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されてこの現像剤担持体を覆う現像器ケーシングと、
    前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置かつ前記現像器ケーシングの開口部近傍位置に前記現像剤担持体内に固定状態で内蔵されて補助極となる永久磁石と、
    を備え、
    前記現像器ケーシングの前記補助極となる永久磁石に対向する部分は、前記潜像担持体に接近して前記開口部を形成する先端部よりも前記潜像担持体から離れるよう前記補助極の磁界により形成される磁気ブラシの突出方向に凹んで圧力抜き空間を形成する凹構造を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記凹構造は、前記現像器ケーシングの前記補助極となる永久磁石に対向する対向面に形成した凹部よりなることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記凹構造は、前記現像器ケーシング自身の湾曲形状よりなることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記補助極となる永久磁石に対向する部分の前記現像剤担持体表面から前記凹構造の底部までの距離が、前記補助極により形成される前記現像剤担持体上の磁気ブラシの高さ以上であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一記載の現像装置。
  5. 前記現像器ケーシングは、前記圧力抜き空間に対して多孔質通気性シートを介してケーシング外空間に連通する連通路を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置。
  6. 前記多孔質通気性シートは、高密度ポリエチレン不織布繊維シートであることを特徴とする請求項5記載の現像装置。
  7. 前記多孔質通気性シートは、そのシート面が重力方向に直交しない方向に設置されていることを特徴とする請求項5又は6記載の現像装置。
  8. 潜像担持体に対する対向位置に主極となる永久磁石が固定状態で内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成して前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、
    前記潜像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されてこの現像剤担持体を覆う現像器ケーシングと、
    前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置に前記現像剤担持体内に固定状態で内蔵されて補助極となる永久磁石と、
    前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、
    流路の直径が狭くなる狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、
    前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、
    を備えることを特徴とする現像装置。
  9. 前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、
    流路の直径が狭くなる狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、
    前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の現像装置。
  10. 前記主極となる永久磁石よりも前記現像剤担持体の回転方向下流側位置で前記現像器ケーシングの開口部を介して前記現像剤担持体に接近配置させた飛散トナー吸入カバーと、
    流路の直径が狭くなる狭窄箇所を有し、前記飛散トナー吸入カバーよりも下方位置で前記現像剤担持体の軸方向に沿わせて配設されて一定方向に気流が流れるよう通風源に接続された飛散トナー吸入ダクトと、
    前記狭窄箇所を含む複数箇所で前記飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間を連通接続する複数本の圧力導入管と、
    を備えることを特徴とする請求項5ないし7の何れか一記載の現像装置。
  11. 複数本の前記圧力導入管として、少なくとも、前記現像剤担持体上の飛散トナーが発生しやすい箇所に対応する前記飛散トナー吸入カバーの箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの前記狭窄箇所との間を連通接続する圧力導入管を含むことを特徴とする請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置。
  12. 複数本の前記圧力導入管として、少なくとも、前記飛散トナー吸入カバーの前記現像剤担持体における軸方向中心箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの直径が狭くなった狭窄箇所との間を連通接続する圧力導入管と、前記飛散トナー吸入カバーの前記現像剤担持体における軸方向端部箇所と前記飛散トナー吸入ダクトの直径が拡大された拡大箇所との間を連通接続する圧力導入管と、を含むことを特徴とする請求項8ないし10の何れか一記載の現像装置。
  13. 前記各圧力導入管は、飛散トナー吸入ダクトと前記飛散トナー吸入カバーとの間の連通を個別に断続させる断続手段を備えることを特徴とする請求項8ないし12の何れか一記載の現像装置。
  14. 前記飛散トナー吸入ダクトの前記狭窄箇所と前記圧力抜き空間に対応させて前記現像器ケーシングに形成された前記連通路との間を連通接続する第2の圧力導入管と、前記飛散トナー吸入ダクトと前記連通路との間の連通接続を断続させる第2の断続手段と、を備えることを特徴とする請求項10記載の現像装置。
  15. 潜像が形成される潜像担持体と、
    この潜像担持体に近接対向させた現像剤担持体を含み前記潜像を現像する請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置と、
    を少なくとも備えることを特徴とする作像ユニット。
  16. 回転駆動される潜像担持体と、
    この潜像担持体上に静電潜像を形成する光書込み手段と、
    前記潜像担持体に近接対向する現像剤担持体を含み前記潜像を現像する請求項1ないし14の何れか一記載の現像装置と、
    を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項15記載の作像ユニットと、
    前記潜像担持体上に静電潜像を形成する光書込み手段と、
    を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 潜像担持体及び現像装置を複数個備え、これらの潜像担持体上で現像された現像像が順次転写されるタンデム方式の第2の像担持体を備えることを特徴とする請求項16又は17記載の画像形成装置。
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